JP2006201168A - 時計のムーブメント - Google Patents
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Abstract
【課題】同じ軸線方向の位置において竜頭を二方向に回転させて、少なくとも二つの機能が安全かつ独立に調節することができるようにすることを目的とする。
【解決手段】時計のムーブメントは、連結手段を介してムーブメントの少なくとも一つの要素に連結された竜頭12を備える。ムーブメントには、竜頭12の一組の歯28と協同する二つの阻止ばね片26,27を有する阻止装置15を含む選択装置13が設けられる。阻止装置により、突起31を介して第一または第二のばね片26,27に選択的に作用する調節レバー30の予め決定された位置において、竜頭の回転を第一の方向では阻止し、第二の方向では許す。レバー30を第二の位置に廻すときには、竜頭の回転は第一の方向には許されるが第二の方向には阻止される。竜頭12の回転方向が選択装置13に加えられた事前の作用で使用者によって選択されるムーブメントが得られる。
【選択図】図4
【解決手段】時計のムーブメントは、連結手段を介してムーブメントの少なくとも一つの要素に連結された竜頭12を備える。ムーブメントには、竜頭12の一組の歯28と協同する二つの阻止ばね片26,27を有する阻止装置15を含む選択装置13が設けられる。阻止装置により、突起31を介して第一または第二のばね片26,27に選択的に作用する調節レバー30の予め決定された位置において、竜頭の回転を第一の方向では阻止し、第二の方向では許す。レバー30を第二の位置に廻すときには、竜頭の回転は第一の方向には許されるが第二の方向には阻止される。竜頭12の回転方向が選択装置13に加えられた事前の作用で使用者によって選択されるムーブメントが得られる。
【選択図】図4
Description
本発明は、少なくとも一つの連結手段によってムーブメントの少なくとも一つの要素に連結され、かつ反対の二方向に回転させることができる外部手動調節部のための回転手段を有する時計のムーブメントに関する。
上記のような回転手段は、良く知られており、例えば時間の設定や香箱の巻き上げといった一つまたは二つの機能を調節するために、使用者が反対の二方向に回転させることができる竜頭の形状の中に最も頻繁に現れる。
本発明は、既知の竜頭を改善することの目的を有し、少なくとも二つの機能を、同じ軸線方向位置で引き出されまたは引き出されない竜頭によって安全かつ独立の方法で調節することを可能にする。
このような趣意で、本発明によるムーブメントは、回転手段と関連し、かつ第一の方向における連結手段の回転を許し、他の方向における連結手段の回転を不可能にする第一の位置と、第一の方向における連結手段の回転を不可能にし、他の方向における連結手段の回転を許す第二の位置とを含む少なくとも二つの異なる位置を占めるように構成された、少なくとも一つの選択装置を含むことを特徴とする。
かくして、例えば、竜頭を第一の方向に回転させたときに時間帯の機能を調節することを可能にし、竜頭を他の方向に回転させたときに日付の設定機能を調節することを可能にする、同じ軸線方向の位置に竜頭を有する、二重の調節機能を有するムーブメントを得る。竜頭の回転方向は、選択装置が、使用者の事前の選択装置の作用によって、使用者によって選択された回転方向のみ許されるので保証される。
かくして、例えば、竜頭を第一の方向に回転させたときに時間帯の機能を調節することを可能にし、竜頭を他の方向に回転させたときに日付の設定機能を調節することを可能にする、同じ軸線方向の位置に竜頭を有する、二重の調節機能を有するムーブメントを得る。竜頭の回転方向は、選択装置が、使用者の事前の選択装置の作用によって、使用者によって選択された回転方向のみ許されるので保証される。
好ましい実施形態としては、選択装置は、前記第一の位置において回転手段および連結手段の前記他の方向における回転を阻止し、前記第二の位置において回転手段および連結手段の前記第一の方向における回転を阻止するように構成された阻止装置を含む。
かくして、特に信頼性が高く、安全に機能する選択装置が得られる。
かくして、特に信頼性が高く、安全に機能する選択装置が得られる。
好ましくは、選択装置は、連結手段の両回転方向における回転を不可能にする追加の位置を占めるように設計される。
これらの特徴は、二つの機能の非常に安全な分離を保証する。
これらの特徴は、二つの機能の非常に安全な分離を保証する。
より有利には、阻止装置は、回転手段と一体の少なくとも一組の歯と協同することができる少なくとも二つの阻止手段と、少なくとも一つの調節手段と、を含み、これらの要素が、前記歯と第一または第二の阻止手段との接触を成立しまたは中断するように設計される。
