JP2006087906A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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進 北村
Takeo Noguchi
武夫 野口
Kazutoshi Hyakki
和俊 百鬼
Masaru Ando
勝 安藤
Masanori Komori
正憲 小森
Toru Miyaji
徹 宮地
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Abstract

【課題】洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷を軽減することができ、かつ、使用者に与える心理的な圧迫感を軽減できるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】外箱1は、ドア2で開閉される外箱開口部11を有している。外箱1内には水槽3を配置している。水槽3内には、洗濯物を収容するドラム4を回転自在に配置している。水槽3には水槽開口部18が設けられている。水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは全高に対して85%〜95%の範囲内の高さである。
【選択図】図2

Description

本発明はドラム式洗濯機に関する。
従来、ドラム式洗濯機としては、特開2000−342880号公報(特許文献1)に開示されたものがある。このドラム式洗濯機は、外箱と、この外箱内に配置された水槽と、この水槽内に配置されて洗濯物を収容するドラムとを備えている。
上記外箱の前面部の中央部には、洗濯物を出し入れするための開口部が設けられている。この外箱の開口部は、外箱に回動自在に取り付けられたドアで開閉するようになっている。
上記ドラムの前面部には、外箱の開口部に対向する開口部が設けられている。また、上記ドラムの前面部は鉛直面に対して5°〜20°の角度で傾斜している。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、ドラムの前面部が鉛直面に対して5°〜20°の範囲内の角度で傾斜しているので、ドラムの開口部が斜め上方を向き、ドラム内の洗濯物は外部から見易くなっている。
しかしながら、上記従来のドラム式洗濯機では、外箱の前面部の中央部に設けられた開口部を通して洗濯物の出し入れを行うため、使用者は大きくかがまないと洗濯物を出し入れできないといけない。したがって、上記洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷が大きいという問題がある。
また、上記外箱の前面部の中央部に開口部を設けているため、外箱の開口部の上縁と外箱の上縁との間にある領域の面積が大きくなっている。したがって、使用者が外箱の前面部を斜め上方から見下ろした場合、その大きな面積の領域を使用者が目にするので、使用者に心理的な圧迫感を使用者に与えてしまうという問題がある。
特開2000−342880号公報
そこで、本発明の課題は、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷を軽減することができ、かつ、使用者に与える心理的な圧迫感を軽減できるドラム式洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のドラム式洗濯機は、
外箱開口部を有する外箱と、
上記外箱開口部を開閉するドアと、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に配置され、洗濯物を収容するドラムと、
上記水槽または上記ドラムに設けられ、上記外箱開口部に対向する洗濯物投入部と、
を備え、
上記洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは、全高に対して85%〜95%の範囲内の高さであることを特徴としている。
本明細書において、「設置面」とは、ドラム式洗濯機を設置する面を指す。
また、本明細書において、「全高」とは、ドラム式洗濯機を設置する設置面から、外箱の最も高い面までの高さを指す。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、上記洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにすることにより、外箱開口部の位置を高くすることができる。したがって、使用者は大きくかがまなくても洗濯物を出し入れすることができる。つまり、使用者は洗濯物を出し入れするときに小さくかがむだけで済む。したがって、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷を軽減することができる。
また、上記外箱開口部の位置を高くすることにより、外箱開口部の上縁と外箱の上縁との間の領域の面積が小さくなる。したがって、使用者が外箱の前面部を斜め上方から見下ろしても、使用者は大きな心理的な圧迫感を受けることが少ない。つまり、使用者に与える心理的な圧迫感を軽減できる。
また、上記外箱開口部の位置を高くすることにより、操作性が良好になる。
ランダムに選んだ使用者50人について心理的な圧迫感および操作性のテストを行った。具体的には、ランダムに選んだ使用者50人が、洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした場合と、洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%未満の高さにした場合とを、心理的な圧迫感および操作性に関して比較した。その結果、30人以上の人は、洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした方が心理的な圧迫感がないと感じた。また、40人以上の人は、洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした方が操作性が快適であると感じた。
