JP2006204345A - 医用診断装置 - Google Patents

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徹 中山
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Abstract

【課題】 誤動作を低減させることができる医用診断装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 操作レバー14から入力された2方向の両方の入力データをともに参照して、撮像系本体2の可動部分の各方向(X方向およびY方向)について撮像系本体2の動作をそれぞれ決定する機能を制御部12に備える。この場合には、意図しない方向に入力してしまった場合でも、残りの方向の入力データをも参照して、撮像系本体2の動作を決定するので、意図しない方向の入力データのみでは撮像系本体2の動作を決定しない。その結果、操作レバー14に規制部材を適用せずに誤動作を低減させることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、移動入力手段から入力を行って、その入力データに基づいて映像系を移動させて診断用の放射線画像を得る医用診断装置に係り、特に、映像系について少なくとも2方向の可動部分を有する場合に映像系の移動を決定する技術に関する。
上述した移動入力手段として操作レバーなどがある。このレバーを傾斜させて操作することで、傾斜の情報が入力データとして映像系の可動部分に送り込まれる。具体的には、傾斜させる方向に応じて映像系の移動方向を決定し、傾斜させる操作量(例えば傾斜角度)に応じて映像系の移動速度を決定する。これらを決定するためには、例えばポテンショメータを利用して傾斜の変動に応じた可変抵抗による電位差を検出して、その検出量に基づいて行われる。通常、映像系は2方向以上の可動部分を有しており、これら2方向を操作レバーの水平面内のx方向、y方向にそれぞれ対応させて、レバーを傾斜させる方向に基づいて映像系の移動を決定する。
しかしながら、装置を操作するオペレータは、透視・撮影画像(X線画像)を注視したり、被検体である患者との対話を行いながら、あるいはカテーテル操作などを行いながら装置の操作を行う場合が生じる。このような場合には、操作レバーなどに代表される移動入力手段に十分な注意を払うのは困難である。また、操作レバーが2方向以上に動くので、オペレータが意図しない方向に傾き、目的外の方向へ映像系が移動に関して誤動作してしまうことがある。
そこで、かかる誤動作を防止するために、2方向への傾斜によるレバー式の移動入力手段であれば、十字型の溝を設けた規制部材を設け、x/y方向以外の方向にレバーが倒れないようにする。このように規制部材を設けることで、いずれか一方の方向にしか移動できないように限定することができる。しかし、1方向ずつしか移動できないので、2方向を同時に移動するといった迅速な移動を行うことができない。このように、誤動作を防止するといった移動の確実さと、2方向を同時に移動するといった移動の迅速さとが背反するものである。そして、オペレータやそのときの装置の操作状況に応じて、移動を確実にするために1方向ずつに規制したいという要求や、2方向の同時移動を可能にしたいという要求があり、これらの要求に応じるために上述した規制部材を取り付けたり、外したりする手間が必要となる。さらに、一方の方向をレバーの傾斜、他方の方向をレバーのねじりによる入力で操作する場合には、かかる規制部材を適用することができない。
そこで、規制部材を適用せずに移動に関する誤動作をいかに低減させることができるかが、主たる課題として挙げられる。そして、移動の確実さと迅速さとの両方をいかに満たすかが、2番目の課題として挙げられる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、移動に関する誤動作を低減させることができる医用診断装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、放射線を照射する放射線照射手段、および照射された放射線を検出して受像を行う受像系を含んで構成された映像系と、その映像系を移動させるために入力を行う移動入力手段とを備え、映像系について少なくとも2方向の可動部分を有し、前記移動入力手段から入力を行って、その入力データに基づいて前記2方向を含む各方向に前記可動部分を移動させることで映像系を移動させて診断用の放射線画像を得る医用診断装置であって、移動入力手段から入力された2方向の両方向の入力データをともに参照して、可動部分の各方向について映像系の移動をそれぞれ決定する移動決定手段を備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]従来の場合には、移動入力手段から入力された2方向のうち各方向をそれぞれ独立して参照していたので、操作者(オペレータ)が意図しない方向に入力してしまった場合でも、その入力データに基づいて映像系を動かしていた。