JP2007188226A - デジタル複合機及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 処理を抑制可能なタスクに関連する外部インタフェースや複写機の機能を一時的に使用禁止もしくは抑制を行うことで負荷入力を抑制し、過負荷状態に陥らないようにする。
【解決手段】 CPUの負荷率が閾値を超えた場合、各タスクの走行時間を参照し、複数のタスクの負荷が高くなっている状態であれば、処理を抑制可能なタスクに関連する外部インタフェースや複写機の機能を一時的に使用禁止もしくは抑制を行うことで負荷入力を抑制する。負荷の総和が閾値以下になった時点で抑制や禁止を解除する。実施例として、ネットワークタスクの負荷抑制の場合は、NICに特定プロトコルに対して帯域制御を指示。PCから送られるプリントジョブ通信に対して帯域を押さえ込み、入力負荷を減らす。
【選択図】 図22
【解決手段】 CPUの負荷率が閾値を超えた場合、各タスクの走行時間を参照し、複数のタスクの負荷が高くなっている状態であれば、処理を抑制可能なタスクに関連する外部インタフェースや複写機の機能を一時的に使用禁止もしくは抑制を行うことで負荷入力を抑制する。負荷の総和が閾値以下になった時点で抑制や禁止を解除する。実施例として、ネットワークタスクの負荷抑制の場合は、NICに特定プロトコルに対して帯域制御を指示。PCから送られるプリントジョブ通信に対して帯域を押さえ込み、入力負荷を減らす。
【選択図】 図22
Description
本発明は、デジタル画像を送受信する事が可能な装置に関して適用可能なものであり、特にプリンタ、スキャナ、ファックス(FAX)等を含む、デジタル複合機に特に有効な技術である。
従来の技術に、タスク優先度に従ったOSのリアルタイム機能を利用して重要な処理を優先実行させる技術があった。しかし、デジタル複合機(以降MFP複写機)では様々な機能が追加されつつあり、負荷の入力源も多様になってきているため、優先度の高い複数のタスクに対して複合的な負荷が入力されてCPU負荷が過負荷状態になる場面が増えつつある。
従来例としては、例えば特許文献1をあげることが出来る。
特開2004−240669号公報
MFP複写機は、例えば、プリント・転送・スキャンなどのJOBを実行する事が可能である。これを実現するためにMFP複写機には様々な外部インタフェースを備えているが、それら複数のインタフェースから同時に入力負荷を受けることによりCPUが長時間過負荷状態に陥ると、操作部のレスポンスが悪くなったり、ネットワークを利用した認証が失敗したりするなどの問題が起こりうるため、CPUが過負荷状態に陥ることを未然に防ぐことが必要である。
上記目的を達成するために本発明の請求項1のデジタル複合機は、CPU負荷を定期的に計測し、CPU負荷が閾値を超えると高負荷なタスクを割り出してその負荷入力元となるデバイスに制限をかけることが可能な構成をとる。これにより、CPUが過負荷状態に陥ることを防止することが可能となる。
CPU負荷が過負荷に陥る前に負荷の原因となる入力デバイスに対し一時的に制限をかけることにより過負荷状態に陥ることを抑制し、ユーザインタフェースや認証通信など最も重要で基本的な機能の動作が遅延することなく動作することが可能となる。これにより操作部のレスポンスが悪くなったりネットワークを利用した認証が失敗するなどの問題が発生しにくくなり、ユーザにとってより安定した動作を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る電子部品としてのコントローラ部が搭載された画像入出力装置(データ処理装置)の一実施の形態を示すブロック構成図であって、該画像入出力装置100は、LAN(Local Area Network)600にてホストコンピュータ(本実施の形態では第一のホストコンピュータ601、第二のホストコンピュータ602)に接続されている。
上記画像入出力システム100は、画像データの読取処理を行うリーダ装置(リーダー部)200と、画像データの出力処理を行うプリンタ装置(プリンタ部)300と、画像データの入出力操作を行うキーボード、及び画像データや各種機能の表示/設定などを行う液晶パネルを備えた操作部150と、リーダー装置200を制御して読み込んだ画像データや、LAN600を介してホストコンピュータ601、602より受信したコードデータから生成される画像データを格納/保存できる画像記憶部160を装着し、これら各構成要素に接続されて該構成要素を制御する単一の電子部品からなる制御装置(コントローラ部)110で構成されている。
リーダー装置200は、原稿用紙を搬送する原稿給紙ユニット250と、原稿画像を光学的に読み取って電気信号としての画像データに変換するスキャナユニット210とを有し、プリンタ装置300は、記録用紙を収容する複数段の給紙カセットを備えた給紙ユニット310と、画像データを記録用紙に転写/定着するマーキングユニット(部)320と、印字された記録用紙にソート処理やステイプル処理を施し、外部に排出する排紙ユニット(部)330とを有している。
制御装置110は、リーダー部200を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。また、リーダー部200から読取った画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク600を介してホストコンピュータ601,602へ送信するスキャナ機能、ホストコンピュータからネットワーク600を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能、その他の機能ブロックを有している。
図2はリーダ部200及びプリンタ部300の詳細を示す断面図である。
リーダー部200では、原稿給送ユニット250に積層された原稿用紙がその積層順に従って、先頭から順次1枚ずつプラテンガラス211上へ給送され、スキャナユニット210で所定の読み取り動作が終了した後、読み取られた原稿用紙は、プラテンガラス211上の原稿を排出トレイ219に排出される。また、原稿用紙がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、次いで光学ユニット213の移動を開始させ、原稿用紙を下方から照射し走査する。そして、原稿用紙からの反射光は、複数のミラー214、215、216、及び、レンズ217を介してCCDイメージセンサ(以下「CCD」と記す)218へ導かれ、走査された原稿画像はCCD218によって読み取られる。CCD218で読み取られた画像データは、所定の処理が施された後、コントローラユニット110に転送される。
原稿給送ユニット250が原稿流し読み機能を有している場合、原稿給送部250に積層された原稿用紙は、原稿流し読み位置240を一定の速度で通過する。この場合、光学ユニット213は原稿流し読み位置240に移動し、等速で搬送される原稿をランプ212によって照射し、CCD218によって随時読み取ることで画像データを生成し、コントローラユニット110に転送される。
次いで、プリンタ部300では、コントローラ部110から出力された画像データに対応するレーザ光が、レーザドライバ321により駆動されるレーザ発行部322から発行され、感光ドラム323にはレーザ光に応じた静電潜像が形成され、現像器324により前記静電潜像の部分に現像剤が付着される。
一方、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット311、カセット312、カセット313、カセット314、手差し給紙段315のいずれかから記録用紙が給紙されて転写部325に搬送路331により搬送され、感光ドラム323に付着している現像剤を記録用紙に転写する。画像データが転写された記録用紙は搬送ベルト326によって、定着部327に搬送され、定着部327における加熱・加圧処理により画像データが記録紙に定着される。定着部327を通過した記録紙は搬送路335、搬送路334を通り、排紙ビン328に排出される。印字面を反転して排紙ビン328に排出する場合には、搬送路336、搬送路338まで導かれ、そこから記録紙を逆方向に搬送し、搬送路337、搬送路334を通り、排紙ビン328に排出される。図に記していないが、排紙ビンの変わりに、排紙ユニットを装着することが可能で、排紙ユニットは排出された記録用紙を束ねて記録用紙の仕分け、仕分けされた記録用紙のステイプル処理などを行うことができる。
