JP2006192028A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面枠のほぼ中央部も遊技盤取付枠に固定できるようにして故意に入賞球を得るという不正行為を防止するようにした弾球遊技機を提供する。
【解決手段】外枠1と、前記外枠1の前面に開閉自在に取着される遊技盤取付枠3と、前記遊技盤取付枠3の前面に開閉自在に取着される前面枠4とを備えてなり、前記遊技盤取付枠3の下部前面のほぼ中央に係止部23を突設し、遊技盤取付枠3または前面枠4の開放側に遊技盤取付枠3及び前面枠4を施錠または開錠するための錠16を取着し、前面枠4の裏面に常態では係止部23に係合するように付勢され、鍵60を錠16に挿入し前面枠4を開錠する方向へ回動したときのみその回動動作と連動して係止部23との係合状態を解くようにする前面枠の撓み防止手段81を設けた構成からなる。
【選択図】図10

Description

本発明は、外枠と、該外枠の前面に一側を軸着して開閉自在に取着される遊技盤取付枠と、該遊技盤取付枠の前面に一側を軸着して開閉自在に取着される前面枠を備えてなるパチンコ遊技機等の弾球遊技機に関するものである。
従来、弾球遊技機の一種であるパチンコ遊技機は、外枠の前面に一側を軸着して遊技盤取付枠が開閉自在に取着され、また、該遊技盤取付枠の前面に一側を軸着して前面枠が開閉自在に取着されている。そして、遊技盤取付枠の開放側に設けられた施錠装置により前面枠が施錠され、同じ側の錠に前面枠の前側から鍵を挿入し開錠側へ回動することにより前面枠が開錠されて開くようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−239041号公報(第3頁段落0016、図2)
前記特許文献1のパチンコ遊技機における前面枠は、一側が軸着され開放側である他側が施錠装置により施錠されている。常態では、両側が軸着部と施錠部とで固定されているが、前面枠の中央部はなんら固定されていない。そこで、例えば、前面枠のほぼ中央部を前側へ引張って不正行為が行なわれることがある。特に、前面枠が合成樹脂材により成形されていると、その中央部が前側へ撓み易い。
更に、図18に基づき詳しく説明すると、前面枠を前側へ引張ることにより図18鎖線に示すように遊技盤100前面と前面枠に装着される透明盤保持枠の透明板101の裏面との間隔t1が広がる。このような状態になると、例えば遊技盤100前面に設けられ、大当り状態になったとき入賞口102の開閉扉103を前側へ回動して入賞口102を開け開閉扉103で遊技盤100面を流下するパチンコ球Bを受けて一度に多くの入賞球を発生させる入賞装置104にあっては、前記回動した開閉扉103の前端縁と前記透明板101との隙間t2が広がる。このため、その広がった隙間t3に前記パチンコ球Bが挟まり乗ってしまい、その加重により所定量の入賞球が入賞するなど一定条件を満たした後も開閉扉103が閉じないことになる。これにより、本来得られない沢山の入賞球を故意に得るといった不正行為が行なわれるという改良点がある。
そこで、本発明は上記改良点に鑑みてなされたもので、前面枠のほぼ中央部も遊技盤取付枠に固定できるようにして故意に入賞球を得るという不正行為を防止するようにした弾球遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の弾球遊技機は、外枠と、前記外枠の前面に一側を軸着して開閉自在に取着される遊技盤取付枠と、前記遊技盤取付枠の前面に該遊技盤取付枠の軸着部と同じ側を軸着して開閉自在に取着される前面枠とを備えてなる弾球遊技機であって、前記遊技盤取付枠の下部前面のほぼ中央に係止部を突設し、前記遊技盤取付枠または前面枠の開放側に前記遊技盤取付枠及び前面枠を施錠または開錠するための錠を取着し、前記前面枠の裏面に常態では前記係止部に係合するように付勢され、鍵を前記錠の鍵穴部に挿入し前面枠を開錠する方向へ回動したときのみその回動動作と連動して前記係止部との係合状態を解くようにする前面枠の撓み防止手段を設けた構成からなる。
