JP3195729U - 商品陳列容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器本体の前後左右の各面側に、障害物等に接触しても容易に離脱しないように広告シートを挿着でき、商品陳列容器をネットパネルなどに掛止可能で、複数の商品陳列容器を横方向に連ねられる商品陳列容器を提供する。【解決手段】矩形状の箱体で、かつ商品11が内部空間に収納される透明な合成樹脂製の容器本体12には、内部空間の前側部分に配置される前面広告シート13用の前方差し込み隙間部と、内部空間の後側部分に配置される背面広告シート15用の後方差し込み隙間部と、内部空間の両側部分に配置される左右一対の側面広告シート17A,17B用の側方差し込み隙間部とが配設され、背板19には掛止フックが突設され、一方の側板21には一対の嵌合凸部が形成され、他方の側板23には一対の嵌合凹部24が形成されている。【選択図】図1
Description
この考案は、例えば個装された商品を店舗に並べて販売するための商品陳列容器に関する。
箱菓子などの個装された商品を店舗に並べて販売するための商品陳列容器として、例えば特許文献1の「商品陳列具」が知られている。これは、剛性を有する背板部と、背板部の表面に固定され、可撓性または柔軟性を有する表板部と、背板部の表面における表板部の固定位置よりも下側に引き起し可能に設けられ、かつ左右両側壁を有するとともに、引き起し時には商品が収納可能な引き起し箱部とを有し、表板部における引き起し箱部対応部位に、引き起した引き起し箱部によって前方に押し出されて傾斜面部(前板)が現出した訴求部を形成するとともに、引き起し箱部の上面を開口する切欠部を形成した商品陳列具である。商品の広告は、表板部、左右両側壁、傾斜面部の各表面に直接プリントされている。
この商品陳列具は、このように背板部と表板部と引き起し箱部とを有し、引き起し箱部を引き起した時に前方に押し出される訴求部を表板部に設けたので、背板の表面に単に箱部を設けた場合とは異なる新規な外観が得られる。このため、消費者の購買意欲に働きかけることができる。
しかしながら、特許文献1の「商品陳列具」にあっては、このように陳列される商品の広告が、表板部、左右両側壁、傾斜面部の各表面に、それぞれ直接印刷されている。そのため、商品の導入期、キャンペーン、シーズンなどに応じて商品の形状やデザインを変更できない。
そこで、これを解消する従来技術として、例えば特許文献2の「多重塔型陳列棚用棚板」が開発されている。この特許文献2には、対配置されるパネル装着部を介して、多重塔型陳列棚の左右両側板、最上段の前後板および最下段の前板に、複数の広告宣伝用のパネルを着脱自在に取り付けることが開示されている。
ところが、この方法では、各広告宣伝用のパネルが多重塔型陳列棚の構成壁板の外方に配置されているため、通行人や運搬中の荷物が広告宣伝用のパネルに衝突した際、このパネルがパネル装着部から簡単に外れてしまうおそれがある。
また、これらの特許文献1および特許文献2には、商品陳列具を横方向に連結する手段は講じられておらず、これらを横方向に連ねてより多くの商品を一体的に陳列することはできない。
ところが、この方法では、各広告宣伝用のパネルが多重塔型陳列棚の構成壁板の外方に配置されているため、通行人や運搬中の荷物が広告宣伝用のパネルに衝突した際、このパネルがパネル装着部から簡単に外れてしまうおそれがある。
また、これらの特許文献1および特許文献2には、商品陳列具を横方向に連結する手段は講じられておらず、これらを横方向に連ねてより多くの商品を一体的に陳列することはできない。
そこで、これを解消するため、平面視して矩形状の透明な合成樹脂製の容器本体の内部空間のうち、前側部分と後側部分と両側部分とにそれぞれ広告シート用の差し込み隙間部を配設し、また容器本体の背板に、ネットパネルやハンガーボードなどの掛止面材に取り付けるための掛止フックを突設し、さらに容器本体の一方の側板に嵌合凸部を形成し、かつ容器本体の他方の側板に嵌合凸部に対応する嵌合凹部を形成すれば、上述した問題はすべて解消されることを知見し、この考案を完成させた。
すなわち、本考案は、このような従来の問題点に艦がみなされたもので、容器本体の前後左右の各面側に、障害物等に接触しても容易に離脱しないように広告シートを挿着することができ、かつ商品陳列容器を掛止面材に掛止可能であるとともに、複数の商品陳列容器を横方向に連ねてより多くの商品を一体的に陳列することができる商品陳列容器を提供することを目的としている。