また、画像データを記録用紙に両面記録する場合は、定着部327を通過したあと、記録紙は、搬送路336からフラッパ329によって搬送路333に導かれ、その後、記録紙を逆方向に搬送し、フラッパ329によって搬送路338、再給紙搬送路332へ導かれる。再給紙搬送路332へ導かれた記録紙は上述と同様にして搬送路331を通り、転写部325へ給紙される。
図3は制御装置(コントローラ部)110の詳細を示すブロック図である。
すなわち、メインコントローラ111は、CPU112と、バスコントローラ113と、後述する各種コントローラ回路を含む機能ブロックを内蔵すると共に、ROM I/F115を介してROM114と接続され、DRAM I/F117を介してDRAM116と接続され、コーデックI/F118を介してコーデック119と接続され、また、ネットワークI/F123を介してネットワークコントローラ121と接続され、コネクタ122によりLAN600との間で所定の制御動作を行う。
すなわち、メインコントローラ111は、CPU112と、バスコントローラ113と、後述する各種コントローラ回路を含む機能ブロックを内蔵すると共に、ROM I/F115を介してROM114と接続され、DRAM I/F117を介してDRAM116と接続され、コーデックI/F118を介してコーデック119と接続され、また、ネットワークI/F123を介してネットワークコントローラ121と接続され、コネクタ122によりLAN600との間で所定の制御動作を行う。
ROM114は、メインコントローラ111のCPU112で実行される各種制御プログラムや演算データが確認されている。DRAM116は、CPU112が動作するための作業領域や画像データを蓄積するための領域として使用される。コーデック119はDRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIGなどの周知の圧縮方式で圧縮し、また圧縮されたデータをラスターイメージに伸長する。また、コーデック119にはSRAM120が接続されており、該SRAM120は前記コーデック119の一時的な作業領域として使用される。
また、前記メインコントローラ111はスキャナバス141を介してスキャナI/F140に接続され、プリンタバス146を介してプリンタI/F145に接続され、さらにPCIバス等の汎用高速バス125を介して拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124及び入出力制御部(I/O制御部)126に接続されている。
I/O制御部126はリーダ部200やプリンタ部300との間で制御コマンドを送受信するための調歩同期式のシリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されており、該シリアル通信コントローラ127はI/Oバス128を介してスキャナI/F140及びプリンタI/F145に接続されている。
スキャナI/F140は、第一の調歩同期シリアルI/F143及び第一のビデオI/F144を介してスキャナコネクタ142に接続され、さらに該スキャナコネクタ142はリーダ部200のスキャナユニット210に接続されている。そして、スキャナI/F140はスキャナユニット210から受信した画像データに対し所望の2値化処理や、主走査方向及び/又は副走査方向の変倍処理を行い、またスキャナユニット210から送られてきたビデオ信号に基づいて制御信号を生成し、スキャナバス141を介してメインコントローラ111に画像データを転送する。
また、プリンタI/F145は、第2の調歩同期シリアルI/F148及び第2のビデオI/F149を介してプリンタコネクタ147に接続され、さらに該プリンタコネクタ147はプリンタ部300のマーキングユニット320に接続されている。そして、プリンタI/F145はメインコントローラ111から出力された画像データにスムージング処理を施して該画像データをマーキングユニット320に出力し、さらにマーキングユニット320から送られたビデオ信号に基づいて、生成された制御信号をプリンタバス146に出力する。
そして、CPU112は、ROM114からROMI/F115を介して読み込まれた制御プログラムに基づいて動作し、例えば、第1及び第2のホストコンピュータ601、602から受信したPDL(ページ記述言語)データを解釈し、ラスターイメージデータに展開処理を行う。
また、バスコントローラ113は、スキャナI/F140プリンタI/F145、その他拡張コネクタ124等に接続された外部機器から入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時のアービトレーション(調停)やDMAデータ転送の制御を行う。即ち、例えば、上述したDRAM116とコーデック119との間のデータ転送や、スキャナユニット210からDRAM116へのデータ転送、DRAM116からマーキングユニット320へのデータ転送等は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送される。
また、I/O制御部126は、LCDコントローラ131及びキー入力I/F130を介してパネルI/F132に接続され、パネルI/F132は操作部150に接続されている。また、前記I/O制御部126は不揮発性メモリとしてのEEPROM135に接続され、またE−IDEコネクタ161を介して画像データの書き込み/読み出しが可能なハードディスクドライブ(HDD)162に接続され、さらに、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するリアルタイムクロックモジュール133に接続されている。尚、リアルタイムクロックモジュール133はバックアップ用電池134に接続されて該バックアップ用電池134によりバックアップされている。
図4はメインコントローラ111の内部詳細を示すブロック構成図である。
プロセッサコア401は、64ビットのプロセッサバス(SCバス)を介して、システム・バス・ブリッジ(SBB)402に接続される。SBB402は4×4の64ビットクロスバスイッチであり、プロセッサコア401の他に、キャッシュメモリを備えたSDRAMやROMを制御するメモリコントローラ403と専用のローカルバス(MCバス)で接続されており、さらに、グラフィックバスであるGバス404、IOバスであるBバス405と接続され、全部で4つのバスに接続される。SBB402は、これら4モジュール間を、可能な限り同時平行接続を確保することができるように設計されている。また、データの圧縮伸張ユニット(CODEC)418とも、CODEC I/Fを介して接続されている。
プロセッサコア401は、64ビットのプロセッサバス(SCバス)を介して、システム・バス・ブリッジ(SBB)402に接続される。SBB402は4×4の64ビットクロスバスイッチであり、プロセッサコア401の他に、キャッシュメモリを備えたSDRAMやROMを制御するメモリコントローラ403と専用のローカルバス(MCバス)で接続されており、さらに、グラフィックバスであるGバス404、IOバスであるBバス405と接続され、全部で4つのバスに接続される。SBB402は、これら4モジュール間を、可能な限り同時平行接続を確保することができるように設計されている。また、データの圧縮伸張ユニット(CODEC)418とも、CODEC I/Fを介して接続されている。
