JP2013000239A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吊り干乾燥させる際の作業性が良く、洗濯物を槽底に支えにくくすることで乾燥皺を抑え、吊り干乾燥の構造部分が汚れにくく邪魔にならない洗濯乾燥機を提供することである。
【解決手段】洗濯乾燥機1は、上方に開口した開口部を有している外箱10と、外箱10の内側に設けられ、開口部を介して洗濯物が入れられる脱水槽30と、開口部を開閉する蓋部15と、蓋部15の内側に設けられ、乾燥対象物を取り付けたハンガー2が掛けられるフック18とを備え、脱水槽30に入れられた洗濯物を洗濯する洗濯動作、および、フック18から脱水槽30内に向けて吊り下げられた乾燥対象物を乾燥させる吊り干乾燥動作を行い、フック18は、蓋部15に収納又は着脱可能である構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、衣類などの洗濯や乾燥に用いられる洗濯乾燥機に関する。
従来、衣類などの洗濯や乾燥に用いられる洗濯乾燥機が広く利用されている。多くの洗濯乾燥機は、上方に開口した開口部を有する外筐部と、外筐部の内側に設けられ、開口部を介して洗濯物が出し入れされる槽部(例えば脱水槽)と、外筐部にヒンジ機構によって上下に回動可能となるように取り付けられており、該回動によって開口部を開閉する蓋部と、を備えた構成となっている。
これにより洗濯乾燥機は、蓋部を開けて洗濯物の出し入れ等が可能であるとともに、蓋部を閉じて内部を閉空間とすることが可能である。また洗濯乾燥機は、槽部内に供給された水を攪拌翼(パルセータ)を用いて撹拌することによって洗濯動作を行い、槽部内に温風を供給することによって乾燥動作を行う。
また洗濯乾燥機としては、内部にハンガー等を用いて衣類を吊り下げておき、この衣類を乾燥させること(吊り干乾燥)が可能なものも提案されている。吊り干乾燥によれば、槽部の底に積まれている衣類を乾燥させるような場合に比べて、一般的に乾燥効率が良く、また、皺等が付き難いため、好ましい状態での仕上がりが期待される。
例えば特許文献1には、洗濯槽を備えその上方に開口部を有する洗濯機本体と、開口部を覆うように設けられ出し入れ口を有する蓋体と、洗濯槽内に熱風を供給する熱風供給装置と、蓋体の出し入れ口にこれを開閉すべく枢設された開閉蓋と、蓋体の下面部にその出し入れ口と対応するように設けられたハンガーとを具備した洗濯機が開示されている。
また特許文献2には、内槽の上面開口の内側周縁部に内方へ突出した弧状又は環状のフランジと、内槽の上面開口を直径方向に横切ってフランジの対向部に両端部が載置されるハンガーを備え、乾燥モードではオゾン発生装置にて生成したオゾンが空気循環用送風機の運転にて内槽内へ供給され、ハンガーに掛けた洗濯物の除菌・消臭を行う乾燥機能付き洗濯機が開示されている。
特開平1−249097号公報 特開2011−24990号公報
しかしながら、特許文献1では蓋体に開閉蓋を設け、その出し入れ口からハンガーを出し入れする構成となっているので、出し入れ口は当然蓋体よりも小さく、蓋体の強度を確保しようとすると出し入れ口をさらに小さくしなければならない。したがって、ハンガーへ衣類を掛けづらいものとなる。また、特許文献2では内槽にハンガーを掛けているので空間が狭く、ワイシャツのような長い洗濯物を掛けると内槽の底に支えて皺になることがある。
このように、吊り干乾燥できる従来の洗濯乾燥機では作業性が良くなかったり、乾燥の仕上がりが良くなかったりするという問題があった。
本発明は、吊り干乾燥させる際の作業性が良く、洗濯物を槽底に支えにくくすることで乾燥皺を抑え、吊り干乾燥の構造部分が汚れにくく邪魔にならない洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の洗濯乾燥機は、上方に開口した開口部を有している外筐部と、前記外筐部の内側に設けられ、前記開口部を介して洗濯物が入れられる槽部と、前記開口部を開閉する蓋部と、前記蓋部の内側に設けられ、乾燥対象物を取り付けたハンガーが掛けられるフックと、を備え、前記槽部に入れられた洗濯物を洗濯する洗濯動作、および、前記フックから前記槽部内に向けて吊り下げられた乾燥対象物を乾燥させる吊り干乾燥動作を行う洗濯乾燥機であって、前記フックは、前記蓋部に収納又は着脱可能である構成とする。
