JP2006195074A - 画像形成装置 - Google Patents

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扶佐子 秋元
Hiroyuki Arai
浩之 新井
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千勝 鈴木
Kenji Taki
研司 瀧
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Abstract

【課題】定期的に自動的に実行される補正動作を、ユーザにとって使い勝手よく実行させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】CPU110が第2判断プログラム137を実行することによって、ジョブの開始時、或いは、ジョブの途中において、
CPU110の第1判断プログラム136の実行によって補正動作条件が成立したと判断された場合に、ジョブ予約内容データファイル132によって記憶されている当該ジョブのジョブ出力枚数と予め設定された閾値枚数とに基づいて、補正動作を実行するタイミングを判断し、補正動作実行部800によって、当該タイミングで自動的に補正動作を実行するよう構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、カラー画像を記録材料に形成して出力することができる画像形成装置が知られている。このような画像形成装置においては、画像の形成・出力を、より最適な状態で行うため、所定の補正動作が所定のタイミングで実行される。そして、画像形成装置から出力される画像の高画質化が進むにつれて、補正動作の種類や補正動作の所要時間などが増加している。
補正動作は、その種類毎に、それぞれ実行する条件やタイミングなどが決められている。そして、補正動作は、当該条件やタイミングに従って行われるため、ジョブの途中に補正動作が入ってしまう場合があった。
そこで、従来は、補正動作を行うタイミングに閾値を設け、当該閾値に基づいて次のジョブの途中で補正動作が入るか否かを判断し、次のジョブの途中で補正動作が入ると判断した場合には、次のジョブを開始する前に補正動作を行う方法(例えば、特許文献1参照)などが提案されてきた。
特開2004−142250公報
しかしながら、次のジョブを開始する前に補正動作を行う方法では、次のジョブの途中で閾値を超えてしまうと判断されると、当該ジョブの開始前に必ず補正動作がなされるので、画像の画質をさほど要求されないジョブの場合には、補正動作が邪魔と感じることとなって、ユーザにとって使い勝手が悪いという問題がある。また、だからと言って、補正動作のタイミングになってもジョブが終了するまで補正動作を行わないとすると、画像の画質が非常に要求されるジョブの場合には、画像の画質を十分に保証することができないという問題がある。
本発明の課題は、定期的に自動的に実行される補正動作を、ユーザにとって使い勝手よく実行させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、設定された補正動作条件が成立したか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段による判断に基づいて、自動的に該当する補正動作を実行する実行手段と、ジョブの予約内容に含まれるジョブ出力枚数を記憶する記憶手段と、を備える画像形成装置において、ジョブの開始時、或いは、ジョブの途中において、前記第1の判断手段によって、前記補正動作条件が成立したと判断された場合に、前記記憶手段によって記憶されている当該ジョブのジョブ出力枚数と予め設定された閾値枚数とに基づいて、補正動作を実行するタイミングを判断する第2の判断手段を備え、前記実行手段は、前記第2の判断手段によって判断されたタイミングで自動的に補正動作を実行することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2の判断手段は、前記記憶手段によって記憶されているジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値枚数以下であると判断した場合には、当該ジョブが終了した時点を、前記実行手段による補正動作を実行するタイミングと判断することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記第2の判断手段は、前記記憶手段によって記憶されているジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値枚数より多いと判断した場合には、更に、当該補正動作がジョブの途中で実行可能か否かを判断し、ジョブの途中で補正動作を実行可能である場合には、当該ジョブの途中における当該ジョブのジョブ出力枚数が閾値枚数に達した時点を、前記実行手段による補正動作を実行するタイミングと判断することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置において、
前記閾値枚数は、前記第1の判断手段によって補正動作を実行する必要があると判断されてから、前記実行手段によって補正動作を実行するまでに許容するジョブ出力枚数であり、前記閾値枚数を設定する閾値設定手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の画像形成装置において、前記閾値設定手段によって設定される閾値枚数は、前記実行手段により実行する補正動作毎に設定可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第2の判断手段によって、ジョブの開始時、或いは、ジョブの途中において、第1の判断手段によって、補正動作条件が成立したと判断された場合に、記憶手段によって記憶されている当該ジョブのジョブ出力枚数と予め設定された閾値枚数とに基づいて、補正動作を実行するタイミングを判断することができ、実行手段によって、第2の判断手段によって判断されたタイミングで自動的に補正動作を実行することができる。
すなわち、第1の判断手段、第2の判断手段といった二つの判断手段による判断に基づいて、補正動作を実行することができ、予め設定された閾値枚数によって、補正動作を優先する場合や、ジョブ出力を優先する場合などに対応することができる。したがって、ユーザのニーズに応じることができる、ユーザにとって使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第2の判断手段は、記憶手段によって記憶されているジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値枚数以下であると判断した場合には、当該ジョブが終了した時点を、実行手段による補正動作を実行するタイミングと判断することができる。