Gバス404はGバスアービタ(GBA)406により協調制御されており、スキャナやプリンタと接続するためのスキャナ/プリンタコントローラ(SPC)408に接続される。また、Bバス405は、Bバスアービタ(BBA)407により協調制御されており、SPC408のほか、電力管理ユニット(PMU)409、インタラプトコントローラ(IC)410、UARTを用いたシリアルインタフェースコントローラ(SIC)411、USBコントローラ412、IEEE1284を用いたパラレルインタフェースコントローラ(PIC)413、LANコントローラ(LANC)414、汎用入出力コントローラ(MISC)415、PCIバスインタフェース(PCIC)416にも接続されている。
Bバスアービタ407はBバス405を協調制御するアービトレーションであり、Bバス405のバス使用要求を受け付け、調停の後、使用許可が選択された一つのマスタに与えられ、これにより同時に2つ以上のマスタがバスアクセスを行うのを禁止している。尚、アービトレーション方式は3段階の優先権を有し、それぞれの優先権に複数のマスタが割り当てられる。
インタラプトコントローラ410は、上述した各機能ブロック及びコントローラユニット110の外部からインタラプトを集積し、CPU401がサポートするコントローラ類408、411−416及びノンマスカブルインタラプト(NMI)に再配分する。
電力管理ユニット409は機能ブロック毎に電力を管理し、さらに1チップで構成されている電子部品としてコントローラユニット110の消費電力量の監視を行う。すなわち、コントローラユニット110は、CPU401を内蔵した大規模なASIC(特定用途向けIC)で構成されており、このため全ての機能ブロックが同時に動作すると大量の熱を発生して、コントローラ部110自体が破壊されてしまう虞がある。
そこで、このような事態を防止するために各に機能ブロック毎に消費電力を管理し、各機能ブロックの消費電力量はパワーマネージメントレベルとして電力管理ユニット409に集積される。そして、該電力管理ユニット409では各機能ブロックの消費電力量を合計し、該消費電力量が限界消費電力を超えないように各機能ブロックの消費電力量を一括して監視する。
Gバスアービタ406は中央アービトレーション方式によりGバス404を協調制御しており、各バスマスタに対して専用の要求信号と許可信号とを有する。尚、バスマスタへの優先権の付与方式として、全てのバスマスタを同じ優先権として、公平にバス権を付与する公平アービトレーションモードといずれか一つのバスマスタに対して優先的にバスを使用させる優先アービトレーションモードのいずれかを指定することができる。
図5は、操作部150の例を示す図である。
500は、ユーザーインターフェイスであり、種々のコピーモード(例えば、両面設定、グループ、ソート、ステイプル出力等)を設定することが可能である。なお、これらのコピーモード設定手段は、ハードキーであっても、タッチパネルに表示されるソフトキーであっても良い。501は、スタートボタンで、このボタンが押されたことを契機にコピー処理が開始される。
図6は、スタートボタン501押下によりコピー処理が開始された後に、コピーモードとして、原稿の読取り蓄積を繰り返し行う「連続読込モード」が選択されたときにユーザーインターフェース500に表示される原稿読込設定画面502の例である。原稿読込設定画面502には、それまで読み込んだ画像を表示されるモードに入るための「確認」ボタン503と、それまで読み込んだ画像を一括出力するための「読込終了」ボタン504が備えられている。
図7は、原稿読込設定画面502で「確認」ボタン503が押下されたときに表示される読込画像確認画面で、505の領域にはそれまでに蓄積された画像の総ページ数および表示中のページ番号が表示される。506および507は、蓄積された画像のページを移動させる「ページ移動」ボタンで、506を押下すると前ページに、507を押下すると次ページに移動する。508および509は、確認用画像の拡大/縮小表示を行うための「拡大/縮小」ボタンで、508を押下すると確認用画像は縮小表示され、509を押下すると確認用画像は拡大表示される。510は、蓄積画像確認画面で、505に表示されているページの内容が表示される。511は「再読込」ボタンで、「再読込」ボタン511が押下されるとそのときに表示されていたページを記憶し、画像確認画面をクローズする。画像確認画面がクローズされると502の原稿読込設定画面に戻り原稿読込が可能になる。このとき、原稿読込は再読込モードで実行される。512は「閉じる」ボタンで、「閉じる」ボタン512が押下されると画像確認画面はクローズされる。原稿確認画面がクローズされると502の原稿読込設定画面に戻り原稿読込が可能になる。このとき、原稿読込は連続読込モードで実行される。
なお、上述の連続読込モードとは、読込んだ画像データが蓄積記憶された最後尾(最終画像)から再度画像データの蓄積記憶を行い、処理中に蓄積記憶された全画像データを1組の画像データとして扱うことを意味し、再読込モードとは、蓄積記憶された特定の画像データを、新たに読み込んだ画像データに置き換えることを意味する。また、何れの場合も原稿読込み指示はスタートボタン501押下により行われる。
図8は、連続読込コピー処理のフローチャートである。
S1001では、スタートボタン501が押下されたことによるスタート指示がされたか否かを判別する。スタートボタン501が押下されていない場合はスタートボタン501が押下されるまでその判別を繰り返す。スタートボタン501が押下された場合はS1002に進み、「連続読込モード」が選択されたかの確認を行う。S1002にて「連続読込モード」が設定されていない場合、S1012に進み、通常のコピー処理を行い処理を終了する。「読込画像確認モード」が設定された場合、S1003に進み、自動紙送り装置(DF)にセットされた原稿束の読込み、または、圧板上に置かれた原稿の読込みを行う原稿読込処理を実行する。処理が終了すると操作部150による指示が可能になる。S1004では、画像記憶部160に蓄積された画像確認処理(プレビュー処理)の指示がされたか否かを判別する。画像確認処理実行が指示された場合、S1005に進み画像確認処理(プレビュー処理)を行い、その後S1006に進む。画像確認処理実行の指示が無い場合はS1006に進む。S1006では、「再読込」が指示されたか否かを判別する。再読込の指示はS1005のプレビュー処理内で行われ、再読込の指示がされると、再読込の対象となるページの画像格納場所が記憶さる。再読込が指示されるとS1007に進み、再読込の指示がされない場合はS1008に進む。S1007では、再読込指示がされた時に記憶されたページの画像データ破棄(削除)処理を実行する。その後、S1003に戻り原稿読込処理を実行し、再読込み対象ページの画像データを置き換える。なお、原稿読込処理S1003は、自動紙送り装置(DF)にセットされた全原稿の読込処理、圧板上に置かれた原稿の読込み処理の他、自動紙送り装置にセットされた原稿から指定枚数の読込処理を行うことが可能で、再読込み時は、読込枚数が1ページという指定がされる。S1008は、連続読込処理中止の指示の判別を行う。S1008で中止の指示があった場合はS1009に進み、それまで読込蓄積した画像データの全てを破棄する読込画像破棄処理S1009を実行した後、コピー処理を終了する。S1008で中止の指示が無い場合はS1010に進む。S1010では読込終了指示の判別を行う。S1010で読込終了が指示された場合S1011に進み、それまで読込んだ画像データを全て印刷する読込画像印刷処理を実行した後、コピー処理を終了する。S1010で読込終了が支持されない場合はS1013に進み読込指示の判別を行う。S1013で読込の指示があった場合、S1003に戻り原稿読込処理を実行する。S1013で読込の指示が無い場合はS1004に戻る。つまり、操作部160による指示が何も無いときは、画像確認、再読込、中止、読込終了、読込の何れかの指示待ちになる。
図9は、原稿読込処理のフローチャートである。
