JP2006207777A - 多板クラッチ装置 - Google Patents

多板クラッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006207777A
JP2006207777A JP2005024171A JP2005024171A JP2006207777A JP 2006207777 A JP2006207777 A JP 2006207777A JP 2005024171 A JP2005024171 A JP 2005024171A JP 2005024171 A JP2005024171 A JP 2005024171A JP 2006207777 A JP2006207777 A JP 2006207777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
driven
spacer
clutch device
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005024171A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ko
暁明 顧
Hideaki Takabayashi
秀明 高林
Yoshinori Watanabe
佳則 渡邉
Masahiro Mori
正博 森
Hiroshi Takahara
博 高原
Masayuki Enokida
正之 榎田
Hirokazu Yagi
博和 八木
Kedar Shanker Shrestha
シュレスタ・ケダール・シャンカール
Senso Yagi
千聡 八木
Yuji Sato
勇治 佐藤
Yoshiya Ozawa
佳也 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Warner KK
Original Assignee
NSK Warner KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Warner KK filed Critical NSK Warner KK
Priority to JP2005024171A priority Critical patent/JP2006207777A/ja
Publication of JP2006207777A publication Critical patent/JP2006207777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

【課題】 摩擦材が損失したとき、両プレートの金属板同士の固着を確実に防止し、加えて、簡単にセットすることが出来、コストがかからないこと。
【解決手段】 ドリブンプレート1とドライブプレート2の基板の金属板が固着しないように、ドリブンプレート1に、スペーサ機能が設けてある。スペーサは、ドリブンプレートのスプライン嵌合用凸形状部1aに取り付ける1枚のプレートからなるキャップ状のカバー11である。通常の作動状態では、ドライブプレート2の厚さにより、スペーサ(カバー11)は、次のドリブンプレート1に接触することはないが、ライニング3が損失して、ドリブンプレート1がドライブプレート2に固着しようとする時、固着する最低状態である片側のみライニング3が損失した状態を、(b)は、表したもので、スペーサ(カバー11)機能で、ドライブプレート2により固着を防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、摩擦材が損失したとき、ドリブンプレート(SP)とドライブプレート(FP)との金属板同士の固着を確実に防止できる多板クラッチ装置に関する。
多板クラッチ装置では、例えば、特許文献1に開示してあるように、ドリブンプレート(SP)とドライブプレート(FP)が交互に数枚重なり合っている。ドリブンプレートは、外側にスプラインを有する金属製のプレートであり、ドライブプレートは、内側にスプラインを有する金属板で、その両面にフェーシング材を貼り付けた物である。多板クラッチは、ピストンの押圧力により作用と非作用とすることにより、締結又は解放されるように構成されている。
特開平3−9119号公報
ところで、多板クラッチの摩擦材が損失したとき、ドリブンプレート(SP)とドライブプレート(FP)の金属板同士が固着するといった虞れがある。
特許文献1では、スプライン部の厚さ寸法が他の部分の厚さ寸法よりも大きく設定してある。これにより、スプライン部に作用する面圧を低くして、摩耗の発生を防止している。
しかしながら、特許文献1に於いては、スプライン部を曲げる事において、ドリブンプレートのスプライン部は、その高さは低く、ヒートマスを保つため、ある程度の厚さを保たなければいけない。そのことにより、曲げ加工を施すため、コストがかかるといったことがある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、摩擦材が損失したとき、両プレートの金属板同士の固着を確実に防止し、加えて、簡単にセットすることが出来、コストがかからない、多板クラッチ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る多板クラッチ装置は、ドリブンプレートとドライブプレートが交互に重なり合わせてあり、ピストンの押圧力により作用と非作用とすることにより締結又は、解放されるように構成されている多板クラッチ装置に於いて、
