JP2006202354A - 表面形成方法及び装置、磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

表面形成方法及び装置、磁気ヘッド及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 機械的加工変質が生じず、均一、かつ、高品質な構造体を製造すること。
【解決手段】 所定の構造体Rに対して表面形成処理を行う表面形成手段を備えた表面形成装置であって、表面形成手段は、所定の照射エネルギーを有し一定方向に向かって照射可能なエネルギービームを構造体に照射する照射手段1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面形成方法及び装置にかかり、特に、機械的研磨を施さずに表面形成処理を行う表面形成方法及び装置に関する。また、かかる表面形成処理を行って製造された構造体及び磁気ヘッド、並びに、その製造方法に関する。
近年、ハードディスク駆動装置(以下、「HDD」という)においては記録密度が飛躍的に進歩しており、かかる高記録密度化された磁気ディスクからデータ再生を行う磁気ヘッド素子として磁気抵抗効果素子が用いられている。例えば、磁気抵抗効果素子として巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)や、トンネル接合磁気抵抗効果素子(TMR素子)を用いた磁気ヘッドが存在する。
そして、上記磁気ヘッドは、一般的に略直方体形状であり、磁気ディスクに対して浮上可能なよう浮上面を形成する磁気ヘッドスライダ部(本体部)と、その端部に形成された記録部及び上記磁気抵抗効果素子部を含む再生部を構成する磁気ヘッド素子部(薄膜積層部)と、により構成されている。
ここで、上記磁気ヘッドの製造方法の一例が下記の特許文献1に開示されており、その手法を簡単に説明する。そして、その製造方法の一部を図8に示す。
まず、図8(a)に示すように、磁気ヘッドスライダ部と磁気ヘッド素子部とを含む磁気ヘッド構造体Rがマトリックス状に形成されたウエハWから、図8(b)及び図8(c)に示すように、複数個分の磁気ヘッド構造体Rが一列状に配列されているバー状(以下、「バーブロックB」という)に切り出す。そして、このバーブロックBに対して、磁気ヘッドの浮上面(ABS面)となる面(磁気ディスクとの対向面)を研磨する(図8(c)の下面側)。かかる研磨により、磁気ディスクからの微弱磁場を感度良く検出するために磁気抵抗効果素子Mの端面を浮上面(ABS面)に露出させると同時に、所定の抵抗値が得られるよう浮上面である研磨面に対して垂直方向の磁気抵抗効果素子の素子高さMh(MRハイト)を規定する。
ここで、磁気ヘッド構造体Rの部分拡大断面図を図9に示す。この図は、磁気抵抗効果素子Mが形成された磁気ヘッド構造体Rのほぼ中央部分で断面した図である。なお、上記磁気抵抗効果素子Mの端面は、上述した研磨処理によって浮上面に露出させることに限らず、バーブロックBに切り出すときに露出させて、その後の研磨処理により素子高さMhを規定するようにしてもよい。
このとき、上記バーブロックに対する研磨は、従来より機械的に行うことが一般的であり、そのことが上記特許文献1に開示されている。
そして、上記のように研磨を行った後には、樹脂を塗布してエッチングを行い、表面粗さの低減を図る。その後、所定の形状にABS面を形成すべくレジストを塗布してエッチング行う。そして、バーブロックBとして一体化されている複数個の磁気ヘッド構造体Rを切断することにより、個別の磁気ヘッドを生成する。
特開2004−71024号公報
しかしながら、上記特許文献1の磁気ヘッドの製造方法におけるエッチング処理は、主に磁気ヘッドの表面粗さを低減するために行われるための処理である。このため、機械的に研磨処理を行うことによりバーブロックすなわち磁気ヘッド構造体の内部に生じる機械的ひずみや、磁気抵抗効果素子の特性の変化や劣化に対する対応については、従来より十分な検討がなされていなかった。
また、バーブロックBの個々の磁気ヘッド構造体Rに含まれる各磁気抵抗効果素子Mには、薄膜積層時や上述したウエハからバーブロックBへの切断時に、その長さなどに多少の誤差が生じたり、あるいは、表面形成処理がバーブロックB上において均一に行われるとは限らない。これに対して、上記特許文献1では、バーブロックBの複数個の磁気ヘッド構造体Rに対して全てに同時に研磨処理を行うことが記載されていることから、当該特許文献1では、全ての磁気ヘッドにおいて磁気抵抗効果素子Mの素子高さMhを均一かつ高精度に規定することに関する検討もなされていない。例えば、Cpp型磁気ヘッドでは、磁気抵抗効果素子の素子高さを50nm±5nmといった高精度に規定しなければならないため、かかる対応が必要となる。
このため、本発明では、機械的加工変質が生じず、均一、かつ、高品質な構造体を製造することをその目的とする。
そこで、本発明である表面形成方法は、
所定の構造体に対して表面形成処理を行う表面形成方法であって、
表面形成処理を、所定の照射エネルギーを有し一定方向に向かって照射可能なエネルギービームを構造体に照射して行う、を有することを特徴としている。
上記発明によると、構造体に対して直進性を有するエネルギービームが照射されて、当該構造体の表面を浸食加工することができ、適切な表面形成処理を施すことができる。そして、機械的な研磨処理を施すことなく表面形成処理を行っているため、機械的加工変質が存在しない構造体を製造することができ、製造する構造体の高品質化を図ることができる。このことは、特に、磁気ヘッドなどの精密部品においては有効である。
また、上記表面形成処理を、複数の構造体を含むウエハに対して行うと共に、
表面形成処理による構造体の変化に基づいて当該表面形成処理を行う必要の無い構造体を特定する構造体特定工程と、この特定された構造体に対して照射されるエネルギービームを遮蔽する遮蔽工程と、を有することを特徴としている。