本考案は、平面視して矩形状の箱体で、かつ商品が内部空間に収納される透明な合成樹脂製の容器本体を有し、該容器本体には、前記内部空間の前側部分に配置される前面広告シート用の前方差し込み隙間部と、前記内部空間の後側部分に配置される背面広告シート用の後方差し込み隙間部と、前記内部空間の両側部分に配置される左右一対の側面広告シート用の側方差し込み隙間部とがそれぞれ形成され、前記容器本体の背板には掛止フックが突設され、前記容器本体の一方の側板には嵌合凸部が形成され、前記容器本体の他方の側板には前記嵌合凸部に対応する嵌合凹部が形成されたことを特徴とする商品陳列容器である。
また、本考案の商品陳列容器は、前記容器本体の一方の側板の下部の後端部分に、前記嵌合凸部が形成され、他方の前記側板の下部の後端部分には、前記嵌合凹部が形成されたものでもある。
さらに、本考案の商品陳列容器は、前記容器本体の底板に、前記商品を多段陳列する段差が設けられたものでもある。
さらにまた、本考案の商品陳列容器は、前記容器本体には、前記内部空間を複数の商品収納空間に区画する仕切り板が設けられたものでもある。
商品陳列容器は、商品を店舗に陳列するための箱体である。その使用形態としては、例えば、陳列棚への載置、ネットパネルやハンガーボードなどの掛止面材を利用した吊り下げなどが挙げられる。
商品の種類は限定されない。例えば、箱菓子(箱入りの菓子)などの食品、サプリメントや薬品、化粧品などを採用することができる。個装のものでも、そうでないものでもよい。
商品のサイズ、形状、個数は任意である。例えば1個でも複数個でもよい。
商品の種類は限定されない。例えば、箱菓子(箱入りの菓子)などの食品、サプリメントや薬品、化粧品などを採用することができる。個装のものでも、そうでないものでもよい。
商品のサイズ、形状、個数は任意である。例えば1個でも複数個でもよい。
容器本体は、平面視して矩形状でかつ上面が開口された有底の箱体で、全体が透明な合成樹脂からなる。ただし、商品広告が見え難くなるものの容器本体は半透明素材でもよい。
容器本体用の合成樹脂としては、例えば(強化)ポリスチレン、ABS樹脂などのスチレン系樹脂のほか、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド系樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレートなどのアクリル樹脂などを採用することができる。
容器本体用の合成樹脂としては、例えば(強化)ポリスチレン、ABS樹脂などのスチレン系樹脂のほか、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド系樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレートなどのアクリル樹脂などを採用することができる。
容器本体の前板の高さは商品の高さより低く、容器本体の背板の高さは商品とほぼ同一で、容器本体の両側板は、それぞれの上部が前方へ下方傾斜したものの方が、客が商品を確認し易く、かつ商品陳列容器から商品を取り出し易くて好ましい。
容器本体の底板には段差を設けてもよい。これにより、複数の商品を階段状に並べて陳列することができる。その段差数は2段式でも、3段式以上でもよい。
容器本体の底板には段差を設けてもよい。これにより、複数の商品を階段状に並べて陳列することができる。その段差数は2段式でも、3段式以上でもよい。
容器本体の内部空間は、仕切られていない単一空間(商品収納空間が1つ)でも、仕切り板により複数の商品収納空間に区画されたものでもよい。仕切り板の素材は、例えば容器本体と同一の各種の合成樹脂のほか、各種金属などを採用することができる。仕切り板のサイズ、形状、使用数は任意である。
各広告シートの差し込み隙間部は、この内部空間に配置された容器本体の一部分であって、容器本体の対応する周側板(前板、背板、左右の側板)との間に、所定の広告シートの挿入溝が画成された部分である。
各差し込み隙間部のサイズ(差し込み深さ、幅など)や形状は、対応する広告シートに応じて適宜変更される。
各広告シートの差し込み隙間部は、この内部空間に配置された容器本体の一部分であって、容器本体の対応する周側板(前板、背板、左右の側板)との間に、所定の広告シートの挿入溝が画成された部分である。
各差し込み隙間部のサイズ(差し込み深さ、幅など)や形状は、対応する広告シートに応じて適宜変更される。