すなわち、予め設定された閾値枚数の範囲内であれば、補正動作を行わず、優先的にジョブ出力を実行することができる。したがって、定期的に自動的に実行される補正動作によって、ジョブが一時中断してしまうことを極力避けることができることとなって、ユーザにとって使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、第2の判断手段は、記憶手段によって記憶されているジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値枚数より多いと判断した場合には、更に、当該補正動作がジョブの途中で実行可能か否かを判断し、ジョブの途中で補正動作を実行可能である場合には、当該ジョブの途中における当該ジョブのジョブ出力枚数が閾値枚数に達した時点を、実行手段による補正動作を実行するタイミングと判断することができる。
すなわち、ジョブ出力枚数が閾値枚数に達するまでは、補正動作を行わず、優先的にジョブ出力を実行することができる。したがって、例えば、ジョブの一部であっても直ぐに出力させたいときには、補正動作を待つことなく出力することができることとなって、ユーザにとってより使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、閾値枚数は、第1の判断手段によって補正動作を実行する必要があると判断されてから、前記実行手段によって補正動作を実行するまでに許容するジョブ出力枚数とすることができ、閾値設定手段によって、閾値枚数を設定することができる。
すなわち、閾値設定手段によって、ジョブにおいて形成・出力される画像の画質がある一定のレベルを保つことができる許容範囲内で、閾値枚数を設定することができる。従って、ユーザは、閾値枚数を使用する条件に合わせて設定することができる。具体的には、例えば、より高画質な画像を得たい場合には、閾値枚数を少なく設定でき、一方、例えば、より短時間でジョブ出力を終了したい場合には、閾値枚数を多く設定することができる。その結果として、ユーザのニーズに応じた、ユーザにとって使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、閾値設定手段によって設定される閾値枚数は、前記実行手段により実行する補正動作毎に設定することができる。
すなわち、閾値設定手段によって、補正動作の種類別に閾値枚数を設定することができる。したがって、例えば、ユーザは、ジョブ出力で得られる画像の画質において、特に優先したい項目がある場合には、当該項目に対応する補正動作の閾値枚数を少なく設定し、優先する必要がない項目がある場合には、当該項目に対応する補正動作の閾値枚数を多く設定することができる。その結果として、ユーザのニーズに応じた、ユーザにとって使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
以下、図を参照して、本発明にかかる画像形成装置の最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[画像形成装置]
画像形成装置1は、例えば、図1に示すように、画像読取部10や画像形成装置本体20などを備えて構成される。画像読取部10は、図2に示す画像形成装置1のエンジン制御部200を介して、画像形成装置1の全体制御部100からの指示に従って動作する。画像読取部10は、例えば、図1に示すように、画像形成装置本体20の上部に配置されている。
画像読取部10は、例えば、図1に示すように、スキャナ11や、スキャナカバー12などを備えて構成される。
スキャナ11は、全体制御部100からの指示に従って、原稿台11a上にある原稿から画像データを読み取り、当該読み取った画像データを、全体制御部100に出力する。
具体的には、例えば、スキャナ11においては、原稿台11a上にある原稿に光を投射し、その光の反射光をCCD11bにより読み取る。そして、CCD11bにより読み取った反射光を、画像データに光電変換する。
スキャナカバー12は、スキャナ11の上部に開閉可能に取り付けられており、全体制御部100からの指示に従って、原稿を原稿台11a上に送り込む、原稿送り機構を備えている。
具体的には、例えば、スキャナカバー12においては、原稿送りトイレ12aに載置された原稿を、スキャナ11の原稿台11a上に送り込む。そして、スキャナ11による原稿からの画像データの読み取りが完了すると、原稿を原稿排紙トレイ12bに送り出す。
すなわち、スキャナカバー12の原稿送り機構によって、スキャナ11は、一枚又は複数枚の原稿の片面又は両面から画像データを一挙に読み取ることができるようになっている。
画像形成装置本体20は、内部に、画像形成部40、中間転写ベルト50、給紙部60、定着部70などを備えている。画像形成装置本体20内の各部は、エンジン制御部200を介した全体制御部100からの指示に従って、例えば、画像読取部10のスキャナ11において読み取った画像データなどに基づく画像を記録材料Pに形成して出力する。
画像形成部40は、全体制御部100からの指示に従って、画像データに基づく画像(イエロ(Y)の画像、マゼンタ(M)の画像、シアン(C)の画像、ブラック(K)の画像)を形成する。
具体的には、画像形成部40のうちのイエロ画像形成部40Yは、感光体ドラム41Yや、帯電装置42Y、露光装置43Y、現像装置44Y、クリーニング装置45Yなどを備えて構成されており、イエロ(Y)の画像を形成する。
感光体ドラム41Yは、光が当たると電荷が変化する性質を有する。
帯電装置42Yは、感光体ドラム41Yの外表面を均一に帯電させる。
露光装置43Yは、帯電装置42Yによって帯電された感光体ドラム41Yに光を投射して、静電潜像を形成させる。
現像装置44Yは、露光装置43Yによって静電潜像が形成された感光体ドラム41Yの表面に、帯電したトナー(イエロ(Y)トナー)を含む現像剤を付着させて、静電潜像を現像する。
クリーニング装置45Yは、現像装置44Yによって感光体ドラム41Yの表面に付着されたトナーが中間転写ベルト50に転写された後、感光体ドラム41Yの表面の残留電荷や残留トナーなどを除去して、感光体ドラム41Yの表面を浄化する。
また、画像形成部40のうちのマゼンタ画像形成部40Mは、イエロ画像形成部40Yと同様に、感光体ドラム41Mや、帯電装置42M、露光装置43M、現像装置44M、クリーニング装置45Mなどを備えて構成されており、マゼンタ(M)の画像を形成する。
画像形成部40のうちのシアン画像形成部40Cは、イエロ画像形成部40Yと同様に、感光体ドラム41Cや、帯電装置42C、露光装置43C、現像装置44C、クリーニング装置45Cなどを備えて構成されており、シアン(C)の画像を形成する。
画像形成部40のうちのブラック画像形成部40Kは、イエロ画像形成部40Yと同様に、感光体ドラム41Kや、帯電装置42K、露光装置43K、現像装置44K、クリーニング装置45Kなどを備えて構成されており、ブラック(K)の画像を形成する。