S2001では、自動紙送り装置(DF)の状態の判別を行う。DFがオープンの時はS2006に進み、圧板からの原稿読込処理を行い処理を終了する。DFがクローズの時はS2002に進み、DFに原稿がセットされているか否かの判別を行う。DFに原稿がセットされていない場合はS2006に進み、圧板からの原稿読込処理を行い処理を終了する。DFに原稿がセットされている場合はS2003に進み、再読込処理が指示されているか否かの判別を行う。S2003にて再読込が指示されていると判別した場合はS2004に進み、DFにセットされた原稿から1ページだけ画像を読込み処理を終了する。S2003にて再読込が指示されていないと判別した場合はS2005に進み、DFにセットされた原稿の全ページの読込み処理を行い処理を終了する。
図10は、蓄積画像確認(プレビュー)処理のフローチャートである。
S3001では、蓄積画像の確認を行う画像格納先の指定がされているかの判別を行う。連続読込コピー処理で繰り返し読込まれる画像データは、実行中の連続読込コピー処理が使用している画像格納先である文書管理部900のジョブ管理部902配下に管理されており、ジョブ管理部902を指定することで、それまでに読込蓄積した画像データの先頭ページから最終ページまでたどることが可能なように管理されている。S3001で指定が無い場合は処理を終了する。つまり、プレビュー処理は実行されない。S3001で指定があった場合はS3002に進み蓄積された画像の先頭ページを特定する。S3003では蓄積されている画像データから、蓄積画像確認画面510に表示する画像データの生成を行う。本実施例では、蓄積画像確認画面510に表示する直前に画像データの生成を行っているが、原稿読込蓄積時に蓄積画像確認画面表示用の画像データを生成し、オリジナル画像と対応付けて外部記憶部160に格納しておいても良い。S3004では、S3003で生成された画像データを蓄積画像確認画面510に表示する。S3005は入力指示待ちで、入力指示をループして待っている。S3006では次ページを表示する指示がされたかの判別を行い、次ページ表示の指示がされた場合はS3007に進む。S3007では蓄積されている画像データの最後尾かを判別し、最後尾であった場合はS3005に戻り再度入力指示待ちになる。S3007で最後尾で無いと判別した場合、S3003に進み特定されたページの蓄積画像確認画面表示用の画像データの生成を行い処理を繰り返す。S3008では、前ページ表示の指示がされたかの判別を行う。前ページ表示の指示がされた場合はS3009に進み、蓄積されている画像データの先頭かの判別を行う。先頭と判別した場合はS3005に戻り再度入力指示待ちになる。先頭で無いと判別した場合、S3003に進み特定されたページの蓄積画像確認画面表示用の画像データの生成を行い処理を繰り返す。S3010では蓄積画像確認画面510に表示されている画像を縮小表示する指示がされたかの判別を行う。縮小表示が指示されたと判別した場合はS3003に進み特定されたページの蓄積画像確認画面表示用の画像データの生成を行い処理を繰り返す。縮小表示の指示が無い場合S3011に進み、拡大表示の指示がされたかの判別を行う。S3011で拡大表示の指示がされたと判別した場合は指定された場合S3003に進み特定されたページの蓄積画像確認画面表示用の画像データの生成を行い処理を繰り返す。拡大表示の指示が無い場合S3012に進み、画像再読込の指示がされたか判別を行う。S3012で画像再読込の指示がされた場合、S3013に進み、現在表示されているページが文書管理部900のどこで管理されているか等を特定する識別情報を記憶(保持)し処理を終了する。ここで保持された情報が前述の画像読込処理に伝わり、再読込処理が実行される。S3012で再読込の指示が無い場合S3005に戻り入力指示待ちとなる。
図11は、制御装置110の内部ソフトウェア構造を示す図である。700はコントローラソフトウェアであり、その中はプロトコル解釈部701、ジョブ制御部702、デバイス部703で構成されている。プロトコル解釈部701はホストコンピュータ601や、操作部150から、各インタフェース(411−414)を介して送られてきたコマンド(プロトコル)を解釈し、ジョブ制御部702に対してジョブの実行を依頼する。ジョブ制御部702は、プロトコル解釈部の依頼に基づき種々のジョブを実行する。デバイス部703は、画像入出力システム100を構成する各ユニットを制御するドライバソフトを含み、ジョブ制御部702がジョブを実行する際に使用される。
図12は、ジョブ制御部702の構造を示す図である。
同図において700はコントローラソフトウェア、701はプロトコル解釈部、702はジョブ制御部、703はデバイス部である。ジョブ制御部702は、ジョブ生成部800、ジョブ処理部810、ドキュメント処理部820、ページ処理部830、バンド処理部840、デバイス割り当て部850を有している。また、ジョブ処理部810は、ジョブ管理部811、バインダ管理部812、ドキュメント管理部813を有している。また、デバイス部703は、第1デバイス851、第2デバイス852及び第3デバイス853等複数のデバイスを有する事が可能となっている。
ホストコンピュータ601,602や、操作部150から送られてきた一連の操作依頼は、コマンド(プロトコル)という形で、各インタフェース(411−414)を介して送られてくる。送られてきたコマンドは、プロトコル解釈部701で解釈された後、ジョブ制御部702に送られる。この時点でコマンドは、ジョブ制御部702が理解できる形に変換される。
ジョブ生成部800はジョブ814を生成する。ジョブ814にはコピージョブ、プリントジョブ、スキャンジョブ及びファックスジョブ等様々なジョブが存在する。プロトコル解釈部701により解釈されたプロトコルには、例えば、プリントジョブならば印刷する文書の名前や印刷部数、出力先の排紙トレイの指定等の種々の設定情報や、印刷データ自体(PDLデータ)等が含まれる。ジョブ814はジョブ処理部810に送られ処理が行われる。ジョブ処理部810は、ジョブを構成する複数のバインダの出力順など、ジョブ全体に関わる設定がされるジョブ管理部811、バインダを構成する複数のドキュメントの出力順など、バインダ全体に関わる設定がされるバインダ管理部812、ドキュメントを構成する複数のページの出力順など、ドキュメント全体に関わる設定がされるドキュメント管理部813を有し、ジョブ814全体に関する設定や処理が行われる。
更に、ジョブ処理部810では、ジョブ814全体に関する設定や処理以外は、ジョブ814を構成するさらに小さな仕事の単位であるバインダ815に分割し、また、バインダ815全体に関する設定や処理以外は、バインダ815を構成するさらに小さな仕事の単位であるドキュメント816に分割し処理する。ドキュメント816は入力ドキュメント821と1対1に対応付けされており、入力ドキュメント821は、ドキュメント処理部820により出力ドキュメント822に変換処理される。例えば、原稿の束をスキャナで読み取り、複数のイメージデータに変換するスキャンジョブを考えると、原稿の束に関する設定や操作の手順が書かれているのが入力ドキュメント821であり、複数のイメージデータに関する設定や操作の手順が書かれているのが出力ドキュメント822である。そして、紙の束を複数のイメージデータに変換する役割を持っているのがドキュメント処理部820である。
ドキュメント処理部820は、ドキュメント単位の入力ドキュメント821から出力ドキュメント822への変換処理を行い、ドキュメント全体に関する設定や処理以外は、更に小さな仕事の単位である入力ページ831に分割し、ページ処理部830に処理を依頼する。これは、ちょうどジョブ処理部815がジョブ単位の処理に専念して、更に細かい仕事のためにバインダ815、ドキュメント816を生成するのと同じである。ドキュメント単位の設定及び操作は、具体的にはページの並び替え、両面印刷の指定、表紙の付加、OHP中差し等のページ順序に関するものである。
ページ処理部830は、ページ単位の入力ページ831から出力ページ832への変換処理を行う。例えば、上述のスキャンジョブの場合、入力ページ831には読み取りの解像度、読み取りの向き(ランドスケープ/ポートレイト)等の各種設定や、手順が書かれており、出力ページ832にはイメージデータの格納場所等の設定や手順が書かれている。
