JP2006208680A - 光コネクタの活線作業用治具および光コネクタのクリップ交換方法 - Google Patents

光コネクタの活線作業用治具および光コネクタのクリップ交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 MTコネクタに対して活線状態で作業を行うための作業用治具を提供すること。またこれを用いて活線状態でMTコネクタのクリップ交換できるようにすること。
【解決手段】 活線作業用治具10は、離間/接近可能に連結された一対の台座11−1,11−2を備え、上記台座にはMTコネクタの後端面を押圧するための突起部11a−1,11a−2が設けられ、また台座を相互に接近する方向に付勢する弾性部材13が設けられる。MTコネクタ6に上記活線作業用治具10を取り付け、フェルール11−1,11−2の後端面を押圧することによりMTコネクタ6のクリップが劣化するなどして、フェルール11−1,11−2の先端面に加わる押圧力が低下してしても、信号伝達が途切れるといった問題は生じない。また、上記活線作業用治具をMTコネクタに取り付けることで、活線状態でMTコネクタ6のクリップ4を交換することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバを固定した一対のフェルールの先端面同士を対向させて突き合わせることにより光ファイバの先端面を突き合わせ接続する多心の光コネクタの活線作業用治具および、上記光コネクタに取り付けられたクリップの交換方法に関する。
光ファイバのコネクタとして、光ファイバを固定した一対のフェルールの先端面同士を対向させて突き合わせることにより光ファイバの先端面を突き合わせ接続する多心コネクタ(以下MTコネクタという)が使用されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
図9に上記MTコネクタ6の構成例を示す。同図(a)は、クリップ4を取り外し、一対のフェルール1a,1bを分離させた状態を示し、(b)は、一対のフェルール1a,1bの先端面を合わせ、クリップ3で保持させた状態を示す。
図9(a)において、1a,1bは一対のフェルール、3は多心の光ファイバ心線であり、光ファイバ心線3は、フェルール1a,1bの後端面Bからフェルール1a,1b内に導入され、フェルール1a,1bの先端面Aに光ファイバ先端面5が露出している。
一対のフェルール1a,1bには、位置決めピン2が挿入される孔1cが設けられ、一対のフェルール1a,1bに設けられた孔1cに位置決めピン2を挿入し、両者の先端面Aを合わせることで、フェルール1a,1b同士が位置決めされ、上記光ファイバの先端面5が突き合わされる。
コネクタ用クリップ4(以下クリップ4という)は、先端面Aを対向させて付き合わせたフェルール1a,1bの後端面Bを押圧し、突き合わされた光ファイバ先端面5同士に一定の力を付与するためのものであり、湾曲したバネ部4aを有する。
上記のように一対のフェルール1a,1bを対向させ、図9(b)に示すように、クリップ4を取り付けることで、クリップ4のバネ部4aによりフェルール1a,1bの後端面Bが互いに接近する方向に押圧され、光ファイバ先端面5同士に一定の力が付与される。これによりフェルール1a,1bに導入された光ファイバ心線3同士が接続される。
上記MTコネクタは、光ファイバの先端面を突き合わせることにより、光ファイバ同士を接続するものであり、一対のフェルール1a,1bの先端面同士が密着していないと、フェルール1a,1bに導入された光ファイバ心線の接続が良好に行なわれない。
このため、通常図9に示したように一対のフェルール1a,1bの後端面を押圧するクリップ4を取り付け、フェルール1a,1bの先端面同士が密着するようにしている。
上記クリップ4の着脱は、通常専用の着脱工具を用いて行われているが、作業性が良くないという問題点もあり、例えば、前記した特許文献1、特許文献2には、着脱を容易にしたクリップの構造が開示されている。
実開平7−8810号公報 特開平11−237528号公報
