JP2006205131A - 郵便物の処理運用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 大量郵便物を郵便局に差出す場合、所定の条件を満たせば料金割引を受けることができる。郵便区内特別郵便が典型例であるが、全量の中から該当するものを区分し、所定の表示を行うことで全量に対する適応割合を向上させれば多大なコストダウンが達成できる。その工程を装置化して処理運用するシステムを提供する。
【解決手段】 郵便物を郵便番号別にグル−プ区分し、それらを順に1通ずつ送り込んで搬送し、宛名部の郵便番号を読取って該当品であるかどうか照合し、該当しないものは排出し、該当するものは押印し、押印した通数をグル−プ毎に集計して所定の用紙にプリントし、その用紙とともに梱包して該当郵便局に差出す工程から構成される郵便物の処理運用システムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は郵便局に大量の郵便物を差出す際に料金の減額を受ける目的で成される処理に係り、とりわけ郵便区内特別郵便物としての諸条件を満たすための処理を行う運用システムに関する
係る処理について従来、次のような処理方法が公知である。
例えば、100万通の郵便物を製造し然るのち郵便局へ差出するに、その宛名を印字する前の段階で、郵便区内特別郵便物の適応が受けられるかどうかデーターチェックを行う。仮に20%の20万通が適用できる場合、それらを別グループとし、規定された[郵便区内特別]という表示を宛名印字部余白部分に印字し、印字しない場合は[郵便区内特別]という印刷が施された別の封筒を使って郵便物を製造する。即ち、予めデーターソートし、該当品と非該当品を2系統生産するのである。
現行規定によれば、同一差出人から形状、重量、取扱いが同一の定形/定形外郵便物であり、同一郵便区内のみでその引き受け及び配達を行う郵便物については郵便区内特別郵便物としての特別な料金割引を受けることができる。規定された条件ならびに料金体系の詳細を省いて適用例のひとつについて要約すると、同じ郵便局に1000通以上まとまった郵便物があって、その局へ直接差出すれば、多額の料金割引が受けられる。但し、その場合は[郵便区内特別]であることを明瞭に表示する必要がある。という内容である。
さて、前記100万通の例は、結果的に2系統生産するだけのコストアップ要因で全量の20%に対してコストダウンすることができる。ところが、同じような郵便物の5銘柄(例えばカード会社各社)が事務処理統合された場合、よりコストダウンするには多大な人手作業に頼るか、それとも従来通り2系統生産するしかなかったというのが実情である。
理由は、統合した5銘柄それぞれのデーターベースが各々独自の管理システムで構築されているからで、それらを一元的に管理する新たなシステムを構築するには、過大なリスク,莫大なコストが必要になってくる。
そして、各々の銘柄毎にデーターソートする2系統生産方式だと、区内特別郵便物の該当割合は、仮に銘柄毎に20%であれば、全量に対する割合も20%にとどまることは言うまでもない。しかし、前記したひとつの郵便局に同時差出する通数が1000通以上という規定からすると、仮に1銘柄で250通しかない場合でも5銘柄統合されると合計1250通となり、区内特郵便として扱うことができる。言い換えると、量が増えれば該当割合が飛躍的にアップするという特性がある。
従って、本願発明は、前記した従来の2系統生産処理方式ではなく、先ずは通常通りの生産を行い、然るのち全量を対象にして区分し、[郵便区内特別]という追刷りをしてベストなコストダウンを達成しようとするもので、新規な送込み装置や画像処理技術を組み込んだ革新的な処理運用システムを提供する。
