JP2006190539A - フィールドエミッション型面状光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロント側フラットパネルが内圧で変形しにくくして、大型かつ薄型に対応可能なフィールドエミッション型面状光源を提供すること。
【解決手段】リア側フラットパネル12とフロント側フラットパネル14との間の内部空間を真空密封し、リア側フラットパネル12とフロント側フラットパネル14との間に間隔を空けて介装したリブ20で真空圧によるフロント側フラットパネル14の変形を防止した構造となし、隣接するリブ20間に、ワイヤ状の蛍光体付き陽極部24を間にしてワイヤ状の一対の電界放射型電子放出部26を対向配置した構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置等、各種表示装置を裏面から照射するのに好適に用いることができるフィールドエミッション型(FED)型面状光源に関するものである。
平面的な広がりを有する照明を行う面状光源には、該面状光源を液晶表示装置の直下に配設する直下方式と、液晶表示装置の直下に導光板を配設し、導光板の端面と平行に面状光源を配置するエッジライト方式とがある。近年の薄型化優先のパーソナルコンピュータ、薄型テレビ等においては、直下方式の面状光源に代わり、エッジライト方式が面状光源の主流となってきている。しかしながら、エッジライト方式では、導光板に入射する光の入射効率が低いと、高輝度化が期待しにくい。これと比較して直下方式では、液晶表示装置に直接光を入射させることができ、光入射効率が極めて高いという利点がある。
このような直下方式の面状光源には、リア側フラットパネルとフロント側フラットパネルとの間の真空密封内部に蛍光体が形成された陽極と、この陽極に対向配置した電界放射型電子放出陰極とを配置してなるフィールドエミッション型面状光源がある(特許文献1参照。)。このフィールドエミッション型面状光源では、フロント側フラットパネル側を液晶表示装置の背面に取り付け、内部の発光光をフロント側フラットパネルを介して液晶表示装置に出射する構造となっており、このフロント側フラットパネルは液晶表示装置への光の入射効率を高めるため、ガラス等の透明部材により比較的薄肉に構成されているため、液晶表示装置の大型化かつ薄型化に伴ない、フロント側フラットパネルには過大な真空圧がかかり、変形を受け易いという課題がある。
特開2001−338723
したがって、本発明により解決すべき課題は、フロント側フラットパネルが内圧で変形しにくくして、大型かつ薄型に対応可能なフィールドエミッション型の面状光源を提供することである。
(1)本発明による第1のフィールドエミッション型面状光源は、周囲のサイドパネルと共に底浅の凹部を形成するリア側フラットパネルと、リア側フラットパネル上に装着されて上記凹部を蓋するフロント側フラットパネルとを備え、上記凹部内を真空に封止した面状光源であって、リア側フラットパネルの内面に奥行き方向に長く延びる複数のリブを横方向に間隔をあけて立設し該複数のリブのリブ端面でフロント側フラットパネルを支持して該フロント側フラットパネルの補強を行い、リブにより上記凹部内の空間を横方向複数の空間領域に区画し、各空間領域内において、横方向ほぼ中央側に蛍光体付き陽極部を、また、蛍光体付き陽極部の横方向両側に電界放射型電子放出部を、それぞれ、奥行き方向ワイヤ状で互いに平行に配置したことを特徴とするものである。
上記電界放射型電子放出部は、その外表面に尖鋭な微細部分を多数備えたカーボン膜を形成することが好ましい。電子放出部の外表面に微視的なサイズの凹凸を形成することが、より低電界の印加でより多くの電子を放出させることができて好ましい。カーボン膜は、例えば、チューブ形状、ウォール形状、その他の形状を備えたカーボンナノ材料からなる膜を含む。上記「尖鋭」には、多少の丸みがあっても電子放出特性を有するものであれば尖鋭に含むことができる。
第1の面状光源によると、リア側フラットパネルとフロント側フラットパネルそれぞれのパネル面積を横方向幅、奥行き方向幅共に大きくし、かつ、両パネルの縦方向(厚み方向)対向間隔を狭くして大型でかつ薄型の面状光源とした場合、フロント側フラットパネルは内部の真空圧により厚み方向の変形力を受けるが、フロント側フラットパネルはリブ端面により複数箇所で支持されて補強されているので、変形するおそれが軽減される。また、薄型としても、蛍光体付き陽極部と電界放射型電子放出部とを共に横方向に並べかつ奥行き方向ワイヤ状態となして配置するので、両フロントパネルの対向間隔を狭くして上記薄型化がさらに図られても、蛍光体付き陽極と電界放射型電子放出部との配置スペースを十分に確保することができる。
