JP2017042531A - 自動洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水ホースに対してトラップの形成と除去を容易に行うこと。
【解決手段】筐体と、筐体内に配置された外槽と、外槽内に配置され洗濯物を収容する内槽と、筐体の底部を支持する底台と、外槽および/又は内槽に給水する給水部と、外槽および/又は内槽から排水する排水部とを備え、排水部は排水弁と、排水弁に接続され底台を介して外部へ排水する排水ホースとを備え、底台は、底板と、底板の下面から排水ホースを受入れて離脱可能に支持するホース支持部とを有し、ホース支持部に支持された排水ホースの高低差を利用して排水トラップが形成されることを特徴とする自動洗濯機。
【選択図】図4

Description

この発明は自動洗濯機に関し、例えば、単槽式又は多槽式洗濯機やドラム式洗濯乾燥機のような自動洗濯機に関する。
この発明の背景技術としては、洗濯機内に設けられる排水経路に排水トラップを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この洗濯機では、排水手段の下流側に接続される排水ホースを略U字状に変形させ、この変形させた部分に排水手段から排出される排水を貯留して排水トラップを形成している。従って、この排水トラップによって下水からの臭気が洗濯機を介して室内側等へ逆流するのを防止することができる。
また、特許文献2のように、排水手段の下流側に接続される排水ホースを底台のホース引出口で持ち上げることで排水トラップを形成している。
特開2008−110088号公報 特許4790039号公報
特開2008−110088号の洗濯機では、排水ホースをベース部(底台)の上側でU字形に変形させることにより排水トラップを形成しているので、排水トラップを形成、あるいは除去するには、洗濯機のパネルを外し内部で作業を行うことが必要になる。そのため、生産工程における残水を排出するために手間がかかり、さらに洗濯機の手入れ作業時に排水ホース内部を清掃しづらいという問題を有していた。
また、特許4790039号の洗濯機では、排水ホースの引出口の高さを上げることで排水トラップを形成している。この場合、排水ホースの引出口は洗濯機の設置環境により各々異なるため、洗濯機の設置者による排水トラップ形成の作業が必要となってしまい、設置作業に不備があれば排水トラップを形成できないという問題を有していた。さらに、製品真下に排水口があり、洗濯機側面に排水ホースを引出すだけの十分なスペースがない設置環境では、排水トラップを形成できないという問題を有していた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、排水トラップの形成と除去をきわめて容易に行うことができる自動洗濯機を提供するものである。
この発明は、筐体と、筐体内に配置された外槽と、外槽内に配置され洗濯物を収容する内槽と、筐体の底部を支持する底台と、外槽および/又は内槽に給水する給水部と、外槽および/又は内槽から排水する排水部とを備え、排水部は排水弁と、排水弁に接続され底台を介して外部へ排水する排水ホースとを備え、底台は、底板と、底板の下面から排出ホースを受入れて離脱可能に支持するホース支持部とを有し、ホース支持部に支持された排水ホースの高低差を利用して排水トラップが形成されることを特徴とする自動洗濯機を提供するものである。
この発明によれば、底台が底板と、底板の下面から排水ホースを受入れて離脱可能に支持するホース支持部とを有し、ホース支持部に支持された排水ホースの高低差を利用して排水トラップを形成するので、洗濯機の内部ではなく外部から排水トラップの形成と除去を容易に行うことができる。さらに、洗濯機の設置条件に関わらず排水トラップを形成でき、設置者による作業を必要としないので確実に排水トラップを形成できる。また、必要に応じて排水トラップ高さ、位置を変更することで排水トラップの性能を調整できる。
この発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図である。 図1に示すドラム式洗濯乾燥機の断面図である。 図1に示すドラム式洗濯乾燥機の底台の上面図である。 図1に示すドラム式洗濯乾燥機の底台の下面図である。 図3におけるA−A矢視断面図である。 図3におけるB−B矢視断面図である。 図3におけるC−C矢視断面図である。 図3におけるD−D矢視断面図である。 この発明の第2実施形態の図6対応図である。 この発明の第2実施形態の図7対応図である。 この発明の第3実施形態の図3対応図である。 この発明の第3実施形態の図4対応図である。 図11におけるE−E矢視断面図である。 この発明の第4実施形態の図13対応図である。 この発明の第5実施形態一例を示す図3対応図である。 この発明の第5実施形態の他の例を示す図3対応図である。 この発明の第5実施形態のさらに他の例を示す図3対応図である。 この発明の第5実施形態のさらに別の例を示す図3対応図である。 図18に示す例の図4対応図である。
