JP2006204589A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗浄水の水位が異常な場合の対策を早期に開始可能な食器洗浄機を提供する。
【解決手段】 食器洗浄機10は、洗浄槽14と、給水手段41と、洗浄手段27と、排水手段27と、水位検出手段45と、コントローラ20を備えている。コントローラ20は、以下の制御手順を順に実行する。
(1)洗浄手段27が動作中に水位検出手段45が所定高さ以上の水位を検出すると、洗浄手段27を停止して排水手段27を動作させることによって、水位を所定高さ未満まで低下させる第1制御手順。
(2)排水手段27を停止して洗浄手段27を動作させる第2制御手順。
(3)水位検出手段45が所定高さ未満の水位を検出した場合には洗浄手段27の動作を継続し、水位検出手段45が所定高さ以上の水位を検出した場合には洗浄手段27を停止して排水手段27を動作させるとともに異常給水に係る情報を報知する第3制御手順。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食器を収容する洗浄槽を有しており、その洗浄槽に給水した洗浄水によって食器を洗浄する食器洗浄機に関するものである。
洗浄槽に収容した食器を、ノズルから噴射する洗浄水で洗浄する食器洗浄機が知られている。洗浄水は、給水経路を通って外部から洗浄槽に給水される。給水経路には、給水弁が介装されている。
給水弁は、それ自体が故障したり、内部に異物が入り込んだりして閉止不能になることがある。給水弁が閉止不能になると、洗浄槽内の洗浄水の水位が異常に上昇してしまい、洗浄水が洗浄槽の外に漏れてしまう。
特許文献1には、洗浄水の水位を検出する水位検出器が所定時間継続して所定水位を検出すると、洗浄水の水位が異常に上昇したことを報知するとともに、洗浄槽から洗浄水を排水する技術が記載されている。
特開平7−59713号公報
ノズルから洗浄水を噴射して食器を洗浄している間、洗浄槽内の洗浄水の水位は常に変動している(波打っている)。このため、水位検出手段が所定水位を検出したというだけでは、水位の異常上昇とすることができない。正常な食器洗浄機でも、洗浄中の洗浄水が波打っているために、所定水位となることがあるからである。そこで、特許文献1に記載の技術のように、水位検出器が所定時間継続して所定水位を検出したときに始めて、水位が異常に上昇していると判断しなければならない。しかも、正常な食器洗浄機を異常であると誤判断することを防止するためには、継続して監視する時間を長く設定しなければならない。継続監視時間を短く設定すると、正常な食器洗浄機を異常であると誤判断する確率が上昇してしまう。
即ち、従来の技術では、洗浄中に波打っている洗浄水の水位を利用して水位の異常上昇を認識するにあたって正常な食器洗浄機を異常であると誤判断する確率を低減するために、継続して監視する時間を長く設定せざるを得ない。継続監視時間を長く設定すると、洗浄水の水位が異常に上昇したと認識するタイミングが遅れ、それから対策(例えば、洗浄ポンプの運転を停止して排水ポンプを起動するといった対策)を講じていては間に合わず、洗浄水が洗浄槽の外に漏れてしまうことがある。
本発明は、その問題を解決するためになされたものであり、洗浄水の水位が異常に上昇した場合の対策を早期に開始することが可能な食器洗浄機を提供することを課題とする。
本発明が提供する食器洗浄機は、洗浄槽と、給水手段と、洗浄手段と、排水手段と、水位検出手段と、コントローラを備えている。
洗浄槽は、食器を収容する。給水手段は、洗浄槽に洗浄水を給水する。洗浄手段は、洗浄槽内に洗浄水を噴射する。洗浄槽に収容されている食器に洗浄水が噴射されて食器が洗浄される。排水手段は、洗浄槽から洗浄水を排水する。水位検出手段は、洗浄槽内の洗浄水の水位を検出する。コントローラには、給水手段と洗浄手段と排水手段と水位検出手段が接続されている。コントローラは、以下の制御手順を順に実行する。
(1)洗浄手段が動作中に水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させることによって、水位を所定高さ未満まで低下させる第1制御手順。
(2)排水手段を停止して洗浄手段を動作させる第2制御手順。
(3)水位検出手段が所定高さ未満の水位を検出した場合には洗浄手段の動作を継続し、水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出した場合には洗浄手段を停止して排水手段を動作させるとともに異常給水に係る情報を報知する第3制御手順。
この食器洗浄機のコントローラは、第1制御手順で、水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させることによって、水位を所定高さ未満まで低下させる。洗浄手段が動作しているときの洗浄水の水位は、常に変動している。このため、水位検出手段が所定高さの水位を検出しても、洗浄水の水位が異常に上昇していない可能性もある。水位が異常に上昇したのか否かを判別するために、さらに継続して水位を監視しなければならない。前記したように、継続して監視していると、対策が遅れてしまう可能性がある。本発明の食器洗浄機では、水位検出器が所定高さの水位を検出すると、水位が異常に上昇していない可能性があるにもかかわらず、洗浄手段を停止して排水手段を動作させる。即ち、水位の異常上昇に対する対策を実行する。このため、洗浄水の水位が異常に上昇したことに対する対策の実行が遅くなってしまうのが防止される。