JP2006196108A - 信号処理装置、信号処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、他装置と誤接続されることによる、自機が出力した信号が他装置を迂回して自機の入力回路に戻ってくる異常状態であるか判定する信号処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 抽出部402は、入力された信号から、自機に固有の信号及び時刻を示す信号を含む判定信号を抽出し、判定部407は、判定信号が、自機が直前に付加ものであるか否かを判定する。自機が直前に付加したものであれば、制御部403に信号経路の切断を要求する。自機が直前に付加したものでなければ、前記判定信号を出力信号に付加するよう付加部408に指示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、信号処理装置であって、他装置との誤接続を検出する技術に関する。
ユーザが、映像、音声信号をダビングするために、ハードディスクレコーダ、ビデオデッキ等の録画再生装置を2台接続することは、日常よく行われることである。
この場合、前記ユーザは、再生用の第1の録画再生装置の信号出力端子を、録画用の第2の録画再生装置の信号入力端子とケーブル接続し、また、録画される映像、音声信号をモニタするために、第2の録画再生装置の信号出力端子と、テレビ受像器の信号入力端子をケーブル接続する。
前記ダビング動作を開始した場合には、第1の録画再生装置が映像、音声信号を出力し、第2の録画再生装置が第1の録画再生装置により出力された信号を受信して記録するとともに、記録している信号と同じ信号を前記テレビ受像器に対し出力し、前記テレビ受像器は、第2の録画再生装置から受信した映像信号をモニタに表示し、音声信号をスピーカから出力する。
通常、ハードディスクレコーダ、ビデオデッキ等の録画再生装置は、映像、音声信号が外部から入力された場合、外部入力された信号を増幅して出力する。
特開平11−331357号公報
ところが、ユーザが誤って装置間を接続することにより、第1の録画再生装置の出力端子を第2の録画再生装置の入力端子に接続し、第2の録画再生装置の出力端子を第1の録画再生装置の入力端子に接続した場合には、第1及び第2の録画再生装置内部で発生するノイズ信号等が、第1の録画再生装置で増幅されて第2の録画再生装置へ出力され、当該増幅されたノイズ信号が第2の録画再生装置内で更に増幅されて第1の録画再生装置に出力されるということが繰り返されることとなる。
これにより、ノイズ信号が無限に増幅され、増幅された信号が外部へ出力されテレビ受像器などの機器で再生されると、ユーザは、過大なノイズ信号による映像と音声とを視聴することとなり大変不快な思いをする。また、録画再生装置においては、過大な信号の入出力が繰り返し行われることにより、信号の伝送経路内の半導体素子等に破壊が生じることもある。
上記の問題に鑑み、本発明は、自機が出力した信号が短時間内に再度入力されるかを判定し、再度入力されている場合であっても信号が無限に増幅されることを防ぐことができる信号処理装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明は、自機が出力した信号が自機の入力回路に戻ってくる異常状態であるか判定する信号処理装置であって、入力回路と、前記入力回路が受信した入力信号が、自機が直前に付加した判定信号を含むか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により含むと判定される場合に、前記入力信号を所定大きさ以下に制限して出力し、又は前記入力信号の出力を禁止する制限手段とを備えることを特徴とする。
本発明の信号処理装置は、上述の構成を備えることにより、入力信号が自機が直前に付加した前記判定信号を含む場合に、前記入力信号を所定大きさ以下に制限して出力し、又は前記入力信号の出力を禁止するので、自機が出力した信号が、ケーブルや他の装置を介し、短時間内に再度自機へ入力される場合であっても、信号の増幅が無限に繰り返されることを防ぐことができる。その結果、ユーザは、過大な信号による音声や映像を視聴せずにすみ、また自機、前記他の装置における半導体素子の破壊を防ぐことができる。
また、前記判定信号は、自機に固有の固有信号を含み、前記判定手段は、前記固有信号を保持している保持部と、前記入力信号の中から前記固有信号を検索する検索部とを含み、前記固有信号が発見される場合に前記入力信号が前記判定信号を含むと決定してもよい。
この構成によれば、前記判定信号が自機に固有の固有信号を含んでおり、前記検索部が前記入力信号の中から前記固有信号を検索するので、前記信号処理装置は、当該検索により前記固有信号を発見した場合には自機が出力した信号が再度入力されたと判定し、前記固有信号を発見できなかった場合には自機が出力した信号が再度入力されていないと判定することができる。
また、前記判定信号は、特定の識別信号と、前記識別信号に後続して自機に固有の固有信号とを含み、前記判定手段は、前記固有信号を保持している保持部と、前記入力信号の中から前記識別信号を検索し、前記識別信号を発見した場合に、前記識別信号に後続する信号を抽出し、抽出した信号が前記固有信号と一致するか否かを判定する判定部とを含み、一致すると判定される場合に前記入力信号が前記判定信号を含むと決定してもよい。
この構成によれば、前記判定信号が自機に固有の固有信号を含んでおり、前記判定部が前記入力信号の中から前記固有信号を検索するので、前記信号処理装置は、当該検索により前記固有信号を発見した場合には自機が出力した信号が再度入力されたと判定し、前記固有信号を発見できなかった場合には自機が出力した信号が再度入力されていないと判定することができる。また、前記判定信号は、前記固有信号に先行して前記識別信号を含むので、前記信号処理装置は、前記識別信号に後続する前記固有信号を、前記入力信号中の他の信号と容易に区別して抽出することができる。
また、前記判定信号は、特定の識別信号と、前記識別信号に後続して自機が以前に生成した乱数とを含み、前記判定手段は、前記乱数を保持している保持部と、前記入力信号の中から前記識別信号を検索し、前記識別信号を発見した場合に、前記識別信号に後続する信号を抽出し、抽出した信号が前記乱数と一致するか否かを判定する判定部とを含み、一致すると判定される場合に前記入力信号が前記判定信号を含むと決定してもよい。
この構成によれば、前記判定信号が前記乱数を含んでおり、前記検索部が前記入力信号の中から前記乱数を検索するので、前記信号処理装置は、当該検索により前記乱数を発見した場合には自機が出力した信号が再度入力されたと判定し、前記乱数を発見できなかった場合には自機が出力した信号が再度入力されていないと判定することができる。また、前記判定信号は、前記乱数に先行して前記識別信号を含むので、前記信号処理装置は、前記識別信号に後続する前記乱数を、前記入力信号中の他の信号と容易に区別して抽出することができる。
また、前記判定信号は、特定の識別信号と、前記識別信号に後続し前記判定信号が付加された時刻を示す時刻信号とを含み、前記判定手段は、
現在時刻を計測する時計部と、前記入力信号の中から、前記識別信号を検索する検索部と、前記識別信号が発見された場合に、前記識別信号に後続する時刻信号を抽出し、抽出した時刻信号により示される時刻と、前記時計部により計測される現在時刻との差が所定時間内であるかを判定する時刻判定部とを含み、差が所定時間内である場合に、前記入力信号が前記判定信号を含むと決定してもよい。
この構成によれば、前記判定信号が、当該判定信号が付加された時刻を示す時刻信号を含んでおり、前記時刻判定部が、前記時刻信号により示される時刻と、前記時計部により計測される現在時刻との差が所定時間内であるか否かを判定するので、前記信号処理装置は、前記入力信号が、出力されてから短時間内に再度入力されたものであるかを判定できる。また、前記判定信号は、前記時刻信号に先行して前記識別信号を含むので、前記信号処理装置は、前記識別信号に後続する前記時刻信号を、前記入力信号中の他の信号と容易に区別して抽出することができる。
