JP2006211239A - カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラヘッド側にある撮像素子の駆動モードが切り替えられたとしてもカメラヘッドとカメラ本体との間の同期がうまくとれるカメラシステムを提供する。
【解決手段】 カメラヘッド1aとカメラ本体1bとを繋ぐインターフェースとは別に、カメラヘッド1aとカメラ本体1bとの間での同期信号伝達用の専用線1Cを設ける。撮像素子の駆動モード切替直前の画像フレームの画像信号が3線シリアルドライバ150a,150bにより駆動されるシリアルインターフェースを介してカメラヘッドからカメラ本体に供給されている間に、専用線1Cを使って、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを表わす同期信号を送信して、カメラ本体1bにモードの切り替わりを事前に通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッドと、そのカメラヘッドが着脱自在に装着されそのカメラヘッドから画像信号を受け取って信号処理を行なうカメラ本体とを備えたカメラシステムに関する。
撮像素子と撮影光学系が一体的になったプラグインユニットがカメラ本体に装着されると、そのプラグインユニットの情報がカメラ本体側に伝達されて、そのプラグインユニットが備える撮影光学系で撮影を行なうことができるようになるカメラシステムが提案されている(特許文献1参照)。このようにプラグインユニットがカメラ本体に装着されるだけで撮影光学系つまり撮影レンズの交換が行なわれるカメラシステムが実現されると、カメラシステムの取り扱いが非常に簡単になり、専門的な知識を持たない人にでも簡単に撮影レンズの交換を行なって貰うことができる。同様なものに、撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッドと、カメラヘッドが着脱自在に装着されカメラヘッドから画像信号を受け取って信号処理を行なうカメラ本体とを備えたカメラシステムがある(例えば特許文献2参照)。
このようなカメラヘッドとカメラ本体とを備えたカメラシステムにおいては、カメラ本体とカメラヘッドとの双方に制御部を設けて、通信により双方の制御部間で制御信号のやり取りを行うようにして連携を図り、各々の制御部で別々のプロセスの処理を行なうようにしているものもある(特許文献3参照)。このようにカメラヘッドとカメラ本体という二つの制御ブロックに分割され、双方の制御部が通信により連携をとって処理を行なうような構成になっていると、各制御ブロックごとに独立して処理が行なわれた後、他の制御ブロックへインターフェースを用いて処理を終えた画像データ等の転送を一括して行なえるようにもなる。このようになると、カメラヘッド側の制御部に撮影の開始タイミング(例えばカメラ本体からカメラヘッドへ専用線を使ってレリーズ信号を供給する構成がある)さえ与えられれば、撮影の開始タイミングに同期した画像データの生成までがカメラヘッド側の撮像素子で行なわれるようになり、また、カメラ本体はその画像信号を受けて適宜信号処理などを施すことができるようになる。
ところで最近の撮像素子においては、撮像素子自体が様々な駆動モードを有していて撮像素子に駆動信号を供給するタイミングジェネレータ(以降TGという)および撮像素子にそれらの駆動モードが設定されるとその駆動モードに応じたフレームレートで画像信号が出力されるようになっている。このような駆動モードの中には高速フレームレートに対応するAEモードやAFモードといったものや表示用のフレームレートに対応する低速フレームレートのスルー画モードといったもの等がある。例えばモードダイヤルなどで撮影モードが選択されると、まずそれらの駆動モードのうちのスルー画モードが撮像素子およびタイミングジェネレータに設定されて撮像素子がそのタイミングジェネレータにより駆動されて撮像素子からスルー画用の画像信号(以降スルー画信号という)が出力されインターフェースを通ってカメラ本体まで送られてくる。
このスルー画モードにおいては、撮像素子が例えば1/30sのフレームレートで駆動されスルー画信号が出力されてカメラ本体に送られてくるので、そのスルー画信号に基づいてスルー画の表示が行われるとあたかも撮影光学系が捉え続けている被写体を表わす画像がそのまま表示画面上に表示されるようになる。
このような撮像素子と半押しと全押しの操作態様を持つレリーズ釦が用いられているカメラシステムにより撮影が行なわれようとして上記スルー画モード中にレリーズ釦の半押し操作が行なわれたとすると、まず半押し時に撮像素子およびTGの設定がスルー画モードからAEモードに切り替えられて後段の測光部で短時間のうちに測光が行われ、さらにAFモードに切り替えられて後段の測距部で短時間のうちに測距が行われた後、全画素読出モードが設定されて撮像素子の全画素で形成される画像信号が出力されることとなる。上記のような高速フレームレートでの画像信号の出力が行なえるような撮像素子であると、半押し時にAEやAFが素早く行われて全押し時に撮影したい画像が正しく撮影されるようになる。
しかし、このような撮像素子では、撮像素子やTGをAEモードやAFモードで駆動して高速フレームレートでの画像信号出力を実現するにあたってRGBの3原色をすべて出力させずにG信号のみを出力させて高速フレームレートを達成するようなことを行っているため、AEモードやAFモードが設定されているときにはカメラ本体でスルー画の処理などが行えなくなる。
このような場合にカメラ本体は、静止画撮影処理が行なわれていることをユーザに知らせることを含めて撮像素子がAEモードやAFモードで駆動されている間、それらのモードが行なわれる直前の画像信号をフリーズして表示画面上に画像を表示したままにする処理等を行なうこととなる。