この発明の自動洗濯機は、筐体と、筐体内に配置された外槽と、外槽内に配置され洗濯物を収容する内槽と、筐体の底部を支持する底台と、外槽および/又は内槽に給水する給水部と、外槽および/又は内槽から排水する排水部とを備え、排水部は排水弁と、排水弁に接続され底台を介して外部へ排水する排水ホースとを備え、底台は、底板と、底板の下面から排出ホースを受入れて離脱可能に支持するホース支持部とを有し、ホース支持部は、排水ホースを長手方向に沿って受入れて収容するために底板の下面に開口する細長いU字溝と、U字溝の内壁から排水ホースの軸に直交する方向に対向して突出し排水ホースを離脱可能に支持する複数の突起部を備え、ホース支持部は、U字溝の一部の深さを深くして排水ホースを部分的に上昇させるホース上昇部を備え、排水弁とホース上昇部との間に排水トラップを形成することを特徴とする。
U字溝の一部の深さを深くして排水ホースを部分的に上昇させるホース上昇部において、ホース上昇位置とホースを上昇させない高さ位置の両方に排水ホースを離脱可能に支持する突起部を形成してもよい。
ホース支持部は、排水ホースを底台から複数の方向へ引出すための分岐部を有し、前記分岐部と排水弁との間にホース上昇部を配置することが望ましい。
筐体は、使用者が洗濯操作を行う前方パネルを備え、前記U字溝が前方パネル近傍の底台内に左右方向に配置され、そのU字溝にホース上昇部が形成されることが望ましい。
ホース上昇部を排水トラップの性能が変更できるよう、複数箇所に形成してもよい。例えば、ホース上昇部が、第1および第2上昇部からなり、第1上昇部を使用して排水トラップを形成する場合、または第2のホース上昇部を使用して排水トラップを形成する場合、さらにそれらを併用して排水トラップを形成する場合を選択可能としてもよい。
第1および第2上昇部に収容された排水ホースの高さが互いに異なってもよい。
一つのホース支持部が高さの互いに異なる複数の排水ホース上昇部を配置してもよい。
以下、図面に示す実施形態を用いてこの発明を詳細に説明する。これによって、この発明が限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
図1に、この発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機を斜め上方から見た斜視図を示す。
このドラム式洗濯乾燥機は、外箱開口部11を有する外箱(筐体)1を備える。外箱1の前面部の大部分は前パネル12からなり、外箱1の底部は底台13を備えている。底台13の四隅には、ドラム式洗濯乾燥機を安定に設置するためのゴム脚61が設けられている(図2参照)。また、外箱1にはドア2がヒンジで開閉自在に取り付けられている。このドア2により外箱開口部11が開閉される。
また、外箱1の上部には、洗剤、漂白剤および柔軟剤を収容する洗剤ケース14と、操作キーや表示部を有する操作部15とが設けられている。この操作部15の裏側(外箱1の内部側)には、ドラム式洗濯乾燥機の動作を制御する制御回路17(図2参照)を配置している。また、外箱1の天面の後部には、その天面の前部よりも低い段部16が設けられている。
また、外箱1の天面においては、フィルタ収納ケース45の上面が露出している。この露出している上面には、図示しない取っ手部が設けられている。ユーザはその取っ手部をつかんで、フィルタ収納ケース45を外箱1から容易に取り出せるようになっている。
図2に、ドラム式洗濯乾燥機の断面図を示す。このドラム式洗濯乾燥機は、外箱1内に配置された有底筒形状の水槽(外槽)3と、この水槽3内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する有底円筒形状のドラム(内槽)4と、水槽3の後部に取り付けられ、ドラム4を回転駆動するモータ5と、洗濯物を乾燥させるための乾燥システム6と、水槽3の後部を弾性支持する2本のダンパ7とを備えている。
外箱1の段部16は水平面16aと鉛直面16bとで構成されている。この水平面16aには、水槽3に水道水を給水するための水道水給水口41が設けられている。この水道水給水口41は、給水ダクト20を介して水槽3に接続されている。
