JP2006212963A - 画像処理システム - Google Patents

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嘉伸 梅田
Takeshi Matsukubo
勇志 松久保
Fumio Mikami
文夫 三上
Tadashi Kawaguchi
匡 川口
Yoshio Kimura
欣生 木村
Hiroshi Uchikawa
宙志 内川
Yasuhiko Hirano
安彦 平野
Hitoshi Imai
仁 今井
Hiroyasu Morita
裕康 森田
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Abstract

【課題】 セキュアプリントジョブで分散処理を行う場合、任意のMFPからパスワードの入力を行うことで分散処理を行う全てのMFPからセキュアプリントジョブを実行することを可能とする。
【解決手段】 セキュアプリントジョブ内に分散処理を行うMFPの情報を持ち、パスワードが入力されたMFPはそれを参照して分散処理を行う他のMFPに対して入力されたパスワード(=鍵)を転送する機能を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像処理システムに関し、より詳しくはセキュアプリントモードを有する複数のプリンタが接続された画像処理システムに関する。
従来、多機能プリンタ(以下、MFP:マルチファンクションプリンタと称す)が複数接続されているネットワーク環境ではプリント処理速度の向上のために複数のMFPによる分散処理が行われる。これはあるMFPに大量のプリントジョブが発生した場合や、同じ書類を複数プリントする場合に一台のMFPでプリントするのではなく、ネットワーク上のプリントサーバやプリントジョブを受け取ったMFPがプリントジョブを他のMFPに分散して同時にプリントを行う機能である。
また、近年MFPにはセキュアプリント等のセキュリティ機能が追加されている。これは機密性の高い原稿をプリントした時にプリント結果を他人に見られないようにするための機能で、プリントするデータをMFP内部の記憶装置に一旦格納し、ユーザーがMFPの操作パネルからパスワードを入力することで記憶装置内部に格納した上記データをプリントする機能である。
特開2002−111917号公報
しかしながら従来は分散処理においてセキュアプリントを行うと、分散処理を行った全てのMFPに対して操作部からパスワードの入力を行う必要があった。さらに、操作部のないMFP又はプリンタからはパスワードの入力を行うことが出来ないため、セキュアプリントにおいて分散処理を行うことが出来なかった。
また、特許文献1に説明されている画像処理システムにおいては一台のMFPにパスワードを入力することで分散処理を行う全てのMFPからプリント動作を行うことが可能であるが、パスワードを入力するMFPは前もって決められたMFPに限定されていた。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、分散処理を行う任意のプリンタからパスワードを一回入力することで、すべてのプリンタからセキュアプリントを行うことができる画像処理システムを提供することを目的とする。
そこで本発明では、セキュアプリントで分散処理を行うプリンタの中で任意のプリンタに対してセキュアプリントに対するパスワードを入力すると、前記プリンタが分散処理を行う他のプリンタに対してネットワークを介してパスワードを送信し、上記パスワードの入力が行われたプリンタ以外のプリンタはネットワーク経由で送信されたパスワードを用いてセキュアプリント動作を行うことにより、一回のパスワード入力でセキュアプリントにおける分散処理を行う全てのプリンタからプリントを行うことが出来ることを特徴とする。
すなわち、本発明の技術内容は以下の構成を備えることにより前記課題を解決できた。
(1)ネットワーク、前記ネットワークに接続された端末、前記ネットワークに接続された複数のデバイスを有し、前記デバイスはパスワードを判定する判定手段を有し、前記デバイスの少なくともひとつはパスワードを入力する入力手段を有する画像処理システムにおいて、
1.前記端末は前記複数のデバイスの中から前記入力手段を有するデバイスを含む任意の複数のデバイスを選択することができ、
2.前記端末が選択したデバイスに関する情報及びパスワード情報を付加したジョブを選択したデバイスに送信し、
3.前記端末が選択したデバイスに含まれる、前記入力手段を有する任意のデバイスからパスワードを入力し、
