JP2006187070A - 電動機駆動用インバータ冷却装置の診断装置 - Google Patents

電動機駆動用インバータ冷却装置の診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アナログ信号を用いて温度を常時監視する装置では、測温回路規模が大きくなるので、インバータの小型化の妨げになる、という問題があった。
【解決手段】インバータ4のスイッチング素子の温度が設定温度以上か否かによってHiまたはLoの信号を出力する温度検知手段8を用い、電動機5の回転が停止中で、かつクリープトルクを出力中の状態にある際に、上記スイッチング素子に供給する電力の通電位相を発熱量が一定になるように設定して通電し、温度検知手段の信号が設定温度以上を示す信号に切り替わった時点から所定の発熱継続時間の間、上記の状態を継続し、発熱継続時間の終了時点からスイッチング素子のスイッチング周波数を低下させて発熱量を低下させ、発熱継続時間の終了時点から温度検知手段の信号が設定温度未満を示す信号に切り替わった時点までの経過時間に応じて冷却装置の異常を診断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機を駆動するインバータにおける冷却装置の不具合を診断する装置に関する。
車両用などの電動機を駆動するインバータにおいては、水冷式の冷却装置が用いられる場合がある。このような水冷式の冷却装置において、水路に異物のつまりや、冷却水ポンプ能力の低下等の異常があった場合には、抜熱不足で異常発生や故障を引き起こすおそれがあった。上記のような事故を防止するために、下記特許文献1に記載のように、インバータを構成するスイッチング素子やスイッチング素子を載置するベースプレート上に温度をアナログ的に出力する温度センサを備え、常に温度を監視することによって異常を検知する装置があった。
特開2000−315757号公報
しかし、上記の従来例に記載のようなアナログ信号を用いて温度を常時監視する装置では、制御部を構成するマイクロコンピュータにアナログ値の温度信号を読み込むため、温度センサの出力のダイナミックレンジを調節する回路やアナログ値の温度信号をデューティ信号に変換するためのキャリア信号発生器(三角波発振器)等が必要であるため、測温回路規模が大きくなるので、インバータの小型化の妨げになる、という問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、簡略な構成で、インバータ冷却装置の異常を診断することのできる診断装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては、インバータのスイッチング素子の温度が所定の設定温度以上か否かによってHiまたはLoの信号を出力する温度検知手段を用い、電動機が停止状態(電動機の回転が停止中で、かつクリープトルクを出力中の状態)にある際に、インバータのスイッチング素子に供給する電力の通電位相を発熱量が一定になるように設定して通電し、前記温度検知手段の信号が設定温度以上を示す信号に切り替わった時点から所定の発熱継続時間の間、上記の状態を継続し、発熱継続時間の終了時点からスイッチング素子のスイッチング周波数を低下させて発熱量を低下させ、発熱継続時間の終了時点から温度検知手段の信号が設定温度未満を示す信号に切り替わった時点までの経過時間に応じて冷却装置の異常を診断するように構成している。
上記のように本発明においては、基本的な異常判定機能は通常の電流フィードバック制御にソフトウエアを追加するのみであり、ハードウエアとして追加するのは温度検知手段のみである。この温度検知手段は、前記のように素子温度が所定の設定温度以上か未満かでLoまたはHiとなる2値信号を出力するものであり、非常に簡単な構成であり、かつ、2値信号はコンピュータに取り込むのも容易であるため、従来のインバータを構成するスイッチング素子上に温度をアナログ的に出力するセンサを備え、常に温度を監視する構成に比べて、装置全体の構成を大幅に簡略化できる。そのため測温回路がインバータの小型化の妨げになるという問題を解決することができ、簡略な構成で、インバータ冷却装置の異常、例えば水路の目詰まり等による流量低下や冷却水の供給停止などを診断することが出来る、という効果がある。
(実施例1)
図1は本発明における3相交流電動機のベクトル制御を行う電流フィードバック制御ブロックの一実施例図である。まず通常の電流フィードバック制御の部分について説明する。
外部から与えられるトルク指令値Tは、アクセル開度センサによって検出されたアクセル開度や電動機の回転速度等から演算されるものであり、変速機がDレンジ(ドライブ位置)の場合にはアクセル開度に基づいて設定されるが、アクセル開度が0(つまりアクセル全閉)の場合には、予め定められたクリープトルク相当の値に設定される。なお、クリープトルクとは、内燃機関に自動変速機を備えた車両においては、自動変速機のクリープのため、停止中でも多少のトルクが発生する。これがクリープトルクであり、電動機駆動車両では本質的には発生しないが、内燃機関駆動車両との違和感が生じないように、わざわざ多少のクリープトルクを発生させている。