しかし、このときにインタフェースを経由してカメラヘッドからカメラ本体に送られてくる画像信号の中にある垂直同期信号(V信号)を用いてフリーズする処理タイミングを抽出しようとすると、フリーズする処理タイミングがずれてしまって表示画面上に違和感のある画像(真っ暗になる等の)が表示されてしまうことがある。
上記の例は一例であって、撮像素子の駆動モードがいろいろとある場合には、それらの駆動モードに応じたタイミングでの処理がカメラ本体側で行なえるようになっていないと、カメラ本体とカメラヘッドとの間の処理タイミングがずれてしまって思わぬ不具合が発生することがある。
特開2000−106640号公報 特開2000−175089号公報 特開2000−50130号公報
本発明は、上記事情に鑑み、カメラヘッド側にある撮像素子の駆動モードが切り替えられたとしてもカメラヘッドとカメラ本体との間の同期がうまくとれるカメラシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のカメラシステムは、撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッドと、そのカメラヘッドとの間で信号の入出力を行なうインターフェースを介してそのカメラヘッドから複数の画像フレームの画像信号を受け取るカメラ本体とを備えたカメラシステムにおいて、
上記カメラヘッドと上記カメラ本体が、上記インターフェースとは別に、そのカメラヘッドとそのカメラ本体との間での同期信号伝達用の専用線を備え、
上記カメラヘッドが、駆動モード切替直前の画像フレームの画像信号がそのカメラヘッドから上記カメラ本体に送信されている間に、上記専用線を使って、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを表わす同期信号を送信するものであることを特徴とする。
上記本発明のカメラシステムによれば、上記インターフェースを使って駆動モード直前の画像フレームの画像信号がカメラヘッドからカメラ本体に送信されている間に、上記専用線を使って、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを表わす同期信号が送信される。
そうすると、次のフレームから駆動モードが切り替わることが事前にカメラ本体に通知されることになるため、カメラ本体側は、駆動モードが切り替わる直前のフレームでモードの切り替わりを把握した後、次のフレームからその切替予定の駆動モードに応じた処理例えばフリーズ処理などを行なうことができるようになる。
すなわち、カメラヘッド側にある撮像素子の駆動モードが切り替えられたとしてもカメラヘッドとカメラ本体との間の同期がうまくとれるカメラシステムが実現される。
ここで、上記専用線を使って送信する同期信号を遅延させることにより上記インターフェースを介して送信される画像信号の遅延を補償する遅延部を備え、
上記カメラヘッドが、駆動モード切替直前の画像フレームの画像信号の、上記インターフェースを介しての送信開始と同時に、上記専用線を使って上記同期信号を送信するものであることが好ましい。
そうすると、上記インターフェースを通って上記カメラ本体側へ送信される画像信号の遅延が上記遅延部により補償され、画像信号がカメラ本体に供給される前に上記専用線を使って同期信号が供給されてしまうようなことが防止される。つまり画像フレームがカメラ本体で受信されている最中に、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを知らせる同期信号がカメラ本体に確実に供給されるようになる。
上記遅延部は、上記カメラヘッドに備えられていても、上記カメラ本体に備えられていてもどちらでも良い。
また、上記カメラヘッドが、そのカメラヘッド制御用のプログラムを実行する第1のCPUを備えるとともに、上記カメラ本体がそのカメラ本体制御用のプログラムを実行する第2のCPUを備え、上記専用線は、これら第1のCPUと第2のCPUの同期をとる同期信号を伝達するものであることが好ましい。
そうすると、カメラヘッド側の第1のCPUからカメラヘッド側の第2のCPUへ専用線を使って同期信号を供給することができる。例えば第2のCPUの割込端子に、上記第1のCPUから上記専用線を通して同期信号を供給するような構成にすれば、上記第2のCPUの割込処理を用いて上記駆動モードの変更に対応した処理をカメラ本体側で的確に行なうことができるようになる。
以上、説明したように、カメラヘッド側にある撮像素子の駆動モードが切り替えられたとしてもカメラヘッドとカメラ本体との間の同期がうまくとれるカメラシステムが実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるカメラシステムを示す図である。
図1を参照してまず本実施形態のカメラシステムの外観を説明する。
図1に示すように本実施形態のカメラシステム1は、撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッド1aと、そのカメラヘッド1aとの間で信号の入出力を行なうインターフェースを介してそのカメラヘッド1aから複数の画像フレームの画像信号を受け取るカメラ本体1bとを備えている。図1には、撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッド1aと、そのカメラヘッド1aが着脱自在に装着されカメラヘッド1aから複数の画像フレームの画像信号を受け取って信号処理を行なうことができるカメラ本体1bとが別々に示されている。