掛止フックは、商品陳列容器をネットパネルやハンガーボードなどの掛止面材に引っ掛けるための部材である。
掛止フックの素材としては、例えば容器本体と同一のものを採用することができる。ただし、これに限定されない。掛止フックは、容器本体の背板と一体成形されたものでも、別体で背板に固定されたものでもよい。
掛止フックのサイズ、形状は任意である。また、掛止フックの使用個数も限定されない。
掛止フックの素材としては、例えば容器本体と同一のものを採用することができる。ただし、これに限定されない。掛止フックは、容器本体の背板と一体成形されたものでも、別体で背板に固定されたものでもよい。
掛止フックのサイズ、形状は任意である。また、掛止フックの使用個数も限定されない。
嵌合凸部および嵌合凹部の素材としては、例えば容器本体と同一のものでも、それとは異なるものでもよい。嵌合凸部および嵌合凹部は、容器本体の対応する側板と一体成形されても、対応する側板に別体で固定されてもよい。
嵌合凹部および嵌合凸部のサイズおよび形成個数は、何れも任意である。
嵌合凸部の形状は任意である。例えば、楔状、L字状、T字状などを採用することができる。
嵌合凹部(嵌合用の溝部)の形状は、嵌合凸部の形状に応じて任意に変更される。
嵌合凹部および嵌合凸部のサイズおよび形成個数は、何れも任意である。
嵌合凸部の形状は任意である。例えば、楔状、L字状、T字状などを採用することができる。
嵌合凹部(嵌合用の溝部)の形状は、嵌合凸部の形状に応じて任意に変更される。
前面広告シート、背面広告シートおよび左右一対の側面広告シートの素材としては、例えば各種の紙を採用することができる。その他、例えばスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの各種の合成樹脂(軟質合成樹脂が好ましい)を採用することができる。
各広告シートのサイズおよび形状は任意である。例えばサイズは、対応する前板、背板、左右の側板と同一でも、それより大きくても、小さくてもよい。
各広告シートに表示される広告の内容は、陳列される商品に関するものが一般的であるが、そうでなくてもよい。
各広告シートのサイズおよび形状は任意である。例えばサイズは、対応する前板、背板、左右の側板と同一でも、それより大きくても、小さくてもよい。
各広告シートに表示される広告の内容は、陳列される商品に関するものが一般的であるが、そうでなくてもよい。
請求項1に記載の考案の商品陳列容器によれば、使用時には、容器本体の内部空間のうち、前側部分と後側部分と両側部分とに配設された合計4つの差し込み隙間部に、前面広告シート、背面広告シートおよび左右一対の側面広告シートのうち、何れか対応するものを差し込む。すなわち、各広告シートは、容器本体の対峙する透明板によって広告機能を維持しながら保護されている。これにより、例えば客や障害物等が前後左右の各方向から容器本体に衝突しても、各広告シートは容易に離脱しない。
また、容器本体の背板には掛止フックが突設されているため、例えばネットパネルやハンガーボードなどの掛止面材に、例えば複数の商品陳列容器を縦並びあるいは横並びに掛止することができる。
さらに、容器本体の一方の側板に嵌合凸部を形成し、かつ容器本体の他方の側板に嵌合凸部に対応する嵌合凹部を形成しているため、複数の商品陳列容器を横方向に連ねてより多くの商品を一体的に陳列することができる。
また、容器本体の背板には掛止フックが突設されているため、例えばネットパネルやハンガーボードなどの掛止面材に、例えば複数の商品陳列容器を縦並びあるいは横並びに掛止することができる。
さらに、容器本体の一方の側板に嵌合凸部を形成し、かつ容器本体の他方の側板に嵌合凸部に対応する嵌合凹部を形成しているため、複数の商品陳列容器を横方向に連ねてより多くの商品を一体的に陳列することができる。
特に、請求項2に記載の考案の商品陳列容器によれば、複数の商品陳列容器を横方向に連結する場合、突き合わされる両側板の下部の後端部分に配設された嵌合凸部と嵌合凹部とを嵌合して連結する構成を採用している。そのため、突き合わされる側板をガイドにして、簡単かつ隙間なく両容器本体を連結することができる。
また、請求項3に記載の考案の商品陳列容器によれば、容器本体の底板に段差が設けられているため、商品陳列の立体的なデザイン性を高め、かつ商品を取り易くすることができる。