そして、上記構成において、特に、上記構造体は、磁気ヘッド構造体であると共に、
表面形成処理は、磁気ヘッド構造体を構成する磁気抵抗効果素子の素子長さを設定するよう行う、ことを特徴としている。
このとき、上記構造体特定工程は、表面形成処理による磁気抵抗効果素子の素子高さの変化に基づいて磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴としている。特に、構造体特定工程は、磁気抵抗効果素子の素子高さが予め設定された基準高さとなったときに当該磁気抵抗効果素子を含む磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴としている。そして、上記基準高さは所定の範囲を有していてもよい。
また、構造体特定工程は、表面形成処理による磁気抵抗効果素子の特性の変化に基づいて磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴としている。このとき、構造体特定工程は、磁気抵抗効果素子の抵抗値を検出して当該抵抗値の変化に基づいて磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴としている。特に、構造体特定工程は、磁気抵抗効果素子の抵抗値が予め設定された基準抵抗値となったときに当該磁気抵抗効果素子を含む磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴としている。そして、上記基準抵抗値は所定の範囲を有していてもよい。
また、表面形成処理は、遮蔽工程にて複数個の磁気ヘッド構造体の全てに対してエネルギービームを遮蔽したときに終了する、ことを特徴としている。
また、本発明の他の形態である磁気ヘッド製造方法は、
複数個の磁気ヘッド構造体を含むウエハを切り出す切出工程と、
この切り出したウエハに対して上述したいずれかの表面形成方法による表面形成処理を行う表面形成工程と、
磁気ヘッド構造体の浮上面の形成を行う浮上面形成工程と、
ウエハから個々の磁気ヘッド構造体に分離する分離工程と、
を有することを特徴としている。
さらに、本発明の他の形態である構造体、あるいは、上記いずれかの方法を用いて製造された磁気ヘッドは、所定の照射エネルギーを有し一定方向に向かって照射可能なエネルギービームが照射されることにより表面形成処理が施され、機械的加工変質が存在していない、ことを特徴としている。
上記構成の発明によると、まず、複数個の構造体が一体となったウエハに対して、エネルギービームの照射が行われることにより表面形成処理が施され、その際に、表面形成処理を行う必要のなくなった構造体が特定される。例えば、構造体が磁気ヘッド構造体であり、磁気抵抗効果素子長さを規定するよう表面形成処理が行われる場合には、当該磁気抵抗効果素子の長さや特性(例えば、抵抗値)の変化に基づいて、表面形成処理を行う必要のない構造体が特定される。そして、特定された構造体に対して、エネルギービームの照射が遮蔽される。これにより、遮蔽された構造体に対しては、以後、表面形成処理が行われないため、適切な表面形成処理が施された状態となっており、一方で、他の構造体については依然として表面形成処理が施された状態となる。そして、他の構造体も上述同様に表面形成処理が必要ないと判断されるとエネルギービームが遮蔽される。従って、個々の構造体に対して適切な表面形成処理が施されるため、全ての磁気ヘッドを均一かつ高品質に製造することができる。
このとき、磁気抵抗効果素子の抵抗値を検出し、当該抵抗値に基づいて遮蔽する構造体を特定することで、その判断が容易であり、正確性が向上し、より均一かつ高品質な構造体を製造することができる。
また、本発明の他の形態である表面形成装置は、
所定の構造体に対して表面形成処理を行う表面形成手段を備えた表面形成装置であって、
表面形成手段は、所定の照射エネルギーを有し一定方向に向かって照射可能なエネルギービームを構造体に照射する照射手段である、ことを特徴としている。
そして、表面形成処理を、複数の構造体を含むウエハに対して行うと共に、
構造体毎に当該構造体の表面形成処理面を覆って照射されるエネルギービームを遮蔽する遮蔽手段と、表面形成処理による構造体の変化に基づいて前記遮蔽手段による遮蔽状態を制御する遮蔽制御手段と、を備えた、ことを特徴としている。
さらに、上記構造体は、磁気ヘッド構造体であると共に、
表面形成手段は、磁気ヘッド構造体を構成する磁気抵抗効果素子の素子長さを設定するよう表面形成処理を行う、ことを特徴としている。
また、磁気ヘッド構造体毎の磁気抵抗効果素子の素子高さを検出する検出手段を備えると共に、
遮蔽制御手段は、検出手段による検出値に基づいて特定の磁気ヘッド構造体に対して照射されるエネルギービームを遮蔽するよう遮蔽手段を制御する、
ことを特徴としている。
また、磁気ヘッド構造体毎の磁気抵抗効果素子の特性の変化を検出する検出手段を備えると共に、
遮蔽制御手段は、検出手段による検出値の変化に基づいて特定の磁気ヘッド構造体に対して照射されるエネルギービームを遮蔽するよう遮蔽手段を制御する、
ことを特徴としている。
このとき、上記検出手段は、磁気抵抗効果素子の抵抗値を検出する抵抗値検出手段であると共に、
遮蔽制御手段は、抵抗値検出手段によって検出された抵抗値の変化に基づいて特定の磁気ヘッド構造体に対して照射されるエネルギービームを遮蔽するよう遮蔽手段を制御する、
ことを特徴としている。
さらに、このとき、遮蔽制御手段は、抵抗値検出手段によって検出された抵抗値が予め定められた基準抵抗値となったときに当該磁気抵抗効果素子を含む磁気ヘッド構造体に対して照射されるエネルギービームを遮蔽するよう遮蔽手段を制御する、ことを特徴としている。そして、上記基準抵抗値は所定の範囲を有していてもよい。