カメラ本体1bの中央には、多数のマウント接点を持つヘッドマウント10bが配備されており、またカメラヘッド1a側にも同様のマウント部が構成されているので、双方のマウント接点の位置がそれぞれあうように図中の一点鎖線に沿ってカメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着されると、多数のマウント接点同士が各々接続されてカメラヘッド1aとカメラ本体1bとが電気的に接続される。
この多数のマウント接点の中のそれぞれが通信用、電力供給用にそれぞれ割り当てられていてカメラ本体1b側からカメラヘッド1a側への通信が行なわれたり、またカメラヘッド1a側からカメラ本体1b側への通信が行なわれたり、さらにカメラ本体1b側からカメラヘッド1a側への電力の供給が行なわれたりする。これらのマウント接点の中には、双方が備えるインターフェースに対応するマウント接点やレリーズ信号をカメラ本体からカメラヘッドへ供給するための2本の専用線に対応するマウント接点やカメラヘッドからカメラ本体へ同期信号を供給する専用線に対応するマウント接点等がある。
このヘッドマウント10bの上方にはAWBセンサ11bが配備され、そのAWBセンサ11bにより撮影時の光源種が検出される。この光源種とは、例えば太陽光であるか蛍光灯であるかといったようなものであり、この光源種がAWBセンサ11bにより検出され後述するデジタル信号処理部に適正な色温度(例えば太陽光の場合には6000K、蛍光灯の場合には4500K)が設定されて最適なホワイトバランスの調整が行なわれる。そのAWBセンサ11bの横には、閃光発光窓12bが配備されており、その閃光発光窓12bを通して閃光を発光する閃光発光装置がカメラ本体1b内に配備されている。さらにカメラ本体1bのボディ上面にはレリーズ釦13bとモードダイヤル14bが配備されている。このモードダイヤル14bによって撮影モードと再生モードとが選択され、その撮影モードにあっては、さらに静止画撮影モードであるとか、動画撮影モードであるとかが選択される。なお、図1には複数のカメラヘッドのうちの一つが例として、また複数の本体のうちの一つが例としてそれぞれ示されている。なおモードダイヤル14bには一体的に電源スイッチも配備されており、そのモードダイヤル14bの操作により電源が投入されるようになっている。
ここで図2を参照してカメラヘッド1aとカメラ本体1bの内部の構成を説明する。
図2はカメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着された状態にあるときの電気系統の構成を示すブロック図である。
図2の上方側にはカメラヘッド1aの構成が、また図2の下方側にはカメラ本体1bの構成がそれぞれ示されている。
カメラヘッド1aとカメラ本体1bとの双方の内部構成を説明する前に、このカメラシステム1を動作させるための電力供給源であるバッテリ廻りの構成を説明しておく。
本実施形態のカメラシステム1は、カメラ本体が備えるバッテリBtからの電力の供給を受けてカメラ本体1b並びにカメラヘッド1aが動作するものである。この実施形態においてはカメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着されたことを受けてカメラ本体1bからカメラヘッド1aへ電力を自動的に供給するようにすることができるようにするため、カメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着されたときにカメラヘッド1aからマウント接点を介してグランド信号がカメラ本体1b側の電源制御部140bに供給されるような構成になっている。このようにカメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着されたときにグランド信号が電源制御部140bに供給されるようになっていると、グランド信号が供給されたことによってカメラヘッド1aの装着がカメラ本体1b側の電源制御部140bにより検出されるようになる。
さらに、この例においては、カメラ本体1bの動作を統括的に制御する本体CPU100bに対してカメラヘッド1aが装着されたことを通知することができるようにするため、上記電源制御部140bがラッチ部160bの内容を書き換えることによりそのラッチ部160bに接続されている本体CPU100b側のI/O部161bの内容を書き換えて本体CPU100bにカメラヘッド1aが装着されたことを通知するような構成としている。
このような構成にしておくと、本体CPU100bは、I/O部161bの内容が書き換えられたことによりカメラヘッド1aがカメラ本体に装着されたことを確実に検知した後、3線シリアルドライバ151bを制御して3線シリアルインターフェースを用いてヘッドCPU19aに電源投入時のモードが例えば撮影モードであることを通知するようなことが行なえる。この通知を受けてヘッドCPU19aは、絞り/フォーカス/ズーム制御部17aを制御して撮像素子(ここではCCD固体撮像素子が用いられているので以降CCDという)12aにスルー画駆動モードを設定させ、さらにタイミングジェネレータ(以降TGという)18aにスルー画駆動モードを設定した後、TG18aにCCD12aに向けて駆動信号を供給させるようにしてCCD12aに所定のフレームレートでスルー画を表わす画像信号の生成を開始させることができる。
このようなカメラ本体1b側のバッテリBtからカメラ本体1bおよびカメラヘッド1aに電力が供給されて動作するカメラシステムの構成および動作を以降、説明する。
まずカメラヘッド1aからその構成および動作を説明する。
図2に示すようにこのカメラシステム1を構成するカメラヘッド1aには、撮影光学系11aとCCD12aとが備えられている。その撮影光学系11a内には撮影レンズや絞りなどが配備され、その絞りを所定の開口にしておいてその撮影レンズにより被写体をCCD12aに結像させている。