そして、洗浄水の水位を所定高さまで低下させてから、第2制御手順で、排水手段を停止して洗浄手段を動作させる。次に第3制御手順で、水位検出手段が所定高さ未満の水位を検出した場合には、洗浄手段の動作を継続する。すなわち、第1制御手順で所定高さの水位が検出されたが、異常に上昇してはいなかったと判断して、洗浄手段の動作を継続する。それに対して水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出した場合には、洗浄手段を停止して排水手段を動作させるとともに、異常給水に係る情報を報知する。この場合には、第1制御手順で所定高さの水位が検出され、その後に排水手段を動作させて水位を所定高さ未満まで低下させて、その後に再び所定高さ以上の水位が検出されたのであるから、水位が異常に上昇していると判断できる。そこで、洗浄手段を停止して排水手段を動作させるとともに、異常給水に係る情報を報知する。
すなわち、本発明の食器洗浄機は、洗浄槽の水位が異常である可能性がある段階で、本当に異常なのか正常であるかを判別できるのを待たないで洗浄槽から排水する対策をまず実行し、その対策以降の水位によって、対策をキャンセルするか、対策を再び行うかを決定する。よって、洗浄水の水位異常に対する対策を早期に実行することに成功している。
なお、ここで言う「洗浄」には、その後に行われる「すすぎ」をも含んでいる。
上記の食器洗浄機において、コントローラは、第1制御手順で、水位検出手段が所定高さ以上の水位を所定時間間隔で複数回検出するか、または水位検出手段が所定高さ以上の水位を所定時間継続して検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させることが好ましい。ここで、前記の所定時間間隔と所定時間は、水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出することによって異常給水であると判断可能な時間よりも短く設定されている。
この発明の食器洗浄機は、水位の異常上昇か否かを見極めてから対策を講じていては遅すぎるという問題を解決する。対策を講じるのに遅すぎない範囲であれば、正常にもかかわらず異常対策を開始する機会を減少させることが好ましい。そこで、本発明の改良された食器洗浄機では、対策を講じるのに遅すぎない範囲で、水位を複数回または連続的に監視する。
第1制御手順で、水位検出手段が水位を所定時間間隔で複数回検出するか、または水位検出手段が水位を所定時間継続して検出するようにすると、洗浄水の水位が正常であるにもかかわらず異常対策を実行する機会を減少させることができる。また、所定時間間隔と所定時間が、異常な水位上昇であると判断可能な長さよりも短く設定されているので、水位異常に対する対策を早期に実行することが可能になる。
上記の食器洗浄機において、コントローラは、洗浄手段の動作開始から特定期間が経過してから、第1制御手順を行うことが好ましい。
洗浄手段が動作を開始してから暫くの間は、洗浄水の水位が安定しない。洗浄手段の動作開始から特定期間が経過してから第1制御手順を行うことによって、洗浄水の水位が正常であるにもかかわらず異常対策を実行する機会を減少させることができる。
上記の食器洗浄機において、水位検出手段は、給水手段が洗浄槽に給水するときの水位検出に兼用されることが好ましい。
よって、部品点数を削減することができる。
上記の食器洗浄機において、給水手段は、給水経路と、給水経路に介装された給水弁を有しており、コントローラは、第1制御手順で洗浄手段を停止して排水手段を動作させるときに、給水弁を少なくとも1回開閉することが好ましい。
洗浄水の水位異常は、給水弁に異物が噛み込んで生じることが多い。この食器洗浄機のように、第1制御手順で洗浄手段を停止して排水手段を動作させるときに給水弁を開閉すると、給水弁が噛み込んでいる異物が流出することがある。すると、水位異常が解消されるとともに、異常給水に係る情報も報知されない。異常給水に係る情報が報知されないと、修理のためにサービスマンが出向く頻度が減少する。
本発明により、洗浄水の水位が異常に上昇した場合の対策を、早期に実行することが可能になる。
後述する実施例の主要な特徴を記載する。
(1)食器洗浄機は引出式である。
(2)洗浄工程中に給水異常検出処理を実行する。給水異常検出処理では、洗浄工程が開始してから6秒が経過した時点で、水位検出器がオンであるか否かを判別する。水位検出器は、洗浄水の水位が所定高さ以上の場合にオンになる。水位検出器がオンであり、その1秒後にもオンであった場合、すなわち1秒の間隔を置いて検出した結果がともにオンになっていた場合には、水位異常であると仮に判断する。水位異常であると仮に判断すると、ポンプの洗浄運転を停止するとともに、ポンプを排水運転する。
(3)その後に水位検出器がオフになった場合に、ポンプの排水運転を停止し、洗浄運転に復帰する。
(4)再開した洗浄工程でも給水異常検出処理を実行する。再開した洗浄工程では、水位検出器がオフである間、ポンプの洗浄運転を継続する。給水異常が検出されなければ洗浄工程が最後まで行われる。一方、再開した洗浄工程の実行中に水位検出器がオンすると、水位異常であると最終判断して、ポンプを排水運転する。ポンプの排水運転によって洗浄槽の洗浄水が排水されてから、給水弁の異常が報知される。
(5)給水弁の異常を報知してから、常時監視処理に移行する。常時監視処理では、水位検出器がオンになる毎に、ポンプが排水運転される。
