JP2006194987A - 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数を増やすこと無く、境界部とハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止できる現像装置。
【解決手段】開口を持つハウジングと、前記開口に臨ませて設けらた現像剤担持ローラと、該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止する第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止する第二シール部材と、該第二シール部材の長手方向端部を支持し該第二シール部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けらた第二シール支持部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢し、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、を備えた現像装置。
【選択図】 図17

Description

本発明は、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持するための像担持体と、現像剤によって像担持体に担持された潜像を現像する現像装置と、を有しており、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、現像装置を像担持体と対向する現像位置に位置決めし、像担持体に担持された潜像を、現像装置内の現像剤で現像して現像剤像を形成し、当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
上記の現像装置は、開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、を備えている。この現像剤担持ローラに担持された現像剤が、像担持体に担持された潜像の現像に供される。また、現像装置は、収容体からの現像剤の漏れを防止するために、該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接している第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接している第二シール部材と、を備えている。
また、現像剤の漏れを防止するためには、第一シール部材を前記現像剤担持ローラに適切に当接させることが望ましい。そこで、現像装置は、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材、を備えている。さらに、現像剤の漏れを防止するためには、この第二シール部材を適切に支持することが望ましい。そこで、現像装置は、該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材を備えており、該第二シール支持部材は、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている。
特開2003−280371号公報
ところで、ハウジングに対する第二シール支持部材の取付け状態等によっては、第二シール部材と第二シール支持部材との境界部と、ハウジングと、の間に隙間が生じることがある。該境界部とハウジングとの間に隙間が生じると、現像剤は微粒子であるから、現像剤が該隙間から漏れる恐れる可能性がある。このため、該隙間からの現像剤の漏れを防止するための部材を設ける必要があり、現像装置の部品点数が増加してしまう恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数を増やすこと無く、境界部とハウジングとの間からの現像剤の漏れを適切に防止できる現像装置を実現することである。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、を備えたことを特徴とする現像装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、を備えたことを特徴とする現像装置。
このような現像装置によれば、付勢部材が延出部を有するから、第二シール部材と第二シール支持部材との境界部と、ハウジングと、の間からの現像剤の漏れを適切に防止できる。また、付勢部材が、第一シール部材を現像剤担持ローラへ付勢する機能と、該境界部とハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止する機能とを兼ね備えているから、現像装置の部品点数の増加を防止できる。従って、付勢部材が延出部を有する場合には、部品点数を増やすこと無く、該境界部とハウジングとの間からの現像剤の漏れを適切に防止できる現像装置を実現することが可能となる。
また、かかる現像装置であって、前記第二シール部材は、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接する当接面を備え、前記第二シール支持部材は、前記第二シール部材の、該当接面とは反対側の面、を支持する第二シール支持部を備え、前記境界部は、該当接面とは反対側の面と、該第二シール支持部と、の境界部であることとしてもよい。
かかる場合には、部品点数を増やすこと無く、当接面とは反対側の面と、第二シール支持部と、の境界部と、ハウジングと、の間からの現像剤の漏れを適切に防止できる現像装置を実現することが可能となる。
また、かかる現像装置であって、前記延出部は、前記第二シール支持部に両面テープを介して支持されていることとしてもよい。
かかる場合には、第二シール支持部に対する延出部の位置ずれが生じ難いから、延出部を所望の位置に配置させやすくなり、より有効に、境界部とハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止することが可能となる。
また、かかる現像装置であって、前記延出部は、前記第二シール支持部に折り返されて支持されている折り返し部を備え、該折り返し部の一部が、前記境界部と前記ハウジングとの間に位置していることとしてもよい。
かかる場合には、延出部を境界部とハウジングとの間に適切に配置させやすいから、境界部とハウジングとの間に隙間が生じ難くなる。
また、かかる現像装置であって、前記第二シール支持部材の前記第二シール支持部は、前記第二シール部材に対向する位置に切り欠き部を備え、前記折り返し部は、該切り欠き部の側端を囲むように、前記第二シール支持部に折り返されて支持されていることとしてもよい。
また、かかる現像装置であって、前記第二シール支持部材は、該第二シール支持部材と前記ハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止するための第三シール部材を介して、前記ハウジングに取り付けられており、前記延出部は、前記境界部と前記第三シール部材との間まで延出しており、該境界部と該第三シール部材の双方に当接していることとしてもよい。