本発明にいう第1のCPUであるヘッドCPU19aは、前述のごとく、カメラ本体1bに装着された後、カメラ本体1b側からの通知を受けて絞り/フォーカス/ズーム制御部17aに指示してCCD12aの駆動モードをまずスルー画モードに切り替えさせる。さらにTG18aにもスルー画モードを設定してTG18aに1/30sのフレームレートでCCD12aを駆動させてスルー画信号を出力させるようにしている。こうしてCCD12aに生成させたスルー画信号を1/30sごとのフレームレートでアナログ信号処理部13aに出力させ、さらにそのアナログ信号処理部13aにノイズ低減の処理などを行なわせた後、後段のA/D部14aにアナログのスルー画信号をデジタルのスルー画信号に変換させて高速シリアルドライバ150aに供給させている。この高速シリアルドライバ150aにより駆動される高速シリアルインターフェースによってカメラ1b本体側にデジタル信号になったスルー画信号が送信される。勿論、この高速シリアルインターフェースを駆動する高速シリアルドライバ150bがカメラ本体1b側にも配備されていて双方のドライバによって高速シリアルインターフェースが駆動される。この高速シリアルインターフェースを通ってカメラ本体1bに供給される画像信号の中には、モードダイヤル14bによっていずれかの撮影モードが選択された状態にあるときに撮影光学系内の撮影レンズが捉えた被写体をLCDパネル(図示せず)上に表示するための上記スルー画信号やその撮影モードの中の静止画撮影モードが選択された状態にあるときにレリーズ釦13bの操作により得られる静止画像を表す画像信号(以下静止画信号という)やその撮影モードの中の動画モードが選択された状態にあるときにレリーズ釦13bの操作により得られる動画を表す画像信号(以下動画信号という)の3通りの画像信号がある。これらの画像信号のうちのいずれかがカメラ本体1b側からの要求によって高速シリアルインターフェースを通ってカメラ本体側に送信される。これらの画像信号のうちのスルー画信号(または動画信号)には、カメラヘッドがフレームごとの切替タイミングをカメラ本体に知らせるための垂直同期信号(以下V信号という)が含まれている。
一方、A/D部14aでデジタル信号に変換された画像信号はA/D部14aの後段に設けられた積算回路16aにも供給されている。この積算回路16aは測光機能(以下AEという)および測距機能(以下AFという)を果たすものであって、この積算回路16aのAEにより被写界輝度が測定され、またAFにより被写体距離が測定される。
このようにして積算回路16aで被写体距離や被写界輝度が測定され、その測定結果がデータバス192aを介して絞り/フォーカス/ズーム制御部17aに供給され、その絞り/フォーカス/ズーム制御部17aによって撮影光学系内の絞りの径が調節されたり、撮影光学系内のフォーカスレンズの位置が調節されたりする。このようにしておくとこのカメラヘッド1aが備える撮影光学系内のレンズが異なる被写体に向けられる度に積算回路内のAFやAEが働いてピントや輝度の調整が行なわれてピントの合った被写体を表す画像データがCCD12aで生成されCCD12aから出力されるようになる。
なお、上記ヘッドCPU19aは、システムメモリ190a内に格納されているプログラムの手順にしたがってTG18aや絞り/フォーカス/ズーム制御部17aなどの制御を行なうものであって、そのシステムメモリ190a内には、初期化の処理手順やAE処理やAF処理についての処理手順やシリアルインターフェースでの通信についての処理手順などを示すソフトウエアが格納されている。このソフトウエアの中には、モードダイヤルによって撮影モードが選択され、さらに静止画撮影モードが選択されたときに起動されるスルー画表示の処理に関するソフトウエアや静止画処理に関するソフトウエア、また動画撮影モードが選択されたときに起動される動画処理に関するソフトウエアなどもある。これらの処理手順にしたがって、このカメラヘッドの初期化や、その初期化が行なわれた後の各部の信号処理動作がヘッドCPU19aによって制御されている。この各部の動作の中には、積算回路16aの動作やTG18aの動作や不揮発性メモリ191aのリードライト動作や3線シリアルドライバ151aの動作や高速シリアルドライバ150aの動作などもある。
また、不揮発性メモリ191aには、カメラヘッド1a用のコンフィギュレーション情報および信号処理ソフトウエアも記憶されている。カメラ本体1bからコンフィギュレーション情報の送信の要求を表すコマンドが3線シリアルインターフェースを経由して送信されてきたら、その不揮発性メモリ191a内のコンフィギュレーション情報および信号処理ソフトウエアが3線シリアルインターフェースを経由してカメラ本体1bに送信される。
また上記3線シリアルインターフェースは、撮影時にカメラ本体1bとカメラヘッド1aとの間のコマンドのやり取りを行うものでもあって、例えばカメラ本体1bから画像信号(スルー画信号、静止画信号、動画信号のうちのいずれか)の送信の要求に対応するコマンドがその3線シリアルインターフェースを経由して送信されてきたら、その3線シリアルインターフェースよりも高速の高速シリアルインターフェースによってデジタル信号になった画像信号(スルー画信号、静止画信号、動画信号のうちのいずれか)がカメラ本体1bへ送信される。
このようなカメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着されてカメラシステム1が構成されそのカメラシステム1で撮影が行なわれる。
ここから、カメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着された状態にあるときのカメラ本体1bの動作を説明する。
