JP2006204715A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006204715A JP2006204715A JP2005023358A JP2005023358A JP2006204715A JP 2006204715 A JP2006204715 A JP 2006204715A JP 2005023358 A JP2005023358 A JP 2005023358A JP 2005023358 A JP2005023358 A JP 2005023358A JP 2006204715 A JP2006204715 A JP 2006204715A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- base plate
- washing machine
- legs
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
【課題】 より安定した設置が可能となると共に、運転時の振動や騒音を抑制することができる洗濯機を提供する。
【解決手段】 洗濯機の本体ケース1の底部である台板3に、これの四隅に取り付けられた弾性を有する防振脚31、32に加え、隣り合った防振脚31、32間で、且つ台板3の外周の辺に沿った部位に位置させて、弾性を有する補助脚33を取り付ける。補助脚33は防振脚32より変形し易く、且つ防振脚32より下方に突出するよう構成されている。これによれば、補助脚33を取り付けたことで、設置面Fと接触する脚を多く確保でき、より安定した洗濯機の設置が可能となる。また、運転時において、ドラム8の回転により本体ケース1が設置面Fに及ぼす力を補助脚33においても吸収、減衰することで、振動や騒音を抑制することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 洗濯機の本体ケース1の底部である台板3に、これの四隅に取り付けられた弾性を有する防振脚31、32に加え、隣り合った防振脚31、32間で、且つ台板3の外周の辺に沿った部位に位置させて、弾性を有する補助脚33を取り付ける。補助脚33は防振脚32より変形し易く、且つ防振脚32より下方に突出するよう構成されている。これによれば、補助脚33を取り付けたことで、設置面Fと接触する脚を多く確保でき、より安定した洗濯機の設置が可能となる。また、運転時において、ドラム8の回転により本体ケース1が設置面Fに及ぼす力を補助脚33においても吸収、減衰することで、振動や騒音を抑制することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、台板の四隅に防振脚を備えた洗濯機に関する。
従来より、家庭用の洗濯機においては、本体ケースの底部は台板により構成されると共に、この台板の底面の四隅に脚が設けられていて、これら四個の脚を介して床などの設置面上に設置されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の洗濯機においては、上記脚を、弾性を有する例えばゴム製の防振脚により構成することで、設置面への設置性の向上や、運転時の振動の低減化を図るようにしたものが供されている。
特開平11−164989号公報(図1参照)
しかしながら、上記した従来構成のものでは、次のような問題点があった。
即ち、上記構成のものの場合、脚が四個のみである為、洗濯機を設置する設置面の状態によっては、一部の脚が設置面と接触せずに不安定となるなど、安定した設置ができないことがある。また、設置状態が不安定であると、防振脚による振動の抑制効果が充分でなく、殊に脱水運転時の振動や騒音が増加する要因となっていた。
即ち、上記構成のものの場合、脚が四個のみである為、洗濯機を設置する設置面の状態によっては、一部の脚が設置面と接触せずに不安定となるなど、安定した設置ができないことがある。また、設置状態が不安定であると、防振脚による振動の抑制効果が充分でなく、殊に脱水運転時の振動や騒音が増加する要因となっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より安定した設置が可能となると共に、運転時の振動や騒音を抑制することができる洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、底部に台板を備えた本体ケースと、この本体ケースの内部に防振手段を介して収容配置された水槽と、この水槽の内部に駆動手段により回転されるように配設された、洗濯槽と脱水槽を兼ねる回転槽とを具備した洗濯機において、