上記構成の表面形成装置であっても、上述した表面形成方法と同様に作用するため、上述した本発明の目的を達成することができる。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、機械的な表面形成処理を行わずに、エネルギービームの照射によって表面形成処理を行っているため、機械的加工変質が存在しない構造体を製造することができる、という従来にない優れた効果を有する。また、個々の構造体に対するエネルギービームの照射を遮蔽することで、個々の構造体に対して適切な表面形成処理が施すことができ、全ての構造体を均一かつ高品質に研磨することができる、という従来にない優れた効果を有する。
本発明は、構造体に対する表面形成処理を、機械的研磨処理ではなく、エネルギービームを照射することによって行う点に特徴を有する。また、複数の構造体をまとめて表面形成処理する際に、個々の構造体に対する表面形成処理の状況に応じて、構造体毎にエネルギービームを遮蔽することに特徴を有する。以下、ハードディスクドライブ(HDD)に搭載されるハードディスクからデータの再生を行う磁気ヘッドを表面形成処理の対象となる構造体の一例に挙げて、本発明である表面形成方法、表面形成装置等の構成を説明する。但し、本発明において表面形成処理の対象となる構造体は、磁気ヘッド構造体であることに限定されない。
本発明の実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、表面形成装置の構成を示すブロック図である。図2は、コントローラの構成を示す機能ブロック図である。図3乃至図4は、表面形成処理時における磁気ヘッド構造体の様子を示す説明図である。図5は、表面処理動作を示すフローチャートである。
[構成]
本発明である表面形成装置は、図8に示し、上記従来技術として説明したように、複数個の磁気ヘッド構造体Rを含むウエハWであって磁気ヘッド構造体Rが一列に配列されたバー状のブロック(バーブロックB)に対して、浮上面をエッチングするなど表面形成処理する装置である。従って、かかる表面形成装置は、磁気ヘッド製造装置の一部を構成している。
そして、図1に示すように、本実施例における表面形成装置は、表面形成処理対象となる複数の磁気ヘッド構造体Rを含むバーブロックBに対して、エッチングによる表面形成処理を行うエッチング装置1(表面形成手段)と、バーブロックBの磁気ヘッド構造体R毎にその研磨面を覆ってエッチングを遮蔽する遮蔽装置2,3(遮蔽手段)と、表面形成処理による磁気ヘッド構造体Rの変化に基づいて遮蔽装置2,3による遮蔽状態を制御するコントローラ4(遮蔽制御手段)と、を備えている。また、表面形成処理時における磁気ヘッド構造体Rの磁気抵抗効果素子Mの抵抗値を検出して上記コントローラ4に通知する抵抗計5(抵抗値検出手段)と、バーブロックBを載置し載置面に沿って駆動して当該バーブロックBの位置を設定するX−Yテーブル6と、このX−Yテーブル6自体を載置しバーブロックBのエッチング角度を設定する角度テーブル7と、エッチング装置1にてエッチングを行うための環境を形成するチャンバー8と、を備えている。以下、各構成について詳述する。
<磁気ヘッド構造体>
磁気ヘッド構造体Rは、上述したように、図8,9に示すものと同様であり、表面形成処理時には複数の磁気ヘッド構造体Rが一列に配列されたバーブロックBに構成されている。そして、この磁気ヘッド構造体Rは、後に図8(c)や図3に示す点線にて切断されて、個々の磁気ヘッドとして生成されるものである。このため、個々の磁気ヘッド構造体Rは、主に磁気ヘッドの本体を成す磁気ヘッドスライダ部Rbと、その一端側にデータ記録再生部Raa及び接続端子Rabを備えた磁気ヘッド素子部Raと、を備えて形成されている。そして、データ記録再生部Raaには、上述したようにデータ再生時に用いる磁気抵抗効果素子M(MR素子)が備えられており(図9参照)、浮上面側(図3及び図4で上面側)に露出して、表面形成処理にて所定の素子高さMh(MRハイト)に規定される。
<エッチング装置>
エッチング装置1は、コントローラ4にてその動作が制御されており、例えば、真空のチャンバー8内でエッチングを行い、磁気ヘッド構造体Rの浮上面を研磨し、磁気ヘッド自体の厚みの設定、磁気抵抗効果素子Mの素子高さMhの規定を行う装置である。そして、本実施例におけるエッチング装置1は、イオンビームを磁気ヘッド構造体Rに照射して(図3の矢印Y1参照)、イオンビームエッチングを行う。
但し、エッチング装置1は、イオンビームを照射してイオンビームエッチングを行う装置であることに限定されず、所定の照射エネルギーを有していて、一定方向に向かって照射可能なエネルギービーム(例えば、電子ビームやレーザービームなど)を照射する装置であればよい。従って、本発明でいうエッチングとは、機械的研磨以外の手法によって構造体Rの表面をエネルギービームの照射エネルギーによって浸食させる処理のことを言う。なお、エッチングを行うエネルギービームによっては、後述する遮蔽部材2の構成が異なるため、これについては後述する。
<遮蔽装置>
遮蔽装置2,3は、遮蔽部材2と、これを駆動する遮蔽部材駆動装置3と、を備えている。遮蔽部材2は、略板状の部材であって、図3乃至図4に示すように、バーブロックBに含まれる個々の磁気ヘッド構造体R毎に対応して分割されて備えられている。具体的には、磁気ヘッド構造体Rの浮上面に沿って配置されており、分割された1枚の遮蔽部材2が各磁気ヘッド構造体Rの幅を有して形成されている。そして、少なくともバーブロックBを構成する全ての磁気ヘッド構造体Rの数だけ、当該バーブロックBに沿って一様に配置されている。このとき、遮蔽部材2には、当該遮蔽部材2を識別する位置情報が付されており、例えば、図3の左端から1,2,3,・・・と付番されている。そして、バーブロックBをX−Yテーブル6上に配置するときには、遮蔽部材2の左端に必ず磁気ヘッド構造体Rが位置するようバーブロックBを配置することで、後述するように抵抗計5から通知される磁気ヘッド構造体Rの識別情報と遮蔽部材2の位置情報とを対応させておく。