これらの特徴は、簡単かつ信頼性の高い構造の選択装置をもたらす。
これらの特徴は、簡単かつ信頼性の高い構造の選択装置をもたらす。
好ましい実施形態によれば、二つの阻止手段は、自由端を介して歯と協同するように設計された第一および第二のばね片からなり、第一のばね片は、第一の方向における回転手段の回転を許しながら第二の方向における回転手段の回転を阻止し、第二のばね片は第二の方向における回転手段の回転を許しながら第一の方向における回転手段の回転を阻止する。前記調節手段は、使用者が選択した調節手段の位置に応じて、第一または第二のばね片を歯から分離するように設計された少なくとも一つの部品を備える。
これらの特徴により定められた構造は、必要な部品点数を少なくし、また信頼性のある機能と相当な寿命とを保証しながら、必要なスペースを減少させる。
これらの特徴により定められた構造は、必要な部品点数を少なくし、また信頼性のある機能と相当な寿命とを保証しながら、必要なスペースを減少させる。
特に有利なこととして、調節手段は、前記回転手段を構成する竜頭のまわりに回動自在に設けられたレバーからなり、前記レバーは、使用者が選択したレバーの位置に応じて、第一または第二のばね片を歯から分離するために第一または第二のばね片と協同するようになった半円筒形セクターの形状をなした突起を備えている。
これらの特徴は、特に審美的な外観を保証しながら、機能の容易な調節を可能にする。
これらの特徴は、特に審美的な外観を保証しながら、機能の容易な調節を可能にする。
有利な変形例によれば、二つの阻止手段は、円筒部内にスライド可能に設けられた阻止レバーからなり、各阻止レバーは、ばねで静止位置に向かって誘導され、また各阻止レバーは、回転手段と一体の一組の歯と協同することができる少なくとも一つの突起を有し、これらの阻止レバーは、回転手段を第一または第二の回転方向に阻止するために第一または第二の阻止レバーを前記歯と接触させるように移動させることができる、少なくとも一つの可動の調節部品に取り付けられる。
この変形例は、非常に強固な構造と信頼性の高い機能をもたらす。
この変形例は、非常に強固な構造と信頼性の高い機能をもたらす。
その他の有点は、従属項に表現される特徴から、また模式的に示した図面および例示として、四つの実施形態および変形例を用いて、以下に発明をより詳細に示す説明から明白になる。
図1から図6を参照すると、第一実施形態は、ムーブメント10を含み、該ムーブメントは、少なくとも一つの連結手段14を介してムーブメントの少なくとも一つの要素に連結され、かつ反対の二方向に回転させることができる少なくとも一つの外部手動調節部として役立つようになった竜頭12のような回転手段11を有する。かくして、この竜頭は、巻き上げ手段として、および/または時間、時間帯、日付、月相、二度打ち機構、時打ち機構などの設定のような機能を調節する手段として役立つ。
回転手段11は、ムーブメントの特定の機能を調節するために選択装置13を備え、また、第一の反時計回りの方向における竜頭12の回転を止め、第二の時計回りの方向における回転手段の回転を許す第一の位置と、第二の時計回りの方向における竜頭の回転を止めるが第一の反時計回りの方向における回転を許す第二の位置と、を含む少なくとも二つの異なる位置を占めるように設計された少なくとも一つの阻止装置15を含む。
ムーブメントケースの胴部20は、ブシュ22を嵌め込んで接着するボア21を含む。
ブシュには、嵌め込んで接着することによって、または螺合することによって竜頭12に固定的に取り付けられた連結手段14として役立つロッド23が貫通している。
阻止装置15は、ブシュ22に螺合された支持管25に取り付けられた弾性リング24を含む。弾性リング24は、竜頭12の一組の内歯28と協同するために外周から突出した二つのばね片26,27を有する。
阻止装置15はまた、ブシュ22および支持管25に、竜頭12のまわりに回動可能に取り付けられた調節レバー30を備えている。このレバー30は、弾性リング24と竜頭12の内歯28との間に位置する半円筒形セクターの形状をなした突起31を有する。この調節レバー30は、胴部20に設けられかつレバー30の回転を180°に制限する二つの凹部35,36と協同するようになった土手部34を有する。
ブシュには、嵌め込んで接着することによって、または螺合することによって竜頭12に固定的に取り付けられた連結手段14として役立つロッド23が貫通している。
阻止装置15は、ブシュ22に螺合された支持管25に取り付けられた弾性リング24を含む。弾性リング24は、竜頭12の一組の内歯28と協同するために外周から突出した二つのばね片26,27を有する。
