JP2006199387A - レンズ保持治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ保持部、特にレンズの左右両端縁を保持する側方保持部でのレンズ外観不良の発生を可及的に少なくすることができるレンズ保持治具を提供する。
【解決手段】 レンズ保持治具1は、レンズLの左右両端縁を保持する側方保持部41,42と、レンズLの下側端縁を保持する下側保持部43の少なくとも三箇所の保持部でレンズLを保持して、レンズLを液体中に浸漬する。側方保持部41,42は、レンズLの端縁を保持するV字状保持部406と、V字状保持部406を支持しV字状保持部406から延伸する上下延伸部を有し、V字状保持部406から上下延伸部までが下方に向かうよう構成され、上下延伸部がレンズLの下方に向かうに従いレンズLのレンズ表面から離間している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズをハードコート液等の処理液中に浸漬処理等するために用いられるレンズ保持治具に関する。
プラスチック眼鏡レンズは、傷が付きやすいため、耐擦傷性を付与するハードコート膜を形成することが行われている。レンズにハードコート膜を形成する方法としては、一般的に両面が所定のレンズ面形状に加工されたレンズの表面にプライマー液およびハードコート液を塗布し、その後乾燥、硬化させる方法が用いられる。プライマー液は、レンズとハードコート膜との密着性向上、耐衝撃性向上等のため、ハードコート膜の仕様により塗布される。また、レンズにプライマー液およびハードコート液を塗布する方法としては、スピンコート法とディッピング法等が用いられるが、生産性の面からディッピング法が主流である。
従来のディッピング法は、まとめて数十枚程度のレンズが装着できるレンズ保持治具にレンズを装着し、処理液中にレンズ保持治具ごとレンズを浸漬し、所定時間経過後引き上げ、レンズ保持治具にレンズを装着したまま乾燥を行う方法が用いられている。
しかし、多数のレンズを装着するレンズ保持治具は、レンズ径やレンズの側面の厚み(コバ厚)に応じて多種類のレンズ保持治具を用意し、レンズ径やコバ厚に応じてレンズ保持治具を選択する必要があるため、設備費が嵩むと共に、管理が煩雑になるといった課題があった。また、近年、特注品レンズが多くなり、多品種、小ロットに対応するため、レンズ保持治具に装着されるレンズの充填率が低下する課題が顕著になっている。
こうした課題に対応するために、本出願人は、コイルバネからなり、レンズの左右両端縁を保持する側方保持部と、レンズの下側端縁を保持する下側保持部の少なくとも三箇所の保持部を備え、一枚のレンズ毎に独立して保持する毎葉式のレンズ保持治具を提案してきた(特許文献1参照)。
特開2004−268013号公報
このレンズ保持治具によれば、レンズ保持部がコイルバネで形成されていることで、レンズの形状、径、厚さ等の異なる多種類のレンズを、一種類のレンズ保持治具で保持することができる。また、一枚のレンズを保持する毎葉式であるため、レンズ保持治具で保持した多種類のレンズを、一つの搬送治具に吊して各種処理液等に浸漬することで、多品種、小ロットに対応することができる。
しかしながら、水分量が多い溶剤を用いた処理液を使用する際に、側方保持部が接する部分のレンズ表面に、ハジキ(プライマー液およびハードコート液の厚みが薄くなる現象、すなわち厚みムラ)が発生することが認められる。この現象は、処理液の水分量が多いことにより表面張力が高くなると共に、レンズとレンズ保持治具の接触面積が広いことにより、処理液から引き上げる際の表面張力により、レンズ保持治具側に引き寄せられる処理液の液量が増えるためと推測する。ハジキが発生すると、眼鏡フレームに枠入れ加工される玉型形状内にハジキ部分が入り込んでしまうため、レンズの外観品質が損なわれ、特に、凸レンズのレンズ全体を薄く削る楕円形の非円形レンズ等の場合には、玉型形状とレンズの縁との間の距離に余裕が少ないため、歩留まりを低下させる原因となっている。
すなわち、既存のレンズ保持治具のレンズ保持部、特に側方保持部を改良する必要があった。