MTコネクタは、上記のように光ファイバの先端面を突き合わせ接続しているので、光ファイバが接続されたMTコネクタを活線状態(光ファイバにより信号が伝送されている状態)で移動させたり、MTコネクタに取り付けられたクリップを交換する等の作業する際、突き合わせた光ファイバの先端面が離間する可能性がある。光ファイバの先端面が離間すると、光ファイバの接続が良好に行われず、信号の伝達が途切れ、通信システムに障害を引き起こすこととなる。
特に、上記クリップが劣化してフェルール先端面の押圧力が低下している状態で、MTコネクタを移動させると、突き合わせた光ファイバの先端面が離間する可能性がある。
また、経年変化などにより上記クリップの押圧力が低下したり、錆が発生すると、クリップを交換する必要がでてくるが、活線状態において、クリップを交換するためクリップを取り外すと、一時的にフェルール先端面に押圧力が作用しなくなり、突き合わせた光ファイバの先端面が離間し、信号伝達が途切れる可能性がある。
従来においては、上記問題に対して、充分の配慮がなされておらず、活線時の保守作業などにおいて、障害が発生する可能性があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、本発明の第1の目的は、光ファイバの接続を良好に保ったまま、MTコネクタに対して活線状態で作業を行うことができる活線作業用治具を提供することである。
本発明の第2の目的は、光ファイバの接続を良好に保ったまま、MTコネクタのクリップを交換することができるMTコネクタのクリップ交換方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明においては、保守点検などのため、活線状態でMTコネクタを移動させたり、MTコネクタに取り付けられたクリップを交換する等の作業する際、フェルール先端面の押圧力を維持させるための活線作業用治具を用意する。
上記活線作業用治具は、上記MTコネクタを挟持する一対の保持部材から構成され、該保持部材により上記光コネクタを挟持したとき、光コネクタのフェルール先端面同士が所定の力で押圧されるように上記一対の保持部材を押圧する弾性部材を備える。
上記活線作業用治具をMTコネクタに取り付けることにより、突き合わせた光ファイバの先端面が離間することを防ぐことができ、活線状態における保守作業などにおいて、光ファイバを移動させたりしても、光コネクタの接続状態を良好に保つことができる。
また、経年変化などにより上記クリップの押圧力が低下したり錆が発生し、クリップを交換する必要がでてきても、上記活線作業用治具をMTコネクタに取り付け、クリップを交換すれば、クリップを取り外したときにも光コネクタのフェルール先端面同士が所定の力で押圧され、光コネクタによる信号伝達が途切れるといった問題は生じない。
上記活線作業用治具は、以下のように構成することもできる。
上記一対の保持部材を、上記光コネクタが載せられる一対の台座から構成し、該一対の台座を連結部材で離間/接近可能に連結し、上記一対の台座に、それぞれ上記一対のフェルールの後端面と少なくとも2点で点接触し、光コネクタのフェルールの後端面を押圧するための突起部を設け、上記一対の台座間に、フェルール先端面同士が所定の力で押圧されるように、上記一対の台座を互い接近する方向に付勢する弾性部材を設ける。
さらに、上記活線作業用治具の上記台座に、治具取付け器具に係合される係合部を設けることで、治具取付け器具により、一対の台座を離間する方向に容易に移動させることができ、活線作業用治具をMTコネクタに容易に取り付けることができる。
本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)光コネクタのフェルール先端面同士が所定の力で押圧する押圧手段を備えた活線作業用治具をMTコネクタに取り付けて、活線状態での作業を行うことにより、クリップが劣化していても、作業時、突き合わせた光ファイバの先端面が離間することを防ぐことができ、作業時に、信号伝達が途切れるといった問題が生ずるのを防ぐことができる。
このため、従来に比べて、活線状態での作業の信頼性を向上させることができる。
