JP2006213561A - Iii族窒化物結晶、及び、その結晶成長方法、結晶成長装置 - Google Patents

Iii族窒化物結晶、及び、その結晶成長方法、結晶成長装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 低コストで、高品質で、大型のIII族窒化物結晶、及び、その結晶成長方法、結晶成長装置を提供する。
【解決手段】 フラックスとIII族金属又はIII族金属化合物とからなる混合融液21と、窒素又は窒素化合物と、からIII族窒化物23を結晶成長させるIII族窒化物の結晶成長方法であって、混合融液21中のフラックスの量を可変して、混合融液21中における窒素の溶解度を制御する制御工程を備える。
【選択図】 図2

Description

この発明は、フラックスとIII族金属又はIII族金属化合物とからなる混合融液と、窒素又は窒素化合物と、から生成されるIII族窒化物結晶、及び、その結晶成長方法、結晶成長装置に関するものである。
従来から、紫〜青〜緑色光源として用いられているInGaAlN系(III族窒化物)デバイスは、主にサファイア又はSiC基板上に、MO−CVD法(有機金属化学気相成長法)やMBE法(分子線結晶成長法)等を用いた結晶成長により製作されている。このように、サファイアやSiCを基板として用いた場合、III族窒化物に対する熱膨張係数差や格子定数差が大きいために、結晶欠陥が多くなって良好なデバイス特性が得られないことが知られている。具体的には、発光デバイスの寿命を長くすることができなかったり、動作電力が大きくなったりするという不具合がある。
さらに、サファイア基板の場合には、絶縁性であるために、基板側から電極を取り出すことができなくて、結晶成長した窒化物半導体表面側から電極を取り出す必要がある。その結果、デバイス面積が大きくなって、高コスト化している。また、サファイア基板上に作製したIII族窒化物半導体デバイスは劈開によるチップ分離が困難である。そのため、レーザダイオード(LD)で必要とされる共振器端面を形成する際に、ドライエッチングや、サファイア基板を100μm以下の厚さまで研磨した後に劈開に類似した加工を施す方策がとられている。このような場合にも、共振器端面とチップ分離とを単一工程でおこなうことが難しく、工程が複雑化したり製品が高コスト化している。
このような問題を解決するために、特許文献1、特許文献2等では、GaN基板を形成するために、HVPE法(ハイドライド気相エピタキシャル成長法)を用いてGaAs基板やサファイア基板の表面に厚膜を形成した後に基板を除去する方法が開示されている。
一方、特許文献3等には、アジ化ナトリウム(NaN3)と金属(Ga)とを原料として、それをステンレス製の反応容器内に窒素雰囲気で封入して、その反応容器を600〜800℃の温度で24〜100時間保持することによって、GaN結晶を成長させる技術が開示されている。
さらに、特許文献4、特許文献5等には、高品質のIII族窒化物結晶を形成することを目的として、アルカリ金属とIII族金属とからなる混合融液に窒素を反応させる技術が開示されている。なお、これらのIII族窒化物の結晶成長方法は、フラックス法と呼ばれている。
特開2000−12900号公報 特開2003−178984号公報 米国特許第5868837号明細書 特開2001−58900号公報 特開2002−201100号公報
上述した技術は、低コストで、高品質で、大型のIII族窒化物結晶を形成することができなかった。
具体的に、上述の特許文献1、特許文献2等の技術は、GaN自立基板を形成することができるものの、GaAsやサファイア等の異種の材料を基板として用いているために、III族窒化物と基板材料との熱膨張係数差や格子定数差によって高密度の結晶欠陥が残ってしまう。この欠陥密度は最小でも、105〜106cm-2となる。高性能(高出力、長寿命)の半導体デバイスを実現するためには、上述の欠陥密度では不充分である。また、上述の技術は、一枚のIII族窒化物結晶の基板を製造するために、その下地基板となるGaAs基板やサファイア基板が一枚必ず必要となって、それを除去する必要がある。したがって、気相成長によって数100μmの厚膜を成長させなければならない上に、工程が複雑化して、下地基板が余分に必要になることから、製造コストが高くなるという問題があった。
また、上述の特許文献3等の技術は、比較的低温での結晶成長が可能であって、反応容器内の圧力も100kg/cm2程度と比較的低いために、実用的な成長条件になっている。しかし、この技術は、得られる結晶の大きさが1mmに満たない程度の小さなものであるという問題があった。