本発明に係る弾球遊技機は、遊技盤取付枠の下部前面のほぼ中央に係止部を突設し、遊技盤取付枠または前面枠の開放側に錠を取着し、前面枠の裏面に常態では前記係止部に係合し、鍵を錠の鍵穴部に挿入し前面枠を開錠する方向へ回動したときのみその回動動作と連動して係止部との係合状態を解くようにする前面枠の撓み防止手段を設けたので、前面枠のほぼ中央部も遊技盤取付枠に固定されることになり、前面枠のほぼ中央部を前側へ引張ることが困難になる。よって、これによる不正行為が防止されるという効果がある。
以下、本発明に係る弾球遊技機としてのパチンコ遊技機の実施の形態を図面に基き説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2は同パチンコ遊技機の背面図、図3は外枠の一部の斜視図である。
パチンコ遊技機Pは、縦長方形枠状に成形される外枠1と、該外枠1の前面に配置され一側のヒンジ機構2によって開閉自在に取着される遊技盤取付枠3と、同じく前記ヒンジ機構2によって同軸上に軸着される前面枠4とを備えている。遊技盤取付枠3に遊技盤5が配設される。遊技盤5の前面にはガイドレール6により囲まれる遊技部5aが成形され、該遊技部5aに例えば可変表示装置7、始動入賞口8、入賞装置9といった盤面部品が装着されている。
また、前記前面枠4は、遊技盤取付枠3の前面全体を覆う大きさを有し合成樹脂材からなり、その前面を斬新なデザインとしている。前面枠4のほぼ中央に遊技盤5の遊技部5aが臨む窓開口10が開設され、該窓開口10に二枚の透明板11a,11aを前後に配置した複層の透明板保持枠11が装着される。前面枠4の前面一側に打球発射部(図示せず。)へ供給する弾球であるパチンコ球を貯留するための球皿12が装着され、その上方に球皿12と連通しパチンコ遊技機P,P間に介在される所謂台間サンド(図示せず。)からの貸し球を受け入れるための副球皿13が装着される。
更に、前記前面枠4の前面他側には打球の打球力を調節する操作ハンドル14が設けられる。また、その上方に開設された貫通孔15にシリンダー錠16の鍵穴部17が臨んでおり、常態では外枠1に遊技盤取付枠3が施錠されかつ遊技盤取付枠3に前面枠4が施錠されている。そして、鍵穴部17に後記する鍵60を差し込み、該鍵60を一方向(図1では右側)へ回動することにより遊技盤取付枠3が開錠され、また、他方向(図1では左側)へ回動することにより前面枠4が開錠されるようになっている。
一方、前記遊技盤取付枠3の裏面には、その上部に球タンク19が配設され、その下方に球タンク19からのパチンコ球を下流側の球払出装置20へ供給するためのタンクレール21が配設されている。球払出装置20から払い出されたパチンコ球は前記球皿12に払い出される。
前記外枠1は、アルミニウム製であって断面長方形状の角パイプからなり押し出し成形され、開放側の内側面1aに係止突部としての縦長の係止突条22が一体成型により成形されている。該係止突条22は平断面直角三角形をなし、その前面は前後方向の幅が遊技盤取付枠3の中央に向かうに従い漸次薄くなるように後方へ傾く後傾斜面22aとして成形され、係合面となる後面22bは鉛直であって前記内側面1aと直交する。すなわち、遊技板取付枠3の開閉方向と直交する面として成形される。また、図4に示すように遊技盤取付枠3の下部前面のほぼ中央部に、前面枠4の前方への撓みを防止するための係止部としての係止杆23が前方へ突設されている。該係止杆23の先端部23aは円錐形に成形され、その後方下面に横断状の凹溝87が凹設される。
図4に示すように遊技盤取付枠3における開放側の縦枠3aの外側面に遊技盤取付枠の施錠装置24が組み付けられ、前面枠4の開放側の裏面に前面枠の施錠装置25が組み付けられている。これら施錠装置24,25は金属製であって、前後方向で互いに対向位置することになる。
遊技盤取付枠の施錠装置24は、図4乃至図7に示すように遊技盤取付枠3の開放側の縦枠3aの外側面に固着される鉛直固定プレート26と、該鉛直固定プレート26の外側面に重合して上下方向へ自在に摺動する第1施錠杆27と、該第1施錠杆27の外側面に重合して上下方向へ自在に摺動する第2施錠杆28とからなる。
