JP2006050617A - 双方向光アッド−ドロップ多重化器 - Google Patents

双方向光アッド−ドロップ多重化器 Download PDF

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Abstract

【課題】 アッドする光信号とドロップする光信号との間の漏話による光信号の品質低下の防止を、簡素な構成にて実現する。
【解決手段】 双方向光アッドドロップ多重化器は、少なくとも二組の波長分割多重化器及び光循環器を備える。波長分割多重化器204,206は、双方向波長分割多重方式の光通信網のノード間に一本の光伝送路を通じて相互に反対方向に伝送される第1,第2の波長分割多重光信号の内、対応する一つから定められた波長の光信号を逆多重化してドロップさせると共に、所定波長の光信号を多重化により第1,第2の波長分割多重光信号の内の対応する一つにアッドする。光循環器208,210は、それぞれ対応する波長分割多重化器204,206によりドロップされる光信号の経路とアッドされる光信号の経路を分離する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、双方向波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)方式の光通信網に関し、特に、ノード(node)間で一本の光伝送路を通じて双方向に伝送される波長分割多重光信号に予め定められた波長の光信号をアッド(add)すると共に、予め定められた波長の光信号をドロップ(drop)する双方向光アッド-ドロップ多重化器(Add-Drop Multiplexer:ADM)に関する。
近年、インターネット(Internet)の拡散により、家庭で使用する通信トラフィック(traffic)要求量が増加すると共に、中央ノードと加入者とを接続する大都市/加入者網(metro/access network)についての関心が増加している。大都市/加入者網は、超高速サービスについての増加する需要を満たすことのできる高速化サービスの提供が求められており、同時に、多くの加入者を受け入れるためには経済的であることが要求されている。波長分割多重方式の技術を採用した大都市/加入者網では、複数の波長を使用して波長分割多重化した光信号を、伝送方式や伝送速度とは無関係に伝送することができるので、通信網を効率的に超高速化及び広帯域化させることができる。
上述した大都市/加入者網として使用されることができる双方向波長分割多重方式の光通信網では、相異なる波長分割多重チャンネルを有する2つの波長分割多重光信号が、ノード間に接続される一本の光伝送路を通じて相互に反対方向に伝送される。例えば、一方向には、奇数チャンネルに該当する波長の光信号により波長分割多重化された光信号が伝送され、また、この反対方向には、偶数チャンネルに該当する波長の光信号により波長分割多重化された光信号が伝送される。
双方向波長分割多重方式の光通信網を構成する各ノードは、所望の信号を網からドロップする機能と、所望の信号を網に伝送するためにアッドする機能とを有しなければならない。そのために、各ノードは、双方向に伝送される波長分割多重光信号に対して、所定の波長の光信号をアッドし、所定の波長の光信号を波長分割多重光信号からドロップする双方向光アッド-ドロップ多重化器を必要とする。
図1は、従来の双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成例を示した図である。図1の双方向光アッド-ドロップ多重化器は、双方向波長分割多重方式の光通信網のノード間で、2つの波長分割多重光信号が相互に反対方向に伝送される光伝送路100,102に接続される。光伝送路100は、双方向波長分割多重方式の光通信網のノードの内の一のノードと接続される一本の光伝送路であり、光伝送路102は、双方向波長分割多重方式の光通信網のノードの内の他の一のノードと接続される一本の光伝送路である。
図1の双方向光アッド-ドロップ多重化器は、光伝送路100,102を通じて導入される2つの波長分割多重光信号を、3端子の光循環器(optical circulator)104,118によりそれぞれ分離した後に、一方向の波長分割多重光信号については光循環器106,114及び光波長選択器(optical channel selector)110により、所定波長の光信号をそれぞれドロップ及びアッドし、他の方向の波長分割多重光信号については光循環器108,116及び光波長選択器112により、所定波長の光信号をドロップ及びアッドする。ここで、ドロップされた信号とアッドされた信号の波長は同一であり、一方向に導入される光信号をドロップすると、ドロップされた光信号と同じ波長の光信号をアッドして同じ方向に伝送する。
上述した図1の双方向光アッド-ドロップ多重化器は、3つの波長λ2,λ4,λ6の光信号が波長分割多重化された光信号が光伝送路100を通じて導入され、3つの波長λ1,λ3,λ5の光信号が波長分割多重化された光信号が光伝送路102を通じて導入されると仮定する場合、波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号については波長λ2の光信号をドロップ及びアッドし、波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号については波長λ1の光信号をドロップ及びアッドする。
このような双方向光アッド-ドロップ多重化器をより具体的に説明すると、光伝送路100を通じて導入される波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号は、光循環器104の端子104aに導入され、また、光伝送路102を通じて導入される波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号は、光循環器118の端子118aに導入される。光循環器104,106,108,114,116,118のそれぞれは、循環配列された3個の端子(ポート)を有する3端子の光循環器であり、周知のように、各端子に導入される光信号を、図1に時計方向の矢印又は反時計方向の矢印で示すように、端子の時計方向又は反時計方向の配列順序によって、隣接した端子に出力する。
このように、光循環器104の端子104aに導入された波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号は、光循環器104の端子104bに出力され、光循環器106→光波長選択器110→光循環器114を経る図1の上側経路を進行する。一方、光循環器118の端子118aに導入された波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号は、光循環器118の端子118bに出力され、光循環器116→光波長選択器112→光循環器108を経る図1の下側経路を進行する。図1の双方向アッド-ドロップ多重化器において、光波長選択器110は、波長λ2の光信号を反射し、光波長選択器112は、波長λ1の光信号を反射する。これによって光波長選択器110,112は、それぞれ波長λ2,λ1の光信号は反射し、残りの波長の光信号は透過させる。
上述したように、光循環器104の端子104bから光循環器106の端子106aに導入された波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号は、光循環器106の端子106bに出力され、光波長選択器110に印加される。ここで、波長λ2の光信号は、光波長選択器110により反射され、光循環器106の端子106bに再導入された後に、光循環器106の端子106cに出力されることによってドロップされる。一方、残りの波長λ4,λ6の波長分割多重光信号は、光波長選択器110を透過し、光循環器114の端子114bに導入される。このとき、光循環器114の端子114aには、アッドすべき波長λ2の光信号が導入される。この導入された波長λ2の光信号は、光循環器114の端子114bに出力され、光波長選択器110により反射されることによって、波長λ4,λ6の光信号と共に、光循環器114の端子114bに導入される。すると、光循環器114の端子114cからは波長λ2の光信号がアッドされた波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号が出力され、この波長分割多重光信号は、光循環器118の端子118cに導入された後に、光循環器118の端子118aに出力されることにより、光伝送路102に伝送される。
