JP2006199387A - レンズ保持治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 レンズ保持治具1は、レンズLの左右両端縁を保持する側方保持部41,42と、レンズLの下側端縁を保持する下側保持部43の少なくとも三箇所の保持部でレンズLを保持して、レンズLを液体中に浸漬する。側方保持部41,42は、レンズLの端縁を保持するV字状保持部406と、V字状保持部406を支持しV字状保持部406から延伸する上下延伸部を有し、V字状保持部406から上下延伸部までが下方に向かうよう構成され、上下延伸部がレンズLの下方に向かうに従いレンズLのレンズ表面から離間している。
【選択図】 図1
Description
しかし、多数のレンズを装着するレンズ保持治具は、レンズ径やレンズの側面の厚み(コバ厚)に応じて多種類のレンズ保持治具を用意し、レンズ径やコバ厚に応じてレンズ保持治具を選択する必要があるため、設備費が嵩むと共に、管理が煩雑になるといった課題があった。また、近年、特注品レンズが多くなり、多品種、小ロットに対応するため、レンズ保持治具に装着されるレンズの充填率が低下する課題が顕著になっている。
こうした課題に対応するために、本出願人は、コイルバネからなり、レンズの左右両端縁を保持する側方保持部と、レンズの下側端縁を保持する下側保持部の少なくとも三箇所の保持部を備え、一枚のレンズ毎に独立して保持する毎葉式のレンズ保持治具を提案してきた(特許文献1参照)。
すなわち、既存のレンズ保持治具のレンズ保持部、特に側方保持部を改良する必要があった。
これによれば、側方保持部のV字状保持部と上下延伸部とがワイヤを折曲して一体に形成されることによって、側方保持部は処理液の付着量が少なくなり、側方保持部に接触するレンズ端縁近傍を含むレンズ面に、均一な処理膜を形成することができる。
これによれば、レンズ保持治具は、搬送治具に装着される搬送固定部と、搬送固定部に結合されている複数のアームにそれぞれ設けられている保持部で、一枚のレンズの端縁を支えてレンズを保持するので、毎葉式のレンズ保持治具に適用して、毎葉式のレンズ保持治具のレンズ外観不良の発生を可及的に抑制することができる。
これによれば、レンズ保持部がコイルバネを有することでレンズの径の違いに対応できるので、レンズ径によらず、多種類のレンズを一種類のレンズ保持治具で保持することができる。
本発明のレンズ保持治具は、薄い側面(コバ)を有するレンズ又は刃先のように尖った端縁を有するレンズのハードコート膜形成等の浸漬処理のために用いられるものである。
図1は、端縁を上下方向に配置した、即ち縦にしたレンズを保持している本発明のレンズ保持治具を示す構成図であり、(a)は正面図、(b)はレンズ保持部の下面図である。
第1側方保持部41ならびに第2側方保持部42については、後で詳細に説明する。
また、第1側方保持部41および第2側方保持部42を形成するワイヤの線径は、各保持部に引き寄せられる処理液の量を少なくするために、極力細いのが好ましい。また、各保持部は、別体で構成することも可能であるが、一本のワイヤを折曲して一体に形成することが好ましい。別体で構成すると溶接等で固定(結合)する必要があり、固定箇所に凹凸部ができることにより、処理液の流れを阻止する可能性がある。
処理が行われたレンズ保持治具1は、第1アーム21、第2アーム22、第3アーム23が断面が円形の針金で構成されることにより、表面積が最小となり、ハードコート液の付着量が少なく、しかも洗浄により付着物が簡単に脱離するため、容易に洗浄することができる。
また、レンズ保持治具1が、円形のレンズLを保持する場合を例にして説明したが、非円形レンズを保持する場合であっても良い。
Claims (5)
- 端縁を上下方向に配置したレンズの左右両端縁を保持する側方保持部と前記レンズの下側端縁を保持する下側保持部の少なくとも三箇所の保持部で前記レンズを保持して前記レンズを液体中に浸漬するために用いられるレンズ保持治具において、
前記側方保持部が、前記レンズの端縁を保持するV字状保持部と、前記V字状保持部を支持し前記V字状保持部から上下に延伸する上下延伸部とを有し、
前記V字状保持部から前記上下延伸部までが下方に向かうよう構成され、
前記上下延伸部が前記レンズの下方に向かうに従い、前記レンズのレンズ表面から離間することを特徴とするレンズ保持治具。 - 請求項1に記載のレンズ保持治具において、
前記V字状保持部と前記上下延伸部とが、ワイヤを折曲して一体に形成されていることを特徴とするレンズ保持治具。 - 請求項1に記載のレンズ保持治具において、
搬送治具に装着される搬送固定部と、前記搬送固定部に結合されている複数のアームにそれぞれ設けられている前記保持部で、一枚の前記レンズの端縁を支えて保持することを特徴とするレンズ保持治具。 - 請求項3に記載のレンズ保持治具において、
前記レンズ保持部が、前記搬送固定部からコイルバネを介して鋭角的に折曲され、先端側に前記コイルバネにより前記レンズの端縁に当接するように付勢される第1側方保持部を備えている第1アームと、前記第1側方保持部が当接するレンズの端縁と対向する側の端縁に当接する第2側方保持部を備える第2アームと、前記第1側方保持部が当接する前記レンズの端縁と前記第2側方保持部が当接する前記レンズの端縁との間の前記レンズの下方端縁に当接する下側保持部を備える第3アームとを有することを特徴とするレンズ保持治具。 - 端縁を上下方向に配置したレンズの左右両端縁を保持する側方保持部と前記レンズの下側端縁を保持する下側保持部の少なくとも三箇所の保持部で前記レンズを保持して前記レンズを液体中に浸漬するために用いられるレンズ保持治具において、
前記下側保持部が、上端に前記レンズの端縁を支える切欠部を備え、上下方向に沿って配置されている支持板と、上下方向に沿って配置され、前記支持板と交差角度をもって一体化されている補助板とを備えることを特徴とするレンズ保持治具。
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