JP2006207239A - 方向制御削孔方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】曲がり可能な内管5の先端に、軸心方向に対して傾斜した受圧面を有するテーパービット6を取り付け、内管5に対して軸心周りの回転力及び軸心方向に沿う推進力を作用させる回転推進手段7とを備えた削孔装置を用い、回転推進手段7により内管5に推進力を与えつつ軸心周りに揺動させて、その先端のテーパービット6の受圧面にかかる力により推進方向を変化させながら内管5を地中に曲線推進させる。
【選択図】図1
Description
曲がり可能な削孔軸と、削孔軸の先端に設けられた、軸心方向に対して傾斜した受圧面を有するテーパービットと、削孔軸に対して軸心周りの回転力及び軸心方向に沿う推進力を作用させる回転推進手段とを備えた削孔装置を用い、
前記回転推進手段により前記削孔軸に推進力を与えつつ軸心周りに揺動させて、その先端のテーパービットの受圧面にかかる力により推進方向を変化させながら削孔軸を地中に曲線推進させる、ことを特徴とする方向制御削孔方法。
図1に、従来方法の特徴を示した。この方法では、同図(a)に示すように削孔軸5を回転させずに推進させると、テーパービット6の受圧面60に沿って斜めに作用する力により推進方向が変化し、削孔軸5は地中に曲線推進する。一方、削孔軸5を回転させつつ推進させたときには、同図(b)に示すように、受圧面60に作用する力の方向が回転軸心D1周りの変化により打ち消され、直線的な推進が可能となる。
前記推進力が打撃力である、請求項1記載の方向制御削孔方法。
削孔軸の推進力を打撃力とすると、固い地盤における曲線推進能力が向上するため好ましい。
曲がり可能な削孔軸と、
削孔軸の先端に設けられた、軸心方向に対して傾斜した受圧面を有するテーパービットと、
削孔軸に対して軸心周りの回転力及び軸心方向に沿う推進力を作用させる回転推進手段と、
前記回転推進手段により前記削孔軸に推進力を与えつつ軸心周りに揺動させて、その先端のテーパービットの受圧面にかかる力により推進方向を変化させながら削孔軸を地中に曲線推進させる制御手段とを備えた、ことを特徴とする方向制御削孔装置。
請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
<削孔装置例>
図2は、削孔装置例1の施工状態を示しており、この削孔装置1は、地中に建て込まれる曲がり可能な外管2と、この外管2の先端に対して同軸的に取り付けられたリングビット3と、外管2内およびリングビット3の貫通孔を通り、リングビット3よりも前方に延在する、外管2よりは曲がり難いが曲がり可能な内管5(本発明の削孔軸に相当)と、内管5の先端に対して取り付けられたテーパービット6と、内管5および外管2を支持するとともに内管5を回転及び推進させる回転推進装置7とを備えている。
回転推進装置7は、例えば図示するように、ベースマシン7Bにより傾動自在に支持されたリーダ7Lと、このリーダ7Lに対して、油圧により長手方向に昇降自在なように取り付けられた油圧モータ等の回転駆動源7Mとから主に構成することができる。内管5は推進時には回転駆動源7Mの回転軸に同軸的に連結され、外管2はその内管5の外側を取り囲むように通されるが、回転駆動源7Mには連結されず単にリーダ7Lに沿って支持されるだけである。回転推進装置7は適宜選択することができ、推進力として打撃力を与える場合には、いわゆるトップハンマー方式(ロータリーパーカッション方式)の削孔駆動装置の他、ダウンザホール方式の削孔駆動装置を用いることもできる。
外管2は、例えば挿入深さに応じて単位外管20を複数直列接続して形成する。この単位外管20としては、図3に示すように、長手方向略全体を占める樹脂管部21がポリエチレン等の樹脂から形成され、この樹脂管部の一端部に雌ネジ部22aを有する継手装置22が取り付けられ、他端部に雄ネジ部23aを有する継手装置23が取り付けられたものを用いることができる。ただし本実施形態では、先頭の外管2については、図4に示すように先端部にリングビットホルダ26を取り付けたものを用いる。これらの継手装置22,23は例えば鋼等の高剛性材料で形成される。樹脂管部の具体例としては、例えば三菱樹脂社製のヒシパイプHPPE(高性能ポリエチレン)を好適に用いることができる。
他方、本装置例の内管5は、例えば挿入深さに応じて単位内管50を複数直列接続して形成することができる。この単位内管50としては、図12に示すように、外管2よりも曲がり難い(剛性が高い)が曲がり可能な材料、例えば鋼管等により形成し、連結手段として一端部に雌ネジ部51を及び他端部に雄ネジ部52をそれぞれ形成したものを用いることができる。ただし、図4に示すように、内管5のうちリングビットよりも前方に突出する先導部分50Fが曲がり易いと後述の直線推進時における精度が低くなるので、当該先導部分50Fは基端側部分よりも剛性を高くし、曲がり難くするのが望ましい。特に、先導部分50Fと基端側部分の境目が丁度、リングビット3前端部近傍に位置するようにすると、先導部分の単位管50Fとしてより剛性の高い材料で形成した先導専用単位管を準備すれば済むため好ましい。
ちなみに、外管2をも含めて剛性の高低を示すと、次の式(1)のようになる。