(2)上記活線作業用治具をMTコネクタに取り付ければ、クリップを取り外しても、突き合わせた光ファイバの先端面同士に所定の押圧力を加えることができる。したがって、活線状態でクリップの交換作業を行っても、信号が途切れるといった問題が生ずることがない。
(3)上記活線作業用治具の台座に、治具取付け器具に係合される係合部を設けることで、治具取付け器具により、一対の台座を離間する方向に容易に移動させることができ、MTコネクタに活線作業用治具を容易に、取り付けることができる。
図1は、本発明の第1の実施例の活線作業用治具の構成を示す図である。同図(a)は本実施例の活線作業用治具を側面から見た図であり、左側半分は断面を示している。同図(b)は図1(a)をA方向から見た図を示し、同図(c)は台座に取り付けられた突起部の形状を示し、同図(d)は、MTコネクタ6に活線作業用治具20を取り付けた状態を示している。
同図(a)(b)に示すように、本実施例の活線作業用治具10は、連結部材であるピン12により、離間/接近可能に連結された一対の台座11−1,11−2を備える。該台座11−1,11−2は、MTコネクタ6の長手方向に直交する方向に対して左右に分割されている。
上記台座11−1,11−2には、上記ピン12が嵌合する孔11dが設けられ、該孔11d内で上記ピン12がスライドすることにより、台座11−1,11−2は相互に離間/接近する方向に移動可能である。
また、台座11−1,11−2の一方面には、前記MTコネクタの後端面を押圧するための突起部11a−1,11a−2が設けられ、他方面には弾性部材13を係止させるための弾性部材係止部11bが設けられている。また、弾性部材係止部11bには、後述する活線作業用治具の取り付け具のピンと係合するピン係合孔11cが設けられている。
上記突起部11a−1,11a−2は、図1(c)に示すように、それぞれ、MTコネクタ6のフェルール1a,1bの後端面に接する部分に突起が形成された、コの字状の部材であり、それぞれ台座11−1,11−2に対し、回動可能に一点で軸支されている。 上記突起部11a−1,11a−2は上記構造であるため、4点でMTコネクタ6の一対のフェルール1a,1bの後端面に接触し、MTコネクタ6は上記突起部11a−1,11a−2により安定に支持される。なお、以下では、上記突起部11a−1,11a−2をあわせて突起部11aという。
上記弾性部材係止部11bには、同図に示すように、リング状のゴムなどから形成される弾性部材13が係止され、この弾性部材13により、台座11−1,11−2は相互に接近する方向に付勢される。したがって、活線作業用治具10にMTコネクタが取り付けられていないとき、上記弾性部材13による付勢力により台座11−1,11−2は接近している。
上記活線作業用治具10は、図1(d)に示すようにMTコネクタ6に取り付けられる。
すなわち、上記台座11−1,11−2を弾性部材13の付勢力に抗して離間させ、台座11−1,11−2の突起部11aが設けられた面にMTコネクタ6を載せる。
そして、上記上記台座11−1,11−2を離間させる力を解くことにより、台座11−1,11−2は接近し、突起部11aがMTコネクタ6の一対のフェルール1a,1bの後端面に当接し、MTコネクタ6は、上記突起部11aにより同図の左右方向から押される。これにより、MTコネクタ6のフェルール1a,1bの先端面には、所定の押圧力が加わる。
図2は上記活線作業用治具10をMTコネクタに取り付けるための治具取り付け具20の構成例を示す図である。なお、同図には、理解を容易にするため、前記した活線作業用治具10も示されている。
同図に示すように、治具取り付け具20は、一対の掴み部21−1,21−2を備え、一対の掴み部21−1,21−2の一方端には、前記活線作業用治具6の台座11−1,11−2に設けられたピン係合孔11cと係合する一対のピン22が取り付けられている。
掴み部21−1,21−2の他方端は軸23により支持されており、掴み部21−1,21−2の間には、上記一対のピン22を互いに離間させる方向に付勢する開きばね24が設けられている。また、掴み部21−1,21−2は、ストッパ(図示せず)等により、一定以上開かないようにされている。
