JP3821353B2 - 多波長変換制御装置 - Google Patents

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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は波長多重を利用した光通信,光交換,光情報処理等の光伝送システムに適用される多波長変換制御装置に関して有効な技術である。
【0002】
【従来の技術】
光伝送システムは、エルビュームドープ光ファイバアンプ(有効帯域1530〜1560nm:1.55ミクロン帯と総称)の発達とともに、1.55ミクロン帯を中心に発達してきた。特に日本においては、光ファイバのゼロ分散波長を通常の1.3ミクロン帯から1.55ミクロン帯にシフトするいわゆる分散シフトファイバを用いることで光信号の波長分散を抑制し、単一波長の光信号に対しては10Gb/sで500Km以上という高速・長距離伝送を可能にしている。しかし反面分散シフトファイバによる伝送は、複数の波長を多重した波長多重信号(WDM信号)に対して波長間の干渉が大きく、信号波形の劣化をもたらせるために、WDM信号の波長間隔を不等間隔にする工夫がなされている。
【0003】
一方、北米やヨーロッパはゼロ分散波長が通常の1.3ミクロン帯にある光ファイバを使用している。この通常分散ファイバによる伝送は光信号の波長分散が大きいために、高速・長距離伝送には不利であるが、反面WDM伝送には有利で、WDM信号の波長間隔を等間隔にすることができる。
【0004】
ここで重要となるのは不等間隔のWDMネットワークと等間隔のWDMネットワークの相互接続である。図6は4波を多重した不等間隔WDMネットワークから、同じく4波を多重した等間隔WDMネットワークへと接続する場合を説明する図である。ここで簡単のため、不等間隔の4波長λ1=1550nm、λ2=1551nm、λ3=1553nm、λ4=1556nmの4波長を等間隔の4波長に一括波長変換することを想定する。
【0005】
図6において、1000は不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4を送信する送信ノード、1001は不等間隔波長多重信号光用の入力ポート、1002は波長分波器、1003〜1006は導波路、1007はポンプ光λa=1557nmを入力するための入力ポート、1008はポンプ光λb=1558nmを入力するための入力ポート、1009はポンプ光λc=1559nmを入力するための入力ポート、1010はポンプ光λd=1560nmを入力するための入力ポート、1011〜1014は相互利得変調を使った波長変換器、1015は合波器、1016は出力用ファイバ、1020は受信ノード、1021は分散シフトファイバ、1022は通常分散ファイバである。
【0006】
図7は図6における波長分波器1002の詳細図であって、1017,1018はスラブ導波路、1019はアレイ導波路である。
【0007】
図6,図7において、入力ポート1001を伝搬する不等間隔波長多重信号光はスラブ導波路1017に入力され、アレイ導波路1019に等しい光強度で分配される。アレイ導波路1019で光路長差に応じた遅延差が生じた不等間隔波長多重信号光はスラブ導波路1018に入力されて収束する。このとき波長の違いによって位相条件が異なり、信号光λ1は導波路1003に、信号光λ2は導波路1004に、信号光λ3は導波路1005に、信号光λ4は導波路1006に出力される。
【0008】
一方、等間隔のポンプ光λa〜λdも入力ポート1007〜1010から入力される。ここで入力ポート1007〜1010をスラブ導波路1017に対して最適な位置に設定すると、ポンプ光λaは導波路1003に、ポンプ光λbは導波路1004に、ポンプ光λcは導波路1005に、ポンプ光λdは導波路1006に出力される。
【0009】
すなわち、導波路1003には信号光λ1とポンプ光λaが、導波路1004には信号光λ2とポンプ光λbが、導波路1005には信号光λ3とポンプ光λcが、導波路1006には信号光λ4とポンプ光λdが合波されることになり、それぞれが波長変換器1011〜1014に入力される。
【0010】
波長変換器1011〜1014は信号光λ1〜λ4をそれぞれポンプ光λa〜λbに波長変換する。このポンプ光λa〜λbを合波器1015を用いて合波し出力用ファイバ1016に出力することで、不等間隔波長多重信号λ1〜λ4を等間隔波長多重信号λa〜λdへと一括で波長変換することができる。