鉛直固定プレート26は、縦長に成形され前端縁の上下方向に沿って外側へ突出する段条部29が設けられる。また、後端縁の上部と中央部と下部にそれぞれ後方へ突出する側面逆L字形の取付片30が一体に設けられる。各取付片30の内側面に平面コ字形の支持部31が固着され、各支持部31の下端部に遊技盤取付枠3を施錠するための施錠部材32が軸着される。
更に、施錠部材32を図7に基き詳しく説明すると、施錠部材32は正面略L字状の前板部32a、後板部32b及びこれら先端部を連結する側板部32cとから平面コ字状に屈曲して成形される。そして、前・後板部32a,32bの上端部に開設された前後方向のピン孔33,33を支持部31の下端部に開設された同じく前後方向のピン孔34,34と合致させた状態で、これらピン孔33,34にピン35が挿通される。これにより、施錠部材32がピン35を中心として横方向、すなわち遊技盤取付枠3の開閉方向とは直交する方向に自在に回動することになる。また、前記側板部32cの外側面、すなわち施錠部材32の後面は、施錠部材32の前後方向の幅が前記遊技盤取付枠3の外側方へ向かうに従い漸次薄くなるように前方へ傾く前傾斜面36として成形されている。この前傾斜面36が、前記係止突条22に施錠部材32が回動して係合する際に、係止突条22の傾斜する前面である後傾斜面22aに擦れ合うことになる。
また、前記支持部31内でピン35にねじりバネ37が巻装され、その上端が支持部31の内側面に当接し、他端が施錠部材32の後板部32b内側に設けられた切欠38に係止されている。これにより、施錠部材32は常に遊技盤取付枠3の左右方向の外側へ付勢され取付板30の下端縁に衝止し、側板部32cが鉛直固定プレート26の外側へ突出してほぼ水平に位置した状態で停止している。このとき、施錠部材32の係合面となる前面は鉛直であって前記外枠1の内側面と直交するように配置される。前板部32aの下側縁に沿って施錠部材32を回動動作させるための受板39が突設され、また、前・後板部32a,32bの下縁部間に施錠部材32を頑丈なものとするための補強板40が設けられている。
第1施錠杆27も縦長に成形されると共に平面L字状に屈曲されている。そして、第1施錠杆27の所定位置に縦長のガイド孔41が開設されると共に該ガイド孔41に鉛直固定プレート26の外側面に固着されるガイドピン42が遊嵌され、第1施錠杆27がガイド孔41の縦の長さ寸法間で上下方向へ自在に摺動される。また、第1施錠杆27の下部に設けられたバネ掛け部43とこれより上方に位置して鉛直固定プレート26に設けられたバネ掛け部44との間に引張りスプリング45が張架され、第1施錠杆27を常に上方向へ付勢している。
第1施錠杆27における前端縁の下部に、シリンダー錠16により該第1施錠杆27をその付勢に抗して下方向へ摺動させるための引下杆46が設けられ、この引下杆46は段条部29の所定位置に成形された切除部29aから前方へほぼ水平に突出している。また、第1施錠杆27の後端縁の上部と中央部と下部に、前記各施錠部材32にほぼ対応位置して遊技盤取付枠3の左右方向の内側へ屈曲する押下突片47が突設される。各押下突片47は、その横幅が下方へ進むに従い漸次狭くなるように下側縁が傾斜しており、鉛直固定プレート26の後端縁と各取付板30との隙間に介入している。そして、第1施錠杆27の下方向への摺動動作に伴い各押下突片47が受板39を押し、各施錠部材32を開錠方向へ回動させることができるようになっている。また、第1施錠杆27における後端縁の中央寄りに、親指など手動で第1施錠杆27を下方向へ摺動させるための押圧片48が設けられている。
第2施錠杆28も縦長に成形されており、所定位置に縦長のガイド孔49が開設されると共に該ガイド孔49に鉛直固定プレート26の外側面に固着される前記ガイドピン42が遊嵌され、第2施錠杆28がガイド孔49の縦の長さ寸法間で上下方向へ自在に摺動される。また、第2施錠杆28の上部に設けられたバネ掛け部50とこれより下方に位置して鉛直固定プレート26に設けられたバネ掛け部51との間に引張りスプリング52が張架され、第2施錠杆28を常に下方向へ付勢している。
