JP2006186656A - 画像処理装置、転送ジョブの管理方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大容量の記憶手段を用いることなく、多数の転送ジョブの管理を容易に行うことができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 デジタル複合機100においては、入力されたビットマップの画像4404を転送する場合、この画像4400がOCR4401を用いて文字コードに変換され、この文字コードは、OCR結果4402として画像記憶部160へ記録される。また、転送仕様4404に応じて入力された画像4404の転送ジョブが生成され、この転送ジョブの実行結果を示すジョブ履歴情報4403が生成されて記録される。ここで、ジョブ履歴情報4403は、OCR結果4402と関連付けられて記録される。
【選択図】 図26
【解決手段】 デジタル複合機100においては、入力されたビットマップの画像4404を転送する場合、この画像4400がOCR4401を用いて文字コードに変換され、この文字コードは、OCR結果4402として画像記憶部160へ記録される。また、転送仕様4404に応じて入力された画像4404の転送ジョブが生成され、この転送ジョブの実行結果を示すジョブ履歴情報4403が生成されて記録される。ここで、ジョブ履歴情報4403は、OCR結果4402と関連付けられて記録される。
【選択図】 図26
Description
本発明は、入力された画像情報を対応する転送先へ転送するための転送ジョブを実行する転送ジョブ実行手段を備える画像処理装置、転送ジョブの管理方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
近年、複数の機能を有するデジタル複合機などが登場し、このデジタル複合機には、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、サーバ的な転送機能などを有するものがある(例えば、特許文献1)。また、近年、特にセキュリティ対策の必要性が増し、デジタル複合機などにおいても、セキュリティ対策が強く望まれている。
特開2003−219078号公報
デジタル複合機は、いわば、オフィスで使用される紙上の情報をデジタル画像データへ変換し、またはその逆の変換を行うことが可能なプラットフォームである。一方、オフィスには、機密文書が存在するため、このような機密文書に対してはその出力、読み込み、外部への転送などが禁止されている。しかし、操作者の操作ミスなどにより、機密文書の出力、読み込み、外部への転送などが行われる可能性がある。
特に、機密文書が不必要に外部へ流出することは、極力避ける必要があり、そのためには、文書画像を外部へ転送する転送ジョブを十分に管理する必要がある。この場合、転送ジョブが実行される毎に、転送ジョブの実行結果を示す履歴情報とともに、該転送ジョブにより転送される画像を履歴情報の一部として記憶手段に格納し、この履歴情報により転送ジョブの実行結果を管理する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、転送ジョブ毎にその画像を記憶手段に格納すると、転送ジョブの数が増すに従い非常に大容量の記憶手段が必要となり、転送ジョブの管理にコストが掛かる。
本発明の目的は、大容量の記憶手段を用いることなく、多数の転送ジョブの管理を容易に行うことができる画像処理装置、転送ジョブの管理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブを実行する転送ジョブ実行手段を備える画像処理装置であって、前記入力された画像情報から文字情報を抽出する文字情報抽出手段と、前記転送ジョブ実行手段による転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成手段と、前記生成された履歴情報と前記抽出された文字情報とをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録手段と、前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられている文字情報とを閲覧するための閲覧手段とを有することを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブの管理方法であって、前記入力された画像情報から文字情報を抽出する文字情報抽出工程と、前記転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成工程と、前記生成された履歴情報と前記抽出された文字情報とをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録工程と、前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられている文字情報とを閲覧するための閲覧工程とを有することを特徴とする転送ジョブの管理方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブを管理するためのプログラムであって、前記入力された画像情報から文字情報を抽出する文字情報抽出モジュールと、前記転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成モジュールと、前記生成された履歴情報と前記抽出された文字情報とをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録モジュールと、前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられている文字情報とを閲覧するための閲覧モジュールとを有することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブを実行する転送ジョブ実行手段を備える画像処理装置であって、前記入力された画像情報に所定のオブジェクトが含まれるか否か判定する判定手段と、前記転送ジョブ実行手段による転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成手段と、前記判定手段で所定のオブジェクトが含まれると判定された場合、前記履歴情報生成手段で生成された履歴情報と当該オブジェクトとをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録手段と、前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられているオブジェクトとを閲覧するための閲覧手段とを有することを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブの管理方法であって、前記入力された画像情報に所定のオブジェクトが含まれているか否か判定する判定工程と、前記転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成工程と、前記判定工程で所定のオブジェクトが含まれていると判定された場合、前記履歴情報生成工程で生成された履歴情報と当該オブジェクトとをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録工程と、前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられているオブジェクトとを閲覧するための閲覧工程とを有することを特徴とする転送ジョブの管理方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブを管理するためのプログラムであって、前記入力された画像情報に所定のオブジェクトが含まれているか否か判定する判定モジュールと、前記転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成モジュールと、前記所定のオブジェクトが含まれていると判定された場合、前記生成された履歴情報と当該オブジェクトとをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録モジュールと、前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられているオブジェクトとを閲覧するための閲覧モジュールとを有することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、上記プログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体を提供する。
本発明によれば、大容量の記憶手段を用いることなく、多数の転送ジョブの管理を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、画像処理装置として、複数の機能を有するデジタル複合機を説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、画像処理装置として、複数の機能を有するデジタル複合機を説明する。
デジタル複合機100は、図1に示すように、複数のホストコンピュータ(以下、PCという)601,602,603とともに、イーサネット(登録商標)などのLAN(Local Area Network)600に接続される。デジタル複合機100は、原稿上の画像を読み取るためのリーダ装置200と、画像を用紙上に形成するプリンタ装置300と、操作部150と、画像記憶部160と、制御装置110とを備える。
リーダ装置200は、原稿を1枚ずつ給紙する原稿給紙ユニット250と、原稿給紙ユニット250から給紙された原稿上の画像を光学的に読み取り、その読み取られた画像を画像データに変換して出力するスキャナユニット210とを有する。
プリンタ装置300は、用紙を収容する複数段の給紙カセットを備える給紙ユニット310と、画像データを用紙上に転写し、定着するマーキングユニット320と、画像が形成された用紙に対してソート処理やステイプル処理を施し、外部に排出する排紙ユニット330とを有する。
操作部150は、各種ハードキーおよび画像データや各種機能の表示/設定などを行う液晶パネルを有する。
画像記憶部160は、リーダ装置200により読み取られた画像データ、PC601,602,603からLAN600を介して受信されたコードデータから生成される画像データなどを格納するためのハードディスク装置(HDD)からなる。また、画像記憶部160を構成する記憶装置として、CD−R装置、DVD−R装置などを用いてもよい。