以上のことから、本発明の面状光源を液晶表示装置の直下にバックライトとして用いた場合、入射効率および入射光量に優れたバックライトとして用いることが可能となり、直下方式の利点である液晶表示装置への光の入射効率をより高くし、一層の高輝度化を達成することができる。
(2)本発明による第2のフィールドエミッション型面状光源は、周囲のサイドパネルと共に底浅の凹部を形成するリア側フラットパネルと、リア側フラットパネル上に装着されて上記凹部を蓋するフロント側フラットパネルとを備えて上記凹部内を真空に封止した面状光源であって、リア側フラットパネルの内面に奥行き方向に長く延びる複数のリブを横方向に間隔をあけて立設し該複数のリブのリブ端面でフロント側フラットパネルを支持して該フロント側フラットパネルの補強を行い、リブにより上記凹部内の空間を横方向複数の空間領域に区画し、各空間領域内において、電界放射型電子放出部を奥行き方向ワイヤ状に配置し、リア側フラットパネルとリブそれぞれの内側面に蛍光体付き陽極部を設けたことを特徴とするものである。
上記電界放射型電子放出部は、その外表面に尖鋭な微細部分を多数備えたカーボン膜を形成することが好ましい。電子放出部の外表面に微視的なサイズの凹凸を形成することが、より低電界の印加でより多くの電子を放出させることができて好ましい。カーボン膜は、例えば、チューブ形状、ウォール形状、その他の形状を備えたカーボンナノ材料からなる膜を含む。上記「尖鋭」には、多少の丸みがあっても電子放出特性を有するものであれば尖鋭に含むことができる。
第2の面状光源によると、リア側フラットパネルとフロント側フラットパネルそれぞれのパネル面積を大きくし、かつ、両パネルの対向間隔を狭くして大型でかつ薄型の面状光源とした場合、フロント側フラットパネルは内部の真空圧により変形力を受けるが、フロント側フラットパネルはリブ端面により複数箇所で支持されて補強されているので、変形するおそれが軽減される。また、より薄型としても、電界放射型電子放出部を奥行き方向ワイヤ状態となし、蛍光体付き陽極部はリア側フラットパネルとリブそれぞれの内側面に設けたので、厚み方向の薄型化がさらに図られても、蛍光体付き陽極と電界放射型電子放出部との配置スペースを十分に確保することができる。
以上のことから、本発明の面状光源を液晶表示装置の直下にバックライトとして用いた場合、入射効率および入射光量に優れたバックライトとして用いることが可能となり、直下方式の利点である液晶表示装置への光の入射効率をより高くし、一層の高輝度化を達成することができる。
(3)本発明による第3のフィールドエミッション型面状光源は、周囲のサイドパネルと共に底浅の凹部を形成するリア側フラットパネルと、リア側フラットパネル上に装着されて上記凹部を蓋するフロント側フラットパネルとを備えて上記凹部内を真空に封止した面状光源であって、フロント側フラットパネルの内面全体に蛍光体付き陽極部を設け、リア側フラットパネルの内面に奥行き方向に長く延びる複数のリブを横方向に間隔をあけて立設し該複数のリブのリブ端面でフロント側フラットパネルを蛍光体付き陽極部を介して支持して該フロント側フラットパネルの補強を行い、リブにより上記凹部内の空間を横方向複数の空間領域に区画し、各空間領域内において、電界放射型電子放出部を奥行き方向ワイヤ状に配置し、該電界放射型電子放出部が放出した電子を各空間領域に臨む蛍光体付き陽極部には直接の照射により蛍光体を発光させ、また、フロント側フラットパネル内面とリブ端面との間に介在する蛍光体付き陽極部には電子の回り込みで蛍光体の発光を可能としたしたことを特徴とするものである。
上記電界放射型電子放出部は、その外表面に尖鋭な微細部分を多数備えたカーボン膜を形成することが好ましい。電子放出部の外表面に微視的なサイズの凹凸を形成することが、より低電界の印加でより多くの電子を放出させることができて好ましい。カーボン膜は、例えば、チューブ形状、ウォール形状、その他の形状を備えたカーボンナノ材料からなる膜を含む。上記「尖鋭」には、多少の丸みがあっても電子放出特性を有するものであれば尖鋭に含むことができる。
第3の面状光源によると、リア側フラットパネルとフロント側フラットパネルそれぞれのパネル面積を大きくし、かつ、両パネルの対向間隔を狭くして大型でかつ薄型の面状光源とした場合、フロント側フラットパネルは内部の真空圧により変形力を受けるが、フロント側フラットパネルはリブ端面により複数箇所で支持されて補強されているので、変形するおそれが軽減される。また、厚み方向により薄型としても、電界放射型電子放出部を奥行き方向ワイヤ状態となし、かつ、蛍光体付き陽極部をフロント側フラットパネルの内面に設けたので、その薄型化に対応して蛍光体付き陽極と電界放射型電子放出部との配置スペースを十分に確保することができる。