また、前記信号処理装置は、さらに、出力信号に前記判定信号を付加する付加手段と、前記判定信号が付加された出力信号を出力する出力手段とを含んでもよい。
この構成によれば、前記付加手段が前記出力信号に前記判定信号を付加するので、前記信号処理装置は、前記入力信号が前記判定信号を含むか否かを判定することにより、前記入力信号は自機が出力した信号が再度入力されたものであるか否かを判定できる。
また、前記付加手段は、自機に固有の固有信号を保持している保持部と、前記出力信号に前記固有信号を含む前記判定信号を付加する付加部とを含んでもよい。
この構成によれば、前記付加部が前記出力信号に前記判定信号を付加するので、前記信号処理装置は、前記入力信号が前記判定信号を含むか否かを判定することにより、前記入力信号が、自機が出力した信号が再度入力されたものであるか否かを判定できる。
また、前記付加手段は、自機に固有の固有信号を保持している保持部と、特定の識別信号と、前記識別信号に後続して前記固有信号とを含む判定信号を生成する生成部と、前記出力信号に前記判定信号を付加する付加部とを含んでもよい。
この構成によれば、前記付加部が、前記出力信号に対し自機に固有の固有信号を含む前記判定信号を付加するので、前記信号処理装置は、前記入力信号が前記判定信号を含むか否かを判定することにより、前記入力信号が、自機が出力した信号が再度入力されたものであるか否かを判定できる。
また、前記付加手段は、自機が以前に生成した乱数を保持している保持部と、特定の識別信号と、前記識別信号に後続して前記乱数とを含む判定信号を生成する生成部と、前記出力信号に前記判定信号を付加する付加部とを含んでもよい。
この構成によれば、前記付加部が、前記出力信号に対し自身が以前に生成した乱数を含む前記判定信号を付加するので、前記信号処理装置は、前記入力信号に前記判定信号を含むか否かを判定することにより、前記入力信号が、自機が出力した信号が再度入力されたものであるか否かを判定できる。
また、前記付加手段は、乱数を生成する乱数生成部と、前記乱数を保持する保持部と、前記出力信号に前記乱数を含む前記判定信号を付加する付加部と、前記出力手段による出力が行われてからの経過時間を計測し、前記経過時間が所定時間に至った場合に、前記所定時間の経過を通知するタイマと、前記タイマからの通知を取得し、前記保持部により保持されている前記乱数を無効な信号に書き換える書換部とを含んでもよい。
この構成によれば、前記付加部が、前記出力信号に対し自機が以前に生成した乱数を含む前記判定信号を付加するので、前記信号処理装置は、前記入力信号に前記判定信号を含むか否かを判定することにより、前記入力信号が、自機が出力した信号が再度入力されたものであるか否かを判定できる。
また、前記書換部が、前記出力手段による信号の出力から所定時間経過後に、前記保持部により保持されている乱数を無効な信号に書き換えるので、前記信号処理装置は、前記入力信号が前記判定信号を含むと判定する場合を、前記所定時間内に限ることができる。
また、前記付加手段は、現在時刻を計測する時計部と、前記時計部から現在時刻を取得し、特定の識別信号と、前記識別信号に後続して前記現在時刻を示す時刻信号とを含む判定信号を生成する生成部と、前記出力信号に前記判定信号を付加する付加部とを含んでもよい。
この構成によれば、前記付加部が、前記出力信号に対し前記時刻信号を含む前記判定信号を付加するので、前記信号処理装置は、前記時刻信号が示す時刻と現在時刻との差が所定時間内であるか否かを判定することにより、前記判定信号が前記入力信号に直前に付加されたか否かを判定することができ、その結果、前記入力信号が、出力されてから短時間内に再度入力されたものであるかを判定できる。
また、前記信号処理装置は、さらに、前記判定手段により含むと判定される場合に、ユーザへの警告を示す警告信号を出力する警告手段を含んでもよい。
この構成によれば、前記信号処理装置は、前記判定手段により含むと判定された場合に、ユーザへの警告を示す警告信号を出力するので、前記誤接続について、ユーザに対し警告することができる。
本発明の信号処理方法は、自機が出力した信号が自機の入力回路に戻ってくる異常状態であるか判定する信号処理装置において用いられる信号処理方法であって、信号を受信する入力ステップと、入力ステップにより受信された入力信号が、自機が直前に付加した判定信号を含むか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより含むと判定される場合に、前記入力信号を所定大きさ以下に制限して出力し、又は前記入力信号の出力を禁止する制限ステップとを含む。
本発明のコンピュータプログラムは、自機が出力した信号が自機の入力回路に戻ってくる異常状態であるか判定する信号処理装置において用いられるコンピュータプログラムであって、信号を受信する入力ステップと、入力ステップにより受信された入力信号が、自機が直前に付加した判定信号を含むか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより含むと判定される場合に、前記入力信号を所定大きさ以下に制限して出力し、又は前記入力信号の出力を禁止する制限ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記コンピュータプログラムを記録している。
この構成によれば、前記信号処理装置は、入力信号が自機が直前に付加した前記判定信号を含む場合に、前記入力信号を所定大きさ以下に制限して出力し、又は前記入力信号の出力を禁止するので、自機が出力した信号が、ケーブルや他の装置を介し、短時間内に再度自機へ入力される場合であっても、信号の増幅が無限に繰り返されることを防ぐことができる。その結果、ユーザは、過大な信号による音声や映像を視聴せずにすみ、また自機、前記他の装置における半導体素子の破壊を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
<構成>
まず、本実施の形態における映像、音声信号に係る記録再生システムの機器構成の概略について述べる。
前記記録再生システムは、図1(a)に示すように、録画再生装置100と、録画再生装置200と、映像表示装置250と、リモコン101とから成る。
録画再生装置100は、映像、音声信号の記録及び再生を行うハードディスクレコーダであり、放送局により放送される放送波を受信するためのアンテナ103が接続されており、図1(b)に示すように、その背面部に、信号の入力端子群1001、信号の出力端子群1005、1009を備える。
入力端子群1001は、映像信号の入力端子1002、左音声信号の入力端子1003、右音声信号の入力端子1004から成り、出力端子群1005は、映像信号の出力端子1006、左音声信号の出力端子1007、右音声信号の出力端子1008から成る。
また、出力端子群1009は、出力端子1006と同じ映像信号を出力する出力端子1010、出力端子1007と同じ左音声信号を出力する出力端子1011、出力端子1008と同じ右音声信号を出力する出力端子1012から成る。
録画再生装置200は、録画再生装置100と同機種のハードディスクレコーダであり、図1(b)に示すように、その背面部に、信号の入力端子群2001、信号の出力端子群2005、信号の出力端子群2009を備える。
入力端子群2001は、映像信号の入力端子2002、左音声信号の入力端子2003、右音声信号の入力端子2004から成り、出力端子群2005は、映像信号の出力端子2006、左音声信号の出力端子2007、右音声信号の出力端子2008から成る。
また、出力端子群2009は、出力端子2006と同じ映像信号を出力する出力端子2010、出力端子2007と同じ左音声信号を出力する出力端子2011、出力端子2008と同じ右音声信号を出力する出力端子2012から成る。
