JP2006200411A - 燃料直噴式ディーゼルエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】 過酸化物の量を増加させるためにパイロット燃料噴射の燃料噴射量を増加させても、発熱量が過大になって騒音やNOxの排出量が増加するのを防止する。
【解決手段】 ピストン17の頂面17aの外周部を除く中央部を段状に窪ました上部燃焼室22aと、この上部燃焼室22aの中央部を更に深く窪ました下部燃焼室22bとを形成する。パイロット燃料噴射される燃料を上部燃焼室22aの底面に浅い角度で衝突させることで、その燃料を上部燃焼室22aの底面上の限定された領域にとどめて混合する再進入空気の量を減少させ、混合気の燃焼速度を遅くする。また主燃料噴射される燃料を上部燃焼室22aおよび下部燃焼室22bの境界に深い角度で衝突させることで、広い範囲に跳ね返った燃料に混合する再進入空気の量を増加させ、混合気の燃焼速度を速くする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、シリンダに摺動自在に支持したピストンの頂面にシリンダヘッドに対向する凹状の燃焼室を形成し、シリンダヘッドに支持したインジェクタから前記燃焼室に向けてパイロット燃料噴射および主燃料噴射を行う燃料直噴式ディーゼルエンジンに関する。
かかる燃料直噴式ディーゼルエンジンは、例えば下記特許文献1により公知である。
この燃料直噴式ディーゼルエンジンは、ピストンの平坦な頂面の中央部ぶ凹状の燃焼室を形成したもので、シリンダヘッドの下面に設けたインジェクタから噴射される燃料が、主燃料噴射では凹状の燃焼室の側壁を指向し、主燃料噴射に続く副燃料噴射では前記燃焼室の上端を指向するようになっている。
特開2001−227345号公報
ところで、この種の燃料直噴式ディーゼルエンジンでは、ピストンが上死点に達する手前でパイロット燃料噴射を行い、ピストンが上死点付近に達したときに主燃料噴射を開始するようになっている。このパイロット燃料噴射を行うことで、燃焼騒音を抑えるだけでなく、燃料噴射タイミングを遅延させたときやEGR(排気ガス再循環)を行ったときの主燃料噴射の燃焼を安定させる効果がある。
主燃料噴射の燃焼を安定させるには、
(1) パイロット燃料噴射により生成する過酸化物の量を増加させること
(2) パイロット燃料噴射による発熱量を増やしてシリンダ内温度を上昇させること
の二つの要件がある。
過酸化物の生成により主燃料噴射の燃焼が安定する理由は、次のように考えられる。即ち、燃料と空気との混合気が自己着火する際には、先ず比較的低温(700°K〜800°K)の状態から酸化が開始される(冷炎反応)。この冷炎反応が始まると、HO2 に代表される過酸化物が生成し、この過酸化物は少々時間をかけてH2 2 に変化するが、その間の発熱量は大きなものではなく温度は僅かに上昇する。その温度が1000°Kに達するとH2 2 は二つのHOに分解し、このHOによって激しい燃焼が開始される。つまり、HO2 やH2 2 のような過酸化物はHOの元になる物質であり、これが多いと主燃料噴射で生成した混合気の着火が促進される。従って主燃料噴射のタイミングを遅らせた場合に、膨張行程にはいってシリンダ内の温度が低下しても、主燃料噴射で生成した混合気を確実に着火して燃焼を安定させることができる。
またパイロット燃料噴射の燃料噴射量を増加させても、発熱量が増加して主燃料噴射で生成した混合気の着火が促進されるため、その燃焼を安定させることができる。しかしながら、過酸化物の量を増加させ、かつ発熱量を増加させるべく、パイロット燃料噴射の燃料噴射量を過剰に増加させると、発熱量が過大になってシリンダ内圧の上昇率が高くなり、騒音が増加したりNOxの排出量が増加したりする問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、過酸化物の量を増加させるためにパイロット燃料噴射の燃料噴射量を増加させても、発熱量が過大になって騒音やNOxの排出量が増加するのを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、シリンダに摺動自在に支持したピストンの頂面にシリンダヘッドに対向する凹状の燃焼室を形成し、シリンダヘッドに支持したインジェクタから