即ち、本発明に係る郵便物の処理運用システムは、大量の郵便物を配達先コード別にグループ区分する工程、区分された郵便物を搬送ラインに1通ずつ送り込む工程、前記送り込まれた郵便物の宛名部に記載された郵便番号,カスタマーバーコード等の宛先コードを読取る工程、読取ったコードを予めデーターベースに格納した郵便区内特別郵便該当品コードと照合する工程、照合結果に基づいて非該当品を前記搬送ラインから自動排出する工程、次いで該当品に押印または印字する追刷工程、更に追刷したものの通数をグループ毎に集計する工程、集計したものの当該コードあるいは変換した郵便局名とともに前記集計通数をプリント出力する工程から成り、処理済み郵便物を前記プリント出力した用紙とともに梱包して該当郵便局に差出すことを特徴とする。
また、本発明に係る郵便物の処理運用システムは、非該当品を搬送ラインから自動排出する工程に関し、宛名無し,宛名部印字不良ならびに読取りエラー等の不良品郵便物を排出する工程を含んでシステム化したことを特徴とし、運用上の稼働率向上を達成する。
また、郵便物を搬送ラインに1通ずつ送り込む工程で、予めグループ化区分された郵便物の切り替目にダミーを介在させ、該ダミーを自動検出してダミー以降最初に読取った郵便区内特別郵便該当品コードを以って当該グループのコードとし、読取りコードの照合工程で混入郵便物を識別して非該当品の自動排出工程で自動排出する工程を加え、連続的なシステム運用を達成する。
本発明に係る郵便物の処理運用システムによれば、大量に発送する郵便物に対し、多大な料金割引が適用される郵便区内特別郵便物の拾い出し、ならびに義務づけられた表示を一連工程で行うことが出来る。また異番号品が混入したり表示と実通数に誤りがあったりする等のミスも払拭でき、人手による工法に比べて格段に品質を向上させることが出来る。以って、大幅なコストダウンが達成出来、産業に寄与できること明白である。
以下、図面に例示した説明図に基ずき、本願システムについて説明する。
図1ならびに図2に於いて、図中、3は郵便物を指し、供給コンベア1上に載置されたものが、吸引源であるドライポンプ2cに接続された吸着搬送機構2で先頭のものから順に1通ずつ搬送テーブル5上へ送り込まれる。送り込まれた郵便物3はチェーンコンベア4のフィンガーでテーブル5上を押され、紙面左方へ順次と搬送される。
尚、供給コンベア1にセットされている郵便物3は、予め郵便番号に従ってグループ分けされている。というのは、本工程の前段階で所定の通数毎に把捉された郵便物を把捉されたままの単位で区分している。本願ではそれをグループ区分工程と称し、少なくともデーター上から把握できている区内特別郵便物に該当するものを拾い出し、例えば概ね400通づつダンボール箱に入れて出荷梱包するなら、それに近い数毎に区切りながらグループ化し、そのグループ毎に把捉を解き、順次と前記供給コンベア1上にセットする。
そして、搬送テーブル5ならびにチェーンコンベア4で形成された搬送路上にあって、送り込まれた郵便物3は先ず、宛名部を撮像するカメラ6aならびに照明6bを備えた画像入力装置6で宛名部分を撮像しその画像をPCへ入力する。
また、その下流側には搬送テーブル5の下部に備えられたリジェクトシリンダー7aと、その上方に設置された一対の搬送ベルトから成るリジェクト装置7を2式備えており、必要に応じて発動される排出信号に基づいて対象郵便物をその搬送中に自動排出する。例えば、郵便区内特別郵便に該当しないもの、あるいは該当するも現在進行中のグループと異なる郵便番号のもの、更に宛名部に所定の記載が無い不良品や画像入力後のOCR処理で認識できなかった読取り不良品などについて、図2の区分(1)ならびに区分(2)のyes判定に基づきそれぞれのリジェクト装置7の作動機構を発動する。
具体的に述べると、前記リジェクトシリンダー7aのロッドがタイミングよく突出し、チェーンコンベア4のフィンガーで押されながら搬送されているものを、その傾斜したロッドで一対のベルト間へ案内し、然るのちロッドを復帰させるも一旦挟持された郵便物は排出ポケットへと排出されていく。尚、図中、3aは排除された郵便物を指す。
そして、不良品、混入品が除かれた郵便物3は搬送が継続され、次位の押印装置15を通過して、[郵便区内特別]という文字が追刷りされる。勿論、前記文字の追刷りは公知のインクジェットプリンター等任意の手段で代用することもできる。