その結果、その入力データによって移動に関して誤動作が生じる。そこで、請求項1に記載の発明によれば、移動入力手段から入力された2方向の両方の入力データをともに参照して、可動部分の各方向について映像系の移動をそれぞれ決定する移動決定手段を備える。この場合には、意図しない方向に入力してしまった場合でも、残りの方向の入力データをも参照して、映像系の移動を決定するので、意図しない方向の入力データのみでは映像系の移動を決定しない。その結果、移動入力手段に規制部材を適用せずに移動に関する誤動作を低減させることができる。
上述した発明において、移動入力手段から入力された2方向の両方向の入力データをともに参照して、移動決定手段が映像系の移動を決定する一例は、移動入力手段から入力された2方向の各方向の入力の大きさを互いに関連付けた関数に基づいて、移動決定手段は映像系の移動を決定することである(請求項2に記載の発明)。
また、上述した発明において、移動決定手段による映像系の移動の決定の一例は、移動決定手段が、映像系の移動方向を、可動部分の2方向のうちのいずれか1つの方向に限定するように決定することである(請求項3に記載の発明)。可動部分の2方向のうちのいずれか1つの方向に限定することで、残りの方向である他方の方向に映像系が移動しなくなり、その方向への映像系の移動に関する誤動作を防止することができる。そして、限定した方向への移動の確実さを満たすことができる。
また、上述した発明において、移動入力手段から入力された2方向の両方向の入力データをともに参照して、移動決定手段が映像系の移動を決定する際に、その移動の態様を可変設定する可変設定手段を備えるのが好ましい(請求項4に記載の発明)。このような可変設定手段を備えることで、同じ入力データを参照する場合においても、移動の態様を可変設定することが可能になる。したがって、例えば請求項3に記載の発明のように、可動部分の2方向のうちのいずれか1つの方向に限定するといった移動の態様を限定するように、可変設定手段が移動の態様を可変設定することで、移動の確実さを満たすことができる。逆に、例えば可動部分の2方向の同時移動を可能にするといった移動の態様を拡げるように、可変設定手段が移動の態様を可変設定することで、移動の迅速さを満たすことができる。このように、可変設定手段を備えることで、移動の確実さと迅速さとの両方を満たすことができ、2番目の課題を解決することができる。
この発明に係る医用診断装置によれば、移動入力手段から入力された2方向の両方の入力データをともに参照して、可動部分の各方向について映像系の移動をそれぞれ決定する移動決定手段を備えるので、移動入力手段に規制部材を適用せずに移動に関する誤動作を低減させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線診断装置のブロック図であり、図2は、X線診断装置に用いられる操作レバーによる各方向の移動可能の範囲の説明図であり、図2(a)は、実施例での移動可能の範囲の説明図であり、図2(b)は、実施例との比較のための従来での移動可能範囲の説明図である。本実施例では、医用診断装置としてX線診断装置を例に採って説明する。
本実施例に係るX線診断装置は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板1と、その被検体Mの撮像を行う撮像系本体2とを備えている。天板1は、図1に示すように、昇降および水平移動可能に構成されている。この他に、本実施例装置は、撮像系本体2から得られたX線検出信号に基づいて種々の処理を行う画像処理部11や、本実施例装置の各構成部分を統括制御する制御部12や、本実施例装置を操作する操作部13などを備えている。本実施例では操作部13は、図示を省略するマウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスや、図示を省略するボタンや操作レバー14を備えており、操作レバー14は、撮像系本体2を移動させるために入力を行う機能を有する。撮像系本体2は、この発明における映像系に相当し、操作レバー14は、この発明における移動入力手段に相当する。
