JP2006192722A - 型締装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サブタンクを備える型締装置において、サブタンクに油補給手段を付設する必要がない型締装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 図に太線で示す第2の油路34で、油室29とサブタンク16とを繋ぎ、第2の油路34に安価な方向切換弁22を介設した。
【効果】 圧抜きや低速型開きの際に、油室の油をメインタンクに戻すと、サブタンクの油が徐々に目減りする。本発明では、圧抜きや低速型開きの際に、油室の油をメインタンクに戻さずにサブタンクに戻すようにした。この結果、サブタンクの不都合な油面低下を防止することができ、油補給手段をサブタンクに付設する必要が無くなり、装置の簡略化が図れる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、型締シリンダに併設される補助シリンダ又はブースタラム、サブタンク及びプレフィル弁を備えた型締装置に関する。
例えば、直圧式型締装置では、大径の型締シリンダに高圧の作動油を供給する関係上、ピストンの移動速度をあまり高めることはできない。大容量の油圧ポンプを準備する必要があるからである。そのため、型締工程時間を短縮することが難しく、生産性向上の点で改善の余地がある。
型締工程時間を短縮する技術として、補助シリンダ又はブースタラム式型締装置が提案されてきた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−240054号公報(図1、段落番号[0024]〜[0031])
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図5は従来の技術の基本構成を説明する図であり、この型締装置100は、型締シリンダ101のシリンダ本体102に、第1の油路103の一端を接続し、第1の油路103の他端にサブタンク104を接続すると共に、第1の油路103にプレフィル弁105を介設し、シリンダ本体102に型締ピストン106を収納し、型締ピストン106にブースタラム107を内蔵してなるブースタラム式型締装置である。
この型締装置100では、可動金型108を固定金型109へ向かわせる型閉工程と、型合わせした金型108、109を型締めする型締工程と、型開きに備えて型締めを解除する圧抜工程と、固定金型109から可動金型108を低速で一定の距離だけ離す低速型開工程と、固定金型109から可動金型108を高速で大きく離す高速型開工程とを、この順で実施する。
型閉工程では、先ず電磁切換弁111を位置Bに置き、流量制御弁112を位置Cに置き、図示せぬ弁開閉手段でプレフィル弁105を開く。すると、アキュムレータ113内の圧油は、油路L1、L2、L3を通って、ブースタラム107の前室(以下、第3油室114と言う。)に到り、型締ピストン106を前進(図右へ移動)させる。電磁切換弁111が位置Bにあるため、型締シリンダ101のヘッド側の油室(以下、第1油室115と言う。)は減圧状態になる。そこで、サブタンク104の油を第1油室115へ導くことで減圧状態を解消する。減圧(又は増圧)を解消するためにサブタンク104、第1の油路103及びプレフィル弁105を備えたと言える。
次の型締工程では、流量制御弁112は位置Cのままで、プレフィル弁105を閉じ、電磁切換弁111を位置Aに切換える。すると、アキュムレータ113内の圧油は、油路L1、L2、L4を通って、第1油室115に到り、型締ピストン106を押し出し、型締めを行う。
射出工程が終わった後に実施する圧抜工程では、電磁切換弁111を位置Aに置いたままで且つプレフィル弁105を閉じたままで、流量制御弁112を制御し、型締シリンダ101の第1油室115の圧力がほぼ0になるようにする。
低速型開工程では、電磁切換弁111を位置Aに置いたままで且つプレフィル弁105を閉じたままで、流量制御弁112を制御し、一定の距離だけ型締ピストン106を後退させる。この間、第1油室115内の油の一部を油路L4、L2、L5によりメインタンク116に排出する。
