JP2006199311A - ファスナー付き袋体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】仕切り壁110が、ファスナー120との間に、物品収納時に隣り合う物品収納空間S1〜S4における収納物品T1〜T8の相互移動を阻止するとともに収納物品取り出し時に物品収納空間S1〜S4の奥行きを縮小する間口拡大用間隙(幅H)を介して設けられ、収納物品T1〜T8取り出し時に取り出し対象となる物品収納空間S1〜S4の開口を拡大させるとともに次期取り出し対象となる収納物品の不用意な外部飛び出しを阻止するスライダー130の一時停止位置141を示す一時停止位置表示部140が、ファスナー120に沿って各区画ごとに袋本体101に設けられている。
【選択図】図1
Description
そして、スライダーの一時停止位置を示す一時停止位置表示部がファスナーに沿って各区画ごとに設けられていることによって、収納物品取り出し時に取り出し対象となる物品収納空間の間口を拡大させるとともに次期取り出し対象となる収納物品の不用意な外部飛び出しを阻止できる。
まず、図1乃至図3は、本発明の一実施例であるファスナー付き袋体を示すものであって、図1は、ファスナー付き袋体の全体構成図であり、図2は、スライダーの停止位置を示す説明図であり、図3は、ファスナー付き袋体の使用態様図である。
なお、本実施例の場合には、α=45°の条件を満足するように、次期取り出し対象となる区画内に配置されているため、利用者が一時停止位置にスライダーを停止させた場合に、次期取り出し対象となる区画の物品収納空間内に収納されている収納物品がそのまま外部あるいは隣接する物品収納空間へ移動を回避するようになっている。
また、その停止線の間隔は、前記スライダー130の横幅と同じ間隔に限定されるものではなく、スライダー130の横幅より広い間隔に設定しても良い。ただし、その場合はその停止線の範囲内に位置させたスライダーの後端が、前述した0°<α≦45°の条件、より好ましくは15°≦α≦45°の条件を満足するものであって、利用者がこの範囲内にスライダーを一時停止させた場合に、前述の収納物品の相互移動を阻止し、次期取り出し対象となる収納物品の不用意な外部飛び出しが阻止されるようになっているものである。
なお、図1に示す実施例では、物品収納空間S1に収納されている物品が「朝食前」(142A)に使用されることを、物品収納空間S2に収納されている物品が「朝食後」(142B)に使用されることを、物品収納空間S3に収納されている物品が「昼食後」(142C)に使用されることを、物品収納空間S4に収納されている物品が「夜食後」(142D)に使用されることをそれぞれ表示するために、前述したようなシール等の各表示部(140A〜140D)ごとに「朝食前」,「朝食後」,「昼食後」,「夜食後」という文字情報が更に印刷されている。
このように、表示部140が、スライダー停止位置と物品の使用時期の両方を表示することにより、スライダー停止位置を明示する表示部以外の箇所に、物品の使用時期が明示されている構成に比べ、はるかに表示内容が注意喚起される。
実際に、スライダー130を開放方向Aに押しやろうとする力(以下、推進力という)は、隣接の物品収納空間から物品を出し入れする際に該物品収納空間の間口を広げようとすることにより発生するものである。この為、推進力の発生源は、P4よりもP3の近くに位置しており、その結果、該推進力は、P4よりもP3により伝わりやすく、この為、仕切り壁110で推進力が吸収されることになる。また、スライダー130に作用する力は、P4からP1方向にいくほど大きくなる。
すなわち、そのような点を考慮して、前述したようなスライダー停止位置141を示す表示部140を設けることで、利用者が、前述の内角α=45°の条件を満足するようにスライダー後方側面部を配置させるようにスライダーを停止させていれば、仕切り壁110で前述の推進力がほとんど全て吸収されることになり、これにより、口が開放されている隣接の物品収納空間から収納されている物品を取り出す作業を行ったとしても、スライダー130がファスナーの開放方向Aに押しやられることがない。
なお、前述の点P4は、厳密には、口が開放されている隣接の物品収納空間から収納されている物品を取り出す際のファスナーを開けようとする力をスライダー130に伝達する雌雄かみ合い部の所定箇所となる。
