JP2006198959A - 2重壁の箱状ブロー成形品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 底が深く、抜き勾配が少なく、2重壁が薄い2重壁の箱状ブロー成形体を、内外壁の無秩序な溶着を生じさせることなく製造する。断熱性の優れた2重壁の箱状ブロー成形体を得る。
【解決手段】 矩形の中央部板状体5aの各辺に矩形の周辺部板状体5b〜5eが連結して展開及び箱状に折り込み可能とした板状物5を、パリソン2の内部に展開状態で配置する。型締めに際し、雄金型7及び雌金型9によりパリソン2とともに板状物5を挟んで、雄金型7によりパリソン2及び板状物5を雌金型9内に押し込むとともに板状物5を箱状に折り込む。続いて、パリソン2及び板状物5を、雄金型7及び雌金型9により構成されるキャビティ内に保持した後、パリソン2内に加圧エアを吹き込んでブロー成形する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば移送用保温容器、クーラーボックス、簡易冷蔵庫、大型液体コンテナー等に用いて好適な2重壁の箱状ブロー成形品及びその製造方法に関する。
プラスチックのブロー成形により2重壁の容器(例えばクーラーボックス)を製造することが知られているが、特に底が深く、抜き勾配が小さく、2重壁の厚みの薄い容積効率の高い容器を製造しようとした場合、型締めを行う過程で、パリソン同士(2重壁の内外壁に相当する部分)が互いに接触して溶着するため、2重壁の内外壁が無秩序に溶着した不良品の2重壁容器ができてしまうという問題があった。これは、パリソンを雄型により雌型のキャビティ内に絞り込んでいく過程で(このときパリソン内にはブロー圧より低い内圧が掛けられている)、パリソンが長さ方向に強く引っ張られて破れ、破れ目からエアが抜け、パリソンの内圧が下がってパリソンの雌型側に張り出していた部分がしぼみ、雄型側にくっつくためである。
これを改善するため、下記特許文献1〜5に示す方法が考案されているが、これらの方法でも、パリソンをキャビティ内に絞り込んでいく過程で、パリソンが破れる可能性があり、そうなるとパリソンの内圧が下がり、パリソンの雌型側に張り出していた部分がしぼんでパリソン同士が接触し溶着する。
一方、保温容器やクーラーボックス等の断熱性容器をブロー成形により製造する場合、ブロー成形品の断熱性を高めるため、下記特許文献6に示すように、ブロー成形品の適所に開口を形成し、そこから断熱性を有する発泡ビーズを2重壁内部に充填している。しかし、発泡ビーズの断熱性は十分ではなく、2重壁の厚みを厚くして(内外壁の間隔を大きくして)多量の発泡ビーズを内部に充填する必要があり、そのため、容積効率の悪い断熱性容器しか得られていない。
また、ブロー成形で得た2重壁の容器を内壁側と外壁側に切断分離し、内壁側内面(5面)に真空パネルを貼り付けた後、再び内壁側と外壁側を接続して2重壁の断熱性容器を製造することも知られている。真空パネルは断熱性に優れるため、この方法で製造した断熱性容器は断熱性に優れるが、この方法は工程数が多くなってコスト高となるため、ブロー成形の低コスト性が生かせないという問題がある。なお、真空パネルとは内部を真空にした断熱性の高いパネルであり、例えばアルミニウムやステンレス鋼等からなる金属製の2枚の板を所定の隙間を開けて対置させ、周囲をシーム溶接し、内部を真空に引き密閉して製造され、それ自体、公知のものである。2枚の板の間には必要に応じて圧壊防止用のリブが介在し、内部空間には必要に応じてグラスウール等の断熱材が充填される。
特公昭46−14153号公報 特開昭60−67130号公報 特開平6−31797号公報 特開平7−1563号公報 特開平11−90976号公報 実開平6−46483号公報
