JP2006197159A - 携帯情報処理装置および入力情報入力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】文字等の入力情報を特定するための操作回数が多くならないだけでなく、ユーザが直感的にこれらの入力情報を選択して入力することのできる携帯情報処理装置および入力情報入力方法を得る。
【解決手段】携帯電話機200には、液晶表示部203の下に面方向と上下方向に移動するポインティングデバイス209が配置されている。液晶表示部203に文字や記号等の入力情報を一覧として表示し、ポインティングデバイス209を面方向に移動して所望の入力情報にカーソルを合わせて面方向と垂直方向に押下することでその入力情報の選択を行う。一覧から選択するので直感的な操作が可能であり、しかも最短で1回の操作により1つの入力情報の選択が可能である。
【選択図】図1
【解決手段】携帯電話機200には、液晶表示部203の下に面方向と上下方向に移動するポインティングデバイス209が配置されている。液晶表示部203に文字や記号等の入力情報を一覧として表示し、ポインティングデバイス209を面方向に移動して所望の入力情報にカーソルを合わせて面方向と垂直方向に押下することでその入力情報の選択を行う。一覧から選択するので直感的な操作が可能であり、しかも最短で1回の操作により1つの入力情報の選択が可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話機、PHS、PDAのような携帯型の情報処理装置およびこのような比較的小型の情報処理装置で文字等の入力を行う場合に好適な入力情報入力方法に関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)のような携帯型の情報処理装置(以下、携帯情報処理装置という。)は、持ち運びに便利な半面で、小型であるために文字や記号等の入力すべき情報(以下、入力情報という。)を多数のキーを使用して入力するための専用のキーボードを配置することが不可能な場合が多い。そこで、これらの携帯情報処理装置では、電話を掛けたり数字を入力するために必要な数字キーを文字入力に併用することで、メールの作成やアドレス帳の登録等の文字入力を行うようにしているのが通常である。
具体的には、漢字をひらがなで入力する場合に、五十音の各行をそれぞれの数字キーに割り振り、各行の列に相当する文字は、対応する数字キーの押下回数で選択するようにしている。たとえば「横浜」と入力するときには、ひらがなで「よこはま」と一字ずつ入力して、携帯情報処理装置に備えられた辞書変換手段を使って「かな漢字変換」を行うことになる。ひらがなで「よこはま」と入力する操作は、具体的には次のようになる。
「よ」については、数字キーの“8”(「や行」)を3回押下して選択する。
「こ」については、数字キーの“2”(「か行」)を5回押下して選択する。
「は」については、数字キーの“6”(「は行」)を1回押下して選択する。
「ま」については、数字キーの“7”(「ま行」)を1回押下して選択する。
「こ」については、数字キーの“2”(「か行」)を5回押下して選択する。
「は」については、数字キーの“6”(「は行」)を1回押下して選択する。
「ま」については、数字キーの“7”(「ま行」)を1回押下して選択する。
このように従来広く行われた入力手法では、テンキーの各キーの間を指を頻繁に移動させる必要があり、ユーザの指の移動にかなりの負担を掛けるという問題がある。
そこで、上下左右および中心(真下)の5つの方向を選択することのできるキーを使用して、文字の入力操作にユーザの手の操作を簡略化する提案も行われている(たとえば特許文献1参照)。
図13は、このような文字入力キーと文字行の配置の一例を示したものである。文字入力キー101の上側には、「あ」行と「は」行が割り当てられ、左側には「か」行と「ま」行が割り当てられている。更に、右側には、「た」行と「ら」行が割り当てられ、下側には「さ」行と「や」行が割り当てられている。また、文字入力キー101の真下すなわち図で紙面を垂直に押し下げる方向には「な」行と「わ」が割り当てられている。この第1の提案の携帯情報処理装置には図示しない切替キーが装置本体側面に備えられている。ユーザがこの切替キーを押さないで文字入力キー101の前記した5つの方向のいずれかを押すと、「あ」〜「な」の各行のいずれかが選択されるようになっている。また、切替キーを押した状態で文字入力キー101の前記した5つの方向のいずれかを押すと、残りの「は」〜「わ」の各行のいずれかが選択されることになる。
この第1の提案によれば、数字キーを操作することなく文字入力キー101の操作のみで行を特定し、次に特定した方向のキーを所望の回数押下することで、その行に属する文字の指定を行う。たとえば「い」という文字は、切替キーを押さない状態で文字入力キー101の上側を選択して「あ」行を選択した後に、更に文字入力キー101の上側を選択する。これにより、「あ」行の2番目の文字としての「い」が選択される。
ところが、この第1の提案では、先に説明した従来の携帯情報処理装置と同様に、入力の対象となる各ひらがな1字ずつを、「あ行」、「か行」といった行と、その行の何番目の列かというように判断しながら、テンキーまたは文字入力キー101における同一方向のキーを操作して入力する必要がある。したがって、直感的に文字を入力することができない。また、各行の先頭の文字以外は、1つの文字を入力するために列の数だけ行に対応する数字キーまたは文字入力キー101における同一方向のキーを押下する必要がある。したがって、先に挙げた「よこはま」の例では、4文字を入力するために数字キーを10回操作することになって、文章を効率的に作成することができないという問題がある。すなわち、ユーザの指の移動箇所自体は限定されたが、指を動かす回数自体を減少させることはできない。