ここまでは、ジョブの単位を徐々に小さくして、ページの単位で扱えるようにすることを説明してきた。高価なシステムで1ページ分のページメモリを持てるならば、最終的にページ単位までジョブを細分化して処理すればよい。しかし、現実にはメモリのコスト等の問題から1ページ分のページメモリを持てない場合には、数ライン分のメモリ(バンドメモリ)でジョブ814を処理するシステムもある。このような場合、ページを更に細かい単位であるバンドに分割して変換処理を行う。それが入力バンド841、バンド処理部840、出力バンド842であり、これらの動作に関してはページの場合と同様である。
ジョブ処理部810、ドキュメント処理部820、ページ処理部830及びバンド処理部840は、いずれも処理を進める際に画像入出力システム100を構成する種々の物理デバイスを使用する。当然、複数の処理部が同時に仕事を進めるとデバイスの競合が発生するので、それを調停するのがデバイス割り当て部850である。例として図に示した第1〜第3のデバイス851〜853は、デバイス割り当て部850により上述した各処理部に割り当てられる論理デバイスであり、例えば、ページメモリやバンドメモリ、原稿給紙ユニット250、マーキングユニット320エンジン及びスキャナユニット210等が考えられる。
図13は、画像記憶部160に蓄積される画像データを管理する文書管理部900の管理構造を示す図である。
文書管理部900は、フォルダ管理部901、ジョブ管理部902、バインダ管理部903、ドキュメント管理部904、ページ管理部905で構成され、それぞれ管理情報(属性値)を持っている。文書管理部900は、1つまたは複数のフォルダ管理部901で構成され、フォルダ管理部901の管理情報が格納されている。フォルダ管理部901は、1つまたは複数のジョブ管理部902で構成され、ジョブ管理部902の管理情報が格納されている。ジョブ管理部902は、1つまたは複数のバインダ管理部903で構成され、バインダ管理部902の管理情報が格納されている。さらに、ジョブ管理部902は、ジョブ制御部702において処理されるジョブ814の動作に必要な情報で、ジョブ管理部811に格納されている属性値を格納/保存することができる。バインダ管理部903は、1つまたは複数のドキュメント管理部904で構成され、ドキュメント管理部904の管理情報が格納されている。さらに、バインダ管理部903は、ジョブ制御部702において処理されるバインダ815の動作に必要な情報で、バインダ管理部812に格納されている属性値を格納/保存することができる。ドキュメント管理部904は、1つまたは複数のページ管理部905で構成され、ページ管理部905の管理情報が格納されている。さらに、ドキュメント管理部904は、ジョブ制御部702において処理されるドキュメント管理部813に格納されている属性値や、ドキュメント処理部820により処理された出力ドキュメント822の属性値を格納/保存することができる。ページ905は、画像記憶部160に保存された、スキャナで読込んだ1ページ分の画像データ、ホストコンピュータから送信されたPDLを展開した1ページ分の画像データ、FAXで受信した1ページ分の画像データなどと対応付けられている。さらに、ページ管理部905は、ジョブ制御部702のページ処理部830により処理された出力ページ832の属性値を格納/保存することができる。つまり、文書管理部900に保存された情報と、画像記憶部160に保存された画像データから画像蓄積時に投入されたジョブ814を再現することが可能である。また、保存されている情報を再設定することで投入時のジョブと異なる動作をさせることも可能である。
図14は、該制御装置110で実行されるジョブ814の1つであるコピージョブの構成の一例を示す図である。
ホストコンピュータ601、602や、操作部150から送られてくる一連の操作依頼はコマンド(プロトコル)という形で、各インタフェース(411−414)を介して送られてくる。送られてきたコマンドは、プロトコル解釈部701で解釈され、ジョブ制御部702に送られる。この時点でコマンドはジョブ制御部が理解出来る形に変換されることになる。ジョブ生成部800は、送られてきたコマンドを解釈し、コピージョブ1001を生成し制御を依頼する。コピージョブ1001はコピー動作を実現するための機能を有しており、スキャンジョブ1002、イメージエージェントジョブ1003、および、プリントジョブ1006を生成し、これらの動作を制御することでコピー処理を実現する。イメージエージェントジョブ1003は、イメージエージェントバインダ1004を、イメージエージェントバインダ1004は、イメージエージェントドキュメント1005をというように、自身を構成する細かい単位に処理を依頼しそれぞれの動作を制御する。イメージエージェントドキュメント1006は、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010の出力ドキュメントであるイメージドキュメント1011の生成を行う。生成されたイメージドキュメント1011は、イメージエージェントドキュメント1005、イメージエージェントバインダ1004、イメージエージェントジョブ1003、コピージョブ1001を経由しスキャンジョブ1002、プリントジョブ1006に伝達される。
スキャンジョブ1002は、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010の入力ドキュメントであるスキャン紙ドキュメント1009の生成を行った後に、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010を生成する。この時、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010に、入力ドキュメントのスキャン紙ドキュメント1009、出力ドキュメントのイメージドキュメント1011が伝えられる。さらに、スキャンジョブ1002は、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010に処理を依頼し動作の制御を行う。なお、スキャンジョブ1002では、ジョブ処理部810で、スキャンジョブ1002全体に関する設定や処理、およびバインダに関する設定や処理が行われる。スキャンジョブ1002では、スキャナユニット210、スキャナ原稿ユニット250の物理的構造から、1回のスキャン動作は、1ジョブ、1バインダ、1ドキュメントの構成で制御可能なため、本実施例では、バインダ815、ドキュメント816を省略している。
スキャン紙ドキュメント1009は、原稿に関する情報が属性として管理されており、また、イメージドキュメント1011は、読込み結果である画像データに関する情報が属性として管理される。これらの属性をもとに、ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010は、入力ドキュメントであるスキャン紙ドキュメント1009から出力ドキュメントであるイメージドキュメント1011への変換を制御する。ドキュメント処理部(紙→イメージ)1010は、ドキュメント単位の処理のみを行い、さらに細かい仕事は、小さな仕事の単位であるスキャン紙ページ1017、ページ処理部(紙→イメージ)1018、イメージページ1019で行われる。スキャン紙ドキュメント1009は、原稿の枚数に対応したスキャン紙1014を順次生成する。スキャン紙1014は生成されると、原稿の処理順を制御するスキャナ紙管理部1016に識別子を付加して登録した後、スキャン紙ページ1017の生成を行う。スキャン紙ページ1017は原稿の表ページ/裏ページに対応しており、両面原稿の時は1つのスキャン紙1014に対して2つのスキャン紙ページ1017が生成される。スキャナ紙管理部1016は、スキャン紙1014に付加された識別子やデバイスの仕様(原稿読み取り順など)によりスキャン紙ページ1017の処理順序の決定を行う。スキャン紙ページ1017には原稿の各ページに関する情報が管理されており、イメージドキュメント1011により生成されるイメージページ1019には各ページの読込画像データに関する情報が管理される。ページ処理部(紙→イメージ)1018は、入力ページであるスキャン紙ページ1017から出力ページであるイメージページ1019への変換を制御する。また、ページ処理部(紙→イメージ)1018は、実際のスキャナデバイスを制御するためのシーケンスを把握しており、スキャナデバイス制御部1023に用意されたエンジン制御コマンドを発行することで原稿読み取り動作(スキャン動作)の制御を行う。また、スキャン紙ページ1017、イメージページ1019に管理されている属性を画像処理部1025aに設定し制御することで、原稿を画像データとして画像記憶部160に蓄積させる。蓄積された画像データは、文書管理部900にて管理されており、文書管理部900を介して、読み出し、複製、移動、削除、等の操作をすることが可能である。また、画像処理部1025a、1025bには、解像度変換、符号変換などの制御を含んでいる。