前記燃焼室に向けてパイロット燃料噴射および主燃料噴射を行う燃料直噴式ディーゼルエンジンにおいて、前記パイロット燃料噴射により生成する混合気の燃焼速度を、前記主燃料噴射により生成する混合気の燃焼速度よりも遅くしたことを特徴とする燃料直噴式ディーゼルエンジンが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記パイロット燃料噴射される燃料に混合する再進入空気の量を、前記主燃料噴射される燃料に混合する再進入空気の量よりも少なくしたことを特徴とする燃料直噴式ディーゼルエンジンが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記燃焼室は、ピストンの頂面の外周部を除く部分を浅く窪ました上部燃焼室と、この上部燃焼室の中央部を更に深く窪ました下部燃焼室とで構成され、前記パイロット燃料噴射される燃料は上部燃焼室の底面に浅い角度で衝突し、前記主燃料噴射される燃料は上部燃焼室および下部燃焼室の境界に深い角度で衝突することを特徴とする燃料直噴式ディーゼルエンジンが提案される。
請求項1の構成によれば、ピストンの頂面に設けた燃焼室に向けパイロット燃料噴射および主燃料噴射を行う際に、パイロット燃料噴射により生成する混合気の燃焼速度を、主燃料噴射により生成する混合気の燃焼速度よりも遅くしたので、パイロット燃料噴射による過剰な発熱を抑制してシリンダ内圧の上昇率が高くなり過ぎないようにし、騒音やNOxの排出量が増加するのを防止することができ、しかもパイロット燃料噴射に続く主燃料噴射では混合気の燃焼速度を速くして充分な出力を確保することができる。
請求項2の構成によれば、パイロット燃料噴射される燃料に混合する再進入空気の量を主燃料噴射される燃料に混合する再進入空気の量よりも少なくしたので、パイロット燃料噴射により生成する混合気の燃焼速度を遅くして過剰な発熱を抑制することができる。
請求項3の構成によれば、ピストンの頂面の外周部を除く部分を浅く窪ました上部燃焼室と、この上部燃焼室の中央部を更に深く窪ました下部燃焼室とを設けたので、パイロット燃料噴射される燃料を上部燃焼室の底面に浅い角度で衝突させることで、その燃料を上部燃焼室の底面上の限定された領域にとどめて混合する再進入空気の量を減少させることができ、また主燃料噴射される燃料を上部燃焼室および下部燃焼室の境界に深い角度で衝突させることで、広い範囲に跳ね返った燃料に混合する再進入空気の量を増加させることができる。
図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1はディーゼルエンジンの全体構成を示す図、図2はエンジンのシリンダ軸線に沿う縦断面図、図3は図2の3−3線矢視図、図4は燃料噴射タイミングを示すタイムチャート、図5はパイロット燃料噴射の作用説明図、図6は主燃料噴射の作用説明図である。
図1に示すように、直列4気筒のディーゼルエンジンEは、クランクケース11と、クランクケース11の上部に一体に形成されたシリンダブロック12と、シリンダブロック12の上部に結合されたシリンダヘッド13と、シリンダブロック12の下部に結合されたオイルパン14とを備えており、クランクケース11に回転自在に支持したクランクシャフト15と、シリンダブロック12の内部に形成したシリンダ16に摺動自在に嵌合するピストン17とが、コネクティングロッド18を介して連接される。シリンダヘッド13には吸気バルブ19,19および排気バルブ20,20が設けられており、これら吸気バルブ19,19および排気バルブ20,20はシリンダヘッド13に設けられた1本のカムシャフト21により、図示せぬロッカーアームを介して開閉駆動される。ピストン17の頂面の中央部には燃焼室22が凹設されており、この燃焼室22の中心に臨むようにシリンダヘッド13にインジェクタ23が設けられる。
吸気バルブ19,19に連なる吸気ポート24,24に接続された吸気マニホールド25は上下2層に形成されており、その上流側にサージタンク26が設けられる。排気バルブ20,20に連なる排気ポート27,27には排気マニホールド28が接続される。エアクリーナ29から延びる吸気通路30に吸入された空気は、ターボチャージャ31の吸気側インペラ32で加圧され、吸気通路33を経て前記サージタンク26に供給される。また排気マニホールド28から出た排気ガスは、ターボチャージャ31の排気側インペラ34を駆動した後に、排気通路35に設けた排気ガス浄化触媒装置36を通過して外部に排出される。