かかる場合には、延出部が境界部と第三シール部材の双方に当接しているから、境界部とハウジングとの間に隙間がさらに生じ難くなるから、より有効に、境界部とハウジングの間からの現像剤の漏れを適切に防止することが可能となる。
また、かかる現像装置であって、前記第二シール支持部材の材質は、金属であり、前記第二シール部材の材質は、不織布であり、前記付勢部材の材質は、スポンジであることとしてもよい。
第二シール支持部材の材質が金属である場合には、第二シール支持部材の柔軟性が乏しいから、第二シール支持部材と第二シール部材の境界部に隙間が生じる可能性が高まる。そこで、付勢部材の材質を柔軟性に富んだスポンジにする場合には、付勢部材の延出部が第二シール支持部材等の形状に沿って変形しやすいから、境界部とハウジングとの間に隙間がさらに生じ難くなる。
また、かかる現像装置であって、前記第二シール支持部材は、前記第一シール部材の短手方向端部を支持し、前記付勢部材をその長手方向に沿って支持することとしてもよい。
かかる場合には、第一シール部材への付勢部材の付勢力が安定しやすいから、現像剤担持ローラに対して第一シール部材が適切に当接して、より有効に現像剤の漏れを防止することが可能となる。
また、開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、を備え、前記第二シール部材は、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接する当接面を備え、前記第二シール支持部材は、前記第二シール部材の、該当接面とは反対側の面、を支持する第二シール支持部を備え、前記境界部は、該当接面とは反対側の面と、該第二シール支持部と、の境界部であり、前記延出部は、前記第二シール支持部に両面テープを介して支持されており、前記延出部は、前記第二シール支持部に折り返されて支持されている折り返し部を備え、該折り返し部の一部が、前記境界部と前記ハウジングとの間に位置しており、前記第二シール支持部材の前記第二シール支持部は、前記第二シール部材に対向する位置に切り欠き部を備え、前記折り返し部は、該切り欠き部の側端を囲むように、前記第二シール支持部に折り返されて支持されており、前記第二シール支持部材は、該第二シール支持部材と前記ハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止するための第三シール部材を介して、前記ハウジングに取り付けられており、前記延出部は、前記境界部と前記第三シール部材との間まで延出しており、該境界部と該第三シール部材の双方に当接しており、前記第二シール支持部材の材質は、金属であり、前記第二シール部材の材質は、不織布であり、前記付勢部材の材質は、スポンジであり、前記第二シール支持部材は、前記第一シール部材の短手方向端部を支持し、前記付勢部材をその長手方向に沿って支持することを特徴とする現像装置。
このような現像装置によれば、部品点数を増やすこと無く、境界部577とハウジング540との間からのトナーTの漏れを適切に防止できる現像装置を実現することが可能となる効果が、最も有効に奏される。
また、潜像を担持するための像担持体、及び、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置であって、開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、を備えた現像装置、を有することを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、画像形成装置が、部品点数を増やすこと無く、境界部577とハウジング540との間からのトナーTの漏れを適切に防止できる現像装置を備えるから、従来よりも優れた画像形成装置を実現することが可能となる。
また、コンピュータ、並びに、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体、及び、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置であって、開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、を備えた現像装置、を有する画像形成装置、を具備したことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、画像形成システムが、部品点数を増やすこと無く、境界部577とハウジング540との間からのトナーTの漏れを適切に防止できる現像装置を備えるから、従来よりも優れた画像形成システムを実現することが可能となる。
===画像形成装置の概要===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナーT、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーTにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、YMCK現像ユニット50の前記保持部に対して着脱可能となっている。また、各現像装置の詳細については後述する。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。この中間転写体70は、PETフィルムの表面にアルミ蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を媒体に融着させて永久像とするための装置である。クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーTをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、現像剤担持ローラの一例としての現像ローラ、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーTの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて媒体に融着される。一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75に支持されたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーTが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーTは、クリーニングユニット75が備える残存トナー回収部に回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。
ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===現像器の概要===
