JP2006194162A - フューエルカットバルブ - Google Patents

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関  俊一
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Abstract

【課題】液体の燃料の流出をより効果的に防止したフューエルカットバルブを提供する。
【解決手段】フューエルカットバルブ20を、車両の燃料タンク10に貯留される燃料Fの液面に追従して移動するフロート部21と、燃料タンク10に設けられ、フロート部21の上昇に応じて閉鎖される開閉弁部23と、開閉弁部23の出口側に設けられ、開閉弁部23から流出した燃料がその接線方向に沿って供給される環状の内面部を有する旋回流形成室25と、旋回流形成室25の内面部の内径側に配置され、旋回流形成室25内と連通した燃料蒸発ガス排出部26とを備える構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の燃料タンクから排出される燃料蒸発ガス中に混入して、燃料の液体成分が排出されることを防止するフューエルカットバルブに関するものである。
ガソリン等の揮発油を燃料とする自動車等の車両は、燃料タンク内に貯留した燃料の一部が蒸発し、気化する場合がある。このような燃料蒸発ガスを、密封された燃料タンク内に放置すると、燃料タンク内が高圧となるから、燃料蒸発ガスを燃料タンクの上部から抽出し、活性炭を有するキャニスタによって一時的に吸着し、エンジンの運転時にインテークマニホールド内等に放出することによって、エンジン内で燃焼させて処理することが知られている。
また、燃料タンクからキャニスタに至る燃料蒸発ガスの配管に、燃料蒸発ガスとともに液体の燃料が流入し、これがキャニスタに到達すると、キャニスタが劣化することから、燃料タンクからの燃料蒸発ガスの出口部に、液体の燃料を遮断するフューエルカットバルブを設けることが知られている(例えば、特許文献1)。
このようなフューエルカットバルブは、燃料タンク内の燃料の液面に追従して上下に移動し、その上端部にバルブ部が形成されたフロートを有し、液面が上昇したときに、フロートが上昇し、バルブ部がその上方側に設けられた通孔を閉塞することによって、液体の燃料がキャニスタ側に流出することを防止するものである。
特開2001−59580号公報
しかし、上述したようなフロートを用いたフューエルカットバルブは、液面の動きに対するフロートの追従性が十分でない場合があった。
例えば、大気圧の変化によって燃料蒸発ガスが活発に発生した場合、左右の旋回や加減速が頻繁に繰り返される場合、悪路による振動が加わった場合等のようにシビアな条件下では、フューエルカットバルブが閉じる直前等に液体の燃料がキャニスタ側に流出してしまう場合があった。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、液体の燃料の流出をより効果的に防止したフューエルカットバルブを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、車両の燃料タンクに貯留される燃料の液面に追従して移動するフロート部と、前記燃料タンクに設けられ、前記フロート部の上昇に応じて閉鎖される開閉弁部と、前記開閉弁部の出口側に設けられ、前記開閉弁部から流出した燃料がその接線方向に略沿って供給される環状の内面部を有する旋回流形成室と、前記旋回流形成室の前記内面部の内径側に配置され、前記旋回流形成室内と連通した燃料蒸発ガス排出部とを備えるフューエルカットバルブである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のフューエルカットバルブにおいて、前記旋回流形成室を、前記フロート部を収容するフロート収容部の上部に隣接して設けたことを特徴とするフューエルカットバルブである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)フロート部によって開閉される開閉弁部によって流出を防止できなかった液体の燃料は、旋回流形成室の内面部にその接線方向に略沿って供給されると、この内面部に沿って流れる旋回流となる。このため、液体の燃料は、遠心力によって燃料蒸発ガスから分離され、その内径側に設けられた燃料蒸発ガス排出部に流入しにくいから、液体の燃料がその下流側に流出することを防止できる。
(2)旋回流形成室を、開閉弁部の上部に隣接して設けているから、フューエルカットバルブをコンパクト化して、省スペースで設置することができる。
本発明は、液体の燃料の流出をより効果的に防止したフューエルカットバルブを提供するという目的を、フロートの上下動によって開閉されるバルブ部の後流側に、燃料蒸発ガス等がその円筒状の内周面に沿って供給される旋回流形成室を設けて、その中央部から燃料蒸発ガスを排出することによって実現した。
