JP2006251360A - 波長変換方法および波長変換器 - Google Patents

波長変換方法および波長変換器 Download PDF

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Abstract

【課題】 変換効率が優れ波形歪みが低減された波長変換を行うことができる波長変換方法および波長変換器を提供する。
【解決手段】 波長変換器1は、励起光源11、光合波部12、非線形光学媒質13および光フィルタ14を備える。光合波部12は、励起光源11から出力された時間的に強度変調された励起光を入力するとともに、パルス列からなる入力パルス光をも入力して、これらを合波する。非線形光学媒質13は、光合波部12により合波されて出力された励起光および入力パルス光を入力し、これらの光の入力に伴う相互位相変調(XPM)に因り入力パルス光の光周波数をシフトさせて、その入力パルス光の光周波数がシフトされたものを出力パルス光として出力する。光フィルタ14は、非線形光学媒質13から出力される光のうちから出力パルス光を選択的に出力し、励起光を遮断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パルス列からなる入力パルス光を入力して該入力パルス光の波長とは異なる波長の出力パルス光を出力する波長変換方法および波長変換器に関するものである。
波長変換器は、入力光の波長とは異なる波長(すなわち、異なる光周波数)の出力光を発生させて出力することができるものであり、例えば光ネットワークシステムにおいて信号光の光周波数を変換する際に用いられる。このような波長変換に際しては、非線形光学媒質における非線形光学現象や、半導体光増幅器等における利得または吸収の飽和特性が利用される。
非線形光学現象としては、四光波混合(FWM: Four-Wave Mixing)、自己位相変調(SPM: Self Phase Modulation)および相互位相変調(XPM: Cross Phase Modulation)が利用され得る。また、利得または吸収の飽和特性としては、相互利得変調(XGM: Cross Gain Modulation)および相互吸収変調(XAM: Cross Absorption Modulation)が利用され得る。
例えば、非特許文献1には、高非線形性のホーリーファイバにおけるFWMを利用した波長変換技術が記載されている。非特許文献2には、半導体光増幅器におけるXGMを利用した波長変換技術が記載されている。また、非特許文献3や非特許文献4には、光ファイバにおけるXPMを利用した波長変換技術が記載されている。
FWMを利用した波長変換は、入力光および励起光(CW光)を非線形光学媒質に入射させて、この非線形光学媒質への光入射に伴って発現するFWMにより、入力光波長および励起光波長の何れとも異なる波長の出力光を発生させて出力するものである
SPMを利用した波長変換は、入力光を非線形光学媒質に入射させて、この非線形光学媒質への光入射に伴って発現するSPMにより入力光のスペクトルを拡張し、その拡張したスペクトルのうちから入力光波長と異なる波長の出力光を光フィルタにより選択して出力するものである。
XPMを利用した従来の波長変換は、入力光および励起光(CW光)を非線形光学媒質に入射させて、この非線形光学媒質への光入射に伴って発現するXPMにより、励起光のスペクトルを拡張し、その拡張したスペクトルのうちから特定波長の出力光を光フィルタにより選択して出力するものである。このXPMを利用した波長変換としては、分岐光導波路上に半導体光増幅器を有するマッハツェンダ干渉計型構造のものや、ループ光導波路上に半導体光増幅器を有する非線形ループミラー型構造のものも知られており、これらの場合には干渉も利用される。
XGMを利用した波長変換は、入力光および励起光(CW光)を半導体光増幅器に入射させて、この半導体光増幅器への光入射強度が大きいほど利得が低下する現象(XGM)を利用して、励起光波長と同じ波長の出力光を出力するものである。
XAMを利用した波長変換は、入力光および励起光(CW光)を電界吸収型変調器に入射させて、この電界吸収型変調器への光入射強度が大きいほど吸収が低下する現象(XAM)を利用して、励起光波長と同じ波長の出力光を出力するものである。
上記の何れの波長変換技術においても、出力光は、入力光と略同様に強度変調されたものであって、入力光と同様の情報を担っている。
J. H. Lee, et al., "Four-Wave Mixing Based 10-Gb/sTunable Wavelength Conversion Using a Holy Fiber With a High SBSThreshold", IEEE Photonics Technology Letters, Vol.15, No.3, pp.440-442(2003) T. Durhuus, et al., "All-Optical WavelengthConversion By Semiconductor Optical Amplifiers", Journal of LightwaveTechnology, Vol.14, No.6, pp.942-954 (1996) J. Yu, et al., "All-Optical Wavelength Conversion ofShort Pulses And NRZ Signals Based on a Nonlinear Optical Loop Mirror",Journal of Lightwave Technology, Vol.18, No.7, pp.1007-1017 (2000) W. Wang, et al., "80-Gb/s Regenerative WavelengthConversion Using a Hybrid Raman/EDFA Gain-Enhanced XPM Converter withHighly-Nonlinear-Fiber", OFC2003, TuH2 (2003)
しかしながら、上記の従来の波長変換技術は以下のような問題点を有している。すなわち、FWMを利用した波長変換は、変換効率が小さいので出力光の強度が小さく、また、位相整合条件を満たさないと変換効率が低下するので、変換可能な範囲が限られている。変換効率が小さいという問題点に対しては、その出力光を光増幅することも考えられるが、その場合にはSN比が低下するという問題が生じる。
SPMまたはXPMを利用した従来の波長変換は、入力光または励起光の拡張されたスペクトルのうちから特定波長の出力光を光フィルタにより選択して出力するものであり、また、干渉をも利用するものであることから、調整が不充分であるときは、入力光に対する出力光の波形歪みが生じ易い。XGMまたはXAMを利用した波長変換は、利得または吸収の変動を利用するものであることから、入力光に対する出力光の波形歪みが生じ易く、特に高速な入力パルス光に対する出力パルス光の波形歪みが大きい。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、変換効率が優れ波形歪みが低減された波長変換を行うことができる波長変換方法および波長変換器を提供することを目的とする。