カメラ本体1bの動作はシステムメモリ101b内のプログラムの手順にしたがって本発明にいう第2のCPUにあたる本体CPU100bによって統括的に制御されている。この本体CPU100bにより制御されているカメラ本体1bに上記カメラヘッド1aが装着され電源が投入されたら、本体CPU100bが制御可能な状態に遷移するとともにヘッドCPU19aも制御可能な状態に遷移することによってこのカメラシステム1全体の動作が制御されるようになる。
この実施形態のカメラシステム1では、前述したようにカメラ本体側のバッテリBtからカメラヘッド1aに電力が供給されカメラヘッド1aとカメラ本体1bとも撮影モードに関する処理が立ち上げられた後、先ずカメラ本体1b側からスルー画信号の送信の要求を表すコマンドが3線シリアルドライバ151bにより駆動される3線シリアルインターフェースを通してカメラヘッド1aに送信される。そのスルー画の送信の要求を受けて、カメラヘッド側のヘッドCPU19aは、絞り/フォーカス/ズーム制御部17aに指示してCCD12aおよびタイミングジェネレータ18aの駆動モードをスルー画モードへと切り替させる。そのスルー画駆動モードへの切替が行われた後、TG18aからのタイミング信号に基づいて出力されるスルー画信号がカメラ本体1b側とカメラヘッド1a側との双方が備える高速シリアルドライバ150a,150bによって駆動される高速シリアルインターフェースを通してカメラ本体1bへ次々と送信される。
この高速シリアルインターフェースを通ってカメラ本体1bに次々と送信されてくるスルー画信号が、デジタル信号処理部103bに供給され、このデジタル信号処理部103bによってカメラヘッドのコンフィギュレーション情報に応じた信号処理が次々と施された後、フレームメモリ104bに順次記憶されていく。このフレームメモリ104bに所定のフレームレートで記憶されていくYC信号がLCD制御部105bに次々と供給され、そのLCD制御部105bによってLCD1050bのパネル上にフレームレートごとのスルー画像が切り替えられて表示される。このときには、スルー画信号の中のV信号が分離抽出されてバスを経由して本体CPU100bにそのV信号のタイミングを示す信号が供給され本体CPU100bによって画像信号の処理を行なうために必要なタイミングが検出されているので、本体CPU100bはフレームメモリ104bの読出制御やOSD1051bの制御などの処理を的確なタイミングで行えるようになっている。
ここで、LCD1050bの表示画面上のスルー画を見ながらユーザによってレリーズ釦13bが押されたときには、本体CPU100bにレリーズ信号が供給されるとともに、ヘッドCPU19aにも専用線1A,1Bを介してレリーズ信号が供給される。このカメラシステムを構成するカメラ本体1bが備えるレリーズ釦13bは、半押し、全押しの2つの操作態様を持つものであるので、半押しに応じたレリーズ信号SP1と全押しに応じたレリーズ信号SP2の2種類のレリーズ信号がカメラヘッド側に2本の専用線1A,1Bそれぞれを介して供給される。それらの信号の供給を受けたカメラヘッド1a側のヘッドCPU19aは、半押しに応じたレリーズ信号SP1のタイミングで、CCD12aおよびTGの駆動モードをAEモードさらにAFモードと順次切り替えていき、TG18aからCCD12aにそれらのモードに応じたタイミング信号を供給させることにより積算回路16aに向けて高速フレームレートでの画像信号の出力を行わせている。このようにすると、高速のフレームレートで数多くのフレーム画像の画像信号を積算回路に供給させることができるようになるので積算回路に短時間のうちに測光や測距を完了させることができるようになる。また、全押しに応じたレリーズ信号SP2のタイミングでCCD12aに露光を開始させた後、さらにCCD12aおよびTG18aを全画素読出モードに切り替えておいて、所定の秒時が経過した後、TG18aに露光終了信号および全画素読出用の駆動信号を供給させるようにもしている。
しかし、上記半押し時にCCD12aをスルー画モードからAEモード、AFモード、さらにスルー画モードに切り替えるようことを行なうと、AEモードやAFモードのときにカメラヘッド1aからカメラ本体1b側にカラー画像用のスルー画信号を供給することができなくなる期間が発生してしまう。そこで、本実施形態では、レリーズ信号が供給されてきてCCD12aをAEモードに切り替える前に、第1の割込信号int1を、専用線1Cを介してカメラ本体1b側の第2のCPU100bへ供給し、またAFモードに切り替える前に第2の割込信号int2を供給し、さらにAFモードからスルー画モードに切り替える前に第3の割込み信号int3を、専用線1Cを介して供給するようにして、ヘッドCPU1aがCCD12aおよびTG18aの駆動モードを切り替えるタイミングを本体CPU100bに通知するようにして、カメラ本体1b側に駆動モードに応じた処理を所定のタイミングで行わせるようにしている。
このようにしておくと、AEモード、AFモードに切り替わるタイミングが事前にカメラヘッド1aからカメラ本体1bに通知されるようになるため、AEモード・AFモード時のカメラ本体側のフリーズ処理のタイミングがずれてしまうようなことが防止される。
なお、図2には、AEモード時の測光により被写界輝度が暗いと判定されたときに閃光を発する閃光部121bとその閃光を発する閃光制御部120bも図示されており、他にAWBセンサ11bや、計時用のタイマ110bやカレンダ時計部111bなども図示されている。
図3は、第1のCPUにあたるヘッドCPU19aと第2のCPUにあたる本体CPU100bとの双方が行なう静止画撮影の撮影処理手順を示すフローチャートである。
まず、図3の左側に示されているヘッドCPU19a側の処理手順を説明する。
カメラ本体1b側の撮影モードダイヤル14bにより撮影モードが選択されて電源が投入されるとこのフローの処理が開始される。