さらに、請求項4に記載の考案の商品陳列容器によれば、仕切り板によって容器本体の内部空間を複数の商品収納空間に区画するように構成したため、同一品種または異なる品種の多数の商品を、所望のやり方で区分して陳列することができる。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
図1〜図4において、10はこの考案の実施例1に係る商品陳列容器で、この商品陳列容器10は、平面視して矩形状の箱体で、かつ縦長な箱菓子の商品11が6個だけ内部空間に収納される透明なスチレン系樹脂製の容器本体12を有し、容器本体12には、内部空間の前側部分に配置されるJANコードカードなどの表示あるいは広告に用いられる前面広告シート13用の前方差し込み隙間部14と、内部空間の後側部分に配置される背面広告シート15用の後方差し込み隙間部16と、内部空間の両側部分に配置される左右一対の側面広告シート17A,17B用の側方差し込み隙間部18A,18Bとがそれぞれ形成され、容器本体12の背板19には掛止フック20が突設され、容器本体12の左側板(一方の側板)21には嵌合凸部22が形成され、容器本体12の右側板(他方の側板)23には各嵌合凸部22に対応する嵌合凹部24が形成されたものである。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
図2〜図4に示すように、容器本体12は、後ろ半分が上段配置された平面視して横長矩形状の底板25と、底板25の前辺に連結された前板26と、底板25の後辺に連結される背板19と、底板25の左辺に連結され、かつ上部が前方へ略S字状に下方傾斜した左側板21と、底板25の右辺に連結され、かつ上部が前方へ略S字状に下方傾斜した右側板23とを有している。前板26の外側の上辺部は幅広に面取りされ、これらの底板25と前板26と背板19と左右の側板21,23とは、それぞれスチレン系樹脂により一体成形されている。
図2〜図4に示すように、容器本体12は、後ろ半分が上段配置された平面視して横長矩形状の底板25と、底板25の前辺に連結された前板26と、底板25の後辺に連結される背板19と、底板25の左辺に連結され、かつ上部が前方へ略S字状に下方傾斜した左側板21と、底板25の右辺に連結され、かつ上部が前方へ略S字状に下方傾斜した右側板23とを有している。前板26の外側の上辺部は幅広に面取りされ、これらの底板25と前板26と背板19と左右の側板21,23とは、それぞれスチレン系樹脂により一体成形されている。
底板25の上面には、容器本体12の内部空間の前半分を3つの商品収納空間aに区画し、かつ容器本体12の内部空間の後ろ半分を同じく3つの商品収納空間aに区画する複数の仕切り板27が固定されている(図3)。各仕切り板27の端部には、商品11の位置決め用のフランジ27aが一体成形されている。この仕切り板27は、前板26、背板19および左右の側板21,23からそれぞれ1.5mmだけ離間している。この平面視して矩形環状の離間部分のうち、前板26との離間部分が前方差し込み隙間部14を構成し(図2および図4)、背板19との離間部分が背面広告シート15用の後方差し込み隙間部16を構成し、さらに左右一対の側板21,23との離間部分が、左右一対の側面広告シート17A,17B用の側方差し込み隙間部18A,18Bを構成する(図2および図3)。
背板19の中央部の外面(表面)には、幅広な逆L字形状の掛止フック20が、背板19と同一素材により一体成形されている(図2〜図4)。
容器本体12の左側板21の下部の後端部分には、楔状の嵌合凸部22が1つ突設されている(図2および図3)。また、右側板23の下部の後端部分には、嵌合凸部22に対応する嵌合凹部24が1つ切欠されている。
容器本体12の左側板21の下部の後端部分には、楔状の嵌合凸部22が1つ突設されている(図2および図3)。また、右側板23の下部の後端部分には、嵌合凸部22に対応する嵌合凹部24が1つ切欠されている。
ここでの前面広告シート13は、陳列物の価格を含む商品情報の暗号コード(JANコード)が印刷された横長矩形状のコードカードである。これに代えて、前板26と略同一サイズで、かつ商品広告が表面の全域に表示された紙製のフェイスカードを採用してもよい。前面広告シート13の高さは、前列の商品11の取り出しの邪魔にならないように前板26と略同一である。