そして、前記仕切り壁110は、図1に示すようにファスナー120が接着部122によって袋本体101に接着されている場合は、そのファスナー120の取り付け阻害を阻止し、また、ファスナー120が袋本体101に直接一体成形されている場合(図示省略)を含め、スライダー130の走行阻害を阻止する間口拡大用間隙の幅Hを形成するように備えられ、前記間口拡大用間隙の幅Hは、収納する物品のサイズ及び形状、各収納部の仕切り壁間の幅、仕切り壁の幅等等に応じて適宜決定される。
また、袋本体101については、例えば、透明、不透明を問わず、表裏一体の樹脂フィルムが端部102A,端部102Bで溶着(ヒートシール)され矩形形状を有するように形成されている。また、ファスナー120及びスライダー130は、例えば、合成樹脂材料で形成される。
さらに、開口端縁Mは本実施例のように、袋本体101のトップに持ってくる形でファスナー120を一体化しているが、袋本体101の中間部にファスナー120を一体化した開口端縁Mを設けても良い。
まず、利用者は、朝食を食べた後に、図3に示すようなスライダー停止状態のファスナー付き袋体100を見て、スライダー130の停止位置を確認する。このとき、物品収納空間S2の表示部140Bのスライダー停止位置141Bに合せてスライダー130が停止しているので、利用者は、次に服用する飲み薬が朝食後用の飲み薬(T3,T4)であることを確認することができる。
つぎに、利用者は、物品収納空間S2に収納されている朝食後用の飲み薬T3及び飲み薬T4を取り出す為に、スライダー130を次の停止位置に移動して停止させる。すなわち、利用者は、スライダー130を物品収納空間S3の表示部140Cのスライダー停止位置141Cに合せて停止させる。この時、利用者は次の服薬が昼食後であることを確認することができる。その後、利用者は、物品収納空間S2の開放された口(間口)から飲み薬T3及び飲み薬T4を取り出す。
それ以降も、利用者は、昼食後にスライダー130の停止位置を確認して前述と同様の作業を行うことで、所望の昼食後用の飲み薬(T5,T6)を取り出すことができ、この時、利用者は次の服薬が夜食後であることを確認することができる。
このようにして確認及び飲み薬の取り出し作業を利用者が繰り返し行うことにより、薬の飲み忘れや服薬時期の誤りによる誤飲を防止することができる。
また、前述の確認及び服薬の繰り返し作業において、開放されていない他の物品収納空間では、ファスナー120が閉じた状態であるので、収納されている薬を間違って取り出して飲んでしまうという事態を防ぐことができる。
さらに、前述の確認及び服薬の繰り返し作業において、例えば、朝食後の飲み薬を取り出そうとして口を広げることによって、後段側に隣接する物品収納空間S3部分のファスナーが開いてしまうことが懸念されるが、ファスナー120を開こうとする力は、仕切り壁110Bで遮断されるため、物品収納空間S3の表示部140Cのスライダー停止位置に合せて停止しているスライダー130は動かず停止したままであり、人がスライダー130を意識して動かさなければファスナー120が開ききってしまうことはない。
例えば、仕切り壁110が幅の狭い線状タイプである場合には、α=15°とすることで、スライダー130が停止位置で停止している場合に前述のP4,P5,P2により形作られる三角形(トライアングル)が収納物品の移動を拘束し、外部に収納物品が飛び出すのを防ぐことができる。また、仕切り壁110が幅の広い幅太タイプである場合には、α=45°とすることで、収納物品の取り出し易さを最大限に発揮することができる。
また、前述のようにスライダー130を電車やバスのような乗物以外に、犬、猫、ウサギのような動物をデザイン化したものとしたり、収納される収納物品に関する情報表示もデザイン化したものとしてもよい。例えば、収納物品が薬である場合には、時計表示などが考えられる。これにより、スライダーのステーションという遊び心に加えて、更なる遊び心並びに癒し効果を付与することができる。特に、子供や女性等に好まれ、販売促進を図ることができる。
また、一時停止位置表示部が、一時停止位置におけるスライダーの後端と仕切り壁の上端とを結ぶ直線と仕切り壁の上端からファスナーに向けた垂直延長線とで形成される角度をαと規定したとき、α=45°の条件を満足するように、次期取り出し対象となる区画内に配置されているため、利用者が、スライダー停止位置に合わせてスライダーを停止させることにより、スライダー停止位置前の物品収納空間から物品を取り出す際にスライダーがファスナー開放方向に押し出されることを防ぐとともに、スライダー停止位置前の物品収納空間から最大限物品を取り出し易くなる。