制御部12は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。具体的には、画像処理部11で処理された各種のデータを制御部12に送り込み、制御部12は、図示を省略するメモリにそのデータを記憶したり、出力部(印刷出力するプリンタや表示出力するモニタなど)にそのデータを出力する。メモリは、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体などで構成されている。また、操作部13から入力された入力データに基づいて、制御部12は撮像系本体2を操作する。特に、本実施例では、制御部12は、操作レバー14から入力された2方向の両方向の入力データをともに参照して、映像系に相当する撮像系本体2の移動を決定する機能を行う。制御部12は、この発明における移動決定手段に相当する。撮像系本体2の移動を制御部12によって決定する具体的な機能については、図2で後述する。
撮像系本体2は、床面(図中のab平面)に設置された基台部21と、基台部21に支持されたC型アーム支持部22と、C型アーム支持部22に支持されたC型アーム23と、C型アーム23の一端に支持されたX線管24と、他端に支持されたイメージインテンシファイア(I.I)25とを備えている。X線管24は、X線を被検体Mに照射し、I.I25は、X線管24から照射されて被検体Mを透過したX線を検出して受像を行う。X線管24は、この発明における放射線照射手段に相当し、I.I25は、この発明における受像系に相当する。
図示を省略するモータの駆動によって床面に対して基台部21が鉛直軸(図中のc軸)心周りに回転するように構成されており、図示を省略する別のモータの駆動によって基台部21に対してC型アーム支持部22が被検体Mの体軸(図中のb軸)心周りに回転するようにそれぞれが構成されている。また、図示を省略する別のモータの駆動によってC型アーム23が体軸に対して水平面で直交する軸(図中のa軸)心周りに回転するように構成されている。図中では、図中のa軸心周りの回転を大文字のXで示すとともに、図中のb軸心周りの回転を大文字のYで示す。
C型アーム23の一端に支持されたX線管24のX線照射側にはX線の照視野を制御するコリメータ26を配設している。C型アーム23の他端に支持されたI.I25の背面(X線検出面とは逆側の面)にはテレビジョン(TV)カメラ27を配設している。図示を省略するモータの駆動によってI.I25に対してTVカメラ27が鉛直軸(図中のc軸)心周りに回転するようにそれぞれが構成されている。
なお、基台部21やC型アーム支持部22を、天板1と同様に昇降および水平移動可能に構成し、それによってC型アームを昇降および前後に進退可能にしてもよい。天板1や撮像系本体2を上述のように動かしてX線をI.I25が検出して、その検出されたX線検出信号を画像処理部11が処理することで診断用のX線画像(例えば透視画像や撮影画像)を得ることができる。
上述した操作レバー14は、図中の小文字のx方向に傾斜可能に構成されているとともに、図中の小文字のy方向に傾斜可能に構成されている。図中のX方向(a軸心周りの回転)は、操作レバー14のx方向に対応しており、図中のY方向(b軸心周りの回転)は、操作レバー14のy方向に対応している。操作レバー14は、例えばポテンショメータなどで構成されており、可変抵抗による電位差として傾斜の変動を操作レバー14が検出して、その検出量に基づいて撮像系本体2の移動を制御部12が決定する。
従来の場合には、図2(b)に示すような決定を行う。操作レバー14の中立位をxy座標の原点とする。x=ax、y=ayを境界にして、その境界を越えた入力に対して撮像系本体2がX,Yの各方向に移動するように制御部12は各モータを操作して制御する。本明細書では、−ax<x<ax,−ay<y<ayの範囲を『遊び代』と定義づけ、図2中の左斜線のハッチングの領域をX方向の1方向のみの移動、右斜線のハッチングの領域をY方向の1方向のみの移動とし、右斜線と左斜線とがクロスしたハッチングの領域をX/Y方向の同時移動とする。なお、ハッチングのない領域はX/Y方向のいずれにも移動しないとする。