阻止装置15はまた、ブシュ22および支持管25に、竜頭12のまわりに回動可能に取り付けられた調節レバー30を備えている。このレバー30は、弾性リング24と竜頭12の内歯28との間に位置する半円筒形セクターの形状をなした突起31を有する。この調節レバー30は、胴部20に設けられかつレバー30の回転を180°に制限する二つの凹部35,36と協同するようになった土手部34を有する。
図4に示す位置では、突起31は、ばね片26を歯から分離するためにばね片26と内歯28との間に位置しており、これにより竜頭12の時計回りの回転を許す。反対に、弾性リング24に対して本質的に接線方向で時計回りの方向に向けられたばね片27は、図4において竜頭12の反時計回りの方向の回転を阻止するために、その端部が歯28の間に入り込む。
二つの球爪38,39が、調節レバー30をこの位置で保持するために、胴部20(図6)の中に設けられ、そして調節レバー30に設けられた二つの凹部40,41と協同する。
二つの球爪38,39が、調節レバー30をこの位置で保持するために、胴部20(図6)の中に設けられ、そして調節レバー30に設けられた二つの凹部40,41と協同する。
他の機能を調節したい場合には、調節レバーを、図5に示すような第二の位置を取るように、180°だけ(図4および図5)時計回りに廻す。
この位置では、図5の反時計回りの方向に竜頭12の回転を許すために、突起31はばね片27と内歯28との間に入り込む。
弾性リング24に対して本質的に接線方向で反時計回りの方向に向けられたばね片26は、竜頭12の時計回りの回転を阻止するために、その端部が内歯28の間に入り込む。調節レバー30は、二つの球爪38,39によってその位置にもう一度保持される。
この位置では、図5の反時計回りの方向に竜頭12の回転を許すために、突起31はばね片27と内歯28との間に入り込む。
弾性リング24に対して本質的に接線方向で反時計回りの方向に向けられたばね片26は、竜頭12の時計回りの回転を阻止するために、その端部が内歯28の間に入り込む。調節レバー30は、二つの球爪38,39によってその位置にもう一度保持される。
図4および図5の位置の間の中間である調節レバー30の位置では、突起31はばね片26もばね片27も歯から分離しないため、竜頭12は二つの回転方向に阻止される。
前述の実施形態の変形例によれば、突起31は、この中間位置において二つのばね片26および27を歯28から分離することができ、かつ時計回りおよび反時計回りの回転を許すことができるように、例えば、210°の、より大きなセクターを取ってもよい。
前述の実施形態の変形例によれば、突起31は、この中間位置において二つのばね片26および27を歯28から分離することができ、かつ時計回りおよび反時計回りの回転を許すことができるように、例えば、210°の、より大きなセクターを取ってもよい。
阻止装置15は、防水を確保するために竜頭12の中央部43と支持管25との間に配置されたガスケット42を備えている。
レバー30または胴部20に設けられた印44(図4および図5)は、使用者によって竜頭を回転させることができる方向および/または調節することができる機能を視覚化することを可能にする。
かくして、阻止装置15は、例えば、竜頭を一つの方向に回転させるときに時間帯の機能を調節し、竜頭を他の方向に回転させるときに日付の設定機能を調節するために同じ位置で竜頭を引き出して、二重の機能の調節を特に許す。
選択装置および阻止装置は、ムーブメントおよびその機能から独立している。それらはまた、竜頭を二つまたはそれ以上の予め決定された長手方向の位置へ軸線方向に引くことにより、二つ以上の可能な機能を選択するようになっているのが良い。
レバー30または胴部20に設けられた印44(図4および図5)は、使用者によって竜頭を回転させることができる方向および/または調節することができる機能を視覚化することを可能にする。
かくして、阻止装置15は、例えば、竜頭を一つの方向に回転させるときに時間帯の機能を調節し、竜頭を他の方向に回転させるときに日付の設定機能を調節するために同じ位置で竜頭を引き出して、二重の機能の調節を特に許す。
選択装置および阻止装置は、ムーブメントおよびその機能から独立している。それらはまた、竜頭を二つまたはそれ以上の予め決定された長手方向の位置へ軸線方向に引くことにより、二つ以上の可能な機能を選択するようになっているのが良い。
第二実施形態を、図7から図11に示す。この実施形態では、選択装置13も阻止装置15を含んでいるが、阻止装置は、枢着の調節レバーを有する代わりに、ムーブメントの胴部20に設けられたスライド調節部品50を含む。
竜頭12は、連結ロッド23に連結されるとともに一組の歯52を有する円柱部分51によって延長されている。ガスケット53が、竜頭の防水を保証する。
調節部品50は、円柱部分51の両側の円筒部57,58内に摺動可能に設けられた二つの阻止レバー55,56を備えている。