中間転写ベルト50は、複数のローラによって回転可能に支持されており、全体制御部100からの指示に基づく当該複数のローラの回転に伴って、回転するようになっている。また、中間転写ベルト50は、全体制御部100からの指示に基づく一次転写ローラ51Y,51M,51C,51Kの動作によって、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kに圧着されるようになっている。
すなわち、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面に現像されたイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナー画像は、それぞれ一次転写ローラ51Y,51M,51C,51Kによる圧着位置において、中間転写ベルト50に転写(一次転写)される。また、各トナー画像は、複数のローラの回転に伴う中間転写ベルト50の回転によって、中間転写ベルト50に順次重ねて一次転写されて、二次転写ローラ52a,52bへと搬送される。そして、中間転写ベルト50に順次重ねて転写されたトナー画像は、二次転写ローラ52a,52bによって、記録材料Pの一方の面に一括して転写(二次転写)される。
給紙部60は、用紙トレイ61a,61b,61cや、送り出しローラ62、給紙ローラ63a、搬送ローラ63b,63c,63d、レジストローラ63e、分岐点64、反転制御ローラ65、排紙ローラ66、排紙トレイ67などを備えて構成される。給紙部60は、全体制御部100からの指示に従って、用紙トレイ61a,61b,61cに収容された記録材料Pを、例えば、図1に示すような所定の送り経路(地点Aから地点I)に沿って、排紙トレイ67まで送り出すことができるようになっている。
定着部70は、二次転写ローラ52a,52bによって中間転写ベルト50から画像が二次転写された記録材料Pに、すなわち、画像が形成された記録材料Pに、例えば、熱をかける。この定着部70による加熱によって、記録材料Pに形成された画像は、記録材料Pに定着する。
[画像形成装置の全体制御部]
画像形成装置1の全体制御部100は、例えば、図2に示すように、エンジン制御部200、操作部300、画像処理部400、通信制御部500などと接続されている。また、全体制御部100は、エンジン制御部200を介して、画像読取部10や画像形成出力部600、検知部700、補正動作実行部800などと接続されている。
全体制御部100は、例えば、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)110や、RAM(Random Access Memory)120、記憶部130などを備えて構成される。
CPU110は、記憶部130に記憶された画像形成装置1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM120は、CPU110によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
記憶部130は、画像形成装置1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU110によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部130に記憶されている。具体的には、記憶部130には、例えば、図2に示すように、閾値枚数データファイル131、記憶手段としてのジョブ予約内容データファイル132、第1判断プログラム136、第2判断プログラム137などが記憶されている。
閾値枚数データファイル131は、閾値設定手段である操作部300のタッチパネル320によって設定される閾値枚数に関する情報を記憶する。具体的には、閾値枚数データファイル131は、例えば、図3に示すように、「補正動作」記憶領域131a、「補正動作条件」記憶領域131b、「閾値枚数」記憶領域131cなどを有する。
「補正動作」記憶領域131aは、実行手段である補正動作実行部800によって実行される補正動作を記憶する。補正動作は、予め、「補正動作」記憶領域131aに記憶されている。また、「補正動作」記憶領域131aには、当該補正動作を、ジョブの実行中に実行可能であるか否かの情報も記憶されている。
「補正動作条件」記憶領域131bは、「補正動作」記憶領域131aに記憶された補正動作が必要となる補正動作条件を記憶する。補正動作条件は、予め、「補正動作条件」記憶領域131bに記憶されている。
「閾値枚数」記憶手段131cは、「補正動作」記憶領域131aに記憶された補正動作に対応する閾値枚数を記憶する。ここで、閾値枚数とは、第1の判断手段である全体制御部100によって、「補正動作条件」記憶領域131aに記憶された補正動作条件が成立して補正動作を実行する必要があると判断されてから、実行手段である補正動作実行部800によって補正動作を実行するまでに許容するジョブ出力枚数のことである。閾値枚数は、例えば、操作部300のタッチパネル320から、閾値枚数に関する情報が全体制御部100に入力されると、「閾値枚数」記憶領域131cに記憶されるようになっている。また、「閾値枚数」記憶領域131cに記憶された閾値枚数は、新しい閾値枚数に関する情報が全体制御部100に入力される度に、更新されるようになっている。
ジョブ予約内容データファイル132は、ジョブ出力枚数に関する情報などを含むジョブの予約内容に関する情報を記憶する。具体的には、ジョブ予約内容データファイル132は、例えば、図4に示すように、「ジョブ番号」記憶領域132a、「ジョブの予約内容に関する情報」記憶領域132bなどを有する。
「ジョブ番号」記憶領域132aは、「ジョブの予約内容に関する情報」記憶領域132bに記憶されたジョブ予約内容に関する情報を識別するための番号であるジョブ番号を記憶する。ジョブ番号は、対応するジョブ予約内容に関する情報が「ジョブの予約内容に関する情報」記憶領域132bに記憶された時点で、記憶されるようになっている。
「ジョブの予約内容に関する情報」記憶領域132bは、ジョブの予約内容に関する情報を記憶し、「画像データ」記憶領域132b1、「ジョブ出力枚数」記憶領域132b2などを有する。
「画像データ」記憶領域132b1は、ジョブの予約内容に関する情報として、ジョブにおいて形成・出力される画像の画像データを記憶する。画像データは、例えば、エンジン制御部200を介して画像読取部10から、或いは、通信制御部500を介して外部機器から、全体制御部100に入力されると、「画像データ」記憶領域132b1に記憶されるようになっている。
「ジョブ出力枚数」記憶領域132b2は、ジョブの予約内容に関する情報として、「画像データ」記憶領域132b1に記憶された画像データに基づく画像が形成された記録材料Pの出力枚数であるジョブ出力枚数を記憶する。ジョブ出力枚数は、操作部300から、或いは、通信制御部500を介して外部機器から、全体制御部100に入力されると、「ジョブ出力枚数」記憶領域132b2に記憶されるようになっている。
第1判断プログラム136は、CPU110に、予め設定された補正動作条件が成立したか否かを判断する処理を行わせる。