【0011】
図8は相互利得変調型の波長変換器の特性を説明する図であり、波長変換器として半導体光増幅器を用いたものである。半導体光増幅器に信号光(例えばλ1)とポンプ光(例えばλa)を入射する。ここで信号光の強度が十分に強いと(例えば0dBm以上)半導体光増幅器の利得が強い入力強度で飽和して、増幅度が図8のように減少する。すなわち入力光のon/offに対応して、ポンプ光の利得が変動する。この現象を利用して、信号光のもつ信号情報はそのままで、信号光の波長λ1だけをポンプ光の波長λaに変換する波長変換が可能になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の方法は下記のような問題があった。すなわち入力信号光の監視の問題である。ネットワークにはファイバ断線、光源のパワー低下、WDM信号の絶対波長のずれといったさまざまな故障が発生し得る。ここで故障時にどこで故障が起こったかを切り分けるために、常にWDM信号を監視することが必要である。
【0013】
図6に示す従来技術においても、その故障が不等間隔波長を使う分散シフトファイバ1021のネットワークで生じたのか、等間隔波長を用いる通常分散ファイバ1022のネットワークで生じたものかを切り分けることが要求され、そのため途中で不等間隔波長を監視する必要がある。ところが図6の構成においては、この監視が困難であった。
【0014】
つまり、監視を行うためには従来では図9のような構成を取る必要がある。図9において、1100は不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4を送信する送信ノード、1101は不等間隔波長多重信号光用の入力ポート、1102は波長分波器、1103〜1106は導波路、1107〜1110はポンプ光を入力するための入力ポート、1111〜1114は相互利得変調を使った波長変換器、1115は合波器、1116は出力用ファイバ、1120は受信ノード、1121は分散シフトファイバ、1122は通常分散ファイバであり、以上は図6と同様の構成であるが、これに加えて光カプラ1123、光分波器1124、監視用光導波路1125〜1128が必要になる。
【0015】
この構成によれば、入力ポート1101を伝搬する不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4の一部を分岐したうえで、光分波器1124によって分波し、それぞれの波長を監視することができる。しかしながら監視のために部品点数を増加することや、高価な波長分波器1124を追加することはシステムの価格設定のうえで困難であった。また光カプラ1123の挿入によって、不等間隔波長の損失が増大する問題もあった。
【0016】
本発明は、上記従来技術に鑑み、不等間隔波長多重信号光を一括して等間隔波長多重信号光に変換する多波長変換制御装置において、部品点数を増加することなく、しかも、損失を発生することなく、不等間隔波長多重信号光の状態を監視できる多波長変換制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する本発明の構成は、複数の入力ポートと複数の出力ポートを有しており、波長が異なると共に相互の波長間隔が不等間隔になっている複数の信号光を多重してなる不等間隔波長多重信号光が前記入力ポートのうち特定した1つの入力ポートに入力されると、前記不等間隔波長多重信号光を分波して1つの信号光が1つの出力ポートから出力されるように各信号光を個別に各出力ポートから出力し、且つ、波長が異なると共に相互の波長間隔が等間隔になっている複数のポンプ光が個別に他の複数の入力ポートに入力されると、1つのポンプ光が1つの出力ポートから出力されるように各ポンプ光を個別に各出力ポートから出力することにより、各出力ポートから1つの信号光と1つのポンプ光を対として出力する波長分波器と、
前記波長分波器の各出力ポートに個別に接続されており、対となった1つの信号光と1つのポンプ光が入力されると、相互利得変調を使って信号光の波長をポンプ光の波長に波長変換する複数の波長変換器と、
