JP2006214337A - 排出ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 還元剤としての燃料を燃料タンクから還元剤導入手段に直接配送するための燃料ポンプが必要なくなり、コストダウンが実現可能になるなどの効果を奏する排出ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】 自動車用の内燃機関と、内燃機関の排気管と、前記排気管の途中に設けられ、前記排気管中を流れる排出ガス中の窒素酸化物成分を還元作用により浄化する窒素酸化物還元触媒担体と、前記窒素酸化物還元触媒担体の上流の前記排気管内に還元剤を導入する導入手段と、前記自動車用の内燃機関に供給される燃料を蓄える燃料タンクと、前記燃料タンクから燃料を汲み上げ、所定以上の圧力に加圧する高圧燃料ポンプと、前記高圧燃料ポンプにて加圧された高圧燃料を前記内燃機関の燃焼室に噴射供給する燃料供給装置と、前記燃料供給装置に設けられ、燃料の一部を前記導入手段に送るリーク燃料配送手段とを備えた排出ガス浄化装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車からの排出ガス、特にディーゼルエンジンの排出ガスの浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンや希薄混合気燃焼方式(リーンバーン)のガソリンエンジンは希薄空燃比で運転されるため、低燃費であり、地球温暖化物質である二酸化炭素(CO2)の排出量を抑制出来る利点がある。しかし、その排出ガスに窒素酸化物(NOx)が含まれるという問題点がある。そこで、排出ガスに含まれるNOxを浄化する方法として、排出ガスに微量の炭化水素(HC)を加えリッチガスとし、このリッチガスをNOx還元触媒担体へ供給する方法が知られている。
例えば、特許文献1では、NOxの還元に必要な中間体の生成を促す導入剤をNOx還元触媒担体の上流の排気管内に導入する排出ガス浄化装置が提案されている。また、図5は従来の構成を示す構成図である。図において、燃料ポンプ26は、燃料タンク25から還元剤導入インジェクタ37へ燃料を汲み上げ供給している。
特開2001−73744
しかし、図5に示す従来技術では、還元剤としての燃料を燃料タンクから還元剤導入手段に配送するための燃料ポンプが必要であるため、これが装置全体のコストダウンの障害となるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、還元剤としての燃料を燃料タンクから還元剤導入手段に直接配送するための燃料ポンプが必要なくなり、コストダウンが実現可能になるなどの効果を奏する排出ガス浄化装置を提供することである。
本発明においては、自動車用の内燃機関と、内燃機関の排気管と、前記排気管の途中に設けられ、前記排気管中を流れる排出ガス中の窒素酸化物成分を還元作用により浄化する窒素酸化物還元触媒担体と、前記窒素酸化物還元触媒担体の上流の前記排気管内に還元剤を導入する導入手段と、前記自動車用の内燃機関に供給される燃料を蓄える燃料タンクと、前記燃料タンクから燃料を汲み上げ、所定以上の圧力に加圧する高圧燃料ポンプと、前記高圧燃料ポンプにて加圧された高圧燃料を前記内燃機関の燃焼室に噴射供給する燃料供給装置と、前記燃料供給装置に設けられ、燃料の一部を前記導入手段に送るリーク燃料配送手段とを備えた排出ガス浄化装置を提供する。
これによると、高圧燃料ポンプにより加圧された燃料がリーク燃料配送手段を通して導入手段に送られるため、還元剤としての燃料を燃料タンクから還元剤導入手段に直接配送するための燃料ポンプが不要な構成に出来、コストダウンが実現可能となる。
また、高圧燃料ポンプにて加圧された燃料を利用することにより、燃料タンク内の燃料を使用する従来の構成に比べ、高温状態の燃料を排気管へ導入することが出来るため、減圧沸騰現象により早期に気化し、NOx還元作用が促進され、NOx浄化性能を向上することが出来る。
また、請求項2に記載の発明のように、前記リーク燃料配送手段が、前記高圧燃料ポンプにて加圧された高圧燃料を前記内燃機関の燃焼室に噴射供給する燃料噴射弁に設けられていると、燃料噴射弁におけるリーク燃料を有効活用することが出来る。
また、請求項3に記載の発明のように、前記リーク燃料配送手段が、前記高圧燃料ポンプにて加圧された高圧燃料を蓄積するコモンレールに設けられていると、コモンレールにおけるリーク燃料を有効活用することが出来る。
また、請求項4に記載の発明のように、前記リーク燃料配送手段が、前記コモンレール及び前記燃料噴射弁に設けられていると、コモンレール及び燃料噴射弁におけるリーク燃料を有効活用することが出来る。