具体的には、CPU110は、第1判断プログラム136を実行して、検知部700からの検知結果の入力に基づいて、予め設定された補正動作条件が成立したか否かを判断する。そして、補正動作条件が成立したと判断すると、CPU110は、第2判断プログラム137を実行する。
全体制御部100は、第1の判断手段として、CPU110がかかる第1判断プログラム136を実行することにより、上記処理を行う。
第2判断プログラム137は、CPU110に、ジョブの開始時、或いは、ジョブの途中において、第1の判断手段である全体制御部100によって、補正動作条件が成立したと判断された場合に、ジョブ予約内容データファイル132によって記憶されている当該ジョブのジョブ出力枚数と予め設定された閾値枚数とに基づいて、補正動作を実行するタイミングを判断する処理を行わせる。
具体的には、CPU110の第1判断プログラム136の実行により、第1の判断手段である全体制御部100が、ジョブの開始時、或いは、ジョブの途中において、補正動作条件が成立したと判断すると、CPU110は、第2判断プログラム137を実行して、ジョブ予約内容データファイル132の「ジョブ出力枚数」記憶領域132b2に記憶されている当該ジョブのジョブ出力枚数と、閾値枚数データファイル131の「閾値枚数」記憶領域131cに記憶されている閾値枚数に基づいて、当該ジョブのジョブ出力枚数が、当該補正動作条件が成立したと判断された補正動作の閾値枚数以下であるか否かを判断する。そして、当該ジョブのジョブ出力枚数が、閾値枚数以下であると判断した場合には、CPU110は、当該ジョブが終了した時点を、実行手段である補正動作実行部800による補正動作を実行するタイミングと判断して、当該タイミングで、補正動作実行部800に補正動作を実行させる。一方、当該ジョブのジョブ出力枚数が、閾値枚数より多いと判断した場合には、更に、当該補正動作がジョブの途中で実行可能か否かを判断する。そして、CPU110は、ジョブの途中で補正動作が実行可能である場合には、当該ジョブの途中における当該ジョブのジョブ出力枚数が閾値枚数に達した時点を、実行手段である補正動作実行部800による補正動作を実行するタイミングと判断して、当該タイミングで、補正動作実行部800に補正動作を実行させるとともに、ジョブの途中で補正動作が実行できない場合には、ジョブの開始前を、実行手段である補正動作実行部800による補正動作を実行するタイミングと判断して、当該タイミングで、補正動作実行部800に補正動作を実行させる。
全体制御部100は、第2の判断手段として、CPU110がかかる第2判断プログラム137を実行することにより、上記処理を行う。
エンジン制御部200は、全体制御部100からの指示(駆動信号)に基づいて、画像読取部10や、画像形成出力部600、検知部700、補正動作実行部800などの駆動制御を行う。
操作部300は、例えば、図2に示すように、液晶表示部310やタッチパネル320などを備えて構成される。
液晶表示部310は、全体制御部100から入力される表示信号に従って所与の表示処理を行う。本発明における液晶表示部310は、例えば、全体制御部100が、各補正動作の閾値枚数設定画面(具体的には、実行タイミング設定画面(例えば、図8))を表示する際などに使用される。
タッチパネル320は、液晶表示部310の上面を覆うように設置されており、ユーザの指などを用いた操作によって押圧入力された所望の入力位置を検出し、その検出信号を全体制御部100に出力する。本発明におけるタッチパネル320は、閾値設定手段であり、例えば、ユーザが、各補正動作の閾値枚数を入力して設定する際などに使用される。
画像処理部400は、例えば、ジョブ予約内容データファイル132の「画像データ」記憶領域132b1に記憶されたジョブの画像データに対して、所与の画像処理を行う。
通信制御部500は、モデム(MODEM:Modulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)、LANアダプタなどから構成され、外部機器と通信を行うための通信制御を行う。本発明における通信制御部500は、外部機器からジョブの予約内容に関する情報、具体的には、画像データやジョブ出力枚数に関する情報などを受信して、全体制御部100に出力する際などに使用される。
画像形成出力部600は、具体的には、例えば、図2に示すように、画像形成部40、中間転写ベルト50、給紙部60、定着部70などを備えて構成される。画像形成出力部600は、例えば、エンジン制御部200を介した全体制御部100からの指示に従って、ジョブ予約内容データファイル132の「画像データ」記憶領域132b1に記憶され、画像処理部400によって画像処理されたジョブの画像データに基づく画像を出力する。すなわち、画像形成出力部600は、エンジン制御部200を介した全体制御部100からの指示に従って、ジョブ予約内容データファイル132に記憶されたジョブにおける画像を記録材料Pに形成して出力する。
検知部700は、例えば、第1の判断手段である全体制御部100が、補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報を検知して、エンジン制御部200を介して全体制御部100に出力する。検知部700は、具体的には、例えば、電位センサ(図示省略)や、付着量センサ(図示省略)、位置センサ(図示省略)、L検センサ(図示省略)、カウント部(図示省略)、計時部(図示省略)、温度測定部(図示省略)などを備えて構成される。
電位センサは、例えば、補正動作のうちの安定化制御の補正動作(後述)の補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報である感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面電位を検知する。
付着量センサは、例えば、補正動作のうちの安定化制御の補正動作(後述)の補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報である感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kに付着するトナー濃度を検知する。
位置センサは、例えば、補正動作のうちのカラーレジスト補正の補正動作(後述)の補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報である中間転写ベルト50上に作成したパッチの位置を検知する。
カウント部は、例えば、補正動作のうちのカラーレジスト補正の補正動作(後述)の補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報であるジョブ出力枚数の累計枚数をカウントする。
計時部は、例えば、補正動作のうちのカラーレジスト補正の補正動作(後述)の補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報である前回の補正動作実施後からの経過時間や前回のジョブ出力後からの経過時間を計測する。