本発明は、こうした事情に鑑みてなされたもので、レンズ保持部、特にレンズの左右両端縁を保持する側方保持部でのレンズ外観不良の発生を可及的に少なくすることができるレンズ保持治具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のレンズ保持治具は、端縁を上下方向に配置したレンズの左右両端縁を保持する側方保持部と前記レンズの下側端縁を保持する下側保持部の少なくとも三箇所の保持部で前記レンズを保持して前記レンズを液体中に浸漬するために用いられるレンズ保持治具において、前記側方保持部が、前記レンズの端縁を保持するV字状保持部と、前記V字状保持部を支持し前記V字状保持部から上下に延伸する上下延伸部とを有し、前記V字状保持部から前記上下延伸部までが下方に向かうよう構成され、前記上下延伸部が前記レンズの下方に向かうに従い、前記レンズのレンズ表面から離間することを特徴とする。
これによれば、レンズ保持治具のV字状保持部から上下延伸部までが、下方に向かうように形成されると共に、上下延伸部が下方に向かうにつれ、レンズのレンズ表面から離間することで、レンズ保持治具を液体中から引き上げる際に、V字状保持部に溜まった液体(処理液)が、レンズ表面を流れ落ちることなくV字状保持部と一体化された上下延伸部に沿って流れることにより、レンズの外観不良の発生を防止することができる。なお、本発明の保持部形状では、レンズと側方保持部(V字状保持部)の間に液体の膜が出来てしまうが、その膜が弾ける時に上下延伸部の下方部分の一部が液体中に浸漬されている状態にあるため、膜が上下延伸部に沿って液面側に引き寄せられ、レンズ表面に飛散しないことにより、外観品質欠点を発生させない。
また、本発明のレンズ保持治具は、前記V字状保持部と前記上下延伸部とが、ワイヤを折曲して一体に形成されていることを特徴とする。
これによれば、側方保持部のV字状保持部と上下延伸部とがワイヤを折曲して一体に形成されることによって、側方保持部は処理液の付着量が少なくなり、側方保持部に接触するレンズ端縁近傍を含むレンズ面に、均一な処理膜を形成することができる。
また、本発明のレンズ保持治具は、搬送治具に装着される搬送固定部と、前記搬送固定部に結合されている複数のアームにそれぞれ設けられている前記保持部で、一枚の前記レンズの端縁を支えて保持することを特徴とする。
これによれば、レンズ保持治具は、搬送治具に装着される搬送固定部と、搬送固定部に結合されている複数のアームにそれぞれ設けられている保持部で、一枚のレンズの端縁を支えてレンズを保持するので、毎葉式のレンズ保持治具に適用して、毎葉式のレンズ保持治具のレンズ外観不良の発生を可及的に抑制することができる。
また、本発明のレンズ保持治具は、前記レンズ保持部が、前記搬送固定部からコイルバネを介して鋭角的に折曲され、先端側に前記コイルバネにより前記レンズの端縁に当接するように付勢される第1側方保持部を備えている第1アームと、前記第1側方保持部が当接するレンズの端縁と対向する側の端縁に当接する第2側方保持部を備える第2アームと、前記第1側方保持部が当接する前記レンズの端縁と前記第2側方保持部が当接する前記レンズの端縁との間の前記レンズの下方端縁に当接する下側保持部を備える第3アームとを有することを特徴とする。
これによれば、レンズ保持部がコイルバネを有することでレンズの径の違いに対応できるので、レンズ径によらず、多種類のレンズを一種類のレンズ保持治具で保持することができる。
また、本発明のレンズ保持治具は、端縁を上下方向に配置したレンズの左右両端縁を保持する側方保持部と前記レンズの下側端縁を保持する下側保持部の少なくとも三箇所の保持部で前記レンズを保持して前記レンズを液体中に浸漬するために用いられるレンズ保持治具において、前記下側保持部が、上端に前記レンズの端縁を支える切欠部を備え、上下方向に沿って配置されている支持板と、上下方向に沿って配置され、前記支持板と交差角度をもって一体化されている補助板とを備えることを特徴とする。
これによれば、レンズの下側端縁を保持する下側保持部として、上端にレンズの端縁を支える切欠部を備え、上下方向に沿って配置されている支持板と、上下方向に沿って配置され、支持板と交差角度をもって一体化されている補助板とを備える構成とすることにより、かかる下側保持部は、液切れがよいと共に、支持板と補助板とがある交差角度で交わる上下方向に延びる隅部には、液体が溜まり易い。そのため、支持板に補助板を設けた下側保持部は、支持板単独の下側保持部と比較して液体保持力が大きくなり、隅部に溜められた液体に下側保持部と接しているレンズ端縁近傍の表面にある液膜が引き寄せられて液溜まりが生じ難くなる。