第2施錠杆28の前端縁の上部と中央部と下部とにそれぞれ前記段条部29の切除部29aから前方へほぼ水平に突出するロック片53が設けられる。各ロック片53は、前面枠4を遊技盤取付枠3の前面に施錠するためのものであり、下面に係止段部54が凹設されている。また、第2施錠杆28の前端縁の中央寄りに、シリンダー錠16により該第2施錠杆28を付勢に抗して上方向へ摺動させるための引上杆55が設けられる。この引上杆55も同じく段条部29の切除部29aから前方へほぼ水平に突出している。第2施錠杆28における後端縁の上部寄りに、親指など手動で第2施錠杆28を上方向へ摺動させるための引上片64が設けられている。
次に、前面枠の施錠装置25について説明する。前面枠の施錠装置25は、図8乃至図10に示すように前面枠4の裏面の開放側に固着される縦長の鉛直固定プレート56を備える。そして、該鉛直固定プレート56における前面枠4の左右方向の内側に、上部と中央部と下部とに位置してそれぞれ後方へ突出する平面コ字形の屈曲部57が設けられ、各屈曲部57の後面に前記各ロック片53に対応位置して該各ロック片53が係止し得る係止孔58が開設されている。
前記鉛直固定プレート56の下部内側には張出板部59が一体に張設され、該張出板部59にシリンダー錠16が固着される。シリンダー錠16はその錠軸16aが後方へ突設されており、この錠軸16aの先端にカム板61が固着されている。該カム板61は、鍵60をシリンダー錠16の鍵穴部17に挿通して右方向又は左方向へ回動させることにより、前面枠4の後面と平行な面内で上下に回動する。
前記鉛直固定プレート56の下部外寄りには、カム板61を挟むようにして、その上方と下方に上部可動部材62と下部可動部材63が重合して一直線上に配置される。上部可動部材62の内側縁に前記張出板部59に重合する枝片62aが延設されている。また、上部可動部材62と枝片62aとの所定位置に縦長のガイド孔65が開設され、該ガイド孔65に鉛直固定プレート56に固着されるガイドピン66が遊嵌され、ガイド孔65の縦の長さ寸法間で上部可動部材62が上下方向へ自在に摺動するようになっている。また、上部可動部材62の上端部に設けられるバネ掛け部67とこれより下方に位置して鉛直固定プレート56に設けられるバネ掛け部68との間に引張りスプリング69が張設される。これにより、上部可動部材62を常に下方向へ付勢している。上部可動部材62の下端縁にはカム板61が上方向に回動して当接し、該上部可動部材62を付勢に抗して押し上げるための上押片70が設けられる。前記枝片62aの上端部に第2施錠杆28の引上杆55の先端部が係合する二股状の作動枠71が設けられ、下端部に張出板部59に開設される縦長の透孔72を介して前方向へ屈曲する突片73が設けられる。
下部可動部材63も所定位置に縦長のガイド孔74が開設されると共に該ガイド孔74に鉛直固定プレート56に固着されるガイドピン75が遊嵌され、ガイド孔74の縦の長さ寸法間で下部可動部材63が上下方向へ自在に摺動するようになっている。また、下部可動部材63の下端部に設けられるバネ掛け部76とこれより上方に位置して鉛直固定プレート56に設けられるバネ掛け部77との間に引張りスプリング78が張設されている。これにより、下部可動部材63を常に上方向へ付勢している。また、下部可動部材63の上端部に後方へ水平に突出する作動片79が設けられる。この作動片79は、前記第1施錠杆27の引下杆46の真上に位置し、下部可動部材63の下降動作と共に引下杆46を押し下げ第1施錠杆27を下方へ摺動させるようになっている。下部可動部材63の上端縁には、カム板61が下方向に回動して当接し該下部可動部材63を付勢に抗して押し下げるための下押片80が設けられる。