(6)食器洗浄機が一時停止状態と運転停止状態であるときにも、給水異常を検出するとともに、その対策を実行する処理が行われる。
本発明の食器洗浄機に係る一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、食器洗浄機10の本体12内には、洗浄槽14が収容されている。洗浄槽14の前方(図1の左方)には、扉15が設けられている。本体12は、図示しないローラとレールを介して洗浄槽14をスライド可能に支持している。洗浄槽14は、扉15とともに、本体12から引き出すことができる。
扉15の前面上部には、操作パネル16が設けられている。操作パネル16には、運転開始ボタン、洗浄コース選択ボタン、一時停止ボタン、時間表示部等が設けられている。時間表示部は、2桁の数字を表示するディスプレーであり、食器洗浄機10の運転残り時間を表示する。また、時間表示部は、食器洗浄機10に異常が発生した場合に、個々の異常内容に対応した数字を表示する。扉15には、洗浄槽14内と外部とを連通する排気経路18が設けられている。洗浄槽14内には、食器カゴ21が配置されている。食器カゴ21の各部は、種々の食器(大皿、小皿、丼、コップ等)を所定姿勢に維持可能な形状に形成されている。
洗浄槽14の底部には、吸込凹部24が形成されている。吸込凹部24の上部開口部は、メッシュ状の残菜フィルタ17によって覆われている。洗浄槽14の底面26の下方には、ポンプ27が設けられている。ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転させる。ポンプ27は、インペラ28を一方向に回転させることもできるし、他方向に回転させることもできる。ポンプ27のインペラ28が配置されている部分と、吸込凹部24とは、吸込経路25によって連通されている。洗浄槽14の底面26の上方には、電気式のヒータ30が装着されている。
洗浄槽14の底面26には、ノズル31が回転可能に取り付けられている。ノズル31とポンプ27の第1吐出口29は連通している。ノズル31には、複数の噴射口32が形成されている。一部の噴射口32は、水を噴射したときに、ノズル31に回転モーメントを発生させる。
本体12の後方壁33には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34とポンプ27の第2吐出口35は、排水経路36によって連通されている。排水経路36の途中と洗浄槽14は、エアー抜き経路37によって連通されている。排水経路36の排水ホース34と接続されている部分の直上流側には、排水逆止弁38が装着されている。排水逆止弁38は、排水ホース34から排水経路36に排水が逆流するのを防止する。
後方壁33の水平に配置されている部分には、給水ホース40が接続されている。給水ホース40には、水道水(冷水)が直接供給されることもあるし、給湯器によって水道水が加熱された温水が供給されることもある。
後方壁33の内方には、給水弁41が取り付けられている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41の入口44と給水ホース40は、第1給水経路42によって連通されている。給水弁41の出口39と洗浄槽14は、第2給水経路43によって連通されている。
洗浄槽14の前方下部には、水位検出器45が設けられている。水位検出器45は、水位室46、フロート47、バー48、スイッチ49を有している。水位室46は、水位経路50によって吸込凹部24と連通されている。フロート47は、水位室46内に配置されている。バー48は、フロート47に固定されており、水位室46から上方に突き出している。スイッチ49は、バー48の上方に配置されている。
洗浄槽14の後方壁51の外側には、乾燥ファン52が装着されている。乾燥ファン52は、内蔵する電気モータでファン60を回転させる。乾燥ファン52と洗浄槽14は、乾燥経路53によって連通されている。乾燥ファン52は、洗浄槽14に正常に洗浄水が給水された場合の水位(以下「正常水位」と言う。図1に符号54で図示)よりも高く配置されている。よって、乾燥ファン52に水が侵入してしまうのが防止されている。
洗浄槽14の底面26には、サーミスタ55が装着されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に洗浄水やすすぎ水が入れられているときには洗浄槽14内の水の温度を検出し、洗浄水やすすぎ水が入れられていないときには洗浄槽14内の空気の温度を検出する。
本体12の底面57には、凹部58が形成されている。凹部58には、水漏れ検知センサ59が備える2本の電極が差し込まれている。洗浄槽14から漏れた水が凹部58に流れ込むと、水漏れ検知センサ59は、電極間が導通してオンになる。
扉15内には、コントローラ20が装着されている。コントローラ20は、CPU、ROM、RAM等を備えており、食器洗浄機10の動作を制御する。コントローラ20には、操作パネル16、ポンプ27、ヒータ30、給水弁41、水位検出器45、乾燥ファン52、サーミスタ55、水漏れ検知センサ59が接続されている。
洗浄槽14の上方には、シール蓋56が配置されている。シール蓋56は、図示しない昇降機構を介して洗浄槽14と連結されている。洗浄槽14が本体12に収容されている状態(図1の状態)では、シール蓋56は降下して洗浄槽14の上部開口部を閉止する。洗浄槽14が本体12から引き出されると、シール蓋56は上昇して洗浄槽14の上部開口部を開放する。