図2(b)の場合には、左斜線のハッチングの領域を領域a,領域cとし、右斜線のハッチングの領域を領域b,領域dとする。また、右斜線と左斜線とがクロスしたハッチングの領域を領域e,領域f,領域g,領域hとする。領域aは、−ay<y<ay(すなわち遊び代ayの範囲内)で、かつax<x(すなわち遊び代axの正方向の範囲外)で、正のX方向の1方向のみに移動する領域である。なお、各方向の正負については、右回りを正とするとともに左回りを負としてもよいし、左回りを正とするとともに右回りを負としてもよい。
同様に、領域bは、−ax<x<ax(すなわち遊び代axの範囲内)で、かつay<y(すなわち遊び代ayの正方向の範囲外)で、正のY方向の1方向のみに移動する領域、領域cは、−ay<y<ayで、かつx<−ax(すなわち遊び代axの負方向の範囲外)で、負のX方向の1方向のみに移動する領域、領域dは、−ax<x<axで、かつy<−ay(すなわち遊び代ayの負方向の範囲外)で、負のY方向の1方向のみに移動する領域である。
また、領域eは、ax<x、かつay<yで、正のX/Y方向に同時に移動する領域で、領域fは、x<−ax、かつay<yで、負のX方向、正のY方向に同時に移動する領域で、領域gは、x<−ax、かつy<−ayで、負のX/Y方向に同時に移動する領域で、領域hは、ax<x、かつy<−ayで、正のX方向、負のY方向に同時に移動する領域である。
このように各領域にレバー14が傾斜したときにポテンショメータなどが検出し、その傾斜した領域に応じて撮像系本体2の移動を決定する。したがって、従来の場合において、例えばX方向のみに移動させるときには、領域a,cにレバー14を傾斜させる必要がある。すなわち、レバー14をx方向へ傾斜させつつ、y方向へは遊び代ayを越えて傾けないように注意する必要がある。このとき、オペレータがy方向という意図しない方向にレバー14を傾斜させた場合で、かつ遊び代ayを越えて傾けた場合には、意図しないY方向にまで移動するという移動に関する誤動作が生じる。
これは、従来の場合には、レバー14から入力された2方向(本実施例では小文字のx方向および小文字のy方向)のうち各方向をそれぞれ独立して参照していることに起因する。すなわち、遊び代ayに関わらずax<x(遊び代axの正方向の範囲外)であれば、領域は領域a,e,hに該当し、ax<xにレバー14が傾斜したx方向の入力データのみを参照して、正のX方向に移動するという撮像系本体2の移動を決定する。同様に、遊び代ayに関わらずx<−ax(すなわち遊び代axの負方向の範囲外)であれば、領域は領域c,f,gに該当し、x<−axにレバー14が傾斜したx方向の入力データのみを参照して、負のX方向に移動するという撮像系本体2の移動を決定する。逆に、遊び代axに関わらずay<y(すなわち遊び代ayの正方向の範囲外)であれば、領域は領域b,e,fに該当し、ay<yにレバー14が傾斜したy方向の入力データのみを参照して、正のY方向に移動するという撮像系本体2の移動を決定する。同様に、遊び代axに関わらずy<−ay(すなわち遊び代ayの負方向の範囲外)であれば、領域は領域d,g,hに該当し、y<−ayにレバー14が傾斜したy方向の入力データのみを参照して、負のY方向に移動するという撮像系本体2の移動を決定する。
これに対して、本実施例の場合には、図2(a)に示すような決定を行う。図2(a)の場合には、左斜線のハッチングの領域を領域A,領域Cとし、右斜線のハッチングの領域を領域B,領域Dとする。領域Aは、−ay<y<ayで、かつax<xで、正のX方向の1方向のみに移動する領域、領域Bは、−ax<x<axで、かつay<yで、正のY方向の1方向のみに移動する領域、領域Cは、−ay<y<ayで、かつx<−axで、負のX方向の1方向のみに移動する領域、領域Dは、−ax<x<axで、かつy<−ayで、負のY方向の1方向のみに移動する領域である。図2(a)の各遊び代ax,ayについては、図2(b)の遊び代ax,ayよりも広く設定するのが好ましい。