給水ダクト20には、水道水(洗濯水)の供給を制御する給水弁43が設けられている。また、給水ダクト20は洗剤ケース14(図1)を経由している。これにより、給水ダクト20内の水道水は洗剤ケース14内の洗剤や柔軟剤を含んで水槽3内に流入できるようになっている。また、給水ダクト20内の水道水は、洗剤や柔軟剤を含まずにそのまま水槽3に流入することもできるようになっている。
水槽3の前面部には水槽開口部18が設けられている。水槽開口部18の開口縁には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体からなるパッキン19が固着されている。これにより、ドア2を閉じると、ドア2がパッキン19に密着して、水槽3内の洗濯水が水槽3の外へ漏れ出るのを防ぐようになっている。また、水槽3は、水槽開口部18が外箱開口部11に対向するように横向きに配置され、水槽3の中心軸Lは水平方向に対して5°〜30°の角度をなすように傾斜している。
そして、水槽3の上部には給水ダクト20の先端部(図示しない)が接続されている。一方、水槽3の下部には排水ダクト21の上端部が接続されている。また、排水ダクト21の下端部は、排水弁25を介して排水ホース23に接続されている。水槽3内の洗濯水は、排水ダクト21、排水弁25および排水ホース23を介して外箱1外へ排出される。排水ホース23は、ゴムや軟質樹脂のような弾性を有する材料で形成される。
ドラム4は回転軸Lに一致する中心軸を有する。また、ドラム4の前面部には、外箱開口部11および水槽開口部18に対向するドラム開口部26が設けられている。ドラム開口部26は水槽開口部18よりも小さい径を有している。また、ドラム4の周壁には多数の小孔27が全周にわたって設けられている。この小孔27は、水槽3とドラム4との間の空間と、ドラム4内の空間との間で洗濯水や乾燥空気を流通させるためのものである。
また、ドラム4の内壁面には、半径方向内側に向かって突出するバッフル28が設けられている。バッフル28は、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に配置されている。このバッフル28はドラム4の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とを繰り返す働きをする。
また、ドラム4にドラム開口部26を外側から取り囲む液体バランサ29を設けて、ドラム4の回転時に、洗濯物および洗濯水の偏りにより生じようとするアンバランスを、液体バランサ29の内部の封入液体の移動によって打消すようになっている。
ダンパ7の水槽3とは反対側の端部つまり下端部は、ダンパ支持金具8のダンパ取付部30に取り付けられている。乾燥システム6は、水槽3とドラム4との間の空間に連通する空気経路32を有している。
空気経路32は、外箱1の後部と水槽3の後部との間の空間、および、外箱1の上部と水槽3の上部との間の空間に設けられている。また、空気経路32内を流れる空気は、送風機31と、除湿経路33と、ヒータ38とを経由するようになっている。
また、フィルタ収納ケース45を外箱1に装着すると、フィルタ収納ケース45の下端部が空気経路32の一部となる。また、フィルタ収納ケース45を外箱1に装着することにより、空気経路32内の空間は空気経路32の両端を除いて密閉された空間となる。
送風機31は、水槽3の上部および外箱1に取り付けられている。また、送風機31は、ファンケース34と、羽根35と、羽根35を回転するファンモータ36とで構成されている。
除湿経路33は、図示しない給水ダクトを介して水道水給水口41に接続されていて、水道水を冷却水として用いて、除湿経路33内の空気を除湿できるようになっている。また、除湿経路33の下端部は、水槽3の後部における下側の部分に設けられた開口部49に接続されている。
ヒータ38は、送風機31内に収容されており、羽根35の下流側に位置している。このヒータ38で加熱された空気は、乾燥用フィルタ44、風量測定用ファン46および送風ダクト39を経由するようになっている。
乾燥用フィルタ44は空気中の糸屑等の異物を捕獲する。また、ユーザは、外箱1からフィルタ収納ケース45を取り外して、乾燥用フィルタ44の清掃または交換を行うことができる。
フィルタ収納ケース45の下端部は、乾燥用フィルタ44を下流側に有する。また、収納ケース45の下端部において、上流側の部分、つまり、乾燥用フィルタ44に対向する部分は、格子状となっている。