したがって、掴み部21−1,21−2を掴んでいないときは、一対のピン22の間隔は開いており、その間隔は所定値に保たれている。なお、上記開きばね24の付勢力は、前記活線作業用治具6の弾性部材13により台座11−1,11−2を接近する方向に付勢させる力より大きい。
図3、図4は、上記治具取り付け具20によるMTコネクタ6への活線作業用治具10の取り付けを説明する図である。なお、図3(a)は治具取り付け具20側から見た図、同図(b)はMTコネクタ側から見た図である。
MTコネクタ6に治具取り付け具20を取り付ける際には、図2に示した治具取り付け具20の掴み部21−1,21−2を両側から押して、図3に示すようにピン22の間隔を前記活線作業用治具6のピン係合孔11cの間隔に一致させる。そして、図4(a)に示すようにピン22をピン係合孔11cに挿入し、掴み部21−1,21−2を押す力を緩める。これにより、治具取り付け具20の開きばね24の付勢力により、活線作業用治具10の台座11−1,11−2間隔が開く。この状態で、活線作業用治具10の突起部11aの間にMTコネクタ6を置く。その際、MTコネクタ6のクランプ4の取り付け面が活線作業用治具10に対向した面の反対側になるようにする。
ついで、治具取り付け具20のピン22を活線作業用治具10のピン係合孔11cから抜き、治具取り付け具20を取り外す。これにより、図4(b)に示すように、活線作業用治具10がMTコネクタ6に取り付けられる。
活線作業用治具10をMTコネクタ6から取り外すには、上記と逆の操作をすることにより、同様に活線作業用治具10をMTコネクタ6から取り外すことができる。
上記のようにMTコネクタ6に活線作業用治具10を取り付けることにより、MTコネクタ6の一対のフェルール11−1,11−2の後端面は、活線作業用治具10の突起部11aにより互いに接近する方向に押圧される。
このため、MTコネクタ6のクリップ4が劣化するなどして、フェルール11−1,11−2の先端面に加わる押圧力が低下してしても、保守作業等で光ファイバ心線を移動させたとき上記先端面が離間することにより、信号伝達が途切れるといった問題は生じない。
次に、上記活線作業用治具10を用いて、MTコネクタのクリップを活線状態で交換する場合の作業手順について説明する。
図5は、MTコネクタ6に取り付けられたクリップ4の取り外し作業を説明する図である。
図4(b)に示したように活線作業用治具10を取り付けたMTコネクタ6を、図5(a)に示すように作業台30に取り付ける。
作業台30は、図5(a)に示すようにクランプ部31を有する。上記MTコネクタ6がに取り付けられた活線作業用治具10を、MTコネクタ6が上側になるように作業台30上に載せ、クランプ部31で活線作業用治具10をクランプする。これにより、図5(b)に示すように、作業台30上に、MTコネクタ6が取り付けられた活線作業用治具10が固定される。
次に、クリップ着脱工具40によりクリップ4を取り外す。
クリップ着脱工具40は、図5(b)に示すように、クリップ4の湾曲したバネ部4a(前記図9参照)に係合する爪部41a,41bを有する。爪部41aはノブ42と一体に形成され、軸44によりクリップ着脱工具本体43に支持されている。したがって、ノブ42を押すと爪部41aは回動し、爪部41aと爪部41bの間隔が開く。
上記爪部41a,41bを図5(a)に示すように、MTコネクタ6に取り付けられたクリップ4のバネ部4aの歪曲した部分に挿入し、クリップ着脱工具40のノブ42を押すことにより爪部41a,41bが開き、クリップ4のばね部4aが押し開かれる。
この状態で、クリップ着脱工具40を持ち上げることにより、図5(c)に示すように、クリップ4がクリップ着脱工具40の爪部41a,41bに係止された状態で、MTコネクタ6から外れる。
以上のようにしてMTコネクタ6に取り付けられたクリップ4を取り外したら、次に新しいクリップをMTコネクタに取り付ける。この手順を図6により説明する。