そこで、携帯情報処理装置の操作部に備えられている数字キー等のハードキーボードの1つを押下すると、そのキーに割り当てられている複数の文字や記号等の入力情報を個別にディスプレイに表示するようにして、この中から所望の入力情報を選択するようにした提案が行われている(たとえば特許文献2参照)。この第2の提案では、たとえば数字“1”の数字キーに、数字“1”の他に、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」のような特定の行の各文字や「@」等の所定の記号からなる各入力情報が割り当てられているとすると、これらをディスプレイにマトリックス状に配置された形で表示するようにしている。ユーザは、これら個々の入力情報の中で所望の入力情報の位置に相当するハードキーボードの数字キーを押下することで、所望の入力情報を最終的に確定させることができる。すなわち、この第2の提案ではハードキーボードの対応する数字キーを2回押下することで、所望の入力情報を選択することができ、入力情報の入力速度が向上することになる。
特開2003−209607号公報(第0016段落、図3)
特開2002−278688号公報(第0055段落、図1)
しかしながら、この第2の提案では、どの入力情報がどの数字キーに割り当てられているかを推測して1番目の数字キーを選択する第1の処理と、この第1の処理によって表示される仮想キーボードの中から所望の入力情報を探し当てて、これをハードキーボードの1つの数字キーに割り当てる第2の処理を必要とする。これら第1および第2の処理は、互いに性格が異なっている。したがって、ユーザはこれら性格の異なる処理を理解しながらハードキーボードを押下することが必要になる。このため、入力速度は1つ1つの入力情報をキーに個別に対応付けた携帯情報処理装置と比べると大幅に遅延する可能性があった。また、ユーザの操作ミスを誘発しやすいという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、文字等の入力情報を特定するための操作回数が多くならないだけでなく、ユーザが直感的にこれらの入力情報を選択して入力することのできる携帯情報処理装置および入力情報入力方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、テンキーを不要とし、しかもユーザが直感的に文字等の入力情報を選択して入力することのできる携帯情報処理装置および入力情報入力方法を提供することにある。
本発明では、(イ)装置本体と、(ロ)この装置本体の所定の面に配置されたディスプレイと、(ハ)このディスプレイに、入力対象となる文字、記号等のうちの少なくとも一部からなる複数の入力情報をそれぞれの表示される位置を変えて一覧として表示する入力情報一覧表示手段と、(ニ)ディスプレイに現在位置を示すカーソルを表示するカーソル表示手段と、(ホ)装置本体の特定の面方向に対して移動自在に配置され、この特定の面方向の移動に連動して、カーソル表示手段によって表示されたカーソルをディスプレイ内の所定の領域内で移動させるカーソル移動手段と、(へ)装置本体の前記した特定の面とは異なる方向に移動自在に配置され、前記した異なる方向に移動させることで、ディスプレイに表示された入力情報の一覧の中からカーソルの示す位置の入力情報を選択する入力情報選択手段とを携帯情報処理装置に具備させる。
すなわち本発明では、装置本体のディスプレイに複数の文字等の入力情報をそれぞれの位置を変えて一覧として表示し、カーソル移動手段でこれらのいずれかの入力情報をカーソルで指示した状態で入力情報選択手段で選択することで入力情報を順に選択する。ここでカーソル移動手段と入力情報選択手段は移動方向が異なるので、たとえばユーザの指を用いてこれらの手段を操作することで入力情報の選択を直感的に行うことができ、しかも操作回数を大幅に減少させることができる。
また、本発明では、(イ)装置本体と、(ロ)この装置本体の所定の面に配置されたディスプレイと、(ハ)このディスプレイに、入力対象となる文字、記号等のうちの少なくとも一部からなる複数の入力情報の種別を表示する入力情報種別表示手段と、(ニ)この入力情報の種別を選択する入力情報種別選択手段と、(ホ)この入力情報種別選択手段によって選択された入力情報の種別についての前記した複数の入力情報をそれぞれの表示される位置を変えて一覧として表示する入力情報一覧表示手段と、(へ)ディスプレイに現在位置を示すカーソルを表示するカーソル表示手段と、(ト)装置本体の特定の面方向に対して移動自在に配置され、入力情報種別選択手段によって選択された種別の入力情報についての一覧がディスプレイに表示された状態で、前記した特定の面方向の移動に連動して、カーソル表示手段によって表示されたカーソルをディスプレイ内の所定の領域内で移動させるカーソル移動手段と、(チ)装置本体の前記した特定の面とは異なる方向に移動自在に配置され、前記した異なる方向に移動させることで、ディスプレイに表示された入力情報の一覧の中からカーソルの示す位置の入力情報を選択する入力情報選択手段とを携帯情報処理装置に具備させる。
すなわち本発明では、入力情報種別表示手段を携帯情報処理装置に具備させることで、ディスプレイに一覧として表示する入力情報の数が多くなった場合でも1回にディスプレイに表示する入力情報の表示の減少を図って、入力操作の容易化を図っている。これ以外の点は先に示した請求項1記載の発明と同様である。