これにより、フィルタ収納ケース45を外箱1に装着すると、送風機31からの空気が、上記格子状の部分と、乾燥用フィルタ44とを経由して、ドラム4内へ向かって流れることができる。
風量測定用ファン46の回転による電圧は制御回路17に入力される。そして、制御回路17が、その電圧に基づいて、空気経路32内の風量を検出するようになっている。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、乾燥運転時、乾燥システム6が稼働し、送風機31の羽根35が回転する。そうすると、矢印で示すように、ドラム4内の空気が、水槽3外に出て空気経路32を流れてドラム4内に戻るように循環する。
送風機31は、ヒータ38で加熱された高温低湿の乾燥用空気を吹き出す。この乾燥用空気は、乾燥用フィルタ44、風量測定用ファン46および送風ダクト39を経由して、ドラム開口部26の上縁近傍にある送風口40から、ドラム4内の下部空間に向かって吹き出す。
これにより、ドラム4内の洗濯物の水分が蒸発する。その水分を含んだ高温高湿の空気は、小孔27からドラム4外に出て、水槽3の開口部49から除湿経路33に吸い込まれる。この除湿経路33内において、冷却水が高温高湿の空気を冷却して、その空気が含む水分が凝縮する。
すなわち、上記高温低湿の空気は除湿経路33で低温低湿の空気となる。この低温低湿の空気は、開口部48からファンケース34内に入り、ヒータ38で再び加熱されて高温低湿の乾燥用空気となり、ドラム4内へ向って流れる。このような空気の流れの循環によって、ドラム4内にある洗濯物を乾燥させることができる。
このような構成において、操作部15(図1)から洗濯物の量や材質、および乾燥の程度等が設定され、起動が指令されると、制御回路17は、操作部15からの出力と、風量測定用ファン46等の各種センサの出力をうけて、給水弁43、モータ5、排水弁25、乾燥システム6などを制御し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程およびドラム清掃工程等を順次、実行する。
図3は底台13の上面図、図4は底台13の下面図である。また、図5、図6、図7、図8は、それぞれ図3におけるA−A矢視断面図、B−B矢視断面図、C−C矢視断面図、D−D矢視断面図である。図3において、下側が前側(図1の前パネル12側)、上側が後側、右側が右側、左側が左側となる。
これらの図に示すように、底台13は底板51と、底板51に形成され細長く縦横に伸びるホース支持部52を備える。ホース支持部52は、排水ホース23を底板51の下面59から受入れて離脱可能に支持し、排水ホース23を排水弁25から右側ホース取出口55b又は左側ホース取出口55cまで案内するように分岐部Xにおいて二方に分岐されている。
底板51は、真下に排水口がある環境において設置を容易にするための底板開口部60を備える。本実施形態においては、この分岐部Xは、底台13の左右方向のほぼ中央に位置し、排水ホース23は右側ホース取出口55bから取出されている。
図8に示すようにホース支持部52は、排水ホース23を長手方向に沿って受入れて収容するために底板51の下面59に開口を有する細長いU字溝53と、図5に示す窓56およびU字溝53の対向壁から排水ホース23の軸に直交する方向(本実施の形態では水平方向)に対向して突出し排水ホース23を離脱可能に支持する複数の突起部(フック)54とを備える。
また、ホース支持部52は、図6、図7に示すようにU字溝53の一部の深さを深くして排水ホース23を部分的に高さH1だけ上昇させるホース上昇部57を備え、図3に示すように排水弁25とホース上昇部57との間に排水トラップを形成する。ここで、排水ホース23の内径をDとするとき、H1≧Dに設定される。
そして、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程等において排水弁25が開かれると、その都度、洗濯水が排水弁25から排水ホース23を介して排出され、排水トラップに洗濯水が貯留されるので、排水ホース23の下流側から臭気が上がってきても、それが図示しない溢水口を介して水槽3へ逆流することが防止される。
なお、溢水口とは、ドラム4内に所定量より多くの水が入ってきた際に排水ホース23へ排水するための溢水経路における、ドラム4側開口端部のことである。溢水経路には排水弁25のような弁は設けられていない。
排水ホース23は、前述のように弾性を有するので、図5、図6に示すように底板51の下面からU字溝53に押し込まれることにより、U字溝53の内壁に弾性的に密着し、突起部54に係止され、U字溝53に容易に装填される。