これに対して、上述の特許文献4、特許文献5等のフラックス法は、特許文献1、特許文献2等における高コスト化や結晶欠陥の問題や、特許文献3等における結晶サイズが小さいという問題を、解消することが可能になる。特に、フラックス法では、極めて高品質のIII族窒化物結晶を成長させることができる。
しかし、特許文献4等の技術では、結晶成長条件によって多数のIII族窒化物の結晶核が発生してそれぞれの結晶核が成長してしまうために、原料効率が悪くて、結晶サイズをさらに大型化するのが難しいという問題があった。
これに対して、特許文献5等の技術では、窒素圧力と成長温度とを制御してIII族窒化物結晶の成長と分解とを繰り返して優先核を成長させて、原料効率の向上と結晶サイズの大型化とを図っている。しかし、窒素圧力や成長温度を変化させると結晶品質にバラツキが生じる可能性があった。また、III族窒化物結晶の成長の進展とともにIII族金属が消費されて、フラックスとIII族金属との量比が変化してしまうことによっても、結晶品質にバラツキが生じる可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、低コストで、高品質で、大型のIII族窒化物結晶、及び、その結晶成長方法、結晶成長装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、フラックスとIII族金属又はIII族金属化合物とからなる混合融液と、窒素又は窒素化合物と、からIII族窒化物を結晶成長させるIII族窒化物の結晶成長方法であって、前記混合融液中の前記フラックスの量を可変して当該混合融液中における窒素の溶解度を制御する制御工程を備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項1に記載の発明において、前記制御工程を、前記混合融液中の前記III族金属の量が可変しても前記フラックスの比率が所定範囲内になるように前記フラックスの量を可変して当該混合融液中における窒素の溶解度を制御する工程としたものである。
また、請求項3記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記III族窒化物の結晶核を基体に生じさせる発生工程を備え、前記制御工程を、前記発生工程後に前記混合融液中の前記フラックスの量を可変して当該混合融液中における窒素の溶解度を低減して増加する工程としたものである。
また、請求項4記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項3に記載の発明において、前記窒素の溶解度の低減と増加とをおこなう前記制御工程を複数回繰り返すものである。
また、請求項5記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記制御工程は、前記混合融液が収容された反応容器内に形成した温度差によって前記フラックスを気相輸送する工程を備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項5に記載の発明において、前記反応容器内に、前記混合融液が保持される第1領域と、前記フラックスが気相輸送される第2領域と、が形成され、前記制御工程は、前記第1領域の温度をT1として前記第2領域の温度をT2としたときに、T1≦T2なる温度差を形成した後にT1>T2なる温度差に可変する工程を備えたものである。
また、請求項7記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項6に記載の発明において、前記制御工程は、T1≦T2なる温度差を形成した後にT1>T2なる温度差に可変する前記工程を複数回繰り返すものである。
また、請求項8記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項6又は請求項7に記載の発明において、前記反応容器内に、気相輸送された前記フラックスが融液状態で保持される第3領域がさらに形成され、前記制御工程は、前記第3領域に保持された前記フラックス中に貫通路を形成して前記混合融液中に窒素又は窒素化合物を供給する工程を備えたものである。
また、請求項9記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項8に記載の発明において、前記フラックスに対して濡れ性が低い低濡れ性物質を前記反応容器内に設置して、前記貫通路は、前記低濡れ性物質の近傍に形成されるものである。