本発明に係る波長変換方法は、パルス列からなる入力パルス光を入力して、該入力パルス光の波長とは異なる波長の出力パルス光を出力する波長変換方法であって、入力パルス光の平均パルス幅より長い周期で強度変調された励起光および入力パルス光を非線形光学媒質に入射させ、非線形光学媒質への励起光および入力パルス光の入射に伴う相互位相変調に因り入力パルス光の光周波数をシフトさせ、入力パルス光の光周波数がシフトされたものを出力パルス光として出力することを特徴とする。
本発明に係る波長変換方法では、入力パルス光が非線形光学媒質に入射するとともに、その入力パルス光の平均パルス幅より長い周期で強度変調された励起光も非線形光学媒質に入射して、これらの光の入射に伴って非線形光学媒質において発現する相互位相変調に因り入力パルス光の光周波数がシフトし、この入力パルス光の光周波数がシフトされたものが出力パルス光として非線形光学媒質から出力される。
ここで、非線形光学媒質に入射する入力パルス光の各パルスのピークの時間間隔が時間(単位時間)TsのK倍(Kは1以上の整数)であるのが好適であり、非線形光学媒質に入射する励起光の強度変調周期Tpと単位時間Tsとの比が整数比で表されるのが好適であり、また、強度変調周期Tpと単位時間Tsとが互いに等しいのも好適である。
本発明に係る波長変換器は、パルス列からなる入力パルス光を入力して、該入力パルス光の波長とは異なる波長の出力パルス光を出力する波長変換器であって、(1) 入力パルス光の平均パルス幅より長い周期で強度変調された励起光を出力する励起光源と、(2) 励起光源から出力された励起光と入力パルス光とを合波して出力する光合波部と、(3) 光合波部により合波されて出力された励起光および入力パルス光を入力し、これらの光の入力に伴う相互位相変調に因り入力パルス光の光周波数をシフトさせて、入力パルス光の光周波数がシフトされたものを出力パルス光として出力する非線形光学媒質と、(4) 非線形光学媒質から出力される光を入力し、その入力した光のうちから出力パルス光を選択的に出力する光フィルタと、を備えることを特徴とする。
本発明に係る波長変換器では、入力パルス光の平均パルス幅より長い周期で強度変調された励起光が励起光源から出力され、この励起光と入力パルス光とが光合波部により合波されて非線形光学媒質に入射する。これらの光の入射に伴って非線形光学媒質において発現する相互位相変調に因り入力パルス光の光周波数がシフトし、この入力パルス光の光周波数がシフトされたものが出力パルス光として非線形光学媒質から出力される。そして、非線形光学媒質から出力される光は光フィルタに入力して、その入力した光のうち出力パルス光が光フィルタから選択的に出力される。
本発明に係る波長変換器に含まれる励起光源は、連続光を出力するCW光源と、このCW光源から出力された連続光を強度変調して励起光を出力する外部変調部と、を含むのが好適である。この外部変調部はニオブ酸リチウムを用いた導波路型変調器を含むのが好適である。この導波路型変調器に入力する変調信号のバイアス値が、導波路型変調器の透過率の極小点に調整されているのが好適である。また、励起光源はモード同期によって発振するレーザ光源を含むのも好適である。
本発明に係る波長変換器は、(1) 入力パルス光の一部を分岐して取り出すとともに、残部を非線形光学媒質へ出力する光分岐部と、(2) 光分岐部により取り出された入力パルス光の一部を受光して電気信号に変換し、その電気信号を出力する光電変換部と、(3) 光電変換部から出力された電気信号を入力し、この電気信号に含まれる周期的成分を抽出してクロック信号として出力するクロック抽出部と、を更に備えるのが好適である。さらに、励起光源が、クロック抽出部から出力されたクロック信号を入力して、このクロック信号に基づいて強度変調された励起光を出力するのが好適である。この場合には、入力パルス光の一部は、光分岐部により分岐されて取り出され、光電変換部により受光されて電気信号に変換され、この電気信号がクロック抽出部に入力する。クロック抽出部により、この電気信号に含まれる周期的成分が抽出されてクロック信号として出力される。そして、このクロック信号は励起光源に入力して、このクロック信号に基づいて強度変調された励起光が励起光源から出力される。
このとき、本発明に係る波長変換器は、クロック抽出部から出力されたクロック信号を入力し、このクロック信号の位相をシフトして、その位相をシフトした後のクロック信号を出力する位相シフタを更に備えるのが好適であり、さらに、励起光源が、位相シフタから出力されたクロック信号を入力して、このクロック信号に基づいて強度変調された励起光を出力するのが好適である。本発明に係る波長変換器は、クロック抽出部から出力されたクロック信号を入力し、このクロック信号を分周して、当該分周クロック信号を出力する分周部を更に備えるのが好適であり、さらに、励起光源が、分周部から出力された分周クロック信号を入力して、この分周クロック信号に基づいて強度変調された励起光を出力するのが好適である。また、本発明に係る波長変換器は、クロック抽出部から出力されたクロック信号を入力し、このクロック信号を逓倍して、当該逓倍クロック信号を出力する逓倍部を更に備えるのが好適であり、さらに、励起光源が、逓倍部から出力された逓倍クロック信号を入力して、この逓倍クロック信号に基づいて強度変調された励起光を出力するのが好適である。
本発明に係る波長変換器に含まれる非線形光学媒質の非線形屈折率nは1×10−21/W以上であるのが、作用点が短くなりウオークオフの効果が低減されるため、好適である。非線形光学媒質が光ファイバを含むのが好適である。XPM法で測定した光ファイバの非線形定数γが20km−1−1以上であるのが好適である。また、光ファイバの伝送損失が0.7dB/km以下であるのが好適である。
本発明に係る光DEMUX装置は、(1) 一定の光周波数のパルス列からなる入力パルス光を入力し、この入力パルスの各パルスに対して周期的に異なるシフト量だけ光周波数をシフトさせて出力パルス光として出力する上記の本発明に係る波長変換器と、(2) 波長変換器から出力された出力パルス光を分波して出力する光分波部と、を備えることを特徴とする。この光DEMUX装置では、一定の光周波数のパルス列からなる入力パルス光が波長変換器に入力すると、波長変換器において、入力パルス光の各パルスに対して周期的に異なるシフト量だけ光周波数がシフトされて、入力パルス光の光周波数がシフトされたものが出力パルス光として出力される。そして、波長変換器から出力された出力パルス光は、光分波部により分波されて出力される。