以下、本発明のレンズ保持治具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明のレンズ保持治具は、薄い側面(コバ)を有するレンズ又は刃先のように尖った端縁を有するレンズのハードコート膜形成等の浸漬処理のために用いられるものである。
側方保持部を改良した本発明のレンズ保持治具の実施形態を図1〜図4を参照しながら説明する。なお、このレンズ保持治具は、一例として毎葉式に適用した場合で示す。
図1は、端縁を上下方向に配置した、即ち縦にしたレンズを保持している本発明のレンズ保持治具を示す構成図であり、(a)は正面図、(b)はレンズ保持部の下面図である。
図1において、レンズ保持治具1は、全体がステンレススチールで構成され、縦置きに配置されたレンズLを保持するレンズ保持部2が、レンズ保持治具1全体を支え、搬送治具に装脱着自在に装着される搬送固定部3に結合されている構造を有する。
搬送固定部3は、後述する図3に示す搬送治具600に装着して固定できるバネ部300を有する。バネ部300は、断面が円形の針金を鋭角に折曲してバネ状に形成され、対向する両先端縁に針金を円形の形状にした指掛け301,302が設けられている。バネ部300の一部に外方に湾曲して突出した湾曲部303が形成されている。
レンズ保持部2は、鉛直方向に伸縮するバネ部300の下端に溶接等で結合されている。レンズ保持部2は、先端部が自由端になっている第1アーム21、第2アーム22、第3アーム23を有する。これらの第1アーム21、第2アーム22、第3アーム23は、基本的に断面がほぼ円形の針金で構成されている。第1アーム21、第2アーム22および第3アーム23を構成する針金の線径は、1.5mm〜2.5mm程度の細いものが用いられる。また、レンズ保持治具1は、第1アーム21と第2アーム22とが一本の針金を折曲して一体に形成され、第3アーム23が第2アーム22に接合されている構造となっている。
第1アーム21は、バネ部300に接合されている水平方向アーム211の一端縁から付勢手段としての第1コイルバネ212を介して水平方向から斜め下方へ鋭角に折り返されている。折り返されて図1の斜め右側(本明細書においては、左右は図面を基準としている)へ傾斜している第1傾斜部213は、レンズLの右側端よりやや右側で上下方向よりやや内側に折曲され、垂直方向よりやや内側へ傾斜して延伸している第1鉛直部214となり、その先端がレンズLの中央右端縁近傍に位置するようになっている。第1アーム21の先端部はプレス等で扁平に形成されて取付部215が設けられ、取付部215には第1側方保持部41の後述する接合部が接合されている。
第2アーム22は、水平方向アーム211の一端縁から付勢手段としての第2コイルバネ221を介して水平方向から斜め下方へ鋭角に折り返されている。折り返されて図1の斜め左側へ傾斜している第2傾斜部222は、レンズLの左側端よりやや左側で上下方向よりやや内側に折曲され、垂直方向よりやや内側へ傾斜して延伸している第2鉛直部223となり、その先端がレンズLの中央左端縁近傍に位置するようになっている。第2アーム22の先端部は、第1アーム21同様、プレス等で扁平に形成されて取付部225が設けられ、取付部225には第2側方保持部42の接合部が接合されている。
第1側方保持部41ならびに第2側方保持部42については、後で詳細に説明する。
第3アーム23は、第2アーム22の第2傾斜部222に並列し、第1アーム21の第1傾斜部213を間に挟むように、第2傾斜部222と間隙をもって第2アーム22の第2コイルバネ221近傍と第2傾斜部222の先端側にそれぞれ接合された第3傾斜部232を有する。第3傾斜部232は、第2アーム22の第2鉛直部223よりやや外側で垂直方向へ折曲され、垂直方向よりやや内側へ傾斜して延伸している第3鉛直部233となっている。第3鉛直部233は更にレンズL斜め左下側でレンズLに沿って折曲されて第4傾斜部234となる。第4傾斜部234はレンズLの下側でレンズL端縁に沿って水平に近く屈曲されて第5傾斜部235となっている。さらに、第5傾斜部235の先端部はレンズL中心側に向かうようにほぼ垂直方向に折曲され、先端がプレス等で扁平に形成されていると共に、V字状の切欠部が設けられて下側保持部43が形成されている。下側保持部43は、レンズL下方の端縁のやや第2アーム22寄りに位置するようになっている。
