JP2006199262A - 自動車における芳香装置 - Google Patents

自動車における芳香装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006199262A
JP2006199262A JP2005097820A JP2005097820A JP2006199262A JP 2006199262 A JP2006199262 A JP 2006199262A JP 2005097820 A JP2005097820 A JP 2005097820A JP 2005097820 A JP2005097820 A JP 2005097820A JP 2006199262 A JP2006199262 A JP 2006199262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover body
interior member
passenger compartment
fragrance
instrument panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005097820A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshibumi Taoka
義文 田岡
Tokitsugu Shimada
斉嗣 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Kojima Press Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd, Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2005097820A priority Critical patent/JP2006199262A/ja
Publication of JP2006199262A publication Critical patent/JP2006199262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 構成が簡単で、成形が容易な自動車における芳香装置の提供を目的とする。また、自動車における芳香装置を車室内面のいずれかの部位に設けた場合でも、車室の見栄えが良好なままに保たれるようにする。
【解決手段】 自動車1は、車室9に設けられる内装部材12と、この内装部材12の少なくとも一部25を車室9側から覆って内装部材12側に着脱可能に取り付けられるカバー体26とを備える。カバー体26に芳香材28を含有させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車室内に香りを放出可能とする自動車における芳香装置に関するものである。
上記自動車における芳香装置には、従来、下記特許文献1,2に示されるものがある。これら公報のものによれば、上記自動車における芳香装置は、車室に設けられる内装部材とは別体に設けられ、香りを放出可能とする芳香体と、この芳香体を車室内面のいずれかの部位に取り付け可能とする取付手段とを備えている。そして、上記芳香体が香りを徐々に放出することにより、車室における乗員の居住性が高められるようになっている。
特開2000−62511号公報 特開平9−114378号公報
ところで、上記芳香体は、内装部材とは別体に設けられるものである。しかも、上記芳香体を車室内面のいずれかの部位に取り付け可能とさせる取付手段も設けられている。つまり、上記芳香装置は、構成部品を多く備えている。このため、上記芳香装置は、構成が複雑であり、また、その分、その成形が煩雑である。
一方、上記芳香体は、車室内面のいずれかの部位を選択して取り付けられる。この場合、一般に、車室には多くの車両構成部品が配置されていて、車室内面の余剰部位は限られた狭いものである。このため、このように限られた部位を捜し出して、そこに単に上記芳香体を取り付けると、車室の見栄えが損なわれるおそれを生じる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、構成が簡単で、成形が容易な自動車における芳香装置の提供を目的とすることである。
また、本発明の他の目的は、上記自動車における芳香装置を車室内面のいずれかの部位に設けた場合でも、車室の見栄えが良好なままに保たれるようにすることである。
請求項1の発明は、全図に例示するように、車室9に設けられる内装部材12と、この内装部材12の少なくとも一部25を車室9側から覆って上記内装部材12側に着脱可能に取り付けられるカバー体26,32,40,46,56とを備えた自動車において、
上記カバー体26,32,40,46,56に芳香材28を含有させたものである。