この構成によれば、蓋部の内側にフックを設けることで、機内の高い位置に簡単にハンガーを掛けることができるとともに、使用しない場合にフックを収納又は取り外すことができる。
上記の洗濯乾燥機において、前記収納可能なフックは、例えば、前記蓋部に、ヒンジ機構によって回動可能となるように取り付けられており、該回動によって前記蓋部に沿った状態で収納される。
また上記の洗濯乾燥機において、前記フックはコ字型であり、前記フックのハンガーを掛ける部分が洗濯乾燥機の左右方向に延在していることが望ましい。このようなフック形状により、ハンガーがより掛けやすくなる。
また上記の洗濯乾燥機において、前記着脱可能なフックは、例えば、前記蓋部に、2方向以上の異なった方向に取り付け可能である。
また上記の洗濯乾燥機において、前記フックはコ字型であり、前記フックのハンガーを掛ける部分が洗濯乾燥機の左右方向又は前後方向に延在するように取り付け可能であることが望ましい。このようなフック形状により、様々な形状のハンガーが掛けやすくなる。
また上記の洗濯乾燥機において、前記蓋部を閉じた状態で、前記フックの下端が前記槽部の上端より上方に位置することが望ましい。これにより、吊り干乾燥時のフックの位置が高く、長い洗濯物でも槽底に支えにくくなる。
また上記の洗濯乾燥機において、前記蓋部を閉じた状態で、前記フックは前記槽部の中心より前方と後方に1つずつ位置することが望ましい。これにより、衣類が槽内に触れにくく、且つ十分な乾燥スペースを確保することができる。
本発明によると、蓋部の内側にフックを設けることで、蓋部を開けた状態でハンガーをフックに掛けやすく、すなわち、吊り干乾燥させる際の作業性が良い。さらに、吊り干乾燥時のフックの位置が高くなり、長い洗濯物でも槽底に支えにくくなる。その結果、乾燥皺を抑えることができる。
また本発明によると、フックを蓋部に収納又は着脱可能とすることで、吊り干乾燥の構造部分であるフックが汚れにくく邪魔にならない。
本発明の一実施形態の洗濯乾燥機の正面図である。 本発明の一実施形態の洗濯乾燥機の右側面図である。 本発明の一実施形態の洗濯乾燥機の蓋部周辺の右側断面図である。 本発明の一実施形態の洗濯乾燥機の上面板より下側の部分について概略化した右側断面図である。 図1にハンガーを追加した図である。 図2にハンガーを追加した図である。 本発明の一実施形態の洗濯乾燥機の斜視図である。 本発明の他の一実施形態の洗濯乾燥機の蓋部周辺の正面図である。 本発明のさらに他の一実施形態の洗濯乾燥機の蓋部周辺の右側断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態の洗濯乾燥機の蓋部周辺の右側断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明の一実施形態の洗濯乾燥機の正面図であり、図2は、その右側面図、図3はその蓋部周辺の右側断面図である。なお図1および図2は、蓋部15が開かれた状態を表しており、図3は、蓋部15が閉じられた状態を表している。
また図4は、本発明の一実施形態の洗濯乾燥機の主な構造を理解容易とするため、上面板11より下側の部分について概略化した洗濯乾燥機の右側断面図を示したものである。そして図5は、図1にハンガーを追加した図であり、図6は、図2にハンガーを追加した図、図7は、本発明の一実施形態の洗濯乾燥機の斜視図である。
[洗濯乾燥機の全体的な構成等について]
以下、図1〜図7を参照しながら、洗濯乾燥機の全体的な構成等について説明する。洗濯乾燥機1は全自動型であり、直方体形状の外箱10を備えている。外箱10は、略直方体に成形され、その上側は開放されている。外箱10の上側の開放部は上面板11で覆われている。