本発明に係る選択的波長変換装置は、(1) 光周波数の異なる成分が波長多重されたパルスからなる入力パルス光を入力し、パルスを構成する各成分に各々の光周波数に応じた遅延時間を付与して各成分ごとに分離されたパルスを出力する光遅延部と、(2) 分離されたパルスを入力し、分離されたパルスのうち特定の光周波数のパルスについて選択的に該光周波数をシフトさせて出力する上記の本発明に係る波長変換器と、を備えることを特徴とする。この選択的波長変換装置では、複数の光周波数のパルスが多重化された入力パルス光が光遅延部に入力すると、光遅延部において、各々の光周波数に応じた遅延時間だけ各パルスに遅延が付与されて出力される。そして、光遅延部から出力された複数の光周波数のパルスは波長変換器に入力して、波長変換器において、そのうち特定の光周波数のパルスについて選択的に該光周波数がシフトされて出力される。
本発明に係る調整機能付波長変換装置は、(1) 上記の本発明に係る波長変換器と、(2) 波長変換器から出力された出力パルス光を入力し、その出力パルス光のうち特定の光周波数の光を選択的に出力する光フィルタと、(3) 光フィルタから出力された光の品質をモニタするモニタ部と、を備えることを特徴とする。さらに、モニタ部によるモニタ結果に基づいて波長変換器において非線形光学媒質に入射する励起光の強度変調を調整することを特徴とする。この調整機能付波長変換装置では、パルス列からなる入力パルス光が波長変換器に入力すると、該入力パルス光の波長とは異なる波長の出力パルス光が波長変換器から出力される。波長変換器から出力された出力パルス光のうち特定の光周波数の光は、光フィルタから選択的に出力されて、その光の品質がモニタ部によりモニタされる。そして、このモニタ部によるモニタ結果に基づいて、波長変換器において非線形光学媒質に入射する励起光の強度変調が調整される。
本発明に係る遅延機能付波長変換装置は、(1) 第1透過帯域を有する第1光フィルタと、(2) 第1透過帯域と重ならない第2透過帯域を有する第2光フィルタと、(3) 第1光フィルタと第2光フィルタとの間に設けられた上記の本発明に係る波長変換器と、(4) 第1光フィルタと第2光フィルタとの間に設けられた光遅延部と、を備えることを特徴とする。さらに、第1光フィルタから入力した第1透過帯域内の波長を有する光を少なくとも一回波長変換器と光遅延部とを通過させ、第2透過帯域内の波長を有する光として第2光フィルタから出力することを特徴とする。この遅延機能付波長変換装置では、第1透過帯域内の波長の入力パルス光が外部から第1光フィルタに入力すると、そのパルス光は、第1光フィルタを透過して、波長変換器および光遅延部を経て第2光フィルタに到達する。第2光フィルタへのパルス光の到達時に該パルス光が第2透過帯域外の波長であれば、該パルス光は、第2光フィルタにより反射されて、波長変換器および光遅延部を経て第1光フィルタへ到達する。第2光フィルタへのパルス光の到達時に該パルス光が第2透過帯域内の波長であれば、該パルス光は、第2光フィルタを透過して外部へ出力される。
本発明によれば、変換効率が優れ波形歪みが低減された波長変換を行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
先ず、本実施形態に係る波長変換方法について説明する。図1は、第1実施形態に係る波長変換器1の構成図である。この図に示される波長変換器1は、本実施形態に係る波長変換方法を実現するための基本的な構成を有する。この波長変換器1は、励起光源11、光合波部12、非線形光学媒質13および光フィルタ14を備える。
励起光源11は、時間的に強度変調された励起光を出力する。光合波部12は、励起光源11から出力された励起光を入力するとともに、パルス列からなる入力パルス光をも入力して、これら励起光および入力パルス光を合波して非線形光学媒質13へ出力する。非線形光学媒質13は、光合波部12により合波されて出力された励起光および入力パルス光を入力し、これらの光の入力に伴う相互位相変調(XPM)に因り入力パルス光の光周波数をシフトさせて、その入力パルス光の光周波数がシフトされたものを出力パルス光として出力する。光フィルタ14は、非線形光学媒質13から出力される光を入力して、その入力した光のうちから出力パルス光を選択的に出力し、励起光を遮断する。
非線形光学媒質13の非線形屈折率nは1×10−21/W以上であるのが好適である。非線形光学媒質13として例えばホーリーファイバ等の高非線形性の光ファイバが好適に用いられる。非線形光学媒質13としての光ファイバは、XPM法で測定したときの非線形定数γが20km−1−1以上であるのが好適であり、また、伝送損失が0.7dB/km以下であるのが好適である。
ここで、時刻tにおける非線形光学媒質13に入射する光の強度をP(t)とし、非線形光学媒質13の非線形定数をγとし、非線形光学媒質13の実際の長さをLとし、非線形光学媒質13の実効長をLeffとし、非線形光学媒質13の伝送損失をαとする。また、非線形光学媒質13に入射する励起光および入力パルス光それぞれの偏波は互いに平行であるとする。このとき、非線形光学媒質13において発現するXPMに因り、入力パルス光の光周波数はシフトし、そのシフト量dfXPMは下記(1)式で表される。
Figure 2006251360
この(1)式から判るように、XPMに因るパルス光の光周波数シフト量は、非線形光学媒質13に入射する光の強度の時間微分値(dP(t)/dt)に比例する。そこで、入力パルス光の平均パルス幅より長い周期で強度変調された励起光を励起光源11から出力して、この励起光と入力パルス光とを光合波部12により合波して非線形光学媒質13に入射させてXPMを発現させることにより、その非線形光学媒質13において各パルスの光周波数がシフトして、入力パルス光の光周波数と異なる光周波数を有する出力パルス光が得られる。
従来の波長変換方法と比較すると、XPMを利用した本実施形態に係る波長変換方法は、入力パルス光が高速信号である場合には、上記(1)式のdP/dtの値を大きくすることができるので適用し易い。また、本実施形態に係る波長変換方法では、新たに信号を生成するのではないので、SN比の低下を招くこともない。更に、本実施形態に係る波長変換方法では、光フィルタ14が信号を削るのではなく励起光を遮断するためにあるので、余計な波形歪みを与えることもない。以上のことから、本実施形態に係る波長変換方法は、40Gbit/sや160Gbit/sのような超高速信号による伝送においては有効である。
図2および図3それぞれは、励起光の強度Ppump、入力パルス光の強度Psigおよび入力パルス光の光周波数fsigそれぞれの時間変化の例を示す図である。これらの図に示された例では、非線形光学媒質13に入射する入力パルス光の各パルスのピークの時間間隔は時間(単位時間)TsのK倍(Kは1以上の整数)である。すなわち、時間軸上に単位時間Tの間隔でグリッドを入れた場合に、隣接するグリッド間にパルスのピークが0個または1個だけ存在する。また、非線形光学媒質13に入射する励起光の強度変調周期Tpと上記単位時間Tsとの比(Tp:Ts)は整数比で表されるのが好適であり、また、強度変調周期Tpと単位時間Tsとが互いに等しいのが好適である。