請求項2の発明は、図1,2に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記内装部材12が、車室9の前下部に設けられる計器盤16と、この計器盤16の一部分をその下方から貫通してこの計器盤16を車体2に支持させるボルト24とを備え、このボルト24の頭部24aを上記内装部材12の一部25としたものである。
請求項3の発明は、図2に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記内装部材12が、車室9の内側に向かって空調用の空気31を吹き出し可能とするレジスター30を備え、上記車室9側からみた上記レジスター30の外縁部を上記内装部材12の一部25としたものである。
請求項4の発明は、図2,4に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記内装部材12をスピーカ44とし、上記カバー体46に多数の通気孔48を形成したものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車室に設けられる内装部材と、この内装部材の少なくとも一部を車室側から覆って上記内装部材側に着脱可能に取り付けられるカバー体とを備えた自動車において、
上記カバー体に芳香材を含有させている。
つまり、上記芳香装置は、既存のカバー体を利用して、これを構成部品としている。このため、上記芳香装置の構成は簡単であり、かつ、成形も容易にできる。
また、上記カバー体は既設のものであるため、上記芳香装置を新たに設けたとしても、車室の見栄えに変化はない。よって、この車室の見栄えは良好なままに保たれる。
ここで、上記のようにカバー体に芳香材を含有させると、この芳香材は一般に油分であり、このため、上記カバー体の強度は低下しがちである。しかし、上記カバー体は内装部材を覆うものであって、大きな外力は受けないものである。よって、上記カバー体に芳香材を含有させたとしても、強度上の支障が生じることは回避される。
請求項2の発明は、上記内装部材が、車室の前下部に設けられる計器盤と、この計器盤の一部分をその下方から貫通してこの計器盤を車体に支持させるボルトとを備え、このボルトの頭部を上記内装部材の一部としている。
このため、上記ボルトの頭部とこの頭部を車室側から覆うカバー体とは、上記計器盤の下面側に位置することとなる。よって、上記ボルトの頭部とカバー体とが車室の乗員から容易に見えるということは、上記計器盤の一部分によって防止される。この結果、上記芳香装置を設けたとしても、上記車室の見栄えは、良好なままに保たれる。
しかも、上記計器盤は、通常、運転者によって視認が容易にできるよう、この運転者の頭部の前下方近傍に配設される。このため、上記運転者は、上記カバー体の芳香材から放出される香りを効果的に実感できて、車室の居住性が向上する。
請求項3の発明は、上記内装部材が、車室の内側に向かって空調用の空気を吹き出し可能とするレジスターを備え、上記車室側からみた上記レジスターの外縁部を上記内装部材の一部としている。
このため、上記レジスターの外縁部を覆うカバー体の芳香材から放出される香りは、上記レジスターから、吹き出される空気によって、車室の各部に、迅速に、かつ、より均一に行き渡らされる。よって、各乗員は、それぞれ上記香りを互いに同時に、かつ、より均一に実感できて、車室の居住性が向上する。
また、上記したように、カバー体は、レジスターの外縁部を覆うため、上記カバー体が上記レジスターから吹き出される空気の障害になる、ということは抑制される。よって、上記空気による車室の空調と芳香材による香りの実感とが共に効果的に得られて、車室の居住性が更に向上する。
請求項4の発明は、上記内装部材をスピーカとし、上記カバー体に多数の通気孔を形成している。
このため、上記カバー体の芳香材から放出される香りの一部は、上記スピーカとカバー体との間の空間の空気中に滞留する。そして、上記スピーカが音を発したときには、上記スピーカが振動することに伴い、上記空間における空気が振動する。すると、この振動に基づくポンプ作用により、上記空間で香りを含んで滞留していた上記空気が、上記カバー体の通気孔を通し車室に向かって繰り返し送り出される。
よって、乗員は、スピーカにより音を楽しむ際、これと同時に、香りを、より強く実感できる、という相乗的な効果が生じる。
本発明の自動車における芳香装置に関し、構成が簡単で、成形が容易な自動車における芳香装置の提供を目的とする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、自動車における芳香装置は、車室に設けられる内装部材と、この内装部材の少なくとも一部を車室側から覆って上記内装部材側に着脱可能に取り付けられるカバー体とを備え、上記カバー体に芳香材を含有させている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1,2において、符号1は自動車で、矢印Frは、この自動車1の進行方向の前方を示している。