複数の入力ポートと複数の出力ポートを有しており、各波長変換器から出力された波長変換済の信号光と波長変換前の信号光との対が、それぞれ別々の入力ポートに入力され、各波長変換ずみの信号光を出力ポートのうち特定した1つの出力ポートから出力することで、波長が異なると共に相互の波長間隔が等間隔になっている複数の波長変換済の信号光を多重してなる等間隔波長多重信号光を出力し、且つ、各波長変換前の信号光を他の複数の出力ポートから、1つの波長変換前の信号光が1つの出力ポートから出力されるように各波長変換前の信号光を個別に出力する合波器と、
前記合波器から個別に出力される複数の信号光の状態から、前記不等間隔波長多重信号光の信号状態を監視する監視手段とで構成されていることを特徴とする。
【0018】
また本発明の構成は、複数の入力ポートと複数の出力ポートを有しており、波長が異なると共に相互の波長間隔が等間隔になっている複数の信号光を多重してなる等間隔波長多重信号光が前記入力ポートのうち特定した1つの入力ポートに入力されると、前記等間隔波長多重信号光を分波して1つの信号光が1つの出力ポートから出力されるように各信号光を個別に各出力ポートから出力し、且つ、波長が異なると共に相互の波長間隔が不等間隔になっている複数のポンプ光が個別に他の複数の入力ポートに入力されると、1つのポンプ光が1つの出力ポートから出力されるように各ポンプ光を個別に各出力ポートから出力することにより、各出力ポートから1つの信号光と1つのポンプ光を対として出力する波長分波器と、
前記波長分波器の各出力ポートに個別に接続されており、対となった1つの信号光と1つのポンプ光が入力されると、相互利得変調を使って信号光の波長をポンプ光の波長に波長変換する複数の波長変換器と、
複数の入力ポートと複数の出力ポートを有しており、各波長変換器から出力された波長変換済の信号光と波長変換前の信号光との対が、それぞれ別々の入力ポートに入力され、各波長変換済みの信号光を出力ポートのうち特定した1つの出力ポートから出力することで、波長が異なると共に相互の波長間隔が不等間隔になっている複数の波長変換済の信号光を多重してなる不等間隔波長多重信号光を出力し、且つ、各波長変換前の信号光を他の複数の出力ポートから、1つの波長変換前の信号光が1つの出力ポートから出力されるように各波長変換前の信号光を個別に出力する合波器と、
前記合波器から個別に出力される複数の信号光の状態から、前記等間隔波長多重信号光の信号状態を監視する監視手段とで構成されていることを特徴とする。
【0019】
また本発明では、前記監視手段は、前記合波器から個別に出力される信号光を個別に受光する複数の受光器と、各受光器で受光した信号から符号誤り率を測定する符号誤り率測定器と、符号誤り率が増大したときに前記波長変換器を遮断したり各受光器で受光した受光パワーに応じて前記波長変換器での変換パワーレベルを調整する制御装置とで構成されていることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0021】
〔第一の実施の形態〕
図1は本発明の第一の実施の形態を説明する図である。ここで簡単のため、不等間隔の4波長λ1=1550nm、λ2=1551nm、λ3=1553nm、λ4=1556nmの4波長を等間隔の4波長に一括波長変換することを想定する。
【0022】
図1において001は不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4を入力するための入力ポート、002は波長分波器、003〜006は導波路(出力ポート)、007はポンプ光λa=1557nmを入力するための入力ポート、008はポンプ光λb=1558nmを入力するための入力ポート、009はポンプ光λc=1559nmを入力するための入力ポート、010はポンプ光λd=1560nmを入力するための入力ポート、011〜014は相互利得変調を使った波長変換器、015は合波器、016は等間隔波長多重光用の出力用ファイバ、020〜023は合分波用ファイバである。
【0023】
また、000は送信ノード、017は受信ノード、018は分散シフトファイバ、019は通常分散ファイバである。
【0024】
本構成は基本的に図6の従来例と同様の構成であり、λ1〜λ4の不等間隔波長をλa〜λdの等間隔波長へと多波長で一括変換することができる。ここで図6と異なる点は光合波器015がλa〜λdを合波するとともに、異なる波長光を合波・分波するよう設計されている点と、その異なる波長光のための合分波用ファイバ020〜023が具備されている点である。この構成の利点は以下に詳しく説明する。
【0025】
〔第二の実施の形態〕