温度測定部は、例えば、補正動作のうちのカラーレジスト補正の補正動作(後述)の補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報である定着部70での画像定着温度や画像形成部40の温度を測定する。
L検センサは、例えば、補正動作のうちのトナー濃度補正の補正動作(後述)の補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報である現像剤に含まれるトナーの濃度を検知する。
補正動作実行部800は、実行手段であり、第2の判断手段である全体制御部100によって判断されたタイミングで自動的に補正動作を実行する。補正動作には、具体的には、例えば、安定化制御の補正動作や、カラーレジスト補正の補正動作、トナー濃度補正の補正動作などがある。
安定化制御の補正動作は、安定した画像を得るために行うプロセス補正である。具体的には、補正動作実行部800の安定化制御の補正動作によって、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面電位の補正や、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kに付着させるトナー濃度の補正が行われる。
なお、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面電位は、検知部700の電位センサによって検知される。また、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kに付着するトナー濃度は、検知部700の付着量センサによって検知される。
安定化制御の補正動作条件は、第1の判断手段である全体制御部100によって、検知部700の電位センサにより検知された感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面電位、或いは、検知部700の付着量センサにより検出された感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kに付着するトナー濃度が所定の範囲外であると判断された場合に、成立する。
カラーレジスト補正の補正動作は、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナー画像の位置のずれを防ぐために行う補正である。具体的には、補正動作実行部800のカラーレジスト補正の補正動作によって、主走査方向や、静電潜像形成のタイミング、露光装置43Y,43M,43C,43Kの位置などの補正が行われる。
なお、各トナー画像の位置のずれは、検知部700の位置センサによって検知される。具体的には、試験的に、中間転写ベルト50上に各色のトナーでパッチを作成して、検知部700の位置センサにより当該パッチの位置を検知することによって、各トナー画像の位置のずれは検知される。
カラーレジスト補正の補正動作条件は、第1の判断手段である全体制御部100によって、検知部700の位置センサにより検知されたパッチの位置のずれが所定の範囲外であると判断された場合に、成立する。更に、カラーレジスト補正の補正動作条件は、第1の判断手段である全体制御部100によって、検知部700のカウント部によりカウントしたジョブ出力枚数の累計枚数が、例えば、1000の倍数枚であると判断された場合に、検知部700の計時部により計時した前回の補正動作実施後からの経過時間が、例えば、24時間以上であると判断された場合に、検知部700の計時部により計時した前回のジョブ出力後からの経過時間が、例えば、1時間以上であると判断された場合に、検知部700の温度測定部により測定した定着部70での画像定着温度が規定温度以下である場合に、検知部700の温度測定部により測定した画像形成部40の温度が、規定温度以上変化したと判断された場合に、成立する。
トナー濃度補正の補正動作は、現像剤に含まれるトナーの濃度を維持するために行う補正である。具体的には、補正動作実行部800のトナー濃度補正の補正動作によって、現像剤中に適量のトナーを補給する補正が行われる。
なお、現像剤に含まれるトナーの濃度は、検知部700のL検センサによって検知される。
トナー濃度補正の補正動作条件は、第1の判断手段である全体制御部100によって、検知部700のL検センサにより検知されたトナーの濃度が所定の範囲外であると判断された場合に、成立する。
上記した補正動作のうち、安定化制御の補正動作及びトナー濃度補正の補正動作は、ジョブの途中で実行すると、当該補正動作の前後で出力画像に差異が発生してしまう場合がある。従って、ジョブの途中で、安定化制御の補正動作又はトナー濃度補正の補正動作を実行することは好ましくない。一方、カラーレジスト補正の補正動作は、ジョブの途中で実行しても、何ら問題はない。
[画像形成装置における処理]
次に、画像形成装置1における処理について、図を参照して説明する。
まず、閾値枚数の設定に関する処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
ユーザによって、画像形成装置1に電源が入れられると、図示しないメインメニュー画面が操作部300の液晶表示部310に表示される。そして、ユーザによりメインメニュー画面中に表示されたキーオペレーターメニューが選択されると、全体制御部100は、操作部300の液晶表示部310に、例えば、図6に示すような、キーオペレーターメニュー画面を表示させる(ステップS11)。
キーオペレーターメニュー画面には、具体的には、例えば、ユーザが全体制御部100に指示を出す際に使用するキーである「10 補正動作実行タイミングの設定」キーk61などの画像が表示されている。
次いで、ユーザによるタッチパネル320への押圧操作によって、「10 補正動作実行タイミングの設定」キーk61が押圧されると(ステップS12)、全体制御部100は、液晶表示部310に、例えば、図7に示すような、補正動作実行タイミングの設定画面を表示させる(ステップS13)。
補正動作実行タイミングの設定画面は、具体的には、例えば、「1 安定化制御」キーk71、「2 カラーレジスト補正」キーk72、「3 トナー濃度補正」キーk73、「前画面」キーk74などの画像が表示されている。
次いで、ユーザによるタッチパネル320への押圧操作などによって、各補正動作における閾値枚数が設定される(ステップS14)。
具体的には、例えば、補正動作実行タイミングの設定画面(図7)の「1 安定化制御」キーk71、「2 カラーレジスト補正」キーk72、或いは、「3 トナー濃度補正」キーk73が押圧されると、全体制御部100は、液晶表示部310に、当該押圧されたキーに対応する実行タイミング設定画面を表示させる。そして、ユーザによるタッチパネル320への押圧操作によって、閾値枚数が設定される。