図2(a)の場合には、図2(b)の領域e,f,g,h(右斜線と左斜線とがクロスしたハッチングの領域)のようにX/Y方向の同時移動については設定していない。すなわち、遊び代のax,ayのうち一方の遊び代をレバー14が越えると、遊び代が越えた方向を重視して、その方向に応じた移動を行い、遊び代内の方向についてはオペレータが意図しない方向にレバー14が傾いたとして、その方向に応じた移動を行わない。例えばX方向に移動させるときには、領域A,Cにレバー14を傾斜させる。すなわち、レバー14をx方向へ傾斜させつつ、y方向へは遊び代ayを越えて傾けないようにする。しかし、オペレータがy方向という意図しない方向にレバー14を傾斜させた場合で、かつ遊び代ayを越えて傾けたとしても、領域Aと領域Bとに挟まれたハッチングのない領域にレバー14が傾斜することになるので、X/Y方向のいずれにも移動しなくなり、移動に関する誤動作を防止することができる。
つまり、本実施例の場合には、レバー14から入力された2方向の両方の入力データ(すなわちレバー14の傾斜した領域)をともに参照している。具体的には、−ay<y<ay(遊び代ayの範囲内)で、かつax<x(遊び代axの正方向の範囲外)であれば、領域は領域Aに該当し、y<−ayまたはay<y(遊び代ayの範囲外)で、かつax<x(遊び代axの正方向の範囲外)であれば、領域はハッチングのない領域に該当し、ax<xにレバー14が傾斜したx方向の入力データの他にレバー14が傾斜したy方向の入力データをも参照して、遊び代ayの範囲内であれば正のX方向に移動して遊び代ayの範囲外であればX/Y方向のいずれにも移動しないという撮像系本体2の移動を決定する。同様に、−ay<y<ay(遊び代ayの範囲内)で、かつx<−ax(すなわち遊び代axの負方向の範囲外)であれば、領域は領域Cに該当し、y<−ayまたはay<y(遊び代ayの範囲外)で、かつx<−ax(すなわち遊び代axの負方向の範囲外)であれば、領域はハッチングのない領域に該当し、x<−axにレバー14が傾斜したx方向の入力データの他にレバー14が傾斜したy方向の入力データをも参照して、遊び代ayの範囲内であれば負のX方向に移動して遊び代ayの範囲外であればX/Y方向のいずれにも移動しないという撮像系本体2の移動を決定する。
逆に、−ax<x<ax(遊び代axの範囲内)で、かつay<y(遊び代ayの正方向の範囲外)であれば、領域は領域Bに該当し、x<−axまたはax<x(遊び代axの範囲外)で、かつay<y(遊び代ayの正方向の範囲外)であれば、領域はハッチングのない領域に該当し、ay<yにレバー14が傾斜したy方向の入力データの他にレバー14が傾斜したx方向の入力データをも参照して、遊び代axの範囲内であれば正のY方向に移動して遊び代axの範囲外であればX/Y方向のいずれにも移動しないという撮像系本体2の移動を決定する。同様に、−ax<x<ax(遊び代axの範囲内)で、かつy<−ay(すなわち遊び代ayの負方向の範囲外)であれば、領域は領域Dに該当し、x<−axまたはax<x(遊び代axの範囲外)で、かつy<−ay(すなわち遊び代ayの負方向の範囲外)であれば、領域はハッチングのない領域に該当し、y<−ayにレバー14が傾斜したy方向の入力データの他にレバー14が傾斜したx方向の入力データをも参照して、遊び代axの範囲内であれば負のY方向に移動して遊び代axの範囲外であればX/Y方向のいずれにも移動しないという撮像系本体2の移動を決定する。
以上のように、従来の場合には、操作レバー14から入力された2方向のうち各方向をそれぞれ独立して参照していたので、オペレータが意図しない方向に入力してしまった場合でも、その入力データに基づいて撮像系本体2を動かしていた。その結果、その入力データによって移動に関する誤動作が生じる。そこで、以上のように構成された本実施例装置によれば、操作レバー14から入力された2方向の両方の入力データをともに参照して、撮像系本体2の可動部分の各方向(X方向およびY方向)について撮像系本体2の移動をそれぞれ決定する機能を制御部12に備える。この場合には、意図しない方向に入力してしまった場合でも、残りの方向の入力データをも参照して、撮像系本体2の移動を決定するので、意図しない方向の入力データのみでは撮像系本体2の移動を決定しない。その結果、操作レバー14に規制部材を適用せずに移動に関する誤動作を低減させることができる。