これと同様に、光循環器118の端子118bから光循環器116の端子116aに導入された波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号は、光循環器116の端子116bに出力されて光波長選択器112に印加される。ここで、波長λ1の光信号は、光波長選択器112により反射され、光循環器116の端子116bに再導入された後に、光循環器116の端子116cに出力されることによって、ドロップされる。一方で、残りの波長λ3,λ5の波長分割多重光信号は、光波長選択器112を通過して光循環器108の端子108bに導入される。このとき、光循環器108の端子108aには、アッドすべき波長λ1の光信号が導入される。これによって、導入された波長λ1の光信号は、光循環器108の端子108bに出力され、光波長選択器112により反射されることによって、波長λ3,λ5の波長分割多重光信号と共に、光循環器108の端子108bに導入される。すると、光循環器108の端子108cからは波長λ1の光信号がアッドされた波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号が出力され、この波長分割多重光信号は、光循環器104の端子104cに導入された後に、光循環器104の端子104aに出力されることによって、光伝送路100に伝送される。
上述のように、図1の双方向光アッド-ドロップ多重化器では、一方向に導入される波長分割多重光信号から予め定められた波長の光信号をドロップし、ドロップされた光信号と同一波長の光信号をアッドして同一方向に伝送する。同様に、反対側から導入される波長分割多重光信号についても、ドロップ及びアッドする光信号の波長が同一となっている。このように、波長が相互に同一であるドロップされる光信号とアッドされる光信号は、同じ光波長選択器によって反射される。すなわち、波長λ1のドロップされる光信号とアッドされる光信号は、光波長選択器112により反射され、波長λ2のドロップされる光信号とアッドされる光信号は、光波長選択器110により反射される。このような従来の双方向光アッド-ドロップ多重化器では、ドロップされる光信号とアッドされる光信号の波長が相互に同一であり、同じ光波長選択器により反射される構成であることから、アッドされる光信号の漏話(cross talk)により、ドロップされる光信号の品質が低下する、という問題が発生する。
このような問題を防止するためには、光波長選択器110,112としては、遮断度(isolation)が高い、例えば30dB以上の遮断度を有する光波長選択器を使用しなければならない。しかしながら、遮断度が高い光波長選択器は高価なので、多重化器の製造コストが著しく増加する。
上述した問題を防止するための他の技術として、日本国の宮川 哲之(TETSUYUKI MIYAGAWA)などにより発明され、1999年7月20日付特許登録された“OPTICAL ADD-DROP MULTIPLEXER”(特許文献1)を例に挙げることができる。この特許文献1では、ドロップされる光信号を反射するための光波長選択器とアッドされる光信号を反射するための光波長選択器とを別個に使用すると共に、この二つの光波長選択器の間に光アイソレーター(isolator)を設けることによって、光波長選択器により反射されずに透過する漏洩成分による伝送特性の劣化を防止する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の発明によれば、光波長選択器により反射されずに透過する漏洩成分による伝送特性の劣化は防止できるようになるが、光波長選択器の個数が多くなり、光アイソレーターが追加されるので、構成が複雑になり、製造コストも増加する。
米国特許第5,926,300号明細書
本発明は、上述のような従来の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、アッドする光信号とドロップする光信号との間の漏話による光信号の品質低下を、簡素な構成としながらも防止することができる双方向光アッド-ドロップ多重化器を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、光素子の数を減少させることができる双方向光アッド-ドロップ多重化器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の双方向光アッド-ドロップ多重化器は、双方向波長分割多重方式の光通信網のノード間に一本の光伝送路を通じて相互に反対方向に伝送される第1,第2の波長分割多重光信号に、予め定められた波長の光信号をアッドし、予め定められた波長の光信号を前記第1,第2の波長分割多重光信号からドロップする双方向光アッド-ドロップ多重化器であって、前記ノードの内の一のノードと接続された第1の光伝送路から導入される前記第1の波長分割多重光信号を逆多重化し、予め定められた波長の光信号をドロップさせると共に、残りの波長の光信号は透過させて第2の波長分割多重化器に印加し、前記第2の波長分割多重化器で透過された光信号にアッドされるべき波長の光信号を多重化によりアッドして、前記第1の光伝送路に伝送する第1の波長分割多重化器と、前記ノードの内の他の一のノードと接続された第2の光伝送路から導入される前記第2の波長分割多重光信号を逆多重化し、予め定められた波長の光信号をドロップさせると共に、残りの波長の光信号は透過させて前記第1の波長分割多重化器に印加し、前記第1の波長分割多重化器で透過された光信号にアッドされるべき波長の光信号を多重化によりアッドして、前記第2の光伝送路に伝送する前記第2の波長分割多重化器と、第1,第2,及び第3の端子を有し、前記第1の波長分割多重化器によりドロップされた光信号を前記第1の端子に導入して前記第2の端子に出力し、前記第1の光波長分割多重化器によりアッドされるべき光信号を前記第3の端子に導入して前記第1の端子を通じて前記第1の波長分割多重化器に印加する第1の光循環器と、第1,第2,及び第3の端子を有し、前記第2の波長分割多重化器によりドロップされた光信号を前記第1の端子に導入して前記第2の端子に出力し、前記第2の波長分割多重化器によりアッドされるべき光信号を前記第3の端子に導入して前記第1の端子を通じて前記第2の波長分割多重化器に印加する第2の光循環器と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の双方向光アッド-ドロップ多重化器は、双方向波長分割多重方式の光通信網のノード間に一本のラインの光伝送路を通じて相互に反対方向に伝送される第1,第2の波長分割多重光信号に、予め定められた波長の光信号をアッドし、予め定められた波長の光信号を前記第1,第2の波長分割多重光信号からドロップする双方向光アッド-ドロップ多重化器であって、前記ノードの内の一のノードと接続された第1の光伝送路に直列に接続され、前記第1の光伝送路から導入される前記第1の波長分割多重光信号を逆多重化し、該逆多重化された複数の光信号から予め定められた波長の光信号を一つずつ順次的にドロップさせると共に、残りの波長の光信号らは透過させて第2の波長分割多重化器に印加し、前記第2の波長分割多重化器で透過された光信号にアッドされるべき波長の光信号を多重化により一つずつ順次的にアッドして、該アッド後の光信号を前記第1の光伝送路に伝送する複数の第1の波長