自動車1の車体2は、この車体2の左右各側部を構成する側壁3と、これら各側壁3の各下端部に架設されて水平に延びるフロアパネル4と、上記各側壁3の下部の各前縁部の間に設けられるダッシュパネル5と、上記各側壁3の上部の各前縁部の間に設けられるフロントウィンド6と、上記各側壁3の前部に形成されるドア開口7を開閉可能に閉じるドア8とを備えている。
上記各側壁3、フロアパネル4、ダッシュパネル5、およびフロントウィンド6で囲まれた上記車体2の内部空間が車室9とされている。そして、開かれたドア開口7を通して、車室9の内外が連通可能とされる。
上記車室9に内装部材12が設けられている。この内装部材12は、上記車室9の前下部に設けられるインスツルメントパネル13を備えている。このインスツルメントパネル13は樹脂製で、車室9の前下部の幅方向の全体にわたり延びている。上記インスツルメントパネル13は、上記各側壁3とダッシュパネル5とに支持されている。
上記インスツルメントパネル13の右側部の下縁部には切り欠き14が形成されている。この切り欠き14の縁部で囲まれた開口は、車室9内に向かい、かつ、後方に向かって開口している。上記切り欠き14の開口をその後方から閉じるように、この切り欠き14の縁部に計器盤16が締結具17により着脱可能に取り付けられている。
上記計器盤16は、上記インスツルメントパネル13の内部に配置されて計器を支持する計器盤本体16aと、自動車1の長手方向に沿った視線でみて、この計器盤本体16aの外縁部をその後方から覆うカバー部材16bとを備えている。このカバー部材16bは、樹脂製で、上記視線でみて、自動車1の幅方向に長い楕円環形状をなしている。また、上記計器盤16は、上記車室9における運転者の頭部の前下方の近傍に設置されている。そして、上記カバー部材16bの内孔19を通し、上記計器の表示部が運転者によって、視認可能とされる。
上記計器盤16のカバー部材16bの上部の左右各側部には、それぞれ上方に向かって膨出する膨出部20が形成されている。これら各膨出部20の内部は、下方に向かい、かつ、内孔19に向かって開口する凹部21とされている。上記各膨出部20が上記切り欠き14の上縁部にそれぞれ上記締結具17により締結されている。
上記締結具17は、上記切り欠き14の上縁部に組み付けられる板金製ナット23と、上記計器盤16の一部分であるカバー部材16bの上部の下方、かつ、上記内孔19内から上記膨出部20の膨出端部を貫通して上記ナット23に捻回、弛緩可能に捻回されるボルト24とを備えている。上記ボルト24の頭部24aは、上記内装部材12の一部25とされている。そして、上記頭部24aを上記車室9側から全体的に覆って、上記内装部材12である計器盤16のカバー部材16bに着脱可能に取り付けられるカバー体26が設けられている。
上記カバー体26は弾性で樹脂製であり、上記凹部21に嵌脱可能に嵌入されている。上記カバー体26が凹部21に嵌入された状態では、上記カバー体26は弾性的に圧縮された状態とされている。そして、上記カバー体26が凹部21に嵌入されたとき、上記カバー体26は凹部21の内面に弾性的に圧接し、その圧接による摩擦力により、上記カバー体26が計器盤16に着脱可能に取り付けられている。
上記自動車1は、車室9内に香りを徐々に放出可能とする芳香装置27を備えている。
上記芳香装置27は、上記香りの元となる芳香材28を含有させた上記カバー体26を備えている。上記カバー体26は、上記芳香材28による香りを徐々に放出可能とされている。この芳香材28を含有するカバー体26は次のように成形される。つまり、上記芳香材28は、一般に、香りを放出する合成油もしくは天然油である。この芳香材28は樹脂材料と混合されてペレットとされ、このペレットが用いられて、上記カバー体26が射出成形される。
上記芳香材28の香りは、例えば、桃、レモン、ヒノキ等の香りである。これら種々の香りを放出する複数のカバー体26が自動車1に準備される。そして、これらカバー体26のうちから、乗員により所望の香りのものが選択されて、上記計器盤16に着脱可能に取り付けられる。
上記内装部材12は、上記インスツルメントパネル13に取り付けられるレジスター30を備えている。このレジスター30は、上記インスツルメントパネル13の内部側から上記車室9の内側に向かって空調用の空気31を吹き出し可能とする。上記車室9側からみた、上記レジスター30の外縁部が上記内装部材12の一部25とされている。そして、上記レジスター30の外縁部を上記車室9側から全体的に覆う他のカバー体32が設けられている。
上記の他のカバー体32は円環形状をなしている。このカバー体32は、その軸心33回りで、上記レジスター30の外縁部の雌ねじ部に捻回、弛緩可能とされ、その捻回により上記レジスター30に着脱可能に取り付けられている。その他の点で、上記他のカバー体32は、前記カバー体26と同様の構成である。
図2,3において、上記内装部材12は、上記ドア8の車室9側の面から突出する把持体36と、この把持体36を上記ドア8に着脱可能に取り付ける締結具37とを備えている。上記把持体36の車室9側の面には凹所38が形成されている。上記締結具37は、上記車室9側から上記凹所38の底部を貫通して上記ドア8に捻回、弛緩可能に捻回されるボルト39を備えている。