また、上記洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して95%を超える高さにすると、外箱の上部に例えば操作部を設けることができなくなり、また、外箱の振動が大きくなってしまう。したがって、上記洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して95%を超える高さにするのは構造的に困難である。
また、上記外箱開口部の位置を高くすることにより、ドラム内の洗濯物が見易くなる。
また、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷が軽減できるから、洗濯物の出し入れを簡単にすることができる。
また、上記洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは、全高に対して90%〜95%の範囲内の高さであることがより好ましい。こうすると、使用者は心理的な圧迫感を殆ど全く受けることがない。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記洗濯物投入部の開口面積は、上記外箱の鉛直面への投影面積の5%〜50%である。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記外箱を鉛直面に投影した面積の5%〜50%を洗濯物投入部の開口面積とすることにより、操作性がより良好になる。
また、上記洗濯物投入部の開口面積は、上記外箱の鉛直面への投影面積の10%〜50%であるとさらに好ましい。
また、上記洗濯物投入部の開口面積は、上記外箱の鉛直面への投影面積の15%〜50%であると特に好ましい。
本発明のドラム式洗濯機は、
外箱開口部を有する外箱と、
上記外箱開口部を開閉するドアと、
上記外箱内に配置され、上記外箱開口部に対向する水槽開口部を有する水槽と、
上記水槽内に回転自在に配置され、上記水槽開口部に対向するドラム開口部を有するドラムと
を備え、
上記外箱開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは全高に対して85%〜95%の範囲内の高さであることを特徴としている。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、上記外箱開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにすることにより、外箱開口部の位置が高くなる。したがって、使用者は大きくかがまなくても洗濯物を出し入れすることができる。つまり、使用者は洗濯物を出し入れするときに小さくかがむだけで済む。したがって、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷を軽減することができる。
また、上記外箱開口部の位置が高くなるので、外箱開口部の上縁と外箱の上縁との間の領域の面積が小さくなる。したがって、使用者が外箱の前面部を斜め上方から見下ろしても、使用者は大きな心理的な圧迫感を受けることが少ない。つまり、使用者に与える心理的な圧迫感を軽減できる。
また、上記外箱開口部の位置が高くなるので、操作性が良好になる。
また、上記外箱開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して95%を超える高さにすると、外箱の上部に例えば操作部を設けることができなくなり、また、外箱の振動が大きくなってしまう。したがって、上記外箱開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して95%を超える高さにするのは構造的に困難である。
また、上記外箱開口部の位置が高くなるので、ドラム内の洗濯物が見易くなる。
また、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷が軽減できるから、洗濯物の出し入れを簡単にすることができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは全高に対して85%〜95%の範囲内の高さである。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにすることにより、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷をより軽減することができる。
ランダムに選んだ使用者50人について心理的な圧迫感および操作性のテストを行った。具体的には、ランダムに選んだ使用者50人が、水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした場合と、水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%未満の高さにした場合とを、心理的な圧迫感および操作性に関して比較した。その結果、30人以上の人は、水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした方が心理的な圧迫感がないと感じた。また、40人以上の人は、水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした方が操作性が快適であると感じた。
また、上記水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して95%を超える高さにすると、外箱の上部に例えば操作部を設けることができなくなり、また、外箱の振動が大きくなってしまう。したがって、上記水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して95%を超える高さにするのは構造的に困難である。