制御装置110は、リーダ装置200およびプリンタ装置300を制御し、リーダ装置200により原稿から画像データを読み取り、プリンタ装置300により読み取られた画像データに基づいて画像を用紙上に形成するコピー機能を提供する。また、制御装置110の制御により、リーダ装置200により原稿から読み取られた画像データをコードデータに変換し、該コードデータを、ネットワーク600を介してPC601,602,603へ送信するスキャナ機能、PC601,602,603からネットワーク600を介して受信したコードデータを画像データに変換し、該画像データをプリンタ装置300へ出力するプリンタ機能、転送機能などが提供される。ここで、転送機能の詳細については、後述する。
本実施の形態のデジタル複合機100は、リーダ装置200およびプリンタ装置300が一体的に構成されたものであり、そのメカニカル的な構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1のデジタル複合機のメカニカル的な構成を示す縦断面図である。
リーダ装置200においては、原稿給紙ユニット250が積載された原稿を所定の順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給紙し、スキャナユニット210(図1)が、給紙された原稿に対して読み取り動作を行う。この読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿は排出トレイ219に排出される。
ここで、スキャナユニット210の読み取り動作においては、原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、原稿を下方から照明するためのランプ212が点灯され、光学ユニット213の移動が開始されて、原稿の走査が開始される。そして、原稿からの反射光は、複数のミラー214,215,216およびレンズ217を介してCCDイメージセンサ(以下、CCDという)218へ導かれ、CCD218は、走査により得られた原稿上の画像を画像データに変換して出力する。CCD218から出力された画像データは、所定の処理が施された後、制御装置110(図1)に転送される。
また、原稿流し読み機能を行うことが可能であり、この場合、原稿給紙ユニット250から給紙された原稿は、プラテンガラス211上の原稿流し読み位置240を一定の速度で通過する。光学ユニット213は、原稿流し読み位置240に移動され、当該位置において、等速で搬送される原稿がランプ212によって照明され、CCD218によって原稿上の画像が読み取られる。
プリンタ装置300は、制御装置110から出力される画像データに基づいてレーザ発光部322を駆動するレーザドライバ321を有し、レーザドライバ321により駆動されてレーザ発光部322から発光されたレーザ光は、感光ドラム323上を露光走査する。これにより、感光ドラム323上には、レーザ光に応じた静電潜像が形成され、この静電潜像は、現像器324から供給されるトナーによりトナー像として可視像化される。
上記トナー像は、転写部325により、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、給紙ユニット310を構成するカセット311,312,313,314または手差し給紙段315のいずれかから搬送路331を経て給紙された用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、搬送ベルト326により、定着部327に搬送され、定着部327において、用紙上のトナー像が熱圧されて用紙上に定着される。定着部327を通過した用紙は、搬送路335および搬送路334を経て、排紙ユニット330へ送られる。排紙ユニット330は、用紙に対して処理のシート処理(用紙の仕分け、ステイプル処理)を施し、シート処理後の用紙を排紙ビン328に排出する。
用紙の画像形成面を反転して排出する場合は、用紙が搬送路336および搬送路338まで一旦導かれた後に逆方向に搬送され、搬送路337および搬送路334を経て、排紙ユニット330へ送られる。
また、両面印刷を行う場合、定着部327を通過した用紙は、搬送路336からフラッパ329によって搬送路333に導かれた後、逆方向に搬送され、フラッパ329によって搬送路338を経て再給紙搬送路332へ導かれる。再給紙搬送路332へ導かれた用紙は、搬送路331を経て、転写部325へ給紙される。
次に、制御装置110の詳細について図3を参照しながら説明する。図3は図1の制御装置の内部構成を示すブロック図である。
制御装置110は、図3に示すように、メインコントローラ111を有する。メインコントローラ111は、CPU112と、バスコントローラ113と、後述する各種コントローラ回路を含む機能ブロック(図示せず)を内蔵すると共に、ROMI/F115を介してROM114と、DRAMI/F117を介してDRAM116と、コーデックI/F118を介してコーデック(Codec)119と、ネットワークI/F123を介してネットワークコントローラ(Network Controller)121とそれぞれ接続される。
ROM114には、メインコントローラ111のCPU112で実行される各種制御プログラムや演算データが格納されている。DRAM116は、CPU112が動作するための作業領域や画像データを蓄積するための領域として使用される。コーデック119はDRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIGなどの周知の圧縮方式で圧縮し、また圧縮されたデータをラスターイメージに伸長する。また、コーデック119には、SRAM120が接続されており、該SRAM120はコーデック119の一時的な作業領域として使用される。ネットワークコントローラ121は、コネクタ122を介してLAN600と接続され、LAN600との間で所定の通信制御を行う。
また、メインコントローラ111は、スキャナバス141を介してスキャナI/F140と、プリンタバス146を介してプリンタI/F145と、PCIバス等の汎用高速バス125を介して拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124と、入出力制御部(I/O制御部)126とそれぞれ接続される。
ここで、本実施の形態においては、拡張コネクタ124には、電話回線を介してファクシミリ送受信を行うためのFAXボード161が接続されている。また、I/O制御部126には、リーダ装置200やプリンタ装置300との間で制御コマンドを送受信するための調歩同期式のシリアル通信コントローラ127が2チャンネル分設けられており、該シリアル通信コントローラ127は、I/Oバス128を介してスキャナI/F140およびプリンタI/F145と接続される。
スキャナI/F140は、第1の調歩同期シリアルI/F143および第1のビデオI/F144を介してスキャナコネクタ142と接続され、スキャナコネクタ142はリーダ装置200のスキャナユニット210と接続される。そして、スキャナI/F140はスキャナユニット210から受信した画像データに対し2値化処理、主走査方向および/または副走査方向の変倍処理を行い、またスキャナユニット210から受信したビデオ信号に基づいて制御信号を生成し、画像データおよび制御信号を、スキャナバス141を介してメインコントローラ111へ転送する。
また、プリンタI/F145は、第2の調歩同期シリアルI/F148および第2のビデオI/F149を介してプリンタコネクタ147と接続され、プリンタコネクタ147はプリンタ装置300のマーキングユニット320と接続される。そして、プリンタI/F145は、メインコントローラ111から出力された画像データにスムージング処理を施して該画像データをマーキングユニット320に出力し、さらにマーキングユニット320から送られたビデオ信号に基づいて生成された制御信号をプリンタバス146に出力する。
CPU112は、ROM114からROMI/F115を介して読み込まれた制御プログラムに基づいて動作し、例えば、PC601,602,603から受信したPDL(ページ記述言語)データを解釈し、ラスターイメージデータに展開処理を行う。
バスコントローラ113は、スキャナI/F140プリンタI/F145、その他拡張コネクタ124等に接続された外部機器から入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時のアービトレーション(調停)やDMAデータ転送の制御を行う。すなわち、例えば、上述したDRAM116とコーデック119との間のデータ転送、スキャナユニット210からDRAM116へのデータ転送、DRAM116からマーキングユニット320へのデータ転送などは、バスコントローラ113によって制御される。
I/O制御部126は、LCDコントローラ131およびキー入力I/F130を介してパネルI/F132と接続され、パネルI/F132は、操作部150と接続される。また、I/O制御部126は不揮発性メモリとしてのEEPROM135と、E−IDEコネクタ161を介して画像データの書き込み/読み出しが可能な画像記憶部(HDD)160と、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するリアルタイムクロックモジュール133と接続される。ここで、リアルタイムクロックモジュール133はバックアップ用電池134と接続され、該バックアップ用電池134によりバックアップされている。
次に、メインコントローラ111の詳細について図4を参照しながら説明する。図4は図3のメインコントローラ111の内部構成を示すブロック図である。
メインコントローラ111は、図4に示すように、CPU112を構成するプロセッサコア401を有する。プロセッサコア401は、64ビットのプロセッサバス(SCバス)を介して、システムバスブリッジ(SBB)402と接続される。SBB402は、4×4の64ビットクロスバスイッチであり、プロセッサコア401の他に、キャッシュメモリを備えたSDRAMやROMを制御するメモリコントローラ403と専用のローカルバス(MCバス)を介して接続され、さらに、グラフィックバスであるGバス404、IOバスであるBバス405と接続され、合計4つのバスと接続される。SBB402は、これら4モジュール間を、可能な限り同時並行接続を確保することができるように設計されている。また、SBB402は、データの圧縮伸張ユニット(CODEC)418とCODECI/Fを介して接続される。