上記ボルト39の頭部39aが上記内装部材12の一部25とされている。そして、上記ボルト39の頭部39aを上記車室9側から全体的に覆う更に他のカバー体40が設けられている。この更に他のカバー体40は、上記凹所38の開口縁部に、着脱可能に取り付けられている。その他の点で、このカバー体40は、前記カバー体26と同様の構成である。
図2,4において、上記ドア8は、板金製インナプレート42と、このインナプレート42を車室9側から覆って上記インナプレート42に取り付けられるドアトリム43とを備えている。上記内装部材12は、上記インナプレート42に取り付けられるスピーカ44とされている。上記スピーカ44に対面する上記ドアトリム43の部分には上記スピーカ44を車室9側に向かって開放させる開口45が形成されている。上記スピーカ44を車室9側から全体的に覆うと共に、上記開口45を閉じる更に他のカバー体46が設けられている。
上記カバー体46は、上記スピーカ44側であるドアトリム43の開口45の開口縁に係止具47により係脱可能に係止されて取り付けられている。この場合、上記スピーカ44にカバー体46の一部が直接圧接させられている。また、上記カバー体46には多数の通気孔48が形成されている。なお、上記カバー体46は、上記スピーカ44に直接取り付けてもよい。その他の点で、上記カバー体46は、前記カバー体26と同様の構成である。
図2,5,6において、上記インスツルメントパネル13の左側部には、物入れ装置52が設けられている。この物入れ装置52は、上記インスツルメントパネル13の左側部に枢支され、このインスツルメントパネル13の左側部に形成された物入れ空間53を開閉可能とするケースカバー54と、このケースカバー54が上記物入れ空間53を閉じたとき(各図中、実線)、上記ケースカバー54を上記インスツルメントパネル13に係脱可能に係止させる不図示の係止具と、上記ケースカバー54に取り付けられるノブ55とを備えている。このノブ55を操作すれば、上記係止具による係止が解除される。そこで、上記ケースカバー54を回動させれば、上記物入れ空間53を開くことができる(図5中、一点鎖線)。
上記ケースカバー54とノブ55とが、上記内装部材12を構成している。この内装部材12の一部である上記ノブ55を上記車室9側から全体的に覆う更に他のカバー体56が設けられている。このカバー体56は上記ノブ55に車室9側から嵌脱可能に外嵌されて取り付けられている。その他の点で、上記カバー体56は、前記カバー体26と同様の構成である。
ここで、上記カバー体56は、物入れ空間53を開閉動作させようとする際に必然的に手を触れる部分である。そして、このように手を触れると、この手には、上記カバー体56に含有されている芳香材28が付着する。よって、乗員は降車した後にも、上記芳香材28の香りを自動的に自然に実感できる。
上記構成によれば、車室9に設けられる内装部材12と、この内装部材12の少なくとも一部25を車室9側から覆って上記内装部材12側に着脱可能に取り付けられるカバー体26,32,40,46,56とを備えた自動車において、上記カバー体26,32,40,46,56に芳香材28を含有させている。
つまり、上記芳香装置27は、既存のカバー体26を利用して、これを構成部品としている。このため、上記芳香装置27の構成は簡単であり、かつ、成形も容易にできる。
また、上記カバー体26は既設のものであるため、上記芳香装置27を新たに設けたとしても、車室9の見栄えに変化はない。よって、この車室9の見栄えは良好なままに保たれる。
ここで、上記のようにカバー体26に芳香材28を含有させると、この芳香材28は一般に油分であり、このため、上記カバー体26の強度は低下しがちである。しかし、上記カバー体26は内装部材12の一部25を覆うものであって、大きな外力は受けないものである。よって、上記カバー体26に芳香材28を含有させたとしても、強度上の支障が生じることは回避される。
また、前記したように、内装部材12が、車室9の前下部に設けられる計器盤16と、この計器盤16の一部分をその下方から貫通してこの計器盤16を車体2に支持させるボルト24とを備え、このボルト24の頭部24aを上記内装部材12の一部25としている。
このため、上記ボルト24の頭部24aとこの頭部24aを車室9側から覆うカバー体32とは、上記計器盤16の下面側に位置することとなる。よって、上記ボルト24の頭部24aとカバー体32とが車室9の乗員から容易に見えるということは、上記計器盤16の一部分によって防止される。この結果、上記芳香装置27を設けたとしても、上記車室9の見栄えは、良好なままに保たれる。
しかも、上記計器盤16は、通常、運転者によって視認が容易にできるよう、この運転者の頭部の前下方近傍に配設される。このため、上記運転者は、上記カバー体26の芳香材28から放出される香りを効果的に実感できて、車室9の居住性が向上する。