映像表示装置250は、外部から入力される映像信号を表示するディスプレイ、外部から入力される左音声信号、右音声信号を出力するためのスピーカを備えたテレビ受信機であり、図1(b)に示すように、その背面部に、信号の入力端子群2501、信号の出力端子群2505を備える。
入力端子群2501は、映像信号の入力端子2502、左音声信号の入力端子2503、右音声信号の入力端子2504から成り、出力端子群2505は、映像信号の出力端子2506、左音声信号の出力端子2507、右音声信号の出力端子2508から成る。
リモコン101は、録画再生装置100、録画再生装置200、映像表示装置250に共通に用いられるリモコンであり、複数のキーを備え、ユーザにより押下されたキーに応じた指示を示す赤外線信号を送出する。
録画再生装置100、録画再生装置200、映像表示装置250はそれぞれが前記赤外線信号を受け付けており、赤外線信号を受信した装置は、受信した赤外線信号が示す指示に応じた動作を行う。
次に、ユーザにより誤って行われた各信号端子間のケーブルによる接続について、図1(b)を用いて説明する。
録画再生装置100と、録画再生装置200との接続について、入力端子1002は、出力端子2006と接続され、入力端子1003は、出力端子2007と接続され、入力端子1004は、出力端子2008と接続されている。また、出力端子1006は、入力端子2002と接続され、出力端子1007は、入力端子2003と接続され、出力端子1008は、入力端子2004と接続されている。
録画再生装置200と、映像表示装置250との接続について、出力端子2010は、入力端子2502と接続され、出力端子2011は、入力端子2503と接続され、出力端子2012は、入力端子2504と接続されている。
ここで、録画再生装置100、200のそれぞれが、外部からの信号入力を受け付け、受け付けた信号を出力する状態となっている場合には、映像信号の伝送経路に関して、録画再生装置100の出力端子1006から出力される信号が、録画再生装置200の入力端子2002へ入力され、入力された信号は録画再生装置200内で増幅された後、出力端子2006から出力される。出力端子2006から出力された信号は、録画再生装置100の入力端子1002へ入力され、入力された信号は、録画再生装置100内でさらに増幅された後、再び、出力端子1005から出力される。
この状態が閉ループ状態であり、各装置内、ケーブル内で発生したノイズ信号が、各装置内で増幅されて、映像信号の代わりに各装置及びケーブル内を流れる。
映像信号の伝送経路が、前記閉ループ状態となった場合、映像信号の伝送経路と同様に誤った接続が成されている左音声信号、右音声信号の信号伝送経路についても、映像信号の伝送経路と同様、前記閉ループ状態となる。
録画再生装置100は、上記のように各装置及びケーブルを含む映像あるいは音声信号の信号伝送経路が閉ループ状態となっている場合に、前記信号伝送経路が閉ループ状態にあることを検出し、信号出力を停止して、信号の無限増幅を防ぐことを目的としている。
次に、録画再生装置100について説明する。
録画再生装置100は、図2に示すように、リモコン受光部102、映像音声信号受信部104、セレクタ106、制御部107、閉ループ判定部400、セレクタ108、録画再生部109、記録媒体110、アンプ111、入力端子1002、1003、1004、出力端子1006、1007、1008、1010、1011、1012から成る。録画再生装置100は、具体的には、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、チューナ、AV(Audio Video)デコーダ、MPEG(Moving Picture Experts Group)エンコーダ及びデコーダから成り、ROMには、コンピュータプログラムが記憶され、前記CPUが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、その機能を実現する。
リモコン受光部102は、リモコン101により出力された赤外線信号を受信し、受信した赤外線信号を電気信号によるユーザ指示に変換して制御部107に出力する。
リモコン101は、ユーザが録画再生装置100、200、映像表示装置250に対し指示を行うためのキーパッドを備え、ユーザにより押下されたキーに応じた指示を示す赤外線信号を出力し、また、前記キーパッドは、電源のオンオフ切替指示、視聴を希望するチャンネルの選択を指示するチャネル選択指示、映像信号等の録画を指示する録画指示、記録媒体110に記録されたデータの再生指示、再生する映像音声信号を他の装置から出力される外部入力信号から得るよう装置内の信号経路を切り替える外部入力切替指示などそれぞれの指示に対応するキーを含む。
映像音声信号受信手段104は、具体的には、アンテナ103が接続されたチューナー、AVデコーダから成り、制御部107から「2CH選択指示」、「4CH選択指示」など特定のチャンネルの選択指示を受け付け、受け付けた指示に従って、前記チューナーがアンテナ103を介してAM(Amplitude Modulation)及びFM(Frequency Modulation)方式で放送される放送波を受信し、受信した放送波をAVデコーダが復調、信号処理することにより映像信号、左音声信号、右音声信号を取得する。
映像音声信号受信部104は、取得した前記映像信号、前記左音声信号、前記右音声信号の3信号を出力する出力端子群を備える。
セレクタ106は、制御部107からの指示に従い、1入力が3信号からなる、2入力のうちの1を選択するセレクタである。
セレクタ106は、映像信号用のセレクタ106a、左音声信号用のセレクタ106b、右音声信号用のセレクタ106cを含んでおり、セレクタ106a、106b、106cのそれぞれが2つの入力端子と1つの出力端子とを備える。
セレクタ106aは、一方の入力端子が映像音声信号受信部104の映像信号出力端子と接続され、他方の入力端子が外部信号の入力端子1002と接続され、出力端子が閉ループ判定部400と接続されている。
セレクタ106bは、一方の入力端子が映像音声信号受信部104の左音声信号出力端子と接続され、他方の入力端子が外部信号の入力端子1003と接続され、出力端子はセレクタ108に含まれるセレクタ108bと接続されている。
セレクタ106cは、一方の入力端子が映像音声信号受信部104の右音声信号出力端子と接続され、他方の入力端子が外部信号の入力端子1004と接続され、出力端子はセレクタ108に含まれるセレクタ108cと接続されている。
セレクタ106が制御部107から外部入力選択指示を受信した場合、セレクタ106aは、入力として入力端子1002を選択し、セレクタ106bは、入力として入力端子1003を選択し、セレクタ106cは、入力として入力端子1004を選択する状態である外部入力選択状態となる。
セレクタ106が制御部107からチューナ選択指示を受信した場合、セレクタ106a、106b、106cのそれぞれが入力として、映像音声信号受信部104を選択する、チューナ選択状態となる。
セレクタ106が制御部107から無選択指示を受信した場合、セレクタ106a、106b、106cのそれぞれは、いずれの入力も選択しない無選択状態となる。
セレクタ108は、制御部107からの指示に従い、1出力が3信号からなる2出力のうちの1を選択するセレクタである。
セレクタ108は、映像信号用のセレクタ108a、左音声信号用のセレクタ108b、右音声信号用のセレクタ108cを含んでおり、セレクタ108a、108b、108cのそれぞれが1つの入力端子と2つの出力端子とを備える。
セレクタ108aは、一方の出力端子が録画再生部109の映像信号入力端子と接続され、他方の出力端子がアンプ111の映像信号入力端子と接続され、入力端子は閉ループ判定部400と接続されている。