これら二つの阻止レバーは、コイルばね59,60によって静止位置に誘導されており、歯52と協同することができる環状リブ63をそれぞれ有している。調節部品50を右(図10)に移動させた場合には、阻止レバー55はそのリブ63で歯52に噛み合う。竜頭12を反時計回りの方向に回転させようとするときには、全ての回転動作が阻止される。阻止レバーはばね59の作用に抗して動くことができるので、反対に、時計回りの回転は可能である。
調節部品50は、円柱部分51の両側の円筒部57,58内に摺動可能に設けられた二つの阻止レバー55,56を備えている。
これら二つの阻止レバーは、コイルばね59,60によって静止位置に誘導されており、歯52と協同することができる環状リブ63をそれぞれ有している。調節部品50を右(図10)に移動させた場合には、阻止レバー55はそのリブ63で歯52に噛み合う。竜頭12を反時計回りの方向に回転させようとするときには、全ての回転動作が阻止される。阻止レバーはばね59の作用に抗して動くことができるので、反対に、時計回りの回転は可能である。
調節部品50の左側の位置では、時計回りの回転を阻止するが、ばね60の作用に抗して反時計回りの回転を許すように、右側の阻止レバー56のリブ63が歯52と噛み合う。
調節部品50の中間の位置(図8)では、阻止レバー55,56のいずれもが歯52と接触しておらず、竜頭を二つの方向に回転させることができる。
選択装置13はさらに、胴部20に設けられた四つの球爪61をさらに含み、これらの球爪61は、調節部品を中間位置(図9)、または第一もしくは第二の阻止位置(図11)に保持するように、調節部品50に設けられた四つの凹部65と協同することができる。
調節部品50の中間の位置(図8)では、阻止レバー55,56のいずれもが歯52と接触しておらず、竜頭を二つの方向に回転させることができる。
選択装置13はさらに、胴部20に設けられた四つの球爪61をさらに含み、これらの球爪61は、調節部品を中間位置(図9)、または第一もしくは第二の阻止位置(図11)に保持するように、調節部品50に設けられた四つの凹部65と協同することができる。
図12から図15に示す第三実施形態では、選択装置13は、枢軸として役立つねじ73によって胴部20に枢動可能に取り付けられた二つの調節レバー70,71を有する阻止装置15を備える。レバーの各々は、スライドバー75(図15)と協同するスライドブロック74を備え、スライドブロック74は、スライドバー75(図15)に導入される。二つの球爪76は、胴部20に取り付けられており、レバーを静止位置に保持するためにこれらのレバーに設けられた凹部77と協同する。
二つの環状ガスケット88,89が、竜頭の良好な防水性をもたらす。
二つの環状ガスケット88,89が、竜頭の良好な防水性をもたらす。
各々のレバー70,71は、一組の外歯82を備えた竜頭12の両側でレバーに設けられた円筒部80,81内にスライド可能に設けられた阻止レバー78,79をさらに含む。二つの阻止レバーは、コイルばね83,84によって静止位置に向かって誘導されている。そしてレバーの各々は、竜頭の外歯82と協同することができる環状リブ86を有する。
二つのレバー70,71がそれらの静止位置にあるときには、二つの阻止レバー78,79は外歯82と噛み合い、竜頭は両回転方向が阻止される。
二つのレバー70,71がそれらの静止位置にあるときには、二つの阻止レバー78,79は外歯82と噛み合い、竜頭は両回転方向が阻止される。
右側のレバー71(図14)または左側のレバーを回動させがときには、竜頭12をそれぞれ時計回りまたは反時計回りに回転させることができる。レバー70,71のいずれか一方を回動させたときには、他方のレバーを静止位置に移動させる。例えば、図14において、レバー70を回動させたときには、レバー71を静止位置に戻し、阻止レバー79を竜頭12と噛み合わせる。
もちろん、二つのレバー70,71の阻止レバー78,79が竜頭12から分離され、竜頭を二つの回転方向に回転させることができるように、ねじ73を中心とするレバー70,71のスイベル取付部を形成することも等しく可能である。
もちろん、二つのレバー70,71の阻止レバー78,79が竜頭12から分離され、竜頭を二つの回転方向に回転させることができるように、ねじ73を中心とするレバー70,71のスイベル取付部を形成することも等しく可能である。
第四実施形態を、図16から図18に示す。第四実施形態は、竜頭12に組み込まれた選択装置13を有する。竜頭は、ムーブメントの少なくとも一つの要素に連結された連結手段14に固定的に連結された内側竜頭90を含む。
この内側竜頭90は、胴部のボアに嵌め込まれた管91に回転可能に設けられている。