分割多重化器と、前記ノードの内の他の一のノードと接続された第2の光伝送路に直列接続され、前記第2の光伝送路から導入される前記第2の波長分割多重光信号を逆多重化し、該逆多重化された複数の光信号から予め定められた波長の光信号を一つずつ順次的に分離してドロップさせると共に、残りの波長の光信号らは透過させて前記第1の波長分割多重化器に印加し、前記第1の波長分割多重化器で透過された光信号にアッドされるべき波長の光信号を多重化により一つずつ順次的にアッドして、該アッド後の光信号を前記第2の光伝送路に伝送する複数の第2の波長分割多重化器と、それぞれ第1,第2,及び第3の端子を有し、前記複数の第1の波長分割多重化器の内、それぞれ対応する一の第1の波長分割多重化器によりドロップされた光信号を前記第1の端子に導入して前記第2の端子に出力し、前記第1の波長分割多重化器の内、それぞれ対応する一の第1の波長分割多重化器によりアッドされるべき光信号を前記第3の端子に導入して前記第1の端子を通じて前記対応する第1の波長分割多重化器に印加する複数の第1の光循環器と、それぞれ第1,第2,及び第3の端子を有し、前記第2の波長分割多重化器の内、それぞれ対応する一の第2の波長分割多重化器によりドロップされた光信号を前記第1の端子に導入して前記第2の端子に出力し、前記第2の波長分割多重化器の内、それぞれ対応する第2の波長分割多重化器によりアッドされるべき光信号を前記第3の端子に導入して前記第1の端子を通じて前記対応する第2の波長分割多重化器に印加する複数の第2の光循環器と、を備えることを特徴とする。
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明を説明するに際して、関連した公知の機能や構成についての具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合には、その詳細な説明を省くことにする。
図2は本発明の一実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成を示した図である。本実施形態の双方向光アッド-ドロップ多重化器は、互いに接続された第1の波長分割多重化器204及び第1の光循環器208を含む一組の光素子と、互いに接続された第2の波長分割多重化器206及び第2の光循環器210を含む他の一組の光素子と、を備える。図2に示すように、第1及び第2の波長分割多重化器204,206は、一本の光伝送路によって相互に接続されるとともに、第1及び第2の光伝送路200,202にそれぞれ接続される。ここで、第1及び第2の光伝送路200,202は、双方向波長分割多重方式の光通信網のノード間で、2つの波長分割多重光信号が相互に反対方向に伝送される一本の光伝送路(光ファイバ)である。そして、双方向波長分割多重方式の光通信網のノードの内の一のノードに第1の光伝送路200が接続され、他の一のノードに第2の光伝送路202が接続される。
図2に示すこの双方向光アッド-ドロップ多重化器では、λ1,λ3,λ5の波長を有する3つの光信号が波長分割多重化されて成る一つの光信号が、第1の光伝送路200を通じて導入され、λ2,λ3,λ6の波長を有する3つの光信号が波長分割多重化されて成る一つの光信号が、第2の光伝送路202を通じて導入される。そして、図2では、波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号と波長λ2,λ3,λ6の波長分割多重光信号とについて、それぞれ波長λ3の光信号をドロップさせた後に、波長λ4の光信号をアッドする双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成を示している。また、図2では、双方向にアッドする2つの光信号の波長が相互に同じであり、双方向にドロップする2つの光信号の波長も相互に同一であるが、一方向に流れる光信号につきアッドする波長とドロップする波長は相異なる場合を示している。
上述した図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器においては、第1の光伝送路200を通じて波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号が第1の波長分割多重化器204に導入され、また、第2の光伝送路202を通じて波長λ2,λ3,λ6の波長分割多重光信号が第2の波長分割多重化器206に導入される。第1及び第2の波長分割多重化器204,206のそれぞれは、導入される波長分割多重光信号を逆多重化して、予め定められた波長(すなわちλ3)の光信号をドロップさせると共に、残りの波長の光信号は透過させて他方の波長分割多重化器(206,204)に供給し、かつ、導入される波長分割多重光信号にアッドされるべき波長(すなわちλ4)の光信号を多重化によりアッドする。このような第1及び第2の波長分割多重化器204,206としては、図3に示したように、波長分割多重化波長の内、予め定められた2つの隣接した波長λi,λi+1の光信号のみを選択的にドロップ及びアッドさせることができるアッド-ドロップフィルター特性を有する波長分割多重化器を使用する。したがって、図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器の第1及び第2の波長分割多重化器204,206は、図3に示したドロップ及びアッド波長λi,λi+1がλ3,λ4に設定された場合であることが分かる。そして、各波長分割多重化器204,206同士を接続する光伝送路は、波長多重分割光信号から所定波長(λ3)の光信号がドロップされた後の波長多重分割光信号を他方の波長分割多重化器(206,204)に伝送するための経路として機能する。また、各波長分割多重化器204,206と各光循環器208,210とを接続する光伝送路は、波長分割多重化器でドロップされた光信号を対応の光循環器に供給し、アッドされるべき光信号を光循環器から対応の波長分割多重化器へ伝送するための経路として機能する。
したがって、第1の波長分割多重化器204は、第1の光伝送路200を通じて導入される波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号を逆多重化して、波長λ3の光信号をドロップさせて第1の光循環器208の第1の端子208aに出力すると共に、残りの波長λ1,λ5の波長分割多重光信号は透過させて、第2の波長分割多重化器206に印加する。また、第1の波長分割多重化器204は、第2の波長分割多重化器206で透過された波長λ2,λ6の波長分割多重光信号に、第1の光循環器208の第1の端子208aから導入されるアッドされるべき波長λ4の光信号を多重化によりアッドして、第1の光伝送路200に伝送する。そして、第2の波長分割多重化器206は、第2の光伝送路202を通じて導入される波長λ2,λ3,λ6の波長分割多重光信号を逆多重化して、波長λ3の光信号をドロップさせて第2の光循環器210の第1の端子210aに出力すると共に、残りの波長λ2,λ6の波長分割多重光信号は透過させて第1の波長分割多重化器204に印加する。また、第2の波長分割多重化器206は、第1の波長分割多重化器204で透過された波長λ1,λ5の波長分割多重光信号に、第2の光循環器210の第1の端子210aから導入されるアッドされるべき波長λ4の光信号を多重化によりアッドし、第2の光伝送路202を通じて伝送する。
上記第1及び第2の光循環器208,210は、循環配列された3個の端子(ポート)を有する3端子の光循環器として、各端子に導入される光信号を、図2にそれぞれ時計方向矢印及び反時計方向矢印として示したような配列順序に従って、隣接端子に出力する。このような第1及び第2の光循環器208,210は、第1及び第2の波長分割多重化器204,206の内、それぞれ対応する波長分割多重化器によりドロップされる光信号の経路とアッドされる光信号の経路とを分離する。