前記台板に、これの四隅に取り付けられた弾性を有する防振脚に加え、隣り合った前記防振脚間で、且つ前記台板の外周の辺に沿った部位に位置させて、弾性を有する補助脚を取り付けたことを特徴としている。
前記台板に、これの四隅に取り付けられた弾性を有する防振脚に加え、隣り合った前記防振脚間で、且つ前記台板の外周の辺に沿った部位に位置させて、弾性を有する補助脚を取り付けたことを特徴としている。
この構成によれば、台板の四隅の弾性を有する防振脚に加え、弾性を有する補助脚を取り付けたことで、設置面と接触する脚を多く確保でき、より安定した洗濯機の設置が可能となる。また、運転時において、回転槽の回転により本体ケースが設置面に及ぼす力を補助脚においても吸収、減衰することで、振動や騒音を抑制することができる。
以上のように、本発明の洗濯機によれば、より安定した設置が可能となる共に、運転時の振動や騒音を抑制することができる効果を得られる。
<第1実施例>
以下、本発明をドラム式に適用した場合の第1実施例について図1乃至図8を参照して説明する。
図1において、本体ケース1は矩形箱状をなす外箱2と、この外箱2の底部に設けられた台板3とから構成されている。このうちの外箱2の前部(図1で左側)には、洗濯物出入口4が形成されており、これは扉5によって開閉されるようになっている。本体ケース1の内部には、前部に開口部6aを有する略円筒状の水槽6が防振手段を構成する弾性支持機構7を介して設けられており、この水槽6の内部には、周壁部に多数の孔8aを有する回転槽たるドラム8が、回転軸8bの軸線8cを横向き、この場合前方上向きに傾斜(∠α)した状態で、所謂傾斜軸周りに回転可能に配設されている。このドラム8は水槽6後部に設けたDCブラシレスモータからなるモータ9により回転駆動されるようになっており、洗い、すすぎ及び脱水、並びに乾燥に共用の槽として機能する。尚、前記外箱2の背面は上板部2a及び下板部2bに点検板2cを取り付けて構成されている。
以下、本発明をドラム式に適用した場合の第1実施例について図1乃至図8を参照して説明する。
図1において、本体ケース1は矩形箱状をなす外箱2と、この外箱2の底部に設けられた台板3とから構成されている。このうちの外箱2の前部(図1で左側)には、洗濯物出入口4が形成されており、これは扉5によって開閉されるようになっている。本体ケース1の内部には、前部に開口部6aを有する略円筒状の水槽6が防振手段を構成する弾性支持機構7を介して設けられており、この水槽6の内部には、周壁部に多数の孔8aを有する回転槽たるドラム8が、回転軸8bの軸線8cを横向き、この場合前方上向きに傾斜(∠α)した状態で、所謂傾斜軸周りに回転可能に配設されている。このドラム8は水槽6後部に設けたDCブラシレスモータからなるモータ9により回転駆動されるようになっており、洗い、すすぎ及び脱水、並びに乾燥に共用の槽として機能する。尚、前記外箱2の背面は上板部2a及び下板部2bに点検板2cを取り付けて構成されている。
前記水槽6の開口部6aと洗濯物出入口4とは、ベロー10により水密且つ気密に連通されている。また、水槽6の最下部(図1中、右下)には後述する排水口11が形成されていて、この排水口11に、排水弁ケース12に収容された排水弁13を介して、排水ホース14が接続されている。
前記水槽6の後部外部には、熱交換器用のダクト15が図7の全体の背面図にも示すように上下にわたって取り付けられており、その下部は水槽6の後部下部に形成された通気口16(図7参照)に連通され、上部はダクト17を介して、ファン18aを収容したファンケーシング18bの吸入側に接続されている。このファンケーシング18bの吐出側は内部に乾燥用ヒータ19を備えた加熱器20の一端に接続され、この加熱器20の他端はダクト21を介して水槽6上部に連通されている。尚、前記熱交換器用のダクト15の内部には除湿用の注水管22が配設されて熱交換器23が構成されている。乾燥行程においては、ファン18aが駆動され、且つ加熱器20のヒータ19が通電されると、図示矢印Xで示すように、温風が、ダクト21、水槽6、ドラム8、通気口16(図7参照)、ダクト15、ダクト17、ファンケーシング18b、加熱器20、そしてダクト21というように循環する。この循環時に、注水管22から水が散水されて温風中の湿気が除湿される。