内管先導部>内管基端側部分>外管 ・・・(1)
このように、外管2を内管5よりも曲がり易くしないとスムーズ且つ急角度での曲線推進が非常に困難となり、また内管5のうちでもリングビット3から突出する先導部50Fを基端側部分よりも曲がり難くしないと推進時の直進性が低くなる。
次に、以上に述べた装置例を用い、既設構造物直下に存在する液状化のおそれがある地盤に対し液状化対策を施す例について説明する。先ず、好適には図21に示すように既設構造物CS周囲の地盤Gの挿入部位に少なくとも内管先導部分50Fの長さと同程度の長さのガイド管100を挿入する。そして、図示しないが回転推進装置7の回転駆動軸に内管先導部分50Fを連結し、当該内管部分50Fを回転推進または推進のみにより挿入する。この推進は回転推進装置7の回転駆動源の下降により行う。またこの際、内管5内およびテーパービット6の流路64を通じて先端に泥水等の削孔水を供給しながら推進させるのが望ましい。なお、ガイド管100の建込みを省略することもできるが、当初は内管5のみで推進させることになるため、推進方向がズレ易いので、図示例のようにガイド管100を用いるのが好ましい。
(イ)上記例において、単位外管20や単位内管50相互の連結手段として、上記例のような螺合連結以外にも、他の公知の連結構造を適用できる。
(ロ)上記例においては、図示例のテーパービット6に限らず、例えば屈曲軸状のテーパービットや円弧軸状のテーパービットも、その周面が軸心方向に対して傾斜した受圧面をなすので利用できる。
(ハ)上記例においては、ビットデバイス55を用いずに、リングビット3と対応する単位内管50外面の所定位置に凸条部55C,55C…を直接設けても良い。
(ニ)上記例においては、テーパービットの径を外管の外径同等またはそれ以上に形成しておけば、リングビットを省略することも可能である。
(ホ)上記例において、テーパービット6を着脱自在に取り付けるための手段としては、螺合連結のほか、公知の着脱連結構造を採用することができる。
Claims (3)
- 曲がり可能な削孔軸と、削孔軸の先端に設けられた、軸心方向に対して傾斜した受圧面を有するテーパービットと、削孔軸に対して軸心周りの回転力及び軸心方向に沿う推進力を作用させる回転推進手段とを備えた削孔装置を用い、
前記回転推進手段により前記削孔軸に推進力を与えつつ軸心周りに揺動させて、その先端のテーパービットの受圧面にかかる力により推進方向を変化させながら削孔軸を地中に曲線推進させる、ことを特徴とする方向制御削孔方法。 - 前記推進力が打撃力である、請求項1記載の方向制御削孔方法。
- 曲がり可能な削孔軸と、
削孔軸の先端に設けられた、軸心方向に対して傾斜した受圧面を有するテーパービットと、
削孔軸に対して軸心周りの回転力及び軸心方向に沿う推進力を作用させる回転推進手段と、
前記回転推進手段により前記削孔軸に推進力を与えつつ軸心周りに揺動させて、その先端のテーパービットの受圧面にかかる力により推進方向を変化させながら削孔軸を地中に曲線推進させる制御手段とを備えた、ことを特徴とする方向制御削孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005020108A JP2006207239A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 方向制御削孔方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005020108A JP2006207239A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 方向制御削孔方法およびその装置 |
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JP2006207239A5 JP2006207239A5 (ja) | 2007-06-14 |
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JP2005020108A Pending JP2006207239A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 方向制御削孔方法およびその装置 |
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JP (1) | JP2006207239A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018162577A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社深沢工務所 | 削孔装置及び削孔方法並びにアンカー材施工方法 |
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2005
- 2005-01-27 JP JP2005020108A patent/JP2006207239A/ja active Pending
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