また、装填されたホース23を離脱させるときには、排水ホース23を断面が楕円形になるように変形させることにより、対向する突起部54の間から容易に引出すことができる。従って、図6に示すように形成されたホース上昇部57から排水ホース23を低い位置に戻して、排水弁25とホース上昇部57間の排水トラップを除去することも容易に行うことができる。
なお、第1実施形態では、図3に示すように、ホース上昇部57は、底台13の前側に設けられている。そのため、排水トラップ内の水を排水する際には、使用者は前側の下から手を入れて排水トラップを除去することで、排水トラップ内の水を排水することができる。また、排水トラップを設ける際には、排水トラップを除去するのと同じように、前側の下から手を入れて排水トラップを設ければよい。図3、4に示すように洗濯機前方近傍にホース上昇部を設けることで、排水トラップ形成作業の作業性はより改善する。
また、図3、図4では右側ホース取出口55bから排水ホース23を引き出す場合を例示しているが、U字溝53に対する排水ホース23の着脱が容易であることから、洗濯機の設置箇所における排水口の位置に合わせて、排出ホース23を左側ホース取出口55cから取出すことができる。
また、図3、4の場合、分岐部Xと排水弁25との間に排水トラップを形成しているため、排水ホースの引出方向による排水トラップの性能への影響はない。
また、排水口が洗濯機の真下に存在する場合でも、その位置に合わせて排水ホース23を底板51の下面のU字溝53から容易に引き出すことができる。
また、図3、図4では排水弁25からすぐ底台13の下側のU字溝53に排水ホース23を配置しており、底台13の上面58には排水ホースを引き回していないが、排水弁25から底台13の上面58に排水ホース23を引き回した後、適当な位置で底台13の下側のU字溝53に排水ホース23を引き回してもよい。
また、底台13の下側のU字溝53でホース上昇部57を設けた後、底台13の上面58に排水ホース23を引き回してもよい。本内容は以降の実施形態でも同様である。
〔第2実施形態〕
図9、図10はそれぞれこの発明の第2実施形態を示す図6、図7対応図である。この実施形態では、排水ホース23を支持する突起部54が突起部54a、54bに置換され、排水ホース23が、ホース上昇部57にある時には排水ホースが下側に垂れ下がらないよう、突起部54aにより支持され、ホース上昇部57から引下げられた時には突起部54bによって支持されるようになっている。なお、図9、図10では二つの突起部54a,54bが上下でずれた位置関係にあるが、上下が揃った位置に配置されてもよい。
〔第3実施形態〕
図11は、この発明の第3実施形態の図3対応図、図12は図4対応図、図13は図11におけるE−E矢視断面図である。この実施形態においては、図11に示すように、図3の底板51にホース支持部52aが追加され、排水ホース23は、ホース支持部52とホース支持部52aを介して、排水弁25から右側ホース取出口55b、又は左側ホース取出口55cまで案内されるようになっている。
乾燥工程やドラム清掃工程においては、ドラム4の内部の圧力が高まる。このとき、フィルタ収納ケース45の乾燥フィルタの目詰まり具合、送風機31のファンモータ36の回転数等によっては、排水トラップにとどまっている水が、ドラム4の内部の圧力に押されて排水されてしまい、排水トラップの機能が損なわれることがある。
そこで、この実施形態では、図13に示すように、高さH1のホース第1上昇部57aと高さH2のホース第2上昇部57bとが形成されている。それによって、図13(a)に示すように排水弁25とホース第1上昇部57aとの間、およびホース第1上昇部57aとホース第2上昇部57bとの間、あるいは図13(b)に示すように排水弁25とホース第2上昇部57bとの間に、それぞれ排水トラップの形成が可能である。
ホース第2上昇部57bを設けることにより、第1実施形態に比して排水トラップ内の水量が多くなるため、ドラム4の内部の圧力が高まっても、排水トラップ内の水が排水されにくくなり、トラップの機能を向上させることができる。なお、図13(a)では、排水ホース23の内径をDとするとき、H1=H2≧Dに設定される。その他の構成は、第1実施形態と同等であるので、その説明を省略する。
〔第4実施形態〕
図14は、この発明の第4実施形態を示す図13対応図である。その他の構成は第3実施形態と同等であるので、説明を省略する。
この実施形態では、図14に示すように、高さH1のホース第1上昇部57aと高さH2のホース第2上昇部57bにおいて、排出ホース23の内径をDとするとき、
H2>H1≧D