Gバス404は、Gバスアービタ(GBA)406により協調制御されており、スキャナやプリンタと接続するためのスキャナ/プリンタコントローラ(SPC)408に接続される。また、Bバス405は、Bバスアービタ(BBA)407により協調制御されており、SPC408の他、電力管理ユニット(PMU)409、インタラプトコントローラ(IC)410、UARTを用いたシリアルインタフェースコントローラ(SIC)411、USBコントローラ412、IEEE1284を用いたパラレルインタフェースコントローラ(PIC)413、イーサネット(登録商標)を用いたLANコントローラ(LANC)414、汎用入出力コントローラ(MISC)415、PCIバスインタフェース(PCIC)416とも接続される。
Bバスアービタ407は、Bバス405を協調制御するアービトレーションであり、Bバス405のバス使用要求を受け付け、調停の後、使用許可が選択された1つのマスタに与えられ、これにより同時に2つ以上のマスタがバスアクセスを行うのを禁止する。ここで、アービトレーション方式は、3段階の優先権を有し、それぞれの優先権に複数のマスタが割り当てられる。
インタラプトコントローラ410は、上述した各機能ブロックおよび制御装置110の外部からインタラプトを集積し、CPU401がサポートするコントローラ類408、411−416およびノンマスカブルインタラプト(NMI)に再配分する。
電力管理ユニット409は、機能ブロック毎に電力を管理し、制御装置110の消費電力量の監視を行う。すなわち、制御装置110は、CPU401を内蔵した大規模なASIC(特定用途向けIC)で構成されており、このため全ての機能ブロックが同時に動作すると大量の熱を発生し、制御装置110自体が破壊されてしまう恐れがある。そこで、このような事態を防止するために、機能ブロック毎に消費電力が管理され、各機能ブロックの消費電力量はパワーマネージメントレベルとして電力管理ユニット409に集積される。そして、電力管理ユニット409は、各機能ブロックの消費電力量を合計し、該消費電力量が限界消費電力を超えないように各機能ブロックの消費電力量を一括して監視する。
Gバスアービタ406は、中央アービトレーション方式によりGバス404を協調制御しており、各バスマスタに対して専用の要求信号と許可信号とを有する。ここで、バスマスタへの優先権の付与方式として、全てのバスマスタを同じ優先権として、公平にバス権を付与する公平アービトレーションモードと、いずれか一つのバスマスタに対して優先的にバスを使用させる優先アービトレーションモードとのいずれかを指定することができる。
次に、制御装置110の内部ソフトウェア構造について図5および図6を参照しながら説明する。図5は図1の制御装置の内部ソフトウェア構造を示すブロック図、図6は図5のジョブ制御部およびデバイス部の構成を示すブロック図である。
制御装置110においては、図5に示すように、コントローラソフトウェア700により、プロトコル解釈部701、ジョブ制御部702、およびデバイス部703が構成される。プロトコル解釈部701は、PC601,602,603または操作部150から各インタフェース411〜414を介して送られたコマンド(プロトコル)を解釈し、ジョブ制御部702に対してジョブの実行を依頼する。ジョブ制御部702は、プロトコル解釈部701の依頼に基づき種々のジョブを実行する。デバイス部703は、デジタル複合機100を構成する各ユニットをそれぞれ制御するドライバソフトを含み、これらのドライバソフトは、ジョブ制御部702がジョブを実行する際に使用される。
ジョブ制御部702は、図6に示すように、ジョブ生成部800、ジョブ処理部810、ドキュメント処理部820、ページ処理部830、バンド処理部840、およびデバイス割り当て部850を有する。ジョブ処理部810は、ジョブ管理部811、バインダ管理部812、およびドキュメント管理部813を含む。デバイス部703は、第1デバイス851、第2デバイス852、第3デバイス853などの複数のデバイスを含む。
ホストコンピュータ601,602,603、または操作部150からの一連の操作依頼が、コマンド(プロトコル)という形式で、各インタフェース411〜414を介して入力される。入力されたコマンドは、プロトコル解釈部701で解釈された後、ジョブ制御部702のジョブ生成部800に送られる。この際、コマンドは、ジョブ制御部702が理解可能な形式に変換される。
ジョブ生成部800は、プロトコル解釈部701により解釈されたコマンドに基づいてジョブ814を生成する。ジョブ814としては、コピージョブ、プリントジョブ、スキャンジョブ、ファックスジョブなどの各種ジョブがある。プロトコル解釈部701により解釈されたプロトコルには、例えば、プリントジョブならば、印刷する文書の名前、印刷部数、出力先の排紙トレイの指定などの様々な設定情報、印刷データ自体(PDLデータ)などが含まれる。生成されたジョブ814は、ジョブ処理部810に送られ、処理される。
ジョブ処理部810は、ジョブ814を構成する複数のバインダ815の出力順など、ジョブ814全体に関わる設定がされるジョブ管理部811、バインダ815を構成する複数のドキュメント816の出力順など、バインダ815全体に関わる設定がされるバインダ管理部812、ドキュメント816を構成する複数のページ831の出力順など、ドキュメント816全体に関わる設定がされるドキュメント管理部813を含み、ジョブ814全体に関する設定や処理を行う。また、ジョブ処理部810は、ジョブ814全体に関する設定や処理以外に、ジョブ814を構成するさらに小さな仕事の単位であるバインダ815に分割し、また、バインダ815を構成するさらに小さな仕事の単位であるドキュメント816に分割するなどの処理を行う。
ドキュメント816は、入力ドキュメント821と1対1に対応付けられており、入力ドキュメント821は、ドキュメント処理部820により出力ドキュメント822に変換される。例えば、原稿束をリーダ装置200で読み取り、読み取られた複数の画像をそれぞれ画像データに変換するスキャンジョブを考えると、入力ドキュメント821には、原稿束に関する設定や操作の手順が書かれ、出力ドキュメント822には、複数のイメージデータに関する設定や操作の手順が書かれる。そして、ドキュメント処理部820が、原稿束から読み取られた複数の画像をそれぞれ画像データに変換する役割を行う。
ドキュメント処理部820は、ドキュメント単位の入力ドキュメント821から出力ドキュメント822への変換処理を行い、ドキュメント全体に関する設定や処理以外に、更に小さな仕事の単位である入力ページ831に分割し、ページ処理部830に処理を依頼する。これは、ちょうどジョブ処理部815がジョブ単位の処理に専念して、さらに細かい仕事のためにバインダ815、ドキュメント816を生成するのと同じである。ドキュメント単位の設定および操作は、具体的にはページの並び替え、両面印刷の指定、表紙の付加、OHP中差しなどのページ順序に関するものである。
ページ処理部830は、ページ単位の入力ページ831から出力ページ832への変換処理を行う。例えば、上述したスキャンジョブの場合、入力ページ831には、読み取りの解像度、読み取りの向き(ランドスケープ/ポートレイト)などの各種設定や手順が書かれており、出力ページ832にはイメージデータの格納場所などの設定や手順が書かれている。
このように、ジョブの単位を徐々に小さくして、ジョブをページ単位で扱う場合、システムは1ページ分のページメモリを持つことによって高価になるが、最終的にページ単位までジョブを細分化して処理すればよい。しかしながら、現実には、メモリのコストなどの点から1ページ分のページメモリを持つことができない場合、数ライン分のメモリ(バンドメモリ)でジョブ814を処理するシステムが構築されることになる。このような場合、ページをさらに細かい単位であるバンドに分割する処理が行われる。それが、入力バンド841、バンド処理部840、出力バンド842であり、これらの動作に関してはページの場合と同様である。
ジョブ処理部810、ドキュメント処理部820、ページ処理部830およびバンド処理部840は、いずれも処理を進める際に、画像入出力システム100を構成する種々の物理デバイスを使用する。当然、複数の処理部が同時に仕事を進めると、デバイスの競合が発生するので、それは、デバイス割り当て部850により調停される。例として図に示した第1〜第3デバイス851〜853は、デバイス割り当て部850により上述した各処理部に割り当てられる論理デバイスであり、これらのデバイスとして、例えば、ページメモリやバンドメモリ、原稿給紙ユニット250、マーキングユニット320およびスキャナユニット210などである。
次に、画像記憶部160に蓄積される画像データを管理する文書管理部900について図7を参照しながら説明する。図7は図1の画像記憶部に蓄積される画像データを管理する文書管理部の管理構造を示す図である。
文書管理部900は、図7に示すように、フォルダ管理部901、ジョブ管理部902、バインダ管理部903、ドキュメント管理部904、およびページ管理部905から構成され、それぞれ管理情報(属性値)を有する。文書管理部900は、1または複数のフォルダ管理部901から構成され、文書管理部900には、フォルダ管理部901の管理情報が格納されている。フォルダ管理部901は、1または複数のジョブ管理部902から構成され、フォルダ管理部901には、ジョブ管理部902の管理情報が格納されている。ジョブ管理部902は、1または複数のバインダ管理部903から構成され、ジョブ管理部902には、バインダ管理部903の管理情報が格納されている。さらに、ジョブ管理部902は、ジョブ制御部702において処理されるジョブ814の動作に必要な情報であってジョブ管理部811に格納されている属性値を格納/保存することができる。バインダ管理部903は、1または複数のドキュメント管理部904から構成され、バインダ管理部903には、ドキュメント管理部904の管理情報が格納されている。さらに、バインダ管理部903は、ジョブ制御部702において処理されるバインダ815の動作に必要な情報であってバインダ管理部812に格納されている属性値を格納/保存することができる。
ドキュメント管理部904は、1または複数のページ管理部905から構成され、ページ管理部905の管理情報が格納されている。さらに、ドキュメント管理部904は、ジョブ制御部702において処理されるドキュメント管理部813に格納されている属性値や、ドキュメント処理部820により処理された出力ドキュメント822の属性値を格納/保存することができる。ページ905は、画像記憶部160に保存されている、リーダ装置200で読み込まれた1ページ分の画像データ、ホストコンピュータ601,602,603から送信されたPDLを展開した1ページ分の画像データ、FAXで受信した1ページ分の画像データなどと対応付けられている。さらに、ページ管理部905は、ジョブ制御部702のページ処理部830により処理された出力ページ832の属性値を格納/保存することができる。すなわち、文書管理部900に保存された情報と、画像記憶部160に保存された画像データから画像蓄積時に投入されたジョブ814を再現することが可能である。また、保存されている情報を再設定することによって、投入時のジョブと異なる動作をさせることも可能である。
