JP4731229B2 - デジタルカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークを介して接続された他のデジタルカメラと協同して撮影を行うデジタルカメラに関する。
複数のカメラを利用した撮像システムには、例えば、複数のカメラで撮像された画像をマルチ画面上に表示するシステムや、被写体の3次元画像を生成するシステムや、被写体までの距離を測定するシステムや、パノラマなどの広範囲画像を生成するシステムがある。このような撮像システムでは、複数のカメラを同期させる必要がある。
上記のような撮像システムにおいて、複数のカメラを同期させる技術としては、例えば、特許文献1に示された技術がある。特許文献1では、マスタカメラが、全てのカメラ(マスタカメラを含む)のフレーム同期信号を同期させるためのタイムスタンプを生成し、全てのカメラが、マスタカメラで生成されたタイムスタンプに基づいてフレーム同期信号を生成することで、複数のカメラを同期させている。
特許文献1の技術により、複数のカメラを同期させることはできる。しかし、例えば、マスタカメラが露光を終了した直後に、スレーブカメラが露光を開始することで、同一の被写体に対して露光が行われない空白期間を無くして連続的な撮影を実現するなど、カメラごとに意図的に動作タイミングを微妙にずらして撮影することは、単純に複数のカメラを同期させるだけでは実現することが難しい。
特開2002−247408号公報
他のカメラと意図的に動作タイミングを微妙にずらして撮影することが可能なカメラを提供することを目的とする。
本発明に係るデジタルカメラは、ネットワークを介して接続された他のデジタルカメラと協同して撮影を行うデジタルカメラにおいて、イメージ・センサと、前記イメージ・センサに垂直同期信号を出力するタイミングジェネレータと、前記垂直同期信号の出力タイミングをリセットするための第1リセット信号を前記タイミングジェネレータに出力するリセット回路と、前記他のデジタルカメラから当該他のデジタルカメラの垂直同期信号の出力タイミングをリセットする第2リセット信号が出力されるタイミングで送信されるリセット依頼を受信する通信インタフェースと、前記デジタルカメラもしくは前記他のデジタルカメラの撮影パラメータに基づいて求められる待機期間だけ、前記リセット依頼を受信してから待って前記第1リセット信号を出力するように前記リセット回路を制御するリセット制御回路と、リセットされた垂直同期信号に同期して露光を開始するように前記イメージ・センサを制御するセンサ制御回路と、を備え、前記他のデジタルカメラの垂直同期信号のリセットタイミングから前記待機期間だけ遅延した異なるタイミングで垂直同期信号をリセットすることを特徴とする。
本発明によれば、デジタルカメラは、リセット依頼を受信してから、撮影パラメータに基づいて求められた待機期間を待って、垂直同期信号をリセットする。これにより、デジタルカメラは、垂直同期信号の出力タイミングを撮影パラメータに応じた時間だけ他のデジタルカメラとずらすことができる。よって、デジタルカメラは、他のデジタルカメラと動作タイミングを撮影パラメータに応じて微妙にずらして撮影することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態と呼ぶ)について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、本システムは、2台のデジタルカメラ10(以下、単にカメラ10と呼ぶ)を含む。各カメラ10は、マスタモード及びスレーブモードの2つのモードで動作可能である。本実施形態では、マスタモードに設定されたカメラ(以下、マスタカメラと呼ぶ)からの指示に応じて、スレーブモードに設定されたカメラ(以下、スレーブカメラと呼ぶ)がそれぞれ垂直同期信号の出力タイミングを調整する。各カメラ10は、それぞれ複数の撮影モードで動作可能である。各カメラ10は、ユーザにより選択された撮影モードに応じて、垂直同期信号の出力タイミングを調整し、それぞれのカメラ10が協同して、調整された垂直同期信号に基づいて被写体12の撮影を行う。ここで、撮影モードとは、所望の写真が得られるように、露光やフラッシュ発光の動作タイミングをカメラ10ごとに定めた動作手順を示す。撮影モードの具体例については後述する。