また、前記したように、内装部材12が、車室9の内側に向かって空調用の空気31を吹き出し可能とするレジスター30を備え、上記車室9側からみた上記レジスター30の外縁部を上記内装部材12の一部25としている。
このため、上記レジスター30の外縁部を車室9側から覆うカバー体26の芳香材28から放出される香りは、上記レジスター30から、吹き出される空気31によって、車室9の各部に、迅速に、かつ、より均一に行き渡らされる。よって、各乗員は、それぞれ上記香りを互いに同時に、かつ、より均一に実感できて、車室9の居住性が向上する。
また、上記したように、カバー体32は、レジスター30の外縁部を覆うため、上記カバー体32が上記レジスター30から吹き出される空気31の障害になる、ということは抑制される。よって、上記空気31による車室9の空調と芳香材28による香りの実感とが共に効果的に得られて、車室9の居住性が更に向上する。
また、前記したように、内装部材12をスピーカ44とし、上記カバー体46に多数の通気孔48を形成している。
このため、上記カバー体46の芳香材28から放出される香りの一部は、上記スピーカ44とカバー体46との間の空間49の空気中に滞留する。そして、上記スピーカ44が音を発したときには、上記スピーカ44が振動することに伴い、上記空間49における空気が振動する。すると、この振動に基づくポンプ作用により、上記空間49で香りを含んで滞留していた上記空気が、上記カバー体46の通気孔48を通し車室9に向かって繰り返し送り出される。
よって、乗員は、スピーカ44により音を楽しむ際、これと同時に、香りを、より強く実感できる、という相乗的な効果が生じる。
なお、以上は図示の例によるが、上記他のカバー体32は、上記レジスター30の外縁部の一部のみを覆うものであってもよい。また、上記側壁3の上部にボルトにより取り付けられる他の把持体が設けられる場合、上記ボルトの頭部用のカバー体に本発明を適用してもよい。また、車室9内に面し内装部材12に対し着脱可能に取り付けられる更に他のカバー体に芳香材28を含有させてもよい。
図2の1−1線矢視断面図である。 車室の斜視図である。 図2の3−3線矢視断面図である。 図2の4−4線矢視断面図である。 図2の5−5線矢視断面図である。 図2の部分拡大図である。
符号の説明
1 自動車
2 車体
3 側壁
7 ドア開口
8 ドア
9 車室
12 内装部材
13 インスツルメントパネル
14 切り欠き
16 計器盤
17 締結具
19 内孔
20 膨出部
21 凹部
23 ナット
24 ボルト
24a 頭部
25 一部
26 カバー体
27 芳香装置
28 芳香材
30 レジスター
31 空気
32 カバー体
33 軸心
36 把持体
37 締結具
38 凹所
39 ボルト
39a 頭部
40 カバー体
44 スピーカ
45 開口
46 カバー体
47 係止具
48 通気孔
49 空間
52 物入れ装置
54 ケースカバー
55 ノブ
56 カバー体

Claims (4)

  1. 車室に設けられる内装部材と、この内装部材の少なくとも一部を車室側から覆って上記内装部材側に着脱可能に取り付けられるカバー体とを備えた自動車において、
    上記カバー体に芳香材を含有させたことを特徴とする自動車における芳香装置。
  2. 上記内装部材が、車室の前下部に設けられる計器盤と、この計器盤の一部分をその下方から貫通してこの計器盤を車体に支持させるボルトとを備え、このボルトの頭部を上記内装部材の一部としたことを特徴とする請求項1に記載の自動車における芳香装置。
  3. 上記内装部材が、車室の内側に向かって空調用の空気を吹き出し可能とするレジスターを備え、上記車室側からみた上記レジスターの外縁部を上記内装部材の一部としたことを特徴とする請求項1に記載の自動車における芳香装置。
  4. 上記内装部材をスピーカとし、上記カバー体に多数の通気孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車における芳香装置。
JP2005097820A 2004-12-21 2005-03-30 自動車における芳香装置 Pending JP2006199262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097820A JP2006199262A (ja) 2004-12-21 2005-03-30 自動車における芳香装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004369796 2004-12-21
JP2005097820A JP2006199262A (ja) 2004-12-21 2005-03-30 自動車における芳香装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006199262A true JP2006199262A (ja) 2006-08-03