また、請求項5に記載の発明のように、前記リーク燃料配管の途中には、燃料を一時的に貯える燃料調圧室が設けられ、前期燃料調圧室には、所定以上の圧力の燃料を前記燃料タンクに送る調圧手段が設けられていると良い。これによると、還元剤導入手段へ供給される燃料量のばらつきを低減出来る。
また、請求項6に記載の発明のように、前記リーク燃料配送手段としての配管の外周には、配管の放熱を防ぐ断熱手段が設けられていると良い。これによると、リーク燃料配管内を通る燃料の温度が低下し難くなることにより、高温状態の燃料を排気管へ導入することが出来るため、減圧沸騰現象により早期に気化し、NOx還元作用が促進され、NOx浄化性能を向上することが出来る。
以下、本発明に係わる排出ガス浄化装置の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。ここでは、本発明に係わる排出ガス浄化装置を自動車用ディーゼルエンジンに適用した場合を例に挙げて説明する。
図1に示す実施形態は、ディーゼルエンジン1と、冷却装置Aと、燃料装置Bと、吸排気装置Cと、排出ガス浄化装置Dとから構成される。
ディーゼルエンジン1は、シリンダー4と、このシリンダー4内をクランク機構(図示せず)によって上下運動するピストン13と、ディーゼルエンジン1の振動を検出するためのノックセンサ16とから構成されている。
このような構成のディーゼルエンジン1では、ピストン13の上下運動がクランク機構にて回転運動に変換されることで動力が得られる。前記ノックセンサ16によりシリンダー4の振動を検出し、検出された値に応じてECU(図示せず)により燃料噴射時期を調整しノッキングを防止するよう制御する。
冷却装置Aは、ウォータージャケット14と、ラジエーター(図示せず)と、サーモスタットバルブ(図示せず)とから構成される。
ウォータージャケット14は、シリンダー4の周りに設けられている。このウォータージャケット14には、エンジンを冷却するための冷却液が貯えられている。また、ウォータージャケット14には冷却液の温度を検出するための水温センサ15が設けられている。
このように構成された冷却装置Aでは、水温センサ15は冷却液の温度を検出し、冷却液の温度が高い場合はサーモスタットバルブを開き、冷却液をラジエーターへ導き、ラジエーターにより冷却液の温度を冷やし、ウォータージャケット14へ戻す。
燃料装置Bは、インジェクタ17と、コモンレール19と、高圧燃料配管21と、高圧ポンプ22と、低圧燃料配管23と、燃料タンク25とから構成される。
インジェクタ17は、シリンダー4のシリンダヘッドに設けられている。このインジェクタ17は、リーク燃料配送手段としてのリーク燃料配管101を備えている。このリーク燃料配管101は、後述する燃料調圧室28に繋がっている。
前記インジェクタ17と後述する高圧ポンプ22との間にはインジェクタ17へ高圧燃料20を供給するためのコモンレール19が設けられている。このコモンレール19は高圧燃料20を蓄積するため高圧、例えば100MPa以上に耐えられるような設計とすることが好ましい。前記コモンレール19には、高圧燃料配管21が設けられている。前記高圧燃料配管21には、コモンレール19へ高圧燃料20を配送するための高圧ポンプ22が設けられている。この高圧ポンプ22は、低圧燃料配管23を介して燃料タンク25と連通している。またコモンレール19には燃料圧力センサ18が設けられている。
このように構成された燃料装置Bでは、燃料圧力センサ18は、インジェクタ17の噴射圧力を計測し、ECU(図示せず)により噴射中の平均噴射圧力が一定になるよう制御する。
また、高圧ポンプ22は、低圧燃料配管23を介して燃料タンク25から低圧燃料23を汲み上げると共に、低圧燃料24を加圧し高圧燃料20へ変えて、高圧燃料配管21および圧力制御回路(図示せず)を介してコモンレール19へ高圧燃料20を吐出し、コモンレール19に高圧燃料20を蓄積する。
そして、コモンレール19に蓄積された高圧燃料20をECU(図示せず)によって定められたタイミングでシリンダ4の燃焼室へインジェクタ17により噴射する。
このとき、インジェクタ17の噴射中においてリークする燃料および摺動部からのリーク燃料が燃料配管101に流出する。
吸排気装置Cは、吸気管2及び排気管9と、吸気バルブ5及び排気バルブ10とから構成される。