特に、第3の面状光源は、リブ端面と対向するフロント側フラットパネル内面にも蛍光体付き陽極部を設けたので、リブを複数配置してもフロント側フラットパネル全体から光を最大効率で出射することができるようになる。
以上のことから、本発明のフィールドエミッション型面状光源を液晶表示装置の直下にバックライトとして用いた場合、入射効率および入射光量に優れたバックライトとして用いることが可能となり、直下方式の利点である液晶表示装置への光の入射効率をより高くし、一層の高輝度化を達成することができる。
(4)上記(1)においては、リブ、リア側フラットパネル、およびフロント側フラットパネルフラットのうちの少なくともいずれかにチャージアップ防止膜を設けた場合、空間領域の容積が両フラットパネル間で狭くなっても、電界放射型電子放出部から放出された電子がチャージアップされて蛍光体付き陽極部の外表面の蛍光体に反発されて蹴られるという現象を抑制することができ、蛍光体の発光効率を高めることができる。さらに、蛍光体付き陽極部の両側に電界放射型電子放出部を配設したから、蛍光体付き陽極部の外表面の蛍光体にはその全周にわたり電子を照射することができるようになり、蛍光体の発光効率をさらに高めることができる。
本発明によれば、液晶表示装置の大型化かつ薄型化に対応して大型化かつ薄型化としても液晶表示装置のバックライトとして高入射効率と高輝度化とを期待し得るフィールドエミッション型面状光源を提供することができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態に係るフィールドエミッション型面状光源(単に面状光源という)を詳細に説明する。
図1ないし図5を参照して本発明の実施の形態1に係る面状光源を説明する。図1は、面状光源の側面方向の断面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図、図3は、図1の要部の拡大断面図、図4は、面状光源の部分破断斜視図、図5は実施の形態の面状光源を液晶表示装置のバックライトとして組み込んだ図である。
これらの図を参照して、面状光源10は、リア側フラットパネル12と、リア側フラットパネル12と対向配置されたフロント側フラットパネル14と、リア側フラットパネル12の周囲から垂直に立ち上がる4つのサイドパネル16a−16dとからなる真空密封パネルケース18を有する。リア側フラットパネル12はその周囲を4つのサイドパネル16a−16dで囲まれて内部に浅底の凹部を形成し、この凹部はフロント側フラットパネル14で密封されている。なお、説明の便宜のため、図1および図2にその方向を記載したように図1では上下方向、図2では紙面を垂直に貫通する方向を縦方向あるいは厚み方向といい、その縦方向に直交する図1、図2の左右方向を横方向といい、図1では紙面を垂直に貫通する方向で図2では上下方向をリア側フラットパネル12とフロント側フラットパネル14との対向間の奥行き方向という。縦方向の寸法が短いと面状光源が薄型となり、横および奥行き方向寸法が大きいと面状光源の光出射面積が大型となる。
リア側フラットパネル12およびサイドパネル16は樹脂等の絶縁材料から成形され、フロント側フラットパネル14は、透明ないしは半透明のガラスや樹脂等の光透過性材料から成形されている。
以上のパネルケース18において、リア側フラットパネル12の内面上には横方向で対向する2辺の両サイドパネル16間に横方向等間隔で奥行き方向に互いに平行に長く延びる複数のリブ20が立設されている。各リブ20の奥行き寸法は互いに等しく、サイドパネル16の奥行き寸法よりも短い。各リブ20の奥行き方向両端は、奥行き方向両側で対向するサイドパネル16の内側面から間隔をあけて配設されている。リブ20の縦方向のリブ端面20aは、フロント側フラットパネル14がパネルケース18内の真空圧で変形しないように該フロント側フラットパネル14の内面を支持して補強している。
リア側フラットパネル12と4つのサイドパネル16とで形成される凹部空間は、リブ20により、縦方向に狭く横方向に広く奥行き方向に長い複数の小さい空間領域22に区画されている。各空間領域22それぞれの縦横方向ほぼ中央には、蛍光体付きの陽極部24が配置され、この蛍光体付き陽極部24の横方向両側でかつ縦方向中央に2つの電界放射型電子放出部26が配置されている。蛍光体付き陽極部24と電界放射型電子放出部26は奥行き方向に互いに平行にワイヤ状に長く延びて配設されている。
