JP2006209693A - Icチップ内蔵タグカード用支持体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 発泡紙基材とは異なる紙基材1上に感熱接着性を有する熱可塑性樹脂層2を備えた構成により、ICカード製造時には、電子回路を内蔵するように2つの支持体11が、溶融した熱可塑性樹脂層2を介して加熱接着される。従って、上記課題を解決できる。
【選択図】 図2
Description
図1は本発明の一実施形態に係るICチップ内蔵タグカード用支持体(以下、支持体という)が適用されたICカードの平面図であり、図2は図1のII−II線矢視断面図である。なお、ICカード50は、ICチップ3及びアンテナ4を含む電子回路を一方の支持体11へ装着し、電子回路を内蔵するように一方の支持体11と他方の支持体11とを加熱接着して得られたものである。
ミューチップのインレットを支持体に挟み込んで装着し、熱接着する。このときの外観を目視にて評価した。
○:跡が目立たない。
×:跡が目立つ。
支持体を熱接着して手で剥がしたときの支持体の状態を目視にて評価した。
○:基材が破壊する。
×:基材が破壊しない。
ミューチップのインレットを支持体に挟み込んで装着し、熱接着する。この装着済みの支持体をRI展色機にて印刷した。このときの印刷状態を目視で評価した。
○:印刷ムラがない。
×:印刷ムラがある。
機種 :RI−1型テスター
機械番号 :43−324
メーカー :(株)明製作所(現 石川島産業機械株式会社)
使用インキ:東洋インキ フラッシュドライFDカルトンP藍口0.3cc
[実施例1及び比較例1]
実施例1及び比較例1は、請求項1を確認する内容である。
実施例1は、両面コート紙(スノーエース、東京製紙社製)の紙基材1上に低密度ポリエチレン樹脂20μmを介して直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(SE605M、タマポリ社製)100μmをサンドイッチラミネート法により積層させて支持体11を得た。この支持体11にミューチップのインレットを挟み込んで装着し、熱接着した。
比較例1は、両面コート紙(スノーエース、東京製紙社製)の基材上に接着剤を5μmの厚さになるように塗工し、この支持体どうしでミューチップのインレットを挟み込んで装着、乾燥、接着した。
以上によれば、実施例1は、外観の評価、接着強度の評価、印刷適性の評価の全てで良好な結果が得られた。一方、比較例1は、接着強度の評価結果が良好であるものの、外観の評価及び印刷適性の評価結果が悪かった。
実施例2及び比較例2は、請求項2を確認する内容である。
実施例2は、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を紙基材1上に100μmとなるように押し出しラミネートした他は実施例1と同様にして支持体11を得た。
比較例2は、ポリエチレンテレフタレート樹脂を紙基材上に100μmとなるように押し出しラミネートした他は実施例1と同様にして支持体を得た。
以上によれば、実施例2は、外観の評価、接着強度の評価、印刷適性の評価の全てで良好な結果が得られた。逆に、比較例2は、外観の評価、接着強度の評価、印刷適性の評価の全てで悪い結果となった。
実施例3及び比較例3は、請求項3を確認する内容である。
実施例3は、メタロセン触媒を用いて製造された直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(SE605M、タマポリ社製)100μmを接着剤(SP2755N、コニシ社製)を介してウェットラミネート法により積層させた他は実施例1と同様にして支持体11を得た。
比較例3は、メタロセン触媒を用いずに製造された低密度ポリエチレンフィルム(L−101、アイセロ化学社製)100μmを接着剤(SP2755N、コニシ社製)を介してウェットラミネート法により積層させた他は実施例1と同様にして支持体を得た。
以上によれば、実施例3は、外観の評価、接着強度の評価、印刷適性の評価の全てで良好な結果が得られた。逆に、比較例3は、外観の評価、接着強度の評価、印刷適性の評価の全てで悪い結果となった。
実施例4及び比較例4は、請求項4を確認する内容である。
実施例4は、低密度ポリエチレン樹脂20μmを介して直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(SE605M、タマポリ社製)50μmをサンドイッチラミネート法により積層させた他は実施例1と同様にして支持体11を得た。
比較例4は、低密度ポリエチレン樹脂20μmを介して直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(SE605M、タマポリ社製)20μmをサンドイッチラミネート法により積層させた他は実施例1と同様にして支持体を得た。
以上によれば、実施例4は、外観の評価、接着強度の評価、印刷適性の評価の全てで良好な結果が得られた。一方、比較例4は、接着強度の評価結果が良好であるものの、外観の評価及び印刷適性の評価結果が悪かった。
実施例5は、請求項3,4に対応する内容である。比較例5は、請求項4の“1/5倍以上”に対応しない例である。
実施例5は、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(SE605M、タマポリ社製)100μmを接着剤(LX−605、大日本インキ化学社製)を介してドライラミネート法により積層させた他は実施例1と同様にして支持体11を得た。
比較例5は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系ヒートシール剤(アクアテックスMC4400、中央理化工業製)を厚さ10μmになるように塗工した他は実施例1と同様にして支持体を得た。
以上によれば、実施例5は、外観の評価、接着強度の評価、印刷適性の評価の全てで良好な結果が得られた。一方、比較例5は、接着強度の評価結果が良好であるものの、外観の評価及び印刷適性の評価結果が悪かった。
Claims (5)
- ICチップ及びアンテナを含む電子回路を一方の支持体へ装着し、前記電子回路を内蔵するように前記一方の支持体と他方の支持体とを加熱接着して得られるICチップ内蔵タグカードに用いられる、いずれかの前記支持体からなるICチップ内蔵タグカード用支持体であって、
紙基材と、
前記紙基材の片面上に形成され、感熱接着性を有する熱可塑性樹脂層と
を備えたことを特徴とするICチップ内蔵タグカード用支持体。 - 請求項1に記載のICチップ内蔵タグカード用支持体において、
前記熱可塑性樹脂層はポリオレフィン樹脂であり、
前記ポリオレフィン樹脂は、MFR(JIS K6922−1)が0.5〜25g/10min・190℃であり、融点が100℃以下であり、密度が0.915g/cm3以下であることを特徴とするICチップ内蔵タグカード用支持体。 - 請求項1又は請求項2に記載のICチップ内蔵タグカード用支持体において、
前記熱可塑性樹脂層は、メタロセン触媒により製造された樹脂であることを特徴とするICチップ内蔵タグカード用支持体。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のICチップ内蔵タグカード用支持体において、
前記熱可塑性樹脂層の厚さは、前記電子回路の最大厚みの1/5倍以上であることを特徴とするICチップ内蔵タグカード用支持体。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のICチップ内蔵タグカード用支持体において、
前記紙基材における前記熱可塑性樹脂層とは反対側の面は、前記ICチップ内蔵タグカードとなった状態でも印刷可能なことを特徴とするICチップ内蔵タグカード用支持体。
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2005
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