このレンズ保持治具1は、第1アーム21の第1傾斜部213が、第2アーム22の第2傾斜部222と第3アーム23の第3傾斜部232と挟まれて交差している。これにより、第1アーム21のレンズL端縁に対して離間接近する動きを、第2アーム22の第2傾斜部222と第3アーム23の第3傾斜部232がいわば案内として規制し、第1アーム21の平面上の動きが、レンズLの端縁とほぼ平行になることが確保されている。
次に、第1側方保持部41および第2側方保持部42の構成について図2を参照して説明する。図2は、図1における第1側方保持部41の接合部を拡大した部分説明図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。なお、第1側方保持部41および第2側方保持部42は、同一形状(保持されるレンズの鉛直中心線に対して対称形状)である。
第1側方保持部41および第2側方保持部42は、各々細いステンレススチールの丸棒材を折曲して全体が一体に形成されている。第1側方保持部41は、第1アーム21の取付部215に接合する垂直方向に延伸する接合部401を有している。
第1側方保持部41は、接合部401の下端縁で、レンズLの右端縁部(コバ面)側に、しかもレンズLのレンズ面から離間する下方に折曲され、左側下方に傾斜して延伸する第1上下延伸部402が形成され、第1上下延伸部402からレンズLのコバ面側に第1上下延伸部402に対してほぼ直角に折曲され、左側上方に傾斜して延伸する第2上下延伸部403が形成され、第2上下延伸部403からレンズLのレンズ面側に上方に折曲され左側上方に傾斜して延伸し、レンズLのコバ面に当接する第3上下延伸部404が形成されている。さらに、第3上下延伸部404からレンズLのレンズ面側から離間する上方に折曲され左側上方に傾斜して延伸し、レンズLのコバ面に当接する第4上下延伸部405が形成されている。この第3上下延伸部404と第4上下延伸部405とで形成されるV字状の折曲部が、レンズLを保持するV字状保持部406を形成し、レンズLの中央右端縁近傍に位置している。
すなわち、レンズLはV字状保持部406により保持され、第4上下延伸部405およびV字状保持部406は下方へ傾斜して延伸する第3上下延伸部404によって支持され、第3上下延伸部404は下方に傾斜して延伸する第2上下延伸部403によって支持され、第2上下延伸部403は上方に傾斜して延伸する第1上下延伸部402によって支持され、第1上下延伸部402は接合部401によって支持されている。
したがって、第1側方保持部41を形成する第1上下延伸部402〜第4上下延伸部405のすべての上下延伸部が鉛直方向に対して下方に傾斜して延伸している。また、V字状保持部406は、図2(a)、(c)に示すように、レンズLの端縁部(コバ面)に対して傾斜してレンズLを保持し、V字状保持部406を形成する第4上下延伸部405はレンズLの上方に向かうに従いレンズLのレンズ表面から離間し、第3上下延伸部404はレンズLの下方に向かうに従いレンズLのレンズ表面から離間している。
次に、このレンズ保持治具1の使用方法について説明する。レンズLをレンズ保持治具1に保持させる作業は、例えば、第1アーム21の第2アーム22と交差後の斜めになっている第1傾斜部213を第2アーム22の第2コイルバネ221側に指で引き寄せて第1アーム21を大きく開き、レンズLの端縁を下側保持部43と第2側方保持部42(V字状保持部406)に当接させた後、第1コイルバネ212の付勢力に従って第1アーム21の先端の第1側方保持部41(V字状保持部406)をレンズL端縁に当接させるようにすればよい。
