JP2006198818A - シート用パッド成形用金型及びシート用パッドの製造方法 - Google Patents

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洋 大年
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Abstract

【課題】バリ取り工程において、表皮材被覆後に外観不良が発生しないようにバリ除去が行えるシート用パッドを製造可能な成形金型並びに該成形金型を使用したシート用パッドの製造方法を提供する。
【解決手段】開閉可能に構成され、閉鎖状態で所定形状の成形キャビティー32を形成する第1型(上型22)と第2型(下型24)を備え、第1型と第2型のパーティング部29の成形キャビティー32側の少なくとも一部に余肉部形成用の凹部26を備えているシート用パッド成形用金型20とする。シート用パッド10の製造方法は、該シート用パッド成形用金型20を使用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両、特に自動車のシートに使用するシート用クッションパッド(シート用パッド)の製造に使用する成形金型及びシート用パッドの製造方法に関するものである。
シート用パッドは、ヒンジにより開閉可能に構成された上型と下型とからなる成形金型を使用し、一般的には金型を開いた状態で下型に軟質ポリウレタンフォームを形成する発泡原液組成物を供給して金型を閉鎖し、上型と下型により形成される成形キャビティー内で発泡原液組成物を発泡硬化させてシート用パッドとすることは周知である。係るシート用パッド成形用の成形金型は、上型と下型とのパーティング部は、成形キャビティー側からすり合わせ状に形成されていることが公知である(特許文献1等)。
特開2001−47450号公報(図1〜図7)
特許文献1などに開示された成形金型を使用した場合、すり合わせ状に形成されたパーティング部に発泡原液組成物が滲み出していわゆるバリ(はみ出し)を形成するため、通常、シート用パッドの製造においては、バリ取り工程が設けられる。
しかし、係るバリは発泡したポリウレタンではなく、ポリウレタンフォームを構成する樹脂で形成されているためにフォームと比較して硬いものであり、従来のバリ取り工程では完全に除去することは難しく、1mm前後のバリが残る場合がある。そのためにシート用パッドに表皮材を被覆してシートクッションとした場合、表皮材の種類によっては残存するバリ部分に筋状の凸条が発生し、外観不良となるという問題を有する。
本発明は、バリ取り工程において、表皮材被覆後に外観不良が発生しないようにバリ除去が行えるシート用パッドを製造可能な成形金型並びに該成形金型を使用したシート用パッドの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のシート用パッド成形用金型は、開閉可能に構成され、閉鎖状態で成形キャビティーを形成する第1型と第2型を備え、前記第1型と第2型のパーティング部の前記成形キャビティー側の少なくとも一部に余肉部形成用の凹部を備えていることを特徴とする。
従来のすり合わせ状パーティング部を有する成形金型を使用すると、発泡原液組成物により形成されるはみ出しはフォームと比較して硬い樹脂状となるが、上記構成の成形金型を使用することにより、はみ出し部が本体と同じ軟質ポリウレタンフォームとなるために、バリ取り工程において裁断除去が容易に行え、表皮材被覆後の外観不良の発生を防止できる。
本発明のシート用パッドの製造方法は、開閉可能に構成され、閉鎖状態で成形キャビティーを形成する第1型と第2型を備えた成形金型の前記成形キャビティーに成形金型を開いた状態又は金型を閉じた状態でポリウレタンフォームを形成する発泡原液組成物を供給し、発泡硬化させてシート用パッドとする発泡工程、前記成形金型を開いて前記シート用パッドを取り出す脱型工程、及び前記成形金型のパーティング部に生じるはみ出しを除去するバリ取り工程を有し、
前記成形金型は前記第1型と第2型のパーティング部の前記成形キャビティー側の少なくとも一部に余肉部形成用の凹部を備えており、
前記バリ取り工程は、前記凹部に形成された余肉部を除去することを特徴とする。
係る構成の製造方法によれば、はみ出し部が本体と同じ軟質ポリウレタンフォームとなるために、バリ取り工程において裁断除去が容易に行え、表皮材被覆後の外観不良の発生を防止できる。
図1は本発明の成形金型を使用して製造するに適したシート用パッドを例示した斜視図である。シート用パッドは座席の背もたれ部を構成するものであり、背あたり部14とその両側に形成されたサイド部12、及び別途作製して装着するヘッドレスト18とから構成されており、サイド部16の端部が成形金型のパーティング部の位置となる。