尚、図4(a)ならびに図4(b)に捺印装置15の詳細図を例示した。該装置はインクを染込ませたインクロール16と、郵便物3の下部にあってチェーンコンベア4と同期して回転する押印バックアップブラケット17と、郵便物の上部にあってゴム判16aを外周面2ケ所に備えるとともに前記バックアップブラケット17と同期回転しつつインクロール16に当接してゴム判16bにインク補填する押印ブラケット16aとから構成されている。
また、上記押印装置を通過する際、図示は略したが、通過中の郵便物3を検出するワークセンサーの検出信号と、前記画像入力装置6で成る撮像手段からの入力情報に基づいてOCR認識した郵便番号とを関連づけながら通数を集計する。言い換えると、送込み装置2で送り込まれた数ではなく、区内特別郵便物に該当した通数についてグループ毎に自動集計される。従って、処理するグループが変わった場合はゼロリセットされ、新たに集計を開始する。そして、図中、12で図示した通り、当該グループの郵便番号あるいは該郵便番号に該当する郵便局名とともにその集計数をプリント出力する。尚、プリント出力した用紙がラベルなら処理済み郵便物を詰めた箱に外貼りして梱包し、同梱用の用紙なら処理済郵便物とともに梱包する。
次に、押印済み郵便物3についてであるが、その搬送は継続され、次位の9で指すキッカー設置箇所を通過して搬出コンベア8へと搬出されることは図示の通りである。前記キッカー9は必要に応じて発動され、郵便物を紙面上方から下方(図2参照)へキックすることで搬出コンベア8上に並んだ時、キック品のみ飛び出した形で視認できる状態を作りだす。具体的に説明すれば、区分(3)yesの判定でキッカー9を所定短時間のみ突出させ、該当品のみイレギュラー姿勢にして区分する構成になっている。即ち、区分(3)の判定は予め設定された通数に到達する都度、yesとなり、例えば20通毎に発動され、必要に応じてグループの切り替目でも発動する等して、排出コンベア8上から処理済郵便物を回収し、それらを輪ゴム止め作業して箱詰め梱包するに補助となる。
次に、図2に図示した出力データーベース10ならびに入力データーベース11について説明する。
先ず、出力データーベース10についてであるが、運用記録として不良品や混入品に係る通数等の情報、ならびに処理済み品に係る通数等の諸情報について順次と記録していくことは言うまでもない。一方、入力データーベース11は、郵便区内特別郵便物となり得る郵便番号に係る情報を格納している。例えば、郵便物を作成するための初期データーから、同一郵便局に差出す通数が1000通以上、あるいは安全率を勘案して幾分多い値を設定し、それ以上ある郵便番号をソートして、照合基礎となる郵便番号一覧データーを格納する。
また、OCR認識に関し、画像入力装置6のカメラ6aについてであるが、該カメラ6aは数字で記載された郵便番号あるいは併記されているカスタマーバーコードをして撮像対象にする他、宛先人のID番号や作業用シーケンス番号を以ってOCR認識することも可能である。そういう場合は個々の当該番号に関連付けられた郵便番号データーベースを介して変換し、その郵便番号を認識する。
さて、以上が本発明の郵便処理運用システムについての詳細であるが、次に図3に基づいて運用効率を可及的に向上させる方法について説明する。
図中、3cは郵便物ダミー、14は該郵便物ダミー3cを検出するためのセンサーである。例えば、封筒内に金属片を封入した郵便物ダミー3cを用いるなら、センサー14は金属片を検出する近接スイッチセンサーとする。また、処理対象の郵便物3とは異なる色彩をもった封筒と、その色を検出する色センサーの組合せでも良い。あるいはセンサー14を用いないで、存在しない特定の郵便番号を印字しておいて、カメラ6aからの入力に基づいてOCR認識することで当該封筒がダミーであることを認識することも可能である。