4.前記プリンタから入力されたパスワードが前記ジョブに付加されたパスワード情報に対応したパスワードであるか該デバイスの判定手段を用いて判定を行い、
5.前記入力されたパスワードが前記ジョブに付加されたパスワード情報に対応したパスワードである場合、該デバイスは前記ジョブを実行すると共に前記ジョブに付加された前記選択されたデバイスに関する情報を参照して前記選択された自分以外のデバイスに対して前記入力手段から入力されたパスワードを送信し、
6.前記選択されたデバイスは、前記送信されたパスワードが前記ジョブに付加されたパスワード情報に対応したパスワードであるか判定手段を用いて判定を行い、
7.前記送信されたパスワードが前記ジョブに付加されたパスワード情報に対応したパスワードである場合、前記パスワードを送信されたデバイスは前記ジョブを実行する、
制御手段を有することを特徴とする画像処理システム。
本実施例では、セキュアプリントで分散処理を行うプリンタの中で任意のプリンタからセキュアプリントに対するパスワードを入力することで、前記プリンタから分散処理を行う他のプリンタに対してネットワークを介してパスワードを送信し、上記パスワードの入力が行われたプリンタ以外のプリンタはネットワーク経由で送信されたパスワードを用いてセキュアプリント動作を行うことができる。
これにより、分散処理を行う任意のプリンタからパスワードを一回入力することで、分散処理を行う全てのMFPからパスワードの入力を行う必要なく、すべてのプリンタからセキュアプリントを行うことができる。さらに、操作部のないMFP又はプリンタをセキュアプリントの分散処理を行うプリンタに設定することができる。
以下、図を用いながら本発明の実施例を示す。
本発明の画像処理システム全体の構成図を図1に示す。
1001はスキャナ部とプリンタ部を有するMFPであり、スキャナ部から読み込んだ画像データをローカルエリアネットワーク(1010)(以下、LANと称す)に出力したり、LANから受信した画像データをプリンタ部からプリントする。また、スキャナ部から読んだ画像を図示しないFAX送信手段によりPSTNまたはISDN(1030)に送信したり、PSTNまたはISDNから受信した画像をプリンタ部からプリントする。
1002は、1001と同等の能力を持つMFPであり、1001と同じくLAN(1010)に接続されている。尚図1はMFP(1001)及び(1002)のみ図示しているが、他にも不図示のMFPがLAN(1010)に接続されている。
1004は、データベースサーバで、MFP(1001)及び(1002)のスキャン部により読み込んだ画像をデータベースとして管理する。1005は、電子メールサーバで、MFP(1001)及び(1002)により読み取った画像を電子メールの添付ファイルとして受け取ることができる。
1006はHTML文書をLANに提供するWWWサーバで、MFP(1001)及び(1002)からWWWサーバで提供されるHTML文書をプリントできる。
1003はクライアントPCであり、ユーザーはこのクライアントPCを用いてデータベースサーバ(1004)に保存されている画像データの閲覧及び検索、電子メールサーバ(1005)が受け取ったメールの受信、閲覧及び電子メールの送信を行う。また、クライアントPCはデータベースサーバ(1004)、電子メールサーバ(1005)、WWWサーバ(1006)内の画像データ及びクライアントPCが有するデータをMFP(1001)及び(1002)からプリントを行うための指示を行う。尚図1ではクライアントPCはひとつしか示していないが、LAN(1010)には不図示の複数のクライアントPCが接続されている。
1007は、ルータでLAN(1010)をインターネット/イントラネット(1012)と連結する。インターネット/イントラネットに、前述したデータベースサーバ(1004)、WWWサーバ(1006)、電子メールサーバ(1005)、MFP(1001)と同様の装置が、それぞれ1020、1021、1022、1023として連結している。一方、MFP(1001)は、PSTNまたはISDN(1030)を介して、FAX装置(1031)と送受信可能になっている。
また、LAN上にはプリンタ(1040)も連結されており、MFP(1001)及び(1002)により読み取った画像をプリントアウト可能なように構成されている。
図2は、本発明を実施するためのMFPの構成図である。
図中1はユーザーが操作するダイアル及びスイッチ等が配列された操作パネル部であり、コピー、ファックス送信等の動作指示や拡大縮小倍率、送信先の電話番号入力等の設定はこの操作パネル部を用いて行う。
