JP2006211309A - 光リミッタアンプ - Google Patents

光リミッタアンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2006211309A
JP2006211309A JP2005020861A JP2005020861A JP2006211309A JP 2006211309 A JP2006211309 A JP 2006211309A JP 2005020861 A JP2005020861 A JP 2005020861A JP 2005020861 A JP2005020861 A JP 2005020861A JP 2006211309 A JP2006211309 A JP 2006211309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
wavelength
signal
input
demultiplexer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005020861A
Other languages
English (en)
Inventor
Rieko Satou
里江子 佐藤
Toshio Ito
敏夫 伊藤
Yuji Akatsu
祐史 赤津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2005020861A priority Critical patent/JP2006211309A/ja
Publication of JP2006211309A publication Critical patent/JP2006211309A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】光サーキュレータをなくすなど、簡略化すると共に小型かつ光路長の調整が容易なパタン効果を抑制した光リミッタアンプを提供する。
【解決手段】低飽和半導体光増幅器106、光合分波器102、2本の光導波路、光合分波器103とを備え、2本の光導波路の一方に、光信号100(λ1)と共に波長λ2の連続光101が入力され光信号100に対して論理符号の反転した波長λ2の反転光信号を生成する半導体光増幅器105と光信号100(λ1)を遮断する波長フィルタ109とを備え、他方の光導波路を導波した正転光信号と一方の光導波路を導波した反転光信号とを第2光合分波器103により合波した後、低飽和半導体光増幅器106の一端に入力し、低飽和半導体光増幅器106の他端から光信号(λ2)を遮断する波長フィルタ110を介して、所定強度の光信号(λ1)として出力する光リミッタアンプとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光リミッタアンプに関し、例えば、光伝送システムにおける高速パケット通信の受信、中継再生時に適用することができる光リミッタアンプである。
近年、光伝送システムの高速化・高機能化に伴い、40Gb/sを超える超高速パケット信号による光通信が期待されている。このような光伝送システムにおいては、光信号を電気信号に変換せずに光信号のまま処理を行う光スイッチ、光アンプなどの機能デバイスが知られている。
図6は、従来の超高速パケットを使用した光通信システムの一例を示す概略構成図である。同図に示すように、ユーザ端末1〜3は光ファイバ4a〜4cを介して光ルータ5と接続され、光ルータ5は光ファイバ6を介してユーザ端末7に接続されている。
ユーザ端末1〜3からそれぞれ超高速パケット8a〜8cをユーザ端末7に向けて送信した場合、それぞれのパケット8a〜8cが経由してくる距離は送信したユーザ端末1〜3によって異なるため、ユーザ端末7で受信する際には、各パケット間にレベル差が生じる(パケット9a〜9cを参照。)。
ユーザ端末7では、光受信器においてある閾値レベルを設定し、閾値レベル以上の光信号を論理符号1と判定し、閾値レベル以下の光信号を論理符号0と判定する。したがって、受信するパケットレベルに変動があると最適な閾値も変動することになり受信波形の判別が困難になる。
そこで、ユーザ端末7の光受信器において、光リミッタアンプなどを設けることにより、レベル等化や波形整形を行ってから受信波形の判定を行う方法が知られている(例えば下記非特許文献1を参照。)。
図7は、従来の光リミッタアンプ(低飽和半導体光増幅器)の概略透視構造図(a)と、光リミッタアンプの入出力パワー特性を示す図(b)である。図7(a)に示すように、光リミッタアンプは、光信号を増幅する活性層10と、活性層10の両端に接続され、光信号を光ファイバに入出力させるためのスポットサイズ変換部11a、11bと、電極12、13とを備えている。活性層10は、半導体レーザと同じpn接合による埋め込み構造を有し、その両端面には無反射コーティングが施されている。
なお、ここでいう低飽和半導体光増幅器とは、図7(b)に示すように入力光の強度増加と共に出力光の強度も増加する特性が、所定強度以上の入力光に対しては出力光の強度が増加しなくなる(飽和する)入出力パワー特性において、比較的低い入力光強度(例えば、図示するように、−10dBm)で飽和する半導体光増幅器である。
活性層10の一端から入力された光信号は、電極12と電極13との間に加えられた電流により増幅され、活性層10の他端から出力される。図7(b)に光リミッタアンプの入出力パワー特性を示すように、入力光強度が弱いときは増幅度が高く、入力光強度が強いときは増幅度が低い。この特性によって、ある一定以上の光強度、例えば同図では−10dBmと0dBmの入射に対して、レベル等化、すなわち出力光強度を0dBmと一定の値にすることができる。
しかしながら、半導体光増幅器にはパタン効果と呼ばれる問題点がある。図8は、半導体光増幅器のパタン効果を説明する図である。同図(a)は半導体光増幅器への入力光信号を示し、論理符号は10101010101111111111を0連続符号で挟んだ信号である。図8(b)は半導体光増幅器の出力光信号を示す。
図8に示すように、0連続符号が続いた直後の最初の論理符号1は、単位時間に入力される平均入力光強度が低いために相対的に光リミッタアンプの増幅度は高く、光強度の高い波形が出力される。これに対して、2番目以降の論理符号1は相対的に光リミッタアンプの増幅度が低く、光強度の低い波形が出力される。また、光リミッタアンプの動作が入力信号に完全に追従しきれないために、波形の立ち上がり、立ち下りともに所定の光強度レベルに達しない。