また、上記水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは、全高に対して90%〜95%の範囲内の高さであることがより好ましい。こうすると、使用者は心理的な圧迫感を殆ど全く受けることがない。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは全高に対して85%〜95%の範囲内の高さである。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにすることにより、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷をより軽減することができる。
ランダムに選んだ使用者50人について心理的な圧迫感および操作性のテストを行った。具体的には、ランダムに選んだ使用者50人が、ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした場合と、ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%未満の高さにした場合とを、心理的な圧迫感および操作性に関して比較した。その結果、30人以上の人は、ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした方が心理的な圧迫感がないと感じた。また、40人以上の人は、ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした方が操作性が快適であると感じた。
また、上記ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して95%を超える高さにすると、外箱の上部に例えば操作部を設けることができなくなり、また、外箱の振動が大きくなってしまう。したがって、上記ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを全高に対して95%を超える高さにするのは構造的に困難である。
また、上記ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは、全高に対して90%〜95%の範囲内の高さであることがより好ましい。こうすると、使用者は心理的な圧迫感を殆ど全く受けることがない。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記水槽開口部の開口面積は、上記外箱の鉛直面への投影面積の5%〜50%である。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記外箱を鉛直面に投影した面積の5%〜50%を水槽開口部の開口面積とすることにより、操作性がより良好になる。
また、上記水槽開口部の開口面積は、上記外箱の鉛直面への投影面積の10%〜50%であるとさらに好ましい。
また、上記水槽開口部の開口面積は、上記外箱の鉛直面への投影面積の15%〜50%であると特に好ましい。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記水槽開口部の中心は上記ドラム開口部の中心に対して上記外箱の天面側に偏心している。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記水槽開口部の中心をドラム開口部の中心に対して外箱の天面側に偏心させることにより、ドラム開口部を大きくすることなく斜め上方からのドラム内部の視認性を向上できる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記ドラムの回転軸が水平面に対して傾斜している。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記ドラムの回転軸を水平面に対して傾斜させることにより、ドラムの前面部が斜め上方を向くので、洗濯物の出し入れがより容易になる。
また、上記ドラムの前面部が斜め上方を向くので、ドラム内の洗濯物がより見易くなる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記外箱の天面の後部には、上記天面の前部よりも低い段部が設けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯機を、水道の蛇口が設けられた壁近傍に設置した場合、上記外箱の天面の後部に、天面の前部よりも低い段部を設けることにより、外箱の高さを高くしても、外箱の天面が水道の蛇口と干渉するのを防ぐことができる。したがって、上記ドラム式洗濯機の設置可能な場所が増える。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記段部には上記水槽の給水系の接続部が少なくとも1つ設けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記段部に水槽の給水系の接続部を少なくとも1つ設けることにより、外箱の前面側から見たときに水槽の給水系の接続部が見え難くなるので、外箱の美観が低下するのを防げる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記水槽には、上記外箱開口部に対向する水槽開口部が設けられ、上記ドラムには、上記水槽開口部に対向するドラム開口部が設けられ、上記水槽開口部の中心は上記ドラム開口部の中心に対して上記外箱の天面側に偏心している。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記水槽開口部の中心をドラム開口部の中心に対して外箱の天面側に偏心させることにより、外箱開口部の位置をより高くすることができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記水槽開口部の下縁と上記ドラム開口部の下縁との間に、上記ドラム内へ向けて風を吹き出す送風口が設けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記送風口を水槽開口部の下縁とドラム開口部の下縁との間に設けることにより、送風口から吹き出る風が、ドラム内の下部にある洗濯物に直接当たる。