すなわち、第1の波長分割多重化器204によりドロップされ、第1の光循環器208の第1の端子208aに印加された波長λ3の光信号は、第1の光循環器208の第2の端子208bに出力され、第1の波長分割多重化器204によりアッドされるべき波長λ4の光信号は、第1の光循環器208の第3の端子208cに導入され、第1の光循環器208の第1の端子208aを通じて第1の波長分割多重化器204に印加される。また、第2の波長分割多重化器206によりドロップされ、第2の光循環器210の第1の端子210aに印加された波長λ3の光信号は、第2の光循環器210の第2の端子210bに出力され、第2の波長分割多重化器206によりアッドされるべき波長λ4の光信号は、第2の光循環器210の第3の端子210cに導入され、第2の光循環器210の第1の端子210aを通じて第2の波長分割多重化器206に印加される。
したがって、第1の光伝送路200を通じて導入される波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号は、第1の波長分割多重化器204により波長λ3の光信号がドロップされて波長λ1,λ5の波長分割多重光信号となり、続いて第2の波長分割多重化器206により波長λ4の光信号がアッドされることで、波長λ1,λ4,λ5の波長分割多重光信号として第2の光伝送路202に伝送される。また、第2の光伝送路202を通じて導入される波長λ2,λ3,λ6の波長分割多重光信号は、第2の波長分割多重化器206により波長λ3の光信号がドロップされて波長λ2,λ6の波長分割多重光信号となり、続いて第1の波長分割多重化器204により波長λ4の光信号がアッドされることで、波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号として第1の光伝送路200に伝送される。このとき、第1の波長分割多重化器204によりドロップされる光信号の経路とアッドされる光信号の経路は、第1の光循環器208により分離され、同様に、第2の波長分割多重化器206によりドロップされる光信号の経路とアッドされる光信号の経路は、第2の光循環器210により分離される。
このように、双方向に進行する2つの波長分割多重光信号の内の一の波長分割多重光信号についてのドロップ及びアッドは、第1の波長分割多重化器204及び第1の光循環器208によって遂行され、他の一の波長分割多重光信号についてのドロップ及びアッドは、第2の波長分割多重化器206及び第2の光循環器210によって遂行される。このとき、第1の波長分割多重化器204及び第1の光循環器208によりドロップされる光信号の波長とアッドされる光信号の波長とが相異なり、第2の波長分割多重化器206及び第2の光循環器210によりドロップされる光信号の波長とアッドされる光信号の波長とが相異なっている。
したがって、本実施形態の構成によれば、前述した図1の双方向光アッド-ドロップ多重化器とは異なり、アッドされる光信号により、ドロップされる光信号の品質が低下される事がない。そのため、本実施形態の双方向光アッド-ドロップ多重化器によれば、第1及び第2の波長分割多重化器204,206として、前述した図1の光波長選択器110,112に比べて、低い遮断度を有する素子を使用した場合であっても、光信号の品質が低下しない、という効果が得られる。本発明者により遂行された実験結果では、遮断度が15dB程度である低コストの波長分割多重化器を使用しても、光素子による漏話だけでなく、双方向波長分割多重システムで発生する相対強度(relative intensity)雑音を十分に抑制することが可能であった。
さらには、前述した図1に示した従来の双方向光アッド-ドロップ多重化器では、一つの光信号をアッド及びドロップするために、二つの光循環器と一つの光波長選択器が必要であるので、6個の光循環器と2個の光波長選択器を使用しなければならないが、本発明の実施形態による図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器では、2個の波長分割多重化器及び2個の光循環器のみを使用すれば足りるので、光素子の数を低減することによって構成が簡素化され、コストも低減することができる。
図4は、本発明の他の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図である。図4の実施形態では、上述した図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器とは異なり、双方向にアッドする2つの光信号の波長が相異なり、かつ、双方向にドロップする2つの光信号の波長も相異なるが、一方向に流れる光信号について、一方の光素子でアッドする波長と他方の光素子でドロップする波長が相互に同一であるように設定している。
図4に示すこの双方向光アッド-ドロップ多重化器は、上述した図2と同じように、互いに接続された第1の波長分割多重化器304及び第1の光循環器308を含む一組の光素子と、互いに接続された第2の波長分割多重化器306及び第2の光循環器310を含む他の一組の光素子と、を備え、第1及び第2の波長分割多重化器304,306が、一本の光伝送路によって相互に接続されるとともに、第1及び第2の光伝送路300,302にそれぞれ接続された構成とされる。ただし、上述した図2とは異なり、本実施形態では、第1の光伝送路300を通じて3つの波長λ1,λ3,λ5の光信号が波長分割多重化された光信号が導入され、第2の光伝送路302を通じて3つの波長λ2,λ4,λ6の光信号が波長分割多重化された光信号が導入されると仮定する場合に、波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号については、波長λ3の光信号を第1の波長分割多重化器304でドロップさせた後に第2の波長分割多重化器306で波長λ3の光信号をアッドして光伝送路302から出力し、一方、光伝送路302からの波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号については、第2の波長分割多重化器306で波長λ4の光信号をドロップさせた後に第1の波長分割多重化器304で波長λ4の光信号をアッドして光伝送路300から出力する例を示したものである。
この図4の双方向光アッド-ドロップ多重化器においては、第1の光伝送路300を通じて波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号が第1の波長分割多重化器304に導入され、第2の光伝送路302を通じて波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号が第2の波長分割多重化器306に導入される。第1及び第2の波長分割多重化器304,306は、上述した図2の第1及び第2の波長分割多重化器204,206と同様に、導入される波長分割多重光信号を逆多重化して定められた波長の光信号をドロップさせると共に、残りの波長の光信号は透過させ、導入(印加)される波長分割多重光信号については、アッドされるべき波長の光信号を多重化によりアッドする。また、第1及び第2の波長分割多重化器304,306は、上述した図2の第1及び第2の波長分割多重化器204,206と同様に、図3に示したように、波長分割多重化波長の内、予め定められた2つの隣接した波長λi,λi+1の光信号だけを選択的にドロップ及びアッドさせることができるアッド-ドロップフィルター特性を有する波長分割多重化器が使用される。ただし、第2の波長分割多重化器306は、上述した図2の第2の波長分割多重化器206とは異なり、波長λ3の光信号をアッドし、波長λ4の光信号をドロップするように定められた波長分割多重化器が使用される。