図2は第二の実施の形態の全体図を説明する図である。図2において、101は不等間隔波長多重信号光λ1〜λ4を入力するための入力ポート、102は波長分波器、103〜106は導波路(出力ポート)、107はポンプ光λa=1557nmを入力するための入力ポート、108はポンプ光λb=1558nmを入力するための入力ポート、109はポンプ光λc=1559nmを入力するための入力ポート、110はポンプ光λd=1560nmを入力するための入力ポート、111〜114は相互利得変調を使った波長変換器、115は合波器、116は等間隔波長多重光用の出力用ファイバ、120〜123は不等間隔波長監視用の監視用出力ポートである。
【0026】
また、100は送信ノード、117は受信ノード、118は分散シフトファイバ、119は通常分散ファイバである。
【0027】
図3は図2における波長分波器102の詳細図であって、124,125はスラブ導波路、126はアレイ導波路である。
【0028】
図2,図3において、入力ポート101を伝搬する不等間隔波長多重信号光はスラブ導波路124に入力され、アレイ導波路126に等しい光強度で分配される。アレイ導波路126で光路長差に応じた遅延差が生じた不等間隔波長多重信号光はスラブ導波路125に入力されて収束する。このとき波長の違いによって位相条件が異なり、信号光λ1は導波路103に、信号光λ2は導波路104に、信号光λ3は導波路105に、信号光λ4は導波路106に出力される。
【0029】
一方、等間隔のポンプ光λa〜λdも入力ポート107〜110から入力される。ここで入力ポート107〜110をスラブ導波路124に対して最適な位置に設定すると、ポンプ光λaは導波路103に、ポンプ光λbは導波路104に、ポンプ光λcは導波路105に、ポンプ光λdは導波路106に出力される。
【0030】
すなわち、導波路103には信号光λ1とポンプ光λaが、導波路104には信号光λ2とポンプ光λbが、導波路105には信号光λ3とポンプλcが、導波路106には信号光λ4とポンプ光λdが合波されることになり、それぞれが波長変換器111〜114に入力される。
【0031】
波長変換器111〜114は導波路(出力ポート)103〜106に接続されており、信号光λ1〜λ4をそれぞれポンプ光λa〜λbに波長変換する。このポンプ光λa〜λbを合波器115を用いて合波し出力用ファイバ116に出力することで、不等間隔波長多重信号λ1〜λ4を等間隔波長多重信号λa〜λdへと一括で波長変換することができる。
【0032】
第二の実施の形態の特徴は、光合波器115に出力ポート120〜123が設けられている点である。光合波器115を最適に設計することにより、合波器115はポンプ光λa〜λdを出力用ファイバ116に合波するとともに、信号光λ1を出力ポート120に、信号光λ2を出力ポート121に、信号光λ3を出力ポート122に、信号光λ4を出力ポート123に出力することができる。
【0033】
合波器015若しくは合波器115の構造は基本的に図3と同様の構成をとる。ここでポート101,ポート103〜106,ポート107〜110のスラブ導波路124,125に対する位置配置および、アレイ導波路126の光路長差を最適に計算設計することで、ポート103〜106からλ1,λa,λ2,λb,λ3,λc,λ4,λdの光を入射した場合に、ポート101にλa〜λdの光が合波され、ポート107にはλ1,ポート108にはλ2,ポート109にはλ3,ポート110にはλ4の光が出力されるような合波器を構成することができる。ポート101,ポート103〜106,ポート107〜110,スラブ導波路124,125は例えば石英系導波路で構成される。
【0034】
ここで出力ポート120〜123に受光器やレベル監視回路、波長監視回路を設けることによって、不等間隔から等間隔への多波長一括変換を行うと同時に、入力側の各信号を監視することができる。
【0035】
図4は監視の例を示したものである。図2の構成に加えて、受光器127〜130、符号誤り率測定器131、制御装置132並びに制御用配線133を備えている。
【0036】
さて、図5に示すように、通常光ネットワークで用いる光パケット139はヘッダ(アドレス)134とペイロード135を備えている。ここで、ネットワークの監視を簡単にするために、いわゆるデジタルラッパ方式が提唱されている。これはデジタルラッパ用光パケット140のように、ヘッダ(アドレス)136、ペイロード137に加えて、符号誤り率測定用の疑似ランダムパターン138を付与する方式である。一般に符号誤り率は10のマイナス12乗以下であるが、例えば光増幅器のノイズの増大やモード分散の増加といった伝送路の劣化によって符号誤りが増大する場合がある。