その結果、上記風が洗濯物に効率良く当たるので、洗濯物が短時間で乾燥する。つまり、上記洗濯物の乾燥時間を短縮することができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記水槽開口部の下縁は上記ドラム開口部の下縁よりも上方に位置する。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記水槽開口部の下縁は上記ドラム開口部の下縁よりも上方に位置することにより、水槽開口部の下縁と上記ドラム開口部の下縁との間に、上記ドラム内へ向けて風を吹き出す送風口を設けるのが容易となる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記水槽を弾性支持するダンパと、上記ダンパの水槽側とは反対側の端部が取り付けられるダンパ取付面を有する支持金具とを備え、上記ダンパ取付面の上記設置面からの高さは全高の10%〜20%の範囲内の高さである。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記ダンパのダンパ取付面の設置面からの高さが全高の10%〜20%の範囲内の高さであることにより、水槽を弾性支持するダンパとして廉価品のダンパを使用することができる。したがって、上記ダンパに係るコストを低く抑えることができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記ダンパは、上記水槽の前部を弾性支持する前ダンパと、上記水槽の後部を弾性支持すると共に、上記前ダンパと同じ外形を有する後ダンパとで構成されている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記水槽の前部を前ダンパで弾性支持し、かつ、水槽の後部を後ダンパで弾性支持することにより、水槽を安定に支持することができる。
また、上記前ダンパの外形と後ダンパの外形とが同じであるから、ドラム式洗濯機の製造コストをより削減することができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記ドラム内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システムを備え、上記乾燥システムの少なくとも一部は、上記水槽の中心軸を含み、かつ、上記中心軸と直交する水平軸を含む面よりも下側に設けられている。
ここで、上記乾燥システムは、水槽の中心軸を含み、かつ、上記中心軸と直交する水平軸を含む面よりも下側で、かつ、水槽の内側または外側または両方に渡って設けられてもよい。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記水槽の中心軸を含み、かつ、その中心軸と直交する水平軸を含む面よりも下側に、乾燥システムの少なくとも一部を設けることにより、水槽の位置を高くすることができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記ドラムの中心軸は上記水槽の中心軸に対して上記外箱の天面側に偏心し、上記乾燥システムの一部は上記水槽内に位置している。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記ドラムの中心軸を水槽の中心軸に対して外箱の天面側に偏心させることにより、水槽内の下部に隙間が得られる。したがって、上記隙間に乾燥システムの一部を配置することにより、ドラム式洗濯機を小型化することができる。
一実施形態のドラム式洗濯機では、上記乾燥システムの一部は上記水槽外に配置されている。
上記実施形態のドラム式洗濯機によれば、上記乾燥システムの一部を水槽外に配置することにより、水槽外で開いているスペースを有効に活用することができる。
本発明のドラム式洗濯機は、洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さが全高に対して85%〜95%の範囲内の高さであることによって、外箱開口部の位置が高くなるので、使用者は小さくかがむだけで洗濯物の出し入れを行える。したがって、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷を軽減することができる。
また、上記外箱開口部の位置が高くなることによって、外箱開口部の上縁と外箱の上縁との間の領域の面積が小さくなるから、使用者に与える心理的な圧迫感を軽減できる。
また、上記外箱開口部の位置が高いので、操作性を良好にでき、ドラム内の洗濯物の見易さを向上できる。
また、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷が軽減できるから、洗濯物の出し入れを簡単に行うことができる。
以下、本発明の洗濯機を図示の実施例により詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施の形態のドラム式洗濯機を斜め上方から見た概略図を示す。
上記ドラム式洗濯機は、外箱開口部11を有する外箱1を備えている。外箱1の前面部の大部分は前パネル12から成り、外箱1の底部は底台13から成っている。外箱開口部11は、外箱1にヒンジで回動自在に取り付けられたドア2で開閉されるようになっている。また、外箱1の上部には、洗剤、漂白剤および柔軟剤を収容する洗剤ケース14と、操作キーや表示部を有する操作部15とが設けられている。この操作部15の裏側(外箱1の内部側)には、ドラム式洗濯機の動作を制御する制御回路17(図2参照)を配置している。また、外箱1の天面の後部には、その天面の前部よりも低い段部16が設けられている。
図2に、上記ドラム式洗濯機の概略断面図を示す。
上記ドラム式洗濯機は設置面Gに設置される。この設置面Gから外箱1の最も高い箇所までの高さを洗濯機全高とすると、外箱開口部11の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さは、上記洗濯機全高に対して85%〜95%の範囲内の高さである。また、上記洗濯機全高は一般的に850mm〜1050mmである。