蛍光体付き陽極部24は、導電性ワイヤ24aと、その外周面に設けた蛍光膜24bとから構成されている。電界放射型電子放出部26は、導電性ワイヤ26aと、その外周面に設けられた、カーボンナノチューブ、カーボンナノウォール、その他のカーボン系の微細な凹凸を有するカーボン膜26bとから構成されている。
各空間領域22において、面状光源の薄型化のためリア側フラットパネル12とフロント側フラットパネル14との対向間隔は極めて狭くなっており、また、面状光源の大型化のためリア側フラットパネル12とフロント側フラットパネル14の横および奥行き方向の寸法は大きくなっている。
以上の構成において、空間領域22は、面状光源の薄型化のため、縦方向には極めて狭いが、横と奥行き方向には広くなっていて、その横と奥行き方向に広い空間を利用して空間領域22の横方向中央に蛍光体付き陽極部24を配置し、その横方向両側に電界放射型電子放出部26を配置したので、電界放射型電子放出部26から放出された電子により蛍光体付き陽極部24の蛍光体24bを効率的に発光させることができる。この場合、蛍光体付き陽極部24の横方向両側に電界放射型電子放出部26を配置したので、蛍光体24bをその全周にわたり発光させて、その発光効率が向上している。
図5に実施の形態1の面状光源10を液晶表示装置30の背面にバックライトとして装着した状態を示している。
図6および図7を参照して実施の形態2に係る面状光源を説明する。図6および図7において、実施の形態1の面状光源と対応する部分には同一の符号を付している。
実施の形態2においては、電界放射型電子放出部26を縦横方向ほぼ中央で奥行き方向ワイヤ状に延ばして配置し、蛍光体付き陽極部24をリア側フラットパネル12とリブ20それぞれの内側面に設けたものである。
実施の形態2の面状光源10においては、フロント側フラットパネル14はリブ端面20aにより複数箇所で支持されて補強されているので、面状光源10が大型でかつ薄型としても変形するおそれがない。また、薄型としても、電界放射型電子放出部26を奥行き方向ワイヤ状で配置し、蛍光体付き陽極部24をリア側フラットパネル12とリブ20それぞれの内側面に設けたから、電界放射型電子放出部26からの電子放出面積を十分大きく確保し、それに対応して蛍光体付き陽極24の面積を十分に大きく確保することができ、十分な発光量で高輝度に発光できる面状光源10を得ることができる。
図8ないし図10を参照して本発明の実施の形態3に係る面状光源を説明する。図8ないし図10において、実施の形態1、実施の形態2の面状光源と対応する部分には同一の符号を付している。
実施の形態3においては、各リブ端面20aそれぞれと対向するフロント側フラットパネル14内面にも蛍光体付き陽極部24を設けたことを特徴とする。電界放射型電子放出部26からの電子は、空間領域22に対向する蛍光体付き陽極部24に直接の衝突により蛍光体24bを発光させるとともに、リブ端面20aと対向する蛍光体付き陽極部24に電子の回り込みによりその蛍光体24aを発光可能としている。
以上の構成を備えた実施の形態3の面状光源では、リブ20に邪魔されることなくフロント側フラットパネル14内面に設けた蛍光体付き陽極部24の蛍光体24b全体から光を出射することができるので、フロント側フラットパネル14の全面からの発光が可能となり、リブ20で縞模様のような輝度むらもなく均一かつ高輝度発光が可能となる。
図11ないし図13を参照して本発明の実施の形態4に係る面状光源を説明する。この面状光源10においては、空間領域22において、リア側フラットパネル12、フロント側フラットパネル14、リブ20それぞれに電子放出部26から放出した電子が有する電荷を帯電させて電荷飽和させて陽極部24の外表面の蛍光体に効率的に電子が照射されるよう透明電極(ITO)からなるチャージアップ防止膜28が形成されている。チャージアップ防止膜28は若干負に帯電されている。
チャージアップ防止膜28が設けられていない場合、電子放出部26から放出された電子の一部はリア側フラットパネル12やフロント側フラットパネル14やリブ16に衝突してチャージアップし、そのチャージアップした電子は、陽極部24の外表面の蛍光体に反発されて、いわゆる電子の蹴られ現象を生じ、蛍光体24bの一部に発光しない領域が発生する。この電子の蹴られ現象を防止するため、リア側フラットパネル12、フロント側フラットパネル14、リブ20にチャージアップ防止膜28を形成する。このチャージアップ防止膜28により、電子放出部26から放出された電子はチャージアップされずに済み、蛍光体24bに衝突することができる。なお、陽極部26の外表面の蛍光体24bの外表面に電子衝突の照射により蛍光体がチャージアップしたり、分解、劣化したり等の現象を防止するため酸化インジウム等の特性劣化防止膜を設けてもよい。なお、リア側フラットパネル12やリブ20にはチャージアップ防止膜28に加えて、内表面にアルミニウム蒸着あるいはアルミニウムに銀等を蒸着した光反射処理を施すことができる。
