JP2008072412A - 撮影装置および方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルカメラ等の撮影装置において、移動する被写体を連写する場合に、被写体のフレームアウトを前もって撮影者に知らせることができるようにする。
【解決手段】撮影装置において、操作系10より連写枚数を含む連写の設定を受け付ける。連写の開始の指示により、判定部82がデジタルカメラ1の画角内を移動する被写体が、設定された連写枚数の撮影を完了する前に撮影画角外へ移動するか否か、すなわちフレームアウトするか否かを判定する。この判定が否定された場合に警告部84が警告を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影により画像を取得するデジタルカメラ等の撮影装置および方法並びに撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
デジタルカメラを用いて撮影を行う際に、移動する被写体を利用して撮影の制御を行う各種手法が提案されている。例えば、撮影画角の内側と外側とを監視し、撮影時に画角内に人物や自動車等の被写体が進行してくる場合には、画角を狭くして撮影を行うことにより、不要な被写体が画像に含まれることを防止する手法が提案されている(特許文献1参照)。
また、連写を行う場合に、撮影指示に先行して撮影を開始することにより、シャッタチャンスを逃すことを防止するようにした手法も提案されている(特許文献2参照)。また、被写体の動きに応じて撮影時の被写体距離を予想し、予想した被写体距離に応じてストロボの発光時間を変更することによりストロボ調光機能を持たせたデジタルカメラも提案されている(特許文献3参照)。さらに、連写を行う際に、被写体の動きを予測して連写速度を制御するデジタルカメラも提案されている(特許文献4)。
特開平10−246910号公報 特開2001−257925号公報 特開平7−20542号公報 特開平10−3110号公報
ところで、移動する被写体を連写する場合には、被写体に追従させてカメラの向きを変更すればよいが、一般的なデジタルカメラのユーザの場合、移動する被写体に追従させてカメラの向きを変更することは難しいため、カメラの向きを変更しないで撮影を行う場合が多い。しかしながら、カメラの向きを変更しないで撮影を行うと、連写が終了する前に、被写体が撮影画角内から画角外へ移動する、すなわちフレームアウトしてしまい、連写により取得されるすべての画像に対象とする被写体が含まれなくなってしまうおそれがある。
また、夜間に撮影を行う場合に、一度の撮影動作により、フラッシュを発光させる撮影と、フラッシュを発光させない撮影感度を高くした高感度撮影とを連続して行うデジタルカメラが提案されているが、このような撮影を行う場合にも、被写体が移動していると、2度目の高感度撮影の際に被写体がフレームアウトしてしまい、本来ならば同一の被写体が含まれるべき2つの画像の一方の画像に対象とする被写体が含まれなくなってしまうおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、移動する被写体を連写する場合に、被写体のフレームアウトを前もって撮影者に知らせることができるようにすることを目的とする。
本発明による撮影装置は、撮影を行う撮影手段を備えた撮影装置において、
連写枚数を含む連写の設定を受け付ける連写設定手段と、
前記連写の開始の指示により、前記撮影手段の画角内を移動する被写体が、前記設定された連写枚数の撮影を完了する前に前記撮影手段の撮影画角外へ移動するか否かを判定する判定手段と、
前記判定が肯定された場合に警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による撮影装置においては、前記判定手段を、前記連写の開始の指示により、前記撮影手段の画角内を移動する被写体の移動角速度を算出し、前記連写枚数、該移動角速度、前記連写時の撮影間隔および前記撮影手段のシャッタスピードに基づいて、前記設定された連写枚数の撮影を完了する前に、前記被写体が前記撮影手段の画角外へ移動するか否かを判定する手段としてもよい。
本発明による撮影方法は、撮影手段により撮影を行う撮影方法において、
連写枚数を含む連写の設定を受け付け、
前記連写の開始の指示により、前記撮影手段の画角内を移動する被写体が、前記設定された連写枚数の撮影を完了する前に前記撮影手段の撮影画角外へ移動するか否かを判定し、
前記判定が肯定された場合に警告を行うことを特徴とするものである。