次に、図3及び図4を用いて、現像装置の構成例及び動作例について説明する。図3は、現像装置の概念図である。図4は、現像装置の主要構成要素を示した断面図である。なお、図4に示す断面図は、図3に示す長手方向に垂直な面で現像装置を切り取った断面を表したものである。また、図4においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
YMCK現像ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー現像装置54について説明する。
<イエロー現像装置54の構成>
イエロー現像装置54は、現像ローラ510、第一シール部材の一例としての上シール520、付勢部材の一例としての上シール付勢部材524、トナー収容体530、ハウジング540、トナー供給ローラ550、規制ブレード560、第二シール部材の一例としての端部シール574等を有している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、5056アルミ合金や6063アルミ合金等のアルミ合金、STKM等の鉄合金等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。また、現像ローラ510は、軸部510aと大径部510bとを有しており、当該軸部510aが後述するホルダー526の現像ローラ支持板529によって軸受け576を介して支持されることにより(図7)、現像ローラ510が回転自在に支持される。図4に示すように、現像ローラ510は、感光体20の回転方向(図4において時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。
また、イエロー現像装置54が感光体20と対向している状態で、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。
ハウジング540は、一体成型された複数の樹脂製のハウジング部、すなわち、上ハウジング部542と下ハウジング部544、とを溶着して製造されたものであり、その内部に、トナーTを収容するためのトナー収容体530が形成されている。トナー収容体530は、内壁から内方へ(図4の上下方向)突出させたトナーTを仕切るための仕切り壁545により、二つのトナー収容部、すなわち、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bと、に分けられている。そして、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとは、上部が連通され、図4に示す状態で、仕切り壁545によりトナーTの移動が規制されている。
しかしながら、YMCK現像ユニット50が回転する際には、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとに収容されていたトナーが、現像位置における上部側の連通している部位側に一旦集められ、図4に示す状態に戻るときには、それらのトナーが混合されて第一トナー収容部530a及び第二トナー収容部530bに戻されることになる。すなわち、YMCK現像ユニット50が回転することにより現像装置内のトナーTは適切に撹拌されることになる。このため、本実施の形態では、トナー収容体530に攪拌部材を設けていないが、トナー収容体530に収容されたトナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよい。また、図4に示すように、ハウジング540(すなわち、第一トナー収容部530a)は下部に開口572を有しており、現像ローラ510が、この開口572に臨ませて設けられている。
トナー供給ローラ550は、前述した第一トナー収容部530aに設けられ、当該第一トナー収容部530aに収容されたトナーTを現像ローラ510に供給するとともに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ローラ550は、第一トナー収容部530aの下部に配置されており、第一トナー収容部530aに収容されたトナーTは、該第一トナー収容部530aの下部にてトナー供給ローラ550によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。
上シール520は、現像ローラ510にその軸方向に沿って当接して、現像位置を通過後に現像ローラ510上に残留しているトナーTのハウジング540内への移動を許容し、かつ、ハウジング540内のトナーTのハウジング540外への漏れを防止している。この上シール520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。上シール520は、後述するホルダー526の第二シール支持部材の一例である上シール支持板527によって支持されており、また、その長手方向が現像ローラ510の軸方向に沿うように設けられている(図7)。上シール520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
なお、上シール520の、現像ローラ510に当接する上シール当接面520bとは反対側の面(当該面を、上シール反対面520cとも呼ぶ)と、前記上シール支持板527と、の間には、モルトプレーン等の弾性体からなる上シール付勢部材524が圧縮した状態で設けられている。なお、上シール付勢部材524の詳細な構成等については、後述する。
規制ブレード560は、現像ローラ510にその軸方向に沿って当接して、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部560aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部560bに支持されており、ゴム支持部560bは、その付勢力によってゴム部560aを現像ローラ510に押しつけている。ゴム支持部560bは、その一端部が後述するホルダー526の規制ブレード支持板528によって支持された状態で、当該規制ブレード支持板528に取付けられている。
規制ブレード560の、規制ブレード支持板528に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560は、その先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。なお、当該規制ブレード560は、現像ローラ510にその軸方向に沿って当接することにより、トナー収容体530からのトナーTの漏れを防止する機能も発揮する。
また、規制ブレード560のゴム部560aの長手方向外側には、端部シール574(図6)が設けられている。当該端部シール574は、その材質が不織布であり、現像ローラ510の軸方向端部の一例としての大径部端部510cにて、当該現像ローラ510の周方向に沿って当接して、トナーTの漏れを防止する機能を発揮する。詳しくは、端部シール574は、現像ローラ510の大径部端部510cにて、該現像ローラ510の周方向に沿って当接する端部シール当接面574cを備えており、該端部シール当接面574cが現像ローラ510の周方向に沿って当接して、現像ローラ510の周面とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止する。