また、請求項10記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長方法は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記制御工程前に、前記混合融液に接する位置に前記III族窒化物を予め設置する工程を備えたものである。
また、この発明の請求項11記載の発明にかかるIII族窒化物結晶は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載のIII族窒化物の結晶成長方法によって形成されたものである。
また、この発明の請求項12記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長装置は、フラックスとIII族金属又はIII族金属化合物とからなる混合融液と、窒素又は窒素化合物と、から反応容器内でIII族窒化物を結晶成長させるIII族窒化物の結晶成長装置であって、前記反応容器内に、前記混合融液が保持される第1領域と、前記フラックスが気相輸送される第2領域と、を形成して、前記第1領域の温度と前記第2領域の温度とをそれぞれ別々に可変する温度可変手段を備えたものである。
また、請求項13記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長装置は、前記請求項12に記載の発明において、前記温度可変手段を、前記第1領域の温度をT1として前記第2領域の温度をT2としたときに、T1≦T2なる温度差を形成してT1>T2なる温度差に可変する手段としたものである。
また、請求項14記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長装置は、前記請求項13に記載の発明において、前記温度可変手段は、前記温度差の可変を複数回繰り返すものである。
また、請求項15記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長装置は、前記請求項12〜請求項14のいずれかに記載の発明において、前記反応容器内に、気相輸送された前記フラックスが融液状態で保持される第3領域をさらに形成するものである。
また、請求項16記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長装置は、前記請求項15に記載の発明において、前記第3領域に保持された前記フラックス中に貫通路を形成して前記混合融液中に窒素又は窒素化合物を供給するものである。
また、請求項17記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長装置は、前記フラックスに対して濡れ性が低い低濡れ性物質を前記反応容器内に設置して、前記貫通路は、前記低濡れ性物質の近傍に形成されるものである。
また、請求項18記載の発明にかかるIII族窒化物の結晶成長装置は、前記請求項12〜請求項17のいずれかに記載の発明において、前記反応容器内であって前記混合融液に接する位置に前記III族窒化物を予め設置したものである。
本発明は、フラックスとIII族金属又はIII族金属化合物とからなる混合融液中のフラックス量を可変して混合融液中における窒素の溶解度を制御しているために、低コストで、高品質で、大型のIII族窒化物結晶、及び、その結晶成長方法、結晶成長装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1及び図2にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1は、フラックス法を用いたIII族窒化物結晶の成長装置(III族窒化物結晶成長装置)1を示す構成図である。図2は、図1のIII族窒化物結晶成長装置1内に設置される反応容器5(混合融液保持容器)を示す図である。
図1に示すように、III族窒化物結晶成長装置1は、第1容器2、第2容器3、反応容器5、温度可変手段としての第1加熱装置7及び第2加熱装置8、熱電対11、12、窒素ガス容器13、調整弁14、ガス供給管15、圧力センサ16、等で構成される。
第1容器2の内部には、第2容器3が設置されている。第1容器2の内部であって第2容器3の外部には、第2容器3に内設された反応容器5内に温度差を形成するための第1加熱装置7及び第2加熱装置8が設置されている。
第1加熱装置7は反応容器5に対して下側に設置され、第2加熱装置8は反応容器5に対して上側(蓋6側である。)に設置されている。第1加熱装置7及び第2加熱装置8は、それぞれ、独立して加熱制御される。これにより、反応容器5(又は第2容器3)の内部における、下部(第1領域)の温度と上部(第2領域)の温度とが、それぞれ別々に可変されることになる。