これに対して、連続した論理符号1が入力されると、光リミッタアンプの動作が入力信号に追従するため、所定の光強度レベル1にまで達する。また、連続した論理符号0が入力されると所定の光強度レベル0にまで達する。
結果として、入力信号の論理符合によって出力信号の振幅が変化し、波形劣化を引き起こすという問題がある。このため、光リミッタアンプのリミッタ機能を保持しつつ、パタン効果を抑制する手法が必要である。図9は、パタン効果を抑制した従来の光リミッタアンプの概略構成図である。
同図に示すように、波長λ1の入力光信号900は、光カプラ901の入出力ポート907から入射し、入出力ポート908と入出力ポート910へ2分岐される。そして、一方は反転信号生成器である波長変換素子903の一端に、他方は波長フィルタ906を介して低飽和半導体光増幅器902の一端に入力される。
連続光源(例えば、DFB−LDなど)からの波長λ2の連続光904は、波長変換素子903の他端へ入力される。その結果、入力光信号900の反転信号が波長λ2で波長変換素子903の一端から出力される。波長変換素子としては例えば、相互利得変調(XGM:cross-gain modulation)型や相互位相変調型(XPM:cross-phase modulation)型がある。また、発振波長抑圧型波長変換を用いれば、連続光源は不要となる。
波長変換素子903の一端から出力される波長λ2の反転光信号は、入出力ポート908に入力され、入出力ポート909から出力される。更に反転光信号は光サーキュレータ905を経由して、低飽和半導体光増幅器902の他端に入力される。
このようにして、波長λ1の入力光信号900が低飽和半導体光増幅器902の一端に入力されると共に、波長λ2の反転光信号が低飽和半導体光増幅器902の他端に入力される。このとき、光路長の調整により、低飽和半導体光増幅器902へ入力する正転信号(波長λ1)と反転信号(波長λ2)はタイミングが合うようなっている。
すなわち、波長λ1の入力信号光900が光カプラ901の入出力ポート907に入力されてから、入出力ポート910、波長フィルタ906を介して低飽和半導体光増幅器902の一端に至るまでの光路長L1と、波長λ1の入力信号光900が光カプラ901の入出力ポート907に入力されてから、入出力ポート908を介して波長変換素子903の一端に至るまでの光路長L2と、波長λ2の反転光信号が波長変換素子903の一端から出力されてから、入出力ポート908、909、光サーキュレータ905を介して低飽和半導体光増幅器902の他端に至るまでの光路長L3とについて、光路長L2と光路長L3との和が光路長L1と等しくなるようになっている。
低飽和半導体光増幅器902に正転信号と反転信号が同時に入力されることにより、低飽和半導体光増幅器902への全入力光パワーに急激なパワー変化は生じないため、光リミッタ機能を保持しつつパタン効果を抑制することができる。なお、波長フィルタ906は、波長λ2の反転光信号を遮断するために用いられる。
Y.Shibata et al.,"Semiconductor Laser Diode Optical Amplifiers/Gates in Photonic Packet Switching",JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY,Vol.16,No.12,1998,pp.2228-2235
しかしながら、図9に示すような従来の光リミッタアンプには、次に説明するような問題があった。すなわち、入力光信号と反転光信号とは低飽和半導体光増幅器に対向して入力される構造であるため、調整すべき光路はリング状になり光路長が長尺化してしまうという問題である。この結果、光路長の調整が難しくなったり、光リミッタアンプ全体の小型化が難しくなったりする。また、従来の光リミッタアンプには光サーキュレータが必要であるため、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、高価な光サーキュレータをなくして構成する素子を簡略化すると共に、小型かつ光路長の調整が容易な、パタン効果を抑制した光リミッタアンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係る光リミッタアンプは、
半導体光増幅器を備え、入力された光信号の光強度にかかわらず所定の光強度の光信号を出力する光リミッタアンプにおいて、
第1波長の光信号を分波する第1光合分波器と、当該光合分波器によって分波される光信号を導波する2本の光導波路と、前記分波された光信号を合波する第2光合分波器とを備え、
前記2本の光導波路の一方に、前記第1波長の光信号と共に第2波長の連続光が入力され当該第1波長の光信号に対して論理符号の反転した第2波長の反転光信号を生成する反転信号生成器と前記第1波長の光信号を遮断する波長フィルタとを備え、
前記他方の光導波路を導波した第1波長の光信号と前記一方の光導波路を導波した第2波長の反転光信号とを、前記第2光合分波器により合波した後、前記半導体光増幅器の一端に入力し、前記半導体光増幅器の他端から第2波長の光信号を遮断する波長フィルタを介して、所定の光強度の第1波長の光信号として出力することを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記第2波長の連続光は、前記第1光合分波器を介して前記一方の光導波路に入力され、
前記他方の光導波路に、前記第2波長の連続光を遮断する波長フィルタを備えたことを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記第1波長の光信号についての前記第1光合分波器から前記第2光合分波器を介して前記半導体光増幅器までの光路長L1と、
前記第1波長の光信号についての前記第1光合分波器から前記反転信号生成器までの光路長L2と、
前記第2波長の反転光信号についての前記反転信号生成器から前記第2光合分波器を介して前記半導体光増幅器までの光路長L3とについて、
光路長L2と光路長L3との和が、光路長L1と等しいことを特徴とする光リミッタアンプである。
上記課題を解決する本発明に係る光リミッタアンプは、
半導体光増幅器を備え、入力された光信号の光強度にかかわらず所定の光強度の光信号を出力する光リミッタアンプにおいて、
第1波長の光信号を分波する第1光合分波器と、当該光合分波器によって分波される光信号を導波する2本の光導波路とを備え、
前記第1波長の光信号が一端に入力されると共に第2波長の連続光が他端に入力されることにより当該第1波長の光信号に対して論理符号の反転した第2波長の反転光信号を前記一端から出力する反転信号生成器を前記2本の光導波路の一方に備え、