端部シール574は、その長手方向が現像ローラ510の軸方向と直交するように、設けられており、規制ブレード560の長手方向端部560d(図6)と後述するホルダー526の上シール支持板527とによって支持されている。また、端部シール574は、凹状に切り欠かれた凹部574e(図15)を有している。
<イエロー現像装置54の動作>
このように構成されたイエロー現像装置54において、トナー供給ローラ550がトナー収容体530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制され、電荷が付与された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、上シール520を通過して、上シール520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。さらに、未だ現像ローラ510に残存しているトナーTは、前記トナー供給ローラ550によって剥ぎ取られうる。
===ホルダーの構成等===
次に、ホルダー526及びその周辺の構成について、図4〜図10を用いて説明する。図5は、ホルダー526の斜視図である。図6は、ホルダー526に上シール520、規制ブレード560、端部シール574、及び、上シール付勢部材524が組付けられている様子を示す斜視図である。図7は、ユニット563の斜視図である。図8は、図6に示す斜視図から上シール520を取り除いた図であり、ホルダー526により支持された上シール付勢部材524を示す斜視図である。図9は、ユニット563が、ハウジングシール546を介して、ハウジング540に取付けられている様子を示す斜視図である。図10は、図9に示す斜視図からユニット563を取り除いた図であり、ハウジングシール546がハウジング540に固定されている様子を示す斜視図である。
ホルダー526は、現像ローラ510と、規制ブレード560と、上シール520と、端部シール574と、上シール付勢部材524と、を組付けるための金属製の組付け部材である。このホルダー526は、図5に示すように、その長手方向(すなわち、現像ローラ510の軸方向)に沿った上シール支持板527と、同じくその長手方向(すなわち、現像ローラ510の軸方向)に沿った規制ブレード支持板528と、前記長手方向(前記軸方向)において上シール支持板527及び規制ブレード支持板528の外側に設けられ、前記長手方向(前記軸方向)と交差した現像ローラ支持板529と、を有している。
そして、図6及び図7に示すように、上シール520は、その短手方向端部520a(図4)にて、上シール支持板527によって支持されており、また、現像ローラ510は、その軸部510a(図7)にて、現像ローラ支持板529により支持されており、また、規制ブレード560は、その短手方向端部560c(図4)にて、規制ブレード支持板528により、支持されている。また、上シール付勢部材524は、図8に示すように、その長手方向が現像ローラ510の軸方向に沿うように設けられ、上シール支持板527により支持されている。また、端部シール574は、図8に示すように、その長手方向端部574bが上シール支持板527によって支持され、その長手方向端部574aが規制ブレード560の長手方向端部560dによって支持されている。
このように、ホルダー526には、現像ローラ510、規制ブレード560、端部シール574、上シール520、及び、上シール付勢部材524が組付けられて、一つのユニット563が形成されている。
図9及び図10に示すように、現像ローラ510と、規制ブレード560と、上シール520と、端部シール574と、上シール付勢部材524と、これらの部材が組付けられたホルダー526と、を備えた上記ユニット563は、第三シール部材の一例としてのハウジングシール546を介して、ハウジング540に取付けられている。
ハウジングシール546は、一つの現像装置に対し一つだけ設けられており、ユニット563とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止する機能を発揮する。このハウジングシール546は、図10に示すように、モルトプレーン等の矩形の弾性体から中央部分(矩形部分)を刳り抜いたものであり、第一シール部546aと、第二シール部546bと、第三シール部546cと、を有している。
ここで、第一シール部546aは、ホルダー526の上シール支持板527とハウジング540とに当接して、当該上シール支持板527と当該ハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止する機能を発揮し、第二シール部546bは、規制ブレード560のゴム支持部560bとハウジング540とに当接して、当該ゴム支持部560bと当該ハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止する機能を発揮し、第三シール部546cは、端部シール574とハウジング540と上シール支持板527とに当接して、当該端部シール574と当該ハウジング540と上シール支持板527との間からのトナーTの漏れを防止する機能を発揮する。
なお、ハウジングシール546は、ユニット563とハウジング540のうち、ハウジング540のみに固定されている。また、前記第二シール部546bは、トナーTの漏れを防止する機能だけでなく、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力を安定させ、かつ、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性を向上させる機能も有する。
===上シール支持板527と上シール付勢部材524の構成等===
次に、上シール支持板527と上シール付勢部材524の構成、及び、上シール付勢部材524が上シール支持板527にどのように支持されているか等について、図11〜図17を用いて説明する。図11は、上シール支持板527を示した斜視図である。図12は、上シール付勢部材524を支持している上シール支持板527を示した斜視図である。図13は、上シール支持板527に支持される前の上シール付勢部材524を示した斜視図である。図14は、上シール付勢部材524を支持している上シール支持板527の長手方向端部を示した図である。図15は、上シール付勢部材524と端部シール574を支持している上シール支持板527の長手方向端部を示した図である。図16は、図15に示す上シール支持板527等を背面から見た図である。図17は、図9にI−I断面図の一部であって、端部シール574周辺を示した図である。
前述したように、上シール支持板527は、上シール520、上シール付勢部材524、及び、端部シール574を支持している。この上シール支持板527は、ハウジングシール546を介してハウジング540に取り付けられているホルダー526の一部を構成しており、ハウジングシール546の第一シール部546aと第三シール部546cを介してハウジング540に取り付けられている。
