JP3495665B2 - 多波長一括変換装置 - Google Patents

多波長一括変換装置

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JP3495665B2
JP3495665B2 JP32084999A JP32084999A JP3495665B2 JP 3495665 B2 JP3495665 B2 JP 3495665B2 JP 32084999 A JP32084999 A JP 32084999A JP 32084999 A JP32084999 A JP 32084999A JP 3495665 B2 JP3495665 B2 JP 3495665B2
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pump
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多波長一括変換装
置に関し、特に、波長多重を利用した光通信、光交換、
光情報処理等の光伝送システムに適用される不等間隔/
等間隔多波長変換装置に適用して有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光伝送システムは、エルビュームドープ
光ファイバアンプ(有効帯域1530〜1560nm:
1.55ミクロン帯と総称)の発達とともに、1.55ミ
クロン帯を中心に発達してきた。
【0003】特に日本においては、光ファイバのゼロ分
散波長を通常の1.3ミクロン帯から1.55ミクロン帯
にシフトするいわゆる分散シフトファイバを用いること
で光信号の波長分散を抑制し、単一波長の光信号に対し
ては10Gb/sで500Km以上という高速・長距離
伝送を可能にしている。
【0004】しかし、反面分散シフトファイバによる伝
送は、複数の波長を多重した波長多重信号(WDM信
号)に対して波長間の干渉が大きく、信号波形の劣化を
もたらせるために、WDM信号の波長間隔を不等間隔に
する工夫がなされている。
【0005】一方、北米やヨーロッパはゼロ分散波長が
通常の1.3ミクロン帯にある光ファイバを使用してい
る。この通常ファイバによる伝送は光信号の波長分散が
大きいために、高速・長距離伝送には不利であるが、反
面WDM伝送には有利で、WDM信号の波長間隔を等間
隔にすることができる。
【0006】ここで重要となるのは不等間隔のWDMネ
ットワークと等間隔のWDMネットワークの相互接続で
ある。例えば4波を多重した不等間隔WDMネットワー
クから、同じく4波を多重した等間隔WDMネットワー
クヘと接続する場合、従来は不等間隔の8波を不等間隔
用のアレイ導波路格子で分波した後に、8個の受光器に
よって各波長の光信号を電気信号へと変換し、これをさ
らに8個の等間隔の波長をもつ半導体レーザを直接変調
することで電気信号を光信号に変換していた。
【0007】図8は、従来例の多波長変換装置の概略構
成を示すブロック図であって、1001は1.55ミク
ロン帯の不等間隔波長の入力側光ファイバ(例えば15
50nm、1551nm、1553nm、1556nm
の4波長を伝搬する)、1002は不等間隔波長を4本
の光ファイバに分波する不等間隔用アレイ導波路格子、
1003〜1006は光信号を電気信号に変換する受光
器、1007〜1010は識別再生機、1011〜10
14は電気信号を増幅する電気アンプ、1015〜10
18は直流バイアス電流と電気信号を重畳するバイアス
ティ、1019〜1022は電気信号を光信号に変換す
る発振波長1551nm、1552nm、1553n
m、1554nmの半導体レーザもしくは変調器集積半
導体レーザ、1023は等間隔用のアレイ導波路格子で
あって、以上の構成により、不等間隔WDM信号を等間
隔WDM信号へと変換することができる。
【0008】図9は、石英系導波路もしくは半導体導波
路もしくはポリマー導波路による等間隔用アレイ導波路
格子1002の概略構成を示すブロック図であって、1
101は入力用導波路、1102・1104はスラブ導
波路、1103はアレイ導波路、1105〜1108は
出力用導波路である。
【0009】図9に示すように、波長多重信号光は、入
力用導波路1101からスラブ導波路1102に入力さ
れ、アレイ導波路1103に等しい光強度で分配され
る。アレイ導波路1103で光路長差に応じた遅延差が
生じた波長多重信号光は、スラブ導波路1104に入力
されて収束する。このとき波長の違いによって位相条件
が異なるので、出力用導波路1105〜1108のそれ
ぞれに異なる波長が集約する。図9では出力用導波路1
105〜1108がスラブ導波路1104に対して等間
隔におかれているため、入力用導波路1101を伝搬す
る等間隔の波長多重信号光を分波することができる。
【0010】図10は、石英系導波路もしくは半導体導
波路もしくはポリマー導波路による不等間隔用アレイ導