ステップS301で、まずTG18aおよびCCD12aにスルー画モードを設定してCCD12aからスルー画信号を出力させる。次のステップS302でスルー画信号を出力させている状態にあるときにカメラ本体1b側のレリーズ釦13bの半押し操作があったかどうかを判定する。このステップS301からステップS302でレリーズ釦13bの半押し操作があったかどうかを繰り返し判定して、かメラ本体1b側から半押し操作を通知する信号SP1が専用線1Aを介してヘッドCPU19aに供給されてきたら、ステップS302でレリーズ釦13bが半押しされたと判定してY側に進み、ステップS303でCCD12aの駆動モードを次のフレームでAEモードへ切り替えることをカメラ本体1b側へ通知するための割込み信号(int1)を発生する。
また、このステップS303でCCD12aおよびTG18aの駆動モードをAEモードに切り替えてステップS304で積算回路16aに測光を開始させる。このCCD12aをAEモードに切り替えると、CCD12aから積算回路16aにG信号のみの画像信号が高速フレームレートで供給されるようになって積算回路16aで高速演算が行えるようになる。
さらに次のステップS305へ進んで積算回路16aにAE演算を行わせ次のステップS306でAE演算が収束するまでステップS305の処理を積算回路16aに繰り返し行なわせる。
ステップ306で積算回路16aのAE演算が収束したと判定したらY側に進んでステップS307でCCD駆動モードを今度はAFモードに切り替えることをカメラ本体1bに通知するための割込み信号(int2)を発生する。このときにCCD12aおよびTGの駆動モードをAFモードに切り替えてAFモードでの駆動を開始させ、ステップS308で積算回路16aに今度は測距を開始させる。さらに次のステップS309へ進みステップS309で積算回路16aにAF演算を行わせる処理を次のステップS310でAF演算が収束するまで繰り返し行わせる。ステップS310でAF演算が収束したと判定したら、Y側に進み、次のステップS311で、CCD12aの駆動モードをスルー画モードに切り替えることを通知するための割込信号(int3)を発生するとともにCCD12aおよびTGの駆動モードをスルー画モードに切り替えて処理を終了する。
以上が、カメラヘッド側のヘッドCPU19aの処理である。
次にカメラ本体側の本体CPU100bの処理を説明する。
このヘッドCPU19aの処理を受けて本体側CPU100bはスルー画の表示処理およびフリーズ処理を行なう。
ステップS313では、カメラヘッドからの画像信号を受けてスルー画の表示処理を行なっている。このスルー画の表示処理を行なっている最中にレリーズ釦13bの押下があったかどうかを次のステップS314で判定する。このステップS314の処理を繰り返し行なってレリーズ釦13bが押されたと判定したらY側に進み、今度はステップS315でカメラヘッド側から専用線1Cを介して割込信号int1が供給されてきたかどうかを判定する。このステップS315で割込信号int1がまだ供給されてきていないと判定したら、N側に進みステップS315の処理を繰り返して割込信号int1の供給を待ち受ける。ここで割込信号int1が供給されてきたら、次のフレームからAEモードになることを検知し、ステップS316でAE用表示処理であるフリーズ処理を開始する。次のステップS317へ進んで今度はカメラヘッド1aから割込信号(int2)が供給されてきたかどうかを判定する。この割込信号int2は、AEの終了通知信号になるとともにAFの開始を通知する信号にもなることを予め本体CPUが知っているとして、ステップS317で割込信号(int2)が供給されてきたことを検知したと判定したときには、AF用表示処理すなわちフリーズ処理を続行する。さらに、次のステップS319で割込信号int3が供給されてきたかどうかを判定する。
この割込信号int3は、AFの終了通知信号になるとともに次の画像フレームの画像信号からスルー画信号になるということを通知する信号にもなるので、ステップA319で割込信号(int3)が供給されてきたことを検知したと判定したら、ステップS320で今度は次のフレーム画像のタイミングでスルー画の表示処理を再開する。
図3のフローで説明したように、割込み信号int1〜int3が専用線1Cを使ってカメラ本体1bの本体CPU100bに供給されてカメラヘッド1aの処理タイミングとカメラ本体の処理タイミングとの間の同期をとることが行われていることをもう少し分かりやすく説明するため、図4のタイミングチャートを参照して説明する。
図4は、ヘッドCPU19aの処理タイミングと、本体CPU100bの処理タイミングとを示すタイミングチャートである。横軸は、時間であり、縦軸には、ヘッドCPU19aから本体CPU100bに供給される信号の信号名(垂直同期信号V、あるいは半押し信号SP1、あるいは割込信号int1,int2,int3)か、あるいはそれらの信号がカメラヘッドからカメラ本体へ画像信号が供給されたときにカメラヘッドがどのような動作状態にあるか、またカメラ本体がどのような動作状態にあるかがそれぞれ項目として示されている。
なお、説明を分かりやすくするため、図4(a)に示されている各画像フレームの周期を示すV信号ごとにフレーム番号(1、2、3、4、5)を付しておき、半押し操作信号SP1がカメラ本体1bからカメラヘッド1aに供給されたときに、カメラヘッド1aからカメラ本体1bにどのような信号が供給されて、静止画撮影処理に関してカメラヘッドとカメラ本体との間の同期がとられるかを説明する。