図2は、本撮像システムを構成する各カメラ10の機能ブロックを示す図である。図2において、CPU20は、カメラ10全体を制御する中央処理装置であり、カメラ10を構成する各回路等に対する演算処理や制御を行う。光学系30は、所望の映像信号が得られるように、イメージ・センサ32に被写体からの光を入射させるためのレンズや絞りなどを含む。
イメージ・センサ32は、入射光を受光素子アレイにより信号電荷に光電変換し、その信号電荷を出力する。イメージ・センサ32の受光素子アレイは、R(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタが貼り付けられた縦L×横N(L,Nは整数)の画素からなり、イメージ・センサ32から出力される映像信号は、RGB成分を有する映像信号となる。イメージ・センサ32は、縦の画像を1/l(lは整数)に間引いた一部の画素を含むモニタリング用の簡易映像信号を出力するプレビューモード、および全画素を含む記録用の映像信号を出力するスチルモードで駆動する。
CDS(Correlated Double Sampling)−AD(Analog/Digital)回路34は、相関二重サンプリング処理によりイメージ・センサ32から出力された映像信号のノイズを低減し、映像信号をデジタル信号に変換する。画像処理回路36は、CDS−AD回路34から出力された映像信号に対して所定の画像処理を行う。記憶装置38は、画像処理回路36が所定の画像処理を行った記録用の映像信号を画像データとして保存する。表示部40は、モニタリング用の簡易映像信号に基づく動画を画面に表示する。
操作部42は、半押しおよび全押しが可能なシャッタボタンなど、ユーザがカメラ10を操作するためのユーザインタフェースである。通信インタフェース44は、WiFiなどの無線や有線により他のカメラ10との通信を制御する。
タイミングジェネレータ(TG)50は、イメージ・センサ32に含まれる受光素子アレイを制御するために必要な水平同期信号(HD)、垂直同期信号(VD)、並びにCDS−AD回路34が信号処理するために必要な同期信号を出力し、イメージ・センサ32とCDS−AD回路34との間の同期をとる。リセット回路52は、リセット信号をタイミングジェネレータ50に出力する。タイミングジェネレータ50は入力されたリセット信号により各同期信号の出力タイミングを調整する。より具体的には、リセット回路52は、発振回路(図示せず)がタイミングジェネレータ50に出力する基準パルスを一旦HighからLowに切り替えて、さらに所定のタイミングでLowからHighに切り替える。ここで、リセット回路52が、基準パルスをLowからHighに切り替えるタイミングが、リセット信号を出力するタイミングに相当する。このように、リセット回路52は、基準パルスのLow/Highの切り替えにより、タイミングジェネレータ50が出力する各同期信号の出力タイミングを調整する。
タイミング演算回路54は、リセット信号の出力を指示するためのリセット命令をリセット回路52に出力する。また、マスタカメラのタイミング演算回路(以下、タイミング演算回路[M]と呼ぶ。他の回路等についても同様とする。)は、リセット命令を出力する際に、スレーブカメラに対してリセット信号の出力を依頼するためのリセット依頼を送信する。リセット依頼には、スレーブカメラのタイミング演算回路(以下、タイミング演算回路[S]と呼ぶ。他の回路についても同様とする)がその依頼を受信してからリセット命令を出力するまでの待機期間TWが示されている。つまり、タイミング演算回路[S]は、リセット依頼を受信してから、その依頼に示された待機期間TWを待って、リセット回路[S]にリセット命令を出力する。これにより、タイミングジェネレータ[M]が出力する同期信号と、タイミングジェネレータ[S]が出力する同期信号とは、待機期間TWに応じた期間だけずれることになる。
本撮像システムでは、タイミング演算回路54が算出する待機期間TWの算出方法を撮影モードに応じて変更する。これにより、カメラ10ごとに意図的に同期信号(垂直同期信号)をずらして、露光期間をずらす。
ここで、待機期間Twの算出方法について、撮影モードの1つである連続露光モードを例に説明する。本実施形態において、連続露光モードとは、マスタカメラが露光を終了した直後に、スレーブカメラが露光を開始することで、露光が行われない空白期間を無くして同一の被写体に対して連続的な露光を行う撮影モードのことをいう。