図2には、シート用パッド10の背あたり部14と両方のサイド部16である図1のX−X断面部分を成形する成形金型の部位の断面図を示した。成形金型20は第1型である上型22と第2型である下型24とからなり、上型22と下型24とはヒンジなどにより開閉自在に構成され、上下金型を閉じることにより成形キャビティー32が形成される。上型22には、基布30が装着されている。この例では、下型24は主として人に接する表面側を成形し、上型22は主として裏面側を成形するように構成されており、シート用パッドの周縁部近傍が上型22と下型24のパーティング部29となる。成形金型20は、第1型、第2型以外にも入れ子等の他の金型構成部材を備えていてもよい。
一般的には金型を開いた状態で下型24の凹部に発泡原液組成物を供給し、上型22を閉じて成形キャビティー32を形成し、発泡原液組成物を発泡硬化させてシート用パッドを成形するが、成形金型を閉じた状態で金型に設けられた注入孔から発泡原液組成物を注入する構成であってもよい。発泡原液組成物の発泡硬化により、基布がシート用パッドに一体化される。
成形金型20のパーティング部29の成形キャビティー32側には余肉部形成用の凹部26が形成されており、その外側にはすり合わせ部28が設けられている。即ち、余肉部形成用の凹部26とその外側のすり合わせ部28とで成形金型20のパーティング部29が形成される。余肉部形成用の凹部26は、パーティング部29全体に設けてもよいが、部分的に設けてもよい。部分的に凹部26を形成する場合、バリ取り工程後、表皮材を被覆した場合に外観不良が発生しない部位、例えば座面部側等には凹部を形成する必要はない。図2においては、上型22、下型24の双方に段差を形成して金型閉鎖時に凹部26を形成する例を示したが、上型22、下型24のいずれかに段差を形成してもよい。
図3は、図2に示した本発明の成形金型20を使用して成形したシート用パッドの部分断面図である。軟質ポリウレタンフォームにて形成されたシート用パッド34には基布30が一体化されており、余肉部形成用凹部においては、余肉部36が、その外側のすり合わせ部においてははみ出し(バリ)38が、それぞれ形成される。余肉部36はシート用パッド34と同じ軟質ポリウレタンフォームにより形成されているので、バリ36と比較して裁断除去が容易であり、C部において裁断除去することにより(バリ取り工程)、表皮材を被覆した場合に外観不良が発生しないシート用パッドが得られる。
図3においては、断面形状が矩形の余肉部形成用の凹部26を示したが、裁断除去が容易で表皮材を被覆しても外観不良が発生しない形状であればこれに限定されるものではない。図4には余肉部形成用の凹部26の別の断面形状を例示した。(a)は半円状、(b)は台形、(c)はくびれのある矩形である。
余肉部は、厚さ(t)が裁断部にて5mm以上であり、高さ(h)が5mm以上であることが好ましい。余肉部の厚さが薄すぎるとはみ出し部が樹脂状となりやすく、高さが低すぎると裁断除去加工をしにくくなる。余肉部の厚さを5mm以上、高さを5mm以上とすることによって、より確実にバリ取り工程における裁断除去が容易になり、表皮材被覆後の外観不良の発生を防止できる。
本発明の成形金型を使用して製造するに適したシート用パッドを例示した斜視図 シート用パッドの図1のX−X断面部分を成形する成形金型の部位の断面図 本発明の成形金型を使用して成形したシート用パッドの部分断面図 余肉部形成用の凹部の別の断面形状を例示した図
符号の説明
10 シート用パッド
20 成形用金型
22 第1型(上型)
24 第2型(下型)
26 余肉部形成用凹部
29 パーティング部
32 成形キャビティー

Claims (2)

  1. 開閉可能に構成され、閉鎖状態で成形キャビティーを形成する第1型と第2型を備え、前記第1型と第2型のパーティング部の前記成形キャビティー側の少なくとも一部に余肉部形成用の凹部を備えていることを特徴とするシート用パッド成形用金型。
  2. 開閉可能に構成され、閉鎖状態で成形キャビティーを形成する第1型と第2型を備えた成形金型の前記成形キャビティーに成形金型を開いた状態又は金型を閉じた状態でポリウレタンフォームを形成する発泡原液組成物を供給し、発泡硬化させてシート用パッドとする発泡工程、前記成形金型を開いて前記シート用パッドを取り出す脱型工程、及び前記成形金型のパーティング部に生じるはみ出しを除去するバリ取り工程を有し、
    前記成形金型は前記第1型と第2型のパーティング部の前記成形キャビティー側の少なくとも一部に余肉部形成用の凹部を備えており、
    前記バリ取り工程は、前記凹部に形成された余肉部を除去することを特徴とするシート用パッドの製造方法。
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