更に、本発明では、(イ)装置本体に備えられたディスプレイに、入力対象となる文字、記号等のうちの少なくとも一部からなる複数の入力情報をそれぞれの表示される位置を変えて一覧として表示する入力情報一覧表示ステップと、(ロ)この入力情報一覧表示ステップでディスプレイに入力情報の一覧が表示された状態で、指を載置する面状の指載置手段と、この指載置手段を面方向およびこれと垂直方向に移動自在に保持する保持手段と、指載置手段が面方向に移動したときその移動方向および移動量をカーソルの移動として検出するカーソル移動検出手段と、指載置手段が面方向と異なる方向に移動したときこれを選択動作として検出する選択動作検出手段とを具備するポインティングデバイスの面方向の移動を検出して移動した位置をディスプレイに表示する位置表示ステップと、(ハ)選択動作検出手段が選択動作を検出した時点で位置表示ステップで表示した位置の入力情報を選択する入力情報選択ステップとを入力情報入力方法に具備させる。
すなわち本発明では、1つのポインティングデバイスでカーソルの操作と入力情報の選択の操作を行えるようにし、ディスプレイに表示された複数の入力情報の中から所望の入力情報をそれぞれ1回ずつの入力操作で選択できるようにしている。このために、ポインティングデバイスは、指を載置する面状の指載置手段と、この指載置手段を面方向およびこれと垂直方向に移動自在に保持する保持手段と、指載置手段が面方向に移動したときその移動方向および移動量をカーソルの移動として検出するカーソル移動検出手段と、指載置手段が面方向と異なる方向に移動したときこれを選択動作として検出する選択動作検出手段とを備えるものを使用する。
以上説明したように本発明によれば、ディスプレイに入力対象となる文字、記号等のうちの少なくとも一部からなる複数の入力情報をそれぞれの表示される位置を変えて一覧として表示し、カーソルで個々の入力情報の選択を行うので、視覚的にそれぞれの入力情報の選択が可能であり、直感的な操作により処理が迅速に行え、操作ミスが少ない。また、カーソル移動手段と入力情報選択手段の操作方向が異なるので、たとえば1つの指でこれらを操作可能であり、携帯情報処理装置で片手で操作するようなときに便利であるだけでなく、操作の簡略化を図ることができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例における携帯情報処理装置としての携帯電話機の外観を表わしたものである。この携帯電話機200は、かまぼこ板形状の電話機本体201の表側の面202の中央部のやや上側に寄った位置に大型の液晶表示部203を備えている。液晶表示部203と電話機本体201の上端部の間には、通話のためのスピーカ204が配置されている。また、電話機本体201の下端部近傍には、同じく通話のためのマイクロフォン205が配置されている。このマイクロフォン205と液晶表示部203の間の領域には、情報入力装置206と、本実施例では6個のファンクションキー2071〜2076が配置されている。情報入力装置206は、ドーナツ状の形状をした4方向ボタン208と、その中央部分に配置されたポインティングデバイス209から構成されている。4方向ボタン208は、ユーザの指等の押圧位置によって、上下左右の方向を入力するボタンである。ポインティングデバイス209は、ユーザの指等の動きに応じて面202方向あるいはこれと直交する方向の移動を検出する装置であり、後に説明する液晶表示部203におけるカーソルの移動と選択を行うようになっている。ポインティングデバイス209としては、たとえばニューロポインタ(登録商標)と呼ばれる製品を使用することができる。
このように本実施例の携帯電話機200は、通常の携帯電話機に必須のものとして備えられているテンキーが存在しない。したがって、この分だけキーの配置スペースを省略することができる。この結果として、本実施例の携帯電話機200は、折り畳み型の筐体構造を採用していないにもかかわらず、液晶表示部203を大型にすることができるようになっている。また、この携帯電話機200は通信用のアンテナを電話機本体201に内蔵している。したがってアンテナが外部に突出しておらず、携帯電話機200の外観は、極めてシンプルなものとなっている。
図2は、本実施例の携帯電話機の回路構成の要部を表わしたものである。携帯電話機200は、CPU(中央処理装置)221を備えている。CPU221は、データバス等のバス222を介して携帯電話機200内の各部と接続されている。このうち、ROM223は、この携帯電話機200の各部を制御するための制御プログラムならびに固定的なデータを格納するリード・オンリ・メモリである。このROM223には、図1に示した液晶表示部203に表示する各種の選択表を格納した選択表格納領域224が設けられている。RAM226は、CPU221がROM223に格納された制御プログラムを実行する際に必要とする各種データを一時的に格納するランダム・アクセス・メモリである。その一部は、不揮発性メモリ領域227を構成しており、この部分にユーザが入力した保存すべきデータが格納されるようになっている。不揮発性メモリ領域227に格納されるデータの代表的なものとしては、アドレス帳やスケジュール表のデータを挙げることができる。