ここで、洗い行程時及びすすぎ行程時において、前記水槽6は扉5が閉塞状態とされること、開口部6aがベロー10によって水密保持されていること、及び排水弁13が洗い行程時及びすすぎ行程時に閉塞されることにより、ほぼ密閉された形態となる。
本体ケース1の内部上部には、給水弁24、風呂水ポンプ25、注水器26などが配設されており、給水弁24は、それぞれ独立して開閉される第1の給水口24aと第2の給水口24bを備えている。この給水弁24はその水入口24cが水道に接続されるようになっていて、第1の給水口24aが開放されると、水道水が前記注水器26、給水管26aを経て、水槽6の開口部6a上部から、水槽6内(ドラム8内)に供給されるようになっている。また、第2の給水口24bが開放されると、前記注水管22から熱交換器23内へ散水されるようになっている。
図2は、本体ケース1の底部である台板3を下方より見て表しており、下側が台板3の前部となっている。台板3の外周は、前辺3a(図2中、下側)、後辺3b(図2中、上側)、左辺3c(図2中、右側)及び右辺3d(図2中、左側)により構成され、台板3は全体として矩形枠状に形成されたものである。台板3の中央には、開口部30を有しており、前記外周の辺に沿った部位には、四個の防振脚31、32及び六個の補助脚33がそれぞれ配設されている。
防振脚31、32は、台板3の底面の四隅に下方へ突設されている。これら防振脚31、32のうち一個、この場合前部右側(図2中、左下)の防振脚31は、洗濯機全体の設置姿勢調整のため、下方への突出量を調整することが可能なように取り付けてられている。前部右側以外の三箇所の防振脚32には、十文字の溝32aが設けられている(図2、図5参照)。尚、図5は、図2の右上部分を拡大して示し、図6は、その部分の要部の部分拡大破断側面図を示す。三箇所の防振脚32の構成は同じであるので、以下、一個の防振脚32を代表して説明する。
防振脚32は、図6に示すように、床面などの洗濯機本体設置面F(図1参照)に配置される弾性材製たとえばゴム硬さ50°のゴム製の円柱状のもので構成され、台板3の四隅に形成された円筒状の脚取付部34に取り付けられている。
この取り付け構造を説明するに、まず脚取付部34の天井板部34aの中央部には、下方に突出するボス部34bが形成されている。防振脚32には、ボス部34bと嵌合する嵌合孔部32bが形成されていて、それらの嵌合により防振脚32が位置決めされた状態で、ねじ35により脚取付部34に取り付けられている。
この取り付け構造を説明するに、まず脚取付部34の天井板部34aの中央部には、下方に突出するボス部34bが形成されている。防振脚32には、ボス部34bと嵌合する嵌合孔部32bが形成されていて、それらの嵌合により防振脚32が位置決めされた状態で、ねじ35により脚取付部34に取り付けられている。
これに対し、六個の補助脚33は、図2に示すように、隣り合った前記防振脚31、32間で、且つ前記台板3の外周の辺に沿った部位に位置させて、台板3から下方へ突設されている。これら補助脚33のうち二個の補助脚33は、ドラム8の回転軸8bの軸線8cを台板3へ鉛直に投影した場合において、台板3に投影された軸線36と直交する辺にあって隣り合った防振脚31、32間の中央部に配置されている。即ち、投影された軸線36と直交する前辺3a(図2中、下側)の中央部、及び後辺3b(図2中、上側)の中央部には補助脚33が配設されている。
一方、台板3には、台板3に投影された軸線36と平行となる辺に、前記弾性支持機構7の下部を取り付ける弾性支持機構取付部7aを有し、四個の補助脚33は、台板3に投影された軸線36と平行となる辺で、且つ弾性支持機構取付部7a近傍に位置させて配置されている。具体的には、投影された軸線36と平行となる左辺3c、及び右辺3dの弾性支持機構取付部7aの前後二箇所に位置させて補助脚33が配設されている。
補助脚33は、図3の台板3の側面図、及び図4の台板3の正面図に示すように非設置状態で防振脚31、32より下方に突出している。これら六箇所の補助脚33の構成は、上記補助脚33の位置関係を除いて同じであるので、以下、一個の補助脚33を代表して説明する。
補助脚33は、図3の台板3の側面図、及び図4の台板3の正面図に示すように非設置状態で防振脚31、32より下方に突出している。これら六箇所の補助脚33の構成は、上記補助脚33の位置関係を除いて同じであるので、以下、一個の補助脚33を代表して説明する。