図3は、マスタカメラ及びスレーブカメラが連続露光モードで撮影を行う場合のタイムチャートを示す図である。図3において、まず、タイミング演算回路[M]がリセット回路[M]にリセット準備を命令する(S10)。これにより、基準パルス[M]がHighからLowに切り替わる。その後、タイミング演算回路[M]が所定期間を待ってリセット回路[M]にリセット命令を出力する(S12)。これにより、基準パルス[M]がLowからHighに切り替わり、垂直同期信号[M]の出力タイミングがリセットされる。なお、上記の所定期間は、同期パルス[M]がLowからHighに切り替わるのに十分な時間を定めればよい。さらに、タイミング演算回路[M]は、S12においてリセット命令を出力すると同時に、タイミング演算回路[S]に向けて、待機期間TWを示したリセット依頼を送信する(S14)。
一方、タイミング演算回路[S]は、リセット依頼を受信すると(S16)、即座にリセット回路[S]にリセット準備を命令する。これにより、基準パルス[S]がHighからLowに切り替わる。その後、タイミング演算回路[S]は、リセット依頼を受信してから、待機期間TWだけ待ってリセット回路[S]にリセット命令を出力する(S18)。これにより、基準パルス[S]がLowからHighに切り替わり、垂直同期信号[S]の出力タイミングがリセットされる。
その後、マスタカメラおよびスレーブカメラは、それぞれリセットされた垂直同期信号が最初に負極性に転じる際に、イメージ・センサの駆動モードを、プレビューモードからスチルモードに切り替えて、露光を開始する。ここで、マスタカメラおよびスレーブカメラのプレビューモードにおける垂直同期信号の周期(つまり、フレームレート)は、30fps(フレーム/秒)など同一の値が設定されている。よって、マスタカメラが垂直同期信号をリセットしてから、スレーブカメラが垂直同期信号をリセットするまでの時間を調整することで、マスタカメラが露光を開始してからスレーブカメラが露光を開始するまでの時間を調整することができる。つまり、待機期間TWを調整することで、マスタカメラ及びスレーブカメラの露光開始のタイミングを調整することができる。
そこで、マスタカメラの露光期間TE1が終了した直後にスレーブカメラの露光を開始する場合、図3からも分かるように、露光期間TE1だけマスタカメラとスレーブカメラとの垂直同期信号の出力タイミングをずらせばよい。つまり、マスタカメラが垂直同期信号をリセットしてから、スレーブカメラが垂直同期信号をリセットするまでの期間を露光期間TE1とすればよい。ただし、タイミング演算回路[M]がリセット依頼を送信してからタイミング演算回路[S]がそのリセット依頼を受信するまでには、通信時間TDがかかる。そこで、タイミング演算回路[M]は、通信時間TDを考慮して待機期間TWを次式(1)に基づいて算出する。これにより、露光期間TE1だけマスタカメラとスレーブカメラとの垂直同期信号の出力タイミングをずらすことができる。
W=TE1−TD ・・・(1)
なお、通信時間TDは、実際にマスタカメラとスレーブカメラとの通信時間を測定して、得られた実測値に基づいて定めればよい。
次いで、マスタカメラとスレーブカメラの撮影手順について図4Aおよび図4Bに示すフローチャートを用いて説明する。なお、ユーザは、各カメラ10を操作して、予めマスターモードもしくはスレーブモードに各カメラ10を設定して、さらに撮影モードを設定しておく。また、ユーザは、各種設定が完了した各カメラ10を所定の位置に配置する。
図4Aにおいて、マスタカメラは、撮影準備が完了したかどうかを判定する(S100)。具体的には、マスタカメラは、シャッタボタンが半押しされ、オートフォーカス(AF)処理やオートエクスポージャ(AE)処理を行うことで、焦点距離や露光期間、フラッシュ発光の有無、フラッシュ発光期間など撮影に必要なパラメータである撮影パラメータを導出した後に、待機期間TWを算出する。そして、マスタカメラは、待機期間TWの算出が完了して、シャッタボタンが全押しされた段階で、撮影準備が完了したと判定する。次いで、撮影準備が完了すると、マスタカメラは、リセット信号を出力することで垂直同期信号をリセットすると同時に、待機期間TWを示したリセット依頼をスレーブカメラに送信する(S102)。その後、マスタカメラは、撮影を行う(S104)。