バス222に接続された通信制御部228は、この携帯電話機200が図示しない無線基地局と無線で通信を行ったり、図示しないUSB(Universal Serial Bus)ポートを介して同じく図示しないパーソナルコンピュータ等の情報処理装置と有線で通信を行う部分である。入力回路229は、各種データを入力するための回路であり、ここには図1に示した4方向ボタン208、ポインティングデバイス209およびファンクションキー2071〜2076を総括した形でのファンクションキー群207Gが接続されている。表示回路231には、液晶表示部203が接続されている。音声処理回路232には、スピーカ204およびマイクロフォン205が接続されている。ここでは図示していないが、画像を記録するカメラや、着信通知のためのバイブレータあるいはテレビジョンやラジオの回路も必要に応じてバス222に接続される。
図3は、本実施例のポインティングデバイスの検出の様子を説明するためのものである。ポインティングデバイス209は、その表面に接触させた指を水平方向に動かすことによって、矢印241で示す各方向に移動自在となっている。また、ポインティングデバイスの表面を指で押下したときこれを検出できるようになっている。そして、指の力が解除されると、ポインティングデバイス209は、図示しない保持機構によって元のホームポジションに戻るようになっている。図2に示した入力回路229は、ポインティングデバイス209のこれらの動きを検出して、検出結果をバス222上に送り出すようになっている。
ポインティングデバイス209の水平方向の動きは、図1および図2に示した液晶表示部203にカーソルを表示したとき、このカーソルの動きに反映させることができる。たとえば、ポインティングデバイス209を図3で紙面の上端方向に移動させると、カーソル(図示せず)を上向きに移動させることができる。また、右方向に移動させたときにはそのカーソルを同様に右向きに移動させることができる。ユーザの指をポインティングデバイス209の上面に接触させた状態で、水平方向に沿って円を描いたとすると、カーソルも同様に液晶表示部203上で円を描くことになる。
図4は、本実施例でユーザが電話の発信を行う場合の処理の様子を表わしたものである。図2と共に説明を行う。ユーザが電話の発信を行う場合には、図1に示した第1のファンクションキー2071としての通話キーを押す(ステップS301:Y)。すると、CPU221が選択表格納領域224から通話キー表を読み出す(ステップS302)。ここで通話キー表とは、電話を掛けるためのダイヤル操作に特化したキー配置を示す表である。読み出された通話キー表は表示回路231に送られて液晶表示部203にその内容が表示される(ステップS303)。
図5は、液晶表示部に表示された通話キー表の内容を表わしたものである。液晶表示部203の一番上には、電話番号欄251が表示される。この電話番号欄251には、初期状態で「電話番号」という文字が表示されるが、ユーザが電話番号を構成する数字や記号を入力すると、これに応じてこれらの数字あるいは記号が入力された順序に表示されるようになっている。電話番号欄251の下には、“1”から“0”までの数字キーと、“#”等の記号キー、左方向と右方向の矢印キーおよび通話キーが表示される。ここで、“#”等の記号キーは短縮番号の入力を行う等の場合に使用する。左方向と右方向の矢印キーは入力ミスを訂正する際に使用する。通話キーは最終的に通話を指示するためのキーである。
図4に戻って説明を続ける。ステップS303で通話キー表が液晶表示部203に表示されると、CPU221はポインティングデバイス209の示す現在の座標(x,y)を読み取る(ステップS304)。そして、液晶表示部203におけるこの座標(x,y)の位置にカーソル253(図5参照)を表示する(ステップS305)。この後は、ポインティングデバイス209の変位が生じるか(ステップS306)、あるいはポインティングデバイス209の押下による選択が行われるか(ステップS307)の監視が行われる。
たとえばユーザがポインティングデバイス209を操作して、図5で示したカーソル253を“0”の数字キーの位置の方向に変位させる操作を行ったとすると(ステップS306:Y)、これに応じてポインティングデバイス209の座標(x,y)の読み取りが逐次行われ(ステップS304)、カーソル253が読み取られた座標(x,y)の位置に移動する(ステップS305)。このようにしてカーソル253が“0”の数字キーの位置にまで来た状態でポインティングデバイス209が垂直方向に押下されると、その位置に示す入力情報が選択されたことになる(ステップS307:Y)。
このとき、CPU221はそのカーソル253の位置に、図5に示す“0”の数字キー等のダイヤルキーが存在するかのチェック(ステップS308)と、「通話キー」が存在するかのチェック(ステップS309)と、これらのキー以外の「空白」領域が存在するかどうかの選択位置のチェックを行う。すなわち、ユーザが「選択」の操作を行ったとき、カーソル253が選択すべきいずれかの入力情報の領域に存在するかどうかのチェックが行われる。たとえばカーソルが“0”の数字キーと、“8”の数字キーの間に存在しているような場合には、選択操作は有効とされない。そこで、このような不適正な「選択」の操作が行われた場合には(ステップS308:N、S309:N)、その「選択」の操作自体は無視される。そして、ステップS306に処理が進んで、ポインティングデバイス209が次に変位するのを待機することになる。
これに対して、カーソルが“0”の数字キーの示す領域内に入っている状態で「選択」の操作が行われた場合のようにダイヤルキーが正しく選択された場合には(ステップS308:Y)、その選択されたキーが他のキーよりも大きなサイズとなって強調表示され(ステップS310)、そのダイヤルキーの示す数値が電話番号欄251に電話番号の一部として入力表示される(ステップS311)。