背面広告シート15は正面視してT字形状の紙製のもので、商品陳列容器10と正対した客から広告領域が見え易い構造となっている。具体的には、背面広告シート15の下部が、背板19と略同一サイズの差し込み部分15aとなり、その上部が、横長矩形状の広告表示部15bとなっている。広告表示部分15bの表面全域には、商品名を含むイメージ画像が印刷されている。
背面広告シート15は正面視してT字形状の紙製のもので、商品陳列容器10と正対した客から広告領域が見え易い構造となっている。具体的には、背面広告シート15の下部が、背板19と略同一サイズの差し込み部分15aとなり、その上部が、横長矩形状の広告表示部15bとなっている。広告表示部分15bの表面全域には、商品名を含むイメージ画像が印刷されている。
左右一対の側面広告シート17A,17Bは、客が商品陳列容器10を側方から見た際に有効となる側面視して略矩形状の紙製のもので、左右一対の側方差し込み隙間部18A,18Bに差し込まれる差し込み部分17aと、前板26より前方に配置される前方延長部分17bとを有している。この側面広告シート17A,17Bに代えて、例えば前方延長部分17bを有せず、かつ背面視して背板19より上方に突出した半円状の上方延長部分17cが設けられた別の側面広告シート17Cや、前方延長部分17bを有しない側面視して略縦長矩形状のまた別の側面広告シート17Dを採用してもよい。各側面広告シート17A,17Bの表面全域には、それぞれ商品広告が表示されている。
次に、図1〜図6を参照して、この考案の実施例1に係る商品陳列容器10の使用方法を説明する。
図1に示すように、商品陳列容器10を店舗に配置して商品11を陳列する際には、まず合計6つの商品収納空間aにそれぞれ1個ずつ商品11を縦長に収納するとともに、容器本体12の内部空間の前方差し込み隙間部14に前面広告シート13を差し込み、後方差し込み隙間部16に背面広告シート15を差し込み、また左側方差し込み隙間部18Aに左側面広告シート17Aを差し込み、さらには右側方差し込み隙間部18Bに右側面広告シート17Bをそれぞれ差し込む。
図1に示すように、商品陳列容器10を店舗に配置して商品11を陳列する際には、まず合計6つの商品収納空間aにそれぞれ1個ずつ商品11を縦長に収納するとともに、容器本体12の内部空間の前方差し込み隙間部14に前面広告シート13を差し込み、後方差し込み隙間部16に背面広告シート15を差し込み、また左側方差し込み隙間部18Aに左側面広告シート17Aを差し込み、さらには右側方差し込み隙間部18Bに右側面広告シート17Bをそれぞれ差し込む。
このように、各広告シート13,15,17A,17Bは、その差し込み部分が、容器本体12の内部空間に配設された対応する差し込み隙間部14,16,18A,18Bに差し込まれることで、容器本体12の透明な前板26、背板19および左右の側板21,23により広告機能を損なわずにガードされている。その結果、仮に客や障害物が商品陳列容器10に衝突しても、各広告シート13,15,17A,17Bは容器本体12から容易に離脱しない。また、前板26、背板19および左右の側板21,23は透明素材からなるため、各広告シート13,15,17A,17Bの差し込み部分に表示された意匠の広告機能を損なわない。
さらに、容器本体12の内部空間は、仕切り板27により6つの商品収納空間aに区画されているため、同一品種または異なる品種の多数の商品11を、デザイナー等のイメージにあった所望の配列で陳列することができる。
さらにまた、容器本体12の底板25に段差を設けたため、商品陳列の立体的なデザイン性を高め、かつ商品11を取り易くすることができる。
さらにまた、容器本体12の底板25に段差を設けたため、商品陳列の立体的なデザイン性を高め、かつ商品11を取り易くすることができる。
また、商品陳列容器10は、嵌合凸部22と嵌合凹部24とを利用して、複数台を横一列に連結することができる。
例えば、図5に示すように、3台の商品陳列容器10を横方向に連結する場合には、連結される各容器本体12の突き合わせ側の端部において、一対の嵌合凸部22と、一対の嵌合凹部24とをそれぞれ嵌合する。これにより、3台の商品陳列容器10を、突き合わされる側板21,23をガイドにして、簡単かつ隙間なく横方向に連結することができる。その結果、多くの商品11を一体的に陳列することができる。
なお、ここで使用される背面広告シート15Aは、互いに間隔をあけて櫛歯状に直列配置された3つの差し込み部分15a(図示せず)と、前記広告表示部15bの略3枚分の横方向の長さを有する広告表示部15cとから構成されている。使用時には、各差し込み部分15aを、3台の商品陳列容器10の各後方差し込み隙間部16に、それぞれ1つずつ差し込む。