2は送信すべき原稿を光電的に走査して画像信号を形成するリーダ(読み取り部)であり、原稿をリーダの原稿台に乗せ、主操作方向に一列に並べたCCDなどの光電素子を素子の並び方向と垂直(副走査方向)に移動して原稿を読み取り、電気的な画像データを生成する。リーダで読み取った画像データはリーダ制御部を介してバッファメモリに格納される。
3は前記リーダにより読み取られた画像データや回線を介して送られてきた受信信号を記録紙上に形成するプリンタであり、本実施例のMFPでは電子写真方式のプリンタが接続されている。プリンタへの画像データの出力はバッファメモリに格納された画像データをプリンタ制御部を介してプリンタに送ることによって行う。
4は前記リーダ2により読み取られた画像データや回線を介して送られてきた受信信号を格納するための記憶装置であり、ハードディスク等の不揮発性メモリより構成される。本記憶装置に画像データや受信信号を格納する場合、又は本記憶装置に格納された画像データや受信信号を読み出す場合は後述のバッファメモリを介して格納及び読み出しが行われる。
5は操作パネル部1を制御する操作パネル制御部であり、操作パネルにより入力されたユーザーからの指示を解析し、指示内容を後述のマイクロプロセッサ部に送る。
6はリーダ2を制御するリーダ制御部であり、マイクロプロセッサ部の指示によりリーダ2を駆動して原稿台上の原稿を読み取ると共に、読み取られた画像データをバッファメモリに格納する。
7はプリンタ3を制御するプリンタ制御部であり、マイクロプロセッサ部からの指示によりバッファメモリから画像データ又は受信信号を取得してプリンタ3に出力すると共に画像データの出力に合わせてプリンタ3を駆動することにより記録紙上に画像を印刷して出力する。
8は記憶装置4を制御する為の記憶装置制御部であり、マイクロプロセッサ部の指示によりバッファメモリから記憶装置4へのデータの格納及び記憶装置4からバッファメモリへのデータの出力等を行う。
9はMFP全体の動作を制御するマイクロプロセッサ部であり、各ブロックに指示を行うことによりMFPはスキャン、プリント、ファックス受信/送信などの各動作を行う。また、マイクロプロセッサ部9内部は後述する図4の動作を行うプログラム等を記憶するROM、制御などに必要なデータを一時格納するためのRAMを含んでいる。
10はバッファメモリであり、リーダ2から原稿を読み込む、記憶装置4から画像データを読み出す又はファックス受信やネットワークを介してデータを取得するなどの動作を行った場合、各画像データ又は受信信号は一度バッファメモリ10に格納される。
また、プリンタ3から画像データを印刷する、記憶装置4に画像データを格納する又はファックス送信やネットワークを介してデータを出力する場合に各画像データ及び送信信号はバッファメモリ10から出力される。
11は符号・復号化処理部であり、バッファメモリ10に格納された画像データ又は送信信号に対して必要な場合は符号化(圧縮処理)、または圧縮された画像データ及び受信信号に対して復号化(伸長処理)を行う。
12は画像処理部であり、操作パネル1によってユーザーが指示した画像処理や画質向上のための処理が行われる。また、ファクシミリ送信時には送信先の能力に合わせて、送信する画像データの解像度・用紙サイズ等の変換も行う。
13はMFPと電話回線15に接続されている他の通信装置との通信を制御する通信制御部でありファクシミリ送信及びファクシミリ受信は通信制御部を介して行われる。
14は網制御部(NCU:Network Control Unit)であり、電話回線15をデータ通信等に使用するための接続制御を行う。
16は画像データの暗号化、及び暗号化した画像データの解読を行う暗号・解読部である。
17は各ブロックを接続する内部バスであり、画像データの転送、各ブロックが動作するためのコマンド及び設定値はこの内部バス17を介して送受信が行われる。
18はネットワーク制御部であり、内部バス17はネットワーク制御部を介して外部LAN19(図1ではLAN1010)と接続されている。ネットワーク制御部18では外部LAN19と内部バス17の間でプロトコル変換を行っており、外部LANを介して入力した画像データをリーダ2から読み込んだ画像データと同じようにバッファメモリ10に格納、又はプリンタ3から印刷して出力したり記憶装置4に格納することが可能である。
図3はクライアントPC1003からプリント動作を行う場合の、本実施例におけるクライアントPC1003のフローチャートである。
