JP2006185782A - バッテリ認証回路、バッテリパック、および携帯型電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッテリパックの温度測定の端子と認証を行うための認証回路の端子を共通にした際に問題となる認証回路の誤動作等を防止する。
【解決手段】本発明のバッテリ認証回路は、温度センサの出力をデジタル変換する変換器を有し、デジタル変換器からの出力データの送出、及び認証データの送出が同一の入出力端子を介して行われる。これにより、出力が不定となる電圧が認証回路の入力バッファに印加されないようにしたので、従来問題であった認証回路の誤動作等を解消できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バッテリ認証回路、バッテリパック、および携帯型電子機器に関し、特に温度検出機能と認証機能とを有するバッテリパック、携帯型電子機器およびそれらに用いられるバッテリ認証回路に関する。
携帯電話機等の携帯型の電子機器においては、本体に電力を供給するバッテリを搭載したバッテリパックを本体側へ接続または搭載して用いるのが一般的である。バッテリとしては、リチウムイオン電池などの再充電可能な二次電池が一般的に用いられる。バッテリを充電しても十分に機能しない場合、つまり、使用可能時間が短くなった(俗にバッテリの寿命が短くなったと言われる)場合、所定の電圧まで再充電できなくなった場合、故障などにより所定の電力が本体に供給できなくなった場合などには、バッテリパックごと別なものに交換して、本体側へ接続または搭載して用いる。
バッテリパックはバッテリ充電時に高温となるため、バッテリパックが所定以上の温度とならないように、電子機器の本体側からバッテリパックの温度をモニタすることがある。すなわち、本体側と接続された電源からバッテリへ電力を供給することで行われるバッテリ充電時に、バッテリパック内のバッテリ近傍に備えられる温度検出センサの出力データを本体側でモニタし、これが予め設定された所定温度以上となることで充電を中止したり、警報を表示したりしている。また、使用中においても、バッテリなどに異常が生じていないか、定期的にバッテリパックの温度をモニタすることもある。これらの場合、バッテリパックからの温度検出に関する出力データを取りこむ端子が必要であり、バッテリパックと本体側に付加されている。
また、バッテリパックが正規なものであるか否かを識別するためにバッテリパックの認証を行う技術が知られている。すなわち、バッテリパックと機器本体とにそれぞれID(識別子)等を記憶させ、接続時にバッテリパックから出力されるIDを機器本体に記憶したIDと照合してバッテリパックの正当性の認証を行うものである。この認証によって機器本体に適合しないような不正なバッテリパックを識別している。最近では、パッテリパックの模倣品、模造品により、充電時のほか、電子機器に搭載して使用中においても、異常な発熱や液漏れ、破裂などの問題が生じる可能性があることが指摘されている。このため、温度検出に加えて認証機能を有するバッテリパックが望まれている。
このようなID信号を取りこむ場合、一般には新たな端子や信号線を設ける必要がある。この場合、部品点数の増大や実装面積の拡大に繋がってしまう。そこで、バッテリパックの認証を行う際の認証のためのデータ送受の信号と温度検出センサからの信号とを一つの信号線で共用して送受するようにして、部品点数の増大や実装面積の拡大を抑えるように構成する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に開示されている従来の装置のデータ送受信回路における温度検出センサの伝送線とクロックの通信線とを共用する構成を示すブロック図である。図8において、サーミスタ(温度センサ)THの抵抗測定時には、トランジスタTをオンとし、電源Vに対する抵抗RとサーミスタTHとの分圧が通信ラインに印加される。分圧の値をバッファB1で入力して本体側の不図示の回路で読み取ることで温度検出を行う。一方、認証時には、本体側でトランジスタTをオフとし、イネーブル信号E1をアクティブとする。そして、バッファTBからバッテリ側のバッファB2にクロックCLKを伝送する。このようにして、認証時のクロックの送受の信号と温度検出センサからの信号とを一つの信号線で共用して送受することができる。