本発明は、プラスチックのブロー成形により2重壁の容器(箱状ブロー成形品)を製造する場合の従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ブロー成形に際してパリソン同士(ブロー成形品の内外壁に相当する部分)の溶着を防止して、2重壁の内外壁が無秩序に溶着した不良品の2重壁容器が製造されるのを防止することを主たる目的とする。また、2重壁が薄くても断熱性が高い箱状ブロー成形品を低コストで製造することを他の目的とする。
本発明に係る2重壁の箱状ブロー成形品は、一体成形された2重壁の箱状ブロー成形品の底壁及び4つの周壁の2重壁内部に、それぞれ1枚ずつの板状体が保持され、各周壁内の板状体は底壁内の板状体の周囲に連結し、前記底壁内の板状体の周囲で上方に折り込まれ、前記底壁内の板状体を含めて5面のほぼ閉じた箱形状をなすことを特徴とする。前記板状体は、パリソンのプラスチックと溶着しない材質からなる。また、板状体として、真空パネルのような断熱板を用いることが望ましい。
本発明に係る2重壁の箱状ブロー成形品の製造方法は、矩形の中央部板状体の各辺に矩形の周辺部板状体が連結して展開及び箱状に折り込み可能とした板状物を、パリソン内部に展開状態で、かつ中央部板状体の面が雄金型と雌金型の型締めの移動方向に対し略垂直に向くように配置し、型締めに際し雄金型及び雌金型によりパリソンとともに前記板状物を挟んで、前記板状物を箱状に折り込むとともに、パリソン及び板状物を雄型及び雌型により構成されるキャビティ内に保持し、続いてパリソン内に加圧エアを吹き込んでブロー成形することを特徴とする。製造されたブロー成形品において、箱状に折り込まれた板状物の中央部板状体が底壁の2重壁内部に保持され、周辺部板状体が周壁の2重壁内部に保持される。
前記板状物が展開した状態のとき、各周辺部板状体は、隣接するもの同士の間に隙間があるが、板状物が箱状に折り込まれる過程でその隙間は小さくなり、最終的にはほぼ閉じた状態となる。
本発明に係る2重壁の箱状ブロー成形品の製造方法によれば、板状物が筒状のパリソンの内部に配置され、型締めに際し箱状に折り込まれ、それによりパリソンの雄型側と雌型側(成形品の内外壁に相当する部分)が互いに隔てられるため、パリソンの溶着が防止される。従って、製造する箱状ブロー成形品の底が深く、抜き勾配が少なく、2重壁が薄い場合であっても、内外壁の無秩序な溶着が防止された2重壁の箱状ブロー成形品を製造することができる。
また、本発明の製造方法によれば、型締めが開始され板状物が箱状に折り込まれる過程で、雄型に押されたパリソンの一部が隣接する周辺部板状体の隙間に入り込み、このパリソンが箱状ブロー成形品のコーナー部に内壁と外壁をつなぐ縦方向のリブを形成するので、箱状ブロー成形品の剛性が高められる。
本発明によれば、ブロー成形に際してパリソンの無秩序な溶着が防止されるので、底が深く、抜き勾配が少なく、2重壁が薄い成形品でも製造でき、容積効率の高い2重壁の箱状ブロー成形品が得られる。そして、板状体として断熱板を用いることにより、断熱性の優れた箱状ブロー成形品となる。特に断熱板として真空パネルを用いた場合、その優れた断熱性により、2重壁が薄くても断熱性の優れた箱状ブロー成形品となる。箱状ブロー成形品の断熱性を高めるには、箱状ブロー成形品の4つの周壁に保持される各板状体(断熱板)は、隣接するもの同士が互いにほぼ閉じていることと、前記4つの周壁の内壁の高さにほぼ等しい高さを有することが必要である。
以下、図1〜図11を参照して、本発明に係る2重壁の箱状ブロー成形品及びその製造方法について、具体的に説明する。
図1〜図6は、2重壁の箱状ブロー成形品の製造工程を示す。図1は、押出ダイ1からパリソン2が下向きに押し出された時点のものである。パリソン2の両側には雄型装置3と雌型装置4が対向配置され、押出ダイ1の下に板状物5が支持部材6により垂下支持され、押し出されたパリソン2の中空内部に位置している。