に設定されている。
このようにすることで、第3実施形態に比して、第2上昇部57bが高くなっているため、排水トラップ内の水が第2上昇部57bを乗り越えにくくなる。これにより、排水トラップの機能がさらに向上する。
〔第5実施形態〕
周囲部品による排水弁の位置、および排水ホース用U字溝の配置に制約があり、排水トラップの形成スペースが限られる場合、排水ホース上昇部を適切に設けることにより排水トラップを効果的に形成する必要がある。その複数の例を図15から図19を用いて示す。
図15に示す例では、図6と図7に示す高さH1のホース上昇部57を、それぞれホース引出口55b、55cの直前に設置し、ホース上昇部57とホース引出口55b、55cとを共通のU字溝で形成している。このようにすることで、限られたスペースであっても比較的長い排水トラップが形成できる。
図16に示す例では、図3に示すホース上昇部57を、ホース分岐部Xの直前で形成している。このようにすることで、限られたスペースであっても排水トラップを効果的に形成できる上、排水ホースの引出方向を変える場合にも排水トラップの機能に影響を与えることがない。
図17に示す例では、図6と図7に示す高さH1のホース上昇部57を、分岐部Xの下流で、洗濯機の前方付近に配置している。このようにすることで、限られたスペースであっても排水トラップを形成でき、作業者による排水トラップの設置および除去が容易になる。
図18と図19に示す例では、排水ホース23の一部を図6と図7に示す高さH1のホース上昇部57に装着し、それ以外の部分を底板51の上面58の上に設置した場合である。これらの図では排水ホース23を底台13の側面に設けた穴から引き出している。このようにすることで、限られたスペースであっても、U字溝のスペースを少なくして排水トラップを形成できるため、排水ホース23の引き回しの自由度が増大する。
排水ホース23の左右付替えには洗濯機の前面パネルを外し内部で作業を行う必要があるが、排水トラップの形成、廃止は洗濯機の外部で実施できる。また、排水ホースの左右分岐部Xより排水弁25側にトラップを形成するため、左右付替えによりトラップ形成への影響はでない。また、前面付近に排水トラップを設けることで作業者による排水トラップの設置および除去が容易にできる。
1 外箱、 3 水槽、 4 ドラム、 13 底台、 21 排水ダクト、 23 排水ホース、 25 排水弁、 51 底板、 52 ホース支持部、 53 U字溝、 54 突起部(フック)、 55a 後側ホース取出口、 55b 右側ホース取出口、 55c 左側ホース取出口、 56 窓、 57 ホース上昇部、 57a ホース第1上昇部、 57b ホース第2上昇部、 58 上面、 59 下面、 60 底板開口部、 61 ゴム脚、 X 分岐部

Claims (5)

  1. 筐体と、筐体内に配置された外槽と、外槽内に配置され洗濯物を収容する内槽と、筐体の底部を支持する底台と、外槽および/又は内槽に給水する給水部と、外槽および/又は内槽から排水する排水部とを備え、排水部は排水弁と、排水弁に接続され底台を介して外部へ排水する排水ホースとを備え、底台は、底板と、底板の下面から排水ホースを受入れて離脱可能に支持するホース支持部とを有し、ホース支持部は、排水ホースを長手方向に沿って受入れて収容するために底板の下面に開口する細長いU字溝と、U字溝の内壁から排水ホースの軸に直交する方向に対向して突出し排水ホースを離脱可能に支持する複数の突起部と、U字溝の一部の深さを深くして排水ホースを部分的に上昇させるホース上昇部とを備え、排水弁とホース上昇部との間に排水トラップが形成されることを特徴とする自動洗濯機。
  2. U字溝の一部の深さを深くして排水ホースを部分的に上昇させるホース上昇部において、ホース上昇位置とホースを上昇させない高さ位置の両方に排水ホースを離脱可能に支持する突起部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動洗濯機。
  3. ホース支持部は排水ホースを底台から複数の方向へ引出すための分岐部を有し、前記分岐部と排水弁との間にホース上昇部を配置する請求項1または2に記載の自動洗濯機。
  4. 前記U字溝が筐体を構成する前方パネル近傍の底台に左右方向に配置され、そのU字溝にホース上昇部が形成される請求項1から3のいずれか1つに記載の自動洗濯機。
  5. ホース支持部は、複数のホース上昇部を備える請求項1、または2、または3、または4記載の自動洗濯機。
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