次に、制御装置110により実行されるジョブ814の一つであるコピージョブについて図8を参照しながら説明する。図8は図1の制御装置により実行されるコピージョブの構成の一例を示す図である。
ホストコンピュータ601,602,603、操作部150からの一連の操作依頼として、コピージョブのコマンドを受信した場合、図8に示すように、プロトコル解釈部701は、受信したコマンドを解釈してジョブ生成部800が理解可能な形式のコマンドに変換し、当該コマンドをジョブ生成部800に渡す。ジョブ生成部800は、上記コマンドに基づいてコピージョブ1001を生成する。コピージョブ1001は、コピー動作を実現するための機能を有し、当該機能により、スキャンジョブ1002、イメージエージェントジョブ1003およびプリントジョブ1006を生成し、これらのジョブに関する動作を制御することによってコピー処理を実現する。イメージエージェントジョブ1003は、イメージエージェントバインダ1004を、イメージエージェントバインダ1004は、イメージエージェントドキュメント1005をというように、自身を構成する細かい単位に処理を依頼し、それぞれの動作を制御する。イメージエージェントドキュメント1006は、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010の出力ドキュメントであるイメージドキュメント1011の生成を行う。生成されたイメージドキュメント1011は、イメージエージェントドキュメント1005、イメージエージェントバインダ1004、イメージエージェントジョブ1003、コピージョブ1001を経由してスキャンジョブ1002、プリントジョブ1006に渡される。
スキャンジョブ1002は、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010の入力ドキュメントであるスキャン紙ドキュメント1009の生成を行った後に、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010を生成する。このとき、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010に対して、入力ドキュメントのスキャン紙ドキュメント1009、出力ドキュメントのイメージドキュメント1011が伝えられる。さらに、スキャンジョブ1002は、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010に処理を依頼し、動作の制御を行う。なお、スキャンジョブ1002においては、ジョブ処理部810で、スキャンジョブ1002全体に関する設定や処理、およびバインダに関する設定や処理が行われる。また、スキャンジョブ1002においては、スキャナユニット210、スキャナ原稿ユニット250の物理的構造から、1回のスキャン動作が、1ジョブ、1バインダ、1ドキュメントの構成で制御可能なため、本実施の形態においては、バインダ815、ドキュメント816が省略されている。
スキャン紙ドキュメント1009は、原稿に関する情報が属性として管理され、また、イメージドキュメント1011は、読込み結果である画像データに関する情報が属性として管理される。これらの属性に基づいて、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010は、入力ドキュメントであるスキャン紙ドキュメント1009から出力ドキュメントであるイメージドキュメント1011への変換を制御する。ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010は、ドキュメント単位の処理のみを行い、さらに細かい仕事は、小さな仕事の単位であるスキャン紙ページ1017、ページ処理部(紙→イメージ)1018、イメージページ1019で行われる。スキャン紙ドキュメント1009は、原稿の枚数に対応したスキャン紙1014を順次生成する。スキャン紙1014が生成されると、スキャン紙1014は、原稿の処理順を制御するスキャナ紙管理部1016に識別子を付加して登録した後、スキャン紙ページ1017の生成を行う。スキャン紙ページ1017は、原稿の表ページ/裏ページに対応しており、両面原稿の場合は、1つのスキャン紙1014に対して2つのスキャン紙ページ1017が生成される。
スキャナ紙管理部1016は、スキャン紙1014に付加された識別子やデバイスの仕様(原稿読み取り順など)によりスキャン紙ページ1017の処理順序の決定を行う。スキャン紙ページ1017には、原稿の各ページに関する情報が管理され、イメージドキュメント1011により生成されるイメージページ1019には、各ページの読込画像データに関する情報が管理される。ページ処理部(紙→イメージ)1018は、入力ページであるスキャン紙ページ1017から出力ページであるイメージページ1019への変換を制御する。また、ページ処理部(紙→イメージ)1018は、実際のスキャナデバイスを制御するためのシーケンスを把握しており、スキャナデバイス制御部1023に用意されたエンジン制御コマンドを発行することにより、原稿読み取り動作(スキャン動作)の制御を行う。また、スキャン紙ページ1017、イメージページ1019に管理されている属性を画像処理部1025aに設定し制御することにより、読み取られた原稿が画像データとして画像記憶部160に蓄積される。
蓄積された画像データは、文書管理部900により管理されており、文書管理部900により、上記画像データに対して、読み出し、複製、移動、削除などの操作をすることが可能である。また、画像処理部1025a、1025bには、解像度変換、符号変換などの制御が含まれている。
一方、プリントジョブ1006は、ジョブ全体に関わる設定や処理とともに、さらに小さな仕事の単位であるプリントバインダ1007分割し、バインダ全体に関わる設定や処理とともに、さらに小さな仕事の単位であるプリントドキュメント1008に分割し、プリント処理全体に関する設定や処理の制御を行う。プリントドキュメント1008は、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012の出力ドキュメントであるプリント紙ドキュメント1013の生成を行った後に、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012を生成する。このとき、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012に、入力ドキュメントのイメージドキュメント1011、出力ドキュメントのプリント紙ドキュメント1013が渡される。さらに、プリントドキュメント1008は、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012に処理を依頼し動作の制御を行う。
プリント紙ドキュメント1013には、印刷出力に関する情報が属性として管理され、イメージドキュメント1011には、画像データに関する情報が属性として管理される。これらの属性に基づいて、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012は、入力ドキュメントであるイメージドキュメント1011から出力ドキュメントであるプリント紙ドキュメント1013への変換を制御する。ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012は、ドキュメント単位の処理のみを行い、さらに細かい仕事は、小さな仕事の単位であるイメージページ1019、ページ処理部(イメージ→紙)1020、プリント紙ページ1021によって行われる。
プリント紙ドキュメント1013は、印刷出力する枚数分のプリント紙1015を順次生成する。生成されたプリント紙1015は、印字の処理順を制御するプリンタ紙管理部1022に識別子を付加して登録した後、プリントン紙ページ1021の生成を行う。プリント紙ページ1021は、出力用紙の表ページ/裏ページに対応しており、両面印刷の場合は、1つのプリント紙1015に対して2つのプリント紙ページ1021が生成される。プリンタ紙管理部1022は、プリント紙1015に付加された識別子やデバイスの仕様(内部循環枚数や両面出力時の紙制御順など)に基づいて、プリント紙ページ1021の処理順序の決定を行う。
プリント紙ページ1021には、印字する各ページに関する情報が管理され、イメージページ1019には、各ページの画像データに関する情報が管理される。ページ処理部(イメージ→紙)1020は、入力ページであるイメージページ1019から出力ページであるプリント紙ページ1021への変換を制御する。また、ページ処理部(イメージ→紙)1020は、実際のプリンタデバイスを制御するためのシーケンスを把握しており、プリンタデバイス制御部1024に用意されたエンジン制御コマンドを発行することで印刷動作(プリント動作)の制御を行う。また、イメージページ1019、プリント紙ページ1021に管理されている属性を画像処理部1025bに設定し、制御することよって、画像記憶部160に蓄積された画像データが印刷用紙に印字される。
このような一連の動作により、より小さな仕事の単位である処理部に制御を任せることによって、コピー動作を実現することが可能となる。
次に、図8に示されていない、コピージョブ実行時に行われる文書管理部900への属性の格納例について図9を参照しながら説明する。図9はコピージョブ実行時に行われる文書管理900への属性の格納例を示す図である。
上述した通り(図7)、文書管理部900は、フォルダ管理部901、ジョブ管理部902、バインダ管理部903、ドキュメント管理部904、ページ管理部905から構成され、それぞれが管理情報(属性値)を有する。ジョブ制御部702において処理されるジョブ814の動作に必要な情報であってジョブ管理部811に格納されている属性値は、イメージエージェントジョブ1003により文書管理部900のジョブ管理部902に格納/保存される。また、ジョブ制御部702において処理されるバインダ815の動作に必要な情報であってバインダ管理部812に格納されている属性値は、イメージエージェントバインダ1004により文書管理部900のバインダ管理部903に格納/保存される。また、ジョブ制御部702において処理されるドキュメント管理部813に格納されている属性値や、ドキュメント処理部820により処理された出力ドキュメント822の属性値は、出力ドキュメントに該当するイメージドキュメント1011により文書管理部900のドキュメント管理部904に格納/保存される。また、ジョブ制御部702のページ処理部830により処理された出力ページ832の属性値は、出力ページに該当するイメージページ1019により文書管理部900のページ管理部905に格納/保存される。