波路格子1002の概略構成を示すブロック図であっ
て、1201は入力用導波路、1202・1204はス
ラブ導波路、1203はアレイ導波路、1205〜12
08は出力用導波路である。
【0011】図10では出力用導波路1205〜120
8がスラブ導波路1204に対して不等間隔におかれて
いるため、入力用導波路1201を伝搬する不等間隔の
波長多重信号光を分波することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の装
置ではネットワークの規模が大きくなって波長数や相互
接続箇所が増加するのに従って、光・電気変換および電
気・光変換の負荷が大幅に増加してしまうという問題点
があった。
【0013】そこで、電気信号を介さずに多波長を多重
したネットワークどうしの相互接続することが求められ
てきている。
【0014】本発明の目的は、光・電気変換および電気
・光変換を介さずに多波長を多重したネットワークどう
しを相互接続することが可能な技術を提供することにあ
る。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0017】 即ち、本発明は、等間隔または不等間隔
波長多重信号光が入力される不等間隔波長多重信号光
用入力ポート、および前記波長多重信号光の波長とは
なる複数の波長のポンプ光を入力する複数のポンプ光用
入力ポートとを有する第1のスラブ導波路と、前記波長
多重信号光のうちの1波長の信号光とそれに対応する前
記ポンプ光とを出力する複数の出力ポートする第2
のスラブ導波路と、前記第1のスラブ導波路と前記第2
のスラブ導波路と接続されたアレイ導波路とを備え、前
波長多重信号光を各々1波長の信号光に分波すると
ともに、対応するポンプ光と合成して出力する波長分波
手段と、前記複数の出力ポートに各々接続され、前記出
力ポートの1波長の信号光を、ともに出力された前記ポ
ンプ光により波長変換する複数の波長変換手段と、前記
複数の波長変換手段によって変換された各々の信号光を
合波し、波長変換出力用導波路に出力する波長合波手段
とを具備する多波長一括変換装置であって、前記波長多
重信号光の波長間隔と前記ポンプ光の波長間隔が異なる
とを特徴とする。このようにすることで、光・電気変
換および電気・光変換を介さずに多波長を多重したネッ
トワークどうしの相互接続することが可能となる。
【0018】 また、本発明では、前記波長分波手段の
ポンプ光用入力ポート数が出力ポート数よりも多く、か
つ前記波長分波手段の各々の出力ポートに複数の異なる
波長のポンプ光が出力されることを特徴とする。これに
より、ネットワークの規模の増大により波長数や相互接
続箇所が増加した場合に有用である。
【0019】 また、本発明では、前記波長分波手段の
ポンプ用入力ポートの前段に、1本の入力用導波路と接
続された第2の波長分波手段を具備し、前記第2の波長
分波手段は前記入力用導波路を伝搬してきた波長多重ポ
ンプ光を前記波長分波手段のポンプ光用入力ポートに分
波することを特徴とする。これにより、ポンプ光として
波長多重した光源を使用することも可能になる。
【0020】 また、本発明は、等間隔または不等間隔
の波長多重信号光が入力される不等間隔波長多重信号光
用入力ポートと、前記波長多重信号光の波長とは異なる
複数の波長のポンプ光を入力する複数のポンプ光用入力
ポートと、前記波長多重信号光のうちの1波長の信号光
とそれに対応する前記ポンプ光とを出力する複数の出力
ポートとを有し、前記各波長多重信号光を各々1波長の
信号光に分波し、対応するポンプ光とともに出力する波
長分波手段と、前記複数の出力ポートに各々接続され、
前記出力ポートの1波長の信号光を、ともに出力された
前記ポンプ光により波長変換する複数の波長変換手段
と、前記複数の波長変換手段によって変換された各々の
信号光を合波し、波長変換出力用導波路に出力する波長
合波手段とを具備する多波長一括変換装置であって
記波長多重信号光の波長間隔と前記ポンプ光の波長間隔
が異なり、前記波長分波手段のポンプ用入力ポートの前
段に、1本の入力用導波路と接続された第2の波長分波
手段と、前記ポンプ光の1部分を前記波長合波手段に接
続された前記波長変換用導波路を通して、前記第2の波
長分波手段の入力用導波路に戻す手段とを具備し前記
第2の波長分波手段は前記入力用導波路を伝搬してきた
波長多重ポンプ光を前記波長分波手段のポンプ光用入力
ポートに分波することを特徴とする。これにより、ポン
プ光源が不要になるという効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について、本発明
による実施形態(実施例)とともに図面を参照して詳細
に説明する。
【0022】(実施形態1)図1は、本発明による実施
形態1にかかる多波長一括変換装置の全体の概略構成を
示すブロック図である。
【0023】ここでは、不等間隔の4波長λ1=155