図6は、“0”の数字キーがカーソルを用いて選択されてその最初の数字が入力された状態を表わしたものである。液晶表示部203のダイヤルキーの中でカーソル253によって選択された“0”の数字キーの数字“0”が大きな太文字として強調表示されている。また、電話番号欄251には、最初の入力情報として“0”の数字が表示されている。
したがって、この後、ユーザがポインティングデバイス209を操作して、カーソル253が“3”の数字キーの示す領域に入ったとき「選択」の操作を行えば、電話番号欄251には“0”の数字の後に“3”の数字が入力されることになる。このようにして、たとえば電話番号欄251には“031234567”というような所望の電話番号を、それぞれの入力情報としての数字を1回ずつ押下することで入力することができることになる。
このようにして電話番号の入力が終了した後に「通話キー」が押下された場合には(ステップS309:Y)、その入力された電話番号を相手先の電話番号とする発呼処理が行われる(ステップS312)。
なお、ユーザが以上のようにして数字キーを1つずつ選択して電話番号を入力していくとき、間違った数字を選択する場合がある。このような場合には、電話番号欄251における間違った箇所の数字の直前あるいは直後の位置にカーソル253を合わせて、左方向あるいは右方向の矢印キーを選択して、これらを削除する処理を行えばよい。
ステップS309で「通話キー」が押下されて通話が開始された後、たとえば図1に示した第2のファンクションキー2072としての「終話キー」が押下されたら(ステップS313:Y)、CPU221は回線を切断して(ステップS314)、通話を終了させる。図1に示した他のファンクションキー2073〜2076が押された場合には、これらに割り当てられた処理が実行されることになる。
図7は、ポインティングデバイスの初期設定の制御の流れを表わしたものである。ユーザは、たとえば図1に示したポインティングデバイス209を電話機本体201の表側の面202に対して垂直方向に押下した状態で第1のファンクションキー2071を押すと(ステップS321:Y)、初期設定画面が液晶表示部203に表示される(ステップS322)。この初期設定画面では、ポインティングデバイス209の初期設定(ステップS323)や、音量の設定(ステップS324)等の各種の初期設定を行うことができる。ユーザがポインティングデバイス209の初期設定を行うモードを選択すると(ステップS323:Y)、ポインティングデバイス用初期設定画面が液晶表示部203に表示されることになる(ステップS325)。
図8は、ポインティングデバイス用初期設定画面の表示内容を表わしたものである。液晶表示部203には、[速度]、[移動方向]および[移動態様]の設定内容が表示される。このうち、[速度]とは、図1に示したポインティングデバイス209の単位移動量当たりのカーソル253(図5参照)の移動量としての速度を設定することである。
[移動方向]とは、ポインティングデバイス209の動きの方向の規制内容をいう。これは、ポインティングデバイス209の熟練者でないと、これを操作してもカーソル253を必ずしも所望の方向に移動することができないために設けられたものである。この[移動方向]の設定には、4つのラジオボタンが設けられており、ユーザがいずれかの内容に設定するようになっている。このうち、「90度方向」とは、ポインティングデバイス209の動きを上下左右の90度を単位とした動きに規制するものである。たとえばユーザがポインティングデバイス209を−45度から+45度までの90度の角度範囲内で動かしたときには、0度の方向に動かしたものとしてカーソル253が移動することになる。「45度方向」とは、ポインティングデバイス209の動きを45度を単位とした動きに規制するものである。たとえばユーザがポインティングデバイス209を−22.5度から+22.5度の45度の角度範囲内で動かしたときには、0度の方向に動かしたものとしてカーソル253が移動することになる。
「対角方向」とは、液晶表示部203に文字等の入力情報を選択するためのマトリックス状に表が表示されたとき、ポインティングデバイス209の移動に対応するカーソル253の移動方向を、行方向と列方向の他に、対角方向の動きに規制するものである。この「対角方向」を選択すれば、たとえば、図5に示す通話キー表が液晶表示部203に表示された状態で、ユーザが“5”の数字キーを押した後に“3”の数字キーを押そうとするときには、指をポインティングデバイス209上で斜め上にラフに動かせばよい。これにより、“7”、“5”、“3”の数字を順に結ぶ対角線方向にカーソル253が移動して、“3”の数字キーを簡単に選択することができる。「全方向」を選択した場合には、以上説明したような動きの規制が行われず、ポインティングデバイス209の移動方向にカーソル253の移動方向が正確に反映することになる。