一方、図4Bにおいて、スレーブカメラは、スレーブモードに設定された段階で、AF処理やAE処理を行った後、マスタカメラからのリセット依頼を受信するまで待機状態となる。なお、マスタカメラと同様にユーザがシャッタボタンを半押しすることで、スレーブカメラにAF処理やAE処理を開始させ、待機状態にしてもよい。待機状態のスレーブカメラは、マスタカメラからのリセット依頼を受信すると(S110)、スレーブカメラは、そのリセット依頼に示された待機期間TW経過後にリセット信号を出力することで垂直同期信号をリセットする(S112)。その後、スレーブカメラは、撮影を行う(S114)。
以上のように、本実施形態によれば、各カメラ10は、カメラ10ごとに出力タイミングをずらした垂直同期信号に基づいて露光を行うことで、露光期間を意図的にずらした撮影を行うことができる。
なお、上記実施形態では、マスタカメラがマスタカメラの露光期間TE1を考慮して、待機期間TWの算出を行う例について説明した。しかし、マスタカメラは、待機期間TWの算出を行わずに、リセット依頼に露光期間TE1を示してスレーブカメラに送信し、スレーブカメラがその露光期間TE1を用いて待機期間TWを算出してもよい。さらに、マスタカメラとスレーブカメラとの撮影条件が同一で露光期間が同一であれば、スレーブカメラがスレーブカメラの露光期間TE2に基づいて待機期間TWを算出してもよい。つまり、マスタカメラは、リセット信号を出力する際に、待機期間TWが示されていないリセット依頼をスレーブカメラに送信する。スレーブカメラは、そのリセット依頼を受信すると、スレーブカメラがスレーブカメラの露光期間TE2に基づいて算出した待機期間TWを待って、リセット信号を出力する。このように、マスタカメラとスレーブカメラとが同一の撮影条件で撮影を行う場合には、スレーブカメラがスレーブカメラの露光期間TE2に基づいて待機期間TWを算出してもよい。
続いて、マスタカメラとスレーブカメラとでフラッシュ発光を共有して撮影する撮影モードについて、2つのモード(以下、第1シンクロモード、第2シンクロモードと呼ぶ)を例にして、待機期間TWの算出方法を説明する。
まず、第1シンクロモードにおける待機期間TWの算出方法について説明する。図5は、マスタカメラ及びスレーブカメラが第1シンクロモードで撮影を行う場合のタイムチャートを示す。図5に示す通り、第1シンクロモードでは、マスタカメラもしくはスレーブカメラのいずれか一方がフラッシュ発光を1回行う。マスタカメラは、そのフラッシュ発光を用いていわゆる後幕シンクロで撮影をする。一方、スレーブカメラは、そのフラッシュ発光を用いていわゆる先幕シンクロで撮影をする。つまり、第1シンクロモードでは、各カメラは、フラッシュ発光のタイミングをマスタカメラの露光期間が終了する直前となるタイミングで、かつ、スレーブカメラの露光期間が開始した直後となるタイミングに調整する。具体的には、第1シンクロモードでは、図5に示す通り、スレーブカメラのリセット信号の出力タイミングを、上記の連続露光モードよりもフラッシュ発光期間TF分だけ早める。つまり、第1シンクロモードでは、スレーブカメラは、リセット依頼を受信してから、次式(2)により算出された待機期間TWだけ待って、リセット信号を出力する。
W=TE1−TD−TF ・・・(2)
なお、マスタカメラがフラッシュ発光を行う場合には、マスタカメラが待機期間TWの算出を行い、その待機期間TWをリセット依頼に示してスレーブカメラに送信する。もしくは、マスタカメラが、露光期間TE1とフラッシュ発光期間TFとを示したリセット依頼をスレーブカメラに送信し、スレーブカメラが待機期間TWを算出する。一方、スレーブカメラがフラッシュ発光を行う場合には、マスタカメラは、マスタカメラの露光期間TE1を示したリセット依頼をスレーブカメラに送信する。そして、スレーブカメラがリセット依頼に示された露光期間TE1を用いて待機期間TWを算出する。
以上、第1シンクロモードで撮影を行うことで、1回のフラッシュ発光により、先幕シンクロで撮影された画像と、後幕シンクロで撮影された画像とを得ることができる。