本発明の実施の形態1に係るフィールドエミッション型面状光源の断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1の要部の拡大断面図である。 面状光源の部分破断斜視図である。 液晶表示装置の直下に配置した面状光源を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るフィールドエミッション型面状光源の断面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態3に係るフィールドエミッション型面状光源の断面図である。 図8のC−C線に沿う断面図である。 図8のD−D線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態4に係るフィールドエミッション型面状光源の断面図である。 図11のE−E線に沿う断面図である。 図11の要部の拡大断面図である。
符号の説明
10 フィールドエミッション型面状光源
12 リア側フラットパネル
14 フロント側フラットパネル
16 サイドパネル
18 パネルケース
20 リブ
22 空間領域
24 蛍光体付き陽極部
26 電界放射型電子放出部
28 チャージアップ防止膜

Claims (4)

  1. 周囲のサイドパネルと共に底浅の凹部を形成するリア側フラットパネルと、リア側フラットパネル上に装着されて上記凹部を蓋するフロント側フラットパネルとを備え、上記凹部内を真空に封止したフィールドエミッション型面状光源であって、
    リア側フラットパネルの内面に奥行き方向に長く延びる複数のリブを横方向に間隔をあけて立設し該複数のリブのリブ端面でフロント側フラットパネルを支持して該フロント側フラットパネルの補強を行い、
    リブにより上記凹部内の空間を横方向複数の空間領域に区画し、各空間領域内において、横方向ほぼ中央側に蛍光体付き陽極部を、また、蛍光体付き陽極部の横方向両側に電界放射型電子放出部を、それぞれ、奥行き方向ワイヤ状で互いに平行に配置した、ことを特徴とするフィールドエミッション型面状光源。
  2. 周囲のサイドパネルと共に底浅の凹部を形成するリア側フラットパネルと、リア側フラットパネル上に装着されて上記凹部を蓋するフロント側フラットパネルとを備えて上記凹部内を真空に封止したフィールドエミッション型面状光源であって、
    リア側フラットパネルの内面に奥行き方向に長く延びる複数のリブを横方向に間隔をあけて立設し該複数のリブのリブ端面でフロント側フラットパネルを支持して該フロント側フラットパネルの補強を行い、
    リブにより上記凹部内の空間を横方向複数の空間領域に区画し、各空間領域内において、電界放射型電子放出部を奥行き方向ワイヤ状に配置し、リア側フラットパネルとリブそれぞれの内側面に蛍光体付き陽極部を設けた、ことを特徴とするフィールドエミッション型面状光源。
  3. 周囲のサイドパネルと共に底浅の凹部を形成するリア側フラットパネルと、リア側フラットパネル上に装着されて上記凹部を蓋するフロント側フラットパネルとを備えて上記凹部内を真空に封止したフィールドエミッション型面状光源であって、
    フロント側フラットパネルの内面全体に蛍光体付き陽極部を設け、
    リア側フラットパネルの内面に奥行き方向に長く延びる複数のリブを横方向に間隔をあけて立設し該複数のリブのリブ端面でフロント側フラットパネルを蛍光体付き陽極部を介して支持して該フロント側フラットパネルの補強を行い、
    リブにより上記凹部内の空間を横方向複数の空間領域に区画し、各空間領域内において、電界放射型電子放出部を奥行き方向ワイヤ状に配置し、該電界放射型電子放出部が放出した電子を各空間領域に臨む蛍光体付き陽極部には直接の照射により蛍光体を発光させ、また、フロント側フラットパネル内面とリブ端面との間に介在する蛍光体付き陽極部には電子の回り込みで蛍光体の発光を可能とした、ことを特徴とするフィールドエミッション型面状光源。
  4. 上記リブ、リア側フラットパネル、およびフロント側フラットパネルフラットのうちの少なくともいずれかにチャージアップ防止膜を設けた、ことを特徴とする請求項1に記載のフィールドエミッション型面状光源。
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