図6(a)に示すようにクリップホルダに予め新しいクリップ4を取り付けておき、図6(b)に示すように、クリップ着脱工具40の爪部41a,41bをクリップ4のバネ部4aの歪曲した部分に挿入し、クリップ着脱工具40の爪部41a,41bにクリップ4を保持させる。
次に図6(c)に示すように、クリップ4を取り外したMTコネクタ6に、新しいクリップ4を取り付ける。
すなわち、クリップ着脱工具40のノブ42を押して、クリップ4を押し開きながら、クリップ着脱工具40に保持されたクリップ4をMTコネクタ6の上に載せ、クリップ着脱工具40を取り外す。これにより、新しいクリップ4がMTコネクタに取り付けられる。
以上のように本実施例によれば、クリップを取り外している間も、前記活線作業用治具10によりMTコネクタ6のフェルール11−1,11−2の先端面に押圧力が加わっているので、クリップ交換作業中に信号伝達が途切れるといった問題は生じない。
図7は本発明の活線用作業治具の第2の実施例を示す図である。同図(a)活線用作業治具にMTコネクタ6が取り付けられている状態を示し、同図(b)は本実施例の活線用作業治具を同図(a)の裏面側から見た図を示している。
本実施例の活線用作業治具50は、連結部材であるピン52により、離間/接近可能に連結された一対の台座51−1,51−2を備える。本実施例において、台座51−1,51−2は、MTコネクタ6の長手方向に対して左右に分割されている。MTコネクタ6の長手方向に直交する平面で切った台座51−1,51−2のそれぞれの断面形状は、L字状であり、台座51−1,51−2をピン52で結合した状態では、MTコネクタ6が入る凹部が形成される。
上記台座51−1,51−2には、上記ピン52が嵌合する孔51dが設けられ、該孔51d内で上記ピン52がスライドすることにより、台座51−1,51−2は離間/接近する方向に移動可能である。
また、台座51−1,51−2のMTコネクタ6の側面に対向する面には、MTコネクタ6の一対のフェルール1a,1bの先端面に押圧力を付与するためのゴムなどの弾性部材からなる押圧部材51a,51bが取り付けられている。
押圧部材51a,51bは、MTコネクタ6側の間隔が狭い略ハの字状の一対の弾性部材から構成され、台座51−1,51−2を接近する方向に加圧することにより、MTコネクタ6の一対のフェルール1a,1bは、互いに接近する方向に押圧される。
また、台座51−1,51−2のMTコネクタ6が載せられる面の裏面側には、図7(b)に示すように、弾性部材53を係止させるための弾性部材係止部51eが設けられている。また、後述する活線作業用治具の取り付け具の先端に設けられた掴み穴と係合する工具係合用突起部51cが設けられている。
上記弾性部材係止部51eには、同図に示すように、ばねなどから構成される弾性部材53が係止され、この弾性部材53により、台座51−1,51−2は相互に接近する方向に付勢される。
上記活線作業用治具50は、図8に示すようにMTコネクタ6に取り付けられる。
同図に示すように、治具取り付け工具60の掴み穴61に、上記台座51−1,51−2に設けられた工具係合用突起部51cを係合させ、治具取り付け工具60により、弾性部材53の付勢力に抗して上記台座51−1,51−2離間させる。そして、台座51−1,51−2の凹部が形成された面をMTコネクタ6に載せる。なお、前記第1の実施例と同様、クリップ4が取り付けられたMTコネクタ6の面とは反対側の面に活線作業用治具50が取り付けられる。
そして、上記上記台座51−1,51−2を離間させる力を解くことにより、台座51−1,51−2は接近し、押圧部材51a,51bにより、前記したようにMTコネクタ6の一対のフェルール1a,1bは、互いに接近する方向に押圧され、フェルール1a,1bの先端面には、所定の押圧力が加わる。
本実施例の活線作業用治具50をMTコネクタ6に取り付けることで、前記第1の実施例と同様、MTコネクタ6のクリップ4が劣化するなどして、フェルール11−1,11−2の先端面に加わる押圧力が低下してしても、保守作業等で光ファイバ心線を移動させたとき信号伝達が途切れるといった問題は生じない。
また、本実施例の活線作業用治具50を用いることで、前記第1の実施例と同様の手順で、活線状態において、クリップ4を交換することができる。