また、仕切り壁が、ファスナーとの間に、隣り合う区画間を移行するスライダーの走行障害を回避する間口拡大用間隙を介して設けられているため、仕切り壁によりスライダーの走行が阻害されるのを防ぎ、スライダー走行性を維持することができる。
101…袋本体
102(102A,102B)…端部
110(110A〜110C)…仕切り壁
120…ファスナー
121…雌雄かみ合い部
122…接着部
130…スライダー
140(140A〜140D)…表示部
141(141A〜141D)…スライダー停止位置を示す表示内容
142(142A〜142D)…物品の使用時期を示す表示内容
S(S1〜S4)…物品収納空間
T(T1〜T8)…物品
M…開口端縁
Claims (3)
- 袋体の開口端縁に沿って設けた一連のファスナーと、該ファスナーと係合してファスナーを開閉するスライダーと、該ファスナーに沿って袋体内を区画して複数の物品収納空間を形成する仕切り壁とを備えてなるファスナー付き袋体において、
前記仕切り壁が、前記ファスナーとの間に、物品収納時に隣り合う物品収納空間における収納物品の相互移動を阻止するとともに収納物品取り出し時に物品収納空間の奥行きを縮小する間口拡大用間隙を介して設けられ、
前記収納物品取り出し時に取り出し対象となる物品収納空間の間口を拡大させるとともに次期取り出し対象となる収納物品の不用意な外部飛び出しを阻止するスライダーの一時停止位置を示す一時停止位置表示部が、前記ファスナーに沿って各区画ごとに設けられていることを特徴とするファスナー付き袋体。 - 前記一時停止位置表示部が、一時停止位置におけるスライダーの後端と仕切り壁の上端とを結ぶ直線と前記仕切り壁の上端からファスナーに向けた垂直延長線とで形成される挟角をαと規定したとき、α=45°の条件を満足するように、次期取り出し対象となる区画内に配置されていることを特徴とする請求項1記載のファスナー付き袋体。
- 前記スライダーが、電車、バス、自動車のような乗物や、犬、猫、ウサギのような動物をデザイン化した形態を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のファスナー付き袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010552A JP2006199311A (ja) | 2005-01-18 | 2005-01-18 | ファスナー付き袋体 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008001410A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Seisan Nipponsha:Kk | ファスナー付き袋体 |
JP2008228612A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Nikken Seibutsu Igaku Kenkyusho:Kk | 環境微生物拭き取り検査用具 |
JP6153212B1 (ja) * | 2016-11-14 | 2017-06-28 | 建治 藤井 | 袋体 |
Citations (2)
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JPS63103409A (ja) * | 1986-10-20 | 1988-05-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 薄膜磁気ヘツド |
JP2004351111A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Island Kk | 小分け袋 |
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2005
- 2005-01-18 JP JP2005010552A patent/JP2006199311A/ja active Pending
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