なお、図8は、バッテリパック側にバッファが一つしか開示されていないが、1本のデータ信号線により双方向のデータ転送を行う現実の構成では、通常、特許文献2に開示されているように送信方向にもバッファが必要である。
特開2003−162986号公報 (図6) 特開平8−79225号公報 (図1)
そこで、前述の特許文献2も考慮すると図9のような構成をとることがより妥当であると考えられる。ところで、図9の回路においては、サーミスタの抵抗測定時にトランジスタTがオンとなるため、電源Vに対する抵抗RとサーミスタTHとの分圧が通信ライン(信号線)に印加される。この時、認証回路のバッファB1、B2の入力には、電源と接地の間の電圧、すなわち、抵抗Rの値とサーミスタTHのその時の温度により定まる抵抗値(以下THRという)との和を分母にして分子THRと電源Vの電圧(電源Vと接地との間の電圧)を乗じた電圧が印加されることとなる。このためその電圧の値によっては、バッファB1,B2の出力が不定となって認証回路の誤動作を引き起こすおそれがある。
一般にサーミスタTHの温度検出は、アナログ値の分圧をA−Dコンバータでデジタル変換して処理する場合が多い。こういった場合において、温度検出の精度を高めようとすると、バッテリパックの通常使用状態での平均温度におけるサーミスタの抵抗値THRと、抵抗Rの値とを同程度にして、分圧変動の基準値を電源電圧Vの1/2程度にすることで、温度変動の幅を観測できる領域が広がり、より高精度の温度測定が行えるので、好ましい。この場合、当然に、分圧の値は、電源電圧Vの半分程度になる。
一般にバッファは、CMOS回路で構成されている。通常、CMOS回路のバッファは、電源電圧の約7〜8割程度以上の入力電圧で確実にハイレベルと認識し、電源電圧の約1〜2割以下程度の入力電圧で確実にローレベルと認識するものが多い。このため、電源電圧の半分(5割)程度の電圧を中心にサーミスタを働かせようとすると、ハイレベルでもローレベルでもない、いわゆる出力不定の入力となる場合が多い(以下、本明細書のおいては出力不定の入力となる電圧を不定領域電圧という)。このような不定領域電圧が加えられると、バッファB1、B2の出力が不定となり、後段の認証回路に悪影響、誤動作を及ぼすおそれが高まる。また、不定領域電圧が印加されると、CMOS回路を貫通電流が流れることにより、バッテリの消耗を早めるなどの問題が生じる場合もある。さらに、通常、温度測定は定期的に行われるので、認証回路に悪影響を与える機会などは更に高まる。
前記課題を解決するために、本発明の一つの観点は、要するに端子を増やすことなく、温度センサであるサーミスタの分圧電圧をデジタル変換して入出力端子に加えることにより、認証回路へ出力が不定となる電圧が入らないようにしたものである。
本発明の一つの観点に係るバッテリ認証回路は、入出力端子と、前記入出力端子に接続される認証回路と、基準電源に接続される温度センサと、前記温度センサの出力をデジタル変換する変換器とを有し、前記変換器からの出力データの送出、及び認証データの送出が前記入出力端子を介して行われることを特徴とする。このことにより、背景技術の問題であった不定領域電圧が認証回路の入力バッファに印加されることによる問題を解消できる。
本発明によれば、不定領域電圧がバッテリ側及び本体側の認証回路に印加されないように構成したので、認証回路への悪影響や、認証回路の誤動作、バッテリの異常消耗などを抑えることができる。