また、遮蔽部材2の一端部(図3,4にて図示しない端部)は、後述するX−Yテーブル6上に設置された遮蔽部材駆動装置3に支持されている。この遮蔽部材駆動装置3は、支持している個々の遮蔽部材2を、それぞれ磁気ヘッド構造体Rの浮上面すなわちエッチング面上に突出させる方向に駆動可能なよう(図1の矢印Y2参照)、構成されている。従って、この遮蔽部材駆動装置3にて図3に符号2aで示す遮蔽部材2が突出駆動されると、図4に示すように、その下部に位置する磁気ヘッド構造体R上に突出し、その浮上面であるエッチング面を覆うよう配置される。具体的には、遮蔽部材2は、エッチング装置1によって照射されるイオンビームなどのエネルギービームの照射経路上に配置され、これにより、当該エネルギービームが磁気ヘッド構造体Rの浮上面に照射されることを適切に遮蔽することができる。
ここで、上記遮蔽部材2は板状であることに限定されない。その形状及び材質は任意であるが、上述したように、磁気ヘッド構造体Rの上部に突出されたときに、エネルギービームが磁気ヘッド構造体Rの浮上面に照射されることを適切に遮蔽できる形状及び材質であればよい。
なお、上記遮蔽部材駆動装置3による遮蔽部材2の駆動制御は、後述する抵抗計5にて検出した抵抗値に基づいて、コントローラ4にて行われる。このとき、遮蔽部材駆動装置3は、コントローラ4から指示される遮蔽部材2の位置情報に基づいて、特定の遮蔽部材2の駆動制御を行う。
<テーブル>
X−Yテーブル6は、上記磁気ヘッド構造体Rを複数含んだバーブロックBを直接載置し、載置面に沿って可動して、当該バーブロックBの位置をエッチング装置1の下方、すなわち、エッチング可能な位置に設定するためのものである。なお、図1には、X−Yテーブル6を駆動する構成は図示していないが、バーブロックBを載せたままX−Y平面上を移動可能な構成を有している。
また、角度テーブル7は、上記バーブロックBを載置したX−Yテーブル6自体を載置し、その角度を設定するものである。例えば、イオンビームエッチングを行う場合には、照射されるイオンビームに対する磁気ヘッド構造体Rのエッチング面の角度を設定し、これにより、効果的なエッチング処理を行う。つまり、磁気ヘッド構造体Rは、磁気ヘッドスライダ部Rbはアルチックで形成されており、磁気ヘッド素子部RaはCr,Niなどの金属で形成されているなど、それぞれエッチングによる除去レートが異なるため、適切なエッチングを行うべく、角度テーブル7を用いてイオンビームの磁気ヘッド構造体Rに対する照射角度を設定する。この角度テーブル7は、例えば、矢印Y3に示すように、θ=−80°〜+80°の範囲内で可動する。
<抵抗計>
抵抗計5は、バーブロックBに含まれる個々の磁気ヘッド構造体Rを構成する各磁気抵抗効果素子Mの抵抗値を検出する。このため、図3に示すように、各磁気ヘッド構造体Rの再生データ用の接続端子Rabには、それぞれ抵抗を検出するための配線が抵抗計5へと接続されている。そして、この抵抗計5にて検出された各磁気抵抗効果素子Mの抵抗値は、コントローラ4へと通知される。このとき、各磁気抵抗効果素子M毎に抵抗計5への配線が接続されているため、当該抵抗計5は抵抗値を検出した配線から、いずれの磁気抵抗効果素子M、すなわち、いずれの磁気ヘッド構造体Rから検出した抵抗値であるかを区別して検出することができる。従って、抵抗計5は、検出した抵抗値と共に、検出対象となった磁気ヘッド構造体Rを特定する識別情報をコントローラ4に通知する。なお、識別情報は、例えば、図3に示すバーブロックBにおいては、左端に位置する磁気ヘッド構造体Rから右に向かって1,2,3,・・・と付番されたものである。すなわち、上述した遮蔽部材2に付された位置情報に対応する情報であり、上記例では、対応する磁気ヘッド構造体Rと遮蔽部材2に同一の番号が付されることとなる。
ここで、抵抗値の計測は、磁気ヘッド構造体Rに対してイオンビームエッチングが行われている間、継続して実行される。つまり、エッチングにより浮上面が浸食され、磁気抵抗効果素子Mの素子高さMhが変化しているときに、これに基づく抵抗値の変化を検出するものである。
そして、上記検出した抵抗値には、磁気ヘッド構造体Rによって適切な抵抗値(後述する「基準抵抗値」)が予め実験や理論により判明しており、かかる値になるよう後述するようにコントローラ4にて監視される。なお、上記基準抵抗値は、適切な素子高さMhとなる場合における抵抗値であってもよい。
<コントローラ>
コントローラ4は、CPUなどの演算装置4Aと、書き換え可能であり記憶されたデータを保持可能なROMなどの記憶装置4Aとを備えている。
そして、記憶装置4Aには、上記抵抗計5にて計測された抵抗値と比較される基準抵抗値を記憶する基準抵抗値データ記憶部46が形成されている。この基準抵抗値は、上述したように、適切にデータ再生を行うことが可能な予め実験などにより定められた抵抗値であったり、あるいは、適切な素子高さ(例えば、100nm±17nm)となる場合の抵抗値である。そして、本実施例における基準抵抗値は、所定の範囲を有して設定されている(例えば、100Ω±5Ωなどと設定されている)。但し、基準抵抗値は、所定の範囲に設定されていることに限定されず、一定値に特定されていてもよい。
また、記憶装置4Aには、既に遮蔽が行われている遮蔽部材2の位置情報が記憶される遮蔽位置データ記憶部47が形成されている。この遮蔽位置データ記憶部47には、後述するように、遮蔽制御を行った後に遮蔽部材2の位置情報が記憶される。
そして、演算装置4Aには、予め所定のプログラムが組み込まれることによって、抵抗計5から抵抗値を検出する抵抗値検出処理部41と、遮蔽部材駆動装置3を制御して遮蔽部材2の遮蔽状態を制御する遮蔽制御処理部42と、X−Yテーブル6の動作を制御するテーブル制御処理部43と、角度テーブル7の動作を制御する角度制御処理部44と、エッチング装置1の動作を制御するエッチング制御処理部45と、が構築されている。以下、各処理部41〜45について詳述する。