0nm,λ2=1551nm,λ3=1553nm,λ
4=1556nmの4波長を等間隔の4波長に一括波長
変換することを想定する。
【0024】図1において、101は不等間隔波長多重
信号光λ1〜λ4を入力するための入力ポート、102
は波長分波器、103〜106は導波路、107はポン
プ光λa=1557nmを入力するための入力ポート、
108はポンプ光λb=1558nmを入力するための
入力ポート、109はポンプ光λc=1559nmを入
力するための入力ポート、110はポンプ光λd=15
60nmを入力するための入力ポート、111〜114
は相互利得変調を使った波長変換器、115は合波器、
116は出力用ファイバをそれぞれ示す。
【0025】図2は、図1における波長分波器102の
詳細に構成を示すブロック図であって、117、118
はスラブ導波路、119はアレイ導波路をそれぞれ示
す。
【0026】図1及び図2において、101を伝搬する
不等間隔波長多重信号光はスラブ導波路117に入力さ
れ、アレイ導波路119に等しい光強度で分配される。
アレイ導波路119で光路長差に応じた遅延差が生じた
不等間隔波長多重信号光はスラブ導波路118に入力さ
れて収束する。
【0027】このとき波長の違いによって位相条件が異
なり、λ1は導波路103に、λ2は導波路104に、
λ3は導波路105に、λ4は導波路106に出力され
る。一方、等間隔のポンプ光λa〜λdも入力ポート1
07〜110から入力される。ここで入力ポート107
〜110をスラブ導波路117に対して最適な位置に設
定すると、λaは導波路103に、λbは導波路104
に、λcは導波路105に、λdは導波路106に出力
される。すなわち、導波路103にはλ1とλaが、導
波路104にはλ2とλbが、導波路105にはλ3と
λcが、導波路106にはλ4とλdが合波されること
になり、それぞれが波長変換素子111〜114に入力
される。波長変換素子111〜114はλ1〜λ4をそ
れぞれλa〜λbに波長変換する。このλa〜λdを合
波器115を用いて合波し、出力用ファイバ116に出
力することで、不等間隔波長多重信号λ1〜λ4を等間
隔波長多重信号λa〜λdへと一括で波長変換すること
ができる。
【0028】図3は、前記相互利得変調型の波長変換素
子111〜114の特性を示す図であり、波長変換素子
111〜114として半導体光増幅器を用いたものであ
る。
【0029】半導体光増幅器に信号光(例えばλ1)と
ポンプ光(例えばλa)を入射する。ここで信号光の強
度が十分に強いと(例えば、0dBm以上)半導体光増
幅器の利得が強い入力強度で飽和して、増幅度が図3の
ように減少する。すなわち入力光のon/offに対応
して、ポンプ光の利得が変動する。この現象を利用し
て、信号光のもつ信号情報はそのままで、信号光の波長
λ1だけをポンプ光の波長λaに変換する波長変換が可
能になる。
【0030】なお、ここでは不等間隔から等間隔への波
長一括変換を説明したが、同様の手段で等間隔から不等
間隔への波長一括変換も可能である。また、波長変換素
子として相互利得変調型のものを説明したが、四光波混
合型や相互位相変調型のものを使っても構わない。
【0031】なお、四光波混合を用いる場合には信号光
λ1とポンプ光λa、変換光の波長λαの間には、
【0032】
【数1】 |λ1−λa|=|λa−λα| 数1の関係があり、ポンプ光と変換光の波長が異なる。
従って、不等間隔の信号光が等間隔の変換光になるよう
なポンプ光を選択する必要がある。例えば不等間隔のλ
1=1550nm,λ2=1551nm,λ3=155
3nm,λ4=1556nmの4波長を等間隔変換光λ
α=1557nm,λβ=1558nm,λγ=155
9nm,λδ=1560nmに変換するためには、ポン
プ光としてλa=1553.5nm,λb=1554.5
nm,λc=1556nm,λd=1558nmの四波
長を用いる。
【0033】このように、入力光のon/offに対応
して、ポンプ光の利得が変動する波長変換素子の特性を
用いることで、光・電気変換および電気・光変換(すな
わち、電気信号に変換することなく)を介さずに多波長
を多重したネットワークどうしの相互接続することが可
能となる。
【0034】(実施形態2)図4は、本発明による実施
形態2の多波長一括変換装置の全体の概略構成を示すブ
ロック図であって、201は不等間隔波長多重信号光λ
1〜λ4を入力するための入力ポート、202は波長分
波器、203〜206は導波路、207はポンプ光λa
を入力するための入力ポート、208はポンプ光λbを
入力するための入力ポート、209はポンプ光λcを入
力するための入力ポート、210はポンプ光λdを入力
するための入力ポート、211はポンプ光λeを入力す
るための入力ポート、212はポンプ光λfを入力する
ための入力ポート、213はポンプ光λgを入力するた
めの入力ポート、214はポンプ光λhを入力するため