反応容器5内には、III族金属としてのガリウム(Ga)と、フラックス(融剤)としてのナトリウム(Na)と、からなる混合融液21が収容されている。なお、この混合融液21が収容された領域を第1領域とする。
また、反応容器5の上方には蓋6が設置されている。反応容器5と蓋6との間には、気体が流出入できる程度の僅かな隙間が設けられている。なお、反応容器5は、窒化ホウ素(BN)等で形成されている。
反応容器5の外壁の下部と上部とには、反応容器5における下部温度と上部温度とを検知する熱電対11、12がそれぞれ設置されている。下方の熱電対11は第1加熱装置7に対して温度のフィードバック制御をおこない、上方の熱電対12は第2加熱装置8に対して温度のフィードバック制御をおこなう。
第1容器2の外部に配設された窒素ガス容器13には、窒素ガス(窒素)が収容されている。窒素ガス容器13内の窒素ガスは、ガス供給管15を流通して、第1容器2内と第2容器3内(反応容器5外である。)とに供給される。第1容器2内及び第2容器3内の窒素ガスの圧力は、調整弁14によって調整される。第1容器2内及び第2容器3内には、容器内の窒素ガスの圧力を検知する圧力センサ16が設置されている。そして、圧力センサ16は、第1容器2内の圧力と第2容器3内の圧力とが所定圧力でほぼ同等になるように調整弁14をフィードバック制御する。
このように構成されたIII族窒化物結晶成長装置1において、第1容器2及び第2容器3の内部の窒素圧力を5MPaとして、反応容器5の温度を775℃に設定する。また、反応容器5内に収容された混合融液21におけるNaとGaとのモル比率を5:5とする。こうして、基体としての反応容器5内の混合融液21中にIII族窒化物結晶としての窒化ガリウム(GaN)結晶23が成長することになる。
図2(A)及び図2(B)は、反応容器5内でGaN結晶が成長する過程(状態変化)を示す図である。
図2(A)を参照して、上述の条件で装置1が稼動開始すると、反応容器5の内表面(混合融液21と接する面である。)に多数のGaN結晶が核発生する。その後、GaN結晶の結晶成長の進行とともに、混合融液21中のGa濃度が低下する。これは、混合融液21中のGaがGaNとして結晶化する一方、Na(フラックス)が混合融液21中にそのまま存在するためである。
本実施の形態1では、GaN結晶の結晶成長の進行とともに、反応容器5の上部(第2領域)の温度が下部(第1領域)の温度より低くなるように、第2加熱装置8及び第1加熱装置7を温度制御している。
ここで、混合融液21中のNaは蒸気圧を有していて、反応容器5内の第2領域22(空間)に蒸気として存在している。そのため、反応容器5の上部の温度が下部の温度よりも低く制御されると、Na蒸気が反応容器5の上部(蓋6の表面である。)の第3領域24に液体として付着することになる(図2(B)の状態である。)。このように、本実施の形態1では、GaN結晶の結晶成長の進行とともに、混合融液21中(第1領域)から第2領域22を経て第3領域24に向けてNaが気相輸送される。
図2(B)を参照して、反応容器5の蓋6の内側にはNa24が付着する。このように、GaN結晶成長の進行とともに混合融液21中のGa量が低減しても、Naが混合融液21中から第3領域24に移動するために、混合融液21中のGaとNaとのモル比率をほぼ一定に制御することができる。これにより、混合融液21中の窒素溶解度が一定に制御されて、GaN結晶を安定的に成長させることができる。その結果、高品質で、大型で、均一なGaN結晶が比較的低廉に成長される。
まとめると、GaN結晶の結晶成長の進展とともに、混合融液21中に含まれるIII族金属としてのGa量が変化(減少)する。成長するGaN結晶(III族窒化物結晶)の品質を均一にするためには、混合融液21中の窒素の溶解度を一定にする必要がある。そのため、Ga(III族金属)とNa(フラックス)との量比を制御する必要がある。Naを移動(気相輸送)させることによって、混合融液21中のGaとNaとの量比を制御することが可能となる。この結果、窒素の溶解度の制御が可能となって、高品質かつ大型のGaN結晶を安定的に成長させることができる。
また、本実施の形態1では、反応容器5内に温度差(温度分布)を形成してNa(フラックス)を気相輸送することで、混合融液21中の窒素の溶解度を高精度に制御することが可能となって、高品質で大型の結晶成長を実現することが可能となる。
本実施の形態1におけるIII族窒化物結晶成長装置1は、比較的低廉にGaN結晶を成長させることができる。GaN結晶の結晶サイズが大きくなればなるほど、III族窒化物半導体デバイスの製造効率が高くなって、半導体デバイスの低コスト化を達成することができる。III族窒化物半導体デバイスとしては、例えば、発光ダイオード、半導体レーザ、フォトダイオード等の光デバイスや、トランジスタ等の電子デバイスがある。