本実施例においてプリント動作を行う場合、まず始めにクライアントPC1003からプリント動作を行うドキュメントの選択及びプリント動作に対する設定を行う(301)。クライアントPC1003からプリント動作の設定を行うには、不図示のキーボードやマウスを用いて行う。
ステップ301におけるプリント設定の画面の一例を図5に示す。図5において501はドキュメント内の印刷範囲を設定する部分で、本実施例では全ページをプリント、現在のページをプリント、指定したページをプリントの中から選択することが出来る。502はプリント時の印刷モード設定を行う部分であり、本実施例ではチェックボックスに印を付けることによりセキュアプリント及び両面印刷を、数字を入力することにより印刷部数及び倍率を設定できる。
503はプロパティボタンであり、本プロパティボタンを押すと図5とは別に詳細な設定を行うための画面が表示さる。その画面では図5に示した以外の、例えば2in1印刷や原稿の向き、給紙するカセットの選択等の設定を行うことが出来る。
504は図1におけるLAN1010に接続されたプリンタ及びMFPが表示される部分であり、各デバイス毎にプリント先を選択するためにチェックボックス、名前、状態、設置場所及びデバイスのモデルが表示されており、チェックボックスに印を付けることによりプリントするデバイスの選択を行う。505はOKボタンであり、本ボタンが押されるとクライアントPC1003は図5で設定した条件でプリンタ及びMFPからプリントを行うためにLAN1010にデータを出力する。506はキャンセルボタンであり、本ボタンを押すと図5で設定した条件は解除されてプリント動作を停止する。
尚、本実施例では図5に示す設定が行われた場合について説明する。
図5によるプリント設定が終了してOKボタン505が押されると、クライアントPC1003はセキュア印刷が選択されたかどうかを判定する(302)。セキュア印刷が選択されているとセキュア印刷のためのパスワードの入力を行う(303)。
図7はパスワード入力画面の一例を示している。図7において701はプリント動作を行うドキュメントの名前が表示される部分ており、図7の画面で名称を変更することも可能である。尚、図7の画面でドキュメント名を変更してもプリントするドキュメントが変更されるわけではなく、701の内容がジョブ名としてプリンタ及びMFP上に表示されるだけである。
702はユーザー名が表示される部分であり、図7の画面で変更することも可能である。ユーザー名もドキュメント名701と同様にプリンタ及びMFP上に表示されるだけであり、その後のプリント動作に影響を与えるものではない。
703はプリンタ及びMFPがユーザーを判定してドキュメントをプリントするためのパスワードを入力する部分であり、703は最初空欄となっている。ユーザーは703にパスワードを入力し、OKボタン704を押すことにより次の動作へと進む。705はキャンセルボタンであり、本ボタンが押されるとクライアントPCはプリント動作を中止する。
図7においてユーザーによって703にパスワードが入力されてOKボタン704が押されると、クライアントPC1003はドキュメント画像の暗号化を行う(304)。尚ステップ304における画像暗号化に703で入力されたパスワードを使用しても使用しなくても構わない。
ステップ304による画像暗号化処理が終了すると、暗号化した画像データをパケットに分割することによりデータパケットを生成し(305)、図5における504で選択したデバイスへ上記データパケットを送信する(306)。
図6にステップ305で生成されるデータパケットの一例を示す。
データパケットの構造は601に示すように先頭に送信先(図5の504で選択されたデバイスのひとつ、ここではMFP−028として説明する)のネットワークアドレス、次に送り元(クライアントPC1003)のネットワークアドレスをセットし、そのパケットのフレームサイズ情報の後に、実際のパケットデータが続き、最後にデータ転送の信頼性を上げるためにフッダと呼ばれるエラーチェックを付ける。このパケットデータ部に関しては任意のデータを入れることが可能であるが、本実施例では602に示すようにヘッダ部とデータブロック部に分かれる。
パケットデータ部602のヘッダ部は603に示すように、まず先頭にヘッダ情報であることを示すヘッダコードが入り、次にこのパケットデータが持つ機能及びパラメータを設定するファンクションコード部、複数のパケットによりひとつのデータを構成する場合の連続ナンバーを示す連続パケットID、そのトータルのパケット数を示すトータルパケットID、そして実際のデータが入るデータブロック部のデータの長さを示すデータ長により構成される。