いずれにしても、処理する郵便物グループの切替わり目に前記ダミー3cを挿入すれば運転を中断することなく連続的に処理することが出来る。即ち、ダミー通過後にあって、最初に認識し且つ区内特別郵便に該当する郵便番号を以って本グループの郵便番号とし、次にダミーを検出するまで該番号をして照合元とするのである。
次に、図5に基づいて本願郵便物処理で使用される最も好ましい郵便物の送込み装置について説明する。
即ち、例示した装置は供給コンベア1と吸着送込み機構2とから構成され、供給コンベア1上に載置した郵便物3を、搬送テーブル5上にひとつずつ供給されることは前記した通りである。そして、前記供給コンベア1にはコンベアベルト1aを、吸着送込み機構2には吸着パッド2aを備えている。前記吸着パッド2aは放射状に4個設けてあり、運転とともに最前方の郵便物に次々と係合しながら吸着搬送する。
ここで注目すべきは、郵便物3が載置されている態様である。本願では、前下がり傾斜で重ね並べるという表現をするが、この置き方は、郵便物3の補充作業が極めて簡単であり、高速運転した場合に必要とされるバッファ量がコンベアベルト1aの搬送領域全域に亘って確保できる利点がある。例えば、1mでも2mでも次位の郵便物を連続的に追加補充でき、またそれによる郵便物自体の重量負荷が最前方の郵便物には及ばないという特徴がある。
図6並びに図7では、供給コンベア上に並べられた郵便物3についてその最前部を図示している。図中、26は反射型光センサーで最前部郵便物の下部エッジを検出している。そして図示は略したが供給コンベア1のコンベアベルトは、該反射型光センサー26の検出信号に基づいて制御される。例えば、検出中の郵便物3が搬出されて非検出状態になると次位のものが検出されるまで起動され、常に最前部のものが同じ位置になるように制御される。
同様に、図7の場合は、透過型光センサー27を用いて構成した例で、最前部の幾つかが上方に重なった状態を図示している。これはストッパー28を設け、意図的に何通かをせり上げるような状態を形成して最前部の位置決めを行う場合の例である。勿論、センサーの種類は豊富にあり、静電容量型の近接スイッチや距離計測センサーなどから適宜選択し、同時にストッパーの設置有無、形状等を勘案して装備する。尚、供給コンベア1はコンベアベルト1aを具備して構成するのが簡素であるが、それに相当する送り手段で代用することも可能である。
図9は最前部の封筒に対して、吸着パッド2aが係合する位置について、図5の例とは異なる例を図示している。即ち、コンベアベルト1aに近い下端部で係合している図5の例に比べ、本例は郵便物3の中寄り位置で吸着パッド2aが係合している。勿論、いずれも好ましい装置ではあるが、前記供給コンベアの位置決め基準が下端部であれば下端部に、また中よりの中央部が位置決めポイントであるなら係合位置もそれに合わせるように構成するのが望ましい。
また、図8では郵便物3の傾斜具合について図示している。図中、29はコンベアベルトに対する角度を指しているが、概ね15〜60°、なかでも25〜40°程度が適度である。そして作業実務で幾分かの角度変化が伴うことを考慮して本願装置を構成する。例えば、パッド2aの構造をジャバラ形状にしたりして、その吸着面が郵便物3に対して角度的に従動するような構成にするのが好ましい。尚、パッド2aの材料はゴム等の弾性体が一般的であるし郵便物自体も変形容易であるため前記係合関係は必ずしも厳密である必要はない。
次に、図10乃至図13に基づいて吸着送込み機構2について詳記する。
図10に於いて、図中、32は原動機(図示せず)から駆動されるタイミングプーリー33を備えた回転ドラム、30は機構の機体(筐体)である。そして前記回転ドラム32はベアリング34を介して回転自在に支持されている。また該ドラム32内の偏芯した位置に中心線が該ドラム32と平行に延在する吸着駆動軸40を、ニードルベアリング45を介して備えている。更に該吸着駆動軸40の右端に外歯車39を設け、右側面図である図11で図示した通り、前記機体30に固定された内歯車31と噛合させている。尚、図中、46はスラストベアリングであって吸着駆動軸40のスラスト負荷を規制している。