図11に示す上シール支持板527は、その長手方向と直交する断面形状がL字状(図4)であり、第一支持部527aと、該第一支持部527aと直交する第二支持部527bと、を備えている。第一支持部527aは、上シール520の短手方向端部520a(図4)を支持している。第二支持部527bは、上シール付勢部材524をその長手方向に沿って支持している。また、第二支持部527bは、その長手方向両端側に、端部シール574の長手方向端部574b(図15)を支持する第二シール支持部の一例としての端部シール支持部527cを備えている。
端部シール支持部527cは、両面テープを介して、端部シール574の長手方向端部574bで、かつ、端部シール574の、端部シール当接面574cとは反対側の面(以下、端部シール反対面574dともいう)を支持している。また、端部シール支持部527cは、端部シール574に対向する位置に切り欠き部527dを備えている。この切り欠き部527dは、矩形状に切り欠かれており、現像ローラ510の軸方向と平行な側端527eを備えている。
なお、上シール支持板527は、端部シール574と上シール支持板527との境界部577がハウジング540に臨むように、ハウジング540に取り付けられている。詳しくは、上シール支持板527は、端部シール反対面574dと端部シール支持部527cとの境界部577(図16)がハウジング540に臨むように、ハウジング540に取り付けられている。
また、上シール支持板527の第二支持部527bに両面テープを介して支持されている上シール付勢部材524は、現像ローラ510の軸方向に沿って設けられ、上シール520に当接して該上シール520を現像ローラ510側へ付勢している。この上シール付勢部材524の材質は、スポンジである。
上シール付勢部材524は、図12に示すように、その長手方向中央部に付勢部524aと、その長手方向端部に延出部524b、とを備えている。付勢部524aは、その付勢力で上シール520を現像ローラ510側へ付勢することにより、上シール520を現像ローラ510に押しつけている。延出部524bは、境界部577とハウジング540との間、詳しくは、境界部577とハウジングシール546の第三シール部546cとの間、まで延出している。また、延出部524bは、端部シール支持部527cに両面テープを介して支持されている。
また、延出部524bは、図14に示すように、端部シール支持部527cに折り返されて支持されている折り返し部524cを備えている。この折り返し部524cは、端部シール支持部527cの切り欠き部527dの側端527eを囲むように、端部シール支持部527cに折り返されて支持されている。そのため、図15及び図16に示すように、折り返し部524cの一方524dと折り返し部524cの他方524eが、それぞれ端部シール支持部527cの異なる面に支持されている。
また、折り返し部524cの一部は、図17に示すように、境界部577とハウジングシール546の双方に当接している。詳しくは、折り返し部524cの一方524dが、圧縮された状態にて境界部577に当接しており、折り返し部524cの他方524eが、圧縮された状態にてハウジングシール546の第三シール部546cに当接している。また、折り返し部524cの一方524dは、図15に示すように、その一部が端部シール574の凹部574eに嵌り込んでいるように、設けられている。なお、折り返し部524cの、端部シール支持部527cに折り返されて支持される前の形状は、図13に示すように、L字状である。
===本実施形態に係る現像器の有効性===
本実施形態に係る現像装置51、52、53、54は、開口572を備え、現像剤(トナーT)を収容するためのハウジング540と、開口572に臨ませて設けられ、トナーTを担持するための現像剤担持ローラ(現像ローラ510)と、現像ローラ510に該現像ローラ510の軸方向に沿って当接して、トナーTの漏れを防止するための第一シール部材(上シール520)と、現像ローラ510の軸方向端部(大径部端部510c)に該現像ローラ510の周方向に沿って当接して、トナーTの漏れを防止するための第二シール部材(端部シール574)と、端部シール574の長手方向端部574bを支持する第二シール支持部材(上シール支持板527)であって、端部シール574と上シール支持板527との境界部577がハウジング540に臨むように該ハウジング540に取り付けられている上シール支持板527と、現像ローラ510の軸方向に沿って設けられ、上シール520に当接して該上シール520を現像ローラ510側へ付勢するための付勢部材(上シール付勢部材524)であって、その長手方向端部に境界部577とハウジング540との間まで延出した延出部524bを有する上シール付勢部材524と、を備えている。これにより、部品点数を増やすこと無く、端部シール574と上シール支持板527との境界部577と、ハウジング540と、の間からのトナーTの漏れを適切に防止できる現像装置を実現することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
前述したように、端部シール574を支持している上シール支持板527は、ハウジング540に取り付けられている。しかし、ハウジング540に対する上シール支持板527の取付け状態等によっては、端部シール574と上シール支持板527との境界部577と、ハウジング540と、の間に隙間が生じることがある。境界部577とハウジング540との間に隙間が生じると、トナーTは微粒子であるから、トナーTが該隙間から漏れる可能性がある。そのため、該隙間からのトナーTの漏れを防止するためのシール部材等を設ける必要があり、部品点数が増加してしまう恐れがある。
図18に示す比較例を用いて、より具体的に説明する。図18は、上シール付勢部材524が延出部524bを有しない比較例を示した図である。図18に示す現像装置においては、上シール支持板527に支持されている上シール付勢部材524が延出部524bを備えていない。なお、比較例に係る上シール支持板527は、ハウジングシール546を介してハウジング540に取り付けられている。かかる場合に、図18に示すように、端部シール574と上シール支持板527との境界部577と、ハウジングシール546と、の間に隙間578が形成されている。ここで、隙間578は、現像ローラ510の軸方向に沿って、軸方向外側に向かって形成されている。この場合には、ハウジング540内のトナーTが、該隙間578を介してハウジング540外へ漏れてしまう。このため、隙間578を埋めるような部品を設ける必要があるから、現像装置の部品点数が増加してしまう恐れがある。