[移動態様]について、ユーザは「連続」と「ワープ」のいずれかを選択することができる。「連続」とは、ポインティングデバイス209の移動量に対応するカーソル253の移動量が比例していることをいう。これに対して、「ワープ」とは、図5に示す通話キー表のような表が液晶表示部203に表示されている状態で、それぞれの入力情報を選択するための「入力情報領域」の間に「空白領域」が存在する場合に、これらの「空白領域」をスキップするように移動を行うことをいう。たとえば、ユーザが“5”の数字キーを選択した状態で、その上の“2”の数字キーを選択するためにポインティングデバイス209を上方向に動かしたとする。この場合、ユーザが「連続」に設定している場合には、「“5”の数字キーを選択した状態」から「何も選択していない(空白領域を選択している)状態」に移行して、その後に「“2”の数字キーを選択した状態」にカーソル253が移動する。これに対して、ユーザが「ワープ」に設定している場合には、「“5”の数字キーを選択した状態」から「“2”の数字キーを選択した状態」にカーソル253が直接移動することになる。
ユーザは、ポインティングデバイス209を使用して、液晶表示部203に示されたポインティングデバイス用初期設定画面のラジオボタン等の各種設定を行う。項目によっては、初期設定しているデフォルト値をそのまま使用するようにしてもよい。各種設定が終了したら、ユーザはポインティングデバイス用初期設定画面の下に配置された設定ボタン261をポインティングデバイス209で選択する(ステップS326:Y)。これにより、図2に示した不揮発性メモリ領域227にポインティングデバイス用の設定値が登録される(ステップS327)。そして、これ以後はその設定内容に応じてポインティングデバイス209が制御されることになる。
一方、現在の設定内容(デフォルト値も含む)の変更を行わないでよい場合(ステップS326:N)、ユーザはキャンセルボタン262をポインティングデバイス209で選択する(ステップS328:Y)。この場合、不揮発性メモリ領域227におけるポインティングデバイス用の設定値がそのまま保持される。
図9は、ポインティングデバイスの移動方向の制御の様子を表わしたものである。図2と共に説明を行う。CPU221は、カーソル253(図5参照)が液晶表示部203に表示されている状態でポインティングデバイス209が所定の単位量だけ移動するのを監視している(ステップS341)。ここで単位量とは表示上で滑らかな動きとして認識される比較的短い長さである。単位量の移動が行われたら(Y)、移動開始の座標と移動後の座標を比較して移動方向を演算する(ステップS342)。
次にCPU221は不揮発性メモリ領域227にポインティングデバイス用の設定値のうちの[移動方向]に関する値が全方向に設定されているかどうかをチェックする(ステップS343)。全方向に設定されている場合には、移動方向の規制あるいは修正が行われない。したがって、この場合には(Y)、演算されたその方向に[速度]で設定された値(量)だけカーソル253を移動させる(ステップS344)。
これに対して、ステップS343で全方向に設定されていなかった場合には(N)、[移動態様]で設定された方向に修正して、[速度]で設定された値(量)だけカーソル253を移動させる(ステップS345)。たとえば、ポインティングデバイス209の移動方向が120度の方向であったとする。[移動方向]として90度方向が選択されていた場合には、90度と180度の間の角度である120度がこれらのいずれに近いかの判別が行われて90度が選択される。そして、90度(右方向)に[速度]で設定された値(量)だけカーソル253の移動が行われることになる。また、[移動方向]として45度方向が選択されていた場合には、90度と135度の間の角度である120度がこれらのいずれに近いかの判別が行われて135度が選択される。この場合には、135度(右下方向)に[速度]で設定された値(量)だけカーソル253の移動が行われることになる。
一方、[移動方向]として対角方向が選択されていた場合には、液晶表示部203に表示されているマトリックス状に配置された通話キー表の文字等の入力情報の行方向と列方向および対角方向のいずれに演算された方向が近いかの判別が行われる。そして、この演算された120度の角度に最も近い角度が選択されて、その角度方向に[速度]で設定された値(量)だけカーソル253の移動が行われることになる。以上の方向の判別で2つの方向にちょうど等しい角度にポインティングデバイス209が移動していた場合には、その直前に移動した方向を採用してもよいし、あらかじめ決定した方向に移動させるようにしてもよい。
このようにしてカーソル253が液晶表示部203に表示されている状態で、ユーザがポインティングデバイス209を水平方向に移動させると、単位量移動するごとに図9に示した制御が繰り返されることになる。
以上、ユーザが電話を掛ける場合の通話キー表に対するカーソル253の移動制御について説明した。ユーザはこれ以外にカーソル253を制御して文字や記号等の各種の入力情報の入力を同様に行うことができる。これを次に説明する。
図10は、ユーザがメール等の文章を作成する際の液晶表示部とその周辺を表わしたものである。電話機本体201の液晶表示部203には、「本文入力」という処理内容を示す欄271の下に文章入力領域272が設けられている。また、液晶表示部203の下端部近傍には、入力情報種類選択部273が設けられている。ここには、漢字を選択する漢字選択ボタン274、カナを選択するカナ選択ボタン275、英数字を選択するための英数字選択ボタン276、各種記号を選択するための記号選択ボタン277および絵文字を選択するための絵文字ボタン278が配置されている。文章入力領域272と入力情報種類選択部273の間には、選択表表示領域279が配置されている。この選択表表示領域279には、入力情報種類選択部273で選択された入力情報についての選択表が表示される。これらの選択表は、図2に示した選択表格納領域224に格納されている。