なお、本発明による撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明によれば、連写の開始の指示により、撮影画角内を移動する被写体が、前記設定された連写枚数の撮影を完了する前に撮影画角外へ移動するか否か、すなわちフレームアウトするか否かを判定し、この判定が肯定された場合に警告を行うようにしたため、撮影者は警告がなされることにより、移動する被写体が連写が完了する前にフレームアウトしてしまうことを前もって知ることができる。したがって、撮影者は警告にしたがい、被写体に追従するように撮影装置の向きを変更したり、連写枚数やシャッタスピードを変更したり、連写を中止したりすることができる。とくに、撮影装置の向きを被写体に追従させたり、連写枚数やシャッタスピードを変更することにより、被写体をフレームアウトさせることなく、連写により取得されるすべての画像に被写体が含まれるように撮影を行うことができるため、連写の目的を達成することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の撮影装置の実施形態であるデジタルカメラ1の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すデジタルカメラ1は、撮影により取得した画像データを、Exif形式の画像ファイルに変換して、本体に着脱可能な記録メディア70へ記録するものである。
このデジタルカメラは、動作モードスイッチ、メニュー/OKボタン、ズームレバー、上下矢印ボタン、Back(戻る)ボタン、表示切替ボタン、レリーズボタン、電源スイッチ等の操作系10と、これらのスイッチ類の操作内容をCPU75に伝えるためのインターフェース部分である操作系制御部74とを有している。
光学系としては、フォーカスレンズ20aおよびズームレンズ20bを有している。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるフォーカスレンズ駆動部51およびズームレンズ駆動部52によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動部51はAF処理部62から出力されるフォーカス駆動量データに基づいて、ズームレンズ駆動部52はズームレバーの操作量データに基づいて、各々のレンズの移動を制御する。
また、絞り54は、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部55によって駆動される。この絞り駆動部55は、AE/AWB処理部63から出力される絞り値データに基づいて絞り径の調整を行う。
シャッタ56は、メカニカルシャッタであり、モータとモータドライバとからなるシャッタ駆動部57によって駆動される。シャッタ駆動部57は、レリーズボタンの押下により発生する信号と、AE/AWB処理部63から出力されるシャッタスピードデータとに応じて、シャッタ56の開閉の制御を行う。
光学系の後方には、撮像素子であるCCD58を有している。CCD58は、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、光学系を通過した被写体光がこの光電面に結像し、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタアレイとが配置されている。CCD58は、CCD制御部59から供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルなアナログ撮影信号として出力する。各画素において電荷を蓄積する時間、すなわち、露出時間は、CCD制御部59から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。また、CCD58はCCD制御部59により、あらかじめ定められた大きさのアナログ撮像信号が得られるように、ゲインが調整されている。
CCD58から取り込まれたアナログ撮影信号は、アナログ信号処理部60に入力される。アナログ信号処理部60は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つCCD−RAWデータである。
タイミングジェネレータ72は、タイミング信号を発生させるものであり、このタイミング信号をシャッタ駆動部57、CCD制御部59、アナログ信号処理部60に供給することにより、レリーズボタンの操作、シャッタ56の開閉、CCD58の電荷の取込み、およびアナログ信号処理部60の処理の同期を取っている。
フラッシュ制御部73は、撮影時にフラッシュ24を発光させる。具体的には、フラッシュ発光モードがフラッシュオンとされている場合、およびフラッシュ発光モードがオートモードである場合において後述するプレ画像が所定の明るさにない場合にフラッシュ24をオンとして、撮影時にフラッシュ24を発光させる。一方、フラッシュ発光モードがフラッシュオフとされている場合、撮影時にフラッシュ24の発光を禁止する。
画像入力コントローラ61は、アナログ信号処理部60から入力されたCCD−RAWデータをフレームメモリ66に書き込む。