一方、プリントジョブ1006は、ジョブ全体に関わる設定や処理以外は、さらに小さな仕事の単位であるプリントバインダ1007分割し、バインダ全体に関わる設定や処理以外は、さらに小さな仕事の単位であるプリントドキュメント1008に分割し、プリント処理全体に関する設定や処理の制御を行う。プリントドキュメント1008は、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012の出力ドキュメントであるプリント紙ドキュメント1013の生成を行った後に、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012を生成する。この時、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012に、入力ドキュメントのイメージドキュメント1011、出力ドキュメントのプリント紙ドキュメント1013が伝えられる。さらに、プリントドキュメント1008は、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012に処理を依頼し動作の制御を行う。プリント紙ドキュメント1013には、印刷出力に関する情報が属性として管理されており、イメージドキュメント1011には、画像データに関する情報が属性として管理されている。これらの属性をもとに、ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012は、入力ドキュメントであるイメージドキュメント1011から出力ドキュメントであるプリント紙ドキュメント1013への変換を制御する。ドキュメント処理部(イメージ→紙)1012は、ドキュメント単位の処理のみを行い、さらに細かい仕事は、小さな仕事の単位であるイメージページ1019、ページ処理部(イメージ→紙)1020、プリント紙ページ1021で行われる。
プリント紙ドキュメント1013は、印刷出力する枚数分のプリント紙1015を順次生成する。プリント紙1015は生成されると、印字の処理順を制御するプリンタ紙管理部1022に識別子を付加して登録した後、プリントン紙ページ1021の生成を行う。プリント紙ページ1021は出力用紙の表ページ/裏ページに対応しており、両面印刷の時は1つのプリント紙1015に対して2つのプリント紙ページ1021生成される。プリンタ紙管理部1022は、プリント紙1015に付加された識別子やデバイスの仕様(内部循環枚数や両面出力時の紙制御順など)によりプリント紙ページ1021の処理順序の決定を行う。プリント紙ページ1021には印字する各ページに関する情報が管理されており、イメージページ1019には各ページの画像データに関する情報が管理されている。ページ処理部(イメージ→紙)1020は、入力ページであるイメージページ1019から出力ページであるプリント紙ページ1021への変換を制御する。また、ページ処理部(イメージ→紙)1020は、実際のプリンタデバイスを制御するためのシーケンスを把握しており、プリンタデバイス制御部1024に用意されたエンジン制御コマンドを発行することで印刷動作(プリント動作)の制御を行う。また、イメージページ1019、プリント紙ページ1021に管理されている属性を画像処理部1025bに設定し制御することで、画像記憶部160に蓄積された画像データを印刷用紙に印字する。
このような一連の動作によりより小さな仕事の単位である処理部に制御を任せて行くことで、コピー動作を実現することが可能となる。
図15は、図14に記述できなかった、コピージョブ実行時に行われる文書管理900への属性格納の例を抜粋した図である。前述の通り(図13)、文書管理部900は、フォルダ管理部901、ジョブ管理部902、バインダ管理部903、ドキュメント管理部904、ページ管理部905で構成され、それぞれが管理情報(属性値)を持っている。ジョブ制御部702において処理されるジョブ814の動作に必要な情報で、ジョブ管理部811に格納されている属性値は、イメージエージェントジョブ1003により文書管理部900のジョブ管理部902に格納/保存され、ジョブ制御部702において処理されるバインダ815の動作に必要な情報で、バインダ管理部812に格納されている属性値は、イメージエージェントバインダ1004により文書管理部900のバインダ管理部903に格納/保存され、ジョブ制御部702において処理されるドキュメント管理部813に格納されている属性値や、ドキュメント処理部820により処理された出力ドキュメント822の属性値は、出力ドキュメントに該当するイメージドキュメント1011により文書管理部900のドキュメント管理部904に格納/保存され、ジョブ制御部702のページ処理部830により処理された出力ページ832の属性値は、出力ページに該当するイメージページ1019により文書管理部900のページ管理部905に格納/保存される。
次に、本発明における特徴的な部分の詳細について述べる。
<CPU負荷状態判断手段の説明>
(コメント:CPUの負荷状態が通常負荷か高負荷かを判断するCPU負荷状態判断手段)
ここでは図3のコントローラ部のCPU112の負荷状態を判断するための手段を説明する。
(コメント:CPUの負荷状態が通常負荷か高負荷かを判断するCPU負荷状態判断手段)
ここでは図3のコントローラ部のCPU112の負荷状態を判断するための手段を説明する。
本実施例におけるCPU負荷状態の判断処理をフローチャートで図16に記載する。
CPU負荷測定(S5001)により得られたCPU負荷のパーセンテージが設定された閾値(T1)を超えたかどうかを判断し(S5002)、高負荷と判断した場合には(S5003)負荷情報(L1)を”高負荷”として記録する(S5005)。通常負荷と判断した場合には(S5004)負荷情報(L1)を”通常負荷”として記録する(S5005)。前回計測時の負荷情報(L2)と今回計測時の負荷情報(L1)を比較し、状態が遷移したかを判断し(S5006)、”高負荷”に変化した場合には、後に詳しく後述する”デバイス利用制限処理部”への制限開始通知(S5007)をおこない、”通常負荷”に変化した場合には、後に詳しく後述する”デバイス利用制限処理部”への制限解除通知(S5008)をおこなう。今回計測した負荷情報(L1)を前回計測時の負荷情報(L2)へ値を退避(S5009)した後、フローの先頭に戻り、CPU負荷測定(S5001)へ進み、CPUの負荷状態の判断処理を繰り返し行っていく。
ここで、CPU負荷の計測を行うS5001の最も簡単な実施例としては、アイドルタスクの単位時間あたりの累積走行時間を測定する方法がある。CPU負荷の計測については公知の様々な手段が存在しており、本実施例はCPU負荷計測の手法によるものではないため、このレベルの説明に留める。
<タスク走行比率記録手段の説明>
(コメント: 定期的に各タスクの走行割合を記録するタスク走行比率記録手段)