板状物5は、矩形の中央部板状体5aの各辺に矩形の周辺部板状体5b〜5eが連結したもので、図1に示すように展開した状態(周辺部板状体同士間に大きく隙間がある状態)から箱状に折り込まれた状態(図6参照)まで、周辺部板状体5b〜5eと中央部板状体5aは連結部において屈曲自在である。板状物5が箱状に折り込まれたとき、周辺部板状体5b〜5eのうち隣接するもの同士は互いにほぼ閉じた状態となる。なお、中央部板状体5aと周辺部板状体5b〜5eは、例えば接着テープなどにより隙間なく連結する。
雄型装置3は、雄金型7と支持部材8及びこれらを水平移動させる図示しない水平駆動手段からなり、雄金型7は中央部に突出するコア部分7aを有する。雌型装置4は分割型である雌金型9(中央金型11と上下金型12,13)と支持部材14及びこれらを水平移動させる図示しない水平駆動手段からなり、支持部材14には、上下金型12,13をその中心に対して内外方向(上下方向)に駆動させる図示しない上下駆動手段が設置されている。中央金型11は底壁形成部11a及び側壁形成部11b,11cからなり、これらの部位には、図示しない駆動手段によりキャビティ内部に突出可能な突出型15が設置され、また、上下金型12,13の内面には、キャビティ内部に突出した突出型16が形成されている。
雄金型7のコア部分7aはほぼ直方体状で、板状物5が箱状に折り込まれたとき、パリソン2を介してちょうどその内部に収まる外側形状を有する。また、雌金型9は、分割した上下金型10,11が内側に集まって中央金型9と組み合わさったとき、雄金型7(特にコア部分7a)との間に所定のキャビティ空間が構成されるような内側形状に仕上げられている。
次に、2重壁の箱状ブロー成形品の製造方法及び製造したブロー成形品について順に説明する。
(1)図1に示すように、板状物5が押出ダイ1の下方の所定位置に設置される。このとき、中央部板状体5aの面が雄金型7と雌金型9の移動方向に対して垂直に向き、かつ必須ではないが周辺部板状体5b〜5eが雄金型7側にやや屈曲した状態となるように配置される。
(2)押出ダイ1からパリソン2が押し出され、板状物5はパリソン2の中空内部に位置する。
(3)雄金型7及び雌金型9を内向きに水平移動させて型締めを開始する。このときは、雌金型9は分割状態であり、中央金型11に設置された突出型15は全て後退して、底壁形成部11a及び側壁形成部11b,11cの内面と面一の位置にある。
(4)型締めの進行に伴い、図2に示すように、パリソン2及び板状物5は雄金型7及び雌金型9に挟まれ、板状物5は雄金型7によりパリソンとともに雌金型9内に押し込まれながらしだいに箱状に折り込まれ、一方、雄金型7は箱状に折り込まれつつある板状物5の内部にパリソン2を押し入れる。雌金型9内に押し込まれたパリソン2の一部は、中央金型11の側壁形成部11b,11cと上下型12,13の隙間に入り込み、板状物5の内部に押し込まれたパリソン2の一部は、板状物5の周辺部板状体5b〜5e相互の隙間に入り込む。
このとき、パリソン2に大きい張力が作用してパリソン2が破れ(図2では押出ダイ1の出口で破れている、破れ目を矢印Sで示す)、パリソン2内の内圧が抜けるが、板状物5に阻まれてパリソン2の無秩序な溶着は起こらない。
(5)続いて、図3に示すように、上下型12,13を内側に移動させる。この間も継続して、パリソン2と板状物5は雌金型9内に押し込まれ、板状物5は箱状に折り込まれつつあり、かつ折り込まれつつある板状物5内に雄金型7側のパリソン2が押し込まれ、さらに雌金型9内に押し込まれたパリソン2の一部が、中央金型11の側壁形成部11b,11cと上下型12,13の隙間に入り込み、かつ板状物5の内部に押し込まれたパリソン2の一部が、板状物5の周辺部板状体5b〜5e相互の隙間に入り込んでいる。