高速型開工程では、電磁切換弁111を位置Bに切換え、プレフィル弁105を開き、流量制御弁112を位置Aに切換える。すると、アキュムレータ113内の圧油は、油路L1、L6を通って、ロッド側の油室(第2油室117)に到り、型締ピストン106を後退させる。このとき、電磁切換弁111が閉じて、プレフィル弁105が開いているため、第1油室115内の油はサブタンク104に戻る。
以上の説明した従来の技術には次に述べる問題がある。
低速型開工程で、少量ではあるが第1油室115内の油をメインタンク116へ戻す。そのため、サブタンク104の油が目減りする。そこで、油補給管121、油補給弁122及び油面計123を備えて、サブタンク104に油を補給する必要がある。この結果、型締装置100のコストアップを招く。
また、流量制御弁112はコントローラ124により微妙な流量制御を実施するため、通常の切換弁に比較して高価であり、型締装置100のコストアップの要因になる。
型締装置のコストアップを抑えるには、油補給管121、油補給弁122及び油面計123が不要であり、高価な流量制御弁112が不要である技術が求められる。
本発明は、サブタンクを備える型締装置において、サブタンクに油補給手段を付設する必要がなく、高価な流量制御弁を必要としない型締装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、方向切換弁を有する型締昇圧用油路から高圧油が供給されることで型締めを行う型締シリンダに、併設される補助シリンダ又はブースタラムを備え、前記型締シリンダの油室に、第1の油路を介してサブタンクを接続し、この第1の油路に、油路を開閉するプレフィル弁を介在させ、前記補助シリンダ又はブースタラムを用いて型締シリンダの型締ピストンを移動させるときに前記プレフィル弁を開いて前記サブタンクから前記油室へ又は油室からサブタンクへ油の移動を許可するようにした型締装置において、
この型締装置は、前記プレフィル弁を閉じた状態で前記補助シリンダ又はブースタラムを用いて型締ピストンを低速で後退させる低速型開きの際に、前記油室の油を前記サブタンクへ移動させることができるように、前記油室とサブタンクとを第2の油路で連結したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、型締昇圧用油路のうち方向切換弁から型締シリンダの油室までを機側昇圧油路と呼ぶときに、この機側昇圧油路は第2の油路の一部を構成し、方向切換弁を介してサブタンクへ油を移動させる得るようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、補助シリンダ又はブースタラムの後退側油路に、メータアウト回路を組み込んだことを特徴とする。
圧抜きや低速型開きの際に、油室の油をメインタンクに戻すと、サブタンクの油が徐々に目減りするので、本発明では圧抜きや低速型開きの際に、油室の油をメインタンクへ戻さないようにした。
そのために請求項1に係る発明では、油室とサブタンクとを第2の油路で連結し、プレフィル弁を閉じた状態で補助シリンダ又はブースタラムを用いて型締ピストンを低速で後退させる低速型開きの際に、油室の油をサブタンクへ移動させることができるようにした。
すなわち、本発明では、圧抜きや低速型開きの際に、油室の油をメインタンクに戻さずにサブタンクに戻すようにした。この結果、サブタンクの不都合な油面低下を防止することができ、油補給手段をサブタンクに付設する必要が無くなり、装置の簡略化が図れる。
請求項2に係る発明では、型締/圧抜きを切換え制御する方向切換弁は、型締昇圧用油路の一部を第2の油路で兼ねさせることで、型締/圧抜きを切換え制御する方向切換弁は、第2の油路に介設することができた。
第2の油路はサブタンクに繋がっているため、このような第2の油路に設ける弁は、安価な切換弁で済ませることができる。高価な流量制御弁を使用する場合に比べて、安価な方向切換弁を使用する場合は、型締装置のコストダウンを容易に図ることができる。
請求項3に係る発明では、補助シリンダ又はブースタラムの後退側油路に、メータアウト回路を組み込んだので、型締ピストンを容易に超低速で後退させることができる。