前面枠4裏面の下部に、その一側からほぼ中央部に延びる撓み防止手段としての撓み防止片81が配置される。この撓み防止片81は、ほぼ中央に開設される軸孔82に前面枠4の裏面に固着した軸ピン83が挿通され、前面枠4の裏面と平行な面内で前記軸ピン83を中心とし自在に揺動するようになっている。また、軸ピン83より内側であって撓み防止片81に設けられたバネ掛け部84と前面枠4裏面に設けられたバネ掛け部85との間に引張りスプリング86が張設され、撓み防止片81の他側(前面枠4の中央寄り)を常に上方へ跳ね上げるように付勢している。撓み防止片81の一端(外側)は前記張出板部59から前方へ突出する突片73の真上に位置し、他端にはその上縁に係合凹部88が設けられる。該係合凹部88は、遊技盤取付枠3の前面下部に突設された係止杆23の凹溝87に係合するようになっている。常態では、係合凹部88が下方から凹溝87に係合している。
本発明に係るパチンコ遊技機の施錠装置は上記構成からなり、次に、その使用方法について説明する。図11に示すように常態では、外枠1の開放側の内側面に設けられた係止突条22の後面22bに遊技盤取付枠の施錠装置24における各施錠部材32が係合して、遊技盤取付枠3が外枠1に施錠されている。また、図12に示すように前面枠の施錠装置25における各係止孔58に遊技盤取付枠の施錠装置24における各ロック片53が係止して前面枠4が遊技盤取付枠3に施錠されている。また、この場合、撓み防止片81は、その内側上端縁の係合凹部88が遊技盤取付枠3の下部前面に突設された係止杆23の凹溝87に係合している。
よって、前記係止突部22と施錠部材32との係合面は鉛直でありかつ外枠1の開放側の内側面1aとほぼ直交しており、しかも、この状態で例えば遊技盤取付枠3を無理に前方へ強く開こうとしても、その方向は各施錠部材32の開錠方向とは直交し異なるため、各施錠部材32に開錠しようとする力が働くことはなく係止突条22に各施錠部材32が係止されたままとなる。これにより、不正行為が防止される。
また、このとき撓み防止片81は、引張りスプリング86により内側先端部が上方へ付勢され、その先端部の係合凹部88が遊技盤取付枠3の下部前面の係止杆23に係合して前面枠4の中央部が前方へ撓むのを阻止している。これにより、前面枠4の中央部を前方へ無理に引っ張って行われる不正行為が防止される。例えば、遊技盤5の前面とその前面を覆う透明板保持枠11の透明板11a後面との間隔を広げ、遊技盤5面に装着される入賞装置9であって前側へ回動した開閉扉の前端縁と透明板11aとの隙間にパチンコ球が挟まって乗るようにしてしまい、逆に、その球荷重により一定条件を満たした後にも開閉扉が閉まらないようにている。これによって、多く入賞球を得るというものであるが、このような不正行為が防止される。
遊技盤取付枠3を開錠する場合は、パチンコ遊技機Pの前側からシリンダー錠16の鍵穴部17に鍵60を差し込み、図1において右方向へ回動させる。これによって、図13に示すように錠軸16a後端のカム板61が鎖線位置から実線位置へ下方へ回動し、下部可動部材63を下降させる。同時に、引下杆46と共に第一施錠杆27がその付勢に抗して下降し、図14(イ)、図14(ロ)に示すように各押下突片47が各受板39を押し下げ、図15鎖線に示すように各施錠部材32を開錠方向へ回動させて係止突条22からの係合状態を解く。これにより、遊技盤取付枠3が自在に開けられることになる。なお、この場合、前面枠4は施錠されたままとなっているので開けることはできない。
そして、遊技盤取付枠3を閉めて外枠1に施錠する場合は、鍵60から手を離した状態で遊技盤取付枠3を後方へ押し込むことにより、図16に示すように前傾斜面36が係止突条22の後傾斜面22aに擦れ合うようにして各施錠部材32が回動し、図11に示すように係止突条22に係合する。よって、その係合が極めてスムーズに行なえる。しかも、外枠1が金属板により成形されると共に係止突条22も一体成型により成形され、しかも、平断面直角三角形をなすことから、係止突条22が強固な構造となり、遊技板取付枠3に無理な前方ヘの引張り力が働いても曲がって屁たるといったことがない。