本発明の一実施形態について、その概要を図1を参照して述べる。図1は本発明の一実施形態を特徴的・原理的に説明する説明図である。本発明に係るバッテリ認証回路10は、入出力端子13と、スレーブ認証回路11と、サーミスタ12とA/Dコンバータ25とを有する。スレーブ認証回路11は、バッテリ側の認証回路である。サーミスタ12は、温度の変化により抵抗値が変わる温度センサである。従って、バッテリ認証回路10は温度センサを有する。また、サーミスタ12は、レギュレータ19の分圧抵抗14を介してサーミスタ12の出力である分圧電圧をA/Dコンバータの入力端子18に加える。A/Dコンバータ25は、温度測定時にはそのデジタル出力データをスレーブ認証回路11に送る。
バッテリ側の入出力端子13は、本体側の入出力端子53と接続できるようになっており、バッテリ側のVDD端子16、GND端子17も当然に本体側のVDD端子56、GND端子57と接続できる。本体側では、CPU51とマスタ認証回路52とを有する。マスタ認証回路52は、CPU51と入出力端子53に接続され、CPUの指示を受けて所定のコマンドをバッテリ認証回路10へ送出したり、バッテリ認証回路10からの出力の確認等を行っている。なお、図1においては、スレーブ認証回路11と入出力端子13間の入力バッファ、出力バッファ及びマスタ認証回路52と入出力端子53間の入力バッファ、出力バッファ等は図示を省略している。
以下、実施例に即し、図面を参照してより詳しく説明する。なお、バッテリ側、本体側にも種々の変形が取れるが、これも実施例で述べる。
図2は、本発明の第1の実施例に係るバッテリパックと携帯型電子機器の構成を示すブロック図である。また、図3は、その中心部分であるスレーブ認証回路11等の詳細な構成を示すブロック図である。以下、図2,図3を用いて説明する。図2において、携帯型電子機器(本体側)には、CPU51、マスタ認証回路52、入力バッファ63,出力バッファ64、入出力端子53などを備える。一方、バッテリ側には、スレーブ認証回路11、入力バッファ27、出力バッファ28、A/Dコンバータ25,サーミスタ12、バッテリ15、抵抗14、レギュレータ19などを備える。なお、携帯型電子機器は、携帯電話や、携帯型情報端末(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ機能などの複合型情報端末を含む)などの装置であって、装置の本体側には、携帯型電子機器を機能させる種々の回路等が搭載される。また、バッテリパック側にも、前述のスレーブ認証回路11、サーミスタ12等以外にも、本体側との間で充電や電源供給等が行われるための付属回路、装置等を有するが、本発明に関わらないので、それらの詳細な説明を省略する。なお、レギュレータ19は使用条件等によっては、必ずしも必要ではない。
図2において、スレーブ認証回路11、A/Dコンバータ25、マスタ認証回路52等は図示しないが、バッテリ15からVDDの供給を受けて駆動している。入力バッファ27、出力バッファ28は、それぞれ、スレーブ認証回路11への入力、出力に関わる。出力バッファ28は、イネーブル端子を有しており、スレーブ認証回路11に備えられている図3に示す通信制御回路部81、つまり、送信、受信を制御する回路部の指示により動作する。なお、図2に概略を示すように、バッテリ15から、バッテリの電源電圧VDDが、本体側やバッテリパック側の電子回路、回路素子に供給される。更に、必要により、昇圧、降圧した電圧をこれらの回路素子などに供給するが、本発明の動作に直接関係ない箇所については、説明は省略する。なお、例えば、バッテリBATの電源電圧VDDは、リチウムイオンバッテリの1セルを用いている場合には4V程度である。勿論、この値は一例であり、本発明においては、種々の値を取ることができる。
携帯型電子機器(本体側)において、図2に示すCPU(中央処理装置)51は、サーミスタの温度測定、つまり、サーミスタの分圧測定の開始の判断や、マスタ認証回路52の動作の開始指示等を行う。マスタ認証回路52はスレーブ側の模造を検出する。スレーブ認証回路11やA/Dコンバータ25等は通常、バッテリパックに内蔵される。サーミスタ12はA/Dコンバータ25の入力端子18に接続される。CPU51には、マスタ認証回路52とデータの送受信を行うための通信回路54、認証開始タイミング、認証結果により装置の制御を行う認証結果処理回路59、サーミスタ12の電圧情報により装置の制御を行う温度判断回路55などが備えられている。なお、通信回路54には双方向バッファが備えられている。