燃料タンク37の内部に設けた低圧ポンプ38から供給された燃料は低圧フィードパイプ39に設けたフィルター40を経て高圧ポンプ41に供給され、そこで加圧された燃料は高圧フィードパイプ42を経てコモンレール43に供給される。コモンレール43に蓄圧された高圧の燃料は、4本の燃料噴射パイプ44…を介して4個のインジェクタ23に所定のタイミングで供給される。尚、符号45は高圧ポンプ41から余剰の燃料を燃料タンク37に戻すリターンパイプである。吸気マニホールド28にはEGRバルブ50が設けられており、排気ガスをEGRガス通路46を経てサージタンク26の上流位置に戻すようになっている。
図2はエンジンEのシリンダ軸線Lに沿う拡大縦断面図であって、シリンダブロック12に形成したシリンダ16に嵌合するピストン17が上死点にあるときの状態を示している。吸気バルブ19,19および排気バルブ20,20は、そのステム19a,19a;20a,20aをシリンダ軸線Lと平行に配置されており、かつ吸気バルブ19,19のバルブシート47,47と、排気バルブ20,20のバルブシート48,48とは、シリンダヘッド13の下面を凹ませるように形成されている。従って、吸気バルブ19,19および排気バルブ20,20が図示した閉弁状態にあるとき、吸気バルブ19,19および排気バルブ20,20の弁体19b,19b;20b,20bの下面の高さはシリンダヘッド13の下面の高さに一致している。
これにより、ピストン17が上死点に達しても、その頂面17aが吸気バルブ19,19および排気バルブ20,20の弁体19b,19b;20b,20bの下面と干渉する虞がなくなるため、燃焼室22を囲むピストン17の環状の頂面17aはバルブリセスを備えていない。尚、ピストン17が上死点にあるとき、シリンダヘッド13の下面および各バルブ19,19;20,20の弁体19b,19b;20b,20bの下面は、ピストン17の頂面17aとの間にはシリンダ軸線L方向に薄いクリアランス49(図5および図6参照)を有している。
ピストン17の頂面17aに形成される燃焼室22は、上部燃焼室22aおよび下部燃焼室22bから構成される。上部燃焼室22aはピストン17の頂面17aの外周部を除く中央部を一段低く窪ました形状を持ち、その底面は平坦に形成される。下部燃焼室22bは上部燃焼室22aの中央部を更に深く窪ましたもので、入口部の直径が内部の最大直径よりも小さい形状を有している。上部燃焼室22aと下部燃焼室22bとはシリンダ軸線Lに向かって突出する滑らかな曲面で接続される。
図4に示すように、インジェクタ23はピストン17が上死点(TDC)付近に達したときに主燃料噴射を開始する以外に、圧縮行程の末期に主燃料噴射に伴う燃焼騒音の低減等を目的としたパイロット燃料噴射を行うとともに、膨張行程や排気行程でエミッションの改善を目的としたポスト燃料噴射を行うようになっている.
図3および図5から明らかなように、インジェクタ23から噴射される燃料は斜め下方向を指向し、かつ円周方向に等間隔に離間した5つの方向を指向する。
図5に示すように、パイロット燃料噴射が行われるときにピストン17は上死点の手前位置にあるため、インジェクタ23から噴射された燃料はピストン17の上部燃焼室22aの平坦な底面に浅い角度θで衝突して霧化するが、上部燃焼室22aの底面とシリンダヘッド13の下面との間には狭いクリアランス49しか存在しないため、混合気は上部燃焼室22aの底面上の限定されたエリアだけに生成し、しかも上部燃焼室22aの底面に浅い角度θで衝突した燃料は強く飛散することがないため、燃料の飛沫に巻き込まれれて混合する再進入空気の量も小さくなる。このパイロット燃料噴射に伴って混合気の冷炎反応が開始されるとHO2 のような過酸化物が生成するが、そのときの温度は低温である。
パイロット燃料噴射に伴う混合気層は高温の空気層との境界において発火して高温反応をもたらすが、その高温反応は混合気層の表面だけで発生し、かつ放熱速度は非常に緩慢である。その理由は、混合気層が低温であり、しかもクリアランス49が上下方向に狭い空間であって火炎の面積が小さいためである。従って、パイロット燃料噴射の燃料噴射量を増加させて充分な量の過酸化物を生成させながら急激な発熱を防止することができ、これによりシリンダ内圧の上昇率が高くならないようにして騒音やNOxの排出量の増加を防止することができる。