図4(a)に示す垂直同期信号Vの間隔がCCD12aから出力させているスルー画信号のフレームレートを示すものであり、この図4(a)に示すようなタイミングでカメラヘッドから複数のフレーム画像(1〜5)の画像信号が次々と出力されている。この状態が図3のステップS301の状態を示し、図4(a)に示すようにカメラヘッド1aが複数のフレーム画像のスルー画信号を次々と出力させている状態にあるときに図4(b)に示すようにカメラ本体1b側で半押し操作SP1(フレーム番号1の画像信号を出力している最中のタイミングで)が行なわれたとしたら、カメラヘッド1a側のヘッドCPU19aは専用線1A(図2参照)を介してその半押し信号SP1を割込信号として受け取る。
この半押し操作信号SP1がカメラヘッドに供給されたときには、図4(c)に示すようにカメラ本体1b側はスルー画信号に基づくスルー画の表示を行っているため、その半押し操作信号SP1を受けてヘッドCPUは、CCD12aやTG18aの駆動モードを切り替えたときに本体CPU100bに対して撮像素子やTGの駆動モードの切替タイミングを事前に通知しておく必要があるので、ヘッドCPU19aは、ステップS303の処理にあるように図4(d)に示すような割込信号int1を発生してカメラ本体へ専用線1Cを介して供給している。
この例においては、駆動モード切替直前(図4ではAEモードになる前)の画像フレームの画像信号がカメラヘッド1aからカメラ本体1bに送信されている間に、ヘッド側CPU100bが専用線1Cを使って、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを表わす同期信号が割込信号int1の形でカメラ本体へ送信される。
こうしておくと、カメラヘッド側の撮像素子の駆動モードを切り替える直前の画像フレームの画像信号をフリーズする処理を的確なタイミングで行うことができるようになる。また、このときヘッドCPU19aでは、割込信号int1を供給した画像フレームの次のフレームで駆動モードの切替が行なえるように駆動モードの切替を行なうための準備も行われている。
そして次のフレーム画像になってCCD12aとTG18aの駆動モードがAEモードに切り替えられたら、今度はAE処理終了のタイミングで割込信号int2をカメラ本体1bへ供給するようにしている。
また、本体CPU100bがAE終了後すぐにAFモードになることを予め知っているとして、今度はAEモードからAFモードへの切替直前の画像フレームの画像信号がカメラヘッド1aからカメラ本体1bに送信されている間に、ヘッド側CPU100bは専用線1Cを使って、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを表わす同期信号を割込信号int2の形でカメラ本体へ送信するようにしている。
同様に本体CPU100bが、AF終了後、CCDやTGの駆動モードがスルー画モードに戻ることもあることを予め知っているとして、今度は、AFモードからスルー画モードへの切替直前の画像フレームの画像信号がカメラヘッドからカメラ本体に送信されている間に、ヘッド側CPU100bは専用線1Cを使って、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを表わす同期信号を割込信号int3の形でカメラ本体へ送信するようにしている。
このようにしておくと、AE処理とAF処理の開始タイミングと終了タイミングが本体CPUで正しく検知されるようになって、フリーズ処理などの処理を的確なタイミングで行うことができるようになる。
このようにして駆動モード切替直前の画像フレームの画像信号がカメラヘッド1aからカメラ本体1bに送信されている間に、ヘッド側CPU19aが専用線1Cを使って、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを表わす同期信号を割込信号int1〜int3の形で送信するようにすることで、カメラヘッド側にある撮像素子の駆動モードが切り替えられたとしてもカメラヘッドとカメラ本体との間の同期がうまくとれるカメラシステムが実現される。
図5は、第2実施形態を示す図である。
第1実施形態のように専用線1Cを設けると部品点数が増えてしまうので、専用線1Cを設けることなく、3線シリアルドライバ151a,151bにより駆動される3線インターフェースを通してカメラヘッド1a側のヘッドCPU19aからカメラ本体1bの本体CPU100bへ同期信号を送信するような構成にすることもできる。
このときには、高速インターフェースを通して画像フレームに対応する画像信号が供給されている間に、ヘッドCPU19aの指示に基づいて3線シリアルインターフェースを通して同期信号がカメラ本体1bの本体CPU100bに供給される構成になる。
このようにすると、専用線を設ける必要がなくなり、部品点数が低減され低コスト化を図ることができる。
また、図1〜図3に示す第1の実施形態では、割込み信号int1〜int3を、専用線1Cを使ってカメラ本体の本体CPU100bに直接供給しているため、もしも画像信号の送信開始と同時に割込信号を供給するような構成にしてしまうと、インターフェースで画像信号の伝送遅延が生じた場合、同期信号が供給された後、カメラ本体にフレーム画像の画像信号が送信されてくる可能性もある。そうすると、フレーム画像と同期信号とのタイミングがずれて同期処理が行い難くなる。
そこで、同期信号がフレーム画像の供給中に送られるように遅延補償部になる遅延部を設けておくと、相応の効果が得られる。
図6、図7は、インターフェース側での画像信号の伝送遅延が発生したときにその遅延を補償する遅延部をカメラヘッド、またカメラ本体に設けた例をそれぞれ示す図である。
図6には、ヘッドCPUが、割込信号int1〜int3を、専用線1Cを使ってカメラ本体1bに供給するにあたって、インターフェースを介して送信される画像信号の遅延を補償する遅延部1900aで遅延させた後、割込信号をカメラ本体1bへ供給するようにした場合の構成が示されており、図7にはその遅延部1000bをカメラ本体側に設けた場合の構成が示されている。