上面板11の前部には、洗濯乾燥機の操作を受け付ける操作部(操作ボタン等)が設けられている。上面板11の背面側にはバックパネル14が装着される。
上面板11の中央部には、洗濯乾燥機1内に洗濯物を投入するための出入口(開口部)11aが設けられている。出入口11aは、バックパネル14の前端部に設けたヒンジ部15aで枢支される蓋部15によって開閉される。ヒンジ部15aは、洗濯乾燥機1の前後方向の中心より後側の位置に設けられている。
蓋部15の周縁にはパッキン(不図示)が設けられ、蓋部15の全閉状態では、出入口11aと蓋部15との間が密封される。なお蓋部15の前側には、全閉時に上面板11の前側上部に引っ掛けて蓋部15を係止(ラッチ)することが可能な、爪15cが設けられている。爪15cが上面板11に引っ掛かっている状態では、蓋部15は、上向きの力が加わっても開かないようになっている。
図2に示すように蓋部15は、ヒンジ部15aの軸を中心にして、上下方向(前後方向と見ることも出来る)に回動可能となっている。なお以下の説明では、蓋部15の回動方向の位置を、水平面を基準(0°)とした角度(開く方向を正とし、以下では「蓋部15の角度」と称することがある)で表す。蓋部15は図2に示すように、0°よりやや小さい位置(全閉の位置)から、90°よりやや大きい位置(全開の位置)までの範囲内で、回動可能となっている。
これによりユーザは、蓋部15を上方向へ回動させて蓋部15を開き、下方向へ回動させて蓋部15を閉じることが可能である。蓋部15が開かれている状態(換言すれば、出入口11aが開かれている状態)では、ユーザは、脱水槽30に洗濯物などを投入したり、脱水槽30から洗濯物などを取り出したりすることができる。
また蓋部15における出入口11aに対向する面(内側の面)には、ハンガー(吊り具)2を掛けるためのフック18が2つ設けられている。フック18の詳細については後述する。これによりユーザは、図5および図6に示すように、蓋部15を開けた状態で、衣類(乾燥対象物)を取り付けたハンガー2をフック18に掛けることが可能である。したがって、吊り干乾燥させる際の作業性が良い。なお図5〜図7では、衣類の表示については省略している。
この状態から、ユーザによって蓋部15が閉じられる(換言すれば、出入口11aが閉じられる)ことにより、脱水槽30内において衣類を吊り下げた状態とすることが可能である。後述する通り洗濯乾燥機1は、ハンガー2を用いて吊り下げられた衣類に対し、吊り干乾燥を行うことが可能となっている。
また上面板11における出入口11aに臨む部分であって、かつ、ヒンジ部15aの近傍である部分(洗濯乾燥機1の前後方向の中心より後側の位置)には、保持機構16が設けられている。保持機構16は、必要に応じて、棒状の可動部を蓋部15に向けて突出させることが可能であり、蓋部15に支持することにより、蓋部15を開いた状態(例えば45°)に保持するための機構である。
そして、蓋部15が保持された状態で、ユーザは、乾燥対象物である衣類を取り付けたハンガー2をフック18に掛ける。なおこのとき、蓋部15を手などで支えておかなくても、蓋部15はほぼ45°の位置に保持されるため、ユーザにとって、フック18にハンガー2を掛ける作業は容易となっている。すなわち、吊り干乾燥させる際の作業性が良い。
外箱10の内部には、洗濯槽を兼ねる脱水槽30と、脱水槽30を収容する水槽20が収容される。脱水槽30は、洗剤を溶かした水またはすすぎ用の水(以下これらを総称して「洗濯水」という)を溜める。水槽20及び脱水槽30は、ともに上方に向けて開口した有底筒状のカップの形状を呈しており、各々軸線を垂直にして水槽20を外側、脱水槽30を内側とする形で同心的に配置される。
水槽20は、サスペンション部材21によって吊り下げられる。サスペンション部材21は、水槽20の外面下部と外箱10の内面コーナー部とを連結する形で計4箇所に配備され、水槽20を水平面内で揺動できるように支持している。