これにより、レンズLは、図1(a)に示すように、レンズLの水平中心線よりやや上の右側端縁を第1側方保持部41が押圧し、レンズLの水平中心線よりやや上の左側端縁を第2側方保持部42が押圧し、下方の側面のレンズLの垂直中心線よりやや左側の端縁を下側保持部43が保持するため、これらの第1側方保持部41、第2側方保持部42、下側保持部43の三点支持で保持される。なお、レンズLは、第1側方保持部41および第2側方保持部42(第4上下延伸部405)の先端側を凸面側にしてセットするのが好ましい。これは、レンズ面を形成する凸面の曲率が大きな場合等に、レンズ保持治具1にレンズLが取付け易いと共に、レンズ面にキズを付けることを少なくすることができる。
このレンズ保持治具1は、第1アーム21が第1コイルバネ212を介して鋭角的に折り曲げられ、また、第2アーム22が第2コイルバネ221を介して鋭角的に曲げられているため、第1側方保持部41及び第2側方保持部42のストロークが長く、可動範囲が広いため、広い範囲のレンズLの外径に対応することができると共に、レンズLを装着する作業中にレンズに傷を付けるおそれが少なくなっている。
このレンズ保持治具1は、複数個を図3(a)に示す搬送治具に搬送固定部3を装着して用いる。この搬送治具600は、主軸棒601の両端縁に矩形板状の位置合わせ板602,603が軸方向と直交する方向でかつ水平方向に一体に設けられ、主軸棒601の位置合わせ板602,603より両側の内側に断面V字状の受け渡し板604が主軸棒601を下から挟むように一体に設けられている。さらに、主軸棒601の受け渡し板604の両側の内方には、鉛直方向の釣り棒605が一体に設けられ、この釣り棒605と一体に図3(b)に示すような逆V字状の断面を有する装着部606が主軸棒601とほぼ平行に設けられている。この装着部606には、所定間隔毎に、図3(b)に示すような垂直方向に細長い通し孔607が逆V字状の装着部606の両壁を水平方向に貫通して設けられている。
搬送固定部3のバネ部300の上下の指掛け部301,302を親指と人差し指で挟んでバネ部300を少し圧縮しながらバネ部300の先端を搬送治具600の通し孔607に差し込んで指を放すと、図3(b)に示すように、バネ部300の湾曲部303が逆V字状の両側の通し孔607の上端に圧着される。これにより、バネ部300が上下に拡張しようとする付勢力で通し孔607の上下両端を圧着すると共に、湾曲部303の両端部が通し孔607の上端の内面を圧着するため、バネ部300は通し孔607に装着される。装着されたバネ部300は、ガタがないと共に、抜けることが無く、安定に保持される。装着部606からバネ部300を抜くときには、両側の指掛け部301,302の間隔を狭めるようにバネ部300の付勢力に逆らって力を加えて上下の幅を縮めると、バネ部300は通し孔607から容易に抜け出す。このように、搬送固定部3は、搬送治具600に装脱着自在になっている。
搬送治具600の装着部606に複数のレンズ保持治具1の搬送固定部3を装着して吊すことにより、複数のレンズ保持治具1を一つの搬送治具600でまとめて搬送することができる。複数のレンズ保持治具1を搬送治具600に装着した状態で、レンズLを処理液(プライマー液、およびハードコート液)中に浸漬し、所定時間後に引き上げられる。
なお、処理液は、ハードコート層の密着性を向上させるためのプライマー液として、各5%程度のポリエステル樹脂と酸化チタンの固形分に、60%程度のメタノールと、30%程度の水を溶媒とした処理液を用いた。また、ハードコート液として、各十数%程度のシランカップ剤と酸化チタンの主固形分に、60%程度のメタノールと、数%の水を溶媒とした処理液を用いた。
レンズ保持治具1を処理液から引き上げる際に、レンズ保持治具1の第1アーム21、第2アーム22、第3アーム23、第1側方保持部41、第2側方保持部42、下側保持部43及びレンズLに付着した処理液が流れ落ちる。このとき、第1側方保持部41および第2側方保持部42のV字状保持部406から第1上下延伸部までが下方に向かう形状に形成されていることにより、V字状保持部406と一体化された第3上下延伸部404および第2上下延伸部403を伝って下方に流れ落ちるため、液溜まりが発生せず、液がレンズL表面を流れ落ちることがない。
また、第3上下延伸部404がレンズLの下方に向かうに従いレンズ表面から離間することで、レンズLと側方保持部41,42の接触面積が少なく、処理液の水分量が多いにも係わらず、表面張力により側方保持部41,42に引き寄せられる処理液の液量が微少となり、ハジキ(処理液の厚みが薄くなる現象)にくくなる。