次に、前面枠4を開錠する場合は、前記のようにシリンダー錠16の鍵穴部17に鍵60を差し込んだまま、今度は図1において左方向へ回動させる。これによって、図17に示すようにカム板61が鎖線位置から実線位置へ上方へ回動し、上部可動部材62をその付勢に抗して上昇させる。そして、作動枠71に保持される引上杆55と共に第2施錠杆28がその付勢に抗して上昇し、図12鎖線に示すように各係止孔58から各ロック片53の係止が解かれる。同時に、上部可動部材62における枝片62aの突片73が撓み防止片81の外側一端をその付勢に抗して押上げる。これに伴い、反対側が引下げられて係合凹部88と係止杆23との係合が解かれる。これにより、遊技盤取付枠3が自在に開けられることになる。
前面枠4を施錠する場合、該前面枠4を遊技盤取付枠3側へ押し込むと、各屈曲部57の係止孔58の下縁が各ロック片53の下面の傾斜面に当接して該各ロック片53をその付勢に抗して押し上げ、各係合後8が図12実線に示すように各ロック片53の係止段部54に自動的に係合する。同時に、撓み防止片81の係合凹部88がその付勢に抗して係止杆23の先端部23aの外周面に摺接しつつ図10に示すように凹溝87に係合する。これにより、前面枠4が施錠される。
本発明では、係止部として係止杆23を示し、前面枠の撓み防止手段として撓み防止片81を示したが、係止部及び撓み防止手段はこれらの構成に限定されるものではなく、他の構成であっても良い。また、シリンダー錠16を前面枠4に設けた場合を示したが、遊技盤取付枠3にシリンダー錠16を設けるようにしても良いことは勿論である。
前記シリンダー錠16を遊技盤取付枠3に設ける場合、図示は省略するが、遊技盤取付枠3の前面に該シリンダー錠16がそのまま前記位置で固定される台枠を設け、また、前面枠4には該前面枠4を閉めたとき前記シリンダー錠16が挿通される通孔を開設するようにすれば良い。これにより、遊技盤取付枠の施錠装置24、前面枠の施錠装置25、撓み防止片81など他のすべてが本実施の形態と同じ構成でもって同様に作用し、また、同等の効果が得られる。
なお、本発明では弾球遊技機としてパチンコ遊技機について説明したが、他に例えばアレンジボール機、パチスロ機、雀球機等の遊技機であって、鍵機能により前面枠が開錠・施錠できるようにした遊技機に適用できる。
本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。 同パチンコ遊技機の背面図。 外枠の一部の斜視図。 遊技盤取付枠側の施錠装置と前面枠の施錠装置の斜視図。 遊技盤取付枠の施錠装置の斜視図。 同分解斜視図。 同施錠部材部位の分解斜視図。 前面枠の施錠装置の斜視図。 同撓み防止片部位の分解斜視図。 前面枠の一部の裏面図。 パチンコ遊技機の施錠装置部位の平面断面図。 同側面断面図。 前面枠の一部の作用を示す裏面図。 (イ)遊技盤取付枠の施錠部材部位の正面断面図、(ロ)同作用を示す施錠部材部位の正面断面図。 遊技盤取付枠の施錠部材部位の裏面図。 パチンコ遊技機の施錠装置部位の作用を示す平面断面図。 前面枠の一部の作用を示す裏面図。 不正行為を説明する従来のパチンコ遊技機の一部側面断面図。
符号の説明
1 外枠
2 ヒンジ機構
3 遊技盤取付枠
4 前面枠
16 シリンダー錠
23 係止部(係止片)
60 鍵
81 撓み防止手段(撓み防止片)
P 弾球遊技機(パチンコ遊技機)

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  1. 外枠と、前記外枠の前面に一側を軸着して開閉自在に取着される遊技盤取付枠と、前記遊技盤取付枠の前面に該遊技盤取付枠の軸着部と同じ側を軸着して開閉自在に取着される前面枠とを備えてなる弾球遊技機であって、
    前記遊技盤取付枠の下部前面のほぼ中央に係止部を突設し、前記遊技盤取付枠または前面枠の開放側に前記遊技盤取付枠及び前面枠を施錠または開錠するための錠を取着し、前記前面枠の裏面に常態では前記係止部に係合するように付勢され、鍵を前記錠の鍵穴部に挿入し前面枠を開錠する方向へ回動したときのみその回動動作と連動して前記係止部との係合状態を解くようにする前面枠の撓み防止手段を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
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