ここで、カラーレジスト補正の補正動作における閾値枚数の設定を例に挙げて、より具体的に、各補正動作における閾値枚数の設定について説明する。例えば、補正動作実行タイミングの設定画面(図7)の「2 カラーレジスト補正」キーk72が押圧されると、全体制御部100は、液晶表示部310に、例えば、図8に示すような、カラーレジスト補正の実行タイミング設定画面を表示させる。
カラーレジスト補正の実行タイミング設定画面には、具体的には、例えば、閾値枚数範囲k81、「補正動作実行までの許容出力枚数」入力欄k82、上矢印キーk83、下矢印キーk84、「前画面」キーk85が表示されている。閾値枚数範囲k81は、閾値枚数として入力可能な数値範囲であり、第1の判断手段としての全体制御部100により補正動作条件が成立したと判断されたにも関わらず該当する補正動作を実行せずにジョブ出力を行った場合において、許容できるジョブ出力枚数の数値範囲であり、予め設定されているものである。「補正動作実行までの許容出力枚数」入力欄k82は、ユーザが入力した閾値枚数を表示する欄である。「補正動作実行までの許容出力枚数」入力欄k82に表示される閾値枚数は、ユーザによるタッチパネル320への押圧操作によって、上矢印キーk83又は下矢印キーk84を押圧することによって変更することができる。「前画面」キーk85は、補正動作実行タイミングの設定画面(図7)を、再度、液晶表示部310に表示させるためのキーである。
次いで、全体制御部100は、「前画面」キーk85が押圧された時点で、実行タイミング設定画面(例えば、図8)の「補正動作実行までの許容出力枚数」入力欄k82に表示されていた閾値枚数を、該当する補正動作に対応付けて、閾値枚数データファイル131の「閾値枚数」記憶領域131cに記憶して(ステップS15)、本処理を終了する。
次に、ジョブの開始時の補正動作判断に関する処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、全体制御部100は、ユーザによる操作部300のタッチパネル320の押圧操作によって、或いは、通信制御部500を介した外部機器からの指示信号によって、ジョブを出力するよう指示されているか否かを判断する(ステップS21)。
ジョブを出力するよう指示されていないと判断すると(ステップS21;No)、全体制御部100は、ステップS21の処理を繰り返して行う。
一方、ジョブを出力するよう指示されたと判断すると(ステップS21;Yes)、CPU110の第1判断プログラム136の実行により、第1の判断手段である全体制御部100は、各補正動作(例えば、安定化制御の補正動作、カラーレジスト補正の補正動作、トナー濃度補正の補正動作など)において、補正動作条件が成立したか否かを判断する(ステップS22)。
補正動作条件が成立したか否か判断は、具体的には、例えば、検知部700から、エンジン制御部200を介して全体制御部100に入力された、補正動作条件が成立したか否かを判断するために必要な情報と、閾値枚数データファイル131の「補正動作条件」記憶領域131b記憶された補正動作条件とに基づいてなされる。
ステップS22において、補正動作条件が成立していないと判断すると(ステップS22;No)、全体制御部100は、ステップS24の処理に移行する。
一方、ステップS22において、補正動作条件が成立したと判断すると(ステップS22;Yes)、全体制御部100は、第2の判断手段として、CPU110の第2判断プログラム137の実行により、ステップS21において出力するよう指示されたジョブのジョブ出力枚数を、ジョブ予約内容データファイル132の「ジョブ出力枚数」記憶領域132b2から取得する。さらに、ステップS22において補正動作条件が成立したと判断された補正動作(例えば、安定化制御の補正動作、カラーレジスト補正の補正動作、トナー濃度補正の補正動作のうちの一つ以上)に対応する閾値枚数を、閾値枚数データファイル131の「閾値枚数」記憶領域131cから取得する。そして、当該取得したジョブ出力枚数と、閾値枚数とに基づいて、ジョブ出力枚数が、閾値枚数以下であるか否かを判断する(ステップS23)。
ステップS23において、ジョブ出力枚数が、閾値枚数以下であると判断すると(ステップS23;Yes)、全体制御部100は、後述するジョブにおける画像の形成・出力に関する処理(図10)を行い(ステップS24)、その後、ステップS21以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS23において、ジョブ出力枚数が、閾値枚数以下でないと判断すると(ステップS23;No)、すなわち、ジョブ出力枚数が、閾値枚数よりも多いと判断すると、全体制御部100は、ステップS22において補正動作条件が成立したと判断された補正動作が、ジョブの途中で実行しても良い補正動作か否かを判断する(ステップS25)。具体的には、全体制御部100は、ステップS22において補正動作条件が成立したと判断された補正動作が、例えば、カラーレジスト補正の補正動作であるか否かを判断する。
ステップS25において、ジョブの途中で実行しても良い補正動作であると判断すると(ステップS25;Yes)、すなわち、例えば、カラーレジスト補正の補正動作であると判断すると、全体制御部100は、ステップS24の処理に移行する。
ステップS25において、ジョブの途中で実行しても良い補正動作でないと判断すると(ステップS25;No)、すなわち、例えば、安定化制御の補正動作又はトナー濃度補正の補正動作であると判断すると、全体制御部100は、補正動作実行部800に、該当する補正動作を実行させ(ステップS26)、ステップS24の処理に移行する。
次に、図9のステップS24における、ジョブにおける画像の形成・出力に関する処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU110の第1判断プログラム136の実行により、第1の判断手段である全体制御部100は、各補正動作(例えば、安定化制御の補正動作、カラーレジスト補正の補正動作、トナー濃度補正の補正動作など)において、補正動作条件が成立したか否かを判断する(ステップS31)。すなわち、図9のステップS22と同様の処理を行う。
ステップS31において、補正動作条件が成立していないと判断すると(ステップS31;No)、全体制御部100は、該当するジョブの予約内容に関する情報を、ジョブ予約内容データファイル132の「ジョブの予約内容に関する情報」記憶領域132bから取得して、画像処理部400において処理させる。次いで、全体制御部100は、当該処理されたジョブの予約内容に関する情報を、画像形成出力部600に出力して、画像形成出力部600において、当該ジョブにおける画像を記録材料Pに形成して出力させる(ステップS32)。
次いで、全体制御部100は、該当するジョブが終了したか否かを判断する(ステップS33)。
ステップS33において、ジョブが終了したと判断すると(ステップS33;Yes)、全体制御部100は、本処理を終了する。