第3上下延伸部404および第2上下延伸部403は、V字状保持部406に溜まった液の排出路として機能するものであり、その長さは2mm以上あることが好ましい。
また、第1側方保持部41および第2側方保持部42を形成するワイヤの線径は、各保持部に引き寄せられる処理液の量を少なくするために、極力細いのが好ましい。また、各保持部は、別体で構成することも可能であるが、一本のワイヤを折曲して一体に形成することが好ましい。別体で構成すると溶接等で固定(結合)する必要があり、固定箇所に凹凸部ができることにより、処理液の流れを阻止する可能性がある。
そして、レンズ保持治具1を処理液から引き上げた後に、処理液の液切れを行い、乾燥炉等に搬送して乾燥させ、レンズLのレンズ面にハードコート膜が形成される。
処理が行われたレンズ保持治具1は、第1アーム21、第2アーム22、第3アーム23が断面が円形の針金で構成されることにより、表面積が最小となり、ハードコート液の付着量が少なく、しかも洗浄により付着物が簡単に脱離するため、容易に洗浄することができる。
このように、レンズ保持治具1を用いてレンズLにハードコート液のディッピングを行った結果、従来のレンズ保持治具を用いた場合と比較してレンズL表面の流れムラによる外観不良が極めて少なくなったことが確認された。
以上の実施の形態において、プラスチックレンズのハードコート膜形成をディッピング法により行う場合を例示したが、処理液はハードコート液に限られない。
また、レンズ保持治具1が、円形のレンズLを保持する場合を例にして説明したが、非円形レンズを保持する場合であっても良い。
また、下側保持部43は、第3アーム23(第5傾斜部235)の先端がプレス等で扁平に形成され、V字状の切欠部が設けられている場合で説明したが、別の下側保持部の形態であっても良い。図4(a)〜図4(d)に、別の下側保持部の斜視図を示す。
図4(a)において、下側保持部10は、支持板11の両端縁に補助板12を設けている構造となっている。支持板11は、長辺が上下方向に沿った矩形状をしており、支持板11の上端にレンズの側面の端縁や尖った端縁を支えるV字状の切欠部110を備える。また、支持板11は、第3アーム23の第5傾斜部235の先端部がレンズL中心側に向かうようにほぼ垂直方向に折曲され、プレス等で扁平に形成された取付部236に接合されている。この支持板11とほぼ同じ長さと幅の矩形状の2枚の補助板12が長辺が上下方向に沿って配置され、短辺が支持板11に対して取付部236と反対側の直交方向に沿って支持板11の両端縁に一体に設けられている。支持板11と両側の補助板12とは、水平断面がコ字状に形成されている。すなわち、支持板11と両側の補助板12とは、交差角度が略90°に一体形成されている。これらの支持板11と補助板12は、板材を折曲して一体に形成されている。また、支持板11と補助板12は、薄いステンレススチール板で構成されている。
このように構成された下側保持部10は、上下方向に液の流下を妨げる構造物がなく、浸漬後の液切れがよい。その一方で、支持板11と補助板12とが直交する角度で交わる上下方向に延びる隅部には、液体が溜まり易い。そのため、支持板11に補助板12を設けた下側保持部10は、液体保持力が大きくなり、隅部に溜められた液体に下側保持部10が接するレンズLの端部の表面にある液膜が引き寄せられて液溜まりが生じ難くなるものと考えられる。また、この下側保持部10は、板材を折曲して支持板11と補助板12とを一体に形成されている構造であるため、支持板11に補助板12を簡易に設けることができる。また、この補助板12は、薄い板材の支持板11を補強し、曲げ難くしている機能も有する。
また、図4(b)に示す下側保持部10bは、図4(a)に示したものとほぼ同じ構造であるが、支持板11bよりも補助板12bの方が長く、補助板12bの下部が支持板11bより下方へ突出している構造となっている。
また、図4(c)に示す下側保持部10cは、長辺が上下方向に沿って配置されている矩形状の支持板11cの両端縁に、矩形状の2枚の補助板12cの幅方向の中心線部分を接合したような形状で、支持板11cと補助板12cが水平断面が略H字状に組み合わされた構造である。この下側保持部10cは、支持板11cと補助板12cが交わる隅部が4箇所に形成されているため、図4(a)に示した下側保持部10よりも液体保持力が大きくなり、液溜まり現象の防止効果に優れている。