竜頭は、使用者が手で調節することができる外側竜頭92をさらに含む。この外側竜頭は、連結機構104を有する選択装置13によって内側部品に連結されている。連結機構は、軸94に枢着され、かつ外側竜頭92(図18)の一組の内歯97と選択的に噛み合うようになった右側の歯95および左側の歯96を含むラッチ93を有する。
調節部品98は、内側竜頭90に枢着され、かつばね100によってラッチ93の方に誘導された操作フィンガー99を有する。
この内側竜頭90は、胴部のボアに嵌め込まれた管91に回転可能に設けられている。
竜頭は、使用者が手で調節することができる外側竜頭92をさらに含む。この外側竜頭は、連結機構104を有する選択装置13によって内側部品に連結されている。連結機構は、軸94に枢着され、かつ外側竜頭92(図18)の一組の内歯97と選択的に噛み合うようになった右側の歯95および左側の歯96を含むラッチ93を有する。
調節部品98は、内側竜頭90に枢着され、かつばね100によってラッチ93の方に誘導された操作フィンガー99を有する。
このフィンガーを99を時計回りに回転させると、右側の歯95(図18)は外側竜頭92の内歯97に向かって誘導される。外側竜頭の反時計回りの回転の間、内歯97は右側の歯95と噛み合い、内側竜頭90並びに連結手段14を回転させる。
反対に、時計回りの回転中は、内歯97が右側の歯95上を滑り、これにより内側竜頭も連結手段14も回転しない。
反対に、調節部品98および操作フィンガー99を反時計回り(図18)に回転させるときには、ロックされた外側竜頭92によって内側竜頭90の時計回りの回転を許すとともに、外側竜頭92の反時計回りの回転中外側竜頭を内側竜頭からロックが外れるように、左側の歯96が内歯97と噛み合う。
管91と内側または外側の竜頭との間にそれぞれ配置された二つのガスケット101および102は、竜頭12の防水を保証している。
反対に、時計回りの回転中は、内歯97が右側の歯95上を滑り、これにより内側竜頭も連結手段14も回転しない。
反対に、調節部品98および操作フィンガー99を反時計回り(図18)に回転させるときには、ロックされた外側竜頭92によって内側竜頭90の時計回りの回転を許すとともに、外側竜頭92の反時計回りの回転中外側竜頭を内側竜頭からロックが外れるように、左側の歯96が内歯97と噛み合う。
管91と内側または外側の竜頭との間にそれぞれ配置された二つのガスケット101および102は、竜頭12の防水を保証している。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲の請求項1に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。上述の阻止装置は、特に異なるデザインであってもよい。
竜頭は、いくつかの軸線方向位置を取っても良く、それ故に、それらの機能を2倍に調節してもよい。
レバー及び他の調節部品は、異なる形状を有してもよい。
ムーブメントは、各々が選択装置を備えたいくつかの回転調節手段を有しても良い。
竜頭は、いくつかの軸線方向位置を取っても良く、それ故に、それらの機能を2倍に調節してもよい。
レバー及び他の調節部品は、異なる形状を有してもよい。
ムーブメントは、各々が選択装置を備えたいくつかの回転調節手段を有しても良い。
Claims (12)
- 連結手段(14)を介してムーブメント(10)の少なくとも一つの要素に連結され、かつ反対の二方向に回転させることができる外部手動調節部のための回転手段(11)を有する時計のムーブメントにおいて、
回転手段(11)と関連し、かつ第一の方向における連結手段(14)の回転を許し、他の方向における連結手段(14)の回転を不可能にする第一の位置と、第一の方向における連結手段(14)の回転を不可能にし、他の方向における連結手段(14)の回転を許す第二の位置とを含む少なくとも二つの異なる位置を占めるように構成された、少なくとも一つの選択装置(13)を含む
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項1に記載の時計のムーブメントにおいて、
選択装置(13)は、前記第一の位置において回転手段(11)および連結手段(14)の前記他の方向における回転を阻止し、前記第二の位置において回転手段(11)および連結手段(14)の前記第一の方向における回転を阻止するように構成された阻止装置(15)を含む
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項1または請求項2に記載の時計のムーブメントにおいて、
選択装置(13)は、連結手段(14)の両回転方向における回転を不可能にする追加の位置を占めるように設計される
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の時計のムーブメントにおいて、