以上説明したように、本実施の形態1では、NaとGaとからなる混合融液21中のNa量を可変して混合融液21中における窒素の溶解度を制御しているために、低コストで、高品質で、大型のIII族窒化物結晶を結晶成長させることができる。
なお、本実施の形態1では、混合融液21に含有されるフラックスとしてNaを用いたが、フラックスとしてLi、K等のアルカリ金属やMg、Ca、Sr等のアルカリ土類金属を用いることもできる。
また、本実施の形態1では、混合融液21に含有されるIII族金属としてGaを用いたが、III族金属としてB、Al、In等を用いることもできるし、III族金属の代わりにIII族金属化合物を用いることもできる。なお、本願において、III族金属とはIII族窒化物を形成しうるIII族の物質と定義する。したがって、金属ではない上述のB(ホウ素)もIII族金属であるものと定義する。
また、本実施の形態1では、III族窒化物を結晶させるために混合融液21に対して窒素を反応させたが、混合融液21に対してアジ化ナトリウム、アンモニア等の窒素化合物を反応させることもできる。
これらの場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図3にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図3は、実施の形態2におけるIII族窒化物結晶成長装置内に設置される反応容器5を示す図であって、前記実施の形態1の図2に相当する図である。本実施の形態2は、反応容器5内における温度差の形成手順が前記実施の形態1のものと相違する。
本実施の形態2のIII族窒化物結晶成長装置も、前記実施の形態1のものと同等に構成されている。そして、第1容器2及び第2容器3の内部の窒素圧力を5MPaとして、反応容器5の下部の温度を775℃に設定する。また、反応容器5内に収容された混合融液21におけるNaとGaとのモル比率を5:5とする。
図3(A)を参照して、上述の条件で装置1が稼動開始すると、反応容器5の内表面(混合融液21と接する面である。)に多数のGaN結晶が核発生する。その後、反応容器5の下部(第1領域)の温度T1を上げて、上部の温度T2が下部の温度より低くなるように制御する。すなわち、T1=T2(又はT1<T2)なる温度差からT1>T2なる温度差に変動させる。
ここで、混合融液21中のNaは蒸気圧を有していて、反応容器5内の第2領域22に蒸気として存在している。そのため、反応容器5の上部の温度が下部の温度よりも低く制御されると、Na蒸気が反応容器5の上部の第3領域24に液体として付着することになる(図3(B)の状態である。)。このように、混合融液21中(第1領域)から第2領域22を経て第3領域24に向けてNaが気相輸送される。
図3(B)を参照して、反応容器5の蓋6の内側にはNa24が付着する。このように、Naが混合融液21中から第3領域24に移動するために、混合融液21中のNaのモル比率が低減して、第2領域22から混合融液21への窒素の溶解が少なくなる。
さらに、反応容器5の下部の温度が高くなることから、混合融液21中のGaNの飽和溶解量が増加する。その結果、図3(B)に示すように、図3(A)で発生したGaN結晶23が溶解して、一部の優先核結晶23のみが残存する。このとき、混合融液21の量も減少する。
次に、反応容器5の下部温度T1と上部温度T2との温度差を元の状態に戻す。すなわち、T1>T2なる温度差からT1=T2(又はT1<T2)なる温度差に変動させる。これにより、反応容器5の上部に付着したNaは蒸発して、混合融液21中に気相輸送されて、混合融液21中のNa量が増加する。その結果、混合融液21中の窒素溶解度は増加して、GaN23の結晶成長が進行する。
本実施の形態2では、このような温度差を変動するサイクルを複数回繰り返している。その結果、図3(C)に示すように、大型のGaN結晶23を成長させることができる。このとき、前記実施の形態1と同様に、混合融液21中のGaの減少とともに、Naを第3領域24に付着させるようにする。こうすることで、混合融液21中のGaとNaとのモル比率を所定範囲内に制限することができる。このことは、混合融液21中の窒素溶解度を一定に制御することとなって、GaN結晶を安定的に成長させることができる。その結果、高品質で、大型で、均一なGaN結晶が比較的低廉に成長される。