【0037】
図4の構成ではこの符号誤り率の測定を可能にする。すなわち、受光器127〜130によって、デジタルラッパ用光パケットを受光し、その疑似ランダムパターンのみを符号誤り率測定器131によって測定する。ここで符号誤り率が増大したときには符号誤り率測定器131は制御装置132に連絡し、制御装置132は制御用配線133を用いて波長変換器111〜114を遮断する。また、受光器127〜130で受光パワーレベルが低下している場合には、波長変換器111〜114に注入する電流レベル等を制御することで、光のパワーレベルを増大することができる。
【0038】
なお上記実施の形態では、不等間隔波長多重信号光を等間隔波長多重信号光に一括して波長変換する例を述べたが、本発明は、等間隔波長多重信号光を不等間隔波長多重信号光に一括して波長変換するものや、入力された等間隔波長多重信号光を、入力された等間隔波長多重信号光の波長とは異なるが波長間隔が等間隔となっている等間隔波長多重信号光に一括して波長変換するものにも適用することができる。なお、等間隔波長多重信号光を不等間隔波長多重信号光に一括して波長変換する場合には、波長間隔が不等間隔となっている複数のポンプ光を用い、不等間隔波長多重信号光を等間隔波長多重信号光に一括して波長変換する場合には、波長間隔が等間隔となっている複数のポンプ光を用いる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば多波長一括波長変換を行いつつ、出力側(波長変換後のネットワーク側)において、入力された不等間隔波長多重信号光や等間隔波長多重信号光の監視を容易に行うことができる。
【0040】
また監視手段により監視した結果に応じて、波長変換器を制御することにより、符号誤りを生じたときに信号光伝送を遮断したり、波長変換された等間隔波長多重信号光や不等間隔波長多重信号光のレベルを適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態を示す構成図である。
【図3】第二の実施の形態に用いる波長分波器を示す構成図である。
【図4】第二の実施の形態を用いて監視をする例を示す構成図である。
【図5】光パケットの信号構成を示す説明図である。
【図6】従来技術を示す構成図である。
【図7】従来技術に用いる波長分波器を示す構成図である。
【図8】相互利得変調による波長変換特性を示す特性図。
【図9】不等間隔波長多重信号の監視をする従来技術を示す構成図である。
【符号の説明】
001 入力ポート
002 波長分波器
003〜006 導波路(出力ポート)
007〜010 入力ポート
011〜014 波長変換器
015 合波器
016 出力用ファイバ
020〜023 合分波用ファイバ
100 送信ノード
101 入力ポート
102 波長分波器
103〜106 導波路(出力ポート)
107〜110 入力ポート
111〜114 波長変換器
115 合波器
116 出力用ファイバ
117 受信ノード
118 分散シフトファイバ
119 通常分散ファイバ
120〜123 監視用出力ポート
124,125 スラブ導波路
126 アレイ導波路
127〜130 受光器
131 符号誤り率測定器
132 制御装置
133 制御用配線
134 ヘッダ
135 ペイロード
136 ヘッダ
137 ペイロード
138 疑似ランダムパターン
139 光パケット
140 デジタルラッパ用光パケット
1000 送信ノード
1001 入力ポート
1002 波長分波器
1003〜1006 導波路(出力ポート)
1007〜1010 入力ポート
1011〜1014 波長変換器
1015 合波器
1016 出力用ファイバ
1020 受信ノード
1021 分散シフトファイバ
1022 通常分散ファイバ
1017,1018 スラブ導波路
1019 アレイ導波路
1100 送信ノード
1101 入力ポート
1102 波長分波器
1103〜1106 導波路(出力ポート)
1107〜1110 入力ポート
1111〜1114 波長変換器
1115 合波器
1116 出力用ファイバ
1120 受信ノード
1121 分散シフトファイバ