セレクタ108bは、一方の出力端子が録画再生部109の左音声信号入力端子と接続され、他方の出力端子がアンプ111の左音声信号入力端子と接続され、セレクタ106bの出力端子と接続されている。
セレクタ108cは、一方の出力端子が録画再生部109の右音声信号入力端子と接続され、他方の出力端子がアンプ111の右音声信号入力端子と接続され、セレクタ106cの出力端子と接続されている。
セレクタ108が制御部107からアンプ選択指示を受信した場合、セレクタ108a、108b、108cのそれぞれは、出力としてアンプ111を選択するアンプ選択状態となる。
セレクタ108が制御部107から録画再生部選択指示を受信した場合、セレクタ108a、108b、108cのそれぞれは、出力として録画再生部109を選択する録画再生部選択状態となる。
セレクタ108が制御部107から無選択指示を受信した場合、セレクタ108a、108b、108cのそれぞれは、いずれの出力も選択しない無選択状態となる。
録画再生部109は、具体的には、アンプ、AVデコーダ、MPEGエンコーダ、MPEGデコーダから成り、制御部107からの指示に従い、映像、左音声、右音声信号の増幅、再生、記録媒体110への映像、左右の音声信号の記録、記録媒体110に記録されたデータの再生を行う。
録画生成部109の映像信号の入力端子は、セレクタ108aに接続され、映像信号の出力端子は、出力端子1006、1010に接続されている。
録画生成部109の左音声信号の入力端子は、セレクタ108bに接続され、左音声信号の出力端子は、出力端子1007、1011に接続され、右音声信号の入力端子は、セレクタ108cに接続され、右音声信号の出力端子は、出力端子1008、1012に接続されている。
録画再生部109は、制御部107により、録画を指示された場合には、入力される映像、左、右音声信号を、MPEGエンコーダにより、エンコードした後、記録媒体110に記録し、また、記録媒体110に記録されたデータの再生指示を受けた場合には、記録媒体110に記録されたデータを、MPEGデコーダによりデコードし、MPEGデコーダによるデコード結果を、さらにAVデコーダにより映像、左音声、右音声信号へデコードし、映像信号を出力端子1006、1010に出力し、左音声信号を、出力端子1007、1011に出力し、右音声信号を出力端子1008、1012に出力する。
記録媒体110は、具体的には、ハードディスクであり、録画再生部109が、映像、左、右音声信号を記録するために用いられる。
アンプ111は、入力される信号を増幅して出力する増幅回路である。
アンプ111の映像信号の入力端子は、セレクタ108aに接続され、映像信号の出力端子は、出力端子1006、1010に接続されている。
アンプ111の左音声信号の入力端子は、セレクタ108bに接続され、左音声信号の出力端子は、出力端子1007、1011に接続され、右音声信号の入力端子は、セレクタ108cに接続され、右音声信号の出力端子は、出力端子1008、1012に接続されている。
出力端子1006、1010は、映像信号を出力する端子であり、録画再生部109、アンプ111の映像信号の出力端子と接続されており、出力端子1007、1011は、左音声信号を出力する端子であり、録画再生部109、アンプ111の左音声信号の出力端子と接続されており、出力端子1008、1012は、右音声信号を出力する端子であり、録画再生部109、アンプ111の右音声信号の出力端子と接続されている。
制御部107は、CPU、ROM、RAM、コンピュータプログラムから成り、録画再生装置100の全体動作を制御する。
制御部107は、リモコン受光部102から受信するユーザ指示に従い動作する。
制御部107は、リモコン受光部102から、ユーザ指示として、外部入力切替指示を受信した場合、セレクタ106に対し、外部入力選択指示を送信し、またセレクタ108に対し、前記アンプ選択指示を送信する。
また、制御部107は、リモコン受光部102から、ユーザ指示として、録画指示を受信した場合には、セレクタ108に対し、前記録画再生部選択指示を送信し、録画再生部109に録画指示を送信する。
また、制御部107は、リモコン受光部102から、「2チャンネル(以下、CHという。)選択指示」、「4CH選択指示」など特定チャンネルの選択指示を受けた場合には、映像音声信号受信部104に対し指示された特定チャンネルの選択指示を行い、セレクタ106に対し、前記チューナ選択指示を送信する。
また、制御部107は、リモコン受光部102から記録媒体110に記録されているデータの再生指示を受信した場合には、録画再生部109に対し、記録媒体110に記録されている映像、音声信号に関するデータを復号、再生し、出力するよう指示する。
制御部107は、リモコン受光部102から前記外部入力切替指示、或いは、電源オン指示を受信した場合に、閉ループ判定部400に対し、信号経路が閉ループ状態であるか否かの判定動作の開始を示す判定開始指示を送信し、外部入力以外の信号の再生指示である前記特定チャンネル選択指示、前記録画指示、前記データの再生指示、及び電源オフ指示を受信した場合には、閉ループ判定部400に対し、信号経路が閉ループ状態であるか否かの判定動作の終了を示す判定終了指示を送信する。
制御部107は、閉ループ判定部400から信号経路の接続を示す経路接続指示を受信した場合には、セレクタ108に対しアンプ選択指示を送信し、経路切断指示を受信した場合には、セレクタ108に対し無選択指示を送信する。
次に、閉ループ判定部400について、説明する。
閉ループ判定部400は、図3に示すように、AD(Analog to Digital)コンバータ(以下、ADCという。)401と、抽出部402、制御部403、時計部404、識別情報保持部405、判定情報生成部406、判定部407、付加部408、DA(Digital to Analog)コンバータ(以下、DACという)410とから成り、具体的には、CPU、ROM、RAM、時計、セレクタ、ADC、DACから成るコンピュータシステムであり、前記ROMには、コンピュータプログラムが記憶され、前記CPUが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、その機能を実現する。
時計部404は、現在時刻を1秒単位で計測する時計であり、読み出し可能な17ビットデータ長の時刻読出レジスタを備え、計測した時刻を時刻読出レジスタに設定する。
時計部404が、計測結果として時刻読出レジスタに設定する値は、「0時0分0秒」を表す値「0」から「23時59分59秒」を表す「86399」までの値である。
識別情報保持部405は、具体的にはROMであり、7ビット長のシリアルナンバーが記録再生装置に固有の自機データとして、録画再生装置100の製造時にROMに書き込まれている。録画再生装置100のシリアルナンバーは、値「1」であり、録画再生装置200のシリアルナンバーは、値「2」であるとする。
ADC401は、アナログ信号をデジタルデータに変換するADコンバータである。
ADC401において、アナログ信号の入力を受け付ける入力端子は、セレクタ106aの出力端子に接続されており、AD変換後のデジタルデータを出力する出力端子は抽出部402と付加部408に接続されている。
ADC401は、入力されるアナログ信号を、所定時間間隔毎に、24ビットの量子化ビット数でデジタルデータに変換し、抽出部402、付加部408へ出力する。
判定情報生成部406は、付加部408から情報生成指示を受信し、前記情報生成指示を受信した場合に、識別情報保持部405から読み出した7ビット長の自機データと、時計部404の時刻読出レジスタを読み出すことにより取得した17ビット長の現在時刻とを連結して、24ビット長の判定情報を生成し、生成した判定情報を、付加部408へと送信する。