食器洗浄機10は、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程の順に動作する。使用者は、洗浄工程を開始する前に、食器カゴ21の所定部位(図示省略)に洗剤を投入する。使用者が操作パネル16に設けられている運転開始ボタンをオンにすると、洗浄工程が開始される。洗浄工程では、最初に給水弁41が開く。給水弁41が開くと、給水ホース40と第1給水経路42と第2給水経路43を通って洗浄水(水道水)が洗浄槽14に給水される。すると、洗浄槽14内の洗浄水の水位が上昇してゆく。洗浄水は、吸込凹部24と水位経路50を流れて水検出器45の水位室46に入り込む。洗浄水の水位が上昇するのにともなって、水位室46の水位も上昇する。水位室46の水位が上昇するとフロート47が浮き上がる。フロート47が浮き上がると、それとともにバー48が上昇する。バー48の上端には、磁石が装着されている。バー48が上昇し、上端がスイッチ49に接近すると、水位検出器45がオンになる。水位検出器45がオンになると、給水弁41が閉じ、それによって洗浄槽14への給水が終了する。水位検出器45がオンになって洗浄槽14への給水が終了したときの水位(正常水位54)は、ヒータ30よりも僅かに高い。
給水弁41が閉じると、ポンプ27が洗浄運転されるとともに、ヒータ30がオンになる。ここで、ポンプ27の洗浄運転とは、ポンプ27のインペラ28が一方向に回転することによって、吸込凹部24から吸込経路25を経由して洗浄水を吸込み、その吸込んだ洗浄水がノズル31に送り込まれる運転状態を意味する。上述したように、排水経路36の途中は、エアー抜き経路37によって洗浄槽14と連通している。このため、ポンプ27が洗浄運転しているときには、排水経路36内に空気が入り込んでいる。また、排水経路36の一部は逆U字状に形成されている。このため、洗浄運転しているポンプ27が排水経路36を経由して排水を吸込むのが防止されている。
ノズル31に送り込まれた洗浄水は、噴射口32から勢いよく噴射する。ノズル31は、洗浄水を噴射しながら、その噴射によって発生する回転モーメントの作用で回転する。噴射口32から噴射する洗浄水によって、食器22が洗浄される。食器22を洗浄した洗浄水は、吸込凹部24から再びポンプ27に吸込まれる。このように、ポンプ27に吸込まれた洗浄水がノズル31の噴射口32から噴射し、再びポンプ27に吸込まれる循環が繰り返される。食器22から洗い流された残菜は、残菜フィルタ17によって濾し取られる。
ヒータ30がオンになると、洗浄水の温度が上昇する。洗浄水の温度は、サーミスタ55によって検出される。サーミスタ55が検出した温度に基づいて、ヒータ30はオン/オフ制御され、洗浄水温度は所定範囲(例えば、45〜60℃)に維持される。
洗浄水温度が所定範囲に維持されてから所定時間(例えば、10分)が経過すると、ヒータ30をオフにするとともに、ポンプ27を排水運転する。ここで、ポンプ27の排水運転とは、ポンプ27のインペラ28が他方向に回転することによって、吸込凹部24から吸込経路25を経由して洗浄水を吸込み、その吸込んだ洗浄水を排水経路36と排水ホース34を経由して外部に排出する運転状態を意味する。ポンプ27の排水運転は、所定時間(例えば、40秒間)が経過すると終了する。その所定時間は、洗浄槽14から洗浄水を全て排水するのに十分な時間として設定されている。
すすぎ工程では、給水弁41が開き、洗浄槽14にすすぎ水が給水される。洗浄槽14にすすぎ水が給水され、水位検出器45がオンになると、給水弁41が閉じ、ポンプ27が洗浄運転されるとともに、ヒータ30がオンになる。ポンプ27が洗浄運転されると、ノズル31の噴射口32からすすぎ水が噴射され、食器22のすすぎが行われる。オンになったヒータ30は、すすぎ水を加熱して温水にする。ポンプ27の洗浄運転(すすぎ運転)が開始されてから所定時間(例えば、1分)が経過すると、ポンプ27は停止する。そして、ポンプ27を排水運転することによって、洗浄槽14からすすぎ水を排水する。すすぎ工程は、所定回数(例えば、5回)繰り返される。すすぎ工程を、例えば、5回繰り返す場合、4回目まではヒータ30をオフにして冷水ですすぎを行い、5回目にヒータ30をオンにして温水ですすぎを行ってもよい。
乾燥工程では、乾燥ファン52が運転されるとともに、ヒータ30がオンになる。乾燥ファン52が運転されると、洗浄槽14内に乾燥経路53を経由して外部の空気が送り込まれる。送り込まれた空気は、洗浄槽14を通過し、排気経路18から外部に排気される。ヒータ30がオンになると、洗浄槽14内の空気温度が高くなる。洗浄槽14に外部の空気が送り込まれるとともに、洗浄槽14内の空気温度が高くなることによって、食器の乾燥が行われる。
洗浄槽14から水が漏れて水漏れ検知センサ59がオンになると、ブザー(図示省略)から警報音が発せられるとともに、食器洗浄機10の電源がオフになる。
給水弁41は、それ自体が故障したり、内部に異物が入り込んだりしたときに、閉止不能になることがある。本実施例の食器洗浄機10は、給水弁41の閉止不能によって洗浄水の水位が異常に上昇したことを検出するとともに、それの対策を実行することができる。以下、その具体的内容について詳述する。
図2、図3は、洗浄工程中に実行される給水異常検出処理S10のフローチャートである。図4のグラフは、給水弁41が閉止不能になった場合の洗浄水の平均的な水位変化を示している。図4の横軸は時間に対応しており、縦軸は洗浄水の水位に対応している。なお、本給水異常検出処理S10は、すすぎ工程にも適用することができる。