次に、操作部150の構成について図10〜図12を参照しながら説明する。図10は図1の操作部の外観構成を示す図、図11は操作部に表示される原稿読込設定画面の一例を示す図、図12は操作部に表示される原稿読込確認画面の一例を示す図である。
操作部150は、図10に示すように、ユーザインタフェース画面を提供するタッチパネル付液晶表示パネル500と、スタートボタン501を含む各種ハードキーとを有する。液晶表示パネル500が提供するユーザインタフェース画面により、各種のコピーモード(例えば、両面設定、グループ、ソート、ステイプル出力など)を設定することが可能である。なお、これらのコピーモードを設定する手段としては、ハードキーであっても、タッチパネルに表示されるソフトキーであってもよい。
スタートボタン501が押下されると、コピー処理が開始される。ここで、コピーモードとして、原稿の読み取りおよび読み取られた画像の蓄積を繰り返し行う「連続読込モード」が選択されているとすると、液晶表示パネル500には、図11に示す原稿読込設定画面502が表示される。原稿読込設定画面502には、現在までに読み込まれた画像を表示するモードに入るための「確認」ボタン503と、現在までに読み込まれた画像を一括出力するための「読込終了」ボタン504が表示される。
原稿読込設定画面502上で「確認」ボタン503が押下されると、液晶表示パネル500には、図12に示す読込画像確認画面513が表示される。読込画像確認画面513には、現在までに蓄積された画像の総ページ数および表示中のページ番号が表示される表示欄505、蓄積された画像のページを移動させるための「ページ移動」ボタン506,507、確認用画像の拡大/縮小表示を行うための「縮小」ボタン508および「拡大」ボタン509、表示欄505に表示されているページの内容が表示される蓄積画像確認画面510、現在表示されているページを記憶し、読込画像確認画面513を閉じるための「再読込」ボタン511、および、読込画像確認画面513を閉じるための「閉じる」ボタン512が表示される。
ここで、「ページ移動」ボタン506が押下されると、ページが前ページへ移動され、「ページ移動」ボタン507が押下されると、ページが次ページへ移動される。また、「縮小」ボタン508が押下されると、確認用画像が縮小表示され、「拡大」ボタン509が押下されると、確認用画像が拡大表示される。「再読込」ボタン511が押下されると、そのときに表示されているページが記憶され、読込画像確認画面513が閉じられる。読込画像確認画面513が閉じられると、画面が原稿読込設定画面502へ戻り、原稿読込が可能になる。このとき、原稿読込は、再読込モードで実行される。「閉じる」ボタン512の押下により読込画像確認画面513が閉じられる場合も同様に、画面が原稿読込設定画面502へ戻り、原稿読込が可能になる。但し、この場合、原稿読込は連続読込モードで実行される。
上述の連続読込モードとは、読込んだ画像データが蓄積記憶された最後尾(最終画像データ)から再度画像データの蓄積記憶を行い、処理中に蓄積記憶された全画像データを1組の画像データとして扱うモードである。これに対し、再読込モードとは、蓄積記憶された特定の画像データを、新たに読み込んだ画像データに置き換えるモードである。また、何れの場合も、原稿読込指示は、スタートボタン501の押下により行われる。
次に、連続読込コピー処理について図13を参照しながら説明する。図13は連続読込コピー処理の手順を示すフローチャートである。この図13のフローチャートで示される手順は、制御装置110(CPU112)の制御下で実行されるものである。
制御装置110は、図13に示すように、まずステップS1001において、スタートボタン501の押下によるスタート指示がされたか否かを監視し、スタートボタン501の押下によりスタート指示がされると、ステップS1002において、「連続読込モード」が設定されているか否かを判定する。ここで、「連続読込モード」が設定されていない場合、制御装置110は、ステップS1012において、通常のコピー処理を行い、本処理を終了する。これに対し、「連続読込モード」が設定されている場合、制御装置110は、ステップS1003において、原稿給紙ユニット250にセットされた原稿束を読み込むまたはプラテンガラス211上に置かれた原稿の読み込むための原稿読込処理を実行する。この原稿読込処理が終了すると、操作部150からの指示が可能になる。
次いで、制御装置110は、ステップS1004において、画像記憶部160に蓄積された画像のプレビュー処理が指示されたか否かを判定する。画像のプレビュー処理が指示された場合、制御装置110は、ステップS1005において、プレビュー処理を行う。そして、制御装置110は、ステップS1006へ進む。これに対し、プレビュー処理の指示がない場合、制御装置110は、上記ステップS1005をスキップして、ステップS1006へ進む。
制御装置110は、ステップS1006において、再読込が指示されたか否かを判定する。ここで、再読込の指示は、上記ステップS1005のプレビュー処理内で行われ、再読込が指示されると、再読込の対象となるページ画像の格納場所が記憶さる。再読込が指示された場合、制御装置110は、ステップS1007において、再読込が指示されたときに記憶されたページの画像データの破棄(削除)処理を実行する。そして、制御装置110は、上記ステップS1003へ戻り、原稿読込処理を実行し、再読込み対象ページの画像データを置き換える。ここで、原稿読込処理は、原稿給紙ユニット250にセットされた全原稿の読込処理、プラテンガラス211上に置かれた原稿の読込処理の他、原稿給紙ユニット250にセットされた原稿から指定枚数の読込処理を行うことが可能であり、再読込時は、読込枚数を1ページとする指定が行われる。
上記ステップS1006において再読込が指示されないと判定された場合、制御装置110は、ステップS1008において、連続読込の中止が指示されたか否かを判定する。ここで、連続読込の中止が指示された場合、制御装置110は、ステップS1009において、現在までに読み込まれて蓄積された画像データの全てを破棄し、本処理を終了する。
上記ステップS1008において連続読込の中止が指示されないと判定された場合、制御装置110は、ステップS1010において、読込終了が指示されたか否かを判定する。ここで、読込終了が指示された場合、制御装置110は、ステップS1011において、現在までに読み込まれた画像データの全てを印刷する読込画像印刷処理を実行し、本処理を終了する。
上記ステップS1010において読込終了が指示されないと判定された場合、制御装置110は、ステップS1013において、読込が指示されたか否かを判定する。ここで、読込が指示された場合、制御装置110は、上記ステップS1003へ戻り、原稿読込処理を実行する。これに対し、読込が指示されない場合、制御装置110は、上記ステップS1004へ戻る。このように、操作部150から何ら指示が入力されないときには、制御装置110は、画像確認、再読込、中止、読込終了、読込の何れかの指示を待つ状態になる。
次に、上記ステップS1003の原稿読込処理の詳細について図14を参照しながら説明する。図14は図10のステップS1003における原稿読込処理の手順を示すフローチャートである。
原稿読込処理時、図14に示すように、制御装置110は、まずステップS2001において、原稿給紙ユニット(DF)250が装置本体に対して閉じられている状態にあるか否かを判定する。ここで、原稿給紙ユニット(DF)250が閉じられている状態にないすなわち開かれている状態にある場合、制御装置110は、ステップS2006において、プラテンガラス211上に置かれた原稿を読み込むための処理を行い、本処理を終了する。
上記ステップS2001において原稿給紙ユニット(DF)250が開かれている状態にある場合、制御装置110は、ステップS2002において、原稿給紙ユニット(DF)250に原稿がセットされているか否かを判定し、原稿がセットされていない場合、ステップS2006において、プラテンガラス211上に置かれた原稿を読み込むための処理を行い、本処理を終了する。
上記ステップS2002において原稿給紙ユニット(DF)250に原稿がセットされていると判定された場合、制御装置110は、ステップS2003において、再読込が指示されているか否かを判定する。ここで、再読込が指示されている場合、制御装置110は、ステップS2004において、原稿給紙ユニット(DF)250にセットされた原稿束から1枚の原稿のみを給紙し、この給紙された原稿の読み込むための処理を行い、本処理を終了する。
上記ステップS2003において再読込が指示されていないと判定された場合、制御装置110は、ステップS2005において、原稿給紙ユニット(DF)250にセットされた原稿束の全ての原稿を読み込むための処理を行い、本処理を終了する。
次に、上記ステップS1005のプレビュー処理の詳細について図15を参照しながら説明する。図15は図13のステップS1005におけるプレビュー処理の手順を示すフローチャートである。
プレビュー処理時、図15に示すように、制御装置110は、まずステップS3001において、確認する画像の格納先の指定があるか否かを判定する。ここで、連続読込モードで繰り返し読込まれる画像データは、実行中のコピー処理が使用する画像格納先である文書管理部900のジョブ管理部902の配下に管理されており、ジョブ管理部902を指定することで、それまでに読込蓄積した画像データの先頭ページから最終ページまでたどることが可能なように管理されている。ここで、格納先の指定がない場合は、制御装置110は、本処理を終了する。すなわち、プレビュー処理は実行されない。
上記ステップS3001において格納先の指定があると判定された場合、制御装置110は、ステップS3002において、蓄積されている画像の先頭ページを特定する。次いで、制御装置110は、ステップS3003において、蓄積されている先頭ページの画像データから、蓄積画像確認画面510(図12)に表示する画像データの生成を行う。本実施の形態においては、蓄積画像確認画面510に表示する直前に画像データの生成が行われるが、原稿読込蓄積時に蓄積画像確認画面表示用の画像データを生成し、オリジナル画像と対応付けて画像記憶部160に格納するようにしてもよい。そして、制御装置110は、ステップS3004において、上記ステップS3003で生成された画像データを蓄積画像確認画面510に表示する。