ここで、ADC401は、入力信号がノイズ信号である場合のAD変換後のデータが、24ビット長のAD変換後データのうち、下位8ビットに収まり、その他の上位16ビットは、常に「0」となるよう設定されているものとする。
ADC401によるAD変換後の24ビットのデータにおいて、上位16ビットの中に値「1」が現れる場合は、AD変換前の入力信号はノイズ信号ではなく、映像信号、同期信号、制御に用いる信号のいずれかである。
抽出部402は、制御部403から抽出開始指示、及び抽出終了指示を受け付け、前記抽出開始指示を受信した場合に、抽出データの抽出処理を開始し、前記抽出終了指示を受信した場合に、抽出データの抽出処理を終了する。
抽出部402は、抽出データの抽出は、以下のように行う。
抽出部402は、ADC401から入力されるデジタルデータが、特定パターンである開始データと一致するか否か判定する。前記特定パターンは、16進数で「FFFFFF」である。
抽出部402は、入力されたデジタルデータが前記開始データと一致した場合には、ADC401から、前記開始データと一致するデータに後続して入力されるデジタルデータを抽出データとして取得する。
抽出データの上位7ビットは、装置を識別する抽出装置データであり、抽出データの下位17ビットのデータは抽出時刻データであると予め規定されているものとする。
抽出部402における抽出データの抽出について、ADC401から抽出部402に対して、24ビットのデータが、図4に示すようにD201、D202、D203、D203・・・D20Nの順に入力される場合を例に説明する。
抽出部402は、16ビットのデータが入力される毎に、入力されたデータが、前記開始データと一致するか否かを判定する。
抽出部402は、D201が入力された場合、D201は前記開始データである2進数「111111111111111111111111」と一致しないので、次のデータが入力されるのを待つ。
抽出部402は、D202が入力された場合、D202が、前記開始データと一致するか否かを判定するが、D202は前記開始データと一致するので、抽出部402は、前記開始データに後続して入力されるデータであるD203が入力されるのを待つ。
抽出部402は、前記開始データに後続するD203が入力された場合、D203を抽出データとして、判定部407に対し出力する。
この場合、抽出データであるD203は、「000000100000101011000110」であり、D203の上位7ビットであるD231「0000001」が前記抽出装置データであり、D203の下位17ビットであるD232と「00000101011000110」が抽出時刻データである。
判定部407は、抽出部402から前記抽出データを取得し、また、識別情報保持部405から前記自機データを取得し、時計部404の時刻読出レジスタを読み出すことにより現在時刻を取得して、取得したこれらのデータを用いて、信号経路が閉ループであるか否かを判定する。
判定部407は、前記抽出データの上位7ビットである抽出装置データと、前記自機データとを比較し、両データが一致しなかった場合、信号経路が閉ループではない「非ループ」であると判定する。
前記抽出装置データと、前記自機データとが一致した場合、前記抽出データの下位17ビットである抽出時刻データが示す時刻と、取得した現在時刻との差分を演算し、前記差分が所定値(例えば、「1」)以内であれば、信号経路が「閉ループ」であると判定し、差分が所定値よりも大きい場合には、「非ループ」であると判定する。
判定部407は、前記判定の結果を通知するために、「閉ループ」「非ループ」のいずれかの判定結果を示す閉ループ通知情報を、制御部403に送信する。
付加部408は、ADC401から取得するデジタルデータをDAC410へと出力する。
但し、判定情報生成部406から前記判定情報を受信した場合には、ADC401から次のデジタルデータを取得する前に、前記判定情報をDAC410へと出力する。
DAC410は、付加部408から出力されるデジタルデータを、アナログ信号に変換し出力する。
制御部403は、閉ループ判定部400の全体動作を制御する。
制御部403は、制御部107から前記判定開始指示、前記判定終了指示を受信し、前記判定開始指示を受信した場合、時計部404から現在時刻を読み出して閉ループ判定開始時刻として保持し、抽出部402に対し前記抽出開始指示を送信し、前記判定終了指示を受信した場合、抽出部402に対し前記判定終了指示を送信する。
制御部403は、前記抽出開始指示を送信した後に、判定部407から閉ループ判定の結果として前記閉ループ通知情報を受信するか、抽出部402から、前記不一致通知を受信する。
制御部403は、前記不一致通知を受信するごとに、時計部404から現在時刻を読み出し、前記現在時刻が、前記閉ループ判定開始時刻から2秒経過しているか否かを判定する。
前記閉ループ判定開始時刻から2秒以上経過している場合、制御部403は、信号経路が閉ループ状態となっていない「非ループ」であると判定し、付加部408に前記判定情報を付加するよう指示する。
また、判定部407から閉ループ通知情報を受信し、前記閉ループ通知情報が閉ループでない「非ループ」を示し、前記閉ループ判定開始時刻から2秒以上経過している場合にも、制御部403は、付加部408に前記判定情報を付加するよう指示する。
制御部403は、受信した閉ループ通知情報が、「閉ループ」を示す場合、閉ループを解消するために、制御部107に対し、信号経路の経路切断要求を出力する。
制御部403は、「非ループ」と判定した場合、又は、「非ループ」を示す閉ループ通知情報を受信した場合、時計部404の時刻読出レジスタから現在時刻を読み出し、読み出した現在時刻で、保持している判定開始時刻を更新する。
<動作>
録画再生装置100及び録画再生装置200における映像信号の入力端子、出力端子が、前述したようにユーザにより誤って接続されている状態において、録画再生装置100が行う閉ループ判定処理について図5を用いて説明する。
ここで、閉ループ判定処理は、録画再生装置100のみで行うものとし、録画再生装置200は、閉ループ判定処理を行わず、入力端子2002からノイズ信号が入力された場合、内部に備えるアンプで当該ノイズ信号を増幅し、当該増幅されたノイズ信号を、出力端子2006から録画再生装置100に対し出力するのみであるとする。
録画再生装置100における制御部107は、リモコン受光部102から前記外部入力切替指示、或いは、電源オン指示を受信した場合に前記判定開始指示を制御部403に対し送信する。
制御部403は、前記判定開始指示を受信した場合に、抽出部402に抽出開始指示を送信するとともに、閉ループ処理開始時刻として、時計部404の時刻設定レジスタから現在時刻を読み出し、判定開始時刻として保持する(ステップS101)。
抽出部402は、ADC401によるAD変換結果である24ビットのデジタルデータを、ADC401から取得する(ステップS102)。
ここで、ADC401は、常時、所定時間間隔でAD変換を行い、変換結果を抽出部402へと出力するが、1度のAD変換に要する時間は、ステップS102でデータ入力がされてから、図5の各ステップが実行されて、次にADC401からのデータ入力待ちになるまでの時間よりも、十分長いものとする。
抽出部402は、ADC401が出力した24ビットの前記データを受け付ける。
抽出部402は、前回受信したデータが前記開始データでなかった場合(ステップS103:No)、受信したデータが開始データか否かを判定する(ステップS104)。
開始データであった場合(ステップS104:Yes)、次のデータ入力を待つ。
開始データでなかった場合(ステップS104:No)、抽出部402は、制御部403に対し不一致通知を送信する。
制御部403は、前記不一致通知を受信し、時計部404の時刻設定レジスタから現在時刻を読み出して、保持している判定開始時刻から2秒間が経過しているか否かを判定する(ステップS105)。
経過していないと判定した場合(ステップS105:No)、次のデータ入力を待つ。