洗浄工程が開始されると、給水弁41が開くことによって、洗浄槽14に給水が行われる。図4に示すように、洗浄槽14に給水が行われると、浄水の水位が上昇してゆく。そして、「A」のタイミングで正常水位54に達し、水位検出器45がオンになる。水位検出器45がオンになると、給水弁41が閉じるとともに、ポンプ27が洗浄運転される。ポンプ27が洗浄運転されると、ノズル31に洗浄水が送り込まれ、噴射口32から噴射する。このため、洗浄水の水位は低下する。
図2に示すように、給水異常検出処理S10の最初の処理S12では、ポンプ27の洗浄運転が開始されてから6秒が経過したか否かを判別する。S12でポンプ27の洗浄運転が開始されてから6秒が経過していると判別した場合(YESの場合)には、S14を実行する。S12でポンプ27の洗浄運転が開始されてから6秒が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。この6秒は、ポンプ27の洗浄運転が開始されて、洗浄水の水位が下がるまでの時間を考慮して設定されている。ポンプ27の洗浄運転が開始されると洗浄水の水位が変動するので、水位が下がるまでの時間を考慮しないと、水位異常を誤検出してしまうからである。
給水後に給水弁41が正常に閉止した場合には、ポンプ27の洗浄運転が開始されて低下した水位は、その状態を維持する。給水弁51が閉止不能である場合には、図4に示すように、水位は一旦低下してから上昇する。
S12に続くS14では、水位検出器45がオンであるか否かを判別する(このタイミングが、図4で「B」として示されている)。S14で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S16に移行する。S14で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。
S16では、水位検出器45のオンから1秒が経過したか否かを判別する(このタイミングが、図4で「C」として示されている)。S16で水位検出器45のオンから1秒が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S18を実行する。S16で水位検出器45のオンから1秒が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。
S18では、水位検出器45がオンであるか否かを再び判別する。S18で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S20に移行する。S18で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、S14に戻る。すなわち、S14〜S18の処理によって、1秒の間隔を置いて水位検出器45がオンであるかを2回判別したことになる。
S20が実行されると、ポンプ27の洗浄運転が停止される。そして、続くS22では、ポンプ27が排水運転される。図4に示すように、ポンプ27が排水運転されると、洗浄水の水位は低下する。そして、S24を行う。
ポンプ27が洗浄運転されているときには、洗浄水の水位は常に変動している。このため、給水弁41が閉止不能になって水位が異常に上昇していなくても、水位検出器45がオンになることがある。従って、水位検出器45がオンになったからといって、水位が異常であると確実に判断することはできない。かといって、水位検出器45のオンが所定時間継続した場合に水位が異常であると判断しようとすると、その所定時間を長く設定しなければならない。水位検出器45のオンが短い時間だけ継続した場合に水位が異常だと判断するのでは、その判断が信頼できないからである。特に、長期間使用された食器洗浄機では、水位検出器45のフロート47の動きがスムーズでない(引っかかることがある)ので、短時間だけ水位検出器45がオンを継続しても、水位異常だと判断するわけにはいかない。このため、水位検出器45のオンが所定時間継続した場合に水位が異常であると確実に判断しようとすると、所定時間を長く設定しなければならず、その判断のタイミングが遅くなってしまう。
水位検出器45がオンになり、さらに1秒後にオンになった場合には、洗浄水の水位が異常に上昇している可能性がある。もちろん、洗浄水の水位は変動しているので、水位異常でない可能性もある。しかしながら、1秒の間隔を置いて水位検出器45が2回オンになったのであるから、水位異常である可能性が高い。そこで、本実施例の食器洗浄機10は、1秒の間隔を置いて水位検出器45が2回オンになった場合に、水位異常であると仮に判断して、洗浄水を排水する。
水位異常であるとの仮判断は、短時間(例えば、1秒)継続して水位検出器45がオンになった場合や、1回だけ水位検出器45がオンになった場合に行うこともできる。
S24では、水位検出器45がオフであるか否かを判別する。S24で水位検出器45がオフであると判別した場合(YESの場合)には、S28に移行する。S24で水位検出器45がオフでないと判別した場合(NOの場合)には、S26を行う。S24が実行され、水位検出器45がオフになったタイミングが、図4に「D」として示されている。