メータアウト回路をオン、オフすることで、超低速型開と通常の低速型開とを実現することができ、精密な型開が可能となり、高品質の成形品を得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る型締装置の原理図であり、型締装置10は、型締シリンダ11を構成するシリンダ本体12及び型締ピストン13と、この型締ピストン13の先端に固定した可動盤14(固定盤は省略した。)と、この可動盤14を高速で移動するために備えた補助シリンダ15、15と、シリンダ本体12に付設したサブタンク16と、このサブタンク16内の油をシリンダ本体12に出し入れするために設けた第1の油路17と、この第1の油路17を開閉するために第1の油路に介在させたプレフィル弁18と、メインタンク19の油を吸い込んで高圧化する油圧ポンプ21と、この油圧ポンプ21から型締シリンダ11及びサブタンク16へ延ばした油路L1〜L7と、シリンダ本体12に向かう油路L5の入り口に配置した4ポート方向切換弁22(以下、方向切換弁22と記す。)と、この方向切換弁22を作動させるために配置した4ポート電磁切換弁23(以下、パイロット電磁切換弁23と記す。)と、補助シリンダ15、15に向かう油路L7に介設した4ポート電磁切換弁24(以下、補助用電磁切換弁24と記す。)と、プレフィル弁18を駆動するために設けた2ポート電磁切換弁25(以下、プレフィル用電磁切換弁25と記す。)と、からなる補助シリンダ式型締装置である。
なお、27は逆止弁、28はパイロット逆止弁、29は型締シリンダ11の油室、31はプレフィル弁18を駆動するためのシリンダ、32はプレフィル弁18を駆動するためのピストン、33はリターンスプリングである。
以上の構成からなる補助シリンダ式型締装置10の作用を、次に説明する。なお、可動盤14を前進させる型閉工程と、型合わせした金型を型締めする型締工程の説明は、従来の技術の項で詳しく説明したので省略し、射出工程の後の圧抜工程、低速型開工程及び高速型開工程を説明する。
射出工程の終了時点では、方向切換弁22はB位置にあり、パイロット電磁切換弁23はB位置にあり、補助用電磁切換弁24は閉位置(図の位置)にあり、プレフィル用電磁切換弁25は閉位置(図の位置)にある。
すなわち、プレフィル弁18は閉じ、油圧ポンプ21で発生した調圧済みの高圧油が油路L1、L2、方向切替弁22、油路L5、L6を介して油室29に作用している。
次の圧抜工程では、補助用電磁切換弁24及びプレフィル用電磁切換弁25は閉位置のままで、パイロット電磁切換弁23をA位置にする。すると、高圧油がパイロット油路PL1を通じてパイロット逆止弁28に作用し、パイロット逆止弁28を開く。同時に高圧油がパイロット油路PL2を通じて方向切換弁22に作用して、方向切換弁22をA位置にする。
図2は本発明に係る圧抜工程及び低速型開工程の説明図であり、圧抜工程では、油室29は、太線で示す油路L5、油路L6、方向切換弁22、油路L8を通じてサブタンク17に連通し、油室29の圧力は短時間でほぼ0になる。太線で示した油路L6、L5、L8を「第2の油路34」と呼ぶことにする。
次の低速型開工程では、補助用電磁切換弁24だけをB位置に切り換える。すると、補助シリンダ15、15が後退し、低速で可動盤14並びに型締ピストン13を後退(図左へ移動)させる。型締ピストン13の後退量に比例して、油室29内の油は太線で示す第2の油路34を通じてサブタンク17へ移動する。
図3は本発明に係る高速型開工程の説明図であり、高速型開工程では、補助用電磁切換弁24はB位置に保ったままで、パイロット電磁切換弁23を図のごとく閉位置にするとともに、プレフィル用電磁切換弁25を開にする。
パイロット電磁切換弁23を閉位置にしたので、パイロット逆止弁28は、逆止弁の作用を発揮し、第2の油路34を閉じる。
その代わりに、太線で示したように油圧ポンプ21で発生した高圧油はシリンダ31に到り、ピストン32をリターンスプリング33に抗して前進させ、プレフィル弁18を開ける。これで、油室29とサブタンク16は第1の油路17を介して連通する。
補助シリンダ15、15にも太線で示すように高圧油が後退側に作用するため、可動盤14並びに型締ピストン13に図左への力が加わり、型締ピストン13の押出し作用で油室29内の油はサブタンク16に流入する。そのため、可動盤14並びに型締ピストン13は高速で型開き側へ移動する。サブタンク16からオーバーフローした油はドレーン管35を通じてメインタンク19に到る。
したがって、サブタンク16には次の型閉工程に備えて十分な量の油を確保することができる。そのため、サブタンク16に油の目減り分を補うための油補給手段を設ける必要はない。