抵抗値検出処理部41は、上記抵抗計5にて検出されたエッチング処理中における磁気ヘッド構造体R毎の各磁気抵抗効果素子Mの抵抗値を受信する。このとき、抵抗値と共に、当該抵抗値を出力した磁気ヘッド構造体Rを特定する識別情報をも、抵抗計5から受信する。そして、検出した抵抗値を、検出対象となった磁気ヘッド構造体R(磁気抵抗効果素子M)を特定する識別情報と共に、遮蔽制御処理部42に通知する。
ここで、抵抗値検出処理部41は、遮蔽位置データ記憶部47に記憶されている既に遮蔽が行われている遮蔽部材2の位置情報を参照して、当該遮蔽が行われている遮蔽部材2に対応する磁気ヘッド構造体Rから検出した抵抗値は破棄するよう作動する。あるいは、抵抗計5に対して遮蔽が行われている磁気ヘッド構造体Rからは抵抗値を検出しない旨の指令を出す。これにより、遮蔽が既に行われている磁気ヘッド構造体Rに対する処理を排除して、処理の迅速化を図ることができる。このとき、例えば、遮蔽位置データ記憶部47に記憶されている遮蔽部材2の位置情報に対応する磁気ヘッド構造体Rとして、記憶されている位置情報である番号と同一番号の識別情報が割り当てられた磁気ヘッド構造体Rを特定する。
また、遮蔽制御処理部42は、基準抵抗値データ記憶部46から基準抵抗値を読み出し、この基準抵抗値と上記抵抗値検出処理部41から通知を受けた抵抗値とを比較する。そして、検出した抵抗値が、基準抵抗値の範囲内にあるか否かを調べる。このとき、当該範囲内にある場合には、検出対象となった磁気ヘッド構造体Rに対するエッチングを遮蔽部材2にて遮蔽するよう遮蔽部材駆動装置3に対して駆動指令を出力する。具体的には、磁気ヘッド構造体Rの識別情報に対応する遮蔽部材2の位置情報を特定して、かかる位置情報に対応する遮蔽部材2を突出駆動させる指令を遮蔽部材駆動装置3に出力する。そして、この突出駆動させた遮蔽部材2の位置情報を、上述したように抵抗値検出処理部41が参照可能なよう記憶装置4Bの遮蔽位置データ記憶部47に記憶しておく。ここで、突出させる遮蔽部材2は、例えば、基準抵抗値の範囲内の抵抗値が検出された磁気ヘッド構造体Rの識別情報と同一番号の位置情報が割り当てられた遮蔽部材2とする。
また、エッチング制御処理部45は、エッチング装置1の動作を制御してイオンビームの照射動作を開始、あるいは、停止したり、イオンビームの強度を制御する。また、テーブル制御処理部43は、X−Yテーブル6のX−Y平面に沿った駆動状況を制御し、これにより、当該X−Yテーブル6上に載置されたバーブロックB(磁気ヘッド構造体R)の位置を、エッチング装置1からのイオンビームが適切に照射されるよう制御する。さらに、角度制御処理部44は、X−Yテーブル6を介して載置されているバーブロックB(磁気ヘッド構造体R)に対するエッチング装置1からのイオンビームの照射角度を、適切なエッチングが可能な角度に設定するよう制御する。
[動作]
次に、上記表面形成装置による研磨動作を説明すると共に、かかる研磨動作を一工程に含む磁気ヘッドの製造方法について説明する。なお、図3乃至図4は、研磨時の磁気ヘッド構造体Rの様子を示す説明図であり、図5は、研磨動作を示すフローチャートである。
まず、図8に示すように、磁気ヘッド素子部Raが積層形成され、複数個の磁気ヘッド構造体Rがマトリックス状に形成されたウエハWから、当該磁気ヘッド構造体Rが一列に配列されたバーブロックBを切り出す(切出工程、図示せず)。そして、かかるバーブロックBに対して、表面形成処理を行う(表面形成工程)。
表面形成工程では、まず、バーブロックBをX−Yテーブル6上に載置し、X−Yテーブル6を駆動してエッチング装置1からバーブロックB(磁気ヘッド構造体R)のエッチング面に適切にエッチングが行われる位置に設定する(ステップS1)。また、これと同時に、角度テーブル7の角度θも駆動して、イオンビームがエッチングを行うために適切な角度となるようよう設定する(ステップS1)。なお、上記各テーブル6,7による位置設定動作は、エッチング中に行われてもよい。
続いて、上述した磁気ヘッド構造体Rの位置の設定が終了すると、エッチング装置1によるイオンビームの照射を開始する(ステップS2)。すると、図3に示すように、バーブロックBを構成する各磁気ヘッド構造体Rのエッチング面に対して、イオンビームが照射される(矢印Y1参照)。これにより、エッチング面の表面形成処理が行われ、各磁気ヘッド構造体Rの磁気抵抗効果素子Mの素子高さMhが設定される。
そして、エッチング中には、抵抗計5にて常時、各磁気ヘッド構造体Rの抵抗値がそれぞれ検出され、これらはコントローラ4に収集される(ステップS3)。すると、コントローラ4では、検出した抵抗値と、基準抵抗データ記憶部46に記憶された基準抵抗値と、を比較して(ステップS4)、当該基準抵抗値の範囲内に検出した抵抗値が含まれるか否かを調べる(ステップS5)。その結果、検出した抵抗値が基準抵抗値の範囲内にない場合には(ステップS5にて否定判断)、そのままエッチング処理を継続し、抵抗値の検出も継続して行う(ステップS3)。
一方、上記ステップS5にて、抵抗値が基準抵抗値の範囲内にある場合には(ステップS5にて肯定判断)、その磁気ヘッド構造体Rは、もはや表面形成処理を行う必要が無いため、当該磁気ヘッド構造体Rを特定して(構造体特定工程)、当該磁気ヘッド構造体Rに対してイオンビームの遮蔽を行う(遮蔽工程)。具体的には、抵抗計5から抵抗値と共に受信した磁気ヘッド構造体Rの識別情報に対応する遮蔽部材2の位置情報を特定する(ステップS6)。一例としては、磁気ヘッド構造体Rの識別情報である番号と同一番号の位置情報を特定する。そして、この特定された位置情報を指定して、遮蔽部材駆動装置3に遮蔽部材2の突出駆動指令を出力する。すると、遮蔽部材駆動装置3にて、指定された位置情報が割り当てられた遮蔽部材2が、磁気ヘッド構造体Rの上部を覆うよう突出される(ステップS7)。例えば、図3に示す符号2aに示す遮蔽部材の下部に位置する磁気ヘッド構造体Rから検出した抵抗値が基準抵抗値の範囲内にある場合には、図4に示すように、当該磁気ヘッド構造体Rの上部にのみ位置する符号2aに示す遮蔽部材が突出される。