S26では、ポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過したか否かを判別する。この「2分」は、ポンプ27として許容されている連続運転時間である。ポンプ27は、2分以上連続運転すると、内部の温度が上昇して不具合を起こす可能性がある。S26でポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S42(図3参照)を実行する。S42を実行すると、ポンプ27の排水運転が停止されるとともに、給水弁41の異常が報知される。この報知では、ブザーから警報音が発せられるとともに、操作パネル16の時間表示部に給水弁41の異常に対応した数字が表示される。
S28では、ポンプ27の排水運転を停止する。次のS30では、ポンプ27を洗浄運転する。S28とS30は、S24で水位検出器45がオフであると判別した場合に実行される。すなわち、S14〜S18の判別で水位異常であると仮に判断することによってポンプ27の排水運転(S22)を行ったが、S24で水位検出器45がオフになったので、水位異常であるとの判断を一旦キャンセルし、ポンプ27の排水運転を停止し、洗浄運転する。
S30に続くS32では、水位検出器45がオンであるか否かを判別する。S32で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、ポンプ27の洗浄運転を継続する。よって、洗浄工程が最後まで行われる。S32で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S34(図3参照)に移行してポンプ27の洗浄運転を停止する。S32が実行され、水位検出器45がオンになったタイミングが、図4に「E」として示されている。S14〜S18の判別によって水位異常であると仮に判断しており、S32で水位検出器45がオンであると判別した場合には、水位異常であると最終判断する。
S36では、ポンプ27を排水運転する。図4に示すように、ポンプ27を排水運転すると、洗浄水の水位が低下してゆく。
S36に続くS38では、水位検出器45がオフであるか否かを判別する。S38で水位検出器45がオフでないと判別した場合(NOの場合)には、S40を実行する。
S40では、ポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過したか否かを判別する。S40でポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、S38を再び実行する。S40でポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S42を実行する。S42を実行すると、ポンプ27の排水運転が停止されるとともに、給水弁41の異常が報知される。一方、S38で水位検出器45がオフであると判別した場合(YESの場合)にも、S42を実行することによって、ポンプ27の排水運転が停止されるとともに、給水弁41の異常が報知される。そして、常時監視処理S50に移行する。
本実施例の食器洗浄機10は、洗浄槽14に給水するときの水位検出と、異常水位の検出を1つの水位検出器45で行っているが、それぞれを別個の水位検出器で行うこともできる。
図5に示すように、常時監視処理S50のS51では、ポンプ27の停止から所定時間が経過したか否かを判別する。この所定時間は、ポンプ27の内部温度が、再び運転可能になるまで低下する時間として設定されている。S51でポンプ27が停止してから所定時間が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S51でポンプ27が停止してから所定時間が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S52を実行する。
S52では、水位検出器45がオンであるか否かを判別する。S52で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S54を実行する。S52で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。
S54を実行すると、ポンプ27が排水運転される。そして、S60に移行する。
S60では、ポンプ27の排水運転開始から2分が経過したか否かを判別する。S60でポンプ27の排水運転開始から2分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのままの状態を継続する。S60でポンプ27の排水運転開始から2分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S62を行う。S62では、ポンプ27の排水運転を停止する。S60とS62の処理によって、ポンプ27が許容連続運転時間である2分を超えて運転され、不具合を起こすのが防止されている。
S62に続くS64では、ポンプ27が停止してから所定時間が経過したか否かを判別する。S64でポンプ27が停止してから所定時間が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S64でポンプ27が停止してから所定時間が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S52を再び実行する。
図6は、食器洗浄機10が一時停止しているときに実行される給水異常検出処理S70を示している。食器洗浄機10は、操作パネル16の一時停止ボタンが押されることによって一時停止する。