電流指令演算部1では、上記のトルク指令値Tに見合ったd軸電流指令値Idおよびq軸電流指令値Iqを出力する。それらの電流指令値は電流PI制御部2に入力される。
電流PI制御部2は、d軸電流指令値Idとd軸電流値(実電流値)Idとの偏差に基づき比例積分演算を行ってd軸電圧指令値Vdを出力し、同様にq軸電流指令値Iqとq軸電流値Iqとの偏差に基づいてq軸電圧指令値Vqを出力する。
上記のd軸電圧指令値Vdとq軸電圧指令値Vq(以下、両者を一括する際にはd軸q軸電圧指令値と記載)は、必要に応じて非干渉演算処理を施され、2相3相変換部3により3相電圧指令値Vu、Vv、Vwに変換される。
上記の3相電圧指令値Vu、Vv、Vwは、図示しないPWM信号変換部によってPWM信号に変換された後、インバータ4を駆動制御する。
インバータ4は上記PWM信号に応じて図示しない直流電源(バッテリ等)の電力を3相交流電力に変換し、3相モータ5(以下、電動機をモータと略記する)を駆動する。なお、図1においては、PWM信号変換部をインバータ4のブロックに含めている。
この際に流れる3相の各相電流iu、iv、iwを電流センサ(図示省略)でそれぞれ検出し、図示しないA/D変換器でディジタル信号の電流値Iu、Iv、Iwに変換した後、3相2相変換部6によりd軸電流値Idおよびq軸電流値Iqに変換し、前記電流PI制御部2にフィードバックする。
なお、3相交流は Iu+Iv+Iw=0 の関係があるので、3相のうちの何れか2相の電流値を検出すれば、残りの1相の電流値は計算によって算出することが出来る。
また、図示しない回転角検出器で3相モータ5の回転角(電気角)を検出し、θ、ωre演算部7で、回転角θと回転速度(角速度)ωreを求め、それを前記の電流指令演算部1、3相2相変換部6等へ送り、座標変換演算等に用いる。
以上の処理を繰り返して3相モータ5の電流フィードバックによるベクトル制御を行う。なお、上記の各ブロックのうちインバータ4と3相モータ5を除いた部分は、例えばマイクロコンピュータ等で構成され、マイクロコンピュータのソフトウエアの演算によって実現できる。
これまで説明した構成は、通常の電流フィードバック制御の部分であり、以下、本発明独自の構成について説明する。
温度検知部8は、ダイオード12とコンパレータ13および抵抗、コンデンサ、トランジスタから構成されている。ダイオード12は、インバータ4を構成するスイッチング素子(パワートランジスタ、IGBT等)の近傍に設置され、スイッチング素子の温度に応じて抵抗値が変化する。なお、インバータ用のスイッチング素子として用いられるIGBTでは、測温用のダイオードが付随しているものもある。
温度検知部8は、上記のダイオード12に電流を流し、その端子電圧がコンパレータ13の基準電圧以下(つまり所定の設定温度以上)になると低レベル(Lo)になる素子温度信号S1を出力する。なお、素子温度信号S1は、スイッチング素子の温度が上記の設定温度(詳細後述:後記図5のTs)以上の時にはLo、未満の時にはHiとなる2値信号である。
異常診断部9は、上記の素子温度信号S1および前記のトルク指令値Tと回転角θを入力し、通電変換指令S2を通電位相変換部10へ送り、また、駆動周波数切り替え指令S3を駆動周波数切り替え部11へ送る(詳細後述)。
通電位相変換部10は、通電変換指令S2に応じて2相3相変換部3における通電位相を変化させる(詳細後述)。また、駆動周波数切り替え部11は、駆動周波数切り替え指令S3に応じてインバータ5における駆動周波数(スイッチング周波数)を変化させる(詳細後述)。
上記の異常診断部9、通電位相変換部10および駆動周波数切り替え部11は、前記と同様にマイクロコンピュータのソフトウエアとして構成されるものであり、本発明で追加したハードウエアは、温度検知部8のみである。この温度検知部8は、前記のように素子温度が所定の設定温度以上か未満かでLoまたはHiとなる2値信号を出力するものであり、非常に簡単な構成である。
次に、図2および図3は、上記の異常診断部9、通電位相変換部10および駆動周波数切り替え部11における制御演算を示すフローチャートである。
以下、図2、図3に基づいて異常診断部9、通電位相変換部10および駆動周波数切り替え部11の動作を説明する。
異常診断部9は、図2のステップS1、S2に示すように、トルク指令値Tとモータの回転角θから、モータの回転が停止中で、かつ、クリープトルク出力中であることを判定する。この状態は、車両用のモータにおいては、車両がブレーキ停止中(ドライブ位置でブレーキを踏んで停車している状態)であり、かつクリープトルク出力中であるのに相当する。