一方、ステップS33において、ジョブが終了していないと判断すると(ステップS33;No)、全体制御部100は、ステップS31以降の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS31において、補正動作条件が成立したと判断すると(ステップS31;Yes)、全体制御部100は、第2の判断手段として、CPU110の第2判断プログラム137の実行により、残りのジョブ出力枚数が、閾値枚数以下であるか否かを判断する(ステップS34)。
ステップS34において、残りのジョブ出力枚数が、閾値枚数以下であると判断すると(ステップS34;Yes)、全体制御部100は、画像形成出力部600に、ジョブにおける画像を記録材料Pに形成して出力させる(ステップS35)。すなわち、ステップS32と同様の処理を行う。
次いで、全体制御部100は、該当するジョブが終了したか否かを判断する(ステップS36)。
ステップS36において、ジョブが終了していないと判断すると(ステップS36;No)、全体制御部100は、ステップS35の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS36において、ジョブが終了したと判断すると(ステップS36;Yes)、全体制御部100は、補正動作実行部800に、該当する補正動作を実行させ(ステップS37)、本処理を終了する。
一方、ステップS34において、残りのジョブ出力枚数が、閾値枚数以下でないと判断すると(ステップS34;No)、ステップS31において補正動作条件が成立したと判断された補正動作が、ジョブの途中で実行しても良い補正動作か否かを判断する(ステップS38)。具体的には、全体制御部100は、ステップS31において補正動作条件が成立したと判断された補正動作が、カラーレジスト補正の補正動作であるか否かを判断する。
ステップS38において、ジョブの途中で実行しても良い補正動作であると判断すると(ステップS38;No)、全体制御部100は、画像形成出力部600に、ジョブにおける画像を記録材料Pに形成して出力させる(ステップS39)。すなわち、ステップS32と同様の処理を行う。
次いで、全体制御部100は、ステップS31において補正動作条件が成立したと判断されてからのジョブ出力枚数が、閾値枚数に達したか否かを判断する(ステップS40)。
ステップS40において、補正動作条件が成立してからのジョブ出力枚数が閾値枚数に達していないと判断すると(ステップS40;No)、全体制御部100は、ステップS39の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS40において、補正動作条件が成立してからのジョブ出力枚数が閾値枚数に達したと判断すると(ステップS40;Yes)、全体制御部100は、補正動作実行部800に、該当する補正動作を実行させる(ステップS41)。
次いで、全体制御部100は、ジョブにおける残りの画像を記録材料Pに形成して出力させ(ステップS42)、すなわち、ステップS32と同様の処理を行い、本処理を終了する。
一方、ステップS38において、ジョブの途中で実行しても良い補正動作でないと判断すると(ステップS38;No)、すなわち、例えば、安定化制御の補正動作又はトナー濃度補正の補正動作であると判断すると、全体制御部100は、画像形成出力部600に、ジョブにおける画像を記録材料Pに形成して出力させる(ステップS43)。すなわち、ステップS32と同様の処理を行う。
次いで、全体制御部100は、該当するジョブが終了したか否かを判断する(ステップS44)。
ステップS44において、ジョブが終了していないと判断すると(ステップS44;No)、全体制御部100は、ステップS43の処理を繰り返して行う。
一方、ステップS44において、ジョブが終了したと判断すると(ステップS44;Yes)、全体制御部100は、補正動作実行部800に、該当する補正動作を実行させ(ステップS45)、本処理を終了する。
以上説明した本発明の画像形成装置1によれば、第2の判断手段である全体制御部100によって、ジョブの開始時、或いは、ジョブの途中において、第1の判断手段である全体制御部100によって、補正動作条件が成立したと判断された場合に、ジョブ予約内容データファイル132に記憶されている当該ジョブのジョブ出力枚数と予め設定された閾値枚数とに基づいて、補正動作を実行するタイミングを判断することができ、補正動作実行部800によって、第2の判断手段である全体制御部100によって判断されたタイミングで自動的に補正動作を実行することができる。
具体的には、第2の判断手段である全体制御部100は、ジョブ予約内容データファイル132に記憶されているジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値枚数以下であると判断した場合には、当該ジョブが終了した時点を、補正動作実行部800による補正動作を実行するタイミングと判断することができる。一方、第2の判断手段である全体制御部100は、ジョブ予約内容データファイル132に記憶されているジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値枚数より多いと判断した場合には、更に、当該補正動作がジョブの途中で実行可能か否かを判断し、ジョブの途中で補正動作を実行可能である場合には、当該ジョブの途中における当該ジョブのジョブ出力枚数が閾値枚数に達した時点を、補正動作実行部800による補正動作を実行するタイミングと判断することができる。
すなわち、第1の判断手段、第2の判断手段といった二つの判断手段による判断に基づいて、補正動作を実行することができ、予め設定された閾値枚数によって、補正動作を優先する場合や、ジョブ出力を優先する場合などに対応することができる。
また、予め設定された閾値枚数の範囲内であれば、補正動作を行わず、優先的にジョブ出力を実行することができる。したがって、定期的に自動的に実行される補正動作によって、ジョブが一時中断してしまうことを極力避けることができる。
さらに、ジョブ出力枚数が閾値枚数に達するまでは、補正動作を行わず、優先的にジョブ出力を実行することができる。したがって、例えば、ジョブの一部であっても直ぐに出力させたいときには、補正動作を待つことなく出力することができることとなる。したがって、ユーザのニーズに応じることができる、ユーザにとって使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
また、閾値枚数は、第1の判断手段である全体制御部100によって補正動作を実行する必要があると判断されてから、補正動作実行部800によって補正動作を実行するまでに許容するジョブ出力枚数とすることができ、操作部300のタッチパネル320によって、閾値枚数を設定することができる。
すなわち、タッチパネル320によって、ジョブにおいて形成・出力される画像の画質がある一定のレベルを保つことができる許容範囲内で、閾値枚数を設定することができる。したがって、ユーザは、閾値枚数を使用する条件に合わせて設定することができる。具体的には、例えば、より高画質な画像を得たい場合には、閾値枚数を少なく設定でき、一方、例えば、より短時間でジョブ出力を終了したい場合には、閾値枚数を多く設定することができる。