ディーゼルエンジン1には、空気を供給するための吸気管2及びエアフィルタ3が備えられており、吸気管2からシリンダー4の燃焼室に空気を吸入可能となっている。空気の中にはゴミが含まれており、そのまま吸入するとシリンダー4の燃焼室や通路を詰まらせエンジン不調の原因となるため、予めエアフィルタ3によりゴミが取り除かれている。前記燃焼室と吸気管2との境界部分には、吸入空気を導通または遮断するための吸気バルブ5が設けられている。この吸気バルブ5の上部には、吸気バルブ5を上下運動させることで吸入空気を導通および遮断するための吸気カム(図示せず)を備えた吸気カムシャフト8が設けられている。この吸気カムシャフト8の近傍には、吸気カムセンサ7が設けられている。
また、ディーゼルエンジン1には、燃焼ガスを排出するための排気管9が備えられており、シリンダー4の燃焼室から排気管9へ燃焼ガスを排出可能となっている。前記燃焼室と排気管9の境界部分には、燃焼ガスを導通または遮断するための排気バルブ10が設けられている。この排気バルブ10の上部には、排気バルブ10を上下運動させることで燃焼ガスを導通および遮断するための排気カム(図示せず)を備えた排気カムシャフト12が設けられている。
このように構成された吸排気装置Cでは、吸気カムにより吸気バルブ5が開き、又、ピストン13が下がるとシリンダー4の燃焼室内の圧力が下がるため、吸気管2からシリンダー4の燃焼室へ空気が吸入される。(吸入工程)
次に、吸気カムシャフト8により吸気バルブ5が閉じてピストン13が上がると、密閉されたシリンダー4の燃焼室の空気が圧縮される。この圧縮により空気は高温かつ高圧の状態となる。(圧縮工程)
次に、ピストン13が上がり、インジェクタ17は、シリンダー4の燃焼室の圧縮された空気へ所定のタイミングにて高圧燃料20を噴射する。高温になった空気と混じった高圧燃料20は自己着火を起こして燃焼する。この燃焼圧力によりピストン13は押し下げられる。(燃焼行程)
次に、ピストン13が下がり、排気カムにより排気バルブ10を開き、ピストン13を上げることでシリンダー4の燃焼室から燃焼したガスを排気管9へ押し出す。(排気工程)
排出ガス浄化装置Dは、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)32と、酸化触媒34と、NOx還元触媒担体36と、燃料調圧室28と、還元剤導入インジェクタ37とから構成されている。
排気管9の途中には、DPF32が設けられている。このDPF32の上流近傍には、排気管9の内部を通る燃焼ガスの温度を検出するための温度センサ33が設けられている。
このように構成されたDPF32では、排気管9内の燃焼ガスに含まれるPMを捕集し且つ燃焼ガスに含まれる酸素と反応させ燃焼させることで酸化・浄化する。
なお、DPF32は高温になると損傷するため、温度センサ33によりDPF32の近傍の温度を検出し、DPF32の近傍の温度が高くなった場合、例えば650℃以上となった場合は燃焼ガスの温度を下げるように制御する。一般には、インジェクタ17の燃料噴射量を少なくする方法、排出ガスの一部を吸気へ還流させる方法(EGR)があり、これにより燃焼温度および燃焼ガスの温度を下げる。
前記排気管9のDPF32の下流には、酸化触媒34が設けられている。また、酸化触媒34の上流近傍には、排気管9の内部を通るガスの温度を検出するための温度センサ35が設けられている。
このように構成された酸化触媒34では、排気管9内の燃焼ガスに含まれるHCやCOを捕集し且つ燃焼ガスに含まれる酸素と反応させ燃焼させることで酸化・浄化する。また、燃焼ガスに含まれる一酸化窒素(NO)を二酸化窒素(NO2)に酸化させることにより、酸化触媒34の下流に設けられたNOx還元触媒担体36にて還元し易い成分に変える。
なお、酸化触媒34は高温になると損傷するため、温度センサ35により酸化触媒34の近傍の温度を検出し、酸化触媒34の近傍の温度が高くなった場合、例えば650℃以上となった場合は燃焼ガスの温度を下げるように制御する。一般には、インジェクタ17の燃料噴射量を少なくする方法、排出ガスの一部を吸気へ還流させる方法(EGR)があり、これにより燃焼温度および燃焼ガスの温度を下げる。
なお、DPF32および酸化触媒34によって、燃焼ガスに含まれるPM、HC、COを低減しているため、DPF32および酸化触媒34の下流に設けられたNOx還元触媒担体36はNOxの低減を主目的として機能することが出来る。
NOx還元触媒担体36は、前記排気管9の酸化触媒34の下流かつ後述する還元剤導入インジェクタ37の下流に設けられている。
燃料調圧室28については後述する。