次に、第2シンクロモードにおける待機期間TWの算出方法について説明する。図6は、マスタカメラ及びスレーブカメラが第2シンクロモードで撮影を行う場合のタイムチャートを示す。図6に示す通り、第2シンクロモードでは、マスタカメラの露光期間TE1よりもスレーブカメラの露光期間TE2を短くする。かつ、マスタカメラもしくはスレーブカメラが行う1回のフラッシュ発光により、マスタカメラおよびスレーブカメラはともに後幕シンクロで撮影する。このような撮影をするには、マスタカメラの露光期間TE1とスレーブカメラの露光期間TE2との差分(TE1−TE2)だけ、スレーブカメラのリセット信号の出力タイミングを、マスタカメラのリセット信号の出力タイミングよりもずらせばよい。つまり、第2シンクロモードでは、スレーブカメラは、リセット依頼を受信してから、次式(3)により算出された待機期間TWだけ待って、リセット信号を出力すればよい。
W=TE1−TE2−TD ・・・(3)
なお、第2シンクロモードでは、いずれのカメラがフラッシュ発光を行う場合でもスレーブカメラのタイミング演算回路[S]が待機期間TWを算出する。
以上、第2シンクロモードで撮影を行うことで、1回のフラッシュ発光により、露光期間の異なる2つの後幕シンクロで撮影した画像を得ることができる。例えば、人物を含む夜景を第2シンクロモードで撮影すると、特にフラッシュ光が届かない遠景の部分の画質が異なる画像を得ることができる。
続いて、スレーブカメラが2台以上存在する場合の連続露光モードにおける各スレーブカメラの待機期間TWの算出方法について説明する。
まず、図7に示すように、各カメラの露光期間が同一で、それぞれのカメラが順次露光を行う場合、n番目のスレーブカメラの待機期間TWnは、次式(4)により算出することができる。
Wn=n×TE1−TD ・・・(4)
この場合、例えば、マスタカメラのタイミング演算回路[M]が、各スレーブカメラの待機期間を式(4)に基づいて算出して、算出した各待機期間を示したリセット依頼をそれぞれのスレーブカメラに送信する。なお、この場合、マスタカメラは、予め各スレーブカメラの順番を、各スレーブカメラの識別情報(例えば、IPアドレス)と関連づけて記憶しておく。
次に、図8に示すように、各カメラの露光期間が異なる場合、マスタカメラは、1番目のスレーブカメラに、式(1)に基づいて算出した待機期間を示したリセット依頼を送信する。一方、各スレーブカメラは、次式(5)に基づいて、次のスレーブカメラに対する待機期間を算出する。つまり、スレーブカメラは、自分の露光期間TEnから通信時間TDを減算することで、次のスレーブカメラの待機期間を算出する。そして、スレーブカメラは、リセット信号を出力する際に、その待機期間を示したリセット依頼を次のスレーブカメラに送信する。
Wn=TEn-1−TD ・・・(5)
以上により、各カメラは露光期間が異なる場合でも、複数のカメラを用いて露光期間に空白がない連続撮影をすることができる。
また、図9に示すように、各カメラの露光期間が異なる場合でも、次式(6)に基づいて各スレーブカメラの待機期間を算出すれば、各カメラは協同して、露光を一定間隔で開始する撮影をすることができる。
Wn=n×TQ−TD ・・・(6)
間隔TQは、任意の間隔でよいが、例えば、撮影時間TMで、カメラ台数Nの場合、次式(7)により算出してもよい。
Q=TM/N ・・・(7)
以上、本実施形態によれば、各カメラがリセット依頼を受信してからリセット信号を出力するまでの待機期間TWを撮影モードに応じて変更することで、カメラごとに意図的に垂直同期信号の出力タイミングを微妙にずらして撮影することができる。
なお、マスタカメラとなるカメラは、プレビューモードにおける垂直同期信号が負極性に転ずるタイミングに合わせてリセット依頼を各スレーブカメラに出力すれば、マスタカメラは、垂直同期信号のリセットをする必要がない。よって、この場合、マスタカメラは、現時点の垂直同期信号の出力タイミングを維持しつつ、スレーブカメラの垂直同期信号の出力タイミングを所望の時間だけずらすことができる。
また、上記では、マスタカメラとスレーブカメラとの通信時間TDを考慮した待機期間TWを算出する例を説明した。しかし、マスタカメラが、リセット依頼を出力してから通信時間TDだけ待ってリセット命令を出力する構成にすれば、通信時間TDを減算せずに待機期間TWを算出することができる。また、露光期間TEに比べて通信時間TDが極めて短ければ、通信時間TDを減算せずに待機期間TWを算出してもよい。