各タスクの走行比率を計測する簡単な実施例としては、OSが実行待ち状態のタスクをディスパッチして実行状態に遷移させる際と実行状態になったタスクを待ち状態に遷移させる際との時刻差分を累積的にタスク管理情報部のタスク走行時間記録部に加算し、単位時間毎にチェックしてクリアすることで、各タスクの単位時間あたりの累積走行時間を記録することができる。図17に各タスクの単位時間あたりの走行時間を記録する例を図示する。5100が各タスクの状態や履歴を記録するタスク管理テーブルリストの例である。5101がタスク管理情報リストのリストヘッドであり、ここから5102、5103と、各タスク管理テーブルをたどることが出来る。タスク管理テーブル内の情報を示したのが5110であり、各タスク管理テーブルには単位時間あたりの累積走行時間5111が記録されるため、後は計測単位時間で各タスクの累積走行時間を割れば、各タスクの走行比率をパーセンテージで求めることができる。図18はタスクの走行比率を計測した結果を表にした例である。簡単な実施例でタスクの走行割合を得る手段を説明したが、結果として図18に示すような各タスクの走行比率が得られ、最も走行比率の高い(負荷の高い)タスク5201が得られればどのような手法でも良く、タスクの走行比率の計測については公知の手段が存在しており、本実施例はタスクの走行比率の手法によるものではないため、このレベルの説明に留める。
(コメント: 定期的に各タスクの走行割合を記録するタスク走行比率記録手段)
各タスクの走行比率を計測する簡単な実施例としては、OSが実行待ち状態のタスクをディスパッチして実行状態に遷移させる際と実行状態になったタスクを待ち状態に遷移させる際との時刻差分を累積的にタスク管理情報部のタスク走行時間記録部に加算し、単位時間毎にチェックしてクリアすることで、各タスクの単位時間あたりの累積走行時間を記録することができる。図17に各タスクの単位時間あたりの走行時間を記録する例を図示する。5100が各タスクの状態や履歴を記録するタスク管理テーブルリストの例である。5101がタスク管理情報リストのリストヘッドであり、ここから5102、5103と、各タスク管理テーブルをたどることが出来る。タスク管理テーブル内の情報を示したのが5110であり、各タスク管理テーブルには単位時間あたりの累積走行時間5111が記録されるため、後は計測単位時間で各タスクの累積走行時間を割れば、各タスクの走行比率をパーセンテージで求めることができる。図18はタスクの走行比率を計測した結果を表にした例である。簡単な実施例でタスクの走行割合を得る手段を説明したが、結果として図18に示すような各タスクの走行比率が得られ、最も走行比率の高い(負荷の高い)タスク5201が得られればどのような手法でも良く、タスクの走行比率の計測については公知の手段が存在しており、本実施例はタスクの走行比率の手法によるものではないため、このレベルの説明に留める。
<高負荷タスクの負荷原因デバイスの利用制限手段と解除手段の説明>
(コメント:上記(a)のCPU負荷状態判断手段により高負荷状態に遷移したことを検知した場合に上記(b)のタスク走行比率記録手段により、最も走行比率の高いタスクの入力負荷原因となるデバイスの利用を制限する手段、上記(a)のCPU負荷状態判断手段により通常負荷状態に遷移したことを検知した場合に上記(c)で行った利用制限を解除する手段)
既に説明したCPU負荷状態判断部(図16)によりCPUが高負荷であることがデバイス利用制限処理部に通知される。デバイス利用制限処理を図19にフローチャートで記載する。まず、デバイス利用制限処理部では、CPU負荷状態判断部より通知がくるのを待ち合わせており(S5501)、通知を受信した場合に高負荷へ遷移したのか通常負荷へ遷移したのかを通知内容により判断し(S5502)、高負荷へ遷移したのであれば、既に説明したタスク走行比率記録手段により最も負荷が高いタスクを判断する(S5503)。S5503で判断したタスクIDをキーとしてタスクとその負荷入力源デバイスとの対応テーブルをサーチし、負荷入力源デバイスを特定する(S5504)。
(コメント:上記(a)のCPU負荷状態判断手段により高負荷状態に遷移したことを検知した場合に上記(b)のタスク走行比率記録手段により、最も走行比率の高いタスクの入力負荷原因となるデバイスの利用を制限する手段、上記(a)のCPU負荷状態判断手段により通常負荷状態に遷移したことを検知した場合に上記(c)で行った利用制限を解除する手段)
既に説明したCPU負荷状態判断部(図16)によりCPUが高負荷であることがデバイス利用制限処理部に通知される。デバイス利用制限処理を図19にフローチャートで記載する。まず、デバイス利用制限処理部では、CPU負荷状態判断部より通知がくるのを待ち合わせており(S5501)、通知を受信した場合に高負荷へ遷移したのか通常負荷へ遷移したのかを通知内容により判断し(S5502)、高負荷へ遷移したのであれば、既に説明したタスク走行比率記録手段により最も負荷が高いタスクを判断する(S5503)。S5503で判断したタスクIDをキーとしてタスクとその負荷入力源デバイスとの対応テーブルをサーチし、負荷入力源デバイスを特定する(S5504)。
図20にデバイス制御テーブルとしてタスクとそのタスクの負荷に強く関係するデバイスとを対応させるテーブルの例を図示して説明する。
タスク列5601には各タスクが登録されており、デバイス列5602には各タスクの負荷に最も強く関係するデバイスが登録されている。制限処理関数列5603にはそのデバイスを制限するための処理関数が登録されており、制限解除処理関数列5604には制限を行っているデバイスに制限解除を行うための処理関数が登録されている。制限実施フラグ列5605は制限を実施している最中にはその行の制限実施フラグを立てて、制限解除の対象を割り出すのに使われる。
図20の例においては、ネットワーク処理タスク(タスクID:5)の負荷に強く関係するデバイスはデバイス列5602によりネットワークI/Fであるということが判断できる。このネットワークI/Fは図3のコントローラ内のネットワークI/F123に該当する。さらに図20の制御列5603にあるとおり、対応表には該当デバイスに対する利用制限を行う処理関数と制御解除列5604にその制限を解除する処理関数が登録されている。ネットワークインタフェースに対して利用制限をかける場合には、ネットワークコントローラに対してプリントジョブ通信の帯域制限を指示する通知を行う関数が登録されており、これが実行され、制限実施フラグ5605にフラグを立てて制限を実行していることを記録する。
負荷に強く関係するデバイスが存在しないタスクの場合には、デバイス制御テーブルにはデバイス名を登録していないため、この場合にはテーブルサーチにヒットせず、制限処理は行われない。
図19のS5504により負荷入力源デバイスを特定し、制限可能なデバイスが存在した場合(S5505)、該当デバイスに利用制限を行う(S5506)。該当デバイスへの利用制限の具体的な実施例については実施例を後述するため、ここでは説明を省く。
図19のS5502で通常状態へ遷移したのであれば、既に利用制限が行われているデバイスに対して利用制限を解除する(S5507)。
<帯域制御通知手段の説明>
(コメント:ネットワーク処理タスクである場合、ネットワークコントローラに対してプリントジョブの通信帯域制御命令を通知する帯域制御通知手段、上記帯域制御通知手段により帯域制限開始を通知された場合、指示された帯域幅に従い、プリントジョブの通信に対して帯域を制限する手段。帯域を制限する手段によりプリントジョブの通信に対して帯域制限を行っている状態である場合に請求項1(d)に記載の利用制限を解除する手段として、ネットワークコントローラに対してプリントジョブの通信帯域制御解除を通知する帯域制御通知手段、上記帯域制御通知手段により帯域制限解除を通知された場合、プリントジョブの通信に対しての帯域制限を解除する手段)
先に図19で説明したデバイス利用制限処理部において、S5503で最も負荷が高いタスクが”ネットワーク処理タスク”と判断した場合の利用制限手段の実施例を説明する。