経過していると判定した場合(ステップS105:Yes)、制御部403は、付加部408に前記判定情報を付加するよう指示する(ステップS106)。
付加部408は、判定情報生成部406に対し判定情報の生成を指示する。
判定情報生成部406は、識別情報保持部405から前記自機データを読み出し、時計部404の時刻読出レジスタを読み出すことにより現在時刻を取得し、読み出した前記自機データと、取得した前記現在時刻を連結することにより判定情報を生成し、生成した判定情報を付加部408へと送信する。
付加部408は、以降にADC401から取得するデジタルデータに先立ち、前記開始データ、前記判定情報の順に2つの24ビットデータを、DAC410へと出力する。
DAC410は、付加部408から受信するデータを、DA変換し、当該変換後のアナログ信号をセレクタ108aに対し、出力する。
制御部403は、時計部404から現在時刻を読み出し、当該読み出した現在時刻で、前記判定開始時刻を書き換える(ステップS107)。
S103において、抽出部402は、前回受信したデータが前記開始データであった場合(ステップS103:Yes)、ADC401から取得したデータを抽出データとして判定部407へと出力する。
判定部407は、前記抽出データを受信し、識別情報保持部405から前記自機データを読み出し、抽出データの上位7ビットである抽出装置データと、前記自機データが一致するか否かを判定する(ステップS108)。
一致しなかった場合(ステップS108:No)、ステップS105へと進む。
一致した場合(ステップS108:Yes)、判定部407は、時計部404から現在時刻を読み出し、当該現在時刻と、抽出データの下位17ビットである抽出時刻データが示す時刻との差が1秒以内であるか否かを判定する(ステップS109)。
ここで1秒としたのは、記録再生装置100から出力される出力信号が、閉ループである信号経路を経由して再度記録再生装置100に入力されるのに十分な時間だと考えられるためである。
ステップS109において、1秒以内であると判定された場合(ステップS109:Yes)、判定部407は、「閉ループ」を示す閉ループ状態情報を制御部403に出力し、1秒以内でないと判定された場合(ステップS109:No)、判定部407は、「非ループ」を示す閉ループ状態情報を制御部403に出力する。
制御部403は、閉ループ状態情報を判定部407から受信し、受信した閉ループ状態情報が「閉ループ」を示していた場合に制御部107に対し、経路切断要求を送信するよう指示する(ステップ110)。
制御部107は、前記信号切断要求を受信し、セレクタ108に対し、前記無選択指示を送信する。
セレクタ108は、前記無選択指示を受信し、前記無選択状態となり、処理を終了する。
以上のように、以後、閉ループ判定部400は、ステップS110において信号経路が切断されるまで、ステップS102からステップS109で示される動作を繰り返すが、制御部107が、リモコン受光部102から前記特定チャンネル選択指示、前記録画指示、前記データの再生指示、及び電源オフ指示を受信した場合には、制御部107が前記判定終了指示を制御部403へと送信し、制御部403が前記判定終了指示を受信して、抽出部402に対し前記抽出終了指示を送信し、閉ループ判定部400は、ステップS102からステップS109で示される処理を中止する。
<その他変形例>
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)録画再生装置100及び200を、ハードディスクレコーダとして説明してきたが、映像信号、音声信号の録画や再生が可能な録画再生装置であればよく、例えば、ビデオテープレコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダなどでもよい。
また、説明を簡潔にするため、録画再生装置100及び200は、同一の機種で内部構成が同じとしていたが、これに限らず、例えば、録画再生装置200は、外部信号の入力、出力が可能で、閉ループ判定の機能を持たない他の機種であってもよい。
(2)映像音声信号受信手段104は、AM、FM放送波を受信するものとしていたが、これに限らず、例えば、デジタル衛星放送波を受信し、受信した放送波から映像、音声信号を取得するための、チューナー、誤り訂正回路、トランスポートデコーダ、映像音声復号回路を含んでいてもよい。
(3)記録媒体110は、ハードディスクとしていたが、録画再生部109が使用する記録、再生フォーマットに従い、映像、音声信号の記録、再生ができるものであれば他の媒体、例えば、CD、DVDディスク、ビデオテープであってもよい。
(4)ADC401におけるAD変換の量子化ビット数は24ビットとしているが、システム、装置等の設計に応じ、8ビット長、16ビット長等その他のビット長に変更してもよい。
(5)閉ループ判定部400により、信号経路が「閉ループ」と判定された場合、セレクタ108を無選択状態にすることにより、信号経路を切断し、閉ループ内で、ノイズ信号が無限増幅するのを防ぐこととしていたが、これ以外の方法で、当該無限増幅を回避してもよい。
例えば、アンプ111を増幅率が可変であるアンプとし、制御部107とアンプ111とを、増幅率制御のための信号線で結線することとしてもよい。
判定部407が「閉ループ」であると判定し、制御部403が閉ループ切断要求を制御部107へと通知した場合に、制御部107がアンプ111に対し、前記信号線を介して、増幅率を下げる、或いは、増幅率を0とする指示を送信し、アンプ111が自身の増幅率を制御部107からの指示に従い、低下させる或いは増幅率を0とする。
これによれば、信号経路が閉ループであると判定された場合に、出力する信号の大きさを所定の大きさ以下に制限することができる。
また、図6に示すように、アンプ111を、増幅率が可変のアンプ151に交換し、その後段に、さらに、OSD生成部152を挿入してもよい。制御部107は、判定部407が「閉ループ」であると判定し、制御部403が閉ループ切断要求を制御部107に対し通知した場合に、制御部107は、アンプ151に対し、増幅率を下げる指示を行い、OSD生成部152に対し、閉ループを解消するようユーザへ警告するための警告OSDを表示するよう指示する。OSD生成部152は、制御部107からの指示に従い、アンプ151から出力される信号に対し、「閉ループ発生」などの文言を表示領域の一部にOSD表示させるための信号を、付加、或いは重畳して出力する。
これにより、ユーザは、「閉ループ発生」などの文言がOSD表示された映像を視聴することができるので、閉ループ状態になるよう接続されている装置間の接続を見直すことができる。
(6)時計部404は、現在時刻を1秒単位で計測する時計としたが、さらに高精度の時計や、低精度の時計、1ミリ秒など所定時間毎にカウントアップするカウンタなどであってもよい。また、前記自機データは、7ビット長のシリアルナンバーとしているが、装置の設計、装置の製造台数等に応じて、ビット長を変更してもよい。前記判定情報は、24ビットのデータとしていたが、これに限らず、8ビット、16ビットなど、システムの仕様に合わせて変更してもよい。
また、前記開始データは、16進数で「FFFFFF」としたが、ノイズ信号がADC401によるAD変換後のデータと、区別できるデータであれば、その他のデータであってもよい。
例えば、抽出部402は、最上位ビットが「1」であるデータが入力された場合に、開始データが入力されたと判断することとしてもよい。
(7)判定情報生成部406は、前記判定情報を、前記自機データと、現在時刻を示す時刻情報とから生成していたが、前記判定情報は、他の情報であってもよいし、他の情報を含めてもよい。
例えば、閉ループ判定部400は、さらに乱数生成部を備え、乱数生成部は、乱数を生成して保持する。
判定情報生成部406は、前記判定情報を生成する場合に、前記乱数を前記乱数生成部から読み出し、時計部404から現在時刻を読み出し、前記乱数と、前記現在時刻とを連結して判定情報を生成し、前記判定情報を付加部408へと送信する。