還元剤導入インジェクタ37は、燃料調圧室28の下流かつNOx還元触媒担体36の上流に設けられている。この還元剤導入インジェクタ37は、ECU39からの信号により導入剤の噴射量が制御される。このECU39には、DPF32の上流近傍に設けられた温度センサ33および酸化触媒34の上流近傍に設けられた温度センサ35にて検出された信号が取り込まれている。また、ECU39は、還元剤導入インジェクタ37における導入剤の噴射量をエンジンの運転状況によって制御する。なお、導入剤噴射インジェクタ37は、内燃機関用に一般的に用いられる燃料噴射弁で良く、排気管近傍に設けられるため、600℃程度の耐熱性を持つものが好ましい。
このように構成されたNOx還元触媒担体36と、還元剤導入インジェクタ37と、燃料調圧室28では、ディーゼルエンジン1の運転中、燃料調圧室28に蓄積された燃料は、燃料配管38を介して還元剤導入インジェクタ37に供給され、導入剤としてNOx還元触媒担体36の上流近傍へ噴射される。
NOx還元触媒担体36は、エンジンが希薄燃料運転下で燃焼ガスの酸素濃度が高いとき、燃焼ガス中のNOxを吸蔵する。ここで、還元剤導入インジェクタ37から燃料が噴射され、酸素濃度の低い燃焼ガスを形成する。このように生成した酸素濃度の低い燃焼ガスをNOx還元触媒担体36に流入すると、NOx還元触媒担体36は吸蔵していたNOxを放出させつつ、燃焼ガス中のHCやCO等の還元成分を使用してNOxを還元し窒素(N2)と酸素(O2)に分解することでNOxを浄化する。
以下、本発明に係わる排出ガス浄化装置の発明の特徴部分について図1を用いて説明する。
本発明に係わる排出ガス浄化装置では、燃料の一部がインジェクタ17からリーク燃料配管101を介して燃料調圧室28へ供給される。
リーク燃料としては色々な種類があるが本実施例では、インジェクタ17にて発生するリーク燃料を利用している。インジェクタ17では、コモンレール19から供給された燃料を燃焼室への噴射用の他、インジェクタ17の制御油圧等に用いており、この制御油等はインジェクタ17からリーク燃料配管101を介して、燃料調圧室28へ還流される。また、内燃機関のクランキング開始直後などにおいて、コモンレール19からインジェクタ17へ過剰な燃料が供給された場合や、コモンレール19からインジェクタ17へ急激に燃料圧力がかかり圧力過昇となった場合には、一部の燃料がインジェクタ17からリーク燃料配管101を介して燃料調圧室28へ還流される。
燃料調圧室28は、リーク燃料配管101の下流に設けられており、燃料配管38を介して、還元剤導入インジェクタ37に接続している。この燃料調圧室28には、逆止弁31が設けられている。
逆止弁31は、所定の圧力、例えば400kPa以上の圧力がかかった状態で開弁することにより、燃料配管311を介して燃料を燃料タンク25へ戻す。これにより、燃料調圧室28に燃料が滞留するのを防ぐとともに、リーク燃料配管101を介してインジェクタ17へ燃料が逆流するのを防いでいる。これによると、還元剤導入インジェクタ37へ供給される燃料量のばらつきを低減出来る。
本実施例の排出ガス浄化装置によると、高圧ポンプ22により加圧された燃料がリーク燃料配管101を通して還元剤導入インジェクタ37に送られるため、還元剤としての燃料を燃料タンク25から還元剤添加インジェクタ37に直接配送するための燃料ポンプが不要な構成に出来、コストダウンが実現可能となる。
また、高圧燃料ポンプにて加圧された燃料を利用することにより、燃料タンク25内の燃料を使用する従来の構成に比べ、高温状態の燃料を排気管へ導入することが出来るため、減圧沸騰現象により早期に気化し、NOx還元作用が促進され、NOx浄化性能を向上することが出来る。
図2は、本発明の別の実施形態の排出ガス浄化装置の構成を示す構成図である。図2に示されるように、コモンレール19は、リーク燃料配送手段としてのリーク燃料配管201を備えている。このリーク燃料配管201は、燃料調圧室28に繋がっている。このように構成された排出ガス浄化装置では、コモンレール19内に設けられた圧力制御弁(図示せず)を介して規定圧以上の燃料がリーク燃料配管201に流出する。このコモンレール19から流出されたリーク燃料をNOx導入剤として有効活用することで、還元剤としての燃料を燃料タンク25から還元剤添加インジェクタ37に直接配送するための燃料ポンプを必要としない構成となっている。