補助脚33は、図6に示すように、設置面F(図1参照)に配置される弾性材製たとえばゴム硬さ40°のゴム製の円柱状のもので構成され、台板3に形成された円筒状の脚取付部37に取り付けられている。尚、補助脚33の下方は中空形状となっている。
この取り付け構造を説明するに、まず脚取付部37の天井板部37aの中央部には、下方に突出するボス部37bが形成されている。補助脚33には、ボス部37bと嵌合する嵌合孔部33aが形成されていて、それらの嵌合により補助脚33が位置決めされた状態で、ねじ38により脚取付部37に取り付けられている。
この取り付け構造を説明するに、まず脚取付部37の天井板部37aの中央部には、下方に突出するボス部37bが形成されている。補助脚33には、ボス部37bと嵌合する嵌合孔部33aが形成されていて、それらの嵌合により補助脚33が位置決めされた状態で、ねじ38により脚取付部37に取り付けられている。
続いて、前記排水口11の周辺について図1、図7及び図8を参照しながら詳述する。図8は、図2のA−A線に沿う横断面図を示す。
前記水槽6は、図1に示すように傾斜(∠α)し、したがって円筒状をなす水槽6の後部の端部には傾斜した後面6bを有する。他方、前記排水口11は略円形をなし、その排水口11の径の一部が後面6bよりも外方(図1中、右方向)に位置するよう水槽6の最下部に配設されている(図8参照)。後面6bは、ドラム8の回転軸心の下方(図7参照)において、前記排水口11の径に沿うように鉛直方向に略円筒状に形成した膨出部39を有している。
前記水槽6は、図1に示すように傾斜(∠α)し、したがって円筒状をなす水槽6の後部の端部には傾斜した後面6bを有する。他方、前記排水口11は略円形をなし、その排水口11の径の一部が後面6bよりも外方(図1中、右方向)に位置するよう水槽6の最下部に配設されている(図8参照)。後面6bは、ドラム8の回転軸心の下方(図7参照)において、前記排水口11の径に沿うように鉛直方向に略円筒状に形成した膨出部39を有している。
次に、上記のように構成された本実施例の作用について説明する。
まず、洗濯機を平らな設置面Fに設置した場合、防振脚31、32及び補助脚33は洗濯機の自重により縦方向に圧縮される。この時、補助脚33は径方向に膨らむように変形するが、補助脚33の下方は中空形状となっているため、径方向の内側へも容易に変形するようになっている。また、防振脚32のゴム硬度は50°、補助脚33のゴム硬度は40°であって、ゴム硬度の値が小さいほど柔らかい(弾性に富む)ことから、補助脚33は防振脚32より変形し易い構成となっている。
まず、洗濯機を平らな設置面Fに設置した場合、防振脚31、32及び補助脚33は洗濯機の自重により縦方向に圧縮される。この時、補助脚33は径方向に膨らむように変形するが、補助脚33の下方は中空形状となっているため、径方向の内側へも容易に変形するようになっている。また、防振脚32のゴム硬度は50°、補助脚33のゴム硬度は40°であって、ゴム硬度の値が小さいほど柔らかい(弾性に富む)ことから、補助脚33は防振脚32より変形し易い構成となっている。
よって、非設置状態で防振脚32の下方の端面より下方に突出していた補助脚33の下方の端面が、防振脚32の下方の端面と設置面Fにおいて面一になった状態で(図1参照)洗濯機は安定して設置される。
また、洗濯機の設置面Fに凹凸が存し、防振脚32の端面において充分な接地が確保できない場合であっても、弾性に富む補助脚33が、設置面Fの凹凸に応じて接地することにより、安定した状態で洗濯機は設置される。さらに、設置面Fの剛性が低い場合であっても、六個の防振脚32によって接地面積を増やすことができるので、洗濯機は安定して設置される。
この設置状態で、台板3の前辺3a(図2中、下側)中央部、及び後辺3b(図2中、上側)の中央部に配設されている補助脚33は、投影された軸線36に沿ってドラム8の回転軸8bの軸線8cの鉛直下方を支持している。
この設置状態で、台板3の前辺3a(図2中、下側)中央部、及び後辺3b(図2中、上側)の中央部に配設されている補助脚33は、投影された軸線36に沿ってドラム8の回転軸8bの軸線8cの鉛直下方を支持している。
このような洗濯機に対し、殊に脱水運転の際に発生する共振時には、横方向に振動するような力が働く。具体的には、脱水時のドラム8の回転により、ドラム8の回転の周期と洗濯機の固有振動の周期が等しくなり、洗濯機がドラム8に共振するため、弾性支持機構7の下部を取り付ける左右両側の弾性支持機構取付部7aに、その共振時の力が大きく作用する。しかしながら、弾性支持機構取付部7aの前後二箇所に位置させて、弾性に富み且つ良好な接地状態の補助脚33が配設されているため、共振時の力を該補助脚33において効果的に吸収、減衰することができる。