一方、前記吸着駆動軸40の左端には、十字形のパッドホルダー47を備え、放射状に4ヶ所、1ケ所あたり2個の吸着パッド2aを備えている。即ち、1本のパッドピン48に2個のパッド駒49を備え、それぞれの駒に吸着パッド2aを装着して図10に図示した通り、吸着のための気孔路を形成し、一点鎖線で図示した二次側チューブ50を経由して後述するバルブ機構に接続している。
前記バルブ機構は、本例ではメカニカル方式のものを図示している。即ちステーター41とローター43で切替弁(バルブ)を構成しているもので、前記ステーター41はベアリングを介して駆動軸40上に設けられ、回転止め棒44をして回転しないようになっている。言い換えると、機体30に固定されたハウジング35により、ベアリング36並びにスライドベアリング37を介して回転止め棒44の動きを拘束保持することでステーター41を回転規制しているものである。またこのステーター41には一時側チューブ42が配管され、必要に応じて電磁開閉弁を介して吸引ポンプ10に接続される。
一方、ローター43は、駆動軸40と共に回転すべく軸上に固定され、二次側チューブ50の一端を接続するとともに他端は前記した4個のパッドピン48に接続されている。即ち、ステーター41に対するローター43の気孔設計を適切に行い、前記した吸着パッド2aへの吸引作動をメカ的に規定しているのである。尚、バルブ機構は本例以外にも電気制御式等公知の手段で適宜構成すること可能である。要は図12ならびに図13に図示したパッド2aの運動軌跡38のうち、ポイント38a乃至38bの区間をして、それぞれの吸着パッド2aが吸引作動するように設計する。
また、ポイント38aに至る少し手前位置から吸着を開始したり、あるいは幾分遅れて開始するなど調整可能にしておくこともある。同様に、吸着パッド2aの吸着を終える位置についても、本例では38bとしているものの、必要に応じてその前後、あるいはポイント38c乃至38dまで延長することも自由である。尚、吸引終了位置に於いて、吸着パッド2aから吸着した郵便物3を切れ良く開放するに、真空破壊と称される概念を具備することもある。言い換えると、真空源から気孔経路を遮断するだけでなく、遮断と同時に大気が流入するようにしたり、あるいは加圧エアーに切替わるようにすることで、郵便物の吸着開放を瞬時に終えるのである。また、ステーター41とローター43との摺動面密閉度を確実にするために両者をバネで押圧する構成についても図示している。
次に、これら実施例装置に於いて、吸着パッド2aの運動軌跡について詳述する。図5の実施例装置の場合、吸着パッド2aの運動軌跡は図12ならびに図13で図示した通りであるが、この軌跡は外歯車39と内歯車31の歯車比で規定される。例示したものは4:5の比率であり、その軌跡は38で指す曲線になる。言い換えると、中心角72°の循環軌跡であり5角形状の曲線となる。そして、ポイント38a乃至38bの区間を郵便物3の送込み区間になるように前記バルブ機構を設計して構成したもを図示している。
尚、本願発明装置では歯車比を3:4にして実施することも可能である。この場合、図示は略したが、パッド2aの運動軌跡は中心角90度の循環軌跡になり4角形状の曲線となって、パッドホルダーは3方に延び、放射状に装着するパッド2aは3ケ所の装置となる。同様に、歯車比を5:6にした場合は、中心角60°の6角形状になりパッド2aの取付けは5ケ所、また6:7にした場合は中心角51.428°の7角形状になりパッド2aの取付けは6ケ所の装置を構成することができる。尚、いずれの場合についてもバルブ機構の設計によって、運動軌跡のどの区間をして郵便物3の搬送区間とするかを決定すれば足りる。
以上の通り、本発明に係る郵便物処理の運用システムについてその詳細を説明したが、郵便区内特別郵便なる文言あるいはその該当要件について規則改正により内容が変更される可能性がある。例えば、現行1000通,100通を以ってそれ以上の通数と規定されているが、その数が割引率に応じて多段階化される可能性、あるいは称呼変更や表示変更、その他緒要件も含めて変更されるかもしれない。