これにより、当該遮蔽部材2aによってイオンビームが遮蔽され、その下部に位置する磁気ヘッド構造体Rに対するエッチングが阻止される。従って、この遮蔽された磁気ヘッド構造体Rは、検出された抵抗値となる状態にて素子高さMhが設定される。なお、かかる場合であっても、図4に示すように、バーブロックB上の他の磁気ヘッド構造体Rに対してはイオンビームが照射された状態になっているため、エッチングが継続して行われた状態になっている。
そして、上記特定の磁気ヘッド構造体Rに対する遮蔽制御を行った後には、当該磁気ヘッド構造体Rを、抵抗値を検出する対象から除外するよう設定する(ステップS8)。例えば、遮蔽した磁気ヘッド構造体Rに対応する遮蔽部材2の位置情報を遮蔽位置データ記憶部47に登録する。このように登録された位置情報に対応する識別情報が割り当てられた磁気ヘッド構造体Rから検出された抵抗値は、以後、上記基準抵抗値データとの比較処理が行われず、あるいは、検出処理自体が実行されない。
その後、バーブロックB上の全ての磁気ヘッド構造体Rに対する遮蔽制御が実行されたか否かを、遮蔽位置データ記憶部47に記憶された既に遮蔽が行われている遮蔽部材2の位置情報を参照して調べ(ステップS9)、まだエッチングが行われている磁気ヘッド構造体Rが存在する場合には(ステップS9にて否定判断)、ステップS3に戻り、抵抗値を検出し続け、かかる抵抗値に基づいてエッチングの遮蔽を行う。そして、全ての磁気ヘッド構造体Rに対するエッチングの遮蔽が行われている場合には(ステップS9にて肯定判断)、エッチング処理を終了する(ステップS10)。
このようにすることにより、バーブロックB上に一体化されて存在する個々の磁気ヘッド構造体Rに対して、それぞれ適切に磁気抵抗効果素子の素子高さが設定されるようエッチング処理が実行されるため、全ての磁気ヘッドを均一かつ高品質に表面形成処理を行うことができる。
続いて、表面形成処理が終了したバーブロックB(磁気ヘッド構造体R)に対しては、浮上面を形成する処理を行う(浮上面形成工程)。この浮上面形成工程は、例えば、磁気ヘッド構造体Rの浮上面を形成する所定の面にレジスト形成を行い、かかる面に対してエッチングを行う。そして、この処理を複数サイクル繰り返し、複数段差を有する複雑な浮上面を形成する。
その後、バーブロックBから個々の磁気ヘッド構造体Rを分離する(分離工程)。これにより、個々の磁気ヘッドを製造することができる。
このとき、製造された磁気ヘッドは、上述したように表面形成処理時にはエッチングによる表面形成処理を行っており、機械的な表面形成処理が施されていないことから、機械的加工変質が存在しない磁気ヘッドを製造することができる。従って、さらなる高品質化を図ることができる。
ここで、上記では、磁気抵抗効果素子Mの抵抗値を検出する場合を例示したが、磁気抵抗効果素子Mの抵抗値とは異なる他の特性を検出してもよい。そして、これらの検出値に基づいて、これ以上、表面形成処理を行う必要がないと判断した磁気ヘッド構造体Rを遮蔽するよう上述同様に制御してもよい。
次に、本発明の第2の実施例を、図6乃至図7を参照して説明する。図6は、本実施例における表面形成装置のコントローラの構成を示す機能ブロック図である。図7は、本実施例における表面形成装置の動作を示すフローチャートである。
本実施例における表面形成装置は、基本的には実施例1にて説明した表面形成装置とほぼ同様の構成を採っているが、遮蔽部材2を駆動してエネルギービームを遮蔽するタイミングの判断を行う構成が異なる。すなわち、上記実施例1では、磁気ヘッド構造体Rの磁気抵抗効果素子Mの抵抗値に基づいて遮蔽を行っていたが、本実施例では、磁気抵抗効果素子Mの素子長さMhを検出して、この変化に応じて遮蔽動作を制御する。以下、かかる特徴を表す構成について詳述する。
[構成]
本実施例における表面形成装置のコントローラ4は、基本的には、上述した実施例1に示したものとほぼ同様の構成を採っているが(図2参照)、図6に示すように、演算装置4Aには素子高さ検出処理部41’が構築されており、また、記憶装置4Bには基準素子高さデータ記憶部46’が形成されている。
上記素子高さ検出処理部41’は、エッチング中において、エッチング制御処理部45によるイオンビームの照射時間を検出する。つまり、イオンビームの照射時間に応じて浸磁気抵抗効果素子Mの素子高さMhは短くなるため、照射時間を検出することで、間接的に素子高さMhを検出する。
また、基準素子高さデータ記憶部46’には、適切な素子高さMhに規定できるイオンビームの基準照射時間が記憶されている。つまり、この基準照射時間により、間接的に設定すべき素子高さMhを表すデータが記憶されていることとなる。このとき、基準照射時間は、バーブロックB上における各磁気ヘッド構造体Rの位置に応じて異なって設定されている。つまり、各位置毎に対応した複数の基準照射時間が設定されており、それぞれ位置情報が付されていて、その識別が可能である。これは、バーブロックB上の位置に応じて照射されるイオンビームの強度が異なるため(例えば、バーブロックBの端に位置する磁気ヘッド構造体Rに対しては、中央のものに対する照射ビームよりも照射強度が弱い場合がある)、かかる状況を考慮して、予め基準照射時間が設定されている。そして、基準照射時間データは、所定の範囲にて表されており、これは、素子高さMhの許容範囲に応じて設定されている。なお、上記基準照射時間毎に付されている位置情報とは、例えば、各遮蔽部材2の位置と同一の番号が付された情報である。
また、本実施例における遮蔽制御処理部42は、上記検出した照射時間が、基準素子高さデータ記憶部46’に記憶されたある位置における基準照射時間データの範囲内にあるか否かを判断し、かかる範囲内にあると判断すると、上述した実施例1の場合と同様に、かかる位置の遮蔽部材2を突出制御する。