(6)図4に示すように、上下型12,13が中央金型11に当接して雌金型9の組み合わせ(雌金型9の型締め)が完了し、続いて、雄金型7と雌金型9が当接して全体の型締めが完了する。型締めの完了の前後の適宜タイミングで突出型15がキャビティ内部に突出し、パリソン2内に加圧エアが吹き込まれ、ブロー成形が行われる。
雌金型9の型締めにより、パリソン2のうち雌金型9側の、中央金型11の側壁形成部11b,11cと上下型12,13の隙間に入り込んでいた部分2aと、雄金型7側の、板状物5の周辺部板状体5b〜5eの隙間に入り込んでいた部分2bが一緒にピンチオフされる(前記部分2a,2bについては図7参照)。
(7)ブロー成形品が固化した後、図5に示すように、雄金型7及び雌金型9を後退させるとともに、突出型15を後退させて上下型12,13を外側に後退させ、さらに図6に示すように、雄金型7及び雌金型9を後退させて、ブロー成形品17(バリ付き)を取り出す。
図7に示すように、ブロー成形品17(バリ付き)において、雄金型7側と雌金型9側のコーナー部にだぶついたパリソン(雌金型9側の、中央金型11の側壁形成部11b,11cと上下型12,13の隙間に入り込んでいた部分2aと、雄金型7側の、板状物5の周辺部板状体5b〜5eの隙間に入り込んでいた部分2b)が、中央金型11と上下型12,13の型締めにより一緒にピンチオフされ、バリとして除去される。これはブロー成形品17(バリ取り後)の軽量化にも役立つ。ただし、前記部分2bのうち、ブロー成形体17の内壁(図8〜10参照)から箱状に折り込まれた板状物5のコーナー部(周辺部板状体5b〜5eの辺同士が閉じた箇所)を通りピンチオフのラインPまでの間に存在するパリソンは、このブロー成形品17における隠しリブ25(図10参照)として2重壁内部に残留する。なお、前記部分2bは、箱状に折り込まれた板状物5の前記コーナー部において、周辺部板状体5b〜5eの辺同士の間に挟まれて薄肉化している。
図8〜10はブロー成形品17(バリ取り後)の斜視図及び断面構造を示すものである。ブロー成形品17は、それぞれが2重壁(内壁17a,外壁17b)からなる底壁18及び4つの周壁19〜22により構成される箱状の成形品であり、2重壁の内部に箱状に折り込まれた板状物5が保持されている。板状物5の中央部板状体5aは、底壁18の内壁側とほぼ等しい輪郭を有し、周辺部板状体5b〜5eは、各周壁19〜22の内壁側とほぼ等しい輪郭とされている。
2重壁の外壁17bはその一部が内側に向けて凹入し、それにより形成された凹状のリブ23,24の先端が板状体5a〜5eの背面に接触し、一方、板状物5の内面側は2重壁の内壁17bに接触し、板状物5は両方から挟まれた状態で2重壁の内部に保持されている。なお、リブ23,24は、雌金型9の中央金型11に設置された突出型15と、上下型12,13に設置された突出型16により形成されたものであり、板状物5の保持とブロー成形品17の剛性を向上させる作用も有し、さらに、リブ24のくぼみはブロー成形品17の取っ手としての機能も有する。
また、ブロー成形品17の各コーナー部において、内壁17aと外壁17bの間に先に述べた隠しリブ25が形成されている。この隠しリブ25はブロー成形品17の剛性を著しく向上させる。
なお、上記の例では、雌金型9の中央金型11の側壁形成部11b,11cが支持部材14に対して固定されているが、これらを上下型12と同様に内外に可動としてもよい。その場合、雄金型7及び雌金型9の移動に対する側壁形成部11b,11c及び上下型12の移動のタイミングは、適宜設定できるので、例えば、雄金型7と雌金型9を型締め寸前まで移動させた後、側壁形成部11b,11c及び上下型12を内側に移動させ、それにより板状物5の箱状への折り込みを行うようなタイミング設定も可能である。なお、側壁形成部11b,11cを内外に可動とした場合、突出型15は、上下型12,13における突出型16と同様に、側壁形成部11b,11cに固定されていてもよい。