また、上記ドラム式洗濯機は、外箱1内に配置された有底筒形状の水槽3と、この水槽3内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する有底円筒形状のドラム4と、水槽3の後部に取り付けられ、ドラム4を回転駆動するモータ5と、洗濯物を乾燥させるための乾燥システム6と、水槽3の後部を弾性支持する2本のダンパ7とを備えている。このダンパ7は後ダンパの一例である。
水槽3の前面部には、洗濯物投入部の一例としての水槽開口部18が設けられている。この水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さは、上記洗濯機全高に対して85%〜95%の範囲内の高さである。また、水槽開口部18の開口面積は、外箱1の鉛直面への投影面積の5%〜50%である。そして、水槽開口部18の開口縁には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン19が固着されている。これにより、ドア2を閉じると、ドア2がパッキン19に密着するから、水槽3内の液体が水槽3外へ漏れ出るのを防げる。また、水槽3は、水槽開口部18が外箱開口部11に対向するように横向きに配置されている。より詳しくは、水槽3の中心軸L1は水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。この中心軸L1は、水槽3の円筒形状が伸長する方向軸に垂直な面での水槽3の断面における重心位置P1を通る軸である(図3参照)。つまり、中心軸L1は、ドラム4の回転軸に垂直な面で水槽3を切った断面における重心位置P1を通る軸である。また、中心軸L1はドラム4の回転軸に対して略平行になっている。また、水槽3の上部には、水槽3内に水や洗濯液等を給水するための給水ダクト20が接続されている。また、水槽3の下部には、水槽3内の水や洗濯液等を外部に排水するための排水ダクト21が接続されている。さらに、この排水ダクト21は、フィルタ22を介して排水ホース23に接続されている。このフィルタ22は水槽3内から流れて来た液体中の糸屑を除去する。また、排水ホース23には、排水モータ24によって開閉される排水弁25が設けられている。
ドラム4は、その回転軸と同一の軸となる中心軸L2を有している。つまり、ドラム4の回転軸はドラム4の中心軸L2と一致する。この中心軸L2は、ドラム4の円筒形状が伸長する方向軸に垂直な面でのドラム4の断面における重心位置P2を通る軸である(図3参照)。つまり、ドラム4の中心軸L2は、ドラム4の回転軸に垂直な面でドラム4を切った断面における重心位置P2を通る軸である。また、ドラム4は、中心軸L2が水槽3の中心軸L1に対して外箱1の天面側に偏心するように配置されている。つまり、ドラム4の中心軸L2は水槽3の中心軸L1よりも水槽4の上部側に位置している。言い換えれば、ドラム4の回転軸を含む鉛直面内において、ドラム4の下部と水槽3の下部との距離は、ドラム4の上部と水槽3の上部との距離よりも大きくなっている。要するに、ドラム4は、水槽4の上部側に位置するように配置されている。また、ドラム4の回転軸は水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。ドラム4の前面部には、外箱開口部11および水槽開口部18に対向するドラム開口部26が設けられている。このドラム開口部26は水槽開口部18よりも大きな径を有している。また、ドラム4の周壁全域には複数の小孔27が設けられている。この小孔27は、水槽3とドラム4との間の空間と、ドラム4内の空間との間で洗濯水や乾燥空気等を流通させるためのものである。また、上記ドラム4の内壁面には、半径方向内側に向かって突出するバッフル28を設けている。このバッフル28は、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に配置されている。バッフル28はドラム4の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とを繰り返す働きをする。また、ドラム4のドラム開口部26を外側から取り囲む液体バランサ29を設けて、ドラム4の回転時に、洗濯物および洗濯液等の偏りにより生じようとするアンバランスを、液体バランサ29の内部における封入液体の移動によって打消すようにしている。
ドラム開口部26の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さは、上記洗濯機全高に対して85%〜95%の範囲内の高さである。
ダンパ7の水槽3側とは反対側の端部は、ダンパ支持金具8のダンパ取付面30に取り付けられている。このダンパ取付面30の設置面Gからの高さは上記洗濯機全高の10%〜20%の範囲内の高さである。
図3に、水槽3の概略正面図(水槽3の筒形状が伸長する方向軸より見た概略図)を示す。
水槽開口部18の中心C1はドラム開口部26の中心C2よりも外箱1の天面側にある。つまり、水槽開口部18はドラム開口部26に対して外箱1の天面側に偏心している。
乾燥システム6は、図2,図3に示すように、水槽3の中心軸L1を含み、かつ、この中心軸L1と直交する水平軸を含む面よりも下側に設けられている。また、乾燥システム6は、送風機31、加熱装置32、除湿用熱交換器33および送風ダクト39を有している。
送風機31は、水槽3の後面下部に取り付けられている。また、送風機31は、ファンケース34と、ファンケース34内に収容された羽根35と、羽根35を回転駆動するファンモータ36とで構成されている。このファンモータ36は羽根35と直結し、ダイレクトドライブ構造によって羽根35を回転駆動するようになっている。