[動作]
次に、上記構成における表面形成装置による動作のうち、表面形成工程について説明する。まず、上述同様に、バーブロックBをX−Yテーブル6上に載置し、X−Yテーブル6上における位置の設定と、角度テーブル7の角度θの設定を行う(ステップS11)。そして、エッチング装置1によるイオンビームの照射を開始する(ステップS12)。すると、図3に示すように、バーブロックBを構成する各磁気ヘッド構造体Rのエッチング面に対して、イオンビームが照射され、エッチング面が浸食され、各磁気ヘッド構造体Rの磁気抵抗効果素子Mの素子高さMhが規定される。
そして、エッチング中には、素子高さ検出処理部41’にて、イオンビームの照射時間が検出される(ステップS13)。この検出された照射時間は、基準素子高さデータ記憶部46’に記憶された各磁気ヘッド構造体R毎に設定された基準照射時間と比較され(ステップS14)、検出した照射時間が基準照射時間の範囲内にあるか否かを調べる(ステップS15)。その結果、検出した照射時間が基準照射時間の範囲内にない場合には(ステップS15にて否定判断)、そのままエッチング処理を継続し、照射時間の検出も継続して行う(ステップS13)。
一方、上記ステップS15にて、検出した照射時間が、特定の位置における基準照射時間の範囲内にある場合には(ステップS15にて肯定判断)、その位置に配置された磁気ヘッド構造体Rは、もはや表面形成処理を行う必要が無いため、当該磁気ヘッド構造体Rを特定して(構造体特定工程、ステップS16)、当該磁気ヘッド構造体Rに対してイオンビームの遮蔽を行う(遮蔽工程、ステップS17)。具体的には、基準照射時間に含まれる位置情報に基づいて適切な照射時間が経過している磁気ヘッド構造体Rの位置を特定し、かかる位置に対応する遮蔽部材2を突出するよう制御する。
これにより、突出された遮蔽部材2aによってイオンビームが遮蔽され、その下部に位置する磁気ヘッド構造体Rに対するエッチングが阻止される。従って、この遮蔽された磁気ヘッド構造体Rは、イオンビームの予め設定された照射強度及び照射時間によって設定された素子高さMhが規定された状態となる。なお、かかる場合であっても、バーブロックB上の他の磁気ヘッド構造体Rに対してはイオンビームが照射された状態になっているため、エッチングが継続して行われた状態になっている。
そして、上記特定の磁気ヘッド構造体Rに対する遮蔽制御を行った後には、上述同様に、遮蔽を行った位置については、もはや遮蔽判断から除外するよう設定し(ステップS18)、バーブロックB上の全ての磁気ヘッド構造体Rに対する遮蔽制御が実行されるまで継続される(ステップS19,S20)。
なお、上記では、イオンビームの照射時間や照射強度を検出することで、エッチング中の素子高さMhの検出を行う場合を例示したが、他の手法により素子高さMhを検出してもよい。
次に、本発明の第3の実施例を説明する。本実施例では、上述した遮蔽のタイミングを、磁気抵抗効果素子Mの抵抗値、及び、イオンビームの照射時間の両方に基づいて判断することに特徴を有する。つまり、エッチング中における磁気抵抗効果素子Mの特性の変化、及び、磁気抵抗効果素子Mの素子高さMhの変化に基づいて、遮蔽動作を制御する。
例えば、本実施例における表面形成装置は、上述した実施例1に示すように、抵抗値を検出して基準抵抗値と比較すると共に、イオンビームの照射時間をも検出して基準照射時間と比較する。そして、いずれか一方が各基準の範囲内にある場合、あるいは、両方の検出値が各基準の範囲内にある場合、など、所定の条件を満たした場合に、上述したように遮蔽部材2を突出して、イオンビームの遮蔽動作を行う。
本発明は、磁気ヘッドを製造する際に行われる研磨工程として利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
本発明である表面形成装置の構成を示す概略図である。 実施例1におけるコントローラの構成を示す機能ブロック図である。 実施例1における表面形成装置の表面形成処理時の様子を示す図である。 実施例1における表面形成装置の表面形成処理時の様子を示す図であり、遮蔽部材にて遮蔽しているときの様子を示す。 実施例1における表面形成装置の動作を示すフローチャートである。 実施例2におけるコントローラの構成を示す機能ブロック図である。 実施例2における表面形成装置の動作を示すフローチャートである。 図8(a),(b),(c)は、それぞれ磁気ヘッド構造体を含むバーブロックを切り出すときの様子を示す説明図である。 磁気ヘッド構造体の磁気ヘッド素子部の構成を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1 エッチング装置(照射手段、表面形成手段)
2 遮蔽部材(遮蔽手段)
3 遮蔽部材駆動装置(遮蔽手段)
4 コントローラ(遮蔽制御手段)
5 抵抗計(抵抗値検出手段、検出手段)
6 X−Yテーブル
7 角度テーブル
8 チャンバー
41 抵抗値検出処理部
42 遮蔽制御処理部
43 テーブル制御処理部
44 角度制御処理部
45 エッチング制御処理部
46 基準抵抗値データ記憶部
41’ 素子高さ検出処理部
46’ 基準素子高さデータ記憶部
B バーブロック
M 磁気抵抗効果素子
R 磁気ヘッド構造体(構造体)
Ra 磁気ヘッド素子部
Rb 磁気ヘッドスライダ部
Raa データ記録再生部
Rab 接続端子
W ウエハ

Claims (22)

  1. 所定の構造体に対して表面形成処理を行う表面形成方法であって、
    前記表面形成処理を、所定の照射エネルギーを有し一定方向に向かって照射可能なエネルギービームを前記構造体に照射して行う、を有することを特徴とする表面形成方法。
  2. 前記表面形成処理を、複数の前記構造体を含むウエハに対して行うと共に、