図6、図7に示すように遅延部1900a,1000bを付加して、インターフェースを介して送信される画像信号の遅延を補償するようにすると、送信されている画像信号の画像フレーム内のいずれかのタイミングで必ず同期信号がカメラ本体に供給されるようになるので、同期信号が画像フレームの画像信号よりも先に供給されてしまうようなことが防止される。
例えばヘッドCPU19aが、高速シリアルドライバ150aを制御して高速シリアルインターフェースを用いて画像信号をまさに送信しようとするタイミングでCPU19a内のタイマーを作動させ、所定の遅延時間(カメラ本体側で受信処理するタイミングにあわせる)後に割込信号int1〜int3を供給するようなことを行なえば良い。
また、カメラ本体側に遅延回路1000bを設けた場合には、予め遅延量を遅延回路100bに設定しておいて、画像信号の送信と同時に送信されてきている割込信号int1〜int3のCPU100bへの供給をその遅延回路1000bで遅らせるような構成にしておけば良い。
このようにしておくと、駆動モード切替直前の画像フレームでカメラヘッドからの同期信号が必ず送られてくるようになるので、本体CPU100bは、その同期信号を受けて次の画像フレームの画像信号の信号処理を、駆動モードの切替タイミングに応じたタイミングで信号処理部に行わせることができるようになる。
以上説明したように、カメラヘッド側にある撮像素子の駆動モードが切り替えられたとしてもカメラヘッドとカメラ本体との間の同期がうまくとれるカメラシステムが実現される。
なお、上記実施例においては、カメラ本体側の表示に関する処理についての例を掲げて説明したが、閃光発光の発光タイミングを制御する処理などに適用することも可能である。
本発明の一実施形態であるカメラシステムを示す図である。 カメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着された状態にあるときの電気系統の構成を示すブロック図である。 第1のCPUにあたる本体CPUと第2のCPUにあたるヘッドCPUとの双方が行なう静止画撮影処理の手順を示すフローチャートである。 ヘッドCPU19aの処理タイミングと、本体CPU100bの処理タイミングとを示すタイミングチャートである。 第2実施形態を示す図である。 インターフェースでの画像信号の伝送を行っているときに生じる可能性のある伝送遅延を補償する遅延部をカメラヘッドに設けた例を示す図である。 インターフェースでの画像信号の伝送を行っているときに生じる可能性のある伝送遅延を補償する遅延部をカメラ本体に設けた例を示す図である。
符号の説明
1 カメラシステム
1A 1B 1C 専用線
1a カメラヘッド
100a 電源制御部
101a DC/DCコンバータ
11a 撮影光学系
12a CCD
13a アナログ信号処理部
14a A/D部
150a 高速シリアルドライバ
151a 3線シリアルドライバ
16a 積算回路
17a 絞り/フォーカス/ズーム制御部
18a TG
19a ヘッドCPU
190a システムメモリ(ROM/RAM)
191a 不揮発性メモリ
192a データバス
1b カメラ本体
10b ヘッドマウント
100b 本体CPU
101b システムメモリ
102b 不揮発性メモリ
103b デジタル信号処理部
104b フレームメモリ
105b LCD制御部
1050b LCD
106b カードI/F
107b メモリカードスロット
108b メモリカード
150b 高速シリアルドライバ
151b 3線シリアルドライバ

Claims (5)

  1. 撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッドと、該カメラヘッドとの間で信号の入出力を行なうインターフェースを介して該カメラヘッドから複数の画像フレームの画像信号を受け取るカメラ本体とを備えたカメラシステムにおいて、
    前記カメラヘッドと前記カメラ本体が、前記インターフェースとは別に、該カメラヘッドと該カメラ本体との間での同期信号伝達用の専用線を備え、
    前記カメラヘッドが、駆動モード切替直前の画像フレームの画像信号が該カメラヘッドから前記カメラ本体に送信されている間に、前記専用線を使って、次の画像フレームから駆動モードが切り替わることを表わす同期信号を送信するものであることを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記専用線を使って送信される同期信号を遅延させることにより前記インターフェースを介して送信される画像信号の遅延を補償する遅延部を備え、
    前記カメラヘッドが、駆動モード切替直前の画像フレームの画像信号の、前記インターフェースを介しての送信開始と同時に、前記専用線を使って前記同期信号を送信するものであることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  3. 前記遅延部が、前記カメラヘッドに備えられていることを特徴とする請求項2記載のカメラシステム。
  4. 前記遅延部が、前記カメラ本体に備えられていることを特徴とする請求項2記載のカメラシステム。
  5. 前記カメラヘッドが、該カメラヘッド制御用のプログラムを実行する第1のCPUを備えるとともに、前記カメラ本体が該カメラ本体制御用のプログラムを実行する第2のCPUを備え、前記専用線は、これら第1のCPUと第2のCPUの同期をとる同期信号を伝達するものであることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
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