したがって、第1の波長分割多重化器304及び第1の光循環器308の動作は、上述した図2の第1の波長分割多重化器204及び第1の光循環器208とほぼ同一である。すなわち、第1の波長分割多重化器304は、第1の光伝送路300を通じて導入される波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号を逆多重化して、波長λ3の光信号をドロップさせて第1の光循環器308の第1の端子308aに出力すると共に、残りの波長λ1,λ5の波長分割多重光信号は透過させて、第2の波長分割多重化器306に印加する。この結果、波長λ3の光信号は、第1の光循環器308の第2の端子308bからドロップ経路に出力される。このとき、第1の光循環器308の第3の端子308cには第1の波長分割多重化器304によりアッドされるべき波長λ4の光信号が導入され、この光信号は、第1の光循環器308の第1の端子308aを通じて第1の波長分割多重化器304に印加される。また、第1の波長分割多重化器304は、第2の波長分割多重化器306で透過された波長λ2,λ6の波長分割多重光信号に、第1の光循環器308の第1の端子308aから導入されるアッドされるべき波長λ4の光信号を多重化によりアッドして、第1の光伝送路300に伝送する。
そして、第2の波長分割多重化器306は、第2の光伝送路302を通じて導入される波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号を逆多重化して、波長λ4の光信号をドロップさせて第2の光循環器310の第1の端子310aに出力すると共に、残りの波長λ2,λ6の波長分割多重光信号は透過させて、第1の波長分割多重化器304に印加する。この結果、波長λ4の光信号は、第2の光循環器310の第2の端子310bからドロップ経路に出力される。このとき、第2の光循環器310の第3の端子310cには第2の波長分割多重化器306によりアッドされるべき波長λ3の光信号が導入され、この光信号は、第2の光循環器310の第1の端子310aを通じて第2の波長分割多重化器306に印加される。
また、第2の波長分割多重化器306は、第1の波長分割多重化器304で透過された波長λ1,λ5の波長分割多重光信号に、第2の光循環器310の第1の端子310aから導入されるアッドされるべき波長λ3の光信号を多重化によりアッドして、第2の光伝送路302に伝送する。
したがって、第1の光伝送路300を通じて導入される波長λ1,λ3,λ5の波長分割多重光信号は、第1の波長分割多重化器304により波長λ3の光信号がドロップされ、第2の波長分割多重化器306により波長λ3の光信号がアッドされた後、第2の光伝送路302に伝送される。また、第2の光伝送路302を通じて導入される波長λ2,λ4,λ6の波長分割多重光信号は、第2の波長分割多重化器306により波長λ4の光信号がドロップされ、第1の波長分割多重化器304により波長λ4の光信号がアッドされた後、第1の光伝送路300に伝送される。
したがって、上述した図2と同様に、双方向に進行する2つの波長分割多重光信号の内の一つの波長分割多重光信号についてのドロップ及びアッドは、第1の波長分割多重化器304及び第1の光循環器308により遂行され、他の一つの波長分割多重光信号についてのドロップ及びアッドは、第2の波長分割多重化器306及び第2の光循環器310により遂行される。このとき、第1の波長分割多重化器304及び第1の光循環器308によりドロップされる光信号の波長とアッドされる光信号の波長とが相異なり、第2の波長分割多重化器306及び第2の光循環器310によりドロップされる光信号の波長とアッドされる光信号の波長とが相異なるので、上述した図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器と同一の効果を奏する。
一方、上述した図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器において、第1、第2の光伝送路200,202を通じてそれぞれ伝送された波長λ4のアッドされた光信号が光反射により戻って来て、第1,第2の波長分割多重化器204,206によりそれぞれドロップされることによって、正常なドロップ波長λ3の光信号に隣接漏話(interband crosstalk)として作用することもあり得る。このように光反射により戻って来る波長λ4の光信号が、第1及び第2の波長分割多重化器204,206によりそれぞれドロップされる理由は、図3に示したように、第1及び第2の波長分割多重化器204,206が、隣接した二つの波長λi,λi+1についてドロップ及びアッドフィルター特性を有するからである。
図5は、上述したような光反射により発生する隣接漏話を防止するための本発明のさらに他の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成を示した図であり、上述した図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器に、第1及び第2の光波長選択器212,214を追加して構成したものである。ここで、第1の光波長選択器212は、第1の光循環器208の第2の端子208bに接続され、第2の光波長選択器214は第2の光循環器210の第2の端子210bに接続される。第1及び第2の光波長選択器212,214は、波長λ4の反射波長を有する光波長選択器として、それぞれ反射波長λ4の光信号は反射し、残りの波長の光信号は透過させる。このような光波長選択器としては、光ファイバー格子(fiber Bragg grating)、多層薄膜素子(multi-layer thin film)、格子構造(grating structure)を有する光素子、などを使用することができる。
本実施形態の双方向光アッド-ドロップ多重化器において、第1の波長分割多重化器204によりアッドされ、第1の光伝送路200を通じて伝送された波長λ4の光信号が、光反射により戻されて来て、第1の波長分割多重化器204によりドロップされた場合には、当該波長λ4の光信号は、正常なドロップ波長λ3の光信号と共に、第1の光循環器208の第1の端子208aに印加される。これによって、第1の光循環器208の第2の端子208bでは、正常なドロップ波長λ3の光信号だけでなく、光反射により戻ってきた波長λ4の光信号も出力される。しかしながら、正常なドロップ波長λ3の光信号は、第1の光波長選択器212を透過して出力されるのに対して、光反射によって戻って来た波長λ4の光信号は、第1の光波長選択器212により反射されるので、ドロップ経路には出力されない。
これと同様に、第2の波長分割多重化器206によりアッドされ、第2の光伝送路202を通じて伝送された波長λ4の光信号が光反射によって戻されて、第2の波長分割多重化器206によりドロップされた場合には、当該波長λ4の光信号は、正常なドロップ波長λ3の光信号と共に、第2の光循環器210の第1の端子210aに印加される。これによって、第2の光循環器210の第2の端子210bからは、正常なドロップ波長λ3の光信号だけでなく、光反射により戻って来た波長λ4の光信号も出力される。しかしながら、正常なドロップ波長λ3の光信号は、第2の光波長選択器214を透過して出力されるのに対して、光反射により戻って来た波長λ4の光信号は、第2の光波長選択器214により反射されるので、ドロップ経路に出力されることが阻止される。
したがって、第1及び第2の波長分割多重化器204,206によりそれぞれアッドされ、第1及び第2の光伝送路200,202を通じてそれぞれ伝送された波長λ4の光信号が光反射により戻されて来て、第1及び第2の波長分割多重化器204,206によりそれぞれドロップされたとしても、ドロップ経路に出力されることが防止されるので、正常なドロップ波長λ3の光信号に隣接漏話として作用することを防止することができる。また、第1及び第2の光波長選択器212,214により反射された光信号は、アッドされた光信号の一部が光反射により戻って来たものであるから、正常なドロップ波長の光信号に比べて相対的に低いパワーを有する。したがって、第1及び第2の光波長選択器212,214も、波長分割多重化器204,206と同様に、遮断度が15dB程度である低コストの光波長選択器を使用することが出来る。
