JPH05139441A - 発泡合成樹脂製組立箱 - Google Patents
発泡合成樹脂製組立箱Info
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- JPH05139441A JPH05139441A JP3321211A JP32121191A JPH05139441A JP H05139441 A JPH05139441 A JP H05139441A JP 3321211 A JP3321211 A JP 3321211A JP 32121191 A JP32121191 A JP 32121191A JP H05139441 A JPH05139441 A JP H05139441A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 側板が底板に対して折り畳み可能な発泡合成
樹脂製組立箱を提供する。 【構成】 方形の底板１１と、底板１１の一対の対向辺
１２に切込みヒンジ部１３を介して直立状に一体成形さ
れ、切込みヒンジ部１３において底板１１の上面側に折
り畳み可能とされた一対の側板１４と、底板１１の他の
一対の対向辺１５にＶ字溝形ヒンジ部１６を介して水平
方向に開いた状態で一体成形され、Ｖ字溝形ヒンジ部１
６において起立可能にかつ底板１１の下面側に折り畳み
可能とされた他の一対の側板１７とを具備してなる発泡
合成樹脂製組立箱である。 【効果】 組立箱のみを輸送・保管するとき、各側板１
４、１７を底板１１の上下面側に折り畳むことができる
ので、平面積の占有率が減少するとともに、ヒンジ部１
３、１６の破損がなくなる。
樹脂製組立箱を提供する。 【構成】 方形の底板１１と、底板１１の一対の対向辺
１２に切込みヒンジ部１３を介して直立状に一体成形さ
れ、切込みヒンジ部１３において底板１１の上面側に折
り畳み可能とされた一対の側板１４と、底板１１の他の
一対の対向辺１５にＶ字溝形ヒンジ部１６を介して水平
方向に開いた状態で一体成形され、Ｖ字溝形ヒンジ部１
６において起立可能にかつ底板１１の下面側に折り畳み
可能とされた他の一対の側板１７とを具備してなる発泡
合成樹脂製組立箱である。 【効果】 組立箱のみを輸送・保管するとき、各側板１
４、１７を底板１１の上下面側に折り畳むことができる
ので、平面積の占有率が減少するとともに、ヒンジ部１
３、１６の破損がなくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、側板が底板に対して折
り畳み可能な発泡合成樹脂製組立箱に関する。
り畳み可能な発泡合成樹脂製組立箱に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、この種の組立箱としては側板
が底板に対して平板状に展開可能な発泡合成樹脂製組立
箱は幾つか提案されている。例えば、図８及び図９に示
す組立箱は、方形の底板１の周辺にＶ字溝形ヒンジ部２
を介して４個の側板３を水平方向に開いた状態で一体成
形してなり、Ｖ字溝形ヒンジ部２において側板３を起立
させることにより箱に組み立てるものである。
が底板に対して平板状に展開可能な発泡合成樹脂製組立
箱は幾つか提案されている。例えば、図８及び図９に示
す組立箱は、方形の底板１の周辺にＶ字溝形ヒンジ部２
を介して４個の側板３を水平方向に開いた状態で一体成
形してなり、Ｖ字溝形ヒンジ部２において側板３を起立
させることにより箱に組み立てるものである。
【０００３】また、図１０及び図１１に示す組立箱は、
方形の底板４の周辺に切込みヒンジ部５を介して４個の
側板６を直立状に一体成形してなり、切込みヒンジ部５
において側板６を平板状に展開可能としている。なお、
７は別個の蓋板である（特開平１−２７９０４６号公報
参照）。これらの組立箱はいずれも、組立箱のみを輸送
・保管する場合には、ヒンジ部２、５において側板３、
６を底板１、４に対して平板状に展開したものを複数個
積み重ねて輸送・保管するのが通常である。
方形の底板４の周辺に切込みヒンジ部５を介して４個の
側板６を直立状に一体成形してなり、切込みヒンジ部５
において側板６を平板状に展開可能としている。なお、
７は別個の蓋板である（特開平１−２７９０４６号公報
参照）。これらの組立箱はいずれも、組立箱のみを輸送
・保管する場合には、ヒンジ部２、５において側板３、
６を底板１、４に対して平板状に展開したものを複数個
積み重ねて輸送・保管するのが通常である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の組
立箱はいずれにも、側板３、６を展開したときの平面積