前記のようにトルク指令値Tは、アクセル開度が0(つまりアクセル全閉)の場合には、予め定められたクリープトルク相当の値に設定されるから、ドライブ位置であれば上記のクリープトルクによって多少モータが回転し、車両がゆっくり前進することになるが、ブレーキを踏んで停車している場合には、クリープトルクが印加されるだけで車両は停車(モータは停止)している。したがってトルク指令値Tがクリープトルク相当値であって、かつ、モータが回転していない場合が上記の車両がブレーキ停止中でかつクリープトルク出力中の状態に相当する。ステップS1、S2でNOの場合には、本発明における異常判定の条件が満たされていないので、ステップS12へ行き、後記ステップS5でスタートする発熱継続タイマをクリアし、後記ステップS3で行った位相シフトをクリアし、後記ステップS7で行ったキャリア(スイッチング)周波数の変更を復帰させて、スタートに戻る。
上記ステップS1、S2の判定の結果、モータの回転が停止中かつクリープトルク出力中である場合は、ステップS3で、発熱条件を一定にするため通電条件を一定にする。たとえば3相モータにおける∪P,UN,VP,VN,WP,WNの6相の内、現在の位相に最も近いピーク位相に最大電流を通電するように通電位相をシフトする。図4は、上記の通電位相をシフトした状態を示す図であり、例えば、破線で示した現在の位相(モータが停止した時点の状態)を最も近いUPが最大になる位相にシフトする。つまり、1相だけが最大電流で、他の相は最小になる条件にする。この制御は通電位相変換部10から位相をシフトした回転角θ’を2相3相変換部3へ送ることによって行う。なお、通常時は2相3相変換部3は回転角θに応じて制御されている。
次に、図2のステップS4では、素子温度が所定の設定温度Ts以上か否かを判定する。この判定は、前記の素子温度信号S1がHiかLoかによって簡単に判定することが出来る。素子温度が設定温度Ts未満の場合はステップS1へ戻る。
次に、素子温度が所定の設定温度Ts以上になった場合は、ステップS5で、発熱継続タイマをスタートさせる。つまり、素子温度が所定の設定温度Ts以上になった時点から所定の発熱継続時間(時点t0からt1まで)の間、ステップS3で設定した一定の条件で通電を継続させ、一定の発熱を行わせる。なお、上記の発熱継続時間は冷却水の寄与率大の領域で冷却系の状態よって素子温度に違いが出る時間を確保するものとする。冷却水の寄与率大の領域とは、冷却水の状態(有無や流れの状態)が冷却(抜熱)効果に大きな影響をおよぼす領域であり、発熱が大の領域である。また、前記の設定温度Tsは、後記図5のTsで示すように、冷却水の状態(有無や流れの状態)による差が生じ始める程度の温度である。
次に、ステップS6では、発熱継続タイマで所定の発熱継続時間が経過したか否かを判断し、発熱継続時間が経過(終了)した場合には、所定の発熱が行われたものと判断し、ステップS7で、キャリア周波数の切り替えを行う。このキャリア周波数とは、インバータ4を駆動するスイッチング周波数を意味し、このスイッチング周波数を低周波数にすることにより、クリープトルクを保ちながら発熱を低下させることが出来る。このように制御することにより、クリープトルクの変動による違和感を生じさせることなしに測温が可能となる。上記の制御は駆動周波数切り替え部11から切り替え信号S4をインバータ4のPWM信号変換部へ送ることによって行う。
次に、ステップS8では、素子温度が所定の設定温度Ts以下に低下したか否かを判定する。この判定も前記の素子温度信号S1がHiかLoかによって簡単に判定することが出来る。ステップS8でNOの場合はステップS7へ戻り、温度が設定温度Ts以下に低下するまで繰り返す。
次に、ステップS9では、温度が設定温度Ts以下に低下した場合に、キャリア周波数を切り替えてから温度が設定温度Ts以下に低下するまでの時間を測定し、その時間が所定の判定時間以下か否かを判断する。上記の時間が判定時間よりも大、つまり温度が低下するまでの時間が長い場合には、ステップS10で抜熱(冷却)系統が異常と判定する。
また電動機の停止状態時(ステップS1、S2がYES)に、素子温度が上記の設定温度Tsよりも高い場合(素子温度信号S1がLoの場合)は、一旦キャリア周波数を下げて発熱量を低下させ、素子温度が設定温度Tsを下回ってから再度キャリア周波数を上げて上記と同様の判定を行うように構成してもよい。
なお、ベースプレート温度が低い場合はd軸にむだ電流を流すことによってクリープトルクは一定に保ちながら通電電流を増加させることも可能である。
以上の処理が済んだらステップS11で、ステップS5でスタートした発熱継続タイマをクリアし、ステップS3で行った位相シフトをクリアし、ステップS7で行ったキャリア(スイッチング)周波数の変更を復帰させて、スタートに戻る。
図5は、上記の制御における温度の変化を示す図であり、縦軸は温度、横軸は時間を示す。