脱水槽30は上方にテーパ状に広がる周壁を有し、この周壁にはその最上部に環状に配置した複数個の脱水孔31を除いて、液体を通すための開口部はない。即ち、脱水槽30はいわゆる「孔なし」タイプに形成される。脱水槽30の上部開口部の縁には、洗濯物の脱水のため脱水槽30を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする、環状のバランサ32が装着される。脱水槽30の内部底面には、槽内で洗濯水の流動を生じさせるためのパルセータ33が配置される。
水槽20の下面には、駆動ユニット40が取り付けられる。駆動ユニット40はモータ41及びクラッチ・ブレーキ機構43を有している。クラッチ・ブレーキ機構43は、モータ41にベルト42で連結され、脱水軸44及びパルセータ軸45が上方に突出する。クラッチ・ブレーキ機構43は電磁力で動作し、脱水軸44及びパルセータ軸45の一方を、択一的にモータ41に連結する。また、クラッチ・ブレーキ機構43は電磁力によって脱水軸44の回転にブレーキを掛けるとともに、ブレーキを解除する。
脱水軸44とパルセータ軸45は二重軸構造となっており、脱水軸44が外側に配されてパルセータ軸45が内側に配される。脱水軸44は、水槽20を貫通して脱水槽30に連結され、脱水槽30を軸支する。パルセータ軸45は、水槽20及び脱水槽30を貫通してパルセータ33に連結され、パルセータ33を軸支する。脱水軸44と水槽20との間、及び脱水軸44とパルセータ軸45との間には、各々水もれを防ぐためのシール部材が配置される。
上面板11の下側には、側面が蛇腹状である略筒形状の連結部品17が固定されている。連結部品17によって、脱水槽30の回転等による水槽20の振動が吸収されるように、上面板11と水槽カバー20aとが連結されている。
また、上面板11及び連結部品17により、出入口11aの周囲と水槽20の上面との間を遮蔽する遮蔽部が構成される。遮蔽部によって水槽20と出入口11aとの間に密封空間が形成される。これにより、水槽20の上面を開閉する内蓋を必要とせず、蓋部15を閉じて洗濯及び乾燥を行うことができる。
外箱10の後部の上面板11上には、乾燥ユニットが設置されている。乾燥ユニットは、送風機やヒータなどを備えており、吊り干乾燥動作の実行時に、脱水槽30の内周壁に沿って温風を吹き出す(脱水層30内に温風を供給する)機能を有している。
また上面板11における後側の部分には、給水口が設けられている。給水口は給水弁を介して市水に接続される。このように給水口及び給水弁は、脱水槽30に給水する給水部を構成する。なお給水口は、埃などの異物が内部に入らないように配慮されている。
水槽20の底部には、水槽20及び脱水槽30内の水を外箱10の外部に排水する、排水ホース60が取付けられている。脱水槽30には、排水孔62が同一円周上に4箇所設けられ、各排水孔62と排水ホース60との間は、排水ダクト61により連結される。排水ダクト61内には、排水弁63が設けられる。排水弁63を開くと、排水ダクト61及び排水ホース60を介して、脱水槽30内の水が排水される。また、脱水時に脱水槽30の上部から流出した水は、水槽20の周壁と脱水槽30の周壁との間を通って、排水ホース60から排水される。
また洗濯乾燥機1は、蓋部15の開閉状態を検知する蓋開閉センサ、脱水槽30の水位を検知する水位センサ、脱水槽30の内部の温度を検知する温度センサ、および脱水槽30の内部の湿度を検知する湿度センサといった、各種のセンサが備えられている。
また洗濯乾燥機1には、ユーザの操作や各種センサの検出情報などに応じ、洗濯乾燥機1が適切に動作するように各部を制御する、制御装置が備えられている。当該制御装置は、例えば外箱10の背面上部に配されており、モータ41や乾燥ユニットなどを制御するようになっている。
上記構成の洗濯乾燥機1においては、出入口11aから脱水槽30に洗濯物が入れられ、蓋部15が閉じられる。ユーザによって洗濯条件が選択され、洗濯の開始が指示されると、蓋開閉センサにより蓋部15が閉じたことを検知して、洗濯工程の動作が実行される。