の占有率が高く、側板３、６を展開して輸送・保管する
ときにヒンジ部２、５が破損し易く、成形品の不良率が
高いという問題があった。本発明は、側板が底板に対し
て折り畳み可能な組立箱を提供して、上述のような問題
点を取り除くことを目的とする。
立箱はいずれにも、側板３、６を展開したときの平面積
の占有率が高く、側板３、６を展開して輸送・保管する
ときにヒンジ部２、５が破損し易く、成形品の不良率が
高いという問題があった。本発明は、側板が底板に対し
て折り畳み可能な組立箱を提供して、上述のような問題
点を取り除くことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の発泡合成樹脂製組立箱は、方形の底板と、
該底板の一対の対向辺に切込みヒンジ部を介して直立状
に一体成形され、前記切込みヒンジ部において前記底板
の上面側に折り畳み可能とされた一対の側板と、前記底
板の他の一対の対向辺にＶ字溝形ヒンジ部を介して水平
方向に開いた状態で一体成形され、前記Ｖ字溝形ヒンジ
部において起立可能にかつ前記底板の下面側に折り畳み
可能とされた他の一対の側板とを具備してなる構成とし
たものである。そして、組立箱の隅角部を形成する２個
の側板の接合面のいずれか一方に条溝を側板の高さ方向
に形成するとともに、前記接合面の他方に前記条溝に係
脱可能な隆条を形成することが好ましい。
に、本発明の発泡合成樹脂製組立箱は、方形の底板と、
該底板の一対の対向辺に切込みヒンジ部を介して直立状
に一体成形され、前記切込みヒンジ部において前記底板
の上面側に折り畳み可能とされた一対の側板と、前記底
板の他の一対の対向辺にＶ字溝形ヒンジ部を介して水平
方向に開いた状態で一体成形され、前記Ｖ字溝形ヒンジ
部において起立可能にかつ前記底板の下面側に折り畳み
可能とされた他の一対の側板とを具備してなる構成とし
たものである。そして、組立箱の隅角部を形成する２個
の側板の接合面のいずれか一方に条溝を側板の高さ方向
に形成するとともに、前記接合面の他方に前記条溝に係
脱可能な隆条を形成することが好ましい。
【０００６】また、前記切込みヒンジ部の底板側切込み
面に複数個の凹部を形成するとともに、前記切込みヒン
ジ部の側板側切込み面に前記凹部に係合して前記底板を
支持する係止突起を形成したり、さらに、前記Ｖ字溝形
ヒンジ部のＶ字溝の底板側傾斜面に複数個の突起を形成
するとともに、前記Ｖ字溝の側板側傾斜面に前記突起に
係合して前記底板を支持する係止凹部を形成することも
可能である。
面に複数個の凹部を形成するとともに、前記切込みヒン
ジ部の側板側切込み面に前記凹部に係合して前記底板を
支持する係止突起を形成したり、さらに、前記Ｖ字溝形
ヒンジ部のＶ字溝の底板側傾斜面に複数個の突起を形成
するとともに、前記Ｖ字溝の側板側傾斜面に前記突起に
係合して前記底板を支持する係止凹部を形成することも
可能である。
【０００７】
【作用】上記構成の組立箱は、底板の他の一対の対向辺
にＶ字溝形ヒンジ部を介して水平方向に開いた状態で一
体成形された他の一対の側板を起立させて、箱に組み立
て使用する。その際、組立箱の隅角部を形成する２個の
側板の接合面のいずれか一方に条溝を側板の高さ方向に
形成するとともに、前記接合面の他方に前記条溝に係脱
可能な隆条を形成しておくと、該隆条が前記条溝に係合
していわゆる合決り構造を形成し、側板どうしを接合す
るとともに、合決り構造の締付作用により組立箱の強度
を向上させる。また、切込みヒンジ部の底板側切込み面
に複数個の凹部を形成するとともに、前記切込みヒンジ
部の側板側切込み面に前記凹部に係合して前記底板を支
持する係止突起を形成したり、さらに、Ｖ字溝形ヒンジ
部のＶ字溝の底板側傾斜面に複数個の突起を形成すると
ともに、前記Ｖ字溝の側板側傾斜面に前記突起に係合し
て前記底板を支持する係止凹部を形成しておくと、組立
箱に重い物を収容した場合でも、その収容物の重量によ
り切込みヒンジ部やＶ字溝形ヒンジ部が破損するのを防
止する。
にＶ字溝形ヒンジ部を介して水平方向に開いた状態で一
体成形された他の一対の側板を起立させて、箱に組み立
て使用する。その際、組立箱の隅角部を形成する２個の
側板の接合面のいずれか一方に条溝を側板の高さ方向に
形成するとともに、前記接合面の他方に前記条溝に係脱
可能な隆条を形成しておくと、該隆条が前記条溝に係合
していわゆる合決り構造を形成し、側板どうしを接合す
るとともに、合決り構造の締付作用により組立箱の強度
を向上させる。また、切込みヒンジ部の底板側切込み面
に複数個の凹部を形成するとともに、前記切込みヒンジ
部の側板側切込み面に前記凹部に係合して前記底板を支