給水異常検出処理S70の最初の処理であるS72では、洗浄工程(すすぎ工程を含む)中であるか否かを判別する。S72で洗浄工程中でないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S72で洗浄工程中であると判別した場合(YESの場合)には、S74に移行する。
S74では、一時停止状態であるか否かを判別する。S74で一時停止状態でないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S74で一時停止状態であると判別した場合(YESの場合)には、S76を行う。
S76では、一時停止状態になってから15分が経過したか否かを判別する。S76で一時停止状態になってから15分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S76で一時停止状態になってから15分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S80に移行する。
S80では、水位検出器45がオンであるか否かを判別する。S80で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S80で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S82を実行する。
S76が設けられていることによって、S80の水位検出器45がオンであるか否かの判別は、食器洗浄機10が一時停止状態になってから15分が経過するまで実行されない。このようになっているのは、食器洗浄機10が一時停止の状態にされたときには、食器を追加して入れるために、洗浄槽14が収容位置から引き出され、さらに収容位置に収容されることが多いからである。洗浄槽14が引き出されたり、収容されたりすると、洗浄水の水位が異常でないのに、水位が変動することによって水位検出器45がオンになってしまう。そのため、洗浄槽14が引き出されたり、収容されたりするであろう15分間は、水位検出器45がオンであるか否かを判別するS80を実行しない。洗浄槽引出しタイプの食器洗浄機でなくても、扉を開閉するとショックで洗浄槽の水位が変動するので、S76の処理を設けるのが有効である。食器洗浄機10が一時停止状態であるときに、水位が異常に上昇した場合には、水位検出器45の水位室46から洗浄水が外部に漏れる。外部に漏れた洗浄水は、本体12の底面57に形成されている凹部58に入り込む。凹部58に洗浄水が入り込むと、水漏れ検知センサ59がオンになる。水漏れ検知センサ59がオンになると、ブザーによって水漏れが報知されるとともに、ポンプ27が排水運転される。よって、食器洗浄機10が一時停止状態であり、水位検出器45がオンであるか否かの判別が15分に亘って実行されていないときに万が一水位異常が発生しても、ポンプ27の排水運転によって、排水が行われる。
S82では、ポンプ27の排水運転が停止されるとともに、水位の異常が報知される。この報知では、ブザーから警報音が発せられるとともに、操作パネル16の時間表示部に水位異常に対応した数字が表示される。既に説明した洗浄工程中に実行される給水異常検出処理S10(図2、図3)が給水弁41の異常を報知するのとは異なり、水位の異常を報知するのは、一時停止状態になってから15分が経過した以降に洗浄槽14が引き出されたり、収容されたりして、水位検出器45がオンになる可能性があるからである。すなわち、使用者の操作によって水位検出器45がオンになったのであるから、給水弁41の異常ではなく、水位の異常を報知する。
S82に続くS84では、ポンプ27の排水運転開始から2分が経過したか否かを判別する。S84でポンプ27の排水運転開始から2分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのままの状態を継続する。S84でポンプ27の排水運転開始から2分が経過していると判別した場合(YESの場合)には、S86を実行してポンプ27の排水運転を停止する。そして、常時監視処理S50に移行する。
図7は、食器洗浄機10が運転停止状態であるときに実行される給水異常検出処理S90を示している。食器洗浄機10が運転停止状態であるときには、コントローラ20は監視状態になっている。
給水異常検出処理S90の最初の処理であるS92では、食器洗浄機10が運転停止状態であるか否かを判別する。S92で食器洗浄機10が運転停止状態でないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S92で食器洗浄機10が運転停止状態であると判別した場合(YESの場合)には、S94に移行する。
S94では、水位検出器45がオンであるか否かを判別する。S94で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S94で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S96を実行することによって、ポンプ27を排水運転する。このようにして、食器洗浄機10が運転停止状態にあるときに、洗浄水の水位が異常に上昇して水位検出器45がオンになると、ポンプ27が排水運転される。