付加部408は、出力すべき信号に、前記判定情報を付加して出力する。
抽出部402は、入力されたデジタルデータから、前記開始データを検出し、検出した開始データに後続するデータを抽出する。
抽出されたデータには、前記乱数と、前記抽出時刻情報が含まれる。
判定部407は、前記自機データと、前記抽出装置データとを比較する代わりに、抽出した乱数と、乱数生成部が保持する乱数とを比較する。
比較した結果、一致しない場合には、「非ループ」と判定する。
また、判定情報生成部406は、前記判定情報を生成した時に時計部404が示す現在時刻を記録し、前記判定情報を生成してから所定時間経過した場合に、乱数生成部により保持されている乱数を例えば、値「0」のような無効と定めたデータに書き換えてもよい。この場合、前記乱数生成部は、時計部404を監視し、無効なデータが書き込まれてから所定時間、例えば2秒経過した後に再度、乱数を生成し保持するものとする。
判定部407は、前記乱数生成部が保持されていた乱数が値「0」に書き換えられている場合には、「非ループ」と判定することとなる。これにより、前記乱数生成部が生成する乱数に有効期限(上述の例であれば2秒間)を設けることができる。
(8)閉ループ判定部400は、付加部408の後段に、復元部を備えていてもよい。
前記復元部は、付加部408が出力するデータを受け付け、受信したデータが、前記開始データであるか否かを判定する。
前記開始データであった場合には、前記開始データと、前記開始データに後続する、2つのデジタルデータは、DAC410に対し送信しないものとする。
前記復元部は、前記開始データとそれに後続する2つのデジタルデータ以外は、そのままDAC410へと送信する。
前記復元部は、判定部407により「非ループ」と判定されている場合のみ動作するものとする。
(9)抽出部402により、自機データと、抽出装置データとが一致しないと判定された場合、即ち他装置により前記判定情報が付加されたと判定された場合、付加部408は、前記判定情報を付加しないこととしてもよい。これにより、閉ループ判定処理を他装置に任せることができる。
(10)付加部408は、入力されるデジタルデータが、前記開始データと同じか否かを判定し、同じであった場合に、当該開始データと同一のデータをDAC410に送信しないこととしてもよいし、値が「0」等の予め無効と定めたデータに置き換えてDAC410に出力してもよい。これにより、前記開始データと同一のデータの出力を、付加部408がDAC410に送信するもののみに制限することができる。
(11)付加部408は、判定情報生成部406から判定情報を受信した場合に、ADC401から次のデータを受信する前に、前記開始データ、前記判定情報を、DAC410に送信しているが、ADC401からの受信データに付加データを上書きしてもよい。すなわちADC401から次のデータを受信した場合に当該受信したデータを破棄して前記開始データをDAC410に送信し、その次のデータを受信した場合に受信したデータを破棄して前記判定情報をDAC410に送信することとしてもよい。また、付加部408は、前記開始データと、前記判定情報とを、連続した順番で送る必要はなく、前記開始データを送信した後、所定回数、ADC401から受信するデータをそのまま、DAC410へと送信し、次いで、ADC401から受信するデータを破棄して、前記判定情報をDAC410に送信することとしてもよい。
また、前記判定情報を、ADC401から受信するデジタルデータに埋め込んで出力することとしてもよい。
例えば、24ビットの判定情報を4ビットずつ12個に分割し、ADC401から順次受信する12個のデジタルデータの上位4ビットと置き換えてもよい。
(12)判定情報は、24ビット固定長としたが、可変長であってもよい。
この場合、付加部408は、前記判定情報の情報長を示す情報長データを生成し、前記開始データをDAC410に対し出力した後に前記情報長データをDAC410に対し出力する。
抽出部402は、入力されるデータから前記開始データを発見した場合に、次に入力される情報長データが示す情報長のデータが、ADC401から入力されるまで待つ。
抽出部402は、前記情報長データが示す長さのデータを抽出することにより、前記判定情報を取得する。
(13)前記開始データは、付加部408が前記判定情報に先行して、DAC410に送信することしていたが、付加部408は、他装置により付加された前記開始データを常時検出し、前記開始データを発見した場合に、前記開始データをDAC410に送信したのち、自装置が付加する前記判定データをDAC410に送信することとしてもよい。
これは、録画再生装置200が擬似同期信号付加機能を持っており、録画再生装置100に入力されるノイズ信号に、録画再生装置200により、AD変換結果が前記開始データとなる、擬似的な同期信号が付加されている場合に有効である。
(14)閉ループ判定部400は、映像信号に係る信号経路を流れるノイズ信号を用いて、閉ループ判定を行ったが、それ以外の左音声信号、右音声信号に係る信号経路を流れるノイズ信号を用いて、閉ループ判定を行うこととしてもよい。
(15)本実施形態では、閉ループ判定部400、制御部403、制御部107のそれぞれが、CPU、ROM、RAM等から成る旨を述べたが、閉ループ判定部400、制御部403、制御部107において、1以上のCPU、ROM、RAM等の一部、或いは全部を共用することとしてもよい。
(16)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto Optic disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random Access Memory)、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(17)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明の信号処理装置は、映像、音声信号の記録や再生を行うハードディスクレコーダやVTRなどのAV機器に内蔵され、又は他のAV機器などと共にAVシステムを構成するのに用いられ、また、AV機器の製造業者、半導体の製造業者等により、生産され、販売等が成される。
本実施形態のシステム構成、装置間の接続を示す概略図である。 録画再生装置の内部構成を示すブロック図である。 閉ループ判定部の内部構成を示すブロック図である。 前記開始データ及び判定情報を含むデジタルデータ列の一例を示す図である。 閉ループ判定処理を示すフローチャートである。 OSD生成部を含む録画再生装置の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 録画再生装置
101 リモコン
102 リモコン受光部
103 アンテナ
104 映像音声信号受信部
106 セレクタ
107 制御部
108 セレクタ
109 録画再生部
110 記録媒体
111 アンプ
151 アンプ
152 OSD生成部
200 録画再生装置
250 映像表示装置
400 閉ループ判定部
401 ADC
402 抽出部
403 制御部
404 時計部
405 識別情報保持部
406 判定情報生成部
407 判定部
408 付加部
410 DAC
1001 入力端子群
1002 入力端子
1003 入力端子
1004 入力端子
1005 出力端子群
1006 出力端子
1007 出力端子
1008 出力端子
1009 出力端子群
1010 出力端子
1011 出力端子
1012 出力端子
2001 入力端子群
2002 入力端子
2003 入力端子
2004 入力端子
2005 出力端子群
2006 出力端子
2007 出力端子
2008 出力端子
2009 出力端子群
2010 出力端子