の入力ポート、215〜218は相互利得変調を使った
波長変換器、219は合波器、220は出力用ファイバ
をそれぞれ示す。
【0035】ここで波長分波器202を最適な条件で設
計すると、導波路203にはλ1とλaとλbが、導波
路204にはλ2とλcとλdが、導波路205にはλ
3とλeとλfが、導波路206にはλ4とλgとλh
が合波されることになり、それぞれを波長変換素子11
1〜114に入力できる。
【0036】つまり、ポンプ光をon/offすること
により、導波路203はλ1をλaもしくはλbのどち
らか一方、あるいはλaとλbの両方同時に波長変換で
きることになる。このλa〜λgを合波器115を用い
て合波し、出力用ファイバ116に出力することで、不
等間隔波長多重信号λ1〜λ4をλa〜λgへと一括で
波長変換することができる。
【0037】このように、ポンプ光をon/offする
ことにより、導波路は複数の信号光うちの一方、または
両方同時に波長変換できるので、ネットワークの規模の
増大により波長数や相互接続箇所が増加した場合に有用
である。
【0038】(実施形態3)前述の実施形態1,2で
は、ポンプ光の入力ポートとしてそれぞれ別の入力ポー
トを用いている。これは各ポンプ光に別々の光源が具備
されている場合には便利な構造であるが、ポンプ光が波
長多重されている場合には不都合である。本実施形態3
では、ポンプ光が波長多重されている場合について図面
を用いて説明する。
【0039】図5は、本発明による実施形態3の多波長
一括変換装置の全体の概略構成を示すブロック図であっ
て、301は不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4を入力
するための入力ポート、302は波長分波器、303〜
306は導波路、307はポンプ光λa=1557nm
を入力するための入力ポート、308はポンプ光λb=
1558nmを入力するための入力ポート、309はポ
ンプ光λc=1559nmを入力するための入力ポー
ト、310はポンプ光λd=1560nmを入力するた
めの入力ポート、311〜314は相互利得変調を使っ
た波長変換器、315は合波器であり、316は出力用
ファイバ、317は波長多重されているポンプ光λa〜
λdを分波するための分波器である。
【0040】本実施形態3の多波長一括変換装置は、図
5に示すように、波長多重されているポンプ光は分波器
317により入力ポート307〜310に分波される。
その後は前記実施形態1と同様に、信号光1波長とポン
プ光1波長がそれぞれ別の波長変換器に入力され、信号
光の信号情報はそのままでの波長だけがポンプ光の波長
に変換される。波長変換された信号光は合波器315で
合波され、出力用ファイバ316に出力される。すなわ
ち、不等間隔波長多重信号λ1〜λ4を等間隔波長多重
信号λa〜λdへと一括で波長変換することができる。
これにより、ポンプ光として波長多重した光源を使用す
ることも可能になる。
【0041】(実施形態4)前記実施形態1〜3では、
複数のポンプ光源または波長多重されたポンプ光が必要
になり、システム全体の価格が高価になる。そこで、本
実施形態4では、ポンプ光源または波長多重されたポン
プ光を不必要にした安価な多波長一括変換装置について
図面を用いて説明する。
【0042】図6は、本発明による実施形態4の多波長
一括変換装置の全体の概略構成を示すブロック図であっ
て、401は不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4を入力
するための入力ポート、402は波長分波器、403〜
406は導波路、407はポンプ光λa=1557nm
を入力するための入力ポート、408はポンプ光λb=
1558nmを入力するための入力ポート、409はポ
ンプ光λc=1559nmを入力するための入力ポー
ト、410はポンプ光λd=1560nmを入力するた
めの入力ポート、411〜414は相互利得変調を使っ
た波長変換器、415は合波器であり、416は出力用
ファイバ、417は波長多重されているポンプ光λa〜
λdを分波するための分波器、418は光カプラ、41
9はポンプ光の一部をフィードバックするための光ファ
イバ、420はアイソレータをそれぞれ示す。
【0043】本実施形態4の多波長一括変換装置は、図
6に示すように、波長多重されているポンプ光は分波器
417により入力ポート407〜410に分波される。
その後は、前記実施形態1と同様に、信号光1波長とポ
ンプ光1波長がそれぞれ別の波長変換器411〜414
に入力され、信号光の信号情報はそのままでの波長だけ
がポンプ光の波長に変換される。波長変換された信号光
は合波器415で合波され、出力用ファイバ416に出
力される。
【0044】ここで、この第4の実施形態における特徴
は、ポンプ光の一部が418で取り出されて、時計回り
の方向に分波器417に戻されることである。すなわち