加熱装置32は、水槽3内の空間の下部に配置されている。より詳しくは、加熱装置32は水槽3の内周面とドラム4の外周面との間に配置されている。また、加熱装置32は、ヒータケース37と、ヒータケース37に大部分が収容されたシーズヒータ38とで構成されている。ヒータケース37は送風ダクト39内に収容されている。この送風ダクト39の前パネル12側の端部は、水槽開口部18の下縁とドラム開口部26の下縁との間に位置する送風口40を構成している。この送風口40は、ドラム4内の空間の下部に向かって温風を吹き出す。
除湿用熱交換器33は、水槽3内の空間の下部に配置されている。より詳しくは、除湿用熱交換器33は、水槽3の内周面とドラム4の外周面との間の洗濯液に浸かる領域に配置されている。
図4に、外箱1の概略上面図を示す。
外箱1の天面の段部16の水平面16aには、水槽3に水道の水を給水するための水道水給水口41と、水槽3に風呂の水を給水するための風呂水給水口42とが設けられている。水道水給水口41から洗剤ケース14までの給水路は給水弁43を有している。一方、風呂水給水口42から洗剤ケース14までの給水路は風呂水ポンプ44を有している。水道水給水口41および風呂水給水口42は、それぞれ、水槽3の給水系の接続部の一例である。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さが上記洗濯機全高に対して85%〜95%の範囲内の高さであるから、外箱開口部11部の位置を高くすることができている。つまり、外箱開口部11の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さを、上記洗濯機全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにできている。したがって、使用者は大きくかがまなくても洗濯物を出し入れすることができる。つまり、使用者は小さくかがめば洗濯物を出し入れすることができる。したがって、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷を軽減することができる。
また、外箱開口部11部の位置が高いので、外箱開口部11部の上縁と外箱1の上縁との間の領域の面積が小さい。したがって、使用者が外箱1の前面部を斜め上方から見下ろしても、使用者は大きな心理的な圧迫感を受けることが少ない。つまり、使用者に与える心理的な圧迫感を軽減できる。
また、外箱開口部11部の位置を高くすることにより、操作性が良好になる。
ランダムに選んだ使用者50人について心理的な圧迫感をおよび操作性のテストを行った。具体的には、ランダムに選んだ使用者50人が、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを上記洗濯機全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした場合と、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを上記洗濯機全高に対して85%未満の高さにした場合とを、心理的な圧迫感および操作性に関して比較した。その結果、30人以上の人は、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを上記洗濯機全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした方が心理的な圧迫感がないと感じた。また、40人以上の人は、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さを上記洗濯機全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにした方が操作性が快適であると感じた。
また、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さを上記洗濯機全高に対して95%を超える高さにすると、洗剤ケース14および操作部15を設けるためのスペースを外箱1の上部に確保できなくなり、また、外箱1の振動が大きくなってしまう。したがって、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さを上記洗濯機全高に対して95%を超える高さにするのは構造的に困難である。
水槽開口部18と同様に、外箱開口部11の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さを上記洗濯機全高に対して95%の範囲内の高さにするのは構造的に困難である。
また、外箱開口部11の位置が高いから、上記従来のドラム式洗濯機よりも、ドラム4内の洗濯物の見易さが向上している。
また、洗濯物の出し入れ時における使用者への負荷を軽減できるから、洗濯物の出し入れを簡単にすることができる。
また、水槽開口部18の開口面積が、外箱1の鉛直面への投影面積の5%〜50%であるから、操作性がより良好である。
また、ドラム4の回転軸が水平面に対して5°〜30°の範囲の角度で傾斜しているので、ドラム4の前面部が斜め上方を向いている。したがって、使用者は洗濯物の出し入れがより容易に行える。
また、ドラム4の前面部が斜め上方を向くので、ドラム4内の洗濯物がより見易くなる。
また、上記ドラム式洗濯機を水道の蛇口が設けられた壁近傍に設置した場合、外箱1の天面の後部に段部16を設けることにより、外箱1の高さを高くしても、外箱1の天面が水道の蛇口と干渉するのを防ぐことができる。したがって、ドラム式洗濯機の設置可能な場所が増える。
また、水道水給水口41および風呂水給水口42を段部16の水平面16aに設けているので、外箱1の前面側から見たときに水槽3の給水系の接続部が見え難くなる。したがって、外箱1の美観が低下するのを防げる。
また、水槽開口部18をドラム開口部26に対して外箱1の天面側に偏心させることにより、外箱開口部11の位置をより高くすることができる。
また、送風口40を水槽開口部18の下縁とドラム開口部26の下縁との間に設けることにより、送風口40から吹き出た風はドラム4内の下部にある洗濯物に直接当たる。その結果、上記風が洗濯物に効率良く当たるので、洗濯物が短時間で乾燥する。つまり、洗濯物の乾燥時間を短縮することができる。