洗濯工程では、排水弁63を閉じて給水弁が開かれ、給水口から脱水槽30に給水する。脱水槽30に所定量の水が溜まると、水位センサの検知によって給水弁が閉じられる。次に、クラッチ・ブレーキ機構43により、パルセータ軸45をモータ41に連結してモータ41を駆動する。これにより、パルセータ33が回転し、脱水槽30の中の水を攪拌して洗濯動作が行われる。
洗濯工程を開始して所定時間が経過すると、排水弁63を開いて脱水槽30内の水が排水され、クラッチ・ブレーキ機構43により、脱水軸44がモータ41に連結される。これにより、モータ41の駆動によって脱水槽30が高速回転して脱水動作が行われる。脱水槽30の高速回転によって洗濯物から飛散した水は、排水ダクト61及び脱水孔31から流出する。
脱水動作を開始して所定時間が経過すると、モータ41が停止され、排水弁63を閉じて給水弁が開かれる。脱水槽30に所定量の水が溜まると、水位センサの検知によって給水弁が閉じられる。次に、クラッチ・ブレーキ機構43により、パルセータ軸45をモータ41に連結してモータ41を駆動する。これにより、パルセータ33が回転し、脱水槽30の中の水を攪拌してすすぎ動作が行われる。
すすぎ動作を開始して所定時間が経過すると、上記の脱水動作が再度行われる。そして、脱水動作が所定時間行われると、洗濯工程が終了する。また洗濯乾燥機1は、ユーザによる吊り干乾燥動作の実行指示がなされたときには、吊り干乾燥動作を開始する。
吊り干乾燥動作は、温風を脱水槽30内に供給して循環させることにより、吊り下げられた衣類の乾燥(吊り干乾燥)を行う動作である。すなわち洗濯乾燥機1は、予め衣類が吊り下げられた状態にて吊り干乾燥動作を行うことにより、当該衣類の吊り干乾燥を実現させる。
[フックの構成等について]
本実施形態において、フック18はコ字型であり、蓋部15に着脱可能に固定される円筒形状の2本の脚部18aと、脚部18a同士に渡って左右方向に延在する円筒形状の軸部18bとで構成される。
脚部18aの先端には蓋部15の孔15bに挿し込んで係止(ラッチ)することが可能な爪18cが設けられ、蓋部15には爪18cが係合する段差を有した孔15bが設けられている。そして、爪18cを孔15bに挿し込むことで爪18cが孔15bに係止され、フック18が蓋部15に固定される。一方、フック18を捻りながら引っ張ることで爪18cと孔15bの係止が解除され、フック18が蓋部15から取り外される。
逆に、脚部18aに孔を、蓋部15に爪を設けてもよい。なお、フック18の蓋部15への着脱の構造にはこれに限定されることはなく、例えば、ネジ、磁石、面ファスナーなどを用いてもよい。
そしてハンガー2は、図5、図6に示すように、鉤形状の部分を有しており、この鉤形状の部分がフック18の軸部18bに、前後方向へ回転自在に掛けられるようになっている。
これにより、フック18に掛けられたハンガー2は、蓋部15の角度が変動しても重力の作用によって常に下向き(衣類を自然に吊り下げる向き)となる。このように、ハンガー2がフック18に着脱可能となっているので、先にハンガーへ衣類を掛けてからフック18に吊り下げることができ、利便性が高い。
また、フック18は蓋部15に着脱可能となっているので、フック18を取り外しておけば、蓋部15を開放した状態でフック18が洗濯物の出し入れの邪魔になることがなく、作業しやすい。さらに、フック18を取り外しておくことで、洗濯動作中に跳ね上がった洗濯水がフック18に付着して汚れることがなく、また、ハンガー2を使用しない乾燥動作中に埃がフック18に付着して汚れることがない。このように、使用しない場合はフック18を取り外しておくことにより、吊り干乾燥の構造部分(フック)が汚れにくく邪魔にならない。
また、蓋部15を閉じた状態で、2つのフック18はそれぞれ平面視で水槽20の中心から前方と後方とに均等に配置されている。その際、2つのフック18は衣類同士が接触しない程度になるべく水槽20の中心寄りに配置することで水槽20内の空間を広く使えて有効である。
なお、フック18の形状に限定はなく、例えば、1本の脚部と脚部の先端から水平方向に折れ曲がった軸部とで構成されるL字型の形状や、1本の脚部と脚部に形成された水平方向の貫通孔とで形成される形状などでもよく、ハンガーもフックの形状に合わせて市販のハンガーなど様々な形状のハンガーを用いることができる。