例えばポンプ光λaは417→407→402→403
→411→415→418→419→420→417の
ループで周回し、自らレーザ発振することでポンプ光を
生成することができる。
【0045】なお、本実施形態4では時計回りのループ
を仮定したが、反時計周りのループでも構わない。反時
計回りにする場合、アイソレータ420を左右反転して
設置する。
【0046】図7は、本実施形態4における多波長一括
変換装置の別の概略構成を示すブロック図であって、4
21は不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4を入力するた
めの入力ポート、422は波長分波器、423〜426
は導波路、427はポンプ光λa=1557nmを入力
するための入力ポート、428はポンプ光λb=155
8nmを入力するための入力ポート、429はポンプ光
λc=1559nmを入力するための入力ポート、43
0はポンプ光λd=1560nmを入力するための入力
ポート、431〜434は四光波混合型の波長変換器、
435は合波器であり、436は出力用ファイバ、43
7は波長多重されているポンプ光λa〜λdを分波する
ための分波器、438はポンプ光の一部をフィードバッ
クするための光ファイバ、439はアイソレータであ
る。
【0047】本実施形態4における別の多波長一括変換
装置は、図7に示すように、波長多重されているポンプ
光は分波器437により入力ポート427〜430に分
波される。その後は、前記実施形態1と同様に、信号光
1波長とポンプ光1波長がそれぞれ別の波長変換器43
1〜434に入力され、信号光の信号情報はそのままで
の波長だけがポンプ光の波長に変換される。波長変換さ
れた信号光は合波器435で合波され、出力用ファイバ
436に出力される。
【0048】ここで、特に波長変換素子として四光波型
の波長変換器を用いると、ポンプ光の波長と変換光の波
長が異なるため、合波器435を最適に設計することに
よって、変換光λα〜λδを出力用ファイバ436に、
ポンプ光λa〜λdを光ファイバ438に出力すること
ができる。ここでポンプ光のみを分波器437にフィー
ドバックすることでレーザ発振され、ポンプ光を生成す
る。
【0049】なお、前記本実施形態4の別の構成では、
時計回りのループを仮定したが、反時計周りのループで
も構わない。反時計回りにする場合、アイソレータ43
9を左右反転して設置する。
【0050】このように、ポンプ光のみを分波器にフィ
ードバックすることでレーザ発振され、ポンプ光を生成
することにより、ポンプ光源が不要になるという効果が
ある。
【0051】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0052】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0053】入力光のon/offに対応して、ポンプ
光の利得が変動する波長変換素子の特性を用いることに
より、光・電気変換及び電気・光変換を介さずに多波長
を多重したネットワークどうしの相互接続することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態1の多波長一括変換装置
の全体の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1における波長分波器の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本実施形態1の相互利得変調型の波長変換素子
の特性を示す図である。
【図4】本発明による実施形態2の多波長一括変換装置
の全体の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明による実施形態3の多波長一括変換装置
の全体の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明による実施形態4の多波長一括変換装置
の全体の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本実施形態4の多波長一括変換装置の別の全体
の概略構成を示すブロック図である。
【図8】従来の多波長変換装置例の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図9】従来の等間隔用アレイ導波路格子の概略構成を
示すブロック図である。
【図10】従来の不等間隔用アレイ導波路格子の概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101…不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4を入力する
ための入力ポート、102…波長分波器、103〜10
6…導波路、107…ポンプ光λa=1557nmを入