    前記表面形成処理による前記構造体の変化に基づいて当該表面形成処理を行う必要の無い前記構造体を特定する構造体特定工程と、この特定された構造体に対して照射される前記エネルギービームを遮蔽する遮蔽工程と、を有することを特徴とする請求項1記載の表面形成方法。
  3. 前記構造体は、磁気ヘッド構造体であると共に、
    前記表面形成処理は、前記磁気ヘッド構造体を構成する磁気抵抗効果素子の素子長さを設定するよう行う、ことを特徴とする請求項2記載の表面形成方法。
  4. 前記構造体特定工程は、前記表面形成処理による前記磁気抵抗効果素子の素子高さの変化に基づいて前記磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴とする請求項3記載の表面形成方法。
  5. 前記構造体特定工程は、前記磁気抵抗効果素子の素子高さが予め設定された基準高さとなったときに当該磁気抵抗効果素子を含む前記磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴とする請求項4記載の表面形成方法。
  6. 前記基準高さは所定の範囲を有する、ことを特徴とする請求項5記載の表面形成方法。
  7. 前記構造体特定工程は、前記表面形成処理による前記磁気抵抗効果素子の特性の変化に基づいて前記磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴とする請求項3記載の表面形成方法。
  8. 前記構造体特定工程は、前記磁気抵抗効果素子の抵抗値を検出して当該抵抗値の変化に基づいて前記磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴とする請求項7記載の表面形成方法。
  9. 前記構造体特定工程は、前記磁気抵抗効果素子の抵抗値が予め設定された基準抵抗値となったときに当該磁気抵抗効果素子を含む前記磁気ヘッド構造体を特定する、ことを特徴とする請求項8記載の表面形成方法。
  10. 前記基準抵抗値は所定の範囲を有する、ことを特徴とする請求項9記載の表面形成方法。
  11. 前記表面形成処理は、前記遮蔽工程にて前記複数個の磁気ヘッド構造体の全てに対して前記エネルギービームを遮蔽したときに終了する、ことを特徴とする請求項3,4,5,6,7,8,9又は10記載の表面形成方法。
  12. 複数個の磁気ヘッド構造体を含むウエハを切り出す切出工程と、
    この切り出したウエハに対して前記請求項3乃至11のいずれかに記載の表面形成方法による表面形成処理を行う表面形成工程と、
    前記磁気ヘッド構造体の浮上面の形成を行う浮上面形成工程と、
    前記ウエハから個々の前記磁気ヘッド構造体に分離する分離工程と、
    を有することを特徴とする磁気ヘッド製造方法。
  13. 所定の照射エネルギーを有し一定方向に向かって照射可能なエネルギービームが照射されることにより表面形成処理が施され、機械的加工変質が存在していない、ことを特徴とする構造体。
  14. 前記請求項12記載の磁気ヘッド製造方法によって製造され機械的加工変質が存在していない、ことを特徴とする磁気ヘッド。
  15. 所定の構造体に対して表面形成処理を行う表面形成手段を備えた表面形成装置であって、
    前記表面形成手段は、所定の照射エネルギーを有し一定方向に向かって照射可能なエネルギービームを前記構造体に照射する照射手段である、ことを特徴とする表面形成装置。
  16. 前記表面形成処理を、複数の前記構造体を含むウエハに対して行うと共に、
    前記構造体毎に当該構造体の表面形成処理面を覆って前記照射されるエネルギービームを遮蔽する遮蔽手段と、前記表面形成処理による前記構造体の変化に基づいて前記遮蔽手段による遮蔽状態を制御する遮蔽制御手段と、を備えた、ことを特徴とする請求項15記載の表面形成装置。
  17. 前記構造体は、磁気ヘッド構造体であると共に、
    前記表面形成手段は、前記磁気ヘッド構造体を構成する磁気抵抗効果素子の素子長さを設定するよう前記表面形成処理を行う、ことを特徴とする請求項16記載の表面形成装置。
  18. 前記磁気ヘッド構造体毎の前記磁気抵抗効果素子の素子高さを検出する検出手段を備えると共に、
    前記遮蔽制御手段は、前記検出手段による検出値に基づいて特定の前記磁気ヘッド構造体に対して照射される前記エネルギービームを遮蔽するよう前記遮蔽手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項17記載の表面形成装置。
  19. 前記磁気ヘッド構造体毎の前記磁気抵抗効果素子の特性の変化を検出する検出手段を備えると共に、
    前記遮蔽制御手段は、前記検出手段による検出値の変化に基づいて特定の前記磁気ヘッド構造体に対して照射される前記エネルギービームを遮蔽するよう前記遮蔽手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項17記載の表面形成装置。
  20. 前記検出手段は、前記磁気抵抗効果素子の抵抗値を検出する抵抗値検出手段であると共に、
    前記遮蔽制御手段は、前記抵抗値検出手段によって検出された抵抗値の変化に基づいて特定の前記磁気ヘッド構造体に対して照射される前記エネルギービームを遮蔽するよう前記遮蔽手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項19記載の表面形成装置。
  21. 前記遮蔽制御手段は、前記抵抗値検出手段によって検出された抵抗値が予め定められた基準抵抗値となったときに当該磁気抵抗効果素子を含む前記磁気ヘッド構造体に対して照射される前記エネルギービームを遮蔽するよう前記遮蔽手段を制御する、ことを特徴とする請求項20記載の表面形成装置。
  22. 前記基準抵抗値は所定の範囲を有する、ことを特徴とする請求項21記載の表面形成装置。
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