まとめると、本実施の形態2では、混合融液21中にGaNの結晶核が生じる基体(反応容器5)があって、基体に結晶核を複数発生させた後に、Na量を変化させて混合融液21中の窒素の溶解度を低減してさらに増加する工程を少なくとも1回以上おこなう。これにより、複数のGaN結晶核の内、分解し易いGaN結晶が分解して、GaNの優先核が結晶成長を促進させることになる。本実施の形態2では、前記実施の形態1よりもさらに大型のGaN結晶を形成することができる。
また、本実施の形態2のIII族窒化物結晶成長方法は、前記実施の形態1のものと同様に、GaN結晶の自発核発生による成長であることから、GaN結晶の結晶欠陥が少なくなる。また、犠牲基板の設置や基板剥離工程が不要であることから、比較的低コストのIII族窒化物結晶成長方法となる。さらに、GaN結晶の結晶成長が継続して、優先核の結晶成長が進行することから、大型のGaN結晶を形成することができる。
以上説明したように、本実施の形態2でも、前記実施の形態1と同様に、NaとGaとからなる混合融液21中のNa量を可変して混合融液21中における窒素の溶解度を制御しているために、低コストで、高品質で、大型のIII族窒化物結晶を結晶成長させることができる。
実施の形態3.
図4にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図4は、実施の形態3におけるIII族窒化物結晶成長装置内に設置される反応容器5を示す図であって、前記実施の形態2の図3に相当する図である。本実施の形態3は、反応容器5内に予めGaN結晶30が設置されている点が、前記実施の形態2のものと相違する。
図4に示すように、本実施の形態3の反応容器5(基体)には、混合融液21に接する位置に、予めGaN結晶30が埋め込まれている。
そして、前記実施の形態2と同様に、第1容器2及び第2容器3の内部の窒素圧力を5MPaとして、反応容器5の下部の温度を775℃に設定する。また、反応容器5内に収容された混合融液21におけるNaとGaとのモル比率を5:5とする。
図4(A)を参照して、上述の条件で装置1が稼動開始すると、反応容器5の内表面に多数のGaN結晶が核発生する。このとき、予め反応容器5に埋め込まれたGaN結晶30の表面には、結晶核23Aが発生し易く、他の結晶核23Bよりも大きく成長する。埋め込まれたGaN結晶30上では、GaN結晶核23Aがエピタキシャル成長する。
その後、反応容器5の下部(第1領域)の温度T1を上げて、上部の温度T2が下部の温度T1より低くなるように制御する。
ここで、混合融液21中のNaは蒸気圧を有していて、反応容器5内の第2領域22に蒸気として存在している。そのため、反応容器5の上部の温度が下部の温度よりも低く制御されると、Na蒸気が反応容器5の上部の第3領域24に液体として付着することになる(図4(B)の状態である。)。このように、混合融液21中(第1領域)から第2領域22を経て第3領域24に向けてNaが気相輸送される。
図4(B)を参照して、反応容器5の蓋6の内側にはNa24が付着する。このように、Naが混合融液21中から第3領域24に移動するために、混合融液21中のNaのモル比率が低減して、第2領域22から混合融液21への窒素の溶解が少なくなる。
さらに、反応容器5の下部の温度が高くなることから、混合融液21中のGaNの飽和溶解量が増加する。その結果、図4(B)に示すように、図4(A)で発生したGaN結晶23が溶解して、一部の優先核結晶23Aのみが残存する。この優先核結晶23Aは、予め埋め込まれたGaN結晶30表面に核発生した結晶である。
次に、前記実施の形態2と同様に、反応容器5の下部温度T1と上部温度T2との温度差を元の状態に戻す。これにより、反応容器5の上部に付着したNaは蒸発して、混合融液21中に気相輸送されて、混合融液21中のNa量が増加する。その結果、混合融液21中の窒素溶解度は増加して、GaN23Aの結晶成長が進行する。
このような温度差を変動するサイクルを複数回繰り返す。その結果、図4(C)に示すように、大型のGaN結晶23Aを成長させることができる。本実施の形態3でも、前記実施の形態2と同様に、混合融液21中の窒素溶解度を一定に制御することとなって、GaN結晶を安定的に成長させることができる。その結果、高品質で、大型で、均一なGaN結晶が比較的低廉に成長される。特に、本実施の形態3では、予めGaN結晶30を基体に設置しているために、効率的に非優先核23Bの結晶を溶解させることができて、GaN結晶を大型化が促進される。
以上説明したように、本実施の形態3でも、前記各実施の形態と同様に、NaとGaとからなる混合融液21中のNa量を可変して混合融液21中における窒素の溶解度を制御しているために、低コストで、高品質で、大型のIII族窒化物結晶を結晶成長させることができる。
実施の形態4.