上述したような光反射による隣接漏話は、図4に示す双方向光アッド-ドロップ多重化器でも発生することがあり得る。したがって、図4の双方向光アッド-ドロップ多重化器にも図5と同じように、2個の光波長選択器を追加した構成とすることによって、光反射による隣接漏話を防止することができる。ただし、この場合には、第1の光循環器308の第2の端子308bには反射波長がλ4である光波長選択器を接続すると共に、第2の光循環器310の第2の端子310bには反射波長が波長λ3である光波長選択器を接続する。
一方、アッド及びドロップする波長の数が複数である場合には、上述した図2に示した、第1の波長分割多重化器204と第1の光循環器208の組と、第2の波長分割多重化器206及び第2の光循環器210の組とを、追加されるアッド及びドロップ波長の数だけ追加すればよい。このとき、もちろん追加される波長分割多重化器は、追加でアッド及びドロップする波長についてのアッド-ドロップフィルター特性を有する波長分割多重化器を使用しなければならない。
図6は、このようにアッド及びドロップする波長の数が複数である場合に使われる本発明のさらに他の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図であり、アッド及びドロップする波長の数が2個である場合の構成例を示したものである。図6に示した双方向光アッド-ドロップ多重化器では、第1の光伝送路400からは波長λ1,λ3,λ5,λ7の波長分割多重光信号が導入され、第2の光伝送路402からは波長λ1,λ3,λ6,λ8の波長分割多重光信号が導入される。そして、この双方向光アッド-ドロップ多重化器は、波長λ1,λ3,λ5,λ7の波長分割光信号については、波長λ1,λ3の光信号をこの順に一つずつドロップさせた後に、波長λ4,λ2の光信号をこの順に一つずつアッドし、一方、波長λ1,λ3,λ6,λ8の波長分割多重光信号については、波長λ1,λ3の光信号をこの順に一つずつドロップさせた後に、波長λ4,λ2の光信号をこの順に一つずつアッドする。
図6に示すこの双方向光アッド-ドロップ多重化器は、上述した図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器に、一組の第1の波長分割多重化器及び第1の光循環器と、一組の第2の波長分割多重化器及び第2の光循環器と、を追加して構成したものである。すなわち、第1の光伝送路400には2個の第1の波長分割多重化器404,406が一本の光伝送路によって直列に接続され、第2の光伝送路402には2個の第2の波長分割多重化器408,410が一本の光伝送路によって直列に接続され、第1及び第2の波長分割多重化器406,410は一本の光伝送路によって相互に接続される。また、第1の波長分割多重化器404,406のアッド-ドロップ端(ポート)は、それぞれ第1の光循環器412,414の第1の端子412a,414aに接続され、第2の波長分割多重化器408,410のアッド-ドロップ端は、それぞれ第2の光循環器416,418の第1の端子416a,418aに接続される。そして、第1の波長分割多重化器404,406としては、アッド波長がそれぞれλ2,λ4で、ドロップ波長がそれぞれλ1,λ3である波長分割多重化器が使用され、第2の波長分割多重化器408,410も、アッド波長がそれぞれλ2,λ4で、ドロップ波長がそれぞれλ1,λ3である波長分割多重化器が使用される。
これによって、第1の光伝送路400を通じて導入される波長λ1,λ3,λ5,λ7の波長分割多重光信号は、第1の波長分割多重化器404,406を一つずつ通過する際に、波長λ1の光信号と波長λ3の光信号が順にドロップされると共に、残りの波長λ5,λ7の波長分割多重光信号は透過され、第2の波長分割多重化器410に印加される。第1の波長分割多重化器404でドロップされた波長λ1の光信号は、第1の光循環器412の第1の端子412aに印加されることによって、第1の光循環器412の第2の端子412bを通じて出力され、第1の波長分割多重化器406でドロップされた波長λ3の光信号は、第1の光循環器414の第1の端子414aに印加されることによって、第1の光循環器414の第2の端子414bを通じて出力される。
また、第1の波長分割多重化器404,406によりそれぞれアッドされるべき波長λ2,λ4の光信号は、第1の光循環器412,414のそれぞれの第3の端子412c,414cに導入され、それぞれの第1の端子412a,414aを通じて第1の波長分割多重化器404,406に印加される。すると、第1の波長分割多重化器406は、第2の波長分割多重化器410から印加される波長λ6,λ8の波長分割多重光信号に、第1の光循環器414の第1の端子414aから導入されるアッドされるべき波長λ4の光信号を多重化によりアッドして、合成後の波長λ4,λ6,λ8の波長分割多重光信号を第1の波長分割多重化器404に印加する。そして、第1の波長分割多重化器404は、第1の波長分割多重化器406から印加される波長λ4,λ6,λ8の波長分割多重光信号に、第1の光循環器412の第1の端子412aから導入されるアッドされるべき波長λ2の光信号を多重化によりアッドして、合成後の波長λ2,λ4,λ6,λ8の波長分割多重光信号を第1の光伝送路400に伝送する。
そして、第2の光伝送路402から導入される波長λ1,λ3,λ6,λ8の波長分割多重光信号は、第2の波長分割多重化器408,410を一つずつ通過する際に、波長λ1の光信号と波長λ3の光信号が順にドロップされ、残りの波長λ6,λ8の波長分割多重光信号は透過されて、第1の波長分割多重化器406に印加される。第2の波長分割多重化器408でドロップされた波長λ1の光信号は、第2の光循環器416の第1の端子416aに印加されることによって、第2の光循環器416の第2の端子416bを通じて出力され、第2の波長分割多重化器410でドロップされた波長λ3の光信号は、第2の光循環器418の第1の端子418aに印加されることによって、第2の光循環器418の第2の端子418bを通じて出力される。
また、第2の波長分割多重化器408,410によりそれぞれアッドされるべき波長λ2,λ4の光信号は、第2の光循環器416,418それぞれの第3の端子416c,418cに導入され、それぞれの第1の端子416a,418aを通じて第2の波長分割多重化器408,410に印加される。すると、第2の波長分割多重化器410は、第1の波長分割多重化器406から印加される波長λ5,λ7の波長分割多重光信号に、第2の光循環器418の第1の端子418aから導入されるアッドされるべき波長λ4の光信号を多重化によりアッドして、合成後の波長λ4,λ5,λ7の波長分割多重光信号を第2の波長分割多重化器408に印加する。そして、第2の波長分割多重化器408は、第2の波長分割多重化器410から印加される波長λ4,λ5,λ7の波長分割多重光信号に、第2の光循環器416の第1の端子416aから導入されるアッドされるべき波長λ2の光信号を多重化によりアッドして、合成後の波長λ2,λ4,λ5,λ7の波長分割多重光信号を第2の光伝送路402に伝送する。
一方、上述した図6の双方向光アッド-ドロップ多重化器にも、アッドされた波長の光信号が光反射によって戻って来てドロップされることにより発生する隣接漏話を防止するために、上述した図5のように光波長選択器を追加して構成することができる。
また、アッド及びドロップする波長の数が複数である場合に、上述した図6とは異なる設定、すなわち、一方向にアッドする波長らと他の方向にアッドする波長らとが相異なり、一方向にドロップする波長らと他の方向にドロップする波長らとが相異なり、かつ、アッドする波長らとドロップする波長らが相互に同一であるように設定することもできる。すなわち、この場合には、上述した図4の構成に対して、第1の波長分割多重化器304と第1の光循環器308の組と第2の波長分割多重化器306及び第2の光循環器310の組とを、追加されるアッド及びドロップ波長の数だけ追加すれば良い。勿論この場合にも、追加される波長分割多重化器は、追加でアッド及びドロップする波長についてのアッド-ドロップフィルター特性を有する波長分割多重化器を使用しなければならない。さらに、この場合にも、アッドされる波長が光反射によって戻されて来てドロップされることより発生する隣接漏話を防止するために、上述した図5のように光波長選択器を追加して構成することができる。