また、フック18の向きに限定はなく、例えば、軸部18bが前後方向に延在するようにしてもよい。また、閉じた状態の蓋部15は前端から後方へ向かって上っているので、フック18を蓋部15のなるべく後ろ寄りに設けることで、吊り干乾燥時のフック18の位置が高くなり、長い洗濯物でも槽底に支えにくくなる。
なお、フック18の下端が水槽20の上端より上方に位置すれば、吊り干乾燥時のフック18の位置が高く、長い洗濯物でも槽底に支えにくくなるといえる。したがって、本実施形態のように蓋部15の内側にフック18を設ければ、十分に高い位置に設けられているといえる。
なお、フック18の個数に限定はなく、少なくとも1つ以上であればよいが、本実施形態のように2つであれば、衣類が槽内に触れにくく、且つ十分な乾燥スペースを確保することができる。
図8は、本発明の他の一実施形態の洗濯乾燥機の蓋部周辺の正面図である。上記の実施形態と異なる点は、フック18のハンガーを掛ける部分(軸部18b)が洗濯乾燥機1の左右方向又は前後方向に延在するように取り付け可能である点である。
そのため、蓋部15に左右方向に並んだ2つの孔15bが2組と、それに加えて蓋部15に前後方向に並んだ2つの孔15bが2組設けられている。つまり、同一円周上に90°毎に孔15bが合計4つ設けられ、それが蓋部15に2組設けられている。
これにより、フック18は縦横のどちら向きにでも取り付けることができる。図8では、上側のフック18が縦向き(前後方向)に、下側のフック18が横向き(左右方向)に取り付けられた状態を示している。
このように、フック18の取り付け方向を変えられるようにすることで、市販の様々な形状のハンガーをフックに掛けることができる。なお、フック18の向き及び位置に限定はなく、フック18は蓋部15に2方向以上の異なった方向に取り付け可能であればよい。
図9及び図10は、本発明のさらに他の一実施形態の洗濯乾燥機の蓋部周辺の右側断面図である。なお図9は、フック19が使用される状態を表しており、図10は、フック19が収納されている状態を表している。
上記の実施形態と異なる点は、フック19が収納可能である点である。そのため、蓋部15の内側にフック19を収納する直方体の凹部15dが設けられ、凹部15dの左右の側壁前端部にフック19の爪19cが係合する孔が設けられている。そして、フック19はコ字型であり、円筒形状の2本の脚部19aと、脚部19a同士に渡って左右方向に延在する円筒形状の軸部19bと、両脚部18aの先端に形成され、蓋部15の孔に挿し込んで係止(ラッチ)することが可能な爪19cとで構成される。
そして、爪19cが孔に取り付けられてヒンジ機構を形成しており、フック19は蓋部15にヒンジ機構によって回動可能となるように取り付けられていることになる。このヒンジ機構によって、フック19を手動で回動させることで、フック19を凹部15dに収納できる。なお、ヒンジ機構の摩擦抵抗を適切に設計することで回動させたフック19を任意の位置で静止させることができる。
なお、蓋部15に凹部15dは必ず必要ではなく、ヒンジ機構だけ設けてもよい。この場合でもフック19の回動によって蓋部15に沿った状態でフック19を収納できる。
このように、フック19を収納可能とすることで、フック19を収納しておけば、蓋部15を開放した状態でフック19が洗濯物の出し入れの邪魔になることがなく、作業しやすい。さらに、フック19を収納しておくことで、洗濯動作中に跳ね上がった洗濯水がフック19に付着して汚れることがなく、また、ハンガー2を使用しない乾燥動作中に埃がフック19に付着して汚れることがない。このように、使用しない場合はフック19を収納しておくことにより、吊り干乾燥の構造部分(フック)が汚れにくく邪魔にならない。
なお、図10において、収納された状態のフック19を覆うシャッターを設けてもよい。例えば、凹部15dの対向する側壁に溝を形成し、溝が形成されていない1つの側壁に開口部を形成し、開口部内に板状のシャッターを収納し、両溝に沿ってシャッターがスライドする構成とすればよい。