図5にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図5は、実施の形態4におけるIII族窒化物結晶成長装置内に設置される反応容器5を示す図であって、前記実施の形態3の図4に相当する図である。本実施の形態4は、反応容器5内に低濡れ性物質としてのサファイア31が設置されている点が、前記実施の形態3のものと相違する。
本実施の形態4では、反応容器5内の上部であって、蓋6に接する領域(後に第3領域24となる領域である。)に、低濡れ性物質としてのサファイア31が下方に向けてコーティングされている。なお、低濡れ性物質とは、反応容器5の内壁に比べてフラックスに対して濡れ性が低い物質と定義する。
そして、図5(A)〜(C)に示すように、前記実施の形態3と同様の条件と手順とで、GaN結晶の結晶成長がおこなわれる。
ここで、本実施の形態4では、第3領域24に対応する位置にサファイア31が設置されているために、反応容器5の蓋6に付着したNa24(第3領域)に貫通路32が形成される。これは、反応容器5内部の空間22の窒素圧力が、GaN結晶23A、23Bの結晶成長の進行とともに低下して、反応容器5外部の圧力との差圧が生じるとともに、サファイア31がNaに対して濡れにくい物質であるためである。このときのNaは、融液状態である。
図5(C)に示すように、第3領域24に貫通路32が形成されることで、窒素圧力が反応容器5内に充分に供給されて、高品質なGaN結晶23Aを成長させることができる。その後、反応容器5内外の窒素圧力が等しくなると、再びNaが濡れて貫通路32が閉鎖されてしまう。
なお、本実施の形態4では、第3領域24に貫通路32を形成するためにサファイア31を用いたが、サファイア以外の材料であってもNa融液に対して濡れ性が悪い材料を用いることができる。その場合にも、本実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態4でも、前記各実施の形態と同様に、NaとGaとからなる混合融液21中のNa量を可変して混合融液21中における窒素の溶解度を制御しているために、低コストで、高品質で、大型のIII族窒化物結晶を結晶成長させることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1におけるIII族窒化物結晶成長装置を示す全体構成図である。 図1の結晶成長装置における反応容器内における状態変化を示す概略図である。 この発明の実施の形態2におけるIII族窒化物結晶成長装置の反応容器内における状態変化を示す概略図である。 この発明の実施の形態3におけるIII族窒化物結晶成長装置の反応容器内における状態変化を示す概略図である。 この発明の実施の形態4におけるIII族窒化物結晶成長装置の反応容器内における状態変化を示す概略図である。
符号の説明
1 III族窒化物結晶成長装置、
2 第1容器、 3 第2容器、
5 反応容器(基体)、 6 蓋、
7 第1加熱装置(温度可変手段)、
8 第2加熱装置(温度可変手段)、 11、12 熱電対、
13 窒素ガス容器、 14 調整弁、
15 ガス供給管、 16 圧力センサ、
21 混合融液(第1領域)、 22 第2領域(窒素)、
23、23A、23B、30 III族窒化物(GaN)、
24 第3領域(Na)、
31 サファイア(低濡れ性物質)、 32 貫通路。

Claims (18)

  1. フラックスとIII族金属又はIII族金属化合物とからなる混合融液と、窒素又は窒素化合物と、からIII族窒化物を結晶成長させるIII族窒化物の結晶成長方法であって、
    前記混合融液中の前記フラックスの量を可変して当該混合融液中における窒素の溶解度を制御する制御工程を備えたことを特徴とするIII族窒化物の結晶成長方法。
  2. 前記制御工程は、前記混合融液中の前記III族金属の量が可変しても前記フラックスの比率が所定範囲内になるように前記フラックスの量を可変して当該混合融液中における窒素の溶解度を制御する工程であることを特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  3. 前記III族窒化物の結晶核を基体に生じさせる発生工程を備え、