また、上記ブロー成形品17において、2重壁の内外壁17a,17bの隙間に、特許文献6に記載されたように、断熱性の発泡ビーズを充填して、断熱性をさらに改善することもできる。
図11に示すブロー成形品26は、本発明に係る2重壁のブロー成形品の別の例であり、ブロー成形品17における凹状のリブ23,24に相当するものがなく、2重壁の厚みが薄く、2重壁の内部に保持された板状物5が、内壁26aと外壁26bにより挟まれた状態になっている点で、ブロー成形品17と異なる。
本発明の方法を説明するための模式的斜視図(工程開始前)である。 同じく工程途中の模式的斜視図である。 同じく工程途中の模式的斜視図である。 同じく工程途中の模式的斜視図である。 同じく工程途中の模式的斜視図である。 同じく工程途中の模式的斜視図である。 本発明の方法で製造されたブロー成形品(バリ付き)の模式的斜視図である。 同じくバリ取り後のブロー成形品の斜視図である。 図8のA−A断面図である。 図8のB−B断面図である。 本発明の方法で製造された別のブロー成形品の断面図である。
符号の説明
2 パリソン
5 板状物
5a 中央部板状体
5b〜5e 周辺部板状体
7 雄金型
9 雌金型

Claims (9)

  1. 一体成形された2重壁の箱状ブロー成形品の底壁及び4つの周壁の2重壁内部に1枚ずつの板状体が保持され、各周壁内の板状体は底壁内の板状体の周囲に連結し、前記底壁内の板状体の周囲で上方に折り込まれ、前記底壁内の板状体を含めて5面のほぼ閉じた箱形状をなすことを特徴とする2重壁の箱状ブロー成形品。
  2. 前記板状体は2重壁の内壁に接触していることを特徴とする請求項1に記載された2重壁の箱状ブロー成形品。
  3. 前記2重壁の外壁の一部が内側に向けて凹入し、それにより形成された凹状のリブの先端が前記板状体の背面に接触していることを特徴とする請求項2に記載された2重壁の箱状ブロー成形品。
  4. 前記板状体は2重壁の内部の隙間とほぼ等しい厚みを有し、内壁及び外壁の間に挟まれていることを特徴とする請求項1に記載された2重壁の箱状ブロー成形品。
  5. 箱状ブロー成形品のコーナー部の2重壁内部に、内壁から外壁につながるリブが縦方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された2重壁の箱状ブロー成形品。
  6. 前記板状体が真空パネルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された2重壁の箱状ブロー成形品。
  7. 矩形の中央部板状体の各辺に矩形の周辺部板状体が連結して展開及び箱状に折り込み可能とした板状物を、パリソン内部に展開状態で、かつ中央部板状体の面が雄金型と雌金型の型締めの移動方向に対し略垂直に向くように配置し、型締めに際し雄金型及び雌金型によりパリソンとともに前記板状物を挟んで、前記板状物を箱状に折り込むとともに、パリソン及び板状物を雄金型及び雌金型により構成されるキャビティ内に保持し、続いてパリソン内に加圧エアを吹き込んでブロー成形することを特徴とする2重壁の箱状ブロー成形品の製造方法。
  8. 型締めの際にパリソンの一部が隣接する周辺部板状体の間に入り込み、板状物が箱状に折り込まれるとき隣接する周辺部板状体の隙間が閉じてパリソンを挟み込むことを特徴とする請求項7に記載された2重壁の箱状ブロー成形品の製造方法。
  9. 雌金型がキャビティ内部に突出する突出部を備え、前記突出部が板状物の背面にパリソンを介して当接し、2重壁の外壁の一部に前記板状体の背面に接触する凹状のリブを形成することを特徴とする請求項7又は8に記載された2重壁の箱状ブロー成形品の製造方法。
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