図2は、比(Tp:Ts)が1:1である場合(すなわち、強度変調周期Tpと単位時間Tsとが互いに等しい場合)を示す。この場合、入力パルス光の各々のパルスのピーク時点での励起光強度の時間微分値(dP(t)/dt)は一定であるので、各々のパルスは一定の光周波数シフトを受ける。励起光源11がLN変調器(ニオブ酸リチウムを用いた導波路型変調器)や電界吸収型変調器等を含むことで、強度変調された励起光を容易に生成することができるので、その意味で励起光は左右対称な波形であるのが好適である。大きな光周波数シフト量を得る為には、励起光は、強度の時間微分値(dP(t)/dt)を大きくすることができるパルス光とするのがよい。また、励起光は、周期が同じである周期的波形であれば、上記以外の任意の波形でもかまわない。
図3は、比(Tp:Ts)が3:2である場合を示す。このように比(Tp:Ts)が整数比であれば、入力パルス光の各々のパルスのピーク時点での励起光強度の時間微分値(dP(t)/dt)は周期性があるので、各々のパルスに対して周期的に変動する光周波数シフト量を与えることが可能である。比(Tp:Ts)が3:2である場合には、光周波数シフト量は3とおりできる。上記の動作で光周波数シフトされた各パルスが後続の光分波部器の出力波長に一致していれば、パルス光をある周期で複数の波長に規則的に配分するデマルチプレクサとして適用することができる。
次に、図4〜図6を用いて本発明に係る波長変換器の実施形態について更に説明する。
図4は、第2実施形態に係る波長変換器2の構成図である。この図に示される波長変換器2は、光合波部12、非線形光学媒質13、光フィルタ14、光分岐部21、光電変換部22、電流-電圧変換部23、クロック抽出部24、分周部25、位相シフタ26、ドライバ31、CW光源32、外部変調部33および光増幅部34を備える。なお、この第2実施形態におけるドライバ31、CW光源32、外部変調部33および光増幅部34は、第1実施形態における励起光源11に替えて設けられている。
光分岐部21は、入力パルス光の一部を分岐して光電変換部22へ出力するとともに、残部を非線形光学媒質13へ出力する。光電変換部22は、光分岐部21により取り出された入力パルス光の一部を受光して電流信号に変換し、その電流信号を電流-電圧変換部23へ出力する。この光電変換部22として好適にはフォトダイオードが用いられる。電流-電圧変換部23は、光電変換部22から出力された電流信号を電圧信号に変換して、この電圧信号をクロック抽出部24へ出力する。
クロック抽出部24は、電流-電圧変換部23から出力された電圧信号を入力し、この電圧信号に含まれる周期的成分を抽出してクロック信号として分周部25へ出力する。分周部25は、クロック抽出部24から出力されたクロック信号を入力し、このクロック信号を分周して、分周した後のクロック信号(分周クロック信号)を位相シフタ26へ出力する。位相シフタ26は、分周部25から出力された分周クロック信号を入力し、この分周クロック信号の位相をシフトして、その位相をシフトした後の分周クロック信号をドライバ35へ出力する。
ドライバ31は、位相シフタ26から出力された分周クロック信号を入力し、このクロック信号に基づいて、外部変調部33における強度変調を制御する変調信号を出力する。CW光源32は、連続光を出力する。外部変調部33は、ドライバ31から出力される変調信号を入力するとともに、CW光源32から出力される連続光をも入力し、この連続光を変調信号に基づいて強度変調して励起光として出力する。この外部変調部33は、LN変調器(ニオブ酸リチウムを用いた導波路型変調器)を含むのが好適であり、また、その導波路型変調器に入力する変調信号のバイアス値は、導波路型変調器の透過率の極小点に調整されているのが好適である。光増幅部34は、外部変調部33から出力された励起光を光増幅して、その光増幅した励起光を光合波部12へ出力する。
光合波部12は、光増幅部34から出力された励起光を入力するとともに、パルス列からなる入力パルス光をも光分岐部21から入力して、これら励起光および入力パルス光を合波して非線形光学媒質13へ出力する。非線形光学媒質13は、光合波部12により合波されて出力された励起光および入力パルス光を入力し、これらの光の入力に伴うXPMに因り入力パルス光の光周波数をシフトさせて、その入力パルス光の光周波数がシフトされたものを出力パルス光として出力する。光フィルタ14は、非線形光学媒質13から出力される光を入力して、その入力した光のうちから出力パルス光を選択的に出力し、励起光を遮断する。
この第2実施形態に係る波長変換器2は以下のように動作する。波長変換器2に入力したパルス光のうち、その一部は光分岐部21により分岐されて光電変換部22により受光され、残部は光合波部12を経て非線形光学媒質13に入力する。光分岐部21により分岐されたパルス光が光電変換部22により受光されると、そのパルス光の時間変化に応じた電流信号が光電変換部22から出力される。この光電変換部22から出力された電流信号は、電流-電圧変換部23により電圧信号に変換される。
電流-電圧変換部23から出力された電圧信号はクロック抽出部24に入力し、このクロック抽出部24において、その電圧信号に含まれる周期的成分が抽出されて、その抽出結果がクロック信号として出力される。このクロック信号は分周部25により分周され、この分周クロック信号は位相シフタ26により位相シフトされる。この位相シフトされたクロック信号はドライバ31に入力される。
このクロック信号に基づいてドライバ31から出力された変調信号は外部変調部33に入力するとともに、CW光源32から出力された連続光も外部変調部33に入力して、この外部変調器33において変調信号に基づいて連続光が変調されて、強度変調された励起光が出力される。この外部変調部33から出力された励起光は、光増幅部34により光増幅された後に、光合波部12を経て非線形光学媒質13に入力する。
このようにして入力パルス光および励起光が入力した非線形光学媒質13において、これらの光の入力に伴うXPMに因り入力パルス光の光周波数がシフトして、その入力パルス光の光周波数がシフトされたものが出力パルス光として非線形光学媒質13から出力される。そして、この出力パルス光は、光フィルタ14を透過して外部へ出力される。なお、励起光は、光フィルタ14により遮断されるので、外部へ出力されない。
本実施形態では、入力パルス光をモニタする光電変換部22により受光されて得られた電気信号に基づいてクロック抽出部24によりクロックが抽出され、このクロック信号が分周部25により分周され更に位相シフタ26により位相シフト(すなわち、遅延)される。そして、この分周および位相シフトされたクロック信号に基づいてドライバ31から変調信号が外部変調器33に供給され、CW光源32から出力された連続光が延長信号に基づいて外部変調器33により変調されて、その変調された光が励起光として非線型光学媒質13へ入力される。分周部25を設けることにより、比(Tp:Ts)を1:N(Nは2以上の整数)にすることができる。なお、分周部25が設けられなくてもよく、その場合には、比(Tp:Ts)を1:1となる。