一方、本実施形態においては、図17に示すように、上シール520を現像ローラ510側へ付勢している上シール付勢部材524が、その長手方向端部に境界部577とハウジング540の間まで延出した延出部524bを有している。かかる場合には、端部シール574と上シール支持板527との境界部577と、ハウジング540と、の間に隙間(例えば、図18に示す隙間578)が生じ難くなるから、トナーTの漏れを防止できる。また、上シール付勢部材524は、上シール520を現像ローラ510側へ付勢する機能と、境界部577とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止する機能と、を兼ね備えていることとなる。このため、上シール付勢部材524が上記の二つの機能を備えるから、現像装置の部品点数が増えることを防止できる。
以上から、上シール付勢部材524が延出部524bを有する場合には、部品点数を増やすこと無く、境界部577とハウジング540との間からのトナーTの漏れを適切に防止できる現像装置51、52、53、54を実現することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
なお、上記実施の形態において、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
なお、上記実施の形態において、ロータリー方式の現像器を備えた画像形成装置を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タンデム方式の現像器を備えた画像形成装置にも、本発明を適用することができる。
なお、上記実施の形態において、像担持体である感光体は、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けた構成として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、端部シール574は、現像ローラ510の大径部端部510cに該現像ローラ510の周方向に沿って当接する端部シール当接面574c(図15)を備えていることとした。また、上シール支持板527は、端部シール574の、端部シール当接面574cとは反対側の面(端部シール反対面574d)、を支持する端部シール支持部527c(図16)を備えていることとした。また、図16に示すように、境界部577は、端部シール反対面574dと端部シール支持部527cとの境界部であることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、上シール支持板527は、端部シール当接面574cを支持し、境界部は、端部シール当接面574cと端部シール支持部527cとの間の境界部であることとしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、図14に示すように、延出部524bは、端部シール支持部527cに両面テープを介して支持されていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、延出部524bは、端部シール支持部527cに支持されていないこととしてもよい。
ただし、延出部524bが端部シール支持部527cに両面テープを介して支持されている場合には、端部シール支持部527cに対する延出部524bの位置ずれが生じ難いから、延出部524bを所望の位置に配置させやすくなり、より有効に、端部シール反対面574dと端部シール支持部527cとの境界部577、とハウジング540と、の間からのトナーTの漏れを防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
なお、延出部524bは、端部シール支持部527cに接着剤を介して支持されていることとしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、延出部524bは、端部シール支持部527cに折り返されて支持されている折り返し部524c(図14)を備え、該折り返し部524cの一部が、図17に示すように、境界部577とハウジング540との間に位置していることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、延出部524bは、端部シール支持部527cに折り返されて支持されていないこととしてもよい。
ただし、延出部524bが端部シール支持部527cに折り返されて支持されている折り返し部524cを備えている場合には、延出部524bを境界部577とハウジング540との間に適切に配置させやすいから、境界部577とハウジング540との間に隙間が生じ難くなる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、上シール支持板527の端部シール支持部527cは、端部シール574に対向する位置に切り欠き部527d(図11)を備えていることとした。また、折り返し部524cは、図14に示すように、該切り欠き部527dの側端527eを囲むように、端部シール支持部527cに折り返されて支持されていることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、端部シール支持部527cは、切り欠き部527dを備えていないこととしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、上シール支持板527は、該上シール支持板527とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止するための第三シール部材(図10に示すハウジングシール546)を介して、ハウジング540に取り付けられていることとした。また、延出部524bは、図17に示すように、境界部577とハウジングシール546との間まで延出しており、該境界部577と該ハウジングシール546の双方に当接していることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、上シール支持板527は、ハウジングシール546を介さずハウジング540に取り付けられており、延出部524bが、境界部577とハウジング540の双方に当接していることとしてもよい。
ただし、上シール支持板527がハウジングシール546を介してハウジング540に取り付けられており、延出部524bが境界部577とハウジングシール546の双方に当接している場合には、境界部577とハウジング540との間に隙間がさらに生じ難くなるから、より有効に、境界部577とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、上シール支持板527の材質は金属であり、端部シール574の材質は不織布であり、上シール付勢部材524の材質はスポンジであることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、上シール支持板527の材質は、金属よりも柔軟性に富んだ材質であることとしてもよい。