次いで、制御装置110は、ステップS3005において、指示が入力されるのを待ち、指示が入力されると、ステップS3006において、入力された指示が、次ページを表示する指示であるか否かを判定する。ここで、指示が次ページの表示の指示である場合、制御装置110は、ステップS3007において、次ページが最終ページであるか否かを判定し、次ページが最終ページであれば、上記ステップS3005へ戻る。これに対し、次ページが最終ページでなければ、制御装置110は、上記ステップS3003へ戻る。
上記ステップS3006において入力された指示が次ページを表示する指示でないと判定された場合、制御装置110は、ステップ3008において、入力された指示が前ページを表示する指示であるか否かを判定する。ここで、入力された指示が前ページを表示する指示であれば、制御装置110は、ステップS3009において、前ページが先頭ページであるか否かを判定し、前ページが先頭ページあれば、上記ステップS3005へ戻る。これに対し、前ページが先頭ページでなければ、制御装置110は、上記ステップS3003へ戻る。
上記ステップS3008において入力された指示が前ページを表示する指示でないと判定された場合、制御装置110は、ステップS3010において、入力された指示が、蓄積画像確認画面510に表示されている画像を縮小表示する指示であるか否かを判定する。ここで、入力された指示が縮小表示の指示である場合、制御装置110は、上記ステップS3003へ戻り、特定されたページの蓄積画像確認画面表示用画像データ(縮小表示する画像データ)の生成を行い、以降のステップを繰り返す。
上記ステップS3010において入力された指示が縮小表示の指示でないと判定された場合、制御装置110は、ステップS3011において、蓄積画像確認画面510に表示されている画像を拡大表示する指示であるか否かを判定する。ここで、入力された指示が拡大表示の指示である場合、制御装置110は、上記ステップS3003へ戻り、特定されたページの蓄積画像確認画面表示用画像データ(拡大表示する画像データ)の生成を行い、以降のステップを繰り返す。
上記ステップS3011において入力された指示が拡大表示の指示でないと判定された場合、制御装置110は、ステップS3012において、入力された指示が画像再読込の指示であるか否かを判定する。ここで、入力された指示が画像再読込の指示でない場合、制御装置110は、上記ステップS3005へ戻り、指示の入力を待つ。これに対し、入力された指示が画像再読込の指示である場合、制御装置110は、ステップS3013において、現在表示されているページが文書管理部900のどこで管理されているかなどを特定する識別情報を記憶(保持)し、本処理を終了する。ここで保持された識別情報が上述した画像読込処理に渡され、再読込処理が実行される。
本実施の形態のデジタル複合機は、転送機能を有する。この転送機能について図16を参照しながら説明する。図16は図1のデジタル複合機における転送機能の概略を表す図である。
デジタル複合機100は、外部装置3403(LAN600上のまたはLAN600上にない装置)からジョブ(画像データ)を受信した際、設定されている転送仕様3406に従って、受信したジョブ(画像データ)の転送の必要の有無を判断し、受信したジョブ(画像データ)の転送が必要である場合、当該ジョブを対応する転送先例えば外部装置3404,3405(LAN600上にない装置)などに転送する。このように外部装置から外部装置へとジョブ(画像データ)を転送する機能は、転送機能と呼ばれる。この転送を行った際に、当該ジョブの転送実行結果がジョブ履歴情報3402として画像記憶部160に保存される。このような1対多の転送パターンを実行することが可能である。
また、一般的には、ファクシミリ通信は、公衆回線を使用して行われるので、通信料が高くなる。これに対し、電子メールシステムを利用したインターネットファクシミリ機能(以下、I−FAX機能という)があり、この機能を用いれば、通信料を非常に安く抑えることができる。例えば、転送先が非常に離れた遠隔地にある場合、I−FAX機能を用いて転送を行うように設定することで、非常に安い通信料で転送を可能にするシステムが構築される。
このような転送機能を有するデジタル複合機100においては、内部に転送ジョブに関するジョブ履歴情報を可能な限り詳細に蓄積することにより、効果的な転送ジョブ管理を行うことが可能となる。例えば、このデジタル複合機100を介して画像データを転送するという環境を構築し、全ての転送ジョブが扱う画像データを記憶手段に記録する手段を用いることによって、転送される画像データを管理することが可能になる。
しかしながら、画像データは一般に大きなデータ容量を有するものであり、全ての転送ジョブが扱う画像データを記録するための記憶手段としては、非常に大きな記憶容量を有する記憶手段を用いる必要がある。
そこで、本実施の形態においては、ビットマップからなる画像データの転送を行う際に、文字抽出処理(以下、OCRという)を用いて、ビットマップからなる画像データをテキストデータへ変換し、このテキストデータをジョブ履歴情報と関連付けて保存することによって、このテキストデータにより、大容量の記憶手段を用いることなく、転送ジョブが扱う画像データを管理することができる。
次に、転送仕様3406の設定について図17および図18を参照しながら説明する。図17は図1のデジタル複合機における転送仕様を設定する画面構成例を示す図、図18は設定された転送仕様の格納構造の一例を示す図である。
転送仕様3406を設定する際には、操作部150(液晶表示パネル500)には、例えば図17に示す画面が表示される。この画面には、転送条件名を入力するためのボタン3001と、転送条件を入力するためのボタン3002と、転送先を入力するためのボタン3003と、各ボタン3001〜3003をそれぞれ操作することによって入力された転送条件名、転送条件、転送先を確定するためのOKボタン3004とが表示される。
転送条件名は、現在入力中の転送条件に対して付される名称である。転送条件は、非常に様々な形態が考えられる。例えば図17に示す画面の場合の転送条件は、ファクシミリ受信した相手先(送信元)の電話番号が設定された番号(=「0001234567」)に合致する場合、ファクシミリ受信した画像(ジョブ)を設定された転送先(=「0011234567」)へ転送するという条件である。ここで、ボタン3003が押下された場合、アドレス帳(図示せず)から転送先または転送グループを選択することが可能ように、アドレス帳のアドレス情報の一覧が表示される。
上記画面上で転送条件名、転送条件、転送先などが入力された後、OKボタン3004が押下されると、入力された入力された転送条件名、転送条件、転送先などが確定され、これらの情報が転送仕様として画像記憶部160の所定のエリアに保存される。例えば図18に示すように、転送条件名3500に対応付けて、転送条件3501、転送先3502、ファイル形式3503、受信文書の保存/プリント3504、ページ毎に分割3505、転送時間設定3506などが転送仕様として保存される。
転送ジョブの実行について図19〜図24を参照しながら説明する。図19は図1のデジタル複合機における転送ジョブの実行の手順を示すフローチャート、図20はジョブ履歴情報の一覧表示画面の一例を示す図、図21は図20の画面上において選択されたジョブ履歴情報の詳細を表示する画面例を示す図、図22はジョブ履歴情報を構成する項目の一例を示す図、図23はジョブ履歴情報の詳細の項目に含まれる項目を示す図、図24はジョブ履歴情報に関連付けられるOCR結果の表示画面例を示す図である。ここで、図19のフローチャートで示される手順は、制御装置110(CPU112)の制御下で実行されるものである。
ジョブが発生すると(ステップS3801)、図19に示すように、制御装置110は、ステップS3802において、保持されている転送仕様の全てを検索し、発生したジョブが転送仕様の転送条件に合致するジョブであるか否かを判定する。ここで、発生したジョブが転送仕様の転送条件に合致しないジョブである場合、制御装置110は、ステップS3809において、当該ジョブを通常処理で行うように、通常処理への移行を行う。
上記ステップS3802において発生したジョブが転送仕様の転送条件に合致するジョブであると判定された場合、制御装置110は、ステップS3803において、上記ジョブに対応する転送仕様を読み込み、続くステップS3804において、OCR処理を依頼する。このOCR処理の詳細については、後述する。そして、制御装置110は、ステップS3805において、読み込まれた転送仕様のファイル形式3503、ページ毎の分割3505、転送時間設定3506などの各情報に基づいて転送ジョブを生成し、この転送ジョブの実行をジョブ管理部811(図6を参照)に依頼する。これにより、ジョブが、ジョブ管理部811を介して、設定された転送時間に設定された宛先へ転送される。
次いで、制御装置110は、ステップS3806において、転送ジョブの実行結果を示すジョブ履歴情報を画像記憶部160に保存する。このジョブ履歴情報には、上述したように、OCR機能により得られたテキスト情報が含まれる。このジョブ履歴情報を閲覧する際には、そのユーザインタフェース画面として、例えば図20に示す画面が操作部150に表示される。上記画面には、既に終了した転送ジョブの一覧が表示されており、ここでは、受付番号「0002」のジョブ3101が、正常に終了したものであることが示され、受付番号「0003」のジョブ3102が、エラーが発生したものであることが示されている。ここで、詳細情報を表示するためのボタン3103が押下されると、画面が詳細な情報を表示する画面へ遷移する。例えば受付番号「0002」のジョブ3101が選択された状態でボタン3103が押下された場合、図21に示す画面3201が表示される。この画面3201は、受付番号「0002」のジョブ3101のジョブ履歴情報の詳細を表示する画面である。
ジョブ履歴情報は、例えば図22に示すように、ジョブの受付順に発行される受付番号3601、ジョブを受け付けた時間3602、受信したジョブの種別3603、受信元3604、転送先のジョブの種別3605、転送先3606、処理ページ数3607、ジョブの状態3608、詳細3609の各項目を含む情報である。詳細3609は、図23に示すように、OCR結果がファイルシステム上のテキストファイルであることを示すためのコンテキストタイプ3702と、ファイルシステムに記録されたOCR結果のテキストファイルの名称を示すオブジェクトポインタ3703とが含まれる。これらは、画像記憶部160上のテキストファイル(OCR結果のファイル)へのポインタとなる。すなわち、詳細3609は、ジョブ履歴情報と画像記憶部160に格納されているOCR結果のファイルへとリンクさせるためのものであり、これにより、ジョブ履歴情報と対応するOCRの結果であるテキストデータとを関連付けて記録し、またジョブ履歴情報から対応するOCRの結果であるテキストデータを読み出すことができる。