一方、洗い行程の終了後などにおいては、次のようになされる。即ち、洗い行程が終了した場合(脱水行程前)、まず排水口11が開放される。この結果、水槽6内の洗い後の水が、排水口11及び排水弁を介して排水ホース14を流下する。
この場合、排水口11は、その径の一部が後面6bよりも外方(図2中、右方向)に位置するよう水槽6の最下部に配設され、且つ後面6bは、ドラム8の回転軸心の下方において、前記排水口11の径に沿うように鉛直方向に略円筒状に形成した膨出部39を有している為、排水の水切れがよく、特に排水終了間際において効果的な排水が行われる。
この場合、排水口11は、その径の一部が後面6bよりも外方(図2中、右方向)に位置するよう水槽6の最下部に配設され、且つ後面6bは、ドラム8の回転軸心の下方において、前記排水口11の径に沿うように鉛直方向に略円筒状に形成した膨出部39を有している為、排水の水切れがよく、特に排水終了間際において効果的な排水が行われる。
以上のように本実施例によれば、台板3の四隅の防振脚32に加え、弾性に富み且つ下方が中空形状をなす補助脚33を取り付けたことで、設置面Fの状況に応じて、設置面Fと接触する脚を効果的に多く確保でき、より安定した洗濯機の設置が可能となる。
また、前述のように隣り合った前記防振脚31、32間で、且つ前記台板3の外周の辺に沿った部位に位置させて補助脚33を配設することで、洗濯機を、それら補助脚33により効果的に支持し、さらに共振時の力を補助脚33において効果的に吸収、減衰することができ、振動や騒音を抑制することができる。
また、前述のように隣り合った前記防振脚31、32間で、且つ前記台板3の外周の辺に沿った部位に位置させて補助脚33を配設することで、洗濯機を、それら補助脚33により効果的に支持し、さらに共振時の力を補助脚33において効果的に吸収、減衰することができ、振動や騒音を抑制することができる。
さらに、補助脚33は、位置決めされた状態で円筒状の脚取付部37に取り付けることができるので、脚取付部37は補助脚33を取り付ける際のガイドとして機能し、容易に補助脚33の着脱ができる。また補助脚44は、ねじ38により確実に脚取付部45に固定されるので、安定した洗濯機の設置が可能となると共に、本体ケース1が設置面Fに及ぼす力を補助脚33において確実に吸収、減衰することで、振動や騒音をより確実に抑制することができる。
また、排水口11は、その径の一部が後面6bよりも外方に位置し、後面6bに膨出部39が形成されている為、モータ9の下のスペースを有効に利用した構成となっている。これにより、排水口11に接続される排水弁13を収容した排水弁ケース12の高さを低く抑えることができると同時に、水槽6の下部のスペースを広くとることができるので、洗濯機の小型化を図ることができる。さらに、この構成によれば排水の終了間際の水切れがよく、排水を効果的に行うことができる。
<第2実施例>
次に、本発明の第2の実施例について、図9及び図10を参照して説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図9は、台板3の後部左側(図2中、右上)の拡大底面図、図10は部分拡大破断側面図を示す。
補助脚40は、第1の実施例の補助脚33とは、以下の点について相違する。即ち、図10に示すように補助脚40の下方の端面から上方に向って、ねじ41の座面42の位置まで十文字のスリット43(図9参照)が設けられている。
次に、本発明の第2の実施例について、図9及び図10を参照して説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図9は、台板3の後部左側(図2中、右上)の拡大底面図、図10は部分拡大破断側面図を示す。
補助脚40は、第1の実施例の補助脚33とは、以下の点について相違する。即ち、図10に示すように補助脚40の下方の端面から上方に向って、ねじ41の座面42の位置まで十文字のスリット43(図9参照)が設けられている。
このような構成によれば、補助脚40に荷重がかかると、十文字のスリット43を追加したことで、補助脚40は周方向に、より変形し易くなる。これにより、設置面Fの凹凸に応じて補助脚40が変形し易くなるので設置面Fと接触する脚の面積をさらに確保でき、より安定した洗濯機の設置が可能となると共に、本体ケース1が設置面Fに及ぼす力を補助脚40において、より効果的に吸収、減衰することで、振動や騒音をさらに抑制することができる。