フレームメモリ66は、画像データに対して後述の各種デジタル画像処理(信号処理)を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
表示制御部71は、フレームメモリ66に格納された画像データをスルー画像として液晶モニタ18に表示させたり、再生モード時に記録メディア70に保存されている画像データを液晶モニタ18に表示させたりするためのものである。なお、スルー画像は、撮影モードが選択されている間、所定時間間隔でCCD58により撮影される。
AF処理部62およびAE/AWB処理部63は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。このプレ画像とは、レリーズボタンが半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU75がCCD58にプレ撮影を実行させた結果、フレームメモリ66に格納された画像データにより表される画像である。
AF処理部62は、プレ画像に基づいて焦点位置を検出し、フォーカス駆動量データを出力する(AF処理)。焦点位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。なお、検出した焦点位置がデジタルカメラ1と被写体との間の距離(以下、被写体距離とする)となる。
AE/AWB処理部63は、プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、測定した被写体輝度に基づいて絞り値およびシャッタスピード等を決定し、絞り値データおよびシャッタスピードデータを露出設定値として決定するとともに(AE処理)、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。なお、露出およびホワイトバランスについては、撮影モードがマニュアルモードに設定されている場合には、デジタルカメラ1の撮影者がマニュアル操作により設定可能である。また、露出およびホワイトバランスが自動で設定された場合にも、撮影者が操作系10から指示を行うことにより、露出およびホワイトバランスをマニュアル調整することが可能である。
画像処理部64は、本画像の画像データに対して、階調補正、シャープネス補正、色補正等の画質補正処理、CCD−RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、レリーズボタンが全押しされることによって実行される本撮影によりCCD58から取り込まれ、アナログ信号処理部60、画像入力コントローラ61経由でフレームメモリ66に格納された画像データによる画像である。本画像の画素数の上限は、CCD58の画素数によって決定されるが、例えば、ファイン、ノーマル等の設定により、記録画素数を変更することができる。一方、スルー画像およびプレ画像の画像数は、本画像よりも少なく、例えば、本画像の1/16程度の画素数で取り込まれる。
圧縮/伸長処理部65は、画像処理部64によって補正・変換処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。また、圧縮/伸長処理部65は、再生モードの場合には、記録メディア70から圧縮された画像ファイルを読み出し、伸張処理を行う。伸長後の画像データは液晶モニタ18に出力される。
メディア制御部67は、記録メディア70にアクセスして画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ68は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、およびCPU75が実行するプログラム等を格納する。
移動角速度検出部80は、後述するように連写の設定がなされた場合において、撮影画角内を移動する被写体の移動角速度ω1を算出する。なお、移動角速度ω1の算出の詳細については後述する。
判定部82は、移動角速度ω1、シャッタスピードおよび連写時の撮影間隔に基づいて、後述するように設定された連写枚数の撮影を完了する前に、移動する被写体が撮影画角外へ移動するか否か、すなわち被写体がフレームアウトするか否かを判定する。なお、シャッタスピードはAE/AF処理部63により決定されたものである。また、撮影間隔とは、1つの画像の撮影後、次の画像の撮影が開始されるまでの時間である。
警告部84は、被写体がフレームアウトすると判定部82が判定した場合に警告を行う。具体的には、液晶モニタ18に「警告」の文字等の警告表示を行う。なお、警告部84をスピーカを有するものとし、音声により警告を行うようにしてもよい。また、音声と液晶モニタ18への表示の双方により警告を行うようにしてもよい。