またファンクションコード部は604に示すようにファンクションID、データパケットのジョブタイプを表すジョブタイプID、実行されるジョブを識別するためのジョブID、データパケットがセキュアジョブであることを表すセキュアフラグ、複数のデバイスにより分散処理を行うジョブであることを表すタンデムフラグ、及び分散処理を行う場合に本パケットの相手先アドレス以外のデバイスの送信先アドレスを格納する複数の相手先アドレス及びセキュアジョブの場合にパスワード情報を格納するためのパスワード格納部から構成される。
ここで、ファンクションIDはプリント、HDDへの格納又は電話回線へのFAX送信などドキュメントに対して送信先で行われる処理を表す。またジョブタイプIDにはそのパケットがデバイスに対するコマンドを送るためのコマンドパケットであるか、処理を行うための画像データを送る画像データパケットであるか又はセキュアジョブのパスワードを転送するためのパスワード転送パケットであるかを設定する。
ここで本実施例ではプリント動作を行う例を示しているため、ファンクションIDにはプリント動作を表す値が設定される。また、データブロック部には画像データが格納されているためジョブタイプIDには画像データパケットであることを表す値が設定される。また図5の502においてセキュアプリントが選択されているためセキュアフラグにはフラグがセットされる。
さらに図5の504において複数のデバイスを選択しているためにタンデムフラグもセットされ、相手先アドレスに設定されたデバイス(例えば504で選択した中のMFP−028)以外のデバイスの相手先アドレス(MFP−030及びMFP−033)がファンクションコード604内の相手先アドレス1及び相手先アドレス2に格納される。最後にステップ303において703に入力されたパスワードがパスワード格納部に格納されてファンクションコードの設定が終了する。尚、パスワード格納部に格納するパスワードは前もって暗号化されていることも考えられる。
上記動作によりヘッダ部を生成した後画像データをデータブロック部に格納することによりデータパケットを生成生成すると、クライアントPC1003はデータパケットをLAN1010上に送信する。
ステップ305で生成したデータパケットの送信がすべて終了すると、クライアントPCは画像データを他の転送先があるかどうかの判別を行う(307)。上記説明では図5の504において選択したデバイスのうちMFP−028にだけしか送信しておらず、まだ画像データを転送するデバイスが残っているためクライアントPCはステップ305に戻って再びデータパケットの生成を行う。
このとき画像データは既にデータパケットのデータブロック部に格納された状態になっているため、ステップ305ではデータパケットの相手先アドレスに次のデバイス(例えばMFP−030)のアドレスを、ファンクションコード604内の相手先アドレス1及び2には相手先アドレスに設定したデバイス以外のデバイスのアドレス(MFP−028及びMFP−033)を設定し、ステップ306でデータパケットをLAN1010上に送信する。
上記動作をもう一度繰り返し、データパケットの相手先アドレスにMFP−033のアドレス、ファンクションコード604内の相手先アドレス1及び2にMFP−028及びMFP−030のアドレスを格納してデータパケットを生成し(305)、左記データパケットをLAN1010上に送信する。
これにより504で選択した全デバイスに対してデータパケットを送信したので、ステップ307において残りの送信先が無くなりクライアントPCは動作を終了する。
図8にステップ305で生成及びステップ306で送信したデータパケットの転送先アドレス、送手元アドレス、ファンクションコード604内の相手先アドレス1及び2に設定される内容を示す。
1回目のデータパケット生成では、504の中でチェックボックスに印が付いている、すなわちプリントするデバイスとして選択されている三つの中から相手先としてMFP−028を選択してMFP−028のアドレスを相手先アドレスに格納する。また、それ以外の二つのデバイス(MFP−030とMFP−033)のアドレスは分散処理を行う他のデバイスのアドレスとしてファンクションコード内の相手先アドレス1及び2にそれぞれ格納する。
2回目のデータパケット生成では、相手先としてMFP−030を選択してMFP−030のアドレスを相手先アドレスに格納する一方、それ以外の二つのデバイス(MFP−028とMFP−033)のアドレスをファンクションコード内の相手先アドレス1及び2にそれぞれ格納する。
3回目のデータパケット生成では最後に残ったMFP−033を相手先アドレスとして選択してMFP−033のアドレスを相手先アドレスに格納し、MFP−028とMFP−030のアドレスをファンクションコード内の相手先アドレス1及び2にそれぞれ格納する。