また、現行郵便局の名称変更や民間宅配メール便、ポスティング業者による代行等々、現時点の業界スキームは著しく混沌としており、本願で使用した文言と異なる文言に変遷していくことも考えられるが、本発明の技術思想に鑑み、本願工法を実施するものは本発明に包含されることを明示しておく。
同様に、本発明は定形郵便物に限定することなく定形外郵便物に対しても適応でき、定形/定形外の概念が消失する時代にあっても実施できることは言うまでもない。要は、量がまとまれば割引されるという経済原則に基づいており、それが郵便局であろうが民間業者であろうが、本発明の実施意義は変わらない。
本願システムを説明するための説明図。 本願システムを説明するための説明図。 ダミーを介在させてシステム運用する場合の説明図。 追刷り装置について説明するための説明図。 送込み装置について説明するための説明図。 吸着送込み機構の構成について詳述するための説明図。 吸着送込み機構の構成について詳述するための説明図。 吸着送込み機構の構成について詳述するための説明図。 吸着送込み機構の構成について詳述するための説明図。 吸着送込み機構の構成について詳述するための説明図。 吸着送込み機構の構成について詳述するための説明図。 吸着送込み機構の構成について詳述するための説明図。 送込み機構のパッドによる送込み軌跡について説明するための説明図。
符号の説明
1・・供給コンベア、2・・吸着送込み機構、2a・・吸着パッド、2c・・ドライポンプ、3・・郵便物、4・・チェーンコンベア、5・・搬送テーブル、6・・画像入力装置、7・・リジェクト装置、8・・搬出コンベア、9・・キッカー、10・・出力データーベース、11・・入力データーベース、12・・プリント手段、13・・押印部、14・・ダミー検出センサー、26・・反射型光センサー、27・・透過型光センサー、28・・前ストッパー、30・・機体、31・・内歯車、32・・回転ドラム、33・・タイミングプーリー、34・・ベアリング、36・・ベアリング、37・・スライドベアリング、38・・運動軌跡、39・・外歯車、40・・吸着駆動軸、41・・メカバルブステイター、42・・一次側チューブ、43・・メカバルブローター、44・・メカバルブ回転止め棒、45・・ニードルベアリング、46・・スラストベアリング、47・・吸着パッドホルダー、48・・パッドピン、49・・パッド駒、50・・二次側チューブ。

Claims (3)

  1. 大量の郵便物を配達先コード別にグループ区分する工程、区分された郵便物を搬送ラインに1通ずつ送り込む工程、前記送り込まれた郵便物の宛名部に記載された郵便番号,カスタマーバーコード等の宛先コードを読取る工程、読取ったコードを予めデーターベースに格納した郵便区内特別郵便該当品コードと照合する工程、照合結果に基づいて非該当品を前記搬送ラインから自動排出する工程、次いで該当品に押印または印字する追刷工程、更に追刷したものの通数をグループ毎に集計する工程、集計したものの当該コードあるいは変換した郵便局名とともに前記集計通数をプリント出力する工程、処理済み郵便物を前記プリント出力した用紙とともに梱包して該当郵便局に差出する工程、以上の工程からなることを特徴とする郵便物の処理運用システム。
  2. 非該当品を搬送ラインから自動排出する工程に関し、宛名無し,宛名部印字不良ならびに読取りエラー等の不良品郵便物を排出する工程を含んでシステム化したことを特徴とする請求項1に記載した郵便物の処理運用システム。
  3. 郵便物を搬送ラインに1通ずつ送り込む工程で、予めグループ化区分された郵便物の切り替目にダミーを介在させ、該ダミーを自動検出してダミー以降最初に読取った郵便区内特別郵便該当品コードを以って当該グループのコードとし、読取りコードの照合工程で郵便物を識別処理することを特徴とする請求項1ならびに請求項2に記載した郵便物の処理運用システム。
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