前記2本の光導波路の他方に、前記第1波長の光信号を反射する光信号反射手段を備え、
前記光信号反射手段により反射された第1波長の光信号と前記反転信号生成器から出力された第2波長の反転光信号とを、前記第1光合分波器により合波した後、前記半導体光増幅器の一端に入力し、前記半導体光増幅器の他端から第2波長の光信号を遮断する波長フィルタを介して、所定の光強度の第1波長の光信号として出力することを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記第1光合分波器と前記光信号反射手段との間及び前記第1光合分波器と前記反転信号生成器との間の少なくとも一方に、位相調整器を備えたことを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記第1波長の光信号についての前記第1光合分波器から前記光信号反射手段において反射されて前記第1光合分波器を介して前記半導体光増幅器までの光路長L1と、
前記第1波長の光信号についての前記第1光合分波器から前記反転信号生成器までの光路長L2と、
前記第2波長の反転光信号についての前記反転信号生成器から前記第1光合分波器を介して前記半導体光増幅器までの光路長L3とについて、
光路長L2と光路長L3との和が、光路長L1と等しいことを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記光信号反射手段は、前記他方の光導波路上に形成されたブラッグ回折格子であることを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記光信号反射手段は、前記他方の光導波路端に形成された反射端であることを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記第1光合分波器及び前記第2光合分波器の少なくとも一方は、波長カプラであることを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記反転信号生成器及び前記第1光合分波器は、
光信号を入出力するための入出力ポートと、2本のアーム光導波路を有する光干渉計と、当該2本のアーム光導波路と前記入出力ポートとを接続する光合分波器とを有する相互位相変調型波長変換素子から構成されることを特徴とする光リミッタアンプである。
また、上記光リミッタアンプにおいて、
前記半導体光増幅器は、低飽和半導体光増幅器であることを特徴とする光リミッタアンプである。
低飽和の半導体光増幅器とは、図7(b)に示すように入力光の強度増加と共に出力光の強度も増加する特性が、所定強度以上の入力光に対しては出力光の強度が増加しなくなる(飽和する)入出力パワー特性において、比較的低い入力光強度(例えば、図示するように、−10dBm)で飽和する半導体光増幅器である。本発明の適用に際しては、低飽和の半導体光増幅器であるほど好ましく、例えば、出力光強度が飽和するときの入力光強度が0dBm以下、好ましくは−10dBm以下の半導体光増幅器が挙げられる。
本発明によれば、低飽和半導体光増幅器に対して第1波長の入力光信号と第2波長の反転光信号を同方向から入力する構成とすることができるため、光路長が長尺化してしまうリング構成を回避することができる。この結果、光路長の調整を容易にすることができたり、光リミッタアンプ全体の小型化が可能となったりする。また、光サーキュレータも不要のため、半導体基板上やPLC基板上に一体的に集積化することも可能となり、従来に比べより低コストかつ小型な光リミッタアンプを実現することができる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。同図に示すように、本実施形態に係る光リミッタアンプは、光合分波器102と、光合分波器103と、半導体光増幅器105と、低飽和半導体光増幅器106と、波長フィルタ108と、波長フィルタ109と、波長フィルタ110と、これらの素子を光接続する光導波路とから構成されている。
光合分波器102は4つの入出力ポート102a〜102dを有し、入出力ポート102aに入力された光信号と入出力ポート102bに入力された光信号とは、光合分波器102において合波された後、入出力ポート102cと102dとから出力される。また、光合分波器103は4つの入出力ポート103a〜103dを有し、入出力ポート103aに入力された光信号と入出力ポート103bに入力された光信号とは、光合分波器103において合波された後、入出力ポート103cと103dとから出力される。光合分波器102、103としては、例えば2×2光カプラがあげられる。
光合分波器102と光合分波器103とは2本の光導波路により光接続され、光合分波器102の入出力ポート102cと光合分波器103の入出力ポート103aとが接続されると共に、光合分波器102の入出力ポート102dと光合分波器103の入出力ポート103bとが接続される。
また、入出力ポート102cと入出力ポート103aとを接続する光導波路には波長λ2の光信号を遮断する波長フィルタ108が設けられ、入出力ポート102dと入出力ポート103bとを接続する光導波路には半導体光増幅器105と波長λ1の光信号を遮断する波長フィルタ109とが、半導体光増幅器105が光合分波器102の側となるように設けられている。
光合分波器103の入出力ポート103cから延びる光導波路には、低飽和半導体光増幅器106と波長λ2の光信号を遮断する波長フィルタ110とが、低飽和半導体光増幅器106が光合分波器103の側となるように設けられている。
まず、光合分波器102の入出力ポート102aに波長λ1の入力光信号100を入力すると共に、入出力ポート102bに波長λ2の連続光101を入力することにより、入力光信号100と連続光101とは光合分波器102において合波された後、入出力ポート102cと102dとから出力される。
入出力ポート102cから出力された合波光は、波長フィルタ108を通過する際に、波長λ2の連続光101が遮断されて、波長λ1の入力光信号100(正転光信号)が光合分波器103の入出力ポート103aに入力される。
一方、入出力ポート102dから出力された合波光は、半導体光増幅器105の一端に入力され、相互利得変調型波長変換によって波長λ2の反転光信号(入力光信号100に対して論理符号の反転した光信号)が生成された後、入力光信号100と共に反転光信号が半導体光増幅器105の他端から出力される。この信号は、波長フィルタ109を通過する際に、波長λ1の入力光信号100が遮断されて、波長λ2の反転光信号が光合分波器103の入出力ポート103bに入力される。