力するための入力ポート、108…ポンプ光λb=15
58nmを入力するための入力ポート、109…ポンプ
光λc=1559nmを入力するための入力ポート、1
10…ポンプ光λd=1560nmを入力するための入
力ポート、111〜114…波長変換器、115…合波
器、116…出力用ファイバ、117、118…スラブ
導波路、119…アレイ導波路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曲 克明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−109428(JP,A) 特開 平7−43765(JP,A) 特開 平7−98419(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/365 G02B 6/293

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等間隔または不等間隔の波長多重信号光
    が入力される不等間隔波長多重信号光用入力ポート、お
    よび前記波長多重信号光の波長とは異なる複数の波長の
    ポンプ光を入力する複数のポンプ光用入力ポートとを有
    する第1のスラブ導波路と、 前記波長多重信号光のうちの1波長の信号光とそれに対
    応する前記ポンプ光とを出力する複数の出力ポートを有
    する第2のスラブ導波路と、 前記第1のスラブ導波路と前記第2のスラブ導波路と接
    続されたアレイ導波路とを備え 、 前記波長多重信号光を各々1波長の信号光に分波する
    とともに、対応するポンプ光と合成して出力する波長分
    波手段と、 前記複数の出力ポートに各々接続され、前記出力ポート
    の1波長の信号光を、ともに出力された前記ポンプ光に
    より波長変換する複数の波長変換手段と、 前記複数の波長変換手段によって変換された各々の信号
    光を合波し、波長変換出力用導波路に出力する波長合波
    手段とを具備する多波長一括変換装置であって、 前記波長多重信号光の波長間隔と前記ポンプ光の波長間
    隔が異なることを特徴とする多波長一括変換装置。
  2. 【請求項2】 前記波長分波手段のポンプ光用入力ポー
    ト数が出力ポート数よりも多く、かつ前記波長分波手段
    の各々の出力ポートに複数の異なる波長のポンプ光が出
    力されることを特徴とする請求項1に記載の多波長一括
    変換装置。
  3. 【請求項3】 前記波長分波手段のポンプ用入力ポート
    の前段に、1本の入力用導波路と接続された第2の波長
    分波手段を具備し、前記第2の波長分波手段は前記入力
    用導波路を伝搬してきた波長多重ポンプ光を前記波長分
    波手段のポンプ光用入力ポートに分波することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の多波長一括変換装
    置。
  4. 【請求項4】 等間隔または不等間隔の波長多重信号光
    が入力される不等間隔波長多重信号光用入力ポートと、
    前記波長多重信号光の波長とは異なる複数の波長のポン
    プ光を入力する複数のポンプ光用入力ポートと、前記波
    長多重信号光のうちの1波長の信号光とそれに対応する
    前記ポンプ光とを出力する複数の出力ポートとを有し、
    前記各波長多重信号光を各々1波長の信号光に分波し、
    対応するポンプ光とともに出力する波長分波手段と、 前記複数の出力ポートに各々接続され、前記出力ポート
    の1波長の信号光を、ともに出力された前記ポンプ光に
    より波長変換する複数の波長変換手段と、 前記複数の波長変換手段によって変換された各々の信号
    光を合波し、波長変換出力用導波路に出力する波長合波
    手段とを具備する多波長一括変換装置であって前記波長多重信号光の波長間隔と前記ポンプ光の波長間
    隔が異なり、 前記波長分波手段のポンプ用入力ポートの前段に、1本
    の入力用導波路と接続された第2の波長分波手段と、 前記ポンプ光の1部分を前記波長合波手段に接続された
    前記波長変換用導波路を通して、前記第2の波長分波手
    段の入力用導波路に戻す手段とを具備し前記第2の波長分波手段は前記入力用導波路を伝搬して
    きた波長多重ポンプ光を前記波長分波手段のポンプ光用
    入力ポートに分波する ことを特徴とする多波長一括変換
    装置。
  5. 【請求項5】 前記波長分波手段のポンプ光用入力ポー
    ト数が出力ポート数よりも多く、かつ前記波長分波手段
    の各々の出力ポートに複数の異なる波長のポンプ光が出
    力されることを特徴とする請求項4に記載の多波長一括
    変換装置。
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