また、ダンパ7のダンパ取付面30の設置面からの高さが上記洗濯機全高の10%〜20%の範囲内の高さであるから、水槽3を弾性支持するダンパ7として廉価品のダンパ7を使用することができる。したがって、ダンパ7に係るコストを低く抑えることができる。
また、加熱装置32は水槽3内の空間の下部に配置されているから、加熱装置32の熱は水槽3およびドラム4を介して外箱1の上部に伝わる。したがって、外箱1の上部が加熱装置32の熱で熱くならないので、外箱1の上部と加熱装置32との間に断熱材を設けなくてもよい。その結果、ドラム4式洗濯機の製造コストを断熱材分削減できる。
また、ドラム4の中心軸L2が水槽3の中心軸L1に対して外箱1の天面側に偏心しているから、加熱装置32を設置するための隙間が水槽3内の下部に得られている。したがって、水槽3の無駄な大型化を防げている。
また、加熱装置32が水槽3内にあるので、加熱装置32の熱がドラム4内の洗濯物に効率良く伝わる。したがって、加熱装置32によって洗濯物を短時間で乾燥させることができる。
上記実施の形態では、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さを全高に対して85%〜95%の範囲内の高さにしていたが、水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さを上記洗濯機全高に対して90%〜95%の範囲内の高さにしてもよい。水槽開口部18の上縁を鉛直面に投影した設置面Gからの高さを全高に対して90%〜95%の範囲内の高さにした場合、使用者は心理的な圧迫感を殆ど全く受けることがない。
上記実施の形態では、水槽開口部18の開口面積は、外箱1の鉛直面への投影面積の5%〜50%であったが、外箱1の鉛直面への投影面積の10%〜50%にするとさらに好ましく、外箱1の鉛直面への投影面積の15%〜50%にすると特に好ましい。
上記実施の形態では、段部16は外箱1の一方の側面から外箱1の他方の側面まで延びていたが、段部16は外箱1の一方の側面から外箱1の他方の側面まで延びなくてもよい。つまり、外箱1の天面の後部の一部に、外箱1の天面の前部より低い段部を設けてもよい。
上記実施の形態では、水槽3の後部のみを2本のダンパ7で弾性支持していたが、水槽3の前部もダンパで弾性支持してもよい。つまり、外箱1内に、水槽3の前部を弾性支持する前ダンパを設置してもよい。製造コストを削減する観点上、前ダンパの外形はダンパ7の外形と同じにするのが好ましい。ダンパ7の外形と同じ外形の前ダンパを用いる場合、前ダンパはダンパ支持金具8と同様のダンパ支持金具で支持すればよい。
上記実施の形態では、加熱装置32を水槽3内に配置していたが、加熱装置32を水槽3外に配置してもよい。この場合、水槽3外で開いているスペースを有効に活用することができる。
上記実施の形態では、水槽3の中心軸L1を含み、かつ、この中心軸L1と直交する水平軸を含む面よりも下側に乾燥システム6の全部を設けていたが、水槽3の中心軸L1を通る面よりも下側に乾燥システム6の一部を設けるようにしてもよい。例えば、水槽3の中心軸L1を含み、かつ、この中心軸L1と直交する水平軸を含む面よりも上側に送風機31を設け、かつ、上記面よりも下側に加熱装置32、除湿用熱交換器33および送風ダクト39を設けてもよい。
上記実施の形態では、ヒータケース37を水槽3内の空間の下部に配置していたが、ヒータケース37を水槽3内の空間の上部または側部に配置してもよい。要するに、ヒータケース37は水槽37内の空間であればどこに配置してもよい。ヒータケース37は水槽37内の空間に配置すれば、水槽3外への放熱ロスを低減することができる。
上記実施の形態では、ヒータケース37を水槽3内に配置していたが、ヒータケース37を、水槽3外かつ水槽3の下部側方または下部下側に配置してもよい。
上記実施の形態では、段部16の水平面16aに、水道水給水口41および風呂水給水口42を設けていたが、段部16の水平面16aに、水道水給水口41および風呂水給水口42の一方のみを設けてもよい。
上記実施の形態では、段部16の水平面16aに、水道水給水口41および風呂水給水口42を設けていたが、段部16の鉛直面16bに、水道水給水口41および風呂水給水口42の少なくとも一方を設けてもよい。
上記実施の形態では、段部16の水平面16aと外箱1の天面の前部とを鉛直面16bで接続していたが、段部16の水平面16aと外箱1の天面の前部とを、水平方向に対して傾斜する傾斜面で接続してもよい。つまり、段部16の鉛直面16bの代わりに、水平方向に対して傾斜する傾斜面を用いてもよい。
上記実施の形態では、段部16の鉛直面16bの下端に段部16の水平面16aを接続していたが、段部16の鉛直面16bの下端に、水平方向に対して傾斜する傾斜面を接続してもよい。つまり、段部16の水平面16aの代わりに、水平方向に対して傾斜する傾斜面を用いてもよい。
上記実施の形態では、風呂水ポンプ44を外箱1内に入れていたが、風呂水ポンプ44を外箱1外に出してもよい。風呂水ポンプ44を外箱1外に出している場合、風呂水ポンプ44と風呂水給水口42を風呂水ホースで接続すればよい。
上記実施の形態では、外箱開口部11、水槽開口部18およびドラム開口部26の形状は略円形状であったが、外箱開口部11、水槽開口部18およびドラム開口部26の形状は略四角形状であってもよい。
本発明のドラム式洗濯機は、上記実施形態のように、洗濯機能と乾燥機能とを有するものであってもよいし、あるいは、洗濯機能のみを有するものであってもよい。
図1は本発明の一実施の形態のドラム式洗濯機の概略斜視図である。 図2は上記ドラム式洗濯機の概略断面図である。 図3は上記ドラム式洗濯機の水槽の概略正面図である。 図4は上記ドラム式洗濯機の外箱の概略上面図である。
符号の説明
1 外箱
2 ドア
3 水槽
4 ドラム
7 ダンパ
11 外箱開口部
16 段部
18 水槽開口部
26 ドラム開口部
30 ダンパ取付面
32 加熱装置
40 送風口
41 水道水給水口
42 風呂水給水口
G 設置面

Claims (18)