さらに、図4(d)に示す下側保持部10dは、基本的な構造は図4(a)に示したものと同じであるが、補助板12dの上下方向に平行で全長に亘る複数のジグザグ状の屈曲を設けた構造となっている。この下側保持部10dは、支持板11dと補助板12dとが交差する隅部に加えて、補助板12dに設けられた上下方向の溝が液体を保持できるため、より液体保持力が大きくなり、液溜まり現象の防止効果に優れている。
また、下側保持部は、補助板をフィン状に多数設けるようにしても良く、あるいは支持板と補助板を四角筒状に形成するようにしても良い。さらに、支持板11と補助板12とが交わる隅部を形成できればよいため、支持板11と補助板12との交差角度は90°に限られない。
本発明のレンズ保持治具を示す構成図であり、(a)は正面図、(b)はレンズ保持部の下面図。 第1側方保持部の接合部を拡大した部分説明図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図。 搬送治具の一実施形態を示すもので、(a)は側面図、(b)は装着部にバネ部を差し込んだ状態を示す断面図。 (a)〜(d)は、別の下側保持部の斜視図。
符号の説明
1…レンズ保持治具、2…レンズ保持部、3…搬送固定部、10,10b,10c,10d…下側保持部、11…支持板、12…補助板、21…第1アーム、22…第2アーム、23…第3アーム、41,42…側方保持部、43…下側保持部、401…接合部、402…第1上下延伸部、403…第2上下延伸部、404…V字状保持部を形成する第3上下延伸部、405…V字状保持部を形成する第4上下延伸部、406…V字状保持部、600…搬送治具。

Claims (5)

  1. 端縁を上下方向に配置したレンズの左右両端縁を保持する側方保持部と前記レンズの下側端縁を保持する下側保持部の少なくとも三箇所の保持部で前記レンズを保持して前記レンズを液体中に浸漬するために用いられるレンズ保持治具において、
    前記側方保持部が、前記レンズの端縁を保持するV字状保持部と、前記V字状保持部を支持し前記V字状保持部から上下に延伸する上下延伸部とを有し、
    前記V字状保持部から前記上下延伸部までが下方に向かうよう構成され、
    前記上下延伸部が前記レンズの下方に向かうに従い、前記レンズのレンズ表面から離間することを特徴とするレンズ保持治具。
  2. 請求項1に記載のレンズ保持治具において、
    前記V字状保持部と前記上下延伸部とが、ワイヤを折曲して一体に形成されていることを特徴とするレンズ保持治具。
  3. 請求項1に記載のレンズ保持治具において、
    搬送治具に装着される搬送固定部と、前記搬送固定部に結合されている複数のアームにそれぞれ設けられている前記保持部で、一枚の前記レンズの端縁を支えて保持することを特徴とするレンズ保持治具。
  4. 請求項3に記載のレンズ保持治具において、
    前記レンズ保持部が、前記搬送固定部からコイルバネを介して鋭角的に折曲され、先端側に前記コイルバネにより前記レンズの端縁に当接するように付勢される第1側方保持部を備えている第1アームと、前記第1側方保持部が当接するレンズの端縁と対向する側の端縁に当接する第2側方保持部を備える第2アームと、前記第1側方保持部が当接する前記レンズの端縁と前記第2側方保持部が当接する前記レンズの端縁との間の前記レンズの下方端縁に当接する下側保持部を備える第3アームとを有することを特徴とするレンズ保持治具。
  5. 端縁を上下方向に配置したレンズの左右両端縁を保持する側方保持部と前記レンズの下側端縁を保持する下側保持部の少なくとも三箇所の保持部で前記レンズを保持して前記レンズを液体中に浸漬するために用いられるレンズ保持治具において、
    前記下側保持部が、上端に前記レンズの端縁を支える切欠部を備え、上下方向に沿って配置されている支持板と、上下方向に沿って配置され、前記支持板と交差角度をもって一体化されている補助板とを備えることを特徴とするレンズ保持治具。
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