上述したパイロット燃料噴射に続いて、図6に示す主燃料噴射が開始されるとき、ピストン17は上死点付近にあるため、パイロット燃料噴射で上部燃焼室22aの底面に衝突していた燃料は、主燃料噴射では上部燃焼室22aおよび下部燃焼室22bの境界の突出した部分に略垂直に衝突して強く跳ね返り、細かく霧化して大量の空気と充分に混合する。つまり主燃料噴射における再進入空気の量はパイロット燃料噴射における再進入空気の量よりも多くなる。しかもパイロット燃料噴射により生成した過酸化物が熱で分解して発生した大量のHOが存在することで、主燃料噴射で生成した混合気の着火が促進されて高速の燃焼が行われ、高い出力を発生させることができる。
このように、パイロット燃料噴射および主燃料噴射における混合気の生成プロセスを、噴射された燃料が衝突する燃焼室22の壁面の形状を異ならせることで変化させ、パイロット燃料噴射では生成する混合気の温度を低くし、空燃比をリッチにし、かつ再進入空気の量を減らして混合気の燃焼速度を遅くし、主燃料噴射では生成する混合気の温度を高くし、空燃比をリーンにし、かつ再進入空気の量を増やして混合気の燃焼速度を速くし、騒音やNOxの発生を抑制しながらエンジンEの出力を高めることができる。パイロット燃料噴射で生成する混合気の空燃比がリッチになるのは、再進入空気の量が少なく、かつ燃料が上部燃焼室22aの壁面に多く付着するために再進入空気と混合し難いからである。このことは、上部燃焼室22aの(表面積/体積)の比が、下部燃焼室22bの(表面積/体積)の比よりも大きいことに起因している。これにより、壁面への放熱を促進して混合気の温度を低下させるという効果も発生する。尚、本実施例でいう燃焼速度とは、燃焼率(例えば、クランクアングル当たりの燃焼量)の増加割合(微分値)で定義される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例のディーゼルエンジンEは直列4気筒であるが、本発明はV型エンジンや気筒数の異なるエンジンに対しても適用することができる。
また燃焼室22の形状は実施例のものに限定されず、図7に示すように上部燃焼室22aの形状を、径方向内側から径方向外側に向けて次第に深くなる円形の溝形状に構成しても良い。
ディーゼルエンジンの全体構成を示す図 エンジンのシリンダ軸線に沿う縦断面図 図2の3−3線矢視図 燃料噴射タイミングを示すタイムチャート パイロット燃料噴射の作用説明図 主燃料噴射の作用説明図 第2実施例に係る、前記図5に対応する図
符号の説明
16 シリンダ
17 ピストン
17a 頂面
22 燃焼室
22a 上部燃焼室
22b 下部燃焼室
23 インジェクタ

Claims (3)

  1. シリンダ(16)に摺動自在に支持したピストン(17)の頂面(17a)にシリンダヘッド(13)に対向する凹状の燃焼室(22)を形成し、シリンダヘッド(13)に支持したインジェクタ(23)から前記燃焼室(22)に向けてパイロット燃料噴射および主燃料噴射を行う燃料直噴式ディーゼルエンジンにおいて、
    前記パイロット燃料噴射により生成する混合気の燃焼速度を、前記主燃料噴射により生成する混合気の燃焼速度よりも遅くしたことを特徴とする燃料直噴式ディーゼルエンジン。
  2. 前記パイロット燃料噴射される燃料に混合する再進入空気の量を、前記主燃料噴射される燃料に混合する再進入空気の量よりも少なくしたことを特徴とする、請求項1に記載の燃料直噴式ディーゼルエンジン。
  3. 前記燃焼室(22)は、ピストン(17)の頂面(17a)の外周部を除く部分を浅く窪ました上部燃焼室(22a)と、この上部燃焼室(22a)の中央部を更に深く窪ました下部燃焼室(22b)とで構成され、
    前記パイロット燃料噴射される燃料は上部燃焼室(22a)の底面に浅い角度で衝突し、前記主燃料噴射される燃料は上部燃焼室(22a)および下部燃焼室(22b)の境界に深い角度で衝突することを特徴とする、請求項2に記載の燃料直噴式ディーゼルエンジン。
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