位相シフタ25は、クロック信号に対して位相シフトを与えることでクロック信号に対して遅延を与えるものであるが、光遅延器と比べると、非線型光学媒質13に入射する入力パルス光および励起光それぞれのタイミングを合わせるのに好適である。外部変調器33としてLN変調器を用いた場合、正弦的な波形を生成させることができる点で好適であり、また、バイアスをLN変調器のバイアス-透過率特性において極小のところに合わせて変調させると、2倍の周波数を有する正弦的な波形を生成することができる。これは、1/2の周波数で変調させることが可能で、電気的な負担を減らすことができ、また、変調光のスペクトルのキャリアが抑圧されているため、非線形現象を用いる場合に問題となるブリルアン散乱に対する耐力が向上する。なお、この方法のためにはLN変調器で駆動させる前に、分周部25で周波数を落とす必要がある。また、分周部25に替えて、周波数を逓倍する逓倍部があれば、比(Tp:Ts)をM:1(Mは2以上の整数)にすることができる。
図5は、第3実施形態に係る波長変換器3の構成図である。この図に示される波長変換器3は、光合波部12、非線形光学媒質13、光フィルタ14、光分岐部21、光電変換部22、電流-電圧変換部23、クロック抽出部24、分周部25、位相シフタ26、モード同期レーザ光源35、および光増幅部34を備える。なお、この第3実施形態におけるモード同期レーザ光源35および光増幅部34は、第1実施形態における励起光源11に替えて設けられている。また、第2実施形態に係る波長変換器2の構成と比較すると、この第3実施形態に係る波長変換器3は、ドライバ31、CW光源32および外部変調部33に替えてモード同期レーザ光源35を備える点で相違する。
モード同期レーザ光源35は、位相シフタ26から出力された分周クロック信号を入力し、このクロック信号に同期して発振して、時間的に強度変調された励起光を出力する。光増幅部34は、モード同期レーザ光源35から出力された励起光を光増幅して、その光増幅した励起光を光合波部12へ出力する。
この第3実施形態に係る波長変換器3は以下のように動作する。波長変換器3に入力したパルス光のうち、その一部は光分岐部21により分岐されて光電変換部22により受光され、残部は光合波部12を経て非線形光学媒質13に入力する。光分岐部21により分岐されたパルス光が光電変換部22により受光されると、そのパルス光の時間変化に応じた電流信号が光電変換部22から出力される。この光電変換部22から出力された電流信号は、電流-電圧変換部23により電圧信号に変換される。
電流-電圧変換部23から出力された電圧信号はクロック抽出部24に入力し、このクロック抽出部24において、その電圧信号に含まれる周期的成分が抽出されて、その抽出結果がクロック信号として出力される。このクロック信号は分周部25により分周され、この分周クロック信号は位相シフタ26により位相シフトされる。この位相シフトされたクロック信号はモード同期レーザ光源35に入力される。
このクロック信号に基づいてモード同期レーザ光源35から強度変調された励起光が出力される。このモード同期レーザ光源35から出力された励起光は、光増幅部34により光増幅された後に、光合波部12を経て非線形光学媒質13に入力する。
このようにして入力パルス光および励起光が入力した非線形光学媒質13において、これらの光の入力に伴うXPMに因り入力パルス光の光周波数がシフトして、その入力パルス光の光周波数がシフトされたものが出力パルス光として非線形光学媒質13から出力される。そして、この出力パルス光は、光フィルタ14を透過して外部へ出力される。なお、励起光は、光フィルタ14により遮断されるので、外部へ出力されない。
図6は、第4実施形態に係る波長変換器4の構成図である。この図に示される波長変換器4は、光合波部12、非線形光学媒質13、光フィルタ14、光増幅部41、光遅延部42、光クロック抽出部43、光フィルタ44および光増幅部45を備える。なお、この第4実施形態における光増幅部41、光遅延部42、光クロック抽出部43、光フィルタ44および光増幅部45は、第1実施形態における励起光源11に替えて設けられている。
すなわち、第2実施形態および第3実施形態それぞれでは光-電気-光と変換して励起光を生成したのに対して、この第4実施形態では入力パルス光から電気段を経ることなく励起光を生成する。なお、光段でクロック抽出する技術としては、TW-EAM(文献「OFC2004WD3」等を参照)や、Self-pulsingtwo-section gain-coupled DFB laser(文献「IEEE Photonics Technology Letters,Vol.15, No.4 ( 2003)」等を参照)が知られている。
光増幅部41は、光分岐部21により取り出された入力パルス光を光増幅して、その光増幅したパルス光を光遅延部42へ出力する。光遅延部42は、光増幅部41から出力されたパルス光を入力して、そのパルス光に対して遅延を与えて出力する。光クロック抽出部43は、光遅延部42から出力されたパルス光からクロック成分を抽出して、そのクロック成分の周期で強度変調された光を出力する。光フィルタ44は、光クロック抽出部43から出力された光のうち所定波長の光を選択的に透過させて出力する。光増幅部45は、光フィルタ44から出力された光(励起光)を光増幅して、その光増幅した励起光を光合波部12へ出力する。
この第4実施形態に係る波長変換器4は以下のように動作する。波長変換器4に入力したパルス光のうち、その一部は光分岐部21により分岐されて光増幅部41に入力し、残部は光合波部12を経て非線形光学媒質13に入力する。光分岐部21により分岐されて光増幅部41に入力したパルス光は、光増幅部41により光増幅され、光遅延部42により遅延が与えられて、光クロック抽出部43に入力する。このパルス光が光クロック抽出部43に入力すると、光クロック抽出部43により、クロック成分が抽出され、そのクロック成分の周期で強度変調された光が出力される。そして、光クロック抽出部43から出力されて光(励起光)は、光フィルタ44を経て光増幅部45により光増幅された後に、光合波部12を経て非線形光学媒質13に入力する。
このようにして入力パルス光および励起光が入力した非線形光学媒質13において、これらの光の入力に伴うXPMに因り入力パルス光の光周波数がシフトして、その入力パルス光の光周波数がシフトされたものが出力パルス光として非線形光学媒質13から出力される。そして、この出力パルス光は、光フィルタ14を透過して外部へ出力される。なお、励起光は、光フィルタ14により遮断されるので、外部へ出力されない。光周波数シフト量は、光遅延部42における遅延量によって調整される。