選択装置(13)は、連結手段(14)の両方向における回転を許す他の位置を取るように設計される
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項2に記載の時計のムーブメントにおいて、
阻止装置(15)は、回転手段(11)と一体の少なくとも一組の歯(28;51;82)と協同することができる少なくとも二つの阻止手段(26,27;55,56;78,79)と、
前記歯と一方のまたは他方の阻止手段との間の接触を成立しまたは解除するように設計された少なくとも一つの調節手段(30;50;70,71)と、を含む
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項5に記載の時計のムーブメントにおいて、
二つの阻止手段は、自由端を介して歯と協同するように設計された第一および第二のばね片(26,27)からなり、
第一のばね片(26)は、第一の方向における回転手段(11)の回転を許しながら第二の方向における回転手段(11)の回転を阻止し、第二のばね片(27)は第二の方向における回転手段(11)の回転を許しながら第一の方向における回転手段(11)の回転を阻止するように構成され、
前記調節手段(30)は、使用者が選択した調節手段(30)の位置に応じて、第一または第二のばね片(26,27)を歯(28)から分離するように設計された少なくとも一つの部品(31)を備える
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項6に記載の時計のムーブメントにおいて、
調節手段は、前記回転手段(11)を構成する竜頭(12)のまわりに回動自在に設けられたレバー(30)からなり、
前記レバー(30)は、使用者が選択したレバーの位置に応じて、第一または第二のばね片(26,27)を歯から分離するために第一または第二のばね片(26,27)と協同するようになった半円筒形セクターの形状をなした突起(31)を備えている
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項5に記載の時計のムーブメントにおいて、
二つの阻止手段は、円筒部(57,58;80,81)内にスライド可能に設けられた阻止レバー(55,56;78,79)からなり、
各阻止レバーは、ばね(59,60;83,84)で静止位置に向かって誘導され、また各阻止レバーは、回転手段(11)と一体の一組の歯(52;82)と協同することができる少なくとも一つの突起(63;86)を有し、これらの阻止レバーは、回転手段(11)を第一または第二の回転方向に阻止するために第一または第二の阻止レバーを前記歯(52;82)と接触させるように移動させることができる、少なくとも一つの可動の調節部品(50;70,71)に取り付けられる
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項8に記載の時計のムーブメントにおいて、
調節部品は、回転手段(11)のまわりに設けられ、回転手段(11)の歯(52)の二つの側に位置した二つの阻止レバー(55,56)を保持するスライド部品(50)からなり、
第一または第二の阻止レバーを、スライド部品(50)の移動によって前記歯(52)に向かって誘導させることができる
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項8に記載の時計のムーブメントにおいて、
阻止レバー(78,79)の各々は、前記歯(82)から分離されまたは歯(82)と接触させるように、回転手段(11)近傍に枢着された調節部品(70,71)に設けられる
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項1に記載の時計のムーブメントにおいて、
回転手段(11)は、連結手段(14)と一体の内側竜頭(90)と、連結機構(104)を介して内側竜頭に連結させることができる外側竜頭(92)と、を含み、
この連結機構は、連結機構(104)を作用する調節部品(98)によって取られる位置に応じて、二つの竜頭を第一または第二の回転方向に互いにロックさせるように設計されている
ことを特徴とする時計のムーブメント。 - 請求項11に記載の時計のムーブメントにおいて、
連結機構(104)は、二組の歯(95,96)を含む回動するラッチ(93)を有し、
フィンガー(99)を介して、回動するラッチ(93)に作用する調節部品(98)の位置に応じて、歯(95,96)の一方または他方が外側竜頭(92)の一組の歯(97)と協同することができる
ことを特徴とする時計のムーブメント。
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