光合分波器103の入出力ポート103aに波長λ1の正転光信号が入力されると共に、入出力ポート103bに波長λ2の反転光信号が入力されることにより、正転光信号と反転光信号とは光合分波器103において合波された後、入出力ポート103cから出力され、低飽和半導体光増幅器106の一端に入力される。波長フィルタ110では、波長λ2の光信号が遮断され、波長フィルタの他端から波長λ1の所定強度の光信号が出力される。
低飽和半導体光増幅器106へは正転光信号と反転光信号が同時に入力するため全入力光パワーに急激な変化は生じない。これによってパタン効果を抑制した光リミッタ機能を実現できる。
ここで、光リミッタアンプ内の光路長については、以下のように調整されている。まず、波長λ1の入力信号光100について、光合分波器102から波長フィルタ108、光合分波器103を介して低飽和半導体光増幅器106までの光路長をL1とする。また、波長λ1の入力信号光100について、光合分波器102から半導体光増幅器105までの光路長をL2とする。更に、波長λ2の反転光信号について、半導体光増幅器105から光合分波器103を介して低飽和半導体光増幅器106までの光路長をL3とする。光リミッタアンプ内の光路長については、光路長L2と光路長L3との和が光路長L1と等しくなるように(L1=L2+L3)調整されている。
なお、半導体光増幅器105としては、反転光信号を出力することができる素子であればどのような素子でもよい。更に、光合分波器102、103は、波長カプラであってもよい。
<第2の実施形態>
図2は、本発明の第2の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。第2の実施形態に係る光リミッタアンプは、第1の実施形態に係る光リミッタアンプにおける光合分波器102、103を、波長カプラとした変形例であり、重複する説明は省略する。
同図に示すように、第2の実施形態に係る光リミッタアンプは、波長カプラ202と、波長カプラ203と、半導体光増幅器205と、低飽和半導体光増幅器206と、波長フィルタ209と、波長フィルタ210と、これらの素子を光接続する光導波路とから構成されている。
波長カプラ202は4つの入出力ポート202a〜202dを有し、波長カプラ203は4つの入出力ポート203a〜203dを有する。波長カプラ202、203は、波長λ1の光信号を2分岐して出力し、波長λ2の光信号をクロス方向(例えば、入出力ポート202aと入出力ポート202dとの間を接続する方向)に出力する。
まず、波長カプラ202の入出力ポート202bに波長λ1の入力光信号200を入力すると共に、入出力ポート202aに波長λ2の連続光201を入力することにより、入出力ポート202cからは波長λ1の入力光信号200が出力され、入出力ポート202dからは入力光信号200と連続光201との合波光が出力される。
入出力ポート202cから出力された入力光信号200(正転光信号)は、波長カプラ203の入出力ポート203aに入力される。一方、入出力ポート202dから出力された合波光は、半導体光増幅器205における相互利得変調型波長変換によって波長λ2の反転光信号が生成された後、波長フィルタ209を通過する際に、波長λ1の入力光信号200が遮断されて、波長λ2の反転光信号が波長カプラ203の入出力ポート203bに入力される。
波長カプラ203に入力された正転光信号と反転光信号とは合波された後、入出力ポート203cから出力され、低飽和半導体光増幅器206の一端に入力される。波長フィルタ210では、波長λ2の光信号が遮断され、波長フィルタの他端から波長λ1の所定強度の光信号が出力される。
<第3の実施形態>
図3は、本発明の第3の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。第1及び第2の実施形態に係る光リミッタアンプでは、半導体光増幅器105及び205は相互利得変調型波長変換器であったが、第3の実施形態に係る光リミッタアンプは、これを相互位相変調型波長変換器に置き換えた場合の例であり、重複する説明は省略する。単純に変換器同士を置き換えるだけでもよいが、相互位相変調型波長変換器は内部に光合分波器を備えているので、内部の光合分波器を有効に利用すると図3に示す構成となる。
同図に示すように、第3の実施形態に係る光リミッタアンプは、相互位相変調型波長変換器315と、波長カプラ303と、低飽和半導体光増幅器306と、波長フィルタ308と、波長フィルタ309と、波長フィルタ310と、これらの素子を光接続する光導波路とから構成されている。また、相互位相変調型波長変換器315は、光合分波器316〜319と、半導体光増幅器320、321と、これらの素子を光接続する光導波路とから構成されている。
相互位相変調型波長変換器315は、入出力ポート315a〜315eを有する。光合分波器316〜319は、入力された光信号を合波したり、合波光を2分岐して出力したりする機能を有する。
まず、相互位相変調型波長変換器315の入出力ポート315aに入力された波長λ1の入力光信号300は、光合分波器317の入出力ポート317aに入力される。また、相互位相変調型波長変換器315の入出力ポート315bに入力された波長λ2の連続光301は、光合分波器316の入出力ポート316bに入力されて2分岐された後、入出力ポート316c,316dから出力されて、光合分波器317の入出力ポート317bに入力される。
光合分波器317の入出力ポート317aから入力された波長λ1の入力光信号300と、入出力ポート317bから入力された波長λ2の連続光301とは、合波された後に2分岐されて、合波光が入出力ポート317c,317dから出力される。
入出力ポート317cから出力された合波光は、相互位相変調型波長変換器315の入出力ポート315cから出力され、波長フィルタ308を通過する際に、波長λ2の光信号が遮断されて、波長λ1の入力光信号300(正転光信号)が光合分波器303の入出力ポート303aに入力される。
一方、入出力ポート317dから出力された合波光は、半導体光増幅器320における相互位相変調型波長変換によって波長λ2の反転光信号が生成された後、光合分波器319を介して、相互位相変調型波長変換器315の入出力ポート315dから出力される。そして、波長フィルタ309を通過する際に、波長λ1の光信号が遮断されて、波長λ2の反転光信号が光合分波器303の入出力ポート303bに入力される。
光合分波器303に入力された正転光信号と反転光信号とは合波された後、入出力ポート303cから出力され、低飽和半導体光増幅器306の一端にタイミングが調整されて入力される。波長フィルタ310では、波長λ2の光信号が遮断され、波長フィルタの他端から波長λ1の所定強度の光信号が出力される。