本実施例では、撮像系本体2の移動方向を、X/Y方向の2方向のうちのいずれか1つの方向に限定するように決定する。すなわち、図2(a)に示すように、X/Y方向を同時に移動することなく、レバー14が領域Aに傾斜したときには正のX方向に限定するとともに、レバー14が領域Cに傾斜したときには負のX方向に限定し、レバー14が領域Bに傾斜したときには正のY方向に限定するとともに、レバー14が領域Dに傾斜したときには負のY方向に限定する。このように、X/Y方向の2方向のうちのいずれか1つの方向に限定することで、残りの方向である他方の方向に撮像系本体2が移動しなくなり、その方向への撮像系本体2の移動に関する誤動作を防止することができる。そして、限定した方向への移動の確実さを満たすことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、C型アームの駆動で撮像を行うX線診断装置を例に採って説明したが、この発明は、C型アーム以外の駆動機構がX線管やI.Iを支持して動かすX線診断装置に適用してもよい。
(2)上述した実施例では、X線診断装置を例に採って説明したが、γ線によって診断用の放射線画像を得る医用診断装置であれば、その装置に適用してもよい。
(3)上述した実施例では、この発明における移動入力手段の一例として、操作レバー14を挙げたが、2方向(実施例ではx/y方向)の入力データを入力することが可能な手段であれば、特に限定されない。また、操作レバー14においても、レバー14の水平面内のx方向、y方向に傾斜させる以外にも、一方の方向を傾斜で他方の方向をねじりで入力を行う構成でもよい。
(4)上述した実施例では、図1中のa軸心周りの回転のX方向、図1中のb軸心周りの回転のY方向を、撮像系本体2の可動部分の方向として、それら2方向のうちの各方向について映像系に相当する撮像系本体2の移動を決定したが、上述したX/Y方向に限定されない。例えば、撮像系本体2を昇降または水平移動可能に構成し、昇降する方向(図1中のc方向)、水平移動する方向(図1中のa方向、b方向またはab平面内の方向)を、撮像系本体2の可動部分の方向として、それら2方向のうちの各方向について撮像系本体2の移動を決定してもよい。また、それ以外の方向について撮像系本体2の移動を決定してもよい。さらに、上述したX/Y方向や昇降する方向や水平移動する方向などの方向のうちから2方向を組み合わせて、撮像系本体2の移動を決定してもよい(例えばX方向と水平移動する方向とについて撮像系本体2の移動を決定する)。
(5)上述した実施例では、操作レバー14から入力された2方向(x/y方向)の各方向の入力の大きさを関連付けずに、x方向とy方向との入力データ(レバー14の傾斜した領域)をともに参照して、撮像系本体2の移動を決定したが、レバー14から入力された2方向(x/y方向)の各方向の入力の大きさを互いに関連付けた関数に基づいて、撮像系本体2の移動を決定してもよい。
具体的には、この変形例(5)の場合には、図3(a)に示すような決定を行う。図3(a)の場合には、実施例の図2(a)と同様に、左斜線のハッチングの領域を領域A,領域Cとし、右斜線のハッチングの領域を領域B,領域Dとする。また、実施例では遊び代ax,ay(−ax<x<ax,−ay<y<ay)を設けたが、後述する変形例(6)を含めて変形例(5)では、x/y方向の入力の大きさを互いに関連付けた関数として、1次関数を導入する。ここでは、y=x+by、y=x−by、y=−x+by、y=−x−byの4つの関数を導入する。ここで、y=x−byおよびy=−x+byのx切片(x軸と交わるx座標)をbxすると、bx=byとなる。
変形例(5)においては、各領域A〜Dを以下のようにして設定する。領域Aは、−x+by<y<x−byで、かつax<xで、正のX方向の1方向のみに移動する領域、領域Bは、x+by<yで、かつ−x+by<yで、かつay<yで、正のY方向の1方向のみに移動する領域、領域Cは、x+by<y<−x−byで、かつx<−axで、負のX方向の1方向のみに移動する領域、領域Dは、y<x−byで、かつy<−x−byで、かつy<−ayで、負のY方向の1方向のみに移動する領域である。なお、領域A〜D以外のハッチングのない領域については、上述した実施例と同様にX/Y方向のいずれにも移動させない。
変形例(5)の場合には、上述した実施例と比較して、オペレータがy方向という意図しない方向にレバー14を傾斜させたときのX方向における移動可能な領域が拡がる。x方向という意図しない方向にレバー14を傾斜させた場合も同様である。このように、レバー14を大きく動かして、移動に関する誤動作が生じやすい箇所でも不必要に移動が停止することが少なくなる。