(コメント:ネットワーク処理タスクである場合、ネットワークコントローラに対してプリントジョブの通信帯域制御命令を通知する帯域制御通知手段、上記帯域制御通知手段により帯域制限開始を通知された場合、指示された帯域幅に従い、プリントジョブの通信に対して帯域を制限する手段。帯域を制限する手段によりプリントジョブの通信に対して帯域制限を行っている状態である場合に請求項1(d)に記載の利用制限を解除する手段として、ネットワークコントローラに対してプリントジョブの通信帯域制御解除を通知する帯域制御通知手段、上記帯域制御通知手段により帯域制限解除を通知された場合、プリントジョブの通信に対しての帯域制限を解除する手段)
先に図19で説明したデバイス利用制限処理部において、S5503で最も負荷が高いタスクが”ネットワーク処理タスク”と判断した場合の利用制限手段の実施例を説明する。
図20には、各タスクとそのタスクの負荷に強く関係するデバイスとの対応テーブルの例を示す。図20のタスクとデバイスの対応表に従い、タスク列5601のタスクIDを検索し、ネットワーク処理タスク5611のタスクIDがみつかる。タスクID5611に該当するデバイス列5602の負荷入力源デバイスがネットワークI/F(5612)であるということが判断できる。さら図20の制限開始関数列5603にある該当デバイスに対する利用制限を行う処理関数(5613)と、制御解除関数列5604にその制限を解除する処理関数(5614)が登録されている。ネットワークI/Fに対して利用制限をかける場合には、ネットワークコントローラ(以降NIC)に対してプリントジョブ通信の帯域制限を指示する通知を行う関数(5613)が実行され、帯域制限が開始される。制限が開始されると、制限中フラグ列5605の制限中タスクに対してフラグ(5615)をセットする。制限解除を行う場合には、このフラグが立っているタスクに対して制限解除関数列(5604)の該当関数を実行し、制限解除を実施し、フラグをクリアする。
図21にネットワークコントローラを制御しているデバイスドライバへ帯域制限を指示する例を示す。
帯域制限開始関数5701は既に説明した図20においては制限開始列5603に登録された関数に該当し、
帯域制限解除関数5702は既に説明した図20においては制限解除列5604に登録された関数に該当する。
帯域制限解除関数5702は既に説明した図20においては制限解除列5604に登録された関数に該当する。
帯域制限開始関数5701により、5703のデバイスドライバに対してプリントジョブの通信ポート番号の通信に対して設定された帯域で帯域制限を開始するように指示を行う。制限開始関数5701からデバイスドライバ5703に通知する帯域制限情報の例が5710に示すテーブルである。
帯域制限情報にはEtherType(5711)、Protocol番号(5712)、Port番号(5713)、制限帯域(5714)などの情報が含まれる。
ネットワークドライバ5703は指示されたプロトコル種別と帯域に従い、NIC5704に対して帯域制御の設定を行い、プリントジョブ通信のプロトコルに対して帯域制御を実施する。帯域制御を行う際のパケット破棄アルゴリズムについては一定の割合でランダムにパケットを破棄するなど公知の様々な方式が存在するが、本実施例は帯域制御の手法によるものではないため、このレベルの説明に留め、具体的な内容については割愛する。
<本方式の全体構成説明>
図22に本実施例の特徴部における主要構成と全体の制御の流れをここで説明する。
図22に本実施例の特徴部における主要構成と全体の制御の流れをここで説明する。
CPUの負荷状態判断部については図16で先に説明したとおり、CPU負荷が高負荷か通常負荷かを判断する処理部分である。同様のものが図22では6001に該当する。図16で先に説明したように、CPU負荷状態判断部6001は、計測結果6003の記録により、前回計測したCPU負荷(L2)と今回計測したCPU負荷(L1)とを比較し、負荷状態が遷移したかを判断する。
また、デバイス利用制限処理部については図19で先に説明したとおり、CPUが高負荷であることがCPU負荷状態判断部6001から通知されると、最も負荷がかかっているタスクに対応する負荷入力源デバイスに対して制限を行う処理部分である。同様のものが図22では6002に該当し、タスク管理テーブルの図18が図22では6004に該当し、デバイス制御テーブル図20が図22では6005に該当する。
また、デバイス利用制限処理部については図19で先に説明したとおり、CPUが高負荷であることがCPU負荷状態判断部6001から通知されると、最も負荷がかかっているタスクに対応する負荷入力源デバイスに対して制限を行う処理部分である。同様のものが図22では6002に該当し、タスク管理テーブルの図18が図22では6004に該当し、デバイス制御テーブル図20が図22では6005に該当する。
先に説明したように、デバイス利用制限処理部6002では、高負荷に遷移したことをCPU負荷状態判断部6001より通知されると、タスク管理テーブル6004を参照し、最も負荷の高いタスクを判断する。
最も負荷の高いタスクのIDをキーとして、デバイス制御テーブル6005を参照して該当するタスクの負荷入力源となるデバイスを制限する関数が呼び出され、制限開始処理部6006が動作し、該当するデバイス6008に対して制限を行うように制御を行う。CPU負荷状態判断部6001よりデバイス利用制限処理部6002に対して通常負荷に遷移したことが通知されると、デバイス制御テーブル6005を参照して制限処理中のデバイスを検索し、該当するデバイスの制限解除関数が呼び出され、制限解除処理部6007が動作し、該当するデバイスに対して制限解除するように制御を行う。
このようにしてCPU負荷の判断と負荷原因デバイスの制御を継続的に実施することにより、CPUが高負荷状態になれば、最も負荷が高いタスクをみつけ、そのタスクの負荷の入力源となるデバイスを特定して、そのデバイスに利用制限をかけることで入力負荷を落とし、高負荷タスクの負荷を軽減させることで、結果としてCPUが過負荷になることを防止することになる。
Claims (3)
- 外部装置から受信したデータを変換して得た画像データの印字出力が可能な画像形成装置であって、
(a)CPUの負荷状態が通常負荷か高負荷かを判断するCPU負荷状態判断手段、
(b)各タスクの走行割合を記録するタスク走行比率記録手段、
(c)上記(a)のCPU負荷状態判断手段により高負荷状態に遷移したことを検知した場合に、上記(b)のタスク走行比率記録手段により、最も走行比率の高いタスクの入力負荷原因となるデバイスの利用を制限する手段
(d)上記(a)のCPU負荷状態判断手段により通常負荷状態に遷移したことを検知した場合に
上記(c)で行った利用制限を解除する手段
とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1(c)に記載の高負荷タスク検出手段により検出されたタスクがネットワーク処理タスクである場合、ネットワークコントローラに対してプリントジョブの通信帯域制御命令を通知する帯域制御通知手段、上記帯域制御通知手段により帯域制限開始を通知された場合、指示された帯域幅に従い、プリントジョブの通信に対して帯域を制限する手段
を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 請求項2に記載の帯域を制限する手段によりプリントジョブの通信に対して帯域制限を行っている状態である場合に請求項1(d)に記載の利用制限を解除する手段として、ネットワークコントローラに対してプリントジョブの通信帯域制御解除を通知する帯域制御通知手段、上記帯域制御通知手段により帯域制限解除を通知された場合、プリントジョブの通信に対しての帯域制限を解除する手段
を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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