ここで、光リミッタアンプ内の光路長については、以下のように調整されている。まず、波長λ1の入力信号光300について、光合分波器317から波長フィルタ308、光合分波器303を介して低飽和半導体光増幅器306までの光路長をL1とする。また、波長λ1の入力信号光300について、光合分波器317から半導体光増幅器320までの光路長をL2とする。更に、波長λ2の反転光信号について、半導体光増幅器320から光合分波器319、波長フィルタ309、光合分波器303を介して低飽和半導体光増幅器306までの光路長をL3とする。光リミッタアンプ内の光路長については、光路長L2と光路長L3との和が光路長L1と等しくなるように(L1=L2+L3)調整されている。
なお、半導体光増幅器321へ注入電流を印加しなくても、印加してもどちらでもよく、印加しない場合には、入出力ポート315dから出力される反転光信号は、半導体光増幅器320における相互利得変調型波長変換によるものであり、印加した場合には、相互位相変調型波長変換によるものとなる。
また、RZ信号が入力する場合には、入力光信号300を2分岐して一方を遅延させて、入出力ポート315aと入出力ポート315eとに入力する差動位相変調方式により、相互位相変調型波長変換器315を動作させてもよい。
<第4の実施形態>
図4は、本発明の第4の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。同図に示すように、本実施形態に係る光リミッタアンプは、光合分波器402と、反射器403と、低飽和半導体光増幅器406と、半導体光増幅器409と、波長フィルタ410と、位相調整器411と、位相調整器412と、これらの素子を光接続する光導波路とから構成されている。
光合分波器402は4つの入出力ポート402a〜402dを有し、入出力ポート402aからは波長λ1の入力光信号400が入力される光導波路が延び、入出力ポート402bから延びる光導波路には低飽和半導体光増幅器406と波長λ2の光信号を遮断する波長フィルタ410とが、低飽和半導体光増幅器406が光合分波器402の側となるように設けられている。
また、入出力ポート402cから延びる光導波路には位相調整器411と反射器403とが、位相調整器411が光合分波器402の側となるように設けられ、入出力ポート402dから延びる光導波路には位相調整器412と半導体光増幅器409とが、位相調整器412が光合分波器402の側となるように設けられている。光合分波器402としては、例えば2×2光カプラがあげられる。
反射器403としては、例えば、光導波路上に形成された波長λ1の光信号を反射するブラッグ回折格子型の反射器が挙げられる。また、光導波路端に形成された全反射ミラーや、高反射膜でもよい。
まず、光合分波器402の入出力ポート402aに波長λ1の入力光信号400を入力することにより、入力光信号400は2分岐されて、入出力ポート402cと402dとから出力される。
入出力ポート402cから出力された波長λ1の入力光信号400(正転光信号)は、位相調整器411を通過した後、反射器403において反射されて光合分波器402の入出力ポート402cに入力される。
一方、入出力ポート402dから出力された波長λ1の入力光信号400は、位相調整器412を通過した後、半導体光増幅器409の一端に入力される。更に、半導体光増幅器409の他端には、波長λ2の連続光401が入力される。この結果、半導体光増幅器409の一端から波長λ2の反転光信号(入力光信号400に対して論理符号の反転した光信号)が出力され、光合分波器402の入出力ポート402dに入力される。
本実施形態では、反転光信号を生成する手段として相互利得変調型波長変換を用いているが、反転光信号を生成する手段であれば特に限定されない。例えば、発信波長抑圧型の波長変換を用いれば、連続光401は不要になる。
光合分波器402の入出力ポート402cに波長λ1の正転光信号が入力されると共に、入出力ポート402dに波長λ2の反転光信号が入力されることにより、正転光信号と反転光信号とは光合分波器402において合波された後、入出力ポート402bから出力され、低飽和半導体光増幅器406の一端にタイミングを合わせて入力される。波長フィルタ410では、波長λ2の光信号が遮断され、波長フィルタの他端から波長λ1の所定強度の光信号が出力される。
ここで、光リミッタアンプ内の光路長については、以下のように調整されている。まず、波長λ1の入力信号光400について、光合分波器402から反射器403で反射されて再び光合分波器402に至り、低飽和半導体光増幅器406までの光路長をL1とする。また、波長λ1の入力信号光400について、光合分波器402から位相調整器412を介して半導体光増幅器409に至るまでの光路長をL2とする。更に、波長λ2の反転光信号について、半導体光増幅器409から位相調整器412、光合分波器402を介して低飽和半導体光増幅器406に至るまでの光路長をL3とする。光リミッタアンプ内の光路長については、光路長L2と光路長L3との和が光路長L1と等しくなるように(L1=L2+L3)調整されている。
光路長L1〜L3の調整方法としては、光導波路を厳密に設計して調整してもよいし、本実施形態のように、位相調整器411及び412を設けて微調整してもよい。本実施形態に係る光リミッタアンプを、シリカ系のPLC(Planar-Lightwave-circuit:平面光波回路)上に一体的に集積した場合には、例えばPLC光導波路上にヒータを形成して位相調整器とすればよい。
本実施形態に係る光リミッタアンプは、反射型の構成であるため、第1の実施形態に係る光リミッタアンプに比べて調整すべき光路長も半分になっており、更に小型化が可能な光リミッタアンプである。
<第5の実施形態>
図5は、本発明の第5の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。第4の実施形態に係る光リミッタアンプでは、半導体光増幅器409は相互利得変調型波長変換器であったが、第5の実施形態に係る光リミッタアンプは、これを相互位相変調型波長変換器に置き換えた場合の例であり、重複する説明は省略する。単純に変換器同士を置き換えるだけでもよいが、相互位相変調型波長変換器は内部に光合分波器を備えているので、内部の光合分波器を有効に利用すると図5に示す構成となる。
同図に示すように、第5の実施形態に係る光リミッタアンプは、相互位相変調型波長変換器515と、低飽和半導体光増幅器506と、波長フィルタ510と、これらの素子を光接続する光導波路とから構成されている。また、相互位相変調型波長変換器515は、光合分波器516〜519と、半導体光増幅器520、521と、反射器522と、これらの素子を光接続する光導波路とから構成されている。