図10に示した例では、入力情報種類選択部273の漢字選択ボタン274が押されて漢字の選択表が選択されて選択表表示領域279に仮名漢字変換を行うための仮名がマトリックス状に表示されている。ユーザはこの表示状態で、「よ」、「こ」、「は」、「ま」と順に選択することで「横浜」という漢字に変換を行う。図10では、「ま」という文字が選択された状態を示しており、この文字が強調表示されている。カーソルが表示されていないのは、強調表示された文字の「位置」が「カーソル」としての役割を果たしているからである。
本実施例では、仮名を漢字に変換する指示は、図1に示した6個のファンクションキー2071〜2076のいずれかの押下によって行うことにしているが、これに限るものではない。たとえば、液晶表示部203に専用の変換ボタンを表示して、これをポインティングデバイス209で選択するようにしてもよい。変換を行うキーまたはボタンの他に、カナの状態で文字種を確定させるための「無変換」のキーまたはボタンを設けてもよいことは当然である。
図11は、図10に示した文章入力作業の少し後の時間を示したものである。液晶表示部203の文章入力領域272には、「横浜の電話は」という文章がすでに入力されており、ユーザが英数字選択ボタン276に切り替えて、電話番号の入力を行っている。このように電話番号の入力は、図5に示したような通話キー表で行うこともできるし、文章の途中で電話番号を表示するような場合には、英数字を一括して表示する英数字表を使用して行うこともできる。本実施例でダイヤル操作時に図5に示す通話キー表を表示するようにしたのは、より少ない入力文字の表を示すことでダイヤル操作の簡略化を図るためである。したがって、携帯情報処理装置によってはダイヤル操作を行うときに図11に示したような英数字の表を表示して選択を行わせるようにしてもよく、これにより選択表格納領域224からの読出制御やポインティングデバイス209によるカーソルの移動制御の簡略化を図ることもできる。
<発明の変形例>
図12は、仮名漢字変換を行っている状態での液晶表示部の他の例を変形例として表わしたものである。この例では、「本文入力」の欄271の下の文章入力領域272に「よ」と「こ」という2文字が順に入力されている。この状態で、「よこ」に続く過去に学習した仮名漢字変換後の語句が「横浜」、「横方向」、「邪」(よこしま)と優先順位に沿って所定数表示されている。ユーザは、これらに該当する変換後の語句があれば、この図に示さないポインティングデバイス209を操作して、カーソルを文章入力領域272に移動させて、該当する語句の表示された領域を選択することで、仮名漢字変換を迅速に行うことができる。
なお、この図12に示した例で、該当する語句が存在しない場合、ユーザは、たとえば更に選択表表示領域279内で「い」という文字を選択する。すると、文章入力領域272には「よこい」という文字の後に、「横井」、「横岩」等の新たな変換候補が表示されることになる。このように入力情報の表だけでなく、すでに入力された入力情報に関連付けた語句等を液晶表示部203に併せて表示し、カーソルで選択することで、実施例の場合よりも更に少ない選択動作で所望の入力処理を行うことが可能になる。
以上説明した実施例および変形例では、図3に示したポインティングデバイス209を操作することを前提として説明を行ったが、ポインティングデバイスの種類はこれに限定されるものではない。すなわち、装置本体の特定の面方向と、この面方向とは異なる方向に移動自在なデバイスで、これら2種類の方向を検出することのできるものであれば、本発明の適用範囲のポインティングデバイスであることはいうまでもない。
また、実施例では携帯電話機200を例に挙げたが、すでに説明したような他のあらゆる携帯情報処理装置にも本発明を適用することができることは当然である。
更に実施例では装置本体が1つの筐体からなる携帯情報処理装置について説明を行ったが、ヒンジ機構を介して2の筐体を開閉自在に配置した携帯情報処理装置にも本発明を適用することができる。この場合、ディスプレイとカーソルを移動させたり入力情報の選択を行う手段は同一の筐体に配置される必要はないことは当然である。
200 携帯電話機
202 表側の面
203 液晶表示部
206 情報入力装置
207 ファンクションキー
209 ポインティングデバイス
221 CPU
223 ROM
224 選択表格納領域
227 不揮発性メモリ領域
253 カーソル
272 文章入力領域
273 入力情報種類選択部
279 選択表表示領域
202 表側の面
203 液晶表示部
206 情報入力装置
207 ファンクションキー
209 ポインティングデバイス
221 CPU
223 ROM
224 選択表格納領域
227 不揮発性メモリ領域
253 カーソル
272 文章入力領域
273 入力情報種類選択部
279 選択表表示領域
Claims (8)
- 装置本体と、
この装置本体の所定の面に配置されたディスプレイと、
このディスプレイに、入力対象となる文字、記号等のうちの少なくとも一部からなる複数の入力情報をそれぞれの表示される位置を変えて一覧として表示する入力情報一覧表示手段と、
前記ディスプレイに現在位置を示すカーソルを表示するカーソル表示手段と、
前記装置本体の特定の面方向に対して移動自在に配置され、この特定の面方向の移動に連動して、前記カーソル表示手段によって表示されたカーソルを前記ディスプレイ内の所定の領域内で移動させるカーソル移動手段と、
前記装置本体の前記特定の面とは異なる方向に移動自在に配置され、前記異なる方向に移動させることで、前記ディスプレイに表示された前記入力情報の一覧の中からカーソルの示す位置の入力情報を選択する入力情報選択手段