図5において、時点t0は素子温度が設定温度Ts以上になった時点であり、その時点から所定の発熱継続時間(t0からt1まで)の間、通電して発熱させる。この場合、冷却水が正常に流れている(15L/min)特性L3の場合には、抜熱効果が大きいので温度の上昇は少ない。これに対して、例えば冷却水経路が詰まっていて、冷却水は有るが流れていない(0L/min)特性L2や冷却水が無い特性L1の場合には、抜熱効果が小さく温度の上昇が大きい。そのため、時点t1からスイッチング周波数を低周波数にして発熱を抑制した場合における温度の低下特性が異なり、正常なL3においては時点t2で設定温度Tsまで下降するのに対し、特性L2では時点t3、特性L3では時点t4のように、設定温度Tsに下降するまでの時間が大幅に長くなる。したがって正常な時点t2と異常な時点t3との間の時点teに前記の判定時間(時点t1からteまでの時間)を設定しておけば、抜熱(冷却)機能が正常に動作しているか、異常を生じているかを正確に判定することが出来る。
なお、上記の判定時間は、正確にはスイッチング素子を載置するベースプレートの温度に応じて異なるので、あらかじめ実験的にベースプレートの温度と判定時間との関係を求め、それをデータテーブルにして記憶しておき、それに従って判定するように構成してもよい。
上記のように本発明においては、基本的な異常判定機能は通常の電流フィードバック制御にソフトウエアを追加するのみであり、ハードウエアとして追加するのは温度検知部8のみである。この温度検知部8は、前記のように素子温度が所定の設定温度Ts以上か未満かでLoまたはHiとなる2値信号を出力するものであり、非常に簡単な構成であり、かつ、2値信号はコンピュータに取り込むのも容易であるため、従来のインバータを構成するスイッチング素子上に温度をアナログ的に出力するセンサを備え、常に温度を監視する構成に比べて、装置全体の構成を大幅に簡略化できる。そのため測温回路がインバータの小型化の妨げになるという問題を解決することができ、簡略な構成で、インバータ冷却装置の異常を診断することが出来る。
本発明における3相交流電動機のベクトル制御を行う電流フィードバック制御ブロックの一実施例図。 図1の実施例における制御演算を示すフローチャートの一部。 図1の実施例における制御演算を示すフローチャートの他の一部。 本発明の制御における通電位相をシフトした状態を示す図。 本発明の制御における温度変化の一例を示す図。
符号の説明
1…電流指令演算部 2…電流PI制御部
3…2相3相変換部 4…インバータ
5…3相モータ 6…3相2相変換部
7…θ、ωre演算部 8…温度検知部
9…異常診断部 10…通電位相変換部
11…駆動周波数切り替え部 12…ダイオード
13…コンパレータ

Claims (4)

  1. 電動機を駆動する電力を供給する水冷式インバータにおける冷却装置の異常を診断する装置であって、
    インバータのスイッチング素子の温度が所定の設定温度以上か否かに応じてHiまたはLoの2値信号を出力する温度検知手段と、
    電動機の回転が停止中で、かつクリープトルクを出力中の停止状態を検出する停止状態検知手段と、
    電動機が前記停止状態にある際に、前記インバータのスイッチング素子に供給する電力の通電位相を発熱量が一定になるように設定して通電し、前記温度検知手段の信号が設定温度以上を示す信号に切り替わった時点から所定の発熱継続時間の間、上記の状態を継続し、前記発熱継続時間の終了時点から前記スイッチング素子のスイッチング周波数を低下させて発熱量を低下させ、前記発熱継続時間の終了時点から前記温度検知手段の信号が設定温度未満を示す信号に切り替わった時点までの経過時間に応じて冷却装置の異常を診断する異常診断手段と、
    を備えたことを特徴とする電動機駆動用インバータ冷却装置の診断装置。
  2. 前記異常診断手段は、スイッチング素子のスイッチング周波数を低下させることにより、前記クリープトルクを維持したままで発熱量を低下させることを特徴とする請求項1に記載の電動機駆動用インバータ冷却装置の診断装置。
  3. 前記異常診断手段は、前記発熱継続時間の終了時点から前記温度検知手段の信号が設定温度未満を示す信号に切り替わった時点までの経過時間が所定の判定時間以上の場合に冷却装置が異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の電動機駆動用インバータ冷却装置の診断装置。
  4. 前記停止状態検知手段は、電動機のトルク指令値がクリープトルク相当値であり、かつ電動機の回転角から電動機が停止中であることを検知した場合に、電動機が停止状態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の電動機駆動用インバータ冷却装置の診断装置。
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