これにより504で選択したMFP−028、MFP−030、MFP−033には分散処理を行う他のデバイスのアドレス情報が格納されたデータパケットがそれぞれ送信される。
ここで、各デバイスに送られるデータパケットの送手元は常にクライアントPCなので送手元アドレスはいずれのデータパケットにおいてもクライアントPCのアドレスか格納される。
尚、図8では相手先アドレスに入れる(データパケットを送信する)順番を504に記載された順番として説明したが、任意の順番でも問題は無い。また、図6におけるファンクションコード内に格納する相手先アドレスを二つで説明したが、504で選択したデバイスの数だけの相手先アドレスをファンクションコード内に格納するものとする。
ステップ302においてセキュア印刷が選択されなかった場合、クライアントPCはステップ303によるパスワード入力及びステップ304による画像データの暗号化処理は行わず、画像データを図6のデータブロック部に格納してデータパケットの転送を行う。
図4は図3の動作によりクライアントPCからデータパケットが転送されてきたデバイスの、本実施例におけるのフローチャートである。尚、本実施例ではデータパケットが転送されたデバイスを図2に示すMFPとして説明する。
ネットワーク制御部18は常にLAN19を流れるパケットを監視し、パケットの相手先アドレスとMFPのアドレスを比較する。もし相手先アドレスとMFPのアドレスが等しいパケットが見つかると、ネットワーク制御部はそのパケットを取得してバッファメモリ10に格納する。上記動作によって、図3においてクライアントPCが送信したデータパケットは相手先のMFPが取得する(401)。
データパケットの連続パケットID及びトータルパケットIDを参照することにより、マイクロプロセッサ部9が画像データを形成する全てのデータパケットがバッファメモリに格納されたと判断すると、マイクロプロセッサ部9はデータパケットのセキュアフラグを参照して取得した画像データに対してセキュア印刷が選択されているかどうかを判定する(402)。
セキュア印刷が選択されていない場合、マイクロプロセッサ部はデータパケットのデータブロック部から画像データを生成し、プリンタ制御部7からプリンタ部3へ画像データを出力する(412)ことによりプリント動作を終了する。
セキュアフラグが設定されている場合、MFPはLAN19を介してパスワードが入力されるか(403)、又は操作パネル1からパスワードが入力されているかを判定し(404)、以下LAN19又は操作パネル1からパスワードが入力されるのを待つ。
図9は本実施例のMFPにおける操作パネル1の一例を示している。図9において901はスタートボタンを示しており、コピー動作選択時にはスタートボタンを押す事によりコピー動作の開始を、またファクシミリ送信動作選択時にはスタートボタンを押す事によりファクシミリ送信のためにリーダ2を用いて原稿データの読み取りが開始される。
902は動作停止ボタンであり、MFPがコピー動作中またはファクシミリ送信動作中である場合は動作停止ボタン902に押す事により前記動作を停止する。
903はテンキーであり、コピー枚数や拡大・縮小率などの設定値及び暗証番号の入力などに使用する。尚テンキーの中に数字以外のボタンがあるが、Cは設定や暗証番号の入力のためにテンキーを使って入力した値をクリアするためのクリアボタン、RはそれまでMFPに設定した内容を破棄してMFPを初期状態に戻すためのリセットボタンを表している。
904はタッチパネルになっている表示部であり、表示部を用いて各種設定及び設定内容の表示を行う。906は表示部904内部のプリント動作選択領域であり、ユーザーが904で示す領域を押す事によりMFPはプリント動作に対する各種設定画面を表示部904に表示する。
同様に、907及び908は表示部904内部のファクシミリ送信動作選択領域及びコピー動作選択領域であり、ユーザーがそれぞれの領域を押す事によりMFPはファクシミリ送信動作またはコピー動作に対する各種設定画面を表示部904に表示する。
図9において表示部904はプリント動作が選択され、プリントジョブが表示されている。ここで表示部904に表示されている内容はプリントジョブのジョブID(図6におけるファンクションコード604のジョブIDに格納されている値)、ドキュメント名及びユーザー名(図7の701及び702に表示された内容)、プリントジョブが転送された時刻及びそのプリントジョブがセキュア印刷であるかどうかを示している。