例えば、図5に示すように、3台の商品陳列容器10を横方向に連結する場合には、連結される各容器本体12の突き合わせ側の端部において、一対の嵌合凸部22と、一対の嵌合凹部24とをそれぞれ嵌合する。これにより、3台の商品陳列容器10を、突き合わされる側板21,23をガイドにして、簡単かつ隙間なく横方向に連結することができる。その結果、多くの商品11を一体的に陳列することができる。
なお、ここで使用される背面広告シート15Aは、互いに間隔をあけて櫛歯状に直列配置された3つの差し込み部分15a(図示せず)と、前記広告表示部15bの略3枚分の横方向の長さを有する広告表示部15cとから構成されている。使用時には、各差し込み部分15aを、3台の商品陳列容器10の各後方差し込み隙間部16に、それぞれ1つずつ差し込む。
さらに、図6に示すように、商品11の吊り下げ展示陳列用のハンガーボード(掛止面材)29に、3台の商品陳列容器10を縦方向に所定ピッチで掛止し、これを店舗の棚等に吊り下げて陳列することができる。その際には、容器本体12の背板19の掛止フック20を、ハンガーボード29の下部と、高さ方向の中間部とその上部とに配設された3つのスリット部(図示せず)にそれぞれ差し込んで掛止することにより、3台の商品陳列容器10をハンガーボード29にワンタッチで掛止することができる。
なお、この場合、ハンガーボードに代えて、格子状のネットパネルを用いてもよい。
なお、この場合、ハンガーボードに代えて、格子状のネットパネルを用いてもよい。
この考案の商品陳列容器は、個装された商品を店舗に並べて販売するための陳列ケースとして有用である。
10 商品陳列容器
11 商品
12 容器本体
13 前面広告シート
14 前方差し込み隙間部
15,15A 背面広告シート
16 後方差し込み隙間部
17A 左側面広告シート
17B 右側面広告シート
18A 左側方差し込み隙間部
18B 右側方差し込み隙間部
19 背板
20 掛止フック
21 左側板(一方の側板)
22 嵌合凸部
23 右側板(他方の側板)
24 嵌合凹部
27 仕切り板
a 商品収納空間
11 商品
12 容器本体
13 前面広告シート
14 前方差し込み隙間部
15,15A 背面広告シート
16 後方差し込み隙間部
17A 左側面広告シート
17B 右側面広告シート
18A 左側方差し込み隙間部
18B 右側方差し込み隙間部
19 背板
20 掛止フック
21 左側板(一方の側板)
22 嵌合凸部
23 右側板(他方の側板)
24 嵌合凹部
27 仕切り板
a 商品収納空間
Claims (4)
- 平面視して矩形状の箱体で、かつ商品が内部空間に収納される透明な合成樹脂製の容器本体を有し、
該容器本体には、前記内部空間の前側部分に配置される前面広告シート用の前方差し込み隙間部と、前記内部空間の後側部分に配置される背面広告シート用の後方差し込み隙間部と、前記内部空間の両側部分に配置される左右一対の側面広告シート用の側方差し込み隙間部とがそれぞれ形成され、
前記容器本体の背板には掛止フックが突設され、
前記容器本体の一方の側板には嵌合凸部が形成され、
前記容器本体の他方の側板には前記嵌合凸部に対応する嵌合凹部が形成されたことを特徴とする商品陳列容器。 - 前記容器本体の一方の側板の下部の後端部分には、前記嵌合凸部が形成され、
他方の前記側板の下部の後端部分には、前記嵌合凹部が形成された請求項1に記載の商品陳列容器。 - 前記容器本体の底板には、前記商品を多段陳列する段差が設けられた請求項1または請求項2に記載の商品陳列容器。
- 前記容器本体には、前記内部空間を複数の商品収納空間に区画する仕切り板が設けられた請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の商品陳列容器。
Priority Applications (1)
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JP2014006138U JP3195729U (ja) | 2014-11-18 | 2014-11-18 | 商品陳列容器 |
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2014
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