相互位相変調型波長変換器515は、入出力ポート515a〜515eを有する。光合分波器516〜519は、入力された光信号を合波したり、合波光を2分岐して出力したりする機能を有する。
まず、相互位相変調型波長変換器515の入出力ポート515aに入力された波長λ1の入力光信号500は、光合分波器517の入出力ポート517aに入力された後、2分岐されて、入出力ポート517c,517dから出力される。
入出力ポート517cから出力された入力光信号500(正転光信号)は、反射器515によって反射された後、光合分波器517の入出力ポート517cに入力される。
一方、入出力ポート517dから出力された入力光信号500は、半導体光増幅器520の一端に入力される。更に、相互位相変調型波長変換器515の入出力ポート515dに入力された波長λ2の連続光501は、光合分波器519の入出力ポート519c及び入出力ポート519aを介して半導体光増幅器520の他端に入力される。この結果、半導体光増幅器509の一端から波長λ2の反転光信号(入力光信号500に対して論理符号の反転した光信号)が出力され、光合分波器517の入出力ポート517dに入力される。
光合分波器517に入力された正転光信号と反転光信号とは合波された後、入出力ポート517bから出力され、光合分波器516の入出力ポート516c、入出力ポート516b、及び相互位相変調型波長変換器515の入出力ポート515bを介して、低飽和半導体光増幅器506の一端にタイミングが調整されて入力される。波長フィルタ510では、波長λ2の光信号が遮断され、波長フィルタの他端から波長λ1の所定強度の光信号が出力される。
ここで、光リミッタアンプ内の光路長については、以下のように調整されている。まず、波長λ1の入力信号光500について、光合分波器517から反射器522で反射されて再び光合分波器517に至り、光合分波器516を介して低飽和半導体光増幅器506までの光路長をL1とする。また、波長λ1の入力信号光500について、光合分波器517から半導体光増幅器520までの光路長をL2とする。更に、波長λ2の反転光信号について、半導体光増幅器520から光合分波器517、光合分波器516を介して低飽和半導体光増幅器506までの光路長をL3とする。光リミッタアンプ内の光路長については、光路長L2と光路長L3との和が光路長L1と等しくなるように(L1=L2+L3)調整されている。
なお、光合分波器517としては、例えば2×2光カプラがあげられる。また、光合分波器517と反射器522とを接続する光導波路及び光合分波器517と半導体光増幅器520とを接続する光導波路に、光路長を調整するための位相調整器(第4の実施形態を参照。)を設置してもよい。
なお、半導体光増幅器521へ注入電流を印加しなくても、印加してもどちらでもよく、印加しない場合には、半導体光増幅器520の一端から出力される反転光信号は、半導体光増幅器520における相互利得変調型波長変換によるものであり、印加した場合には、相互位相変調型波長変換によるものとなる。
また、RZ信号が入力する場合には、入力光信号500を2分岐して一方を遅延させて、入出力ポート515aと入出力ポート515eとに入力する差動位相変調方式により、相互位相変調型波長変換器515を動作させてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。 本発明の第5の実施形態に係る光リミッタアンプの概略構成図である。 従来の超高速パケットを使用した光通信システムの一例を示す概略構成図である。 従来の光リミッタアンプ(低飽和半導体光増幅器)の概略透視構造図(同図(a))と、光リミッタアンプの入出力パワー特性を示す図(同図(b))である。 半導体光増幅器のパタン効果を説明する図であり、半導体光増幅器への入力光信号を示す図(同図(a))と、半導体光増幅器の出力光信号を示す図(同図(b))である。 パタン効果を抑制した従来の光リミッタアンプの概略構成図である。
符号の説明
100 入力光信号
101 連続光
102 光合分波器
102a〜102d 入出力ポート
103 光合分波器
103a〜103d 入出力ポート
105 半導体光増幅器
106 低飽和半導体光増幅器
108 波長フィルタ
109 波長フィルタ
110 波長フィルタ

200 入力光信号
201 連続光
202 波長カプラ
202a〜202d 入出力ポート
203 波長カプラ
203a〜203d 入出力ポート
205 半導体光増幅器
206 低飽和半導体光増幅器
209 波長フィルタ
210 波長フィルタ

300 入力光信号
301 連続光
303 波長カプラ
303a〜303d 入出力ポート
306 低飽和半導体光増幅器
308 波長フィルタ
309 波長フィルタ
310 波長フィルタ
315 相互位相変調型波長変換器
315a〜315e 入出力ポート
316〜319 光合分波器
316a〜316d、317a〜317d、318a〜318d、319a〜319d 入出力ポート
320、321 半導体光増幅器

400 入力光信号
401 連続光
402 光合分波器
402a〜402d 入出力ポート
403 反射器
406 低飽和半導体光増幅器
409 半導体光増幅器
410 波長フィルタ
411,412 位相調整器

500 入力光信号
501 連続光
506 低飽和半導体光増幅器
510 波長フィルタ
515 相互位相変調型波長変換器
515a〜515e 入出力ポート
516〜519 光合分波器
516a〜516d、517a〜517d、518a〜518d、519a〜519d 入出力ポート
520、521 半導体光増幅器
522 反射器

1〜3 ユーザ末端
4a〜4c 光ファイバ
5 光ルータ
6 光ファイバ
7 ユーザ末端
8a〜8c パケット
9a〜9c パケット
10 活性層
11a,11b スポットサイズ変換部
12,13 電極
900 入力光信号
901 光カプラ
902 低飽和半導体光増幅器
903 波長変換素子
904 連続光
905 光サーキュレータ
906 波長フィルタ
907〜910 入出力ポート

Claims (11)

  1. 半導体光増幅器を備え、入力された光信号の光強度にかかわらず所定の光強度の光信号を出力する光リミッタアンプにおいて、
    第1波長の光信号を分波する第1光合分波器と、当該光合分波器によって分波される光信号を導波する2本の光導波路と、前記分波された光信号を合波する第2光合分波器とを備え、