<第3実施例>
次に、本発明の第3の実施例について、図11を参照して説明する。尚、図6と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図11は、台板3の部分拡大破断側面図を示す。
次に、本発明の第3の実施例について、図11を参照して説明する。尚、図6と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図11は、台板3の部分拡大破断側面図を示す。
補助脚44は、第1の実施例の補助脚33とは以下の点について相違する。即ち、図11に示すように設置面F(図1参照)に配置される補助脚44は、下方が円柱形状となっており、台板3に形成された円筒状の脚取付部45に取り付けられている。
この取り付け構造を説明するに、まず脚取付部45の天井板部45aの中央部には、円形の挿通孔45bが形成されている。補助脚44の上方には、挿通孔45bより径大な、つば部44aが形成されていて、補助脚44のつば部44aを挿通孔45bに挿通させることで、補助脚44が脚取付部45に取り付けられている。
この取り付け構造を説明するに、まず脚取付部45の天井板部45aの中央部には、円形の挿通孔45bが形成されている。補助脚44の上方には、挿通孔45bより径大な、つば部44aが形成されていて、補助脚44のつば部44aを挿通孔45bに挿通させることで、補助脚44が脚取付部45に取り付けられている。
このような構成によれば、補助脚44を確実に脚取付部45に取り付けることができるので、安定した洗濯機の設置が可能となると共に、本体ケース1が設置面Fに及ぼす力を補助脚44において確実に吸収、減衰することで、振動や騒音をより確実に抑制することができる。また、ねじを使わずに取り付けることができるので、補助脚44の取り付けが容易となり、且つ部品点数を削減でき、補助脚を備えた洗濯機の製造コストを低減することができる。
<第4実施例>
次に、本発明の第4の実施例について、図12乃至図14を参照して説明する。尚、図1、図7及び図8と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図14は、図13のB−B線に沿う横断面図を示す。
排水口50及び膨出部51は、第1の実施例の排水口11及び膨出部39とは以下の点について相違する。即ち、排水口50は、ドラム8の孔8aと排水口50とが重ならない位置となるように、排水口50の径が水槽6の後面6bよりも外方(図12中、右方向)に位置するよう水槽6の最下部に配設されている。
次に、本発明の第4の実施例について、図12乃至図14を参照して説明する。尚、図1、図7及び図8と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図14は、図13のB−B線に沿う横断面図を示す。
排水口50及び膨出部51は、第1の実施例の排水口11及び膨出部39とは以下の点について相違する。即ち、排水口50は、ドラム8の孔8aと排水口50とが重ならない位置となるように、排水口50の径が水槽6の後面6bよりも外方(図12中、右方向)に位置するよう水槽6の最下部に配設されている。
後面6bは、ドラム8の回転軸心の下方(図13参照)において、前記排水口50の径に沿うように鉛直方向に略円筒状に形成した膨出部51を有している。この膨出部51の内側に、膨出部51と水槽6とを隔離するよう、仕切り部52が後面6bと面一に形成されている。さらに、膨出部51の上部には、膨出部51の外方に向って外部に連通する小円筒状の接続部53が設けられており(図14参照)、この接続部53から連結チューブ54が上方に延びて、本体ケース1内の上部に設けられた水位検出部55に接続されている(図13参照)。これら膨出部51、仕切り部52、連結チューブ54及び水位検出部55により水位検出手段たる水位検出装置56が構成されている。
このような構成によれば、ドラム8の孔8aと排水口50とが重ならないので、脱水時等にドラム8の孔8aより流下乃至噴出する水が、排水口50を通過し、排水弁13や排水ホース14に直接あたることが無いため、水のはねる音を減少させることができる。
また、膨出部51を利用して水位検出装置56を構成することで、排水口50と近い位置にて水位検知ができ、且つ簡素な構成で前述した水切れの効果を同時に得ることができる。