Family

ID=36957620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005097820A Pending JP2006199262A (ja) 2004-12-21 2005-03-30 自動車における芳香装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006199262A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247375A (ja) * 1988-08-05 1990-02-16 Kanebo Ltd 芳香カーシート類
JPH0350539A (ja) * 1989-07-18 1991-03-05 Minolta Camera Co Ltd ロールフィルムキャリア
JPH0349803U (ja) * 1989-09-22 1991-05-15
JPH0826010A (ja) * 1994-07-15 1996-01-30 Chuo Jidosha Kogyo Kk 装飾用パネルの製造方法
JP2001062828A (ja) * 1999-08-31 2001-03-13 Mns:Kk 芳香を発するプラスチック成形品の製造方法
JP2002265724A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Kuraray Plast Co Ltd 粘着性芳香材

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247375A (ja) * 1988-08-05 1990-02-16 Kanebo Ltd 芳香カーシート類
JPH0350539A (ja) * 1989-07-18 1991-03-05 Minolta Camera Co Ltd ロールフィルムキャリア
JPH0349803U (ja) * 1989-09-22 1991-05-15
JPH0826010A (ja) * 1994-07-15 1996-01-30 Chuo Jidosha Kogyo Kk 装飾用パネルの製造方法
JP2001062828A (ja) * 1999-08-31 2001-03-13 Mns:Kk 芳香を発するプラスチック成形品の製造方法
JP2002265724A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Kuraray Plast Co Ltd 粘着性芳香材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7731269B2 (en) Door lining for a vehicle door
US20090068940A1 (en) Closing screen for a ventilation opening, in particular for a ventilation opening of a motor vehicle
JP5168531B2 (ja) ドアトリム
US20020175533A1 (en) Method and apparatus for supporting an electrical circuit board in a vehicle panel closure
JP5688982B2 (ja) 車両用ドア
JP2002211329A (ja) スピーカの取付構造
JP2010143309A (ja) 車両の物品収納部構造
JP2006199262A (ja) 自動車における芳香装置
JPH0761304A (ja) 自動車の上部構造
KR101155170B1 (ko) 자동차용 콘솔박스
JP6210933B2 (ja) 車両用内装材
JP2006232168A (ja) 車両のインストルメントパネル
JP2007168772A (ja) 分離もしくは拘束要素のための固定装置を有する自動車
JP2005206087A (ja) 空気吹出し構造
JPH11180187A (ja) 車両用インストルメントパネル
JP2011051449A (ja) 車両用ドア構造
JP2005280537A (ja) 車輌ドアグリップ
JP2559456Y2 (ja) トリムポケット
JP5286372B2 (ja) 車両用ドア
JP4476149B2 (ja) インストルメントパネルの開口部構造
KR200156499Y1 (ko) 방향제 수용부를 갖는 자동차용 핸들
JP3720198B2 (ja) 自動車のインスツルメントパネル構造
JPH11227453A (ja) 乗用車のリィンフォースバー
JPH11115549A (ja) 車体前部構造
JP2005112277A (ja) 車両用ドアのプルハンドル構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110412