前記ドリブンプレートと前記ドライブプレートの基板の金属板が固着しないように、前記ドリブンプレートに、スペーサ機能を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る多板クラッチ装置は、前記スペーサは、前記ドリブンプレートのスプライン嵌合用凸形状部に取り付ける1枚のプレートからなるキャップ状のカバーであり、両方向のスペースに取り付けてあることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る多板クラッチ装置は、前記スペーサのキャップ状のカバーの片側の高さ(T)は、
Tc十TL<T<Tc十2TL
であり、ここで、
T:スペーサの高さ
Tc:ドライブプレートのコアプレートの厚さ
TL:ドライブプレートのライニングの厚さ
2TL:ドライブプレートのライニングの2枚分の厚さ
であることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る多板クラッチ装置は、前記キャップ状のカバーは、円周スプライン上に複数個あり、円周上均等に配置されていることを特徴する。
本発明の請求項5に係る多板クラッチ装置は、前記キャップ状のカバーは、前記ドリブンプレートが前記ドライブプレートと交互に重なり合うとき、前記ドリブンプレートの1枚おきにセットされることを特徴とする。
本発明によれば、ドリブンプレートとドライブプレートの基板の金属板が固着しないように、ドリブンプレートに、スペーサ機能を設けたことから、摩擦材が損失したとき、両プレートの金属板同士の固着を確実に防止することができ、加えて、スペーサは、ドリブンプレートのスプライン嵌合用凸形状部に取り付ける1枚のプレートからなるキャップ状のカバーであることから、簡単にセットすることが出来、コストがかからない。
以下、本発明の実施の形態に係る多板クラッチ装置を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る多板クラッチ装置の模式的断面図である。
多板クラッチ装置では、ドリブンプレート1(SP)とドライブプレート2(FP)が交互に数枚重なり合っている。ドリブンプレート1は、外側にスプラインを有する金属製のプレートであり、ドライブプレート2は、内側にスプラインを有する金属板で、その両面にフェーシング材3(摩擦材、ライニング)を貼り付けた物である。又、ドリブンプレート1とドライブプレート2の片面に交互にフェーシング材3(摩擦材、ライニング)を貼り付けていることもあり、ピストン4の押圧力により作用と非作用とすることにより、締結又は解放されるように構成されている。なお、符号5は、クラッチドラムであり、符号6は、リテーナプレートであり、符号7は、ハブである。
図2(a)は、本発明の実施の形態に係るドリブンプレートの部分的斜視図であり、(b)は、ドリブンプレートとドライブプレートが交互に重なり合う模式図である。
ドリブンプレート1とドライブプレート2の基板の金属板が固着しないように、ドリブンプレート1に、スペーサ機能が設けてある。このスペーサは、ドリブンプレート1のスプライン嵌合用凸形状部1aに取り付ける1枚のプレートからなるキャップ状のカバー11であり、両方向のスペースに取り付けてある。このキャップ状のカバー11は、断面略コ字形状であり、スプライン嵌合用凸形状部1aに挟持できるようになっている。そのため、簡単にセットすることが出来、コストがかからない。また、キャップ状のカバー11は、円周スプライン上に複数個あり、円周上均等に配置されている。なお、キャップ状のカバー11の片側の突出量は、Tである。
図3(a)は、ドリブンプレートとドライブプレートが交互に重なり合う模式図であり、通常作動状態を示す図であり、(b)は、ドリブンプレートとドライブプレートが交互に重なり合う模式図であり、片側ライニング損失状態を示す図である。
スペーサのキャップ状のカバー11の片側の高さ(T)は、
Tc十TL<T<Tc十2TL
であり、ここで、
T:スペーサ(キャップ状のカバー11)の高さ
Tc:ドライブプレートのコアプレートの厚さ
TL:ドライブプレートのライニングの厚さ
2TL:ドライブプレートのライニングの2枚分の厚さ
である。
通常の作動状態では、ドライブプレート2の厚さにより、スペーサ(キャップ状のカバー11)は、次のドリブンプレート1に接触することはないが、ライニング3が損失して、ドリブンプレート1がドライブプレート2に固着しようとする時、固着する最低状態である片側のみライニング3が損失した状態を、上記の図3(b)は、表したもので、スペーサ(キャップ状のカバー11)機能で、ドライブプレート2により固着を防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能であり、ドリブンプレート及びドライブプレートのスプラインの方向が逆であるときにも本発明を適用できることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る多板クラッチ装置の模式的断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るドリブンプレートの部分的斜視図であり、(b)は、ドリブンプレートとドライブプレートが交互に重なり合う模式図である。 (a)は、ドリブンプレートとドライブプレートが交互に重なり合う模式図であり、通常作動状態を示す図であり、(b)は、ドリブンプレートとドライブプレートが交互に重なり合う模式図であり、片側ライニング損失状態を示す図である。
符号の説明
1 ドリブンプレート
1a スプライン嵌合用凸形状部
2 ドライブプレート
3 フェーシング材3(摩擦材、ライニング)
4 ピストン
5 クラッチドラム
6 リテーナプレート
7 ハブ
11 キャップ状のカバー(スペーサ)

Claims (5)