また、膨出部51を利用して水位検出装置56を構成することで、排水口50と近い位置にて水位検知ができ、且つ簡素な構成で前述した水切れの効果を同時に得ることができる。
尚、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形、拡張が可能である。
本発明は、前面オープンドラム式洗濯機に限られず、トップオープン式ドラム式洗濯機にも適用できるものである。また、乾燥手段を備えていないドラム式洗濯機や、洗濯槽兼脱水槽たる縦型回転槽を備えた縦型洗濯機にも適用できるものである。
本発明は、前面オープンドラム式洗濯機に限られず、トップオープン式ドラム式洗濯機にも適用できるものである。また、乾燥手段を備えていないドラム式洗濯機や、洗濯槽兼脱水槽たる縦型回転槽を備えた縦型洗濯機にも適用できるものである。
さらに、上記実施例では、補助脚40のねじ41の座面42の位置まで十文字のスリット43(図9参照)を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば円形のスリットを単数または複数入れてもよく、そのスリットの深さは、補助脚の任意の変形量がえられるよう適宜変更が可能である。
図面中、1は本体ケース、3は台板、3aは前辺(直交する辺)、3bは後辺(直交する辺)、3cは左辺(平行となる辺)、3dは右辺(平行となる辺)、6は水槽、7は弾性支持機構(防振手段)、7aは弾性支持機構取付部(防振手段取付部)、8はドラム(回転槽)、8bは回転軸、8cは軸線、9はモータ(駆動手段)、31は防振脚、32は防振脚、33は補助脚、36は投影された軸線を示す。
Claims (5)
- 底部に台板を備えた本体ケースと、この本体ケースの内部に防振手段を介して収容配置された水槽と、この水槽の内部に駆動手段により回転されるように配設された、洗濯槽と脱水槽を兼ねる回転槽とを具備した洗濯機において、
前記台板に、これの四隅に取り付けられた弾性を有する防振脚に加え、隣り合った前記防振脚間で、且つ前記台板の外周の辺に沿った部位に位置させて、弾性を有する補助脚を取り付けたことを特徴とする洗濯機。 - 前記回転槽は、これの回転軸が横向き状をなすドラムにより構成し、このドラムの回転軸の軸線を前記台板へ鉛直に投影した場合において、前記補助脚は、前記台板に投影された軸線と直交する辺にあって隣り合った防振脚間の中央部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 前記回転槽は、これの回転軸が横向き状をなすドラムにより構成されると共に、前記台板は、前記ドラムの回転軸の軸線を台板へ鉛直に投影した場合において、前記台板に投影された軸線と平行となる辺に、前記防振手段の下部を取り付ける防振手段取付部を有し、前記補助脚は、前記台板に投影された軸線と平行となる辺で、且つ前記防振手段取付部近傍に位置させて配置されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 前記補助脚は、前記防振脚より変形し易い構成であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の洗濯機。
- 前記補助脚は、非設置状態で前記防振脚より下方に突出していることを特徴とする請求項4記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005023358A JP2006204715A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005023358A JP2006204715A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006204715A true JP2006204715A (ja) | 2006-08-10 |
Family
ID=36962147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005023358A Pending JP2006204715A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006204715A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015093146A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | 株式会社東芝 | 洗濯機 |