これにより、シャッターは開状態のときには蓋部15内部にスライド収納され、閉状態のときにはフック19が首脳された凹部15dを覆う。よって、シャッターを閉じることで、より確実にフック19に汚れが付着することを防止できる。
なお、上述した形態の他にも、フックは蓋部15内に押し込む(スライドする)ようにして収納させる形態でもよい。また、上述した着脱又は収納可能なフックを、さらに回転可能にしてもよい。具体的には、例えば蓋部15に対して回転する回転板を設ける。そして、この回転板に、フックを着脱可能にする孔を設けるか、又はヒンジ機構によって回動可能となるようにフックを取り付ければよい。回転板と蓋部15とは例えば爪と孔とで回転可能に取り付けできる。これにより、フックを着脱又は収納することに加え、フックの向きを変えることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明は、上方に開口した開口部を開閉する蓋部を有する洗濯乾燥機に利用することができる。
1 洗濯乾燥機
2 ハンガー(吊り具)
10 外箱(外筐部の一部)
11 上面板(外筐部の一部)
11a 出入口(開口部)
14 バックパネル
15 蓋部
15a ヒンジ部
15b 孔
15c 爪
15d 凹部
16 保持機構
17 連結部品
18、19 フック
18a、19a 脚部
18b、19b 軸部
18c、19c 爪
20 水槽
30 脱水槽(槽部の一部)
32 バランサ
33 パルセータ
40 駆動ユニット
41 モータ
42 ベルト
43 クラッチ・ブレーキ機構
44 脱水軸
45 パルセータ軸
60 排水ホース
61 排水ダクト
62 排水孔
63 排水弁

Claims (7)

  1. 上方に開口した開口部を有している外筐部と、
    前記外筐部の内側に設けられ、前記開口部を介して洗濯物が入れられる槽部と、
    前記開口部を開閉する蓋部と、
    前記蓋部の内側に設けられ、乾燥対象物を取り付けたハンガーが掛けられるフックと、を備え、
    前記槽部に入れられた洗濯物を洗濯する洗濯動作、および、前記フックから前記槽部内に向けて吊り下げられた乾燥対象物を乾燥させる吊り干乾燥動作を行う洗濯乾燥機であって、
    前記フックは、前記蓋部に収納又は着脱可能であることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記収納可能なフックは、前記蓋部に、ヒンジ機構によって回動可能となるように取り付けられており、該回動によって前記蓋部に沿った状態で収納されることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記フックはコ字型であり、前記フックのハンガーを掛ける部分が洗濯乾燥機の左右方向に延在していることを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記着脱可能なフックは、前記蓋部に、2方向以上の異なった方向に取り付け可能であることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記フックはコ字型であり、前記フックのハンガーを掛ける部分が洗濯乾燥機の左右方向又は前後方向に延在するように取り付け可能であることを特徴とする請求項4記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記蓋部を閉じた状態で、前記フックの下端が前記槽部の上端より上方に位置することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記蓋部を閉じた状態で、前記フックは前記槽部の中心より前方と後方に1つずつ位置することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の洗濯乾燥機。
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