さらに、タッチパネル320によって設定される閾値枚数は、補正動作実行部800により実行する補正動作毎に設定することができる。
すなわち、タッチパネル320によって、補正動作の種類別(例えば、安定化制御の補正動作、カラーレジスト補正の補正動作、トナー濃度補正の補正動作など)に閾値枚数を設定することができる。したがって、例えば、ユーザは、ジョブ出力で得られる画像の画質において、特に優先したい項目がある場合には、当該項目に対応する補正動作の閾値枚数を少なく設定し、優先する必要がない項目がある場合には、当該項目に対応する補正動作の閾値枚数を多く設定することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではない。
例えば、本実施の形態においては、第2判断手段としての全体制御部100は、ジョブ予約内容データファイル132に記憶されている1つのジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値よりも多いと判断した場合には、当該ジョブの途中における当該ジョブのジョブ出力枚数が閾値枚数に達した時点を、補正動作実行部800による補正動作を実行するタイミングと判断するとしたが、第2判断手段としての全体制御部100は、ジョブ予約内容データファイル132に記憶されている全ジョブの出力枚数が、予め設定予め設定された閾値よりも多いと判断した場合には、当該ジョブの途中における当該ジョブのジョブ出力枚数が閾値枚数に達した時点を、補正動作実行部800による補正動作を実行するタイミングと判断するとしても良い。この場合、1つ1つのジョブに対して判断する必要がなくなり、より短時間で、ジョブ出力を行うことができることとなる。
また、補正動作の種類は、安定化制御の補正動作、カラーレジスト補正の補正動作、トナー濃度補正の補正動作に限られない。補正動作の種類は、画像形成装置で実行される補正動作であれば、特に制限はなく、例えば、トナーリフレッシュモードなどを加えても良い。
実行タイミング設定画面に表示される閾値枚数範囲k81は、画像の画質が一定レベルで維持することができるのであれば、例えば、図8に示す「0〜50枚」に限られない。また、安定化制御の実行タイミング設定画面に表示される閾値枚数範囲k81と、カラーレジスト補正の実行タイミング設定画面に表示される閾値枚数範囲k81と、トナー濃度補正の実行タイミング設定画面に表示される閾値枚数範囲k81とは、同一の範囲でなくても良い。具体的には、例えば、安定化制御の実行タイミング設定画面に表示される閾値枚数範囲k81は「0〜100枚」、カラーレジスト補正の実行タイミング設定画面に表示される閾値枚数範囲k81は「0〜50枚」、トナー濃度補正の実行タイミング設定画面に表示される閾値枚数範囲k81は「0〜80枚」などのようにしても良い。
本発明の実施の形態における画像形成装置の内部構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置の全体制御部の機能的構成を示すブロック図である。 図2に示した閾値枚数データファイルのデータ構造を示す図である。 図2に示したジョブ予約内容データファイルのデータ構造を示す図である。 閾値枚数の設定に関する処理を説明するためのフローチャートである。 キーオペレーターメニュー画面を示す図である。 補正動作実行タイミングの設定画面を示す図である。 カラーレジスト補正の実行タイミング設定画面を示す図である。 ジョブの開始時の補正動作判断に関する処理を説明するためのフローチャートである。 ジョブにおける画像の形成・出力に関する処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 画像形成装置本体
100 全体制御部(第1の判断手段、第2の判断手段)
110 CPU(第1の判断手段、第2の判断手段)
120 RAM
130 記憶部
131 閾値枚数データファイル
132 ジョブ予約内容データファイル(記憶手段)
136 第1判断プログラム(第1の判断手段)
137 第2判断プログラム(第2の判断手段)
200 エンジン制御部
300 操作部
320 タッチパネル(閾値設定手段)
400 画像処理部
500 通信制御部
600 画像形成出力部
700 検知部
800 補正動作実行部(実行手段)

Claims (5)

  1. 設定された補正動作条件が成立したか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段による判断に基づいて、自動的に該当する補正動作を実行する実行手段と、ジョブの予約内容に含まれるジョブ出力枚数を記憶する記憶手段と、を備える画像形成装置において、
    ジョブの開始時、或いは、ジョブの途中において、前記第1の判断手段によって、前記補正動作条件が成立したと判断された場合に、前記記憶手段によって記憶されている当該ジョブのジョブ出力枚数と予め設定された閾値枚数とに基づいて、補正動作を実行するタイミングを判断する第2の判断手段を備え、
    前記実行手段は、前記第2の判断手段によって判断されたタイミングで自動的に補正動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記第2の判断手段は、前記記憶手段によって記憶されているジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値枚数以下であると判断した場合には、当該ジョブが終了した時点を、前記実行手段による補正動作を実行するタイミングと判断することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記第2の判断手段は、前記記憶手段によって記憶されているジョブのジョブ出力枚数が、予め設定された閾値枚数より多いと判断した場合には、更に、当該補正動作がジョブの途中で実行可能か否かを判断し、ジョブの途中で補正動作を実行可能である場合には、当該ジョブの途中における当該ジョブのジョブ出力枚数が閾値枚数に達した時点を、前記実行手段による補正動作を実行するタイミングと判断することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置において、
    前記閾値枚数は、前記第1の判断手段によって補正動作を実行する必要があると判断されてから、前記実行手段によって補正動作を実行するまでに許容するジョブ出力枚数であり、
    前記閾値枚数を設定する閾値設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記閾値設定手段によって設定される閾値枚数は、前記実行手段により実行する補正動作毎に設定可能であることを特徴とする画像形成装置。
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