上シール支持板527の材質が金属である場合には、上シール支持板527の柔軟性が乏しいから、上シール支持板527と端部シール574の境界部577に隙間が生じる可能性が高まる。そこで、上シール付勢部材524の材質を柔軟性に富んだスポンジにする場合には、延出部524bが上シール支持板527等の形状に沿って変形しやすいから、境界部577とハウジング540との間に隙間がさらに生じ難くなる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、第二シール支持部材(上シール支持板527)は、上シール520の短手方向端部520a(図4)を支持し、上シール付勢部材524をその長手方向に沿って支持する(図8)こととしたが、これに限定されるものではない。例えば、第二シール支持部材は、上シール520を支持しないこととしてもよい。
ただし、上シール520及び上シール付勢部材524が同一部材の第二シール支持部材に支持されている場合には、上シール520への上シール付勢部材524の付勢力が安定しやすいから、現像ローラ510に対して上シール520が適切に当接して、より有効にトナーTの漏れを防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図19は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ10と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。
コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ10は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図20は、図19に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ10から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ10が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 図1のプリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。 現像装置の概念図である。 現像装置の主要構成要素を示した断面図である。 ホルダー526の斜視図である。 ホルダー526に上シール520、規制ブレード560、端部シール574、及び、上シール付勢部材524が組付けられている様子を示す斜視図である。 ユニット563の斜視図である。 ホルダー526により支持された上シール付勢部材524を示す斜視図である。 ユニット563が、ハウジングシール546を介して、ハウジング540に取付けられている様子を示す斜視図である。 ハウジングシール546がハウジング540に固定されている様子を示す斜視図である。 上シール支持板527を示した斜視図である。 上シール付勢部材524を支持している上シール支持板527を示した斜視図である。 上シール支持板527に支持される前の上シール付勢部材524を示した斜視図である。 上シール付勢部材524を支持している上シール支持板527の長手方向端部を示した図である。 上シール付勢部材524と端部シール574を支持している上シール支持板527の長手方向端部を示した図である。 図15に示す上シール支持板527等を背面から見た図である。 図9にI−I断面図の一部であって、端部シール574周辺を示した図である。 上シール付勢部材524が延出部524bを有しない比較例を示した図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図19に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、
50 YMCK現像ユニット、50a 中心軸、51 ブラック現像装置、
52 マゼンタ現像装置、53 シアン現像装置、54 イエロー現像装置、
55a、55b、55c、55d 保持部、60 一次転写ユニット、
70 中間転写体、75 クリーニングユニット、76 クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、
510 現像ローラ、510a 軸部、510b 大径部、
510c 大径部端部、520 上シール、520a 短手方向端部、
520b 上シール当接面、520c 上シール反対面、524 上シール付勢部材、
524a 付勢部、524b 延出部、524c 折り返し部、526 ホルダー、
527 上シール支持板、527a 第一支持部、527b 第二支持部、
527c 端部シール支持部、527d 切り欠き部、527e 側端、
528 規制ブレード支持板、529 現像ローラ支持板、530 トナー収容体、
530a 第一トナー収容部、530b 第二トナー収容部、540 ハウジング、
542 上ハウジング部、544 下ハウジング部、545 仕切り壁、
546 ハウジングシール、546a 第一シール部、546b 第二シール部、
546c 第三シール部、550 トナー供給ローラ、560 規制ブレード、
560a ゴム部、560b ゴム支持部、560c 短手方向端部、
560d 長手方向端部、563 ユニット、572 開口、574 端部シール、
574a、574b 長手方向端部、574c 端部シール当接面、
574d 端部シール反対面、574e 凹部、576 軸受け、577 境界部、
578 隙間、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、710 読取装置、
710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット、

Claims (11)

  1. 開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、
    前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、
    該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、
    前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、
    該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、
    前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、
    を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置であって、
    前記第二シール部材は、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接する当接面を備え、
    前記第二シール支持部材は、前記第二シール部材の、該当接面とは反対側の面、を支持する第二シール支持部を備え、