ここで、図21に示す画面3201においては、受付番号「0002」のジョブ3101に対するジョブ履歴情報として、受付番号「0002」、ジョブを受け付けた時間「2001/05/15 12:03」、受信したジョブの種別「FAX」、受信元「RXNAME1」、転送先のジョブの種別「FAX」、転送先「def 001234567」、処理ページ数「19ページ」、ジョブの状態「終了しました」がそれぞれ表示される。
また、ジョブ履歴情報に関連付けられているOCR結果を閲覧する際には、画面3201内の詳細ボタン3202が押下される。この詳細ボタン3202が押下されると、図24に示すような、OCR結果であるテキストデータ3304を表示するための画面3301が表示される。この画面3301には、当該画面を閉じるための「閉じる」ボタン3302と、スクロールバー3303が設けられている。また、表示されたテキストデータ3304中には、ページの区切り位置にタグ3305が挿入されている。このタグ3305は、OCR時に自動的に挿入されるものである。3303はスクロールバーである。
上記ステップS3806の段階においては、現在の転送ジョブに対する状態は「受付中」になる。
次いで、制御装置110は、ステップS3807において、転送ジョブが終了するまで待ち、当該ジョブが終了すると、ステップS3808において、ジョブ履歴情報の状態を「終了しました」に更新する。そして、制御装置110は、ステップS3809において、本処理を終了する。以上の一連の処理により、ジョブの発生から当該のジョブの転送ジョブの発行およびその完了までが行われることになる。
次に、OCRを用いてジョブの画像データからテキストデータを生成し、記録する処理について図25および図26を参照しながら詳細に説明する。図25はOCRにより処理される画像データの一例を示す図、図26はOCR結果とジョブ履歴情報との関連付けを模式的に示す図である。
ここで、OCRとは、ビットマップの画像データを予め記憶されているパターンと照合することにより、その画像データに対応する文字を特定し、その特定された文字コードを求める処理である。ビットマップの画像データは、例えば原稿を読み取ることによって得られる画像データである。例えば図25に示すように、文字「A」が8x8のビットマップで構成されている場合、1ビットを2値で表現した場合、8バイト(Byte)の記憶容量が必要となる。このビットマップに対してOCR処理を行うと、このビットマップで表現されている文字「A」は、アスキーコードの「0x41」という1バイトのコードに変換される。この例の場合、文字コードに対してビットマップ情報は、8倍の記憶容量が必要であるが、通常A4などの文書中の文字をビットマップ情報として記憶する場合と文字コードとして記憶する場合とでは、数千倍以上の必要記憶容量の差が発生する。
また、一般的な、コンピュータにおいて、文字コード「0x41」を読み出せば、「A」という文字が表示される。「A」のビットマップの解像度は、もちろんシステムにより異なるが、文字コード「0x41」が文字「A」を表すので、何ら問題は発生しない。すなわち、文字コード「0x41」により、「A」という「文字」を規定することができ、これは、一つの優位性であるといえる。
また、文字コードをCPUが容易に認識することができることである。ビットマップで表される文字に対しては、パターンマッチングを行うことによって、文字が抽出されるが、これには、非常に多くの処理能力と時間を必要とする場合が多い。文字コードは、比較対象のコードと比較され、その比較結果に応じて文字が認識されるが、これは非常に容易である。よって、文字コードは、検索/認識という点でビットマップに対して非常に優位性がある。このOCRは、周知の技術であり、より詳細な説明は、ここでは、省略する。
上述したように(図19に示すように)、発生したジョブが転送仕様の転送条件に合致するジョブである場合(ステップS3802)、OCR処理が依頼される(ステップS3804)。このOCR処理においては、図26に示すように、ジョブとして入力されたビットマップの画像4400が、OCR4401を用いて文字コードに変換され、この文字コードは、OCR結果4402として画像記憶部160へ記録される。また、転送仕様4404に応じて入力された画像4404の転送ジョブが生成され(ステップS385)、この転送ジョブの実行結果を示すジョブ履歴情報4403が生成されて記録される(ステップS3806)。ここで、ジョブ履歴情報4403は、その詳細(図23)のコンテキストタイプ3702、オブジェクトポイント3703により、OCR結果4402と関連付けられる。
このように、本実施の形態によれば、転送ジョブの実行結果を示すジョブ履歴情報に、当該転送ジョブで取り扱われた画像に対するOCR結果を関連付けて記録することが可能であり、これにより、少ない記憶容量で、転送ジョブのジョブ履歴情報をより詳細にかつ効率的に管理することが可能となり、多数の転送ジョブの管理を容易に行うことができる。
本実施の形態においては、ジョブ履歴情報およびOCR結果を閲覧する手段として、操作部150の液晶表示パネル500が用いられているが、プリンタ装置300を用いて、ジョブ履歴情報およびOCR結果を用紙上に出力するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図27を参照しながら説明する。図27は本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置に表示されるパスワード入力画面の一例を示す図である。
次に、本発明の第2の実施の形態について図27を参照しながら説明する。図27は本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置に表示されるパスワード入力画面の一例を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、その構成についての説明は、省略する。そして、ここでは、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
上記第1の実施の形態においては、画面3201内の「詳細」ボタン3202(図21)を押下することによって、転送ジョブの実行結果を示すジョブ履歴情報に関連付けられているOCR結果を閲覧することが可能である。しかしながら、これは、セキュリティとプライバシーの観点から、誰もが全てのOCR結果にアクセス可能であることは好ましくない。そこで、本実施の形態においては、「詳細」ボタン3202が押下された際に、OCR結果へのアクセスを制限するために、パスワード入力画面が表示される。このパスワード入力画面としては、例えば図27に示すような画面が表示される。そして、この画面上で入力されたパスワードが予め登録されているパスワードと合致すれば、対応するOCR結果が読み出されて表示されることになる。このように、正規のパスワードが与えられている特定の人例えばシステム管理者のみがOCR結果にアクセスすることが可能になる。
よって、特定の人例えばシステム管理者のみがジョブ履歴情報に関連付けられているOCR結果を閲覧することができ、セキュリティの向上とプライバシーの保護とを図ることができる。
また、転送ジョブの実行結果を示すジョブ履歴情報そのものの閲覧を特定の人例えばシステム管理者のみが可能なように制限することも可能である。この場合、図20の画面上で「詳細情報」ボタンが押下された際に例えば図27に示すようなパスワード入力画面を表示すればよい。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図28〜図30を参照しながら説明する。図28は本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置のジョブ停止単語入力画面の一例を示す図、図29は本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置のジョブ停止単語登録画面の一例を示す図、図30は本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置におけるジョブ停止単語に基づいた転送ジョブの停止処理の手順を示すフローチャートである。
次に、本発明の第3の実施の形態について図28〜図30を参照しながら説明する。図28は本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置のジョブ停止単語入力画面の一例を示す図、図29は本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置のジョブ停止単語登録画面の一例を示す図、図30は本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置におけるジョブ停止単語に基づいた転送ジョブの停止処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、その構成についての説明は、省略する。そして、ここでは、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
本実施の形態においては、よりセキュリティレベルを向上させるために、例えば、転送するジョブから「社外秘」などの特定の文字列を検出した場合、ジョブの社外への転送を禁止する、また逆に特定の文字列を検出したときのみ、ジョブの転送を許可する、という制御が行われる。
ここでは、転送するジョブから特定の文字列を検出した場合、当該ジョブの社外への転送を禁止する場合を説明する。この場合、まず転送ジョブを禁止するための特定の文字列が入力される。この特定の文字列の入力には、例えば図28に示すジョブ停止単語入力画面が用いられ、この画面上で所望の文字列が入力される。また、例えば図29に示すようなジョブ停止単語登録画面を表示し、このジョブ停止単語登録画面内にあるジョブ停止単語登録候補の一覧から所望の単語を選択するようにしてよい。また、図29に示すジョブ停止単語登録画面のジョブ停止単語登録の一覧中に所望の単語がない場合に、図28に示すジョブ停止単語入力画面を表示するようにしてもよい。
このような画面を用いて特定の文字列(または単語)が入力されると、特定の文字列がジョブ停止単語として例えば画像記憶部160に登録される。ここで、入力される特定の文字列(または単語)の数は、複数とすることも可能である。
制御装置110は、OCR処理を依頼し(図19のステップS3804)、そのOCR結果が得られると、ジョブ停止単語チェックを開始する(図30のステップS4201)。