2011 出力端子
2012 出力端子
2501 入力端子群
2502 入力端子
2503 入力端子
2504 入力端子
2505 出力端子群
2506 出力端子
2507 出力端子
2508 出力端子

Claims (15)

  1. 自機が出力した信号が自機の入力回路に戻ってくる異常状態であるか判定する信号処理装置であって、
    入力回路と、
    前記入力回路が受信した入力信号が、自機が直前に付加した判定信号を含むか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により含むと判定される場合に、前記入力信号を所定大きさ以下に制限して出力し、又は前記入力信号の出力を禁止する制限手段と
    を備えることを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記判定信号は、自機に固有の固有信号を含み、
    前記判定手段は、
    前記固有信号を保持している保持部と、
    前記入力信号の中から前記固有信号を検索する検索部とを含み、
    前記固有信号が発見される場合に前記入力信号が前記判定信号を含むと決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記判定信号は、特定の識別信号と、前記識別信号に後続して自機に固有の固有信号とを含み、
    前記判定手段は、
    前記固有信号を保持している保持部と、
    前記入力信号の中から前記識別信号を検索し、前記識別信号を発見した場合に、前記識別信号に後続する信号を抽出し、抽出した信号が前記固有信号と一致するか否かを判定する判定部とを含み、
    一致すると判定される場合に前記入力信号が前記判定信号を含むと決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記判定信号は、特定の識別信号と、前記識別信号に後続して自機が以前に生成した乱数とを含み、
    前記判定手段は、
    前記乱数を保持している保持部と、
    前記入力信号の中から前記識別信号を検索し、前記識別信号を発見した場合に、前記識別信号に後続する信号を抽出し、抽出した信号が前記乱数と一致するか否かを判定する判定部とを含み、
    一致すると判定される場合に前記入力信号が前記判定信号を含むと決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  5. 前記判定信号は、特定の識別信号と、前記識別信号に後続し前記判定信号が付加された時刻を示す時刻信号とを含み、
    前記判定手段は、
    現在時刻を計測する時計部と、
    前記入力信号の中から、前記識別信号を検索する検索部と、
    前記識別信号が発見された場合に、前記識別信号に後続する時刻信号を抽出し、抽出した時刻信号により示される時刻と、前記時計部により計測される現在時刻との差が所定時間内であるかを判定する時刻判定部とを含み、
    差が所定時間内である場合に、前記入力信号が前記判定信号を含むと決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  6. 前記信号処理装置は、さらに、
    出力信号に前記判定信号を付加する付加手段と、
    前記判定信号が付加された出力信号を出力する出力手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  7. 前記付加手段は、
    自機に固有の固有信号を保持している保持部と、
    前記出力信号に前記固有信号を含む前記判定信号を付加する付加部と
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の信号処理装置。
  8. 前記付加手段は、
    自機に固有の固有信号を保持している保持部と、
    特定の識別信号と、前記識別信号に後続して前記固有信号とを含む判定信号を生成する生成部と、
    前記出力信号に前記判定信号を付加する付加部と
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の信号処理装置。
  9. 前記付加手段は、
    自機が以前に生成した乱数を保持している保持部と、
    特定の識別信号と、前記識別信号に後続して前記乱数とを含む判定信号を生成する生成部と、
    前記出力信号に前記判定信号を付加する付加部と
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の信号処理装置。
  10. 前記付加手段は、
    乱数を生成する乱数生成部と、
    前記乱数を保持する保持部と、
    前記出力信号に前記乱数を含む前記判定信号を付加する付加部と、
    前記出力手段による出力が行われてからの経過時間を計測し、前記経過時間が所定時間に至った場合に、前記所定時間の経過を通知するタイマと、
    前記タイマからの通知を取得し、前記保持部により保持されている前記乱数を無効な信号に書き換える書換部と
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の信号処理装置。
  11. 前記付加手段は、
    現在時刻を計測する時計部と、
    前記時計部から現在時刻を取得し、特定の識別信号と、前記識別信号に後続して前記現在時刻を示す時刻信号とを含む判定信号を生成する生成部と、
    前記出力信号に前記判定信号を付加する付加部と
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の信号処理装置。
  12. 前記信号処理装置は、さらに、
    前記判定手段により含むと判定される場合に、ユーザへの警告を示す警告信号を出力する警告手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  13. 自機が出力した信号が自機の入力回路に戻ってくる異常状態であるか判定する信号処理装置において用いられる信号処理方法であって、
    信号を受信する入力ステップと、
    入力ステップにより受信された入力信号が、自機が直前に付加した判定信号を含むか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより含むと判定される場合に、前記入力信号を所定大きさ以下に制限して出力し、又は前記入力信号の出力を禁止する制限ステップと
    を含むことを特徴とする信号処理方法。
  14. 自機が出力した信号が自機の入力回路に戻ってくる異常状態であるか判定する信号処理装置において用いられるコンピュータプログラムであって、
    信号を受信する入力ステップと、
    入力ステップにより受信された入力信号が、自機が直前に付加した判定信号を含むか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより含むと判定される場合に、前記入力信号を所定大きさ以下に制限して出力し、又は前記入力信号の出力を禁止する制限ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  15. コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、請求項14に記載のコンピュータプログラムを記録している
    ことを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140556A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Toshiba Corp 記録再生装置及びその制御方法

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