CPU75は、操作系10およびAF処理部62等の各種処理部からの信号に応じてデジタルカメラ1の本体各部を制御する。また、CPU75は、撮影者により操作系10を介して連写の設定がなされた場合に、その旨の情報を移動角速度算出部80および判定部82に出力する。なお、連写の設定は、連写を行う旨および連写枚数を操作系10から撮影者が入力することにより行われる。
また、CPU75は、連写の設定がなされた場合において、レリーズボタンが半押しされることによって発生する半押し信号を検出すると、微少な時間間隔t0によりプレ撮影を2回行って2つのプレ画像P1,P2を取得するよう、CCD58を含む撮影系を制御する。また、2つのプレ画像P1,P2のそれぞれから焦点位置すなわち被写体距離を算出するようAF処理部62を制御する。そして、移動角速度の算出、判定および警告を行うよう、移動角速度算出部80、判定部82および警告部84を制御する。
データバス76は、画像入力コントローラ61、各種処理部62〜65、フレームメモリ66、メディア制御部67、内部メモリ68、表示制御部71、移動角速度算出部80、判定部82、警告部84、およびCPU75に接続されており、デジタル画像データ等のやり取りを行う。
以下、移動角速度算出部80が行う移動角速度ω1の算出について説明する。図2は移動角速度の算出を説明するための図である。まず、移動角速度算出部80は、AF処理部62が算出したプレ画像P1,P2のそれぞれにおける、移動する被写体の位置O1,O2および被写体距離L1,L2を取得する。そして、図2に示すようにデジタルカメラ1の位置X1、被写体の位置O1,O2の位置、距離L1,L2に基づいて、三角法により時間間隔t0における被写体の移動角度αを算出する。そして移動角度αを時間t0により除算することにより移動角速度ω1(=α/t0)を算出する。
図3は判定部82が行う処理を説明するための図である。なお、図3においてO1〜O5は連写時において被写体が撮影される位置を表す。判定部82は、シャッタスピードtsおよび撮影間隔tkを加算し、加算結果(ts+tk)に移動角速度ω1を乗算することにより、1回の撮影による被写体の移動角度β0(=ω1×(ts+tk))を算出する。そして、撮影画角をγ、連写枚数をNとした場合、連写開始から連写が終了するまでに被写体が移動する角度β1(=N×β0)を算出し、β1>γの場合に移動する被写体が撮影画角外へ移動する、すなわち被写体がフレームアウトすると判定する。したがって、図3に示すようにN=4の場合には、4回目の撮影時においては、被写体は画角内に存在することから連写を完了することができる。この場合、判定は否定される。一方、N=5の場合、5回目の撮影時には被写体は撮影画角外に移動しているため、判定が肯定される。
次いで、以上の構成のデジタルカメラ1において連写時に行われる処理について説明する。図4は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、デジタルカメラ1は連写の設定がなされているものとする。
撮影者がレリーズボタンを半押しすることによりステップST1が肯定されるとCPU75が処理を開始し、時間間隔t0による2回のプレ撮影を行って2つのプレ画像P1,P2を取得し(ステップST2)、AF処理部62が2つのプレ画像P1,P2に基づいて被写体距離L1,L2を算出する(ステップST3)。そして、移動角速度算出部80が、上述したように被写体の移動角速度ω1を算出し(ステップST4)、判定部82が被写体がフレームアウトするか否かを判定する(ステップST5)。
ステップST5が肯定されると、図5に示すように、警告部84が液晶モニタ18に警告表示を行う(ステップST6)。ステップST5が否定された場合およびステップST6に続いて、CPU75は、撮影者がレリーズボタンを全押しすることにより本撮影を行ったか否かを判定する(ステップST7)。ステップST7が肯定されると連写による本撮影を行い(ステップST8)、これにより取得された複数の画像を記録メディア70に記録し(ステップST9)、処理を終了する。
ステップST7が否定されると、レリーズボタンが半押しされてから一定時間経過したか否かを判定し(ステップST10)、ステップST10が肯定されると処理を終了する。ステップST10が否定されると、撮影者がレリーズボタンを離してシャッタスピードおよび/または連写枚数を変更する指示を操作系10から行ったか否かを判定する(ステップST11)。ステップST11が肯定されると、シャッタスピードおよび/または連写枚数を変更し(ステップST12)、ステップST1に戻り、ステップST1以降の処理を繰り返す。ステップST11が否定されるとステップST7に戻り、ステップST7以降の処理を繰り返す。