持する係止突起を形成したり、さらに、Ｖ字溝形ヒンジ
部のＶ字溝の底板側傾斜面に複数個の突起を形成すると
ともに、前記Ｖ字溝の側板側傾斜面に前記突起に係合し
て前記底板を支持する係止凹部を形成しておくと、組立
箱に重い物を収容した場合でも、その収容物の重量によ
り切込みヒンジ部やＶ字溝形ヒンジ部が破損するのを防
止する。
【０００８】また、上記構成の組立箱のみを輸送・保管
する場合には、底板の一対の対向辺に切込みヒンジ部を
介して直立状に一体成形された一対の側板を前記底板の
上面側に折り畳むとともに、前記底板の他の一対の対向
辺にＶ字溝形ヒンジ部を介して起立させた他の一対の側
板を前記底板の下面側に折り畳み、折り畳んだ組立箱を
複数個積み重ねて輸送・保管する。これにより、平面積
の占有率は従来の約３０％に減少し、輸送・保管中にヒ
ンジ部が破損することもなくなる。
する場合には、底板の一対の対向辺に切込みヒンジ部を
介して直立状に一体成形された一対の側板を前記底板の
上面側に折り畳むとともに、前記底板の他の一対の対向
辺にＶ字溝形ヒンジ部を介して起立させた他の一対の側
板を前記底板の下面側に折り畳み、折り畳んだ組立箱を
複数個積み重ねて輸送・保管する。これにより、平面積
の占有率は従来の約３０％に減少し、輸送・保管中にヒ
ンジ部が破損することもなくなる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図７に基づ
いて説明するが、本実施例は本発明を何ら制限するもの
でないことはいうまでもない。
いて説明するが、本実施例は本発明を何ら制限するもの
でないことはいうまでもない。
【００１０】本実施例の組立箱は、発泡合成樹脂製で、
図１〜図３に示すように、方形の底板１１と、底板１１
の一対の対向辺（長辺）１２に切込みヒンジ部１３を介
して直立状に一体成形された一対の側板１４と、底板１
１の他の一対の対向辺（短辺）１５にＶ字溝形ヒンジ部
１６を介して水平方向に開いた状態で一体成形された他
の一対の側板１７とから構成され、発泡合成樹脂製蓋板
１８を有する（図６参照）。
図１〜図３に示すように、方形の底板１１と、底板１１
の一対の対向辺（長辺）１２に切込みヒンジ部１３を介
して直立状に一体成形された一対の側板１４と、底板１
１の他の一対の対向辺（短辺）１５にＶ字溝形ヒンジ部
１６を介して水平方向に開いた状態で一体成形された他
の一対の側板１７とから構成され、発泡合成樹脂製蓋板
１８を有する（図６参照）。
【００１１】発泡合成樹脂としては、発泡ポリプロピレ
ン、発泡ポリエチレン等を使用するが、脆い発泡ポリス
チレンでも、切込みヒンジ部１３及びＶ字溝形ヒンジ部
１６を補強すれば使用可能である。
ン、発泡ポリエチレン等を使用するが、脆い発泡ポリス
チレンでも、切込みヒンジ部１３及びＶ字溝形ヒンジ部
１６を補強すれば使用可能である。
【００１２】切込みフランジ部１３は、図３に示すよう
に、底板１１と側板１４との境界部分に所定深さの切込
み１９を設けることにより形成され、側板１４は切込み
フランジ部１３において底板１１の上面側に折り畳み可
能とされている（図７参照）。Ｖ字溝形ヒンジ部１６
は、図１及び図２に示すように、底板１１と側板１７と
の境界部分に所定深さのＶ字溝２０を設けることにより
形成され、側板１７はＶ字溝形ヒンジ部１６において起
立可能に（図５参照）、かつ底板１１の下面側に折り畳
み可能とされている（図７参照）。切込みフランジ部１
３及びＶ字溝形フランジ部１６の厚さは、組立箱の大き
さ、樹脂の種類、発泡倍率、補強スキン層の有無等を考
慮して設定するが、通常は０．５mm〜数mm程度が好まし
い。
に、底板１１と側板１４との境界部分に所定深さの切込
み１９を設けることにより形成され、側板１４は切込み
フランジ部１３において底板１１の上面側に折り畳み可
能とされている（図７参照）。Ｖ字溝形ヒンジ部１６
は、図１及び図２に示すように、底板１１と側板１７と
の境界部分に所定深さのＶ字溝２０を設けることにより
形成され、側板１７はＶ字溝形ヒンジ部１６において起
立可能に（図５参照）、かつ底板１１の下面側に折り畳
み可能とされている（図７参照）。切込みフランジ部１
３及びＶ字溝形フランジ部１６の厚さは、組立箱の大き
さ、樹脂の種類、発泡倍率、補強スキン層の有無等を考
慮して設定するが、通常は０．５mm〜数mm程度が好まし
い。
【００１３】そして、組立箱を箱に組み立てたとき箱の
各隅角部を形成する２個の側板１４、１７の接合面のう
ち、側板１７の端部内面には断面形状が蟻溝形の条溝２
１を側板１７の高さ方向に形成するとともに、側板１４
の端面には条溝２１に係脱可能な隆条２２を形成してい
る（図４参照）。また、切込みヒンジ部１３の切込み１