  1. 外箱開口部を有する外箱と、
    上記外箱開口部を開閉するドアと、
    上記外箱内に配置された水槽と、
    上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容するドラムと、
    上記水槽または上記ドラムに設けられ、上記外箱開口部に対向する洗濯物投入部と、
    を備え、
    上記洗濯物投入部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは全高に対して85%〜95%の範囲内の高さであることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記洗濯物投入部の開口面積は、上記外箱の鉛直面への投影面積の5%〜50%であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 外箱開口部を有する外箱と、
    上記外箱開口部を開閉するドアと、
    上記外箱内に配置され、上記外箱開口部に対向する水槽開口部を有する水槽と、
    上記水槽内に回転自在に配置され、上記水槽開口部に対向するドラム開口部を有するドラムと
    を備え、
    上記外箱開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは全高に対して85%〜95%の範囲内の高さであることを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項3に記載のドラム式洗濯機において、
    上記水槽開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは全高に対して85%〜95%の範囲内の高さであることを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 請求項3または4に記載のドラム式洗濯機において、
    上記ドラム開口部の上縁を鉛直面に投影した設置面からの高さは全高に対して85%〜95%の範囲内の高さであることを特徴とするドラム式洗濯機。
  6. 請求項4に記載の洗濯乾燥機において、
    上記水槽開口部の開口面積は、上記外箱の鉛直面への投影面積の5%〜50%であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  7. 請求項3または4に記載のドラム式洗濯機において、
    上記水槽開口部の中心は上記ドラム開口部の中心に対して上記外箱の天面側に偏心していることを特徴とするドラム式洗濯機。
  8. 請求項1または3に記載のドラム式洗濯機において、
    上記ドラムの回転軸が水平面に対して傾斜していることを特徴とするドラム式洗濯機。
  9. 請求項1または3に記載のドラム式洗濯機において、
    上記外箱の天面の後部には、上記天面の前部よりも低い段部が設けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  10. 請求項9に記載のドラム式洗濯機において、
    上記段部には上記水槽の給水系の接続部が少なくとも1つ設けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  11. 請求項8に記載のドラム式洗濯機において、
    上記水槽には、上記外箱開口部に対向する水槽開口部が設けられ、
    上記ドラムには、上記水槽開口部に対向するドラム開口部が設けられ、
    上記水槽開口部の中心は上記ドラム開口部の中心に対して上記外箱の天面側に偏心していることを特徴とするドラム式洗濯機。
  12. 請求項11に記載のドラム式洗濯機において、
    上記水槽開口部の下縁と上記ドラム開口部の下縁との間に、上記ドラム内へ向けて風を吹き出す送風口が設けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  13. 請求項12に記載のドラム式洗濯機において、
    上記水槽開口部の下縁は上記ドラム開口部の下縁よりも上方に位置することを特徴とするドラム式洗濯機。
  14. 請求項1または3に記載のドラム式洗濯機において、
    上記水槽を弾性支持するダンパと、
    上記ダンパの水槽側とは反対側の端部が取り付けられるダンパ取付面を有する支持金具と
    を備え、
    上記ダンパ取付面の上記設置面からの高さは全高の10%〜20%の範囲内の高さであることを特徴とするドラム式洗濯機。
  15. 請求項14に記載のドラム式洗濯機において、
    上記ダンパは、
    上記水槽の前部を弾性支持する前ダンパと、
    上記水槽の後部を弾性支持すると共に、上記前ダンパと同じ外形を有する後ダンパと
    で構成されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  16. 請求項1または3に記載のドラム式洗濯機において、
    上記ドラム内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システムを備え、
    上記乾燥システムの少なくとも一部は、上記水槽の中心軸を含み、かつ、上記中心軸と直交する水平軸を含む面よりも下側に設けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  17. 請求項16に記載のドラム式洗濯機において、
    上記ドラムの中心軸は上記水槽の中心軸に対して上記外箱の天面側に偏心し、
    上記乾燥システムの一部は上記水槽内に位置していることを特徴とするドラム式洗濯機。
  18. 請求項16に記載のドラム式洗濯機において、
    上記乾燥システムの一部は上記水槽外に配置されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
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