図10は図9においてジョブID033、すなわち図3においてクライアントPC1003から送信されたプリントジョブを選択(表示部904においてジョブID033の行の部分に接触)した時の表示部904の状態を示す。尚、図10は図4のステップ404におけるパスワード入力画面を示している。
図10において909はパスワード入力領域であり、ここに選択したプリントジョブに対応するパスワード(図7の703に設定したパスワード)の入力を行う。909にパスワードを設定した後910に示すOKボタンを押すことにより、マイクロプロセッサ部は909から入力されたパスワードとデータパケットのファンクションコード604のパスワード格納部に格納されたパスワードの照合を行う(405)。パスワード格納部に格納されたパスワードが暗号化されている場合は解読してからパスワードの照合を行う。
図10において911に示すキャンセルボタンが押されると、表示部904は再び図9の状態に戻る。
また、図9におけるジョブID023のプリントジョブはセキュア印刷が選択されていないため、図10のようなパスワード入力を行わなくても自動的にMFPからプリントアウトされる。
ステップ405によりパスワード格納部に格納されたパスワードと909に入力されたパスワードが異なる場合、マイクロプロセッサ部はマイクロプロセッサ内部に有するカウンタの値に1を加算して(406)、カウンタ値と前もって決められた所定値を比較する(407)。
カウンタ値が所定値に達した場合、プリントを行わずに動作を終了する。カウンタ値が所定値以下の場合は再びステップ403に戻りLAN19を介してパスワードが入力されるか操作部からパスワードが入力されるのを待つ。
ステップ405によりパスワード格納部に格納されたパスワードと909に入力されたパスワードが同じであると判定された場合は、さらにデータパケットのタンデムフラグを参照して分散処理が行われているジョブかどうかを判定する(408)。
ステップ408によりデータパケットのタンデムフラグが設定されていない、即ち分散処理を行うプリントジョブでない場合は図3のステップ304において画像暗号化を行った画像データに対して暗号解読部16で解読を行った後(411)、画像データをプリンタ制御部7からプリンタ3に送りプリントを行い(412)、動作を終了する。
ステップ408によりデータパケットのタンデムフラグが設定されている、即ち分散処理を行うプリントジョブであると判定した場合、マイクロプロセッサ部9はファンクションコード604の相手先アドレス(本実施例では相手先アドレス1及び2を指す)を参照し、ファンクションコード604に格納されている相手先アドレスをパケットの相手先アドレスに設定し、ステップ404において操作パネルから入力されたパスワードをデータブロック部に格納し、さらにジョブタイプIDにはパスワード転送パケット(セキュアジョブのパスワードを転送するためのパケットであることを表す)を、ジョブIDにはプリントジョブと同じジョブIDを設定してネットワーク制御部18から送信する。
上記ステップ410の動作をファンクションコード604の相手先アドレス全てに対して行うと(409)、マイクロプロセッサ部9は図3のステップ304において画像暗号化を行った画像データに対して暗号解読部16で解読を行った後(411)、画像データをプリンタ制御部7からプリンタ3に送りプリントを行い(412)、動作を終了する。
ステップ404において操作パネル1からパスワードの入力が行われていないMFPはステップ403によるパスワード受信待ちとステップ404によるパスワード入力待ちを繰り返している。ここで、他のMFPの動作において、操作パネルからパスワードが入力されることにより(ステップ404)、パスワード転送パケットがLAN19に送信される(ステップ410)と、同じプリントジョブを分散処理しようとしているMFPはネットワーク制御部18から上記パスワード転送パケットを受信する。
マイクロプロセッサ部9は受信したパスワード転送パケットからパスワードを取得し(403)、先に受信しているプリントジョブの中から同じジョブIDを探し、データパケットのファンクションコード604のパスワード格納部に格納されたパスワードと照合する(413)。
ステップ413によりパスワード転送パケットから取得したパスワードとファンクションコード604のパスワード格納部に格納されたパスワードが異なると判定された場合はプリントを行わずに動作を終了する。