さらに、上記では、マスタカメラ及びスレーブカメラは、リセット信号が出力されてからすぐに露光を開始する例について説明した。しかし、マスタカメラ及びスレーブカメラは、垂直同期信号がリセットされた後、任意のタイミングで露光を開始することができる。また、各カメラは、垂直同期信号をリセットしてから改めて撮影開始指示を待って露光を開始してもよい。
本実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図である。 本撮像システムにおけるカメラの機能ブロックを示す図である。 マスタカメラ及びスレーブカメラが連続露光モードで撮影を行う場合のタイムチャートである。 マスタカメラの撮影手順を示すフローチャートである。 スレーブカメラの撮影手順を示すフローチャートである。 マスタカメラ及びスレーブカメラが第1シンクロモードで撮影を行う場合のタイムチャートである。 マスタカメラ及びスレーブカメラが第2シンクロモードで撮影を行う場合のタイムチャートである。 マスタカメラと複数のスレーブカメラが同一の露光期間で、連続露光を行う場合のタイムチャートである。 マスタカメラと複数のスレーブカメラが異なる露光期間で、連続露光を行う場合のタイムチャートである。 マスタカメラと複数のスレーブカメラが同一の撮影間隔で撮影を行う場合のタイムチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ、30 光学系、32 イメージ・センサ、34 CDS−AD回路、36 画像処理回路、38 記憶装置、40 表示部、42 操作部、44 通信インタフェース、50 タイミングジェネレータ、52 リセット回路、54 タイミング演算回路。

Claims (5)

  1. ネットワークを介して接続された他のデジタルカメラと協同して撮影を行うデジタルカメラにおいて、
    イメージ・センサと、
    前記イメージ・センサに垂直同期信号を出力するタイミングジェネレータと、
    前記垂直同期信号の出力タイミングをリセットするための第1リセット信号を前記タイミングジェネレータに出力するリセット回路と、
    前記他のデジタルカメラから当該他のデジタルカメラの垂直同期信号の出力タイミングをリセットする第2リセット信号が出力されるタイミングで送信されるリセット依頼を受信する通信インタフェースと、
    前記デジタルカメラもしくは前記他のデジタルカメラの撮影パラメータに基づいて求められる待機期間だけ、前記リセット依頼を受信してから待って前記第1リセット信号を出力するように前記リセット回路を制御するリセット制御回路と、
    リセットされた垂直同期信号に同期して露光を開始するように前記イメージ・センサを制御するセンサ制御回路と、
    を備え、前記他のデジタルカメラの垂直同期信号のリセットタイミングから前記待機期間だけ遅延した異なるタイミングで垂直同期信号をリセットすることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記リセット制御回路は、
    前記リセット回路がリセット信号を出力する際に、他のデジタルカメラに対して前記通信インタフェースを介してリセット依頼を送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記リセット制御回路は、
    前記リセット依頼に、前記デジタルカメラの撮影パラメータを含めて送信することを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のデジタルカメラにおいて、
    前記撮影パラメータには、前記デジタルカメラもしくは前記他のデジタルカメラが撮影を行う際の露光期間を含むことを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載のデジタルカメラにおいて、
    前記撮影パラメータには、前記デジタルカメラもしくは前記他のデジタルカメラが撮影を行う際のフラッシュ発光期間を含むことを特徴とするデジタルカメラ。
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