図7は、本発明のさらに他の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図である。この実施形態では、上述した図2の双方向光アッド-ドロップ多重化器において、第1の波長分割多重化器204と第2の波長分割多重化器206との間に、双方向光増幅器216をさらに設けた構成となっている。双方向光増幅器216は、第1及び第2の波長分割多重化器204,206間に伝送される光信号を増幅することによって、光信号が第1及び第2の波長分割多重化器204,206を透過する間に損失された該光信号の光パワーを補償する。これと異なる他の実施形態としては、第1の光伝送路200と第1の波長分割多重化器204との間に、さらには第2の光伝送路202と第2の波長分割多重化器206との間に、それぞれ一つずつ双方向光増幅器を設けることができる。しかしながら、かかる構成では2個の双方向光増幅器が必要になるので、これを回避するためには、図7に示すように、第1の波長分割多重化器204と第2の波長分割多重化器206との間に、双方向光増幅器216を設けることが望ましい。このように双方向光増幅器を設けて損失された光パワーを補償することは、図4、図5、図6の双方向光アッド-ドロップ多重化器や、上述したように、これから変形された双方向光アッド-ドロップ多重化器にも同様に適用することが出来る。
上述した実施形態では、双方向に伝送される2つの波長多重分割光信号につき、3つ或いは4つの波長が多重化された波長多重分割光信号について、1つ或いは2つの波長をアッド及びドロップする例を挙げたが、波長分割多重化される波長の数(個数)やその波長、アッド及びドロップされる波長の個数やその波長は、本発明が実際に適用される双方向波長分割多重光通信網に対応するように変えることが出来る。また、本発明の具体化の例としては、波長分割多重化器として、多重化及び逆多重化波長が可変される波長可変波長分割多重化器が使用されることもでき、これと同様に、光波長選択器についても、反射波長が可変される波長可変光波長選択器が使用されることができる。
以上、本発明を具体的な実施形態に則して詳細に説明したが、形式や細部についての種々の変更が、特許請求の範囲の記載により規定されるような本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行われることが可能であることは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。従って、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
従来の双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図である。 本発明の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図である。 本発明の一実施形態による波長分割多重化器のアッド-ドロップフィルターの特性図である。 本発明の他の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図である。 本発明のさらに他の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図である。 本発明のさらに他の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図である。 本発明のさらに他の実施形態による双方向光アッド-ドロップ多重化器の構成図である。
符号の説明
200,202 光伝送路
204,206 波長分割多重器
208,210 光循環器
208a〜208c 第1乃至第3の端子
210a〜210c 第1乃至第3の端子

Claims (12)

  1. 双方向波長分割多重方式の光通信網のノード間に一本の光伝送路を通じて相互に反対方向に伝送される第1,第2の波長分割多重光信号に、予め定められた波長の光信号をアッドし、予め定められた波長の光信号を前記第1,第2の波長分割多重光信号からドロップする双方向光アッド-ドロップ多重化器であって、
    前記ノードの内の一のノードと接続された第1の光伝送路から導入される前記第1の波長分割多重光信号を逆多重化し、予め定められた波長の光信号をドロップさせると共に、残りの波長の光信号は透過させて第2の波長分割多重化器に印加し、前記第2の波長分割多重化器で透過された光信号にアッドされるべき波長の光信号を多重化によりアッドして、前記第1の光伝送路に伝送する第1の波長分割多重化器と、
    前記ノードの内の他の一のノードと接続された第2の光伝送路から導入される前記第2の波長分割多重光信号を逆多重化し、予め定められた波長の光信号をドロップさせると共に、残りの波長の光信号は透過させて前記第1の波長分割多重化器に印加し、前記第1の波長分割多重化器で透過された光信号にアッドされるべき波長の光信号を多重化によりアッドして、前記第2の光伝送路に伝送する前記第2の波長分割多重化器と、
    第1,第2,及び第3の端子を有し、前記第1の波長分割多重化器によりドロップされた光信号を前記第1の端子に導入して前記第2の端子に出力し、前記第1の光波長分割多重化器によりアッドされるべき光信号を前記第3の端子に導入して前記第1の端子を通じて前記第1の波長分割多重化器に印加する第1の光循環器と、
    第1,第2,及び第3の端子を有し、前記第2の波長分割多重化器によりドロップされた光信号を前記第1の端子に導入して前記第2の端子に出力し、前記第2の波長分割多重化器によりアッドされるべき光信号を前記第3の端子に導入して前記第1の端子を通じて前記第2の波長分割多重化器に印加する第2の光循環器と、
    を備えることを特徴とする双方向光アッド-ドロップ多重化器。
  2. 前記第1の光循環器の第2の端子に接続され、前記第1の光循環器の第2の端子から出力される光信号の内、前記第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長と同じ波長の光信号を反射する第1の光波長選択器と、
    前記第2の光循環器の第2の端子に接続され、前記第2の光循環器の第2の端子から出力される光信号の内、前記第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長と同じ波長の光信号を反射する第2の光波長選択器と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項1記載の双方向光アッド-ドロップ多重化器。
  3. 前記第1の波長分割多重化器によりドロップされる波長と前記第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長とが相異なり、前記第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長と前記第2の波長分割多重化器によりドロップされる波長とが相異なり、
    前記第1の波長分割多重化器によりドロップされる波長と前記第2の波長分割多重化器によりドロップされる波長とが相互に同一であり、前記第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長と前記第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長とが相互に同一であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の双方向光アッド-ドロップ多重化器。