また、ステップ413によりパスワード転送パケットから取得したパスワードとファンクションコード604のパスワード格納部に格納されたパスワードが同じであると判定された場合、マイクロプロセッサ部9はステップ411により図3のステップ304において画像暗号化を行った画像データに対して暗号解読部16で解読を行った後、画像データをプリンタ制御部7からプリンタ3に送りプリントを行い(ステップ412)、動作を終了する。
本実施例における画像処理システム全体の構成図 本実施例における多機能プリンタ(MFP)の構成図 本実施例におけるクライアントPC1003のフローチャート 本実施例におけるMFPのフローチャート 本実施例のプリント設定画面の一例を示す図 生成されるデータパケットの一例を示す図 セキュア送信時の送信結果レポートの一例を示す図 データパケットの転送先アドレス、送手元アドレス、相手先アドレス1及び2に設定される内容を示す図 本実施例のMFPにおける操作パネルの一例を示す図 プリントジョブを選択した場合の操作パネルの一例を示す図
符号の説明
1001 MFP
1002 MFP
1003 クライアントPC
1004 データベースサーバ
1005 電子メールサーバ
1006 WWWサーバ
1007 ルータ
1010 LAN
1012 インターネット/イントラネット
1030 ISDN
1031 FAX装置
1040 プリンタ

Claims (5)

  1. ネットワーク、前記ネットワークに接続された端末、前記ネットワークに接続された複数のデバイスを有し、
    前記デバイスはパスワードを判定する判定手段を有し、
    前記デバイスの少なくともひとつはパスワードを入力する入力手段を有する画像処理システムにおいて、
    1.前記端末は前記複数のデバイスの中から前記入力手段を有するデバイスを含む任意の複数のデバイスを選択することができ、
    2.前記端末が選択したデバイスに関する情報及びパスワード情報を付加したジョブを選択したデバイスに送信し、
    3.前記端末が選択したデバイスに含まれる、前記入力手段を有する任意のデバイスからパスワードを入力し、
    4.前記プリンタから入力されたパスワードが前記ジョブに付加されたパスワード情報に対応したパスワードであるか該デバイスの判定手段を用いて判定を行い、
    5.前記入力されたパスワードが前記ジョブに付加されたパスワード情報に対応したパスワードである場合、該デバイスは前記ジョブを実行すると共に前記ジョブに付加された前記選択されたデバイスに関する情報を参照して前記選択された自分以外のデバイスに対して前記入力手段から入力されたパスワードを送信し、
    6.前記選択されたデバイスは、前記送信されたパスワードが前記ジョブに付加されたパスワード情報に対応したパスワードであるか判定手段を用いて判定を行い、
    7.前記送信されたパスワードが前記ジョブに付加されたパスワード情報に対応したパスワードである場合、前記パスワードを送信されたデバイスは前記ジョブを実行する、
    制御手段を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、前記端末が選択したプリンタに関する情報は端末が選択したプリンタのネットワーク上のアドレスであることを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、前記デバイスはプリント機能を有し、前記ジョブはプリントジョブであることを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、前記ジョブに付加されるパスワード情報、及び/又は前記入力手段からパスワードが入力されたデバイスから送信されるパスワードは暗号化処理が行われていることを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、前記画像処理システムは少なくとも二つのモードを持ち、一方のモードではステップ1から7のステップを行い、他方のモードでは、
    8.前記端末は前記複数のデバイスの中から前記入力手段を有するデバイスを含む任意の複数のデバイスを選択することができ、
    9.前記端末が選択したデバイスにジョブを送信する、
    制御手段を有することを特徴とする画像処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016143286A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 コニカミノルタ株式会社 印刷システム印刷管理装置印刷管理プログラム

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