以下、本発明を適用したフューエルカットバルブの実施例について、図面等を参照して説明する。
図1は、実施例のフューエルカットバルブを備えた燃料蒸発ガス処理システムの構成を示す図である。
燃料蒸発ガス処理システムは、燃料タンク10と、フューエルカットバルブ20と、2ウェイバルブ30と、キャニスタ40と、パージコントロールバルブ(PCV)50と、エンジンコントロールユニット(ECU)60と、インテークマニホールド70とを備えている。
燃料タンク10は、例えばガソリン等の揮発油燃料を貯留する容器である。
フューエルカットバルブ20は、燃料タンク10の上面部に備えられ、燃料タンク10内で発生する燃料蒸発ガス(燃料蒸気)をキャニスタ40側に排出するとともに、燃料タンク10からの液体の燃料の排出を防止するものである。このフューエルカットバルブ20については、後に詳しく説明する。
2ウェイバルブ30は、フューエルカットバルブ20とキャニスタ40との間の配管に設けられ、燃料タンク10内の圧力を調整するものである。
キャニスタ40は、容器状に形成されたケース内に活性炭を収容したものであって、燃料タンク10から排出される燃料蒸発ガスを一時的に吸着し、貯蔵するものである。
PCV50は、キャニスタ40とインテークマニホールド70との間の配管に設けられ、キャニスタ40側からインテークマニホールド70側への燃料蒸発ガスの流量を調節するものである。
ECU60は、図示しないエンジンの燃料噴射系や点火系等の制御を行うとともに、上述したPCV50を制御するものである。
インテークマニホールド70は、図示しないエンジンが燃焼用の新気を吸入するインテークシステムにおいて、スロットルボディ71と、図示しないエンジンの吸気ポートとの間の管路である。
次に、上述したフューエルカットバルブ20について、より詳細に説明する。
図2は、フューエルカットバルブ20の構成を示す概略図である。図3は、図2のIII−III部矢視図である。
フューエルカットバルブ20は、フロート21と、フロート室22と、シール部23と、通路部24と、旋回流形成室25と、燃料蒸発ガス排出部26とを備えている。
フロート21は、燃料タンク10に貯留された液体の燃料Fに浮かべられており、その液面の上下動に追従して移動するものである。フロート21は、その軸方向を上下方向に沿って配置された円柱状に形成され、その上端面部は、上側の径が小さいテーパ状に形成されたバルブ部21aが形成されている。
フロート室22は、その内径側にフロート21を収容する円筒状に形成され、その中心軸を上下方向に配置されている。フロート室22は、その上端部を燃料タンク10の上面部の内面側に全周にわたって接続され、下端部は燃料タンク10内に開口している。
シール部(開閉弁部)23は、燃料タンク10の上面部に、フロート室22の中心軸と略同心であってかつフロート21のバルブ部21aと対向して形成された円形の開口の開口縁に、バルブ部21aが上昇して接した際に、この開口を閉塞するバルブシート部を形成したものである。
通路部24は、燃料タンク10の外表面部におけるフロート室21の上部に備えられ、シール部23から流出する燃料蒸発ガス等を旋回流形成室25に導入するものである。
旋回流形成室25は、通路部24から供給される燃料蒸発ガス等によって、旋回流を形成するものである。
図4は、旋回流形成室25の拡大図である。図5は、図4のV−V部矢視断面図である。
図4に示すように、旋回流形成室25は、燃料タンク10の上面部におけるフロート室21の上部に備えられ、容器状に形成されている。
図4及び図5に示すように、旋回流形成室25は、その中心軸を上下方向に沿って配置された円筒状の側面部25aの上下端部を、平板状の端面により閉塞したものである。
旋回流形成室25は、その側面部25aの燃料タンク10の上面に近接した部分に形成された開口25bを備え、上述した通路部24の旋回流形成室25側の端部は、この開口25bに接続されている。
また、旋回流形成室25の上面部は、側面部25aの中心軸と略同心に形成された開口25cが形成されている。
図5に示すように、通路部24の旋回流形成室25に接続された側の端部は、その長手方向(燃料蒸発ガス等の流れる方向)が、旋回流形成室25の側壁25aの内周面の接線方向に沿って配置されている。
燃料蒸発ガス排出部26は、その一端部を旋回流形成室25の上面部の開口25cに接続され、旋回流形成室25内と連通し、他端部は、2ウェイバルブ30と接続された管路を備えている。
次に、上述したフューエルカットバルブ20の動作について説明する。