KR20170030652A (ko) | 2015-04-30 | 2017-03-17 | 야마우치 가부시키가이샤 | 가황 방진 고무 |
KR20170034436A (ko) | 2015-04-30 | 2017-03-28 | 야마우치 가부시키가이샤 | 방진 고무 |
-
2005
- 2005-01-31 JP JP2005023358A patent/JP2006204715A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015093146A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | 株式会社東芝 | 洗濯機 |
KR20170030652A (ko) | 2015-04-30 | 2017-03-17 | 야마우치 가부시키가이샤 | 가황 방진 고무 |
KR20170034436A (ko) | 2015-04-30 | 2017-03-28 | 야마우치 가부시키가이샤 | 방진 고무 |
US9963815B2 (en) | 2015-04-30 | 2018-05-08 | Yamauchi Corp. | Vulcanized anti-vibration rubber |
CN109576948A (zh) * | 2015-04-30 | 2019-04-05 | 山内株式会社 | 洗衣机 |
US10266686B2 (en) | 2015-04-30 | 2019-04-23 | Yamauchi Corporation | Anti-vibration rubber |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102482550B1 (ko) | 의류처리장치 | |
KR100765277B1 (ko) | 드럼세탁기 | |
KR20100129116A (ko) | 세탁장치 | |
JP5649039B2 (ja) | 洗濯機 | |
EP3582373B1 (en) | Brushless dc motor and drain pump having the same | |
US10704178B2 (en) | Laundry treating apparatus having a pump body support leg including a rigid head and a deformable stem | |
JP2010057545A (ja) | 洗濯乾燥機 | |
US10167589B2 (en) | Method for controlling rinsing cycle of washing machine | |
JP2009219598A (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP2006204715A (ja) | 洗濯機 | |
KR20090081018A (ko) | 세탁 건조기 | |
KR101000689B1 (ko) | 세탁 건조기 | |
KR100826206B1 (ko) | 드럼세탁기 | |
US20230183901A1 (en) | Laundry treating apparatus | |
KR20210028515A (ko) | 서스펜션 어레이 및 이를 포함하는 의류처리장치 | |
JP2017042531A (ja) | 自動洗濯機 | |
JP2008000194A (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP5889573B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP2007098185A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
KR102434105B1 (ko) | 의류처리장치 | |
KR102540667B1 (ko) | 세탁기 | |
KR20230126584A (ko) | 건조 겸용 세탁기 | |
KR102668745B1 (ko) | 의류처리장치 | |
JP2006087906A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
KR101431449B1 (ko) | 3점 지지 드럼세탁기 |