  4. 前記第1の波長分割多重化器と第2の波長分割多重化器との間に接続され、前記第1の波長分割多重化器と第2の波長分割多重化器との間に伝送される光信号を増幅する双方向光増幅器をさらに備えること
    を特徴とする請求項3記載の双方向アッド-ドロップ多重化器。
  5. 前記第1の波長分割多重化器によりドロップされる波長と前記第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長とが相互に同一であり、前記第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長と前記第2の波長分割多重化器によりドロップされる波長とが相互に同一であり、
    前記第1の波長分割多重化器によりドロップされる波長と前記第2の波長分割多重化器によりドロップされる波長とが相異なり、前記第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長と前記第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長とが相異なること
    を特徴とする請求項1又は2記載の双方向光アッド-ドロップ多重化器。
  6. 前記第1の波長分割多重化器と第2の波長分割多重化器との間に接続され、前記第1の波長分割多重化器と第2の波長分割多重化器との間に伝送される光信号を増幅する双方向光増幅器をさらに備えること
    を特徴とする請求項5記載の双方向アッド-ドロップ多重化器。
  7. 双方向波長分割多重方式の光通信網のノード間に一本のラインの光伝送路を通じて相互に反対方向に伝送される第1,第2の波長分割多重光信号に、予め定められた波長の光信号をアッドし、予め定められた波長の光信号を前記第1,第2の波長分割多重光信号からドロップする双方向光アッド-ドロップ多重化器であって、
    前記ノードの内の一のノードと接続された第1の光伝送路に直列に接続され、前記第1の光伝送路から導入される前記第1の波長分割多重光信号を逆多重化し、該逆多重化された複数の光信号から予め定められた波長の光信号を一つずつ順次的にドロップさせると共に、残りの波長の光信号らは透過させて第2の波長分割多重化器に印加し、前記第2の波長分割多重化器で透過された光信号にアッドされるべき波長の光信号を多重化により一つずつ順次的にアッドして、該アッド後の光信号を前記第1の光伝送路に伝送する複数の第1の波長分割多重化器と、
    前記ノードの内の他の一のノードと接続された第2の光伝送路に直列接続され、前記第2の光伝送路から導入される前記第2の波長分割多重光信号を逆多重化し、該逆多重化された複数の光信号から予め定められた波長の光信号を一つずつ順次的に分離してドロップさせると共に、残りの波長の光信号らは透過させて前記第1の波長分割多重化器に印加し、前記第1の波長分割多重化器で透過された光信号にアッドされるべき波長の光信号を多重化により一つずつ順次的にアッドして、該アッド後の光信号を前記第2の光伝送路に伝送する複数の第2の波長分割多重化器と、
    それぞれ第1,第2,及び第3の端子を有し、前記複数の第1の波長分割多重化器の内、それぞれ対応する一の第1の波長分割多重化器によりドロップされた光信号を前記第1の端子に導入して前記第2の端子に出力し、前記第1の波長分割多重化器の内、それぞれ対応する一の第1の波長分割多重化器によりアッドされるべき光信号を前記第3の端子に導入して前記第1の端子を通じて前記対応する第1の波長分割多重化器に印加する複数の第1の光循環器と、
    それぞれ第1,第2,及び第3の端子を有し、前記第2の波長分割多重化器の内、それぞれ対応する一の第2の波長分割多重化器によりドロップされた光信号を前記第1の端子に導入して前記第2の端子に出力し、前記第2の波長分割多重化器の内、それぞれ対応する第2の波長分割多重化器によりアッドされるべき光信号を前記第3の端子に導入して前記第1の端子を通じて前記対応する第2の波長分割多重化器に印加する複数の第2の光循環器と、
    を備えることを特徴とする双方向光アッド-ドロップ多重化器。
  8. 前記複数の第1の光循環器の内、それぞれ対応する一の第1の光循環器の第2の端子に接続され、当該対応する第1の光循環器の第2の端子から出力される光信号の内、前記複数の第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長らの内の対応する第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長と同じ波長の光信号を反射する複数の第1の光波長選択器と、
    前記複数の第2の光循環器の内、それぞれ対応する一の第2の光循環器の第2の端子に接続され、当該対応する第2の光循環器の第2の端子から出力される光信号の内、前記複数の第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長らの内の対応する第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長と同じ波長の光信号を反射する複数の第2の光波長選択器と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項7記載の双方向光アッド-ドロップ多重化器。
  9. 前記複数の第1の波長分割多重化器によりドロップされる波長らと前記複数の第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長らとが相異なり、前記複数の第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長らと前記複数の第2の波長分割多重化器によりドロップされる波長らとが相異なり、
    前記複数の第1の波長分割多重化器によりドロップされる波長らと前記複数の第2の波長分割多重化器によりドロップされる波長らとが相互に同一であり、前記複数の第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長らと前記複数の第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長らとが相互に同一であること
    を特徴とする請求項7又は8記載の双方向光アッド-ドロップ多重化器。
  10. 前記第1の波長分割多重化器と前記第2の波長分割多重化器との間に接続され、前記第1の波長分割多重化器と前記第2の波長分割多重化器との間に伝送される光信号を増幅する双方向光増幅器をさらに備えること
    を特徴とする請求項9記載の双方向アッド-ドロップ多重化器。
  11. 前記複数の第1の波長分割多重化器によりドロップされる波長らと前記複数の第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長らとが相互に同一であり、前記複数の第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長らと前記複数の第2の波長分割多重化器によりドロップされる波長らとが相互に同一であり、
    前記複数の第1の波長分割多重化器によりドロップされる波長らと前記複数の第2の波長分割多重化器によりドロップされる波長らとが相異なり、前記複数の第1の波長分割多重化器によりアッドされる波長らと前記複数の第2の波長分割多重化器によりアッドされる波長らとが相異なること
    を特徴とする請求項7又は8記載の双方向光アッド-ドロップ多重化器。
  12. 前記第1の波長分割多重化器と前記第2の波長分割多重化器との間に接続され、前記第1の波長分割多重化器と前記第2の波長分割多重化器との間に伝送される光信号を増幅する双方向光増幅器をさらに備えること
    を特徴とする請求項11記載の双方向アッド-ドロップ多重化器。
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