    前記2本の光導波路の一方に、前記第1波長の光信号と共に第2波長の連続光が入力され当該第1波長の光信号に対して論理符号の反転した第2波長の反転光信号を生成する反転信号生成器と前記第1波長の光信号を遮断する波長フィルタとを備え、
    前記他方の光導波路を導波した第1波長の光信号と前記一方の光導波路を導波した第2波長の反転光信号とを、前記第2光合分波器により合波した後、前記半導体光増幅器の一端に入力し、前記半導体光増幅器の他端から第2波長の光信号を遮断する波長フィルタを介して、所定の光強度の第1波長の光信号として出力することを特徴とする光リミッタアンプ。
  2. 請求項1に記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記第2波長の連続光は、前記第1光合分波器を介して前記一方の光導波路に入力され、
    前記他方の光導波路に、前記第2波長の連続光を遮断する波長フィルタを備えたことを特徴とする光リミッタアンプ。
  3. 請求項1又は2に記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記第1波長の光信号についての前記第1光合分波器から前記第2光合分波器を介して前記半導体光増幅器までの光路長L1と、
    前記第1波長の光信号についての前記第1光合分波器から前記反転信号生成器までの光路長L2と、
    前記第2波長の反転光信号についての前記反転信号生成器から前記第2光合分波器を介して前記半導体光増幅器までの光路長L3とについて、
    光路長L2と光路長L3との和が、光路長L1と等しいことを特徴とする光リミッタアンプ。
  4. 半導体光増幅器を備え、入力された光信号の光強度にかかわらず所定の光強度の光信号を出力する光リミッタアンプにおいて、
    第1波長の光信号を分波する第1光合分波器と、当該光合分波器によって分波される光信号を導波する2本の光導波路とを備え、
    前記第1波長の光信号が一端に入力されると共に第2波長の連続光が他端に入力されることにより当該第1波長の光信号に対して論理符号の反転した第2波長の反転光信号を前記一端から出力する反転信号生成器を前記2本の光導波路の一方に備え、
    前記2本の光導波路の他方に、前記第1波長の光信号を反射する光信号反射手段を備え、
    前記光信号反射手段により反射された第1波長の光信号と前記反転信号生成器から出力された第2波長の反転光信号とを、前記第1光合分波器により合波した後、前記半導体光増幅器の一端に入力し、前記半導体光増幅器の他端から第2波長の光信号を遮断する波長フィルタを介して、所定の光強度の第1波長の光信号として出力することを特徴とする光リミッタアンプ。
  5. 請求項4に記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記第1光合分波器と前記光信号反射手段との間及び前記第1光合分波器と前記反転信号生成器との間の少なくとも一方に、位相調整器を備えたことを特徴とする光リミッタアンプ。
  6. 請求項4又は5に記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記第1波長の光信号についての前記第1光合分波器から前記光信号反射手段において反射されて前記第1光合分波器を介して前記半導体光増幅器までの光路長L1と、
    前記第1波長の光信号についての前記第1光合分波器から前記反転信号生成器までの光路長L2と、
    前記第2波長の反転光信号についての前記反転信号生成器から前記第1光合分波器を介して前記半導体光増幅器までの光路長L3とについて、
    光路長L2と光路長L3との和が、光路長L1と等しいことを特徴とする光リミッタアンプ。
  7. 請求項4ないし6のいずれかに記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記光信号反射手段は、前記他方の光導波路上に形成されたブラッグ回折格子であることを特徴とする光リミッタアンプ。
  8. 請求項4ないし6のいずれかに記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記光信号反射手段は、前記他方の光導波路端に形成された反射端であることを特徴とする光リミッタアンプ。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記第1光合分波器及び前記第2光合分波器の少なくとも一方は、波長カプラであることを特徴とする光リミッタアンプ。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記反転信号生成器及び前記第1光合分波器は、
    光信号を入出力するための入出力ポートと、2本のアーム光導波路を有する光干渉計と、当該2本のアーム光導波路と前記入出力ポートとを接続する光合分波器とを有する相互位相変調型波長変換素子から構成されることを特徴とする光リミッタアンプ。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載する光リミッタアンプにおいて、
    前記半導体光増幅器は、低飽和半導体光増幅器であることを特徴とする光リミッタアンプ。
JP2005020861A 2005-01-28 2005-01-28 光リミッタアンプ Withdrawn JP2006211309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005020861A JP2006211309A (ja) 2005-01-28 2005-01-28 光リミッタアンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005020861A JP2006211309A (ja) 2005-01-28 2005-01-28 光リミッタアンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006211309A true JP2006211309A (ja) 2006-08-10

Family

ID=36967669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005020861A Withdrawn JP2006211309A (ja) 2005-01-28 2005-01-28 光リミッタアンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006211309A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008270506A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光半導体モジュールおよびその組立方法