S96に続くS98では、ポンプ27の排水運転開始から2分が経過したか否かを判別する。S98でポンプ27が排水運転を開始してから2分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのままの状態を継続する。S98でポンプ27の排水運転開始から2分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S100を実行する。S100では、ポンプ27の排水運転を停止するとともに、給水弁41の異常を報知する。そして、常時監視処理S50に移行する。
乾燥工程中にも、水位異常の検出を実行し、水位異常を検出した場合には、ポンプ27の排水運転と水位異常に係る報知を行うこともできる。
水位異常の主な原因は、給水弁41のシール面(弁座)に異物が噛み込む(いわゆる「ゴミ噛み」)ことである。異物は、食器洗浄機10を設置するとき、あるいは水道管を配設するときに、給水ホース40や水道管に入り込んでいる。給水弁41でゴミ噛みが起きると、給水弁41は閉じることができなくなり、洗浄槽14に給水が行われることによって、水位異常が発生する。給水弁41でゴミ噛みが起きて水位異常が発生しても、使用者が食器洗浄機10を再度運転させたり、サービスマンが出向いて給水弁41を動作させてしまうと、異物が給水弁41のシール面から離れて流出してしまい、異常給水が再現しないことが多い。そこで、異常水位を検出したときには、ポンプ27を排水運転するだけでなく、給水弁41を開閉することが好ましい。この場合、給水弁41の開閉は、複数回行うことが望ましい。給水弁41を開閉すると、給水弁41のシール面に噛み込んでいた異物は、流出する可能性が高い。従って、給水弁41の異常が報知されることもなくなり、サービスマンがサービスに出向く頻度が減少する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
食器洗浄機の模式的構成図。 給水異常検出処理(洗浄時)のフローチャート。 給水異常検出処理(洗浄時)のフローチャート。 洗浄水の水位変化を示すグラフ。 常時監視処理のフローチャート。 給水異常検出処理(一時停止時)のフローチャート。 給水異常検出処理(運転停止時)のフローチャート。
符号の説明
10:食器洗浄機
12:本体
14:洗浄槽
15:扉
16:操作パネル
17:残菜フィルタ
18:排気経路
20:コントローラ
21:食器カゴ
24:吸込凹部
25:吸込経路
26:底面
27:ポンプ
28:インペラ
29:第1吐出口
30:ヒータ
31:ノズル
32:噴射口
33:後方壁
34:排水ホース
35:第2吐出口
36:排水経路
37:エアー抜き経路
38:排水逆止弁
39:出口
40:給水ホース
41:給水弁
42:第1給水経路
43:第2給水経路
44:入口
45:水位検出器
46:水位室
47:フロート
48:バー
49:スイッチ
50:水位経路
51:後方壁
52:乾燥ファン
53:乾燥経路
54:正常水位
55:サーミスタ
56:シール蓋
57:底面
58:凹部
59:水漏れ検知センサ
60:ファン

Claims (5)

  1. 食器を収容する洗浄槽と、
    洗浄槽に洗浄水を給水する給水手段と、
    洗浄槽内に洗浄水を噴射する洗浄手段と、
    洗浄槽から洗浄水を排水する排水手段と、
    洗浄槽内の洗浄水の水位を検出する水位検出手段と、
    給水手段と洗浄手段と排水手段と水位検出手段に接続されているコントローラを備えている食器洗浄機であり、
    コントローラは、以下の制御手順、すなわち、
    (1)洗浄手段が動作中に水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させることによって、水位を所定高さ未満まで低下させる第1制御手順、
    (2)排水手段を停止して洗浄手段を動作させる第2制御手順、
    (3)水位検出手段が所定高さ未満の水位を検出した場合には洗浄手段の動作を継続し、水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出した場合には洗浄手段を停止して排水手段を動作させるとともに異常給水に係る情報を報知する第3制御手順、
    を順に実行することを特徴とする食器洗浄機。
  2. コントローラは、第1制御手順で、水位検出手段が所定高さ以上の水位を所定時間間隔で複数回検出するか、または水位検出手段が所定高さ以上の水位を所定時間継続して検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させ、
    所定時間間隔と所定時間は、水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出することによって異常給水であると判断可能な時間よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1の食器洗浄機。
  3. コントローラは、洗浄手段の動作開始から特定期間が経過してから、第1制御手順を行うことを特徴とする請求項1又は2の食器洗浄機。
  4. 水位検出手段は、給水手段が洗浄槽に給水するときの水位検出に兼用されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの食器洗浄機。
  5. 給水手段は、給水経路と、給水経路に介装された給水弁を有しており、
    コントローラは、第1制御手順で洗浄手段を停止して排水手段を動作させるときに、給水弁を少なくとも1回開閉することを特徴とする請求項1又は2の食器洗浄機。
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