1122 通常分散ファイバ
1123 光カプラ
1124 光分波器
1125〜1126 監視用光導波路
λ1,λ2,λ3,λ4 不等間隔波長多重信号光
λa,λb,λc,λd 等間隔波長多重信号光
λ1,λ2,λ3,λ4 不等間隔波長多重信号光(ポンプ光)

Claims (3)

  1. 複数の入力ポートと複数の出力ポートを有しており、波長が異なると共に相互の波長間隔が不等間隔になっている複数の信号光を多重してなる不等間隔波長多重信号光が前記入力ポートのうち特定した1つの入力ポートに入力されると、前記不等間隔波長多重信号光を分波して1つの信号光が1つの出力ポートから出力されるように各信号光を個別に各出力ポートから出力し、且つ、波長が異なると共に相互の波長間隔が等間隔になっている複数のポンプ光が個別に他の複数の入力ポートに入力されると、1つのポンプ光が1つの出力ポートから出力されるように各ポンプ光を個別に各出力ポートから出力することにより、各出力ポートから1つの信号光と1つのポンプ光を対として出力する波長分波器と、
    前記波長分波器の各出力ポートに個別に接続されており、対となった1つの信号光と1つのポンプ光が入力されると、相互利得変調を使って信号光の波長をポンプ光の波長に波長変換する複数の波長変換器と、
    複数の入力ポートと複数の出力ポートを有しており、各波長変換器から出力された波長変換済の信号光と波長変換前の信号光との対が、それぞれ別々の入力ポートに入力され、各波長変換ずみの信号光を出力ポートのうち特定した1つの出力ポートから出力することで、波長が異なると共に相互の波長間隔が等間隔になっている複数の波長変換済の信号光を多重してなる等間隔波長多重信号光を出力し、且つ、各波長変換前の信号光を他の複数の出力ポートから、1つの波長変換前の信号光が1つの出力ポートから出力されるように各波長変換前の信号光を個別に出力する合波器と、
    前記合波器から個別に出力される複数の信号光の状態から、前記不等間隔波長多重信号光の信号状態を監視する監視手段とで構成されていることを特徴とする多波長変換制御装置。
  2. 複数の入力ポートと複数の出力ポートを有しており、波長が異なると共に相互の波長間隔が等間隔になっている複数の信号光を多重してなる等間隔波長多重信号光が前記入力ポートのうち特定した1つの入力ポートに入力されると、前記等間隔波長多重信号光を分波して1つの信号光が1つの出力ポートから出力されるように各信号光を個別に各出力ポートから出力し、且つ、波長が異なると共に相互の波長間隔が不等間隔になっている複数のポンプ光が個別に他の複数の入力ポートに入力されると、1つのポンプ光が1つの出力ポートから出力されるように各ポンプ光を個別に各出力ポートから出力することにより、各出力ポートから1つの信号光と1つのポンプ光を対として出力する波長分波器と、
    前記波長分波器の各出力ポートに個別に接続されており、対となった1つの信号光と1つのポンプ光が入力されると、相互利得変調を使って信号光の波長をポンプ光の波長に波長変換する複数の波長変換器と、
    複数の入力ポートと複数の出力ポートを有しており、各波長変換器から出力された波長変換済の信号光と波長変換前の信号光との対が、それぞれ別々の入力ポートに入力され、各波長変換済みの信号光を出力ポートのうち特定した1つの出力ポートから出力することで、波長が異なると共に相互の波長間隔が不等間隔になっている複数の波長変換済の信号光を多重してなる不等間隔波長多重信号光を出力し、且つ、各波長変換前の信号光を他の複数の出力ポートから、1つの波長変換前の信号光が1つの出力ポートから出力されるように各波長変換前の信号光を個別に出力する合波器と、
    前記合波器から個別に出力される複数の信号光の状態から、前記等間隔波長多重信号光の信号状態を監視する監視手段とで構成されていることを特徴とする多波長変換制御装置。
  3. 前記監視手段は、前記合波器から個別に出力される信号光を個別に受光する複数の受光器と、各受光器で受光した信号から符号誤り率を測定する符号誤り率測定器と、符号誤り率が増大したときに前記波長変換器を遮断したり各受光器で受光した受光パワーに応じて前記波長変換器での変換パワーレベルを調整する制御装置とで構成されていることを特徴とする請求項または請求項に記載の多波長変換制御装置。
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