また、図1において、油圧ポンプ21からシリンダ本体12に到る油路L1、L2、L5及びL6は、型締昇圧用油路であると言える。この型締昇圧用油路のうち、方向切換弁22から型締シリンダ11の油室29までの油路L5、L6を、機側昇圧油路36と呼ぶときに、この機側昇圧油路36は、図2に示すとおり、第2の油路34の一部を構成し、方向切換弁22を介してサブタンク17へ油を移動させる得るようにしたことを特徴とする。
従来は、高圧油をメインタンクへ排出していたため、油室を高圧からほぼ0になるまで慎重に流量を制御しながら圧抜きする必要があり、そのためには高価な流量制御弁が不可欠であった。
この点、本発明ではプレフィル弁18に係る第1の油路17とは別に、第2の油路34を設け、この第2の油路34とサブタンク16とで適度な抵抗を発生させることができるため、安価な方向切換弁22であっても圧抜きが可能となった。
次に、ブースタラム式型締装置について説明する。
図4は図1の変更実施例に係る型締装置の原理図である。大部分は図1と共通であるため、共通する要素には図1と同じ符号を付すことで、詳しい説明は省略する。
変更点を主体に説明すると、型締装置10Bは、型締ピストン13に小径のブースタラム41を挿入し、このブースタラム41を通じて圧油を送り、型締ピストン13を前進させること特徴とする。
また、ブースタラム41へブースタラム用電磁切換弁24Bで圧油を供給するか否かを制御するようにし、このブースタ用電磁切換弁24BのTポートに、絞り部42を備えた2ポート電磁切換弁43を配置したことを特徴とする。絞り部42はシリンダ本体12よりメインタンク19側に配置したため、メータアウト回路を構成する。したがって、この電磁切換弁43を、メータアウト回路内蔵電磁切換弁43と呼ぶことにする。
以上の構成からなるブースタラム型射出装置10Bの作用を次に説明する。なお、この変更例ではメータアウト回路内蔵電磁切換弁43の採用により、低速型開工程を、超低速型開工程と通常の低速型開工程とに細分化することができる。
したがって、以下、射出工程の後の圧抜工程、超低速型開工程、低速型開工程及び高速型開工程を説明する。
射出工程の終了時点では、方向切換弁22はB位置にあり、パイロット電磁切換弁23はB位置にあり、ブースタ用電磁切換弁24Bは閉位置(図の位置)にあり、メータアウト回路内蔵電磁切換弁43は閉位置(図の位置)にあり、プレフィル用電磁切換弁25は閉位置(図の位置)にある。
すなわち、プレフィル弁18は閉じ、油圧ポンプ21で発生した調圧済みの高圧油が油路L1、L2、方向切替弁22、油路L5、L6を介して油室29に作用している。
次の圧抜工程では、ブースタ用電磁切換弁24B、プレフィル用電磁切換弁25及びメータアウト回路内蔵電磁切換弁43は閉位置のままで、パイロット電磁切換弁23をA位置にする。すると、高圧油がパイロット油路PL1を通じてパイロット逆止弁28に作用し、パイロット逆止弁28を開く。同時に高圧油がパイロット油路PL2を通じて方向切換弁22に作用して、方向切換弁22をA位置にする。
この結果、油室29は、太線で示す第2の油路34を通じてサブタンク17に連通し、油室29の圧力は短時間でほぼ0になる。
次の超低速型開工程では、ブースタ用電磁切換弁24BだけをB位置に切換える。すると、油圧ポンプ21で発生した高圧油は油路L1、L9を通じて、シリンダ本体12内のロッド側油室45並びにラム外油室46(型締ピストン13内で且つブースタラム41外に形成された油室46)に到る。同時に、ブースタ用電磁切換弁24BがB位置になったため、油路L7はメータアウト回路内蔵電磁切換弁43を介してメインタンク19に連通する。
これで、型締ピストン13は図左へ移動し始める。この移動は絞り部42での絞り作用が大きいほど低速になる。そこで、絞り部42を十分に絞ることで、容易に超低速型締工程を実施することができる。
続く通常の低速型開工程では、メータアウト回路内蔵電磁切換弁43だけを開く。すると、油路L7における油の流量が増加し、超低速よりは早い速度(通常の低速)で型締ピストン13は図左へ移動する。
高速型開工程では、メータアウト回路内蔵電磁切換弁43は開いたままで、且つブースタ用電磁切換弁24BはB位置に保ったままで、パイロット電磁切換弁23を閉位置(図の位置)に切り換え、プレフィル用電磁切換弁25を開位置に切り換える。
パイロット電磁切換弁23を閉位置にしたので、パイロット逆止弁28は、逆止弁の作用を発揮し、第2の油路34を閉じる。