本発明の第1の実施例の活線作業用治具の構成を示す図である。 活線作業用治具10をMTコネクタに取り付けるための治具取り付け具20の構成例を示す図である。 MTコネクタへの活線作業用治具の取り付けを説明する図(1)である。 MTコネクタへの活線作業用治具の取り付けを説明する図(2)である。 MTコネクタに取り付けられたクリップの取り外し作業を説明する図である。 新しいクリップのMTコネクタへの取り付け作業を説明する図である。 本発明の活線用作業治具の第2の実施例を示す図である。 第2の実施例の活線作業用治具のMTコネクタへの取り付けを説明する図である。 MTコネクタの構成を説明する図である。
符号の説明
1a.1b フェルール
2 位置決めピン
3 光ファイバ心線
4 クリップ
6 MTコネクタ
10,50 活線作業用治具
11,51 台座
12,52 ピン
13,53 弾性部材
20,60 治具取り付け具
30 作業台
40 クリップ着脱工具

Claims (4)

  1. 光ファイバを固定した一対のフェルールの先端面同士を対向させて突き合わせることにより光ファイバの先端面を突き合わせ接続する多心コネクタに対する作業を、活線状態で行うための活線作業用治具であって、
    上記活線治具は、上記光コネクタを挟持する一対の保持部材から構成され、該保持部材により上記光コネクタを挟持したとき、光コネクタのフェルール先端面同士が所定の力で押圧されるように上記一対の保持部材を押圧する弾性部材を備えた
    ことを特徴とする光コネクタの活線作業用治具。
  2. 上記一対の保持部材は、上記光コネクタが載せられる一対の台座から構成され、該一対の台座は連結部材で離間/接近可能に連結され、
    上記一対の台座には、それぞれ上記一対のフェルールの後端面と少なくとも2点で点接触し、光コネクタのフェルールの後端面を押圧するための突起部が設けられ、
    上記一対の台座間には、フェルール先端面同士が所定の力で押圧されるように、上記一対の台座を互い接近する方向に付勢する弾性部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ活線作業用治具。
  3. 一対の台座を離間する方向に移動させるための治具取付け器具に係合される係合部が上記各台座に設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の光コネクタ活線作業用治具。
  4. 光ファイバを固定した一対のフェルールの先端面同士を対向させて突き合わせることにより光ファイバの先端面を突き合わせ接続する多心コネクタに取り付けられ、上記一対のフェルールの後端面を押圧するクリップを光コネクタ活線作業用治具を用いて交換する方法であって、
    上記活線作業用治具は、光コネクタを挟持する一対の保持部材から構成され、該保持部材により上記光コネクタを挟持したとき、光コネクタのフェルール先端面同士が所定の力で押圧されるように上記一対の保持部材を押圧する弾性部材を備え、
    上記光コネクタ活線作業用治具により、作業対象となる光コネクタを挟持して、一対のフェルールの先端面同士を所定の力で押圧し、上記活線作業用治具を取り付けた状態で、光コネクタに取り付けられたクリップを取り外し、
    新たなクリップを光コネクタに取り付けのち、上記活線作業用治具を取り外す
    ことを特徴とする光コネクタのクリップ交換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023017626A1 (ja) * 2021-08-10 2023-02-16 株式会社フジクラ フェルール

Cited By (1)

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WO2023017626A1 (ja) * 2021-08-10 2023-02-16 株式会社フジクラ フェルール

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