  1. ドリブンプレートとドライブプレートが交互に重なり合わせてあり、ピストンの押圧力により作用と非作用とすることにより締結又は、解放されるように構成されている多板クラッチ装置に於いて、
    前記ドリブンプレートと前記ドライブプレートの基板の金属板が固着しないように、前記ドリブンプレートに、スペーサ機能を設けたことを特徴とする多板クラッチ装置。
  2. 前記スペーサは、前記ドリブンプレートのスプライン嵌合用凸形状部に取り付ける1枚のプレートからなるキャップ状のカバーであり、両方向のスペースに取り付けてあることを特徴とする請求項1に記載の多板クラッチ装置。
  3. 前記スペーサのキャップ状のカバーの片側の高さ(T)は、
    Tc十TL<T<Tc十2TL
    であり、ここで、
    T:スペーサの高さ
    Tc:ドライブプレートのコアプレートの厚さ
    TL:ドライブプレートのライニングの厚さ
    2TL:ドライブプレートのライニングの2枚分の厚さ
    であることを特徴とする請求項2に記載の多板クラッチ装置。
  4. 前記キャップ状のカバーは、円周スプライン上に複数個あり、円周上均等に配置されていることを特徴する請求項2に記載の多板クラッチ装置。
  5. 前記キャップ状のカバーは、前記ドリブンプレートが前記ドライブプレートと交互に重なり合うとき、前記ドリブンプレートの1枚おきにセットされることを特徴とする請求項2に記載の多板クラッチ装置。
JP2005024171A 2005-01-31 2005-01-31 多板クラッチ装置 Pending JP2006207777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005024171A JP2006207777A (ja) 2005-01-31 2005-01-31 多板クラッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005024171A JP2006207777A (ja) 2005-01-31 2005-01-31 多板クラッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006207777A true JP2006207777A (ja) 2006-08-10

Family

ID=36964862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005024171A Pending JP2006207777A (ja) 2005-01-31 2005-01-31 多板クラッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006207777A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254748U (ja) * 1975-10-18 1977-04-20
JPH02248719A (ja) * 1989-03-22 1990-10-04 Honda Motor Co Ltd 摩擦クラッチのストッパー構造
JPH039119A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Jatco Corp 多板クラッチ又はブレーキのクラッチプレート
JPH10122258A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Shin Nippon Hoiile Kogyo Kk 湿式多板クラッチの引きずり防止装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254748U (ja) * 1975-10-18 1977-04-20
JPH02248719A (ja) * 1989-03-22 1990-10-04 Honda Motor Co Ltd 摩擦クラッチのストッパー構造
JPH039119A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Jatco Corp 多板クラッチ又はブレーキのクラッチプレート
JPH10122258A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Shin Nippon Hoiile Kogyo Kk 湿式多板クラッチの引きずり防止装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6767264B2 (ja) 車両の変速機用摩擦型シフト要素
KR20060049145A (ko) 디스크용 코어플레이트, 디스크 및 그 제조 방법
US9400018B2 (en) Flutter reducing wet clutch friction plate
JP2007132362A (ja) 摩擦板及び摩擦板を備えた湿式多板クラッチ
EP2757280B1 (en) Disc-brake pad assembly
JP2007315558A (ja) 機械結合式湿式多板クラッチ
JPH0254445B2 (ja)
JP2004132501A (ja) 多板クラッチ装置
JP4619155B2 (ja) 多板クラッチ
JP2007278354A (ja) 湿式多板クラッチ
JP6879994B2 (ja) 車両の変速機用摩擦型シフト要素
JP2007218308A (ja) 湿式多板クラッチ
JP2022000594A (ja) 車両の変速機用摩擦型シフト要素のための摩擦要素
JP2006207777A (ja) 多板クラッチ装置
JP2001234946A (ja) 摩擦係合装置用ウェーブディスク
JP2006207776A (ja) 多板クラッチ装置
JP4852340B2 (ja) 湿式多板クラッチ
JP2006214484A (ja) 湿式多板クラッチ
JP2006220185A (ja) 多板クラッチ装置
JP2006322554A (ja) 多板摩擦クラッチ装置
JP2004144301A (ja) 摩擦パッド部材、摩擦パッド、及びその製造方法
JP2006275089A (ja) クラッチドラム及びその製造方法
KR101126235B1 (ko) 자동변속기용 마찰유닛
JP2004125052A (ja) 多板クラッチ
JP4563147B2 (ja) 湿式多板クラッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100706