    前記境界部は、該当接面とは反対側の面と、該第二シール支持部と、の境界部であることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2に記載の現像装置であって、
    前記延出部は、前記第二シール支持部に両面テープを介して支持されていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項3に記載の現像装置であって、
    前記延出部は、前記第二シール支持部に折り返されて支持されている折り返し部を備え、
    該折り返し部の一部が、前記境界部と前記ハウジングとの間に位置していることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4に記載の現像装置であって、
    前記第二シール支持部材の前記第二シール支持部は、前記第二シール部材に対向する位置に切り欠き部を備え、
    前記折り返し部は、該切り欠き部の側端を囲むように、前記第二シール支持部に折り返されて支持されていることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項3〜請求項5のいずれかに記載の現像装置であって、
    前記第二シール支持部材は、該第二シール支持部材と前記ハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止するための第三シール部材を介して、前記ハウジングに取り付けられており、
    前記延出部は、前記境界部と前記第三シール部材との間まで延出しており、該境界部と該第三シール部材の双方に当接していることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置であって、
    前記第二シール支持部材の材質は、金属であり、
    前記第二シール部材の材質は、不織布であり、
    前記付勢部材の材質は、スポンジであることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置であって、
    前記第二シール支持部材は、
    前記第一シール部材の短手方向端部を支持し、
    前記付勢部材をその長手方向に沿って支持することを特徴とする現像装置。
  9. 開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、
    前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、
    該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、
    前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、
    該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、
    前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、
    を備え、
    前記第二シール部材は、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接する当接面を備え、
    前記第二シール支持部材は、前記第二シール部材の、該当接面とは反対側の面、を支持する第二シール支持部を備え、
    前記境界部は、該当接面とは反対側の面と、該第二シール支持部と、の境界部であり、
    前記延出部は、前記第二シール支持部に両面テープを介して支持されており、
    前記延出部は、前記第二シール支持部に折り返されて支持されている折り返し部を備え、
    該折り返し部の一部が、前記境界部と前記ハウジングとの間に位置しており、
    前記第二シール支持部材の前記第二シール支持部は、前記第二シール部材に対向する位置に切り欠き部を備え、
    前記折り返し部は、該切り欠き部の側端を囲むように、前記第二シール支持部に折り返されて支持されており、
    前記第二シール支持部材は、該第二シール支持部材と前記ハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止するための第三シール部材を介して、前記ハウジングに取り付けられており、
    前記延出部は、前記境界部と前記第三シール部材との間まで延出しており、該境界部と該第三シール部材の双方に当接しており、
    前記第二シール支持部材の材質は、金属であり、
    前記第二シール部材の材質は、不織布であり、
    前記付勢部材の材質は、スポンジであり、
    前記第二シール支持部材は、
    前記第一シール部材の短手方向端部を支持し、
    前記付勢部材をその長手方向に沿って支持することを特徴とする現像装置。
  10. 潜像を担持するための像担持体、及び、
    該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置であって、開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、を備えた現像装置、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. コンピュータ、並びに、
    このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体、及び、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置であって、開口を備え、現像剤を収容するためのハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ、現像剤を担持するための現像剤担持ローラと、該現像剤担持ローラに該現像剤担持ローラの軸方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第一シール部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向端部に該現像剤担持ローラの周方向に沿って当接して、現像剤の漏れを防止するための第二シール部材と、該第二シール部材の長手方向端部を支持する第二シール支持部材であって、該第二シール部材と該第二シール支持部材との境界部が前記ハウジングに臨むように該ハウジングに取り付けられている第二シール支持部材と、前記現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、前記第一シール部材に当接して該第一シール部材を前記現像剤担持ローラ側へ付勢するための付勢部材であって、その長手方向端部に前記境界部と前記ハウジングとの間まで延出した延出部を有する付勢部材と、を備えた現像装置、を有する画像形成装置、
    を具備したことを特徴とする画像形成システム。

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