とを具備することを特徴とする携帯情報処理装置。 - 装置本体と、
この装置本体の所定の面に配置されたディスプレイと、
このディスプレイに、入力対象となる文字、記号等のうちの少なくとも一部からなる複数の入力情報の種別を表示する入力情報種別表示手段と、
この入力情報の種別を選択する入力情報種別選択手段と、
この入力情報種別選択手段によって選択された入力情報の種別についての前記複数の入力情報をそれぞれの表示される位置を変えて一覧として表示する入力情報一覧表示手段と、
前記ディスプレイに現在位置を示すカーソルを表示するカーソル表示手段と、
前記装置本体の特定の面方向に対して移動自在に配置され、前記入力情報種別選択手段によって選択された種別の入力情報についての一覧が前記ディスプレイに表示された状態で、前記特定の面方向の移動に連動して、カーソル表示手段によって表示されたカーソルを前記ディスプレイ内の所定の領域内で移動させるカーソル移動手段と、
前記装置本体の前記特定の面とは異なる方向に移動自在に配置され、前記異なる方向に移動させることで、前記ディスプレイに表示された前記入力情報の一覧の中からカーソルの示す位置の入力情報を選択する入力情報選択手段
とを具備することを特徴とする携帯情報処理装置。 - 前記カーソル移動手段と前記入力情報選択手段は1つのポインティングデバイスとして構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯情報処理装置。
- 前記ポインティングデバイスは、指を載置する面状の指載置手段と、この指載置手段を前記面方向およびこれと垂直方向に移動自在に保持する保持手段と、前記指載置手段が前記面方向に移動したときその移動方向および移動量を前記カーソルの移動として検出するカーソル移動検出手段と、前記指載置手段が前記面方向と垂直方向に移動したときこれを選択動作として検出する選択動作検出手段とを具備することを特徴とする請求項3記載の携帯情報処理装置。
- 前記入力情報一覧表示手段は、入力情報をマトリックス表示する手段であり、前記カーソル移動手段は、カーソルの移動方向をマトリックスの縦横方向および縦横に1つずつずれた位置を結ぶ斜め方向に移動方向を規制する移動方向規制手段を具備することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯情報処理装置。
- 前記カーソル表示手段は、カーソルが移動した位置の前記入力情報を強調表示することでカーソルを表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯情報処理装置。
- 前記入力情報選択手段が選択した入力情報を変換する入力情報変換手段と、この入力情報変換手段が変換する前の1または複数の入力情報に対してその変換候補を表示する変換候補表示手段とを更に具備することを特徴とする請求項2記載の携帯情報処理装置。
- 装置本体に備えられたディスプレイに、入力対象となる文字、記号等のうちの少なくとも一部からなる複数の入力情報をそれぞれの表示される位置を変えて一覧として表示する入力情報一覧表示ステップと、
この入力情報一覧表示ステップで前記ディスプレイに入力情報の一覧が表示された状態で、指を載置する面状の指載置手段と、この指載置手段を前記面方向およびこれと垂直方向に移動自在に保持する保持手段と、前記指載置手段が前記面方向に移動したときその移動方向および移動量を前記カーソルの移動として検出するカーソル移動検出手段と、前記指載置手段が前記面方向と異なる方向に移動したときこれを選択動作として検出する選択動作検出手段とを具備するポインティングデバイスの前記面方向の移動を検出して移動した位置を前記ディスプレイに表示する位置表示ステップと、
前記選択動作検出手段が前記選択動作を検出した時点で前記位置表示ステップで表示した位置の入力情報を選択する入力情報選択ステップ
とを具備することを特徴とする入力情報入力方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005005842A JP2006197159A (ja) | 2005-01-13 | 2005-01-13 | 携帯情報処理装置および入力情報入力方法 |
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ID=36802883
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011107798A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Nec Corp | 文字入力装置、携帯端末装置、文字入力の検出方法、及び、プログラム |
JP2012521034A (ja) * | 2009-03-23 | 2012-09-10 | コア ロジック,インコーポレイテッド | 仮想キーボード提供装置及び方法 |
JP2016501490A (ja) * | 2012-12-17 | 2016-01-18 | ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 | タッチスクリーン電子デバイスの入力方法及び装置 |
-
2005
- 2005-01-13 JP JP2005005842A patent/JP2006197159A/ja active Pending
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