JP2008270399A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toyota Gakuen 光信号増幅3端子装置
JP2012145415A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Advantest Corp 光信号出力装置、電気信号出力装置、および試験装置
JP2013225890A (ja) * 2013-06-12 2013-10-31 Of Networks:Kk 光分岐装置
JP2013254923A (ja) * 2011-07-27 2013-12-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光増幅装置
US8885356B2 (en) 2010-12-17 2014-11-11 Tessera, Inc. Enhanced stacked microelectronic assemblies with central contacts and improved ground or power distribution

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008270399A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toyota Gakuen 光信号増幅3端子装置
JP2008270506A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光半導体モジュールおよびその組立方法
US8885356B2 (en) 2010-12-17 2014-11-11 Tessera, Inc. Enhanced stacked microelectronic assemblies with central contacts and improved ground or power distribution
JP2012145415A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Advantest Corp 光信号出力装置、電気信号出力装置、および試験装置
US8712252B2 (en) 2011-01-11 2014-04-29 Advantest Corporation Optical signal output apparatus, electrical signal output apparatus, and test apparatus
JP2013254923A (ja) * 2011-07-27 2013-12-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光増幅装置
JP2013225890A (ja) * 2013-06-12 2013-10-31 Of Networks:Kk 光分岐装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10236985B2 (en) Method and system for silicon photonics wavelength division multiplexing transceivers
US10338308B2 (en) Method and system for partial integration of wavelength division multiplexing and bi-directional solutions
US7974504B2 (en) Reflection suppression in a photonic integrated circuit
JP2006211309A (ja) 光リミッタアンプ
US7999988B2 (en) Optical modulator using a dual output laser embedded in a mach zehnder interferometer
US10422957B2 (en) Method and system for a low-loss optical Y-junction power splitter
JP4431099B2 (ja) 波長変換方式、光集積素子及び波長変換方法
US6580844B2 (en) Broadband wavelength-division multiplexer/demultiplexer
JP3269540B2 (ja) 光増幅器
US7031355B2 (en) High efficiency single and multiple wavelength stabilized systems
KR101416437B1 (ko) 파장 가변 외부 공진 레이저 발생 장치
JP2006210652A (ja) 光リミッタアンプ
de Valicourt et al. Hybrid III-V/Silicon integration: Enabling the next generation of advanced photonic transmitters
JP2006251360A (ja) 波長変換方法および波長変換器
Reading-Picopoulos et al. 10Gb/s and 40Gb/s WDM multi-casting using a hybrid integrated Mach-Zehnder interferometer
US20230058741A1 (en) Demultiplexer
CN116345298B (zh) 外腔半导体激光器及反射式半导体光学放大器的芯片集成
JP3546406B2 (ja) 光制御素子
JP2006039037A (ja) 半導体光遅延干渉器
JP4166726B2 (ja) 光リミッタアンプ
JP3495665B2 (ja) 多波長一括変換装置
JP3778827B2 (ja) 光制御素子
KR100794968B1 (ko) 반도체광증폭기를 이용한 파장변환기
CN111781677A (zh) 一种平顶型光学滤波器
JP2004309541A (ja) 光差動信号伝送方式及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401