ジョブ停止単語チェック(ステップS4201)が開始されると、図30に示すように、制御装置110は、ステップS4202において、画像記憶部160に登録されているジョブ停止単語を獲得する。そして、制御装置110は、ステップS4203において、上記獲得されたジョブ停止単語(文字列)とOCR結果とを比較し、上記獲得されたジョブ停止単語(文字列)がOCR結果に含まれるか否かを判定する。ここで、上記獲得されたジョブ停止単語(文字列)がOCR結果に含まれる場合、制御装置110は、ステップS4204において、転送ジョブの停止をジョブ管理部811(図6)に指示し、続くステップS4205で、本処理を終了する。ジョブ管理部811は転送ジョブの停止を行う。これにより、当該ジョブの実行結果は「エラー」となる(例えば図20の転送ジョブ3102)。
これに対し、上記獲得されたジョブ停止単語(文字列)がOCR結果に含まれない場合、制御装置110は、転送ジョブの停止を指示することなく、ステップS4205において、本処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、所定の単語を含む文書の転送を自動的に禁止することができ、より高いセキュリティ効果を得ることが可能となる。
また、逆に、OCR結果に特定の文字列が含まれている場合に、転送ジョブの実行を許可するようにすることも可能である。
また、以上の実施形態では文字情報の認識に応じた処理について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、図形など種々の認識機能を適用し、文字情報以外のオブジェクトの認識結果を用いて同様の処理を行わせることも可能である。この場合、特定のオブジェクトを登録しておき、入力(受信)された画像情報に対してオブジェクト認識処理を施し、この登録されているオブジェクトが含まれるか判定し、以降は上記文字情報の場合と同様の処理を行えばよい。
本発明の目的は、上記各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
100 デジタル複合機
110 制御装置
150 操作部
160 画像記憶部
200 リーダ装置
300 プリンタ装置
600 LAN
110 制御装置
150 操作部
160 画像記憶部
200 リーダ装置
300 プリンタ装置
600 LAN
Claims (17)
- 入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブを実行する転送ジョブ実行手段を備える画像処理装置であって、
前記入力された画像情報から文字情報を抽出する文字情報抽出手段と、
前記転送ジョブ実行手段による転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成手段と、
前記生成された履歴情報と前記抽出された文字情報とをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録手段と、
前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられている文字情報とを閲覧するための閲覧手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記閲覧手段は、表示手段と、ユーザによる対応する履歴情報と文字情報とのそれぞれの表示指示を入力する指示入力手段とを含み、前記指示入力手段は、前記履歴情報の表示指示の入力に応じて前記表示手段に前記履歴情報が表示された後に、該表示された履歴情報に関連付けられている文字情報の表示指示の入力を受け付けることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記指示入力手段は、前記表示された履歴情報に関連付けられている文字情報の表示指示を入力する際に、ユーザにパスワードの入力を要求し、該要求に応じて入力されたパスワードが正規のパスワードであれば、前記文字情報の表示指示の入力を受け付けることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記抽出された文字情報に特定の文字情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に応じて前記転送ジョブ実行手段による転送ジョブを禁止するか許可するかを決定する決定手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記特定の文字情報は、前記転送ジョブを禁止するための文字情報または前記転送ジョブを許可する文字情報のいずれかであることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
- 前記転送ジョブは外部装置から受信した画像情報が所定の条件と合致した場合に他の装置へ転送するジョブであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
- 入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブの管理方法であって、
前記入力された画像情報から文字情報を抽出する文字情報抽出工程と、
前記転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成工程と、
前記生成された履歴情報と前記抽出された文字情報とをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録工程と、
前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられている文字情報とを閲覧するための閲覧工程と
を有することを特徴とする転送ジョブの管理方法。 - 前記閲覧工程では、ユーザにより履歴情報の表示が指示されると、表示手段に履歴情報を表示し、ユーザにより前記表示された履歴情報に関連付けられている文字情報の表示が指示されると、前記表示された履歴情報に関連付けられている文字情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項7記載の転送ジョブ管理方法。
- 前記閲覧工程では、ユーザにより前記表示された履歴情報に関連付けられている文字情報の表示が指示された際に、ユーザにパスワードの入力を要求し、該要求に応じて入力されたパスワードが正規のパスワードであれば、前記文字情報の表示の指示を受け付けることを特徴とする請求項8記載の転送ジョブの管理方法。
- 前記抽出された文字情報に特定の文字情報が含まれているか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程での判定結果に応じて前記転送ジョブを禁止するか許可するかを決定する決定工程と
を有することを特徴とする請求項7記載の転送ジョブの管理方法。 - 前記特定の文字情報は、前記転送ジョブを禁止するための文字情報または前記転送ジョブを許可する文字情報のいずれかであることを特徴とする請求項9記載の転送ジョブの管理方法。
- 前記転送ジョブは外部装置から受信した画像情報が所定の条件と合致した場合に他の装置へ転送するジョブであることを特徴とする7乃至11のいずれかに記載の転送ジョブの管理方法。
- 入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブを管理するためのプログラムであって、
前記入力された画像情報から文字情報を抽出する文字情報抽出モジュールと、
前記転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成モジュールと、
前記生成された履歴情報と前記抽出された文字情報とをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録モジュールと、
前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられている文字情報とを閲覧するための閲覧モジュールと
を有することを特徴とするプログラム。 - 入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブを実行する転送ジョブ実行手段を備える画像処理装置であって、
前記入力された画像情報に所定のオブジェクトが含まれるか否か判定する判定手段と、
前記転送ジョブ実行手段による転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成手段と、
前記判定手段で所定のオブジェクトが含まれると判定された場合、前記履歴情報生成手段で生成された履歴情報と当該オブジェクトとをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録手段と、
前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられているオブジェクトとを閲覧するための閲覧手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブの管理方法であって、
前記入力された画像情報に所定のオブジェクトが含まれているか否か判定する判定工程と、
前記転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成工程と、
前記判定工程で所定のオブジェクトが含まれていると判定された場合、前記履歴情報生成工程で生成された履歴情報と当該オブジェクトとをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録工程と、
前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられているオブジェクトとを閲覧するための閲覧工程と
を有することを特徴とする転送ジョブの管理方法。 - 入力された画像情報を転送先へ転送するための転送ジョブを管理するためのプログラムであって、
前記入力された画像情報に所定のオブジェクトが含まれているか否か判定する判定モジュールと、
前記転送ジョブの実行結果を示す履歴情報を生成する履歴情報生成モジュールと、
前記所定のオブジェクトが含まれていると判定された場合、前記生成された履歴情報と当該オブジェクトとをそれぞれ関連付けて記憶手段に記録する記録モジュールと、
前記記憶手段に記録されている履歴情報と該履歴情報に関連付けられているオブジェクトとを閲覧するための閲覧モジュールと
を有することを特徴とするプログラム。 - 請求項13または16記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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