(6)上述した実施例および変形例(5)では、ハッチングのない領域、すなわちX/Y方向のいずれにも移動しない領域を設けたが、例えば図3(b)に示すような4つの関数に挟まれた領域E,F,G,H(右斜線と左斜線とがクロスしたハッチングの領域)を設け、その領域については、X/Y方向の同時移動として移動を決定してもよい。この場合には、レバー14をX方向およびY方向にほぼ同じ変位で傾斜させると、すなわち4つの関数に挟まれた領域E,F,G,Hに傾斜させると、X/Y方向の同時移動という移動の迅速さを満たすことができる。
(7)上述した変形例(5)、(6)では、各方向の入力の大きさを互いに関連付けた関数は、y=x+by、y=x−by、y=−x+by、y=−x−byの4つであったが、これらに限定されない。また、1次関数にも限定されない。
(8)上述した実施例や変形例(5)のような移動の確実さと上述した変形例(6)のような移動の迅速さとが互いに可変できるように、操作レバー14などに代表される移動決定手段が映像系に相当する撮像系本体2の移動を決定する際に、その移動の態様を可変設定する可変設定手段を備えてもよい。例えば、この発明における可変設定手段として、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスや、ボタンなどの操作部13を用いて、オペレータが移動の態様を変更する場合には、以下のようにして行う。すなわち、オペレータが例えば実施例や変形例(5)において可動部分の2方向のうちのいずれか1つの方向に限定するといった移動の態様を限定するように、操作部13に入力操作を行った場合には、その操作部13からの入力操作を制御部12に送る。一方、オペレータが例えば変形例(6)において可動部分の2方向の同時移動を可能にするといった移動の態様を拡げるように、操作部13に入力操作を行った場合には、その操作部13からの入力操作を制御部12に送る。制御部12は、各入力操作に基づいて切り換えて撮像系本体2を操作する。このように、レバー14で同じ操作を行ったとしても、移動の態様を可変設定する操作部13を備えることで、移動の確実さと迅速さとの両方を満たすことができる。なお、この発明における可変設定手段については、上述した操作部13に限定されず、図示を省略するメモリに記憶されたソフトウェア設定によって制御部12に送ることで移動の態様を可変設定する構成であってもよい。
実施例に係るX線診断装置のブロック図である。 X線診断装置に用いられる操作レバーによる各方向の移動可能の範囲の説明図であり、(a)は、実施例での移動可能の範囲の説明図であり、(b)は、実施例との比較のための従来での移動可能範囲の説明図である。 (a),(b)は、各変形例での移動可能の範囲の説明図である。
符号の説明
2 … 撮像系本体
12 … 制御部
13 … 操作部
14 … 操作レバー
24 … X線管
25 … イメージインテンシファイア(I.I)
M … 被検体

Claims (4)

  1. 放射線を照射する放射線照射手段、および照射された放射線を検出して受像を行う受像系を含んで構成された映像系と、その映像系を移動させるために入力を行う移動入力手段とを備え、映像系について少なくとも2方向の可動部分を有し、前記移動入力手段から入力を行って、その入力データに基づいて前記2方向を含む各方向に前記可動部分を移動させることで映像系を移動させて診断用の放射線画像を得る医用診断装置であって、移動入力手段から入力された2方向の両方向の入力データをともに参照して、可動部分の各方向について映像系の移動をそれぞれ決定する移動決定手段を備えることを特徴とする医用診断装置。
  2. 請求項1に記載の医用診断装置において、前記移動入力手段から入力された前記2方向の各方向の入力の大きさを互いに関連付けた関数に基づいて、前記移動決定手段は前記映像系の移動を決定することを特徴とする医用診断装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の医用診断装置において、前記移動決定手段は、前記映像系の移動方向を、前記可動部分の2方向のうちのいずれか1つの方向に限定するように決定することを特徴とする医用診断装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の医用診断装置において、前記移動入力手段から入力された前記2方向の両方向の入力データをともに参照して、前記移動決定手段が前記映像系の移動を決定する際に、その移動の態様を可変設定する可変設定手段を備えることを特徴とする医用診断装置。
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