次に、図7〜図10を用いて本実施形態に係る波長変換器を含むアプリケーション例について更に説明する。
図7は、本実施形態に係る光DEMUX装置100の構成図である。この図に示される光DEMUX装置100は、波長変換器110および光分波部120を備える。波長変換器110は、前述の波長変換器1〜4の何れかと同様の構成を有するものである。
波長変換器110に含まれる励起光源111から出力される励起光の強度変調周期Tpと、入力パルス光の各パルスのピーク間隔の単位時間Tsとは、両者の比(Tp:Ts)が整数比(M:N)で表される。ここで、M,Nは互いに素である正の整数である。すなわち、この波長変換器110は、一定の光周波数のパルス列からなる入力パルス光を入力し、この入力パルスの各パルスに対して周期的に異なるシフト量だけ光周波数をシフトさせて、この入力パルス光の光周波数がシフトされたものを出力パルス光として光分波部120へ出力することができる。
光分波部120は、波長変換器110から出力されたパルス光を分波して、各パルス光を波長に依って異なる光路へ出力する。
この光DEMUX装置100は、例えば、時分割多重(TDM: Time Domain Multiplexing)信号光を入力し、このTDM信号光の各パルスに対して適宜に光周波数シフトを与えて分波することができる。
図8は、本実施形態に係る選択的波長変換装置200の構成図である。この図に示される選択的波長変換装置200は、波長変換器210および光遅延部220を備える。波長変換器210は、前述の波長変換器1〜4の何れかと同様の構成を有するものである。
光遅延部220は、光分波器221、光合波器222および光遅延器223〜223を含む。光分波器221は、複数の波長λ〜λのパルスが多重化された入力パルス光を入力して分波し、波長λのパルス光を光遅延器223へ出力し、波長λのパルス光を光遅延器223へ出力し、波長λのパルス光を光遅延器223へ出力し、また、波長λのパルス光を光遅延器223へ出力する。
光遅延器223は、光分波器221から出力された波長λのパルス光に対して遅延を与えて光合波器222へ出力する。光遅延器223は、光分波器221から出力された波長λのパルス光に対して遅延を与えて光合波器222へ出力する。光遅延器223は、光分波器221から出力された波長λのパルス光に対して遅延を与えて光合波器222へ出力する。また、光遅延器223は、光分波器221から出力された波長λのパルス光に対して遅延を与えて光合波器222へ出力する。
光合波器222は、光遅延器223〜223から出力された波長λ〜λのパルス光を合波して、その合波した波長λ〜λのパルスを波長変換器210へ出力する。すなわち、この光遅延部220は、複数の光周波数のパルスが多重化された入力パルス光を入力し、各々の光周波数に応じた遅延時間だけ各パルス光に遅延を付与して波長変換器210へ出力する。
波長変換器210に含まれる励起光源211から出力される励起光は、変換対象のパルス光に同期した幅の広いパルス状の光であり、これを用いることにより、重なったパルスだけが選択的に波長変換される。
すなわち、この波長変換器210は、光遅延部220から出力される複数の光周波数のパルスを入力し、そのうち特定の光周波数のパルス光について選択的に該光周波数をシフトさせて出力する。例えば、波長変換器210は、光遅延部220から出力される波長λ〜λのパルス光のうち、波長λのパルス光について選択的に光周波数をシフトさせ、波長λ'のパルス光として出力する。この構成は、一つの波長変換器ですべての波長に適応できる。
なお、前述の光DEMUX装置100と同様に、この選択的波長変換装置200においても、波長によって励起光強度の時間微分値(dP/dt)が異なるようにすれば、相異なる波長の信号に対して別々の波長変換を施すことも可能である。
図9は、本実施形態に係る調整機能付波長変換装置300の構成図である。この図に示される調整機能付波長変換装置300は、波長変換器310、光フィルタ320、光分岐部330およびモニタ部340を備える。波長変換器310は、前述の波長変換器1〜4の何れかと同様の構成を有するものである。
波長変換器310は、パルス列からなる入力パルス光を入力し、該入力パルス光の波長とは異なる波長の出力パルス光を光フィルタ320へ出力する。この波長変換器310に含まれる位相シフタ311は、前述の第2実施形態(図4)もしくは第3実施形態(図5)の構成に含まれる位相シフタ26、または、前述の第4実施形態(図6)の構成に含まれる光遅延部42に相当するものであって、波長変換器310に含まれる非線形光学媒質に入力する入力パルス光と励起光との間の位相関係を調整するものである。
光フィルタ320は、波長変換器310から出力された出力パルス光を入力し、その出力パルス光のうち特定の光周波数の光を選択的に透過させて出力する。光分岐部330は、光フィルタ320を透過して出力された光を入力し、その光の一部を分岐してモニタ部340へ出力する。モニタ部340は、光分岐部330により分岐されて出力された光を受光し、その受力した光の品質をモニタする。このモニタ部340は、単に受光パワーを検出することで、受光した光の品質をモニタしてもよい。
そして、調整機能付波長変換装置300は、モニタ部340によるモニタ結果に基づいて、波長変換器310において非線形光学媒質に入射する励起光の強度変調を調整する。より具体的には、モニタ部340によるモニタ結果に基づいて、波長変換器310に含まれる位相シフタ311は、波長変換器310に含まれる非線形光学媒質に入力する入力パルス光と励起光との間の位相関係を調整する。これにより、光フィルタ330を透過した光信号の品質を最適化することができる。
図10は、本実施形態に係る遅延機能付波長変換装置400の構成図である。この図に示される遅延機能付波長変換装置400は、波長変換器410、光フィルタ421、光フィルタ422、光遅延部431および光遅延部432を備える。波長変換器410は、前述の波長変換器1〜4の何れかと同様の構成を有するものである。
光フィルタ421は、第1透過帯域内の波長の光を選択的に透過させる。光フィルタ422は、第2透過帯域内の波長の光を選択的に透過させる。ここで、第1透過帯域と第2透過帯域とは互いに重なることはない。波長変換器410、光遅延部431および光遅延部432それぞれは、光フィルタ421と光フィルタ422との間に設けられている。
図11は、本実施形態に係る遅延機能付波長変換装置400の動作例を説明する図である。同図(a)は、光フィルタ421の透過特性T(λ)および反射特性R(λ)、ならびに、光フィルタ421へパルス光が到達した各時点における該パルス光の波長λ〜λ、それぞれが示されている。また、同図(b)は、光フィルタ422の透過特性T(λ)および反射特性R(λ)、ならびに、光フィルタ421へパルス光が到達した各時点における該パルス光の波長λ〜λ、それぞれが示されている。この図に示される動作例は、光フィルタ421から光フィルタ422へ向う方向にパルス光が伝搬するときのみに、波長変換器410において該パルス光の光周波数がシフトされる例である。