９においては、底板１１の側の切込み面に２個の凹部２
３を形成するとともに、側板１４の側の切込み面に凹部
２３に係合して底板１１を支持する係止突起２４を形成
している（図３参照）。さらに、Ｖ字溝形ヒンジ部１６
のＶ字溝２０においては、底板１１の側の傾斜面に断面
形状が逆凸字形の突起２５を２個形成するとともに、側
板１７の側の傾斜面に突起２５に係合して底板１１を支
持する係止凹部２６を形成している（図５参照）。
各隅角部を形成する２個の側板１４、１７の接合面のう
ち、側板１７の端部内面には断面形状が蟻溝形の条溝２
１を側板１７の高さ方向に形成するとともに、側板１４
の端面には条溝２１に係脱可能な隆条２２を形成してい
る（図４参照）。また、切込みヒンジ部１３の切込み１
９においては、底板１１の側の切込み面に２個の凹部２
３を形成するとともに、側板１４の側の切込み面に凹部
２３に係合して底板１１を支持する係止突起２４を形成
している（図３参照）。さらに、Ｖ字溝形ヒンジ部１６
のＶ字溝２０においては、底板１１の側の傾斜面に断面
形状が逆凸字形の突起２５を２個形成するとともに、側
板１７の側の傾斜面に突起２５に係合して底板１１を支
持する係止凹部２６を形成している（図５参照）。
【００１４】なお、各側板１４、１７の上縁には蓋板固
定用隆条２７、２８を形成してあり、蓋板１８は組立箱
と別個に成形する。組立箱成形時の不良率は低い。
定用隆条２７、２８を形成してあり、蓋板１８は組立箱
と別個に成形する。組立箱成形時の不良率は低い。
【００１５】上記構成の組立箱を使用する場合は、図６
に示すように、水平方向に開いた状態の側板１７を起立
させ、箱に組み立てて使用する。その際、側板１４の隆
条２２が側板１７の条溝２１に係合していわゆる合決り
構造を形成し（図４参照）、側板１４、１７どうしを接
合するとともに、合決り構造の締付作用により組立箱の
強度を向上させる。他方、切込み１９における側板１４
の係止突起２４が底板１１の凹部２３に係合して底板１
１の対向辺１２を支持する（図３参照）とともに、Ｖ字
溝２０における側板１７の係止凹部２６が底板１１の突
起２５に係合して底板１１の対向辺１５を支持する（図
５参照）ので、組立箱に重い物を収容した場合でも、そ
の収容物の重量により切込みヒンジ部１３やＶ字溝形ヒ
ンジ部１６が破損するのを防止する。
に示すように、水平方向に開いた状態の側板１７を起立
させ、箱に組み立てて使用する。その際、側板１４の隆
条２２が側板１７の条溝２１に係合していわゆる合決り
構造を形成し（図４参照）、側板１４、１７どうしを接
合するとともに、合決り構造の締付作用により組立箱の
強度を向上させる。他方、切込み１９における側板１４
の係止突起２４が底板１１の凹部２３に係合して底板１
１の対向辺１２を支持する（図３参照）とともに、Ｖ字
溝２０における側板１７の係止凹部２６が底板１１の突
起２５に係合して底板１１の対向辺１５を支持する（図
５参照）ので、組立箱に重い物を収容した場合でも、そ
の収容物の重量により切込みヒンジ部１３やＶ字溝形ヒ
ンジ部１６が破損するのを防止する。
【００１６】また、上記構成の組立箱のみを輸送・保管
する場合には、図７に示すように、側板１４を切込みヒ
ンジ部１３において底板１１の上面側に折り畳むととも
に、側板１７をＶ字溝形ヒンジ部１６において底板１１
の下面側に折り畳み、折り畳んだ組立箱を複数個積み重
ねて輸送・保管する。蓋板１８は、組立箱とともに積み
重ねてもよく、また組立箱と別個に蓋板１８どうしを積
み重ねてもよい。
する場合には、図７に示すように、側板１４を切込みヒ
ンジ部１３において底板１１の上面側に折り畳むととも
に、側板１７をＶ字溝形ヒンジ部１６において底板１１
の下面側に折り畳み、折り畳んだ組立箱を複数個積み重
ねて輸送・保管する。蓋板１８は、組立箱とともに積み
重ねてもよく、また組立箱と別個に蓋板１８どうしを積
み重ねてもよい。
【００１７】かくすることにより、組立箱の平面積の占
有率は従来の約３０％に減少するとともに、輸送・保管
中にヒンジ部１３、１６が破損することもなくなる。
有率は従来の約３０％に減少するとともに、輸送・保管
中にヒンジ部１３、１６が破損することもなくなる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、一対の
側板を切込みヒンジ部において底板の上面側に折り畳み
可能とするとともに、他の一対の側板をＶ字溝形ヒンジ
部において底板の下面側に折り畳み可能としたので、組
立箱のみを輸送・保管するとき、組立箱の平面積の占有
率が従来の約３０％に減少するとともに、前記両ヒンジ
部の破損が皆無となる。