フロート21は、燃料タンク10内の液体の燃料Fの液面の上下動に追従して移動し、例えば、車両の傾斜や、走行中の旋回又は加減速Gによって液面が上昇した場合は、フロート21も上昇する。そして、上述した液面が燃料タンク10の上面部に接近して、フロート21が所定の高さまで上昇すると、フロート21の上端部のバルブ部21aがシール部23と接することによって、フロート室22側から通路部24側への燃料蒸発ガス等の流出を遮断し、これによって液体の燃料は、その通路部24側への流出を防止される。
しかし、急激な液面変化が生じた場合に、フロート21の液面に対する追従性が不足すると、バルブ部21aがシール部23と接して閉塞する直前に、液体の燃料が通路部24側へ流出する場合がある。
この場合、燃料蒸発ガス、及び、これとともに流出した液体の燃料は、通路部24内を通過して、旋回流形成室25内に導入される。
ここで、通路部24から旋回流形成室25内に供給される燃料蒸発ガス及び液体の燃料は、旋回流形成室25の側壁25aの内周面の接線方向に略沿って流入するから、これによって、この内周面の周方向に沿って進行する旋回流が形成される。
上述したように、燃料蒸発ガスと液体の燃料とが混在した旋回流が形成されると、慣性力(遠心力)の作用によって、燃料蒸発ガスよりも比重の重い液体の燃料は、側壁25aの内周面に沿って流れ、燃料蒸発ガスによって形成される旋回流fgは、液体の燃料によって形成される旋回流flから分離して、その内径側に分布することになる。
そして、燃料蒸発ガス排出部26と連通した開口25cは、側壁25aの中心軸と略同心に設けられているから、この近傍には液体の燃料と分離された燃料蒸発ガスが集まり、これが燃料蒸発ガス排出部26から排出され、2ウェイバルブ30を介してキャニスタ40に導入される。
なお、旋回流形成室25内で旋回流を形成した液体の燃料は、旋回しながら重力によって旋回流形成室25の下面側に流下し、通路部24を逆流してシール部23を介し、フロート室22に流入し、燃料タンク10内に戻される。
以上のように、本実施例によれば、円筒状に形成された旋回流形成室25の内周面に、その接線方向に沿って燃料蒸発ガス等が流入するようにしたから、旋回流が形成され、液体の燃料が遠心力によって燃料蒸発ガスから分離されるので、キャニスタ40側への液体の燃料の流出を確実に防止することができる。
また、旋回流形成室25を、フロート室22の上部に隣接して配置したから、フューエルカットバルブ20をコンパクトにして省スペースで設置することができ、また、旋回流形成室25とフロート室22とを一体のアッセンブリ化して、燃料タンク部の組立工程を簡単化することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)上述した実施例は、旋回流形成室を、燃料タンクの外表面部であってかつフロート室と隣接して設けているが、これに限らず、旋回流形成室を、燃料タンクから離れた位置に配置するようにしてもよい。
(2)上述した実施例は、旋回流形成室からシール部を介して液体の燃料を燃料タンク側に戻しているが、これに限らず、旋回流形成室から燃料タンク側へ燃料を戻すための管路を設けてもよい。
本発明を適用したフューエルカットバルブの実施例を含む燃料蒸発ガス処理システムの構成を示す図である。 本発明を適用したフューエルカットバルブの実施例の構成を示す図である。 図2のIII−III部矢視図である。 図2のフューエルカットバルブの旋回流形成室の拡大図である。 図4のV−V部矢視断面図である。
符号の説明
10 燃料タンク
20 フューエルカットバルブ
21 フロート
21a バルブ部
22 フロート室
23 シール部
24 通路部
25 旋回流形成室
26 燃料蒸発ガス排出部
40 キャニスタ

Claims (2)

  1. 車両の燃料タンクに貯留される燃料の液面に追従して移動するフロート部と、
    前記燃料タンクに設けられ、前記フロート部の上昇に応じて閉鎖される開閉弁部と、
    前記開閉弁部の出口側に設けられ、前記開閉弁部から流出した燃料がその接線方向に略沿って供給される環状の内面部を有する旋回流形成室と、
    前記旋回流形成室の前記内面部の内径側に配置され、前記旋回流形成室内と連通した燃料蒸発ガス排出部と
    を備えるフューエルカットバルブ。
  2. 請求項1に記載のフューエルカットバルブにおいて、
    前記旋回流形成室を、前記フロート部を収容するフロート収容部の上部に隣接して設けたこと
    を特徴とするフューエルカットバルブ。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013204795A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シール装置
JP2016027287A (ja) * 2015-11-19 2016-02-18 三菱重工業株式会社 シール装置

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