第1透過帯域内の波長λの入力パルス光が外部から光フィルタ421に入力すると、その入力パルス光は、光フィルタ421を透過して、光遅延部431により遅延が与えられ、波長変換器410により光周波数がシフトされ(すなわち、波長がλにシフトされ)、光遅延部432により遅延が与えられて、光フィルタ422に到達する。
この光フィルタ422へのパルス光の到達時に該パルス光が第2透過帯域外の波長λであると、該パルス光は、光フィルタ422により反射され、光遅延部432により遅延が与えられ、波長変換器410を経て、光遅延部431により遅延が与えられて、光フィルタ421に到達する。
この光フィルタ421へのパルス光の到達時に該パルス光が第1透過帯域外の波長λであると、該パルス光は、光フィルタ421により反射され、光遅延部431により遅延が与えられ、波長変換器410により光周波数がシフトされ(すなわち、波長がλにシフトされ)、光遅延部432により遅延が与えられて、光フィルタ422に到達する。
このようにして、第1透過帯域内の波長の入力パルス光が外部から光フィルタ421に入力すると、そのパルス光は、光フィルタ421と光フィルタ422との間を往復する度に一定の光周波数だけシフトされていく。すなわち、波長がλ,λ,λ,…と単調に増加(または、単調に減少)していき、やがて、第2透過帯域内の波長λとなる。そして、光フィルタ422へのパルス光の到達時に該パルス光が第2透過帯域内の波長λであれば、該パルス光は、光フィルタ422を透過して外部へ出力される。
図12は、本実施形態に係る遅延機能付波長変換装置400の他の動作例を説明する図である。同図(a)は、光フィルタ421の透過特性T(λ)および反射特性R(λ)、ならびに、光フィルタ421へパルス光が到達した各時点における該パルス光の波長λ〜λ、それぞれが示されている。また、同図(b)は、光フィルタ422の透過特性T(λ)および反射特性R(λ)、ならびに、光フィルタ421へパルス光が到達した各時点における該パルス光の波長λ〜λ、それぞれが示されている。この図に示される動作例は、光フィルタ421から光フィルタ422へ向う方向にパルス光が伝搬するときだけでなく、これと逆の方向にパルス光が伝搬するときにも、波長変換器410において該パルス光の光周波数がシフトされる例である。このような波長変換器410は、強度変調された励起光を非線形光学媒質に対して双方向から入力させることで実現できる。
第1透過帯域内の波長λの入力パルス光が外部から光フィルタ421に入力すると、その入力パルス光は、光フィルタ421を透過して、光遅延部431により遅延が与えられ、波長変換器410により光周波数がシフトされ(すなわち、波長がλにシフトされ)、光遅延部432により遅延が与えられて、光フィルタ422に到達する。
この光フィルタ422へのパルス光の到達時に該パルス光が第2透過帯域外の波長λであると、該パルス光は、光フィルタ422により反射され、光遅延部432により遅延が与えられ、波長変換器410により光周波数がシフトされ(すなわち、波長がλにシフトされ)、光遅延部431により遅延が与えられて、光フィルタ421に到達する。
この光フィルタ421へのパルス光の到達時に該パルス光が第1透過帯域外の波長λであると、該パルス光は、光フィルタ421により反射され、光遅延部431により遅延が与えられ、波長変換器410により光周波数がシフトされ(すなわち、波長がλにシフトされ)、光遅延部432により遅延が与えられて、光フィルタ422に到達する。
このようにして、第1透過帯域内の波長の入力パルス光が外部から光フィルタ421に入力すると、そのパルス光は、光フィルタ421と光フィルタ422との間の往路および復路それぞれにおいて一定の光周波数だけシフトされていく。すなわち、波長がλ,λ,λ,…と単調に増加(または、単調に減少)していき、やがて、第2透過帯域内の波長λとなる。そして、光フィルタ422へのパルス光の到達時に該パルス光が第2透過帯域内の波長λであれば、該パルス光は、光フィルタ422を透過して外部へ出力される。
このように、遅延機能付波長変換装置400は、入力パルス光に対して、光周波数シフトを与えるとともに、その光周波数シフト量に応じた遅延をも与えて、出力パルス光を出力することができる。なお、光フィルタ421および光フィルタ422それぞれの透過帯域における透過率は1/2以上であるのが好適である。光フィルタ421および光フィルタ422それぞれの反射帯域における反射率は略1であるのが好適であり、この場合には、光フィルタ421と光フィルタ422との間における光の伝搬の際の損失が小さいので、SN比劣化を抑制することができる。また、図11に示した動作例と比較すると、図12に示した動作例では、何れの方向にパルス光伝搬する際にも光周波数がシフトされるので、光周波数シフト量を大きくすることができる。
第1実施形態に係る波長変換器1の構成図である。 励起光の強度Ppump、入力パルス光の強度Psigおよび入力パルス光の光周波数fsigそれぞれの時間変化の例を示す図である。 励起光の強度Ppump、入力パルス光の強度Psigおよび入力パルス光の光周波数fsigそれぞれの時間変化の例を示す図である。 第2実施形態に係る波長変換器2の構成図である。 第3実施形態に係る波長変換器3の構成図である。 第4実施形態に係る波長変換器4の構成図である。 本実施形態に係る光DEMUX装置100の構成図である。 本実施形態に係る選択的波長変換装置200の構成図である。 本実施形態に係る調整機能付波長変換装置300の構成図である。 本実施形態に係る遅延機能付波長変換装置400の構成図である。 本実施形態に係る遅延機能付波長変換装置400の動作例を説明する図である。 本実施形態に係る遅延機能付波長変換装置400の動作例を説明する図である。
符号の説明
1〜4…波長変換器、11…励起光源、12…光合波部、13…非線形光学媒質、14…光フィルタ、21…光分岐部、22…光電変換部、23…電流-電圧変換部、24…クロック抽出部、25…分周部、26…位相シフタ、31…ドライバ、32…CW光源、33…外部変調部、34…光増幅部、35…モード同期レーザ光源、41…光増幅部、42…光遅延部、43…光クロック抽出部、44…光フィルタ、45…光増幅部。100…光DEMUX装置、110…波長変換器、111…励起光源、120…光分波部、200…選択的波長変換装置、210…波長変換器、211…励起光源、220…光遅延部、300…調整機能付波長変換装置、310…波長変換器、311…位相シフタ、320…光フィルタ、330…光分岐部、340…モニタ部、400…遅延機能付波長変換装置、410…波長変換器、421,422…光フィルタ、431,442…光遅延部。

Claims (21)

  1. パルス列からなる入力パルス光を入力して、該入力パルス光の波長とは異なる波長の出力パルス光を出力する波長変換方法であって、