側板を切込みヒンジ部において底板の上面側に折り畳み
可能とするとともに、他の一対の側板をＶ字溝形ヒンジ
部において底板の下面側に折り畳み可能としたので、組
立箱のみを輸送・保管するとき、組立箱の平面積の占有
率が従来の約３０％に減少するとともに、前記両ヒンジ
部の破損が皆無となる。
【００１９】そして、組立箱の各隅角部を形成する２個
の側板の接合面に互いに係合する条溝及び隆条を形成す
ると、これらの係合がいわゆる合決り構造を形成して側
板どうしを接合するとともに、合決り構造の締付作用に
より組立箱の強度を向上させる。
の側板の接合面に互いに係合する条溝及び隆条を形成す
ると、これらの係合がいわゆる合決り構造を形成して側
板どうしを接合するとともに、合決り構造の締付作用に
より組立箱の強度を向上させる。
【００２０】また、切込みヒンジ部の切込み面に互いに
係合する凹部及び係止突起を形成して、これらの係合に
より底板の一対の対向辺を支持したり、さらに、Ｖ字溝
形ヒンジ部のＶ字溝に互いに係合する突起及び係止凹部
を形成して、これらの係合により底板の他の一対の対向
辺を支持するようにすると、組立箱に重い物を収容した
場合でも、その収容物の重量により前記両ヒンジ部が破
損するのを防止することができる。
係合する凹部及び係止突起を形成して、これらの係合に
より底板の一対の対向辺を支持したり、さらに、Ｖ字溝
形ヒンジ部のＶ字溝に互いに係合する突起及び係止凹部
を形成して、これらの係合により底板の他の一対の対向
辺を支持するようにすると、組立箱に重い物を収容した
場合でも、その収容物の重量により前記両ヒンジ部が破
損するのを防止することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す組立箱の平面図であ
る。
る。
【図２】図１の正面図である。
【図３】図１のIII −III 線断面図である。
【図４】図１のIV−IV線断面図である。
【図５】図１のＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】図１に示す組立箱の組立状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図７】図１に示す組立箱の折畳状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図８】従来の組立箱の一例を示す平面図である。
【図９】図８のIX−IX線断面図である。
【図１０】従来の組立箱の他の例を示す断面図である。
【図１１】図１０に示す組立箱の展開断面図である。
１１ 底部 １２ 対向辺 １３ 切込みヒンジ部 １４ 側板 １５ 対向辺 １６ Ｖ字溝形
ヒンジ部 １７ 側板 １９ 切込み ２０ Ｖ字溝 ２１ 条溝 ２２ 隆条 ２３ 凹部 ２４ 係止突起 ２５ 突起 ２６ 係止凹部
ヒンジ部 １７ 側板 １９ 切込み ２０ Ｖ字溝 ２１ 条溝 ２２ 隆条 ２３ 凹部 ２４ 係止突起 ２５ 突起 ２６ 係止凹部
Claims (4)
- 【請求項１】 方形の底板と、該底板の一対の対向辺に
切込みヒンジ部を介して直立状に一体成形され、前記切
込みヒンジ部において前記底板の上面側に折り畳み可能
とされた一対の側板と、前記底板の他の一対の対向辺に
Ｖ字溝形ヒンジ部を介して水平方向に開いた状態で一体
成形され、前記Ｖ字溝形ヒンジ部において起立可能にか
つ前記底板の下面側に折り畳み可能とされた他の一対の
側板とを具備してなる発泡合成樹脂製組立箱。 - 【請求項２】 組立箱の隅角部を形成する２個の側板の
接合面のいずれか一方に条溝を側板の高さ方向に形成す
るとともに、前記接合面に他方の前記条溝に係脱可能な
隆条を形成してなる請求項１記載の発泡合成樹脂製組立
箱。 - 【請求項３】 切込みヒンジ部の底板側切込み面に複数
個の凹部を形成するとともに、切込みヒンジ部の側板側
切込み面に前記凹部に係合して前記底板を支持する係止
突起を形成してなる請求項１記載の発泡合成樹脂製組立
箱。 - 【請求項４】 Ｖ字溝形ヒンジ部のＶ字溝の底板側傾斜
面に複数個の突起を形成するとともに、前記Ｖ字溝の側
板側傾斜面に前記突起に係合して前記底板を支持する係
止凹部を形成してなる請求項１記載の発泡合成樹脂製組
立箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3321211A JPH05139441A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 発泡合成樹脂製組立箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3321211A JPH05139441A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 発泡合成樹脂製組立箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05139441A true JPH05139441A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18130047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3321211A Withdrawn JPH05139441A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 発泡合成樹脂製組立箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05139441A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006198959A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Minoru Kasei Kk | ２重壁の箱状ブロー成形品及びその製造方法 |
| WO2015058246A1 (en) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | Icee Holdings Pty. Ltd. | Container apparatus |
| JP2018187222A (ja) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | ヤマトプロテック株式会社 | 流水検知装置 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP3321211A patent/JPH05139441A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006198959A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Minoru Kasei Kk | ２重壁の箱状ブロー成形品及びその製造方法 |
| JP4516850B2 (ja) * | 2005-01-21 | 2010-08-04 | みのる化成株式会社 | ２重壁の箱状ブロー成形品及びその製造方法 |
| WO2015058246A1 (en) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | Icee Holdings Pty. Ltd. | Container apparatus |
| CN105683050A (zh) * | 2013-10-25 | 2016-06-15 | Icee控股有限公司 | 容器装置 |
| JP2016533984A (ja) * | 2013-10-25 | 2016-11-04 | アイシーイーイー ホールディングス ピーティーワイ．エルティーディー． | 容器装置 |
| KR20160148506A (ko) * | 2013-10-25 | 2016-12-26 | 아이씨이이 홀딩스 피티와이. 엘티디. | 용기 장치 |
| US9873540B2 (en) | 2013-10-25 | 2018-01-23 | Icee Holdings Pty Ltd. | Container apparatus |
| AU2014339753B2 (en) * | 2013-10-25 | 2018-12-06 | Icee Holdings Pty. Ltd. | Container apparatus |
| JP2020023359A (ja) * | 2013-10-25 | 2020-02-13 | アイシーイーイー ホールディングス ピーティーワイ．エルティーディー． | 容器装置 |
| EA037180B1 (ru) * | 2013-10-25 | 2021-02-16 | АйСиИИ ХОЛДИНГС ПиТиУай. ЛТД. | Заготовка ящика |
| JP2018187222A (ja) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | ヤマトプロテック株式会社 | 流水検知装置 |
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