    前記制御工程は、前記発生工程後に前記混合融液中の前記フラックスの量を可変して当該混合融液中における窒素の溶解度を低減して増加する工程であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  4. 前記窒素の溶解度の低減と増加とをおこなう前記制御工程を複数回繰り返すことを特徴とする請求項3に記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  5. 前記制御工程は、前記混合融液が収容された反応容器内に形成した温度差によって前記フラックスを気相輸送する工程を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  6. 前記反応容器内に、前記混合融液が保持される第1領域と、前記フラックスが気相輸送される第2領域と、が形成され、
    前記制御工程は、前記第1領域の温度をT1として前記第2領域の温度をT2としたときに、T1≦T2なる温度差を形成した後にT1>T2なる温度差に可変する工程を備えたことを特徴とする請求項5に記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  7. 前記制御工程は、T1≦T2なる温度差を形成した後にT1>T2なる温度差に可変する前記工程を複数回繰り返すことを特徴とする請求項6に記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  8. 前記反応容器内に、気相輸送された前記フラックスが融液状態で保持される第3領域がさらに形成され、
    前記制御工程は、前記第3領域に保持された前記フラックス中に貫通路を形成して前記混合融液中に窒素又は窒素化合物を供給する工程を備えたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  9. 前記フラックスに対して濡れ性が低い低濡れ性物質を前記反応容器内に設置して、
    前記貫通路は、前記低濡れ性物質の近傍に形成されることを特徴とする請求項8に記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  10. 前記制御工程前に、前記混合融液に接する位置に前記III族窒化物を予め設置する工程を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のIII族窒化物の結晶成長方法。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載のIII族窒化物の結晶成長方法によって形成されたことを特徴とするIII族窒化物結晶。
  12. フラックスとIII族金属又はIII族金属化合物とからなる混合融液と、窒素又は窒素化合物と、から反応容器内でIII族窒化物を結晶成長させるIII族窒化物の結晶成長装置であって、
    前記反応容器内に、前記混合融液が保持される第1領域と、前記フラックスが気相輸送される第2領域と、を形成して、
    前記第1領域の温度と前記第2領域の温度とをそれぞれ別々に可変する温度可変手段を備えたことを特徴とするIII族窒化物の結晶成長装置。
  13. 前記温度可変手段は、前記第1領域の温度をT1として前記第2領域の温度をT2としたときに、T1≦T2なる温度差を形成してT1>T2なる温度差に可変する手段であることを特徴とする請求項12に記載のIII族窒化物の結晶成長装置。
  14. 前記温度可変手段は、前記温度差の可変を複数回繰り返すことを特徴とする請求項13に記載のIII族窒化物の結晶成長装置。
  15. 前記反応容器内に、気相輸送された前記フラックスが融液状態で保持される第3領域をさらに形成することを特徴とする請求項12〜請求項14のいずれかに記載のIII族窒化物の結晶成長装置。
  16. 前記第3領域に保持された前記フラックス中に貫通路を形成して前記混合融液中に窒素又は窒素化合物を供給することを特徴とする請求項15に記載のIII族窒化物の結晶成長装置。
  17. 前記フラックスに対して濡れ性が低い低濡れ性物質を前記反応容器内に設置して、
    前記貫通路は、前記低濡れ性物質の近傍に形成されることを特徴とする請求項16に記載のIII族窒化物の結晶成長装置。
  18. 前記反応容器内であって前記混合融液に接する位置に前記III族窒化物を予め設置したことを特徴とする請求項12〜請求項17のいずれかに記載のIII族窒化物の結晶成長装置。
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