    前記入力パルス光の平均パルス幅より長い周期で強度変調された励起光および前記入力パルス光を非線形光学媒質に入射させ、
    前記非線形光学媒質への前記励起光および前記入力パルス光の入射に伴う相互位相変調に因り前記入力パルス光の光周波数をシフトさせ、
    前記入力パルス光の光周波数がシフトされたものを前記出力パルス光として出力する、
    ことを特徴とする波長変換方法。
  2. 前記非線形光学媒質に入射する前記入力パルス光の各パルスのピークの時間間隔が時間TsのK倍(Kは1以上の整数)であることを特徴とする請求項1記載の波長変換方法。
  3. 前記非線形光学媒質に入射する前記励起光の強度変調周期Tpと前記時間Tsとの比が整数比で表されることを特徴とする請求項2記載の波長変換方法。
  4. 前記強度変調周期Tpと前記時間Tsとが互いに等しいことを特徴とする請求項3記載の波長変換方法。
  5. パルス列からなる入力パルス光を入力して、該入力パルス光の波長とは異なる波長の出力パルス光を出力する波長変換器であって、
    前記入力パルス光の平均パルス幅より長い周期で強度変調された励起光を出力する励起光源と、
    前記励起光源から出力された励起光と前記入力パルス光とを合波して出力する光合波部と、
    前記光合波部により合波されて出力された前記励起光および前記入力パルス光を入力し、これらの光の入力に伴う相互位相変調に因り前記入力パルス光の光周波数をシフトさせて、前記入力パルス光の光周波数がシフトされたものを前記出力パルス光として出力する非線形光学媒質と、
    前記非線形光学媒質から出力される光を入力し、その入力した光のうちから前記出力パルス光を選択的に出力する光フィルタと、
    を備えることを特徴とする波長変換器。
  6. 前記励起光源が、連続光を出力するCW光源と、このCW光源から出力された連続光を強度変調して前記励起光を出力する外部変調部と、を含むことを特徴とする請求項5記載の波長変換器。
  7. 前記外部変調部がニオブ酸リチウムを用いた導波路型変調器を含むことを特徴とする請求項6記載の波長変換器。
  8. 前記導波路型変調器に入力する変調信号のバイアス値が前記導波路型変調器の透過率の極小点に調整されている、ことを特徴とする請求項7記載の波長変換器。
  9. 前記励起光源がモード同期によって発振するレーザ光源を含むことを特徴とする請求項5記載の波長変換器。
  10. 前記入力パルス光の一部を分岐して取り出すとともに、残部を前記非線形光学媒質へ出力する光分岐部と、
    前記光分岐部により取り出された前記入力パルス光の一部を受光して電気信号に変換し、その電気信号を出力する光電変換部と、
    前記光電変換部から出力された電気信号を入力し、この電気信号に含まれる周期的成分を抽出してクロック信号として出力するクロック抽出部と、
    を更に備え、
    前記励起光源が、前記クロック抽出部から出力されたクロック信号を入力して、このクロック信号に基づいて強度変調された励起光を出力する、
    ことを特徴とする請求項5記載の波長変換器。
  11. 前記クロック抽出部から出力されたクロック信号を入力し、このクロック信号の位相をシフトして、その位相をシフトした後のクロック信号を出力する位相シフタを更に備え、
    前記励起光源が、前記位相シフタから出力されたクロック信号を入力して、このクロック信号に基づいて強度変調された励起光を出力する、
    ことを特徴とする請求項10記載の波長変換器。
  12. 前記クロック抽出部から出力されたクロック信号を入力し、このクロック信号を分周して、当該分周クロック信号を出力する分周部を更に備え、
    前記励起光源が、前記分周部から出力された分周クロック信号を入力して、この分周クロック信号に基づいて強度変調された励起光を出力する、
    ことを特徴とする請求項10記載の波長変換器。
  13. 前記クロック抽出部から出力されたクロック信号を入力し、このクロック信号を逓倍して、当該逓倍クロック信号を出力する逓倍部を更に備え、
    前記励起光源が、前記逓倍部から出力された逓倍クロック信号を入力して、この逓倍クロック信号に基づいて強度変調された励起光を出力する、
    ことを特徴とする請求項10記載の波長変換器。
  14. 前記非線形光学媒質の非線形屈折率nが1×10−21/W以上であることを特徴とする請求項5記載の波長変換器。
  15. 前記非線形光学媒質が光ファイバを含むことを特徴とする請求項5記載の波長変換器。
  16. XPM法で測定した前記光ファイバの非線形定数γが20km−1−1以上であることを特徴とする請求項15記載の波長変換器。
  17. 前記光ファイバの伝送損失が0.7dB/km以下であることを特徴とする請求項15記載の波長変換器。
  18. 一定の光周波数のパルス列からなる入力パルス光を入力し、この入力パルス光の各パルスに対して周期的に異なるシフト量だけ光周波数をシフトさせて出力パルス光として出力する請求項5記載の波長変換器と、
    前記波長変換器から出力された出力パルス光を分波して出力する光分波部と、
    を備えることを特徴とする光DEMUX装置。
  19. 光周波数の異なる成分が波長多重されたパルスからなる入力パルス光を入力し、前記パルスを構成する各成分に各々の光周波数に応じた遅延時間を付与して前記各成分ごとに分離されたパルスを出力する光遅延部と、
    前記分離されたパルスを入力し、前記分離されたパルスのうち特定の光周波数のパルスについて選択的に該光周波数をシフトさせて出力する請求項5記載の波長変換器と、
    を備えることを特徴とする選択的波長変換装置。
  20. 請求項5記載の波長変換器と、
    前記波長変換器から出力された出力パルス光を入力し、その出力パルス光のうち特定の光周波数の光を選択的に出力する光フィルタと、
    前記光フィルタから出力された光の品質をモニタするモニタ部と、
    を備え、
    前記モニタ部によるモニタ結果に基づいて前記波長変換器において前記非線形光学媒質に入射する励起光の強度変調を調整する、
    ことを特徴とする調整機能付波長変換装置。
  21. 第1透過帯域を有する第1光フィルタと、
    前記第1透過帯域と重ならない第2透過帯域を有する第2光フィルタと、
    前記第1光フィルタと前記第2光フィルタとの間に設けられた請求項5記載の波長変換器と、
    前記第1光フィルタと前記第2光フィルタとの間に設けられた光遅延部と、
    を備え、
    前記第1光フィルタから入力した前記第1透過帯域内の波長を有する光を少なくとも一回前記波長変換器と前記光遅延部とを通過させ、前記第2透過帯域内の波長を有する光として前記第2光フィルタから出力する
    ことを特徴とする遅延機能付波長変換装置。

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