図3は、本発明の別の実施形態の排出ガス浄化装置の構成を示す構成図である。図3に示されるように、インジェクタ17は、リーク燃料配送手段としてのリーク燃料配管301を備えている。またコモンレール19は、リーク燃料配送手段としてのリーク燃料配管302を備えている。このリーク燃料配管301及び302は途中で合流すると共に、燃料調圧室28に繋がっている。このように構成された排出ガス浄化装置では、インジェクタ17の噴射中においてリークする燃料が燃料配管301に流出する。また、コモンレール19内に設けられた圧力制御弁(図示せず)を介して規定圧以上の燃料がリーク燃料配管302に流出する。このインジェクタ17及びコモンレール19から流出されたリーク燃料をNOx導入剤として有効活用することで、還元剤としての燃料を燃料タンク25から還元剤添加インジェクタ37に直接配送するための燃料ポンプを必要としない構成となっている。
図4は、本発明の別の実施形態の排出ガス浄化装置の構成を示す構成図である。図4に示されるように、リーク燃料配送手段としてのリーク燃料配管401は、外周にアスベスト等の熱伝導性の低い材料からなる断熱材402を備えている。このように構成された排出ガス浄化装置では、断熱材402によりリーク燃料配管401内を通る燃料の温度が低下し難く、高温状態の燃料を排気管へ導入することが出来るため、減圧沸騰現象により早期に気化し、NOx還元作用が促進され、NOx浄化性能を向上することが出来る。
以上述べたように本実施の形態に係わる排出ガス浄化装置では、還元剤としての燃料を燃料タンクから還元剤導入手段に直接配送するための燃料ポンプが不要な構成に出来るためコストダウンが出来る。
また、燃料タンク25内の燃料を使用する従来の構成に比べ、高温状態の燃料を排気管へ導入することが出来るため、減圧沸騰現象により早期に気化し、NOx還元作用が促進され、NOx浄化性能を向上することが出来る。
なお、本発明に用いられる構成は本発明の課題を達成出来るものであれば、本実施例の構成に限定されない。例えば内燃機関は希薄混合気燃焼方式(リーンバーン)のガソリンエンジンであっても良く、コモンレールを備えていないエンジンであっても良い。
本発明の実施形態の排出ガス浄化装置の構成を示す構成図(1)である。 本発明の実施形態の排出ガス浄化装置の構成を示す構成図(2)である。 本発明の実施形態の排出ガス浄化装置の構成を示す構成図(3)である。 本発明の実施形態の排出ガス浄化装置の構成を示す構成図(4)である。 本発明の実施形態の排出ガス浄化装置の構成を示す構成図(5)である。
符号の説明
25 燃料タンク
28 燃料調圧室
31 逆止弁
36 NOx還元触媒担体
37 還元剤導入インジェクタ
39 ECU
40 選択透過膜

Claims (6)

  1. 自動車用の内燃機関と、
    内燃機関の排気管と、
    前記排気管の途中に設けられ、前記排気管内を流れる排出ガス中の窒素酸化物成分を還元作用により浄化する窒素酸化物還元触媒担体と、
    前記窒素酸化物還元触媒担体の上流の前記排気管内に還元剤を導入する導入手段と、
    前記自動車用の内燃機関に供給される燃料を蓄える燃料タンクと、
    前記燃料タンクから前記燃料を汲み上げ、所定以上の圧力に加圧する高圧燃料ポンプと、
    前記高圧燃料ポンプにて加圧された高圧燃料を前記内燃機関の燃焼室に噴射供給する燃料供給装置と、
    前記燃料供給装置に設けられ、前記高圧燃料の一部を前記導入手段に送るリーク燃料配送手段とを備えた排出ガス浄化装置
  2. 前記リーク燃料配送手段が、前記高圧燃料ポンプにて加圧された高圧燃料を前記内燃機関の燃焼室に噴射供給する燃料噴射弁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排出ガス浄化装置。
  3. 前記リーク燃料配送手段が、前記高圧燃料ポンプにて加圧された高圧燃料を蓄積するコモンレールに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排出ガス浄化装置。
  4. 前記リーク燃料配送手段が、前記コモンレール及び前記燃料噴射弁に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3に記載の排出ガス浄化装置。
  5. 前記リーク燃料配管の途中には、燃料を一時的に貯える燃料調圧室が設けられ、
    前期燃料調圧室には、所定以上の圧力の燃料を前記燃料タンクに送る調圧手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の排出ガス浄化装置。
  6. 前記リーク燃料配送手段としての配管の外周には、配管の放熱を防ぐ断熱手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5に記載の排出ガス浄化装置。
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