このように、本実施形態においては、撮影画角内を移動する被写体が、設定された連写枚数の撮影を完了する前に撮影画角外へ移動するか否か、すなわちフレームアウトするか否かを判定し、この判定が肯定された場合に警告を行うようにしたため、撮影者は警告がなされることにより、移動する被写体が連写が完了する前にフレームアウトしてしまうことを前もって知ることができる。したがって、撮影者は警告にしたがい、被写体に追従するように撮影装置の向きを変更したり、連写枚数やシャッタスピードを変更したり、連写を中止したりすることができる。とくに、撮影装置の向きを被写体に追従させたり、連写枚数やシャッタスピードを変更することにより、被写体をフレームアウトさせることなく、連写により取得されたすべての画像に被写体が含まれるように撮影を行うことができるため、連写の目的を達成することができる。
なお、上記実施形態においては、図5に示すように「警告」の文字を液晶モニタ18に表示することにより警告を行っているが、これに限定されるものではなく、他の文字により表示を行う、画面全体を点滅させる等、撮影者に被写体がフレームアウトしてしまうことを知らせることができれば、警告表示はいかなる態様であってもよい。
また、上記実施形態においては、連写枚数を設定して連写を行う場合の処理について説明しているが、夜間の撮影の場合に、一度の撮影動作により、フラッシュを発光させる撮影と、フラッシュを発光させないで撮影感度を高くした高感度撮影とを連続して行うようにデジタルカメラ1を制御することが可能である。このような連続撮影を行う場合にも、2度目の高感度撮影の際に被写体が撮影画角外に移動するか否かを判定部82において判定し、判定が肯定された場合に警告部84により警告を行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態に係るデジタルカメラについて説明したが、コンピュータを、上記の移動角速度算出部80、判定部82および警告部84に対応する手段として機能させ、図4に示すような処理を行わせるプログラムも本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の1つである。
本発明の撮影装置の実施形態であるデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図 移動角速度の算出を説明するための図 判定部が行う処理を説明するための図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート 警告表示の例を示す図
符号の説明
1 デジタルカメラ
18 液晶モニタ
24 フラッシュ
62 AF処理部
63 AE/AWB処理部
64 画像処理部
71 表示制御部
73 フラッシュ制御部
75 CPU
80 移動角速度算出部
82 判定部
84 警告部

Claims (4)

  1. 撮影を行う撮影手段を備えた撮影装置において、
    連写枚数を含む連写の設定を受け付ける連写設定手段と、
    前記連写の開始の指示により、前記撮影手段の画角内を移動する被写体が、前記設定された連写枚数の撮影を完了する前に前記撮影手段の撮影画角外へ移動するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定が肯定された場合に警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記判定手段は、前記連写の開始の指示により、前記撮影手段の画角内を移動する被写体の移動角速度を算出し、前記連写枚数、該移動角速度、前記連写時の撮影間隔および前記撮影手段のシャッタスピードに基づいて、前記設定された連写枚数の撮影を完了する前に、前記被写体が前記撮影手段の画角外へ移動するか否かを判定する手段であることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 撮影手段により撮影を行う撮影方法において、
    連写枚数を含む連写の設定を受け付け、
    前記連写の開始の指示により、前記撮影手段の画角内を移動する被写体が、前記設定された連写枚数の撮影を完了する前に前記撮影手段の撮影画角外へ移動するか否かを判定し、
    前記判定が肯定された場合に警告を行うことを特徴とする撮影方法。
  4. 撮影を行う撮影手段により撮影を行う撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    連写枚数を含む連写の設定を受け付ける手順と、
    前記連写の開始の指示により、前記撮影手段の画角内を移動する被写体が、前記設定された連写枚数の撮影を完了する前に前記撮影手段の撮影画角外へ移動するか否かを判定する手順と、
    前記判定が肯定された場合に警告を行う手順とを有することを特徴とするプログラム。
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