その代わりに、油圧ポンプ21で発生した高圧油はシリンダ31に到り、ピストン32をリターンスプリング33に抗して前進させ、プレフィル弁18を開ける。これで、油室29とサブタンク16は第1の油路17を介して連通する。
型締ピストン13には図左向きの圧力が作用したままであるため、型締ピストン13の押出し作用で油室29内の油はサブタンク16に流入する。そのため、可動盤14並びに型締ピストン13は高速で型開き側へ移動する。サブタンク16からオーバーフローした油はドレーン管35を通じてメインタンク19に到る。
したがって、サブタンク16には次の型閉工程に備えて十分な量の油を確保することができる。そのため、サブタンク16に油の目減り分を補うための油補給手段を設ける必要はない。
なお、上記の通常の低速型開工程は、方向切換弁22を閉位置、パイロット電磁切換弁23を閉位置、ブースタ用電磁切換弁24BをB位置、プレフィル用電磁切換弁25を開位置、メータアウト回路内蔵電磁切換弁43を閉位置にすることでも実施可能である。このような弁操作を「第2の弁操作」と呼ぶことにする。メータアウト回路内蔵電磁切換弁43を介する流量はゼロになるが、プレフィル用電磁切換弁25を介する流量が確保できるからである。
上記第2の弁操作からは、メータアウト回路内蔵電磁切換弁43を開くだけで、低速型開工程から高速型開工程へ移行させることができる。したがって、低速型開工程における弁操作は適宜変更することができる。
従って本発明によれば、低速型開工程において、超低速型開制御、通常の低速型開制御、更には第2の弁操作、の各制御を、任意のタイミングで切り換えることで、多段階による低速型開制御を実現でき、安価な構成で汎用性の高い制御を行うことができる。
また、本発明における低速型開工程とは、型開初期に限らず、型開工程に含まれる任意の低速型開制御を含む概念であり、例えば、型開工程を終了させる際の減速制御に適用することができる。
尚、メータアウト回路は一例を示したものであり、構造は適宜変更可能である。
また、図1の補助シリンダ式型締装置に、図4で説明したメータアウト回路内蔵電磁切換弁43を付設することは差し支えない。
本発明は、補助シリンダ式又はブースタラム式型締装置に好適である。
本発明に係る型締装置の原理図である。 本発明に係る圧抜工程及び低速型開工程の説明図である。 本発明に係る高速型開工程の説明図である。 図1の変更実施例に係る型締装置の原理図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…補助シリンダ式型締装置、10B…ブースタラム式型締装置、11…型締シリンダ、13…型締ピストン、15…補助シリンダ、16…サブタンク、17…第1の油路、18…プレフィル弁、19…メインタンク、22…方向切換弁、29…型締シリンダの油室、34…第2の油路、36…機側昇圧油路、41…ブースタラム、43…メータアウト回路内蔵電磁切換弁、L1、L2、L5、L6…型締昇圧用油路を構成する油路。

Claims (3)

  1. 方向切換弁を有する型締昇圧用油路から高圧油が供給されることで型締めを行う型締シリンダに、併設される補助シリンダ又はブースタラムを備え、
    前記型締シリンダの油室に、第1の油路を介してサブタンクを接続し、この第1の油路に、油路を開閉するプレフィル弁を介在させ、
    前記補助シリンダ又はブースタラムを用いて型締シリンダの型締ピストンを移動させるときに前記プレフィル弁を開いて前記サブタンクから前記油室へ又は油室からサブタンクへ油の移動を許可するようにした型締装置において、
    この型締装置は、前記プレフィル弁を閉じた状態で前記補助シリンダ又はブースタラムを用いて型締ピストンを低速で後退させる低速型開きの際に、前記油室の油を前記サブタンクへ移動させることができるように、前記油室とサブタンクとを第2の油路で連結したことを特徴とする型締装置。
  2. 前記型締昇圧用油路のうち前記方向切換弁から型締シリンダの油室までを機側昇圧油路と呼ぶときに、この機側昇圧油路は前記第2の油路の一部を構成し、前記方向切換弁を介してサブタンクへ油を移動させる得るようにしたことを特徴とする請求項1記載の型締装置。
  3. 前記補助シリンダ又はブースタラムの後退側油路に、メータアウト回路を組み込んだことを特徴とする請求項1記載の型締装置。
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