マスタ認証回路52は認証機能などが備えられている。スレーブ認証回路11は、図3に示すように、通信制御回路部81,コントローラ82,A/D制御回路部83,認証情報部84などを備え、認証機能、温度データ送出、それらの制御などを行っている。この動作の説明は、後述する。スレーブ認証回路11の後段にA/Dコンバータ25が備えられていても問題はない。その理由は、A/Dコンバータ25は、スレーブ認証回路11から見た出力インピーダンスが高くスレーブ認証回路11の動作には直接影響を与えないからである。CPU51とマスタ認証回路52とは、例えば、シリアルまたはパラレルの通信線で接続され、双方向のデータ通信が可能な状態となっている。マスタ認証回路52とスレーブ認証回路11は本体側の端子53、バッテリ側の端子13等を介して1本の通信線で接続され、双方向の通信が可能である。
CPU51とマスタ認証回路52とは、例えば、シリアルまたはパラレルの通信線で接続され、双方向のデータ通信が可能な状態となっている。マスタ認証回路52とスレーブ認証回路11は本体側の端子53、バッテリ側の端子13等を介して1本の通信線で接続され、双方向の通信が可能である。
バッテリ側のA/Dコンバータ25の入力端子には、図2に示すようにサーミスタ12と抵抗14の分圧電圧が印加される。A/Dコンバータのリファレンス電圧VREFは、バッテリ15からレギュレータ(電源回路)19を通して生成された電圧が印加される。背景技術に記載されていた従来のサーミスタの端子である入出力端子13には、サーミスタは接続しない。サーミスタの情報はマスタ認証回路とスレーブ認証回路間の通信によって得る構成としている。
なお、A/Dコンバータ25はVREFと入力電圧を比較することにより、入力電圧値をデジタル値として求めている。従って、A/Dコンバータの出力精度はVREFの精度にも大きく影響する。例えば、本実施例(図2)のサーミスタの場合、温度は変化していないのにVREFが変わってしまうと、A/Dコンバータの入力電圧が変わり、温度が変化しているように見えてしまう可能性がある。通常、BATの出力電圧(VDD)は使用期間が長くなると低下することが知られている。このため、使い方にもよるが、A/Dコンバータの出力精度を求めようとすると、リファレンス電圧を一定にしておく必要があり、レギュレータが必要となるので設けている。
以上のように構成された第1の実施例の動作について、図4、図5も参照して詳しく説明する。図4はマスタ側(本体側)の認証回路動作フローであり、図5はバッテリ側(スレーブ側)の認証回路動作フローである。バッテリ側の認証回路(スレーブ認証回路11)及び、本体側の認証回路(マスタ認証回路52)は、通常、低消費電力モード、いわゆる待受け状態となっており、消費電力が抑えられている。また、A/Dコンバータも同様である。(図4のステップ301、図5のステップ401)。
認証開始時、もしくは、バッテリ温度検出時、つまりサーミスタの情報を入手したい場合には、CPU51からマスタ認証回路52へ復帰パルスを送出する。マスタ認証回路52は、復帰パルスを受信すると、コマンド待ちとなる(ステップ302,303)。即ち、低消費電力モードから通常モード、つまり、動作状態への復帰を行う(ステップ303)。CPU51は、本体側の認証回路(マスタ認証回路52)に対し、認証時は認証開始コマンドを、サーミスタの電圧測定時はサーミスタ電圧測定コマンドを送出する。
マスタ認証回路52は、CPUからの認証開始コマンドを受けると、スレーブ認証回路11へ復帰パルスを送出する(ステップ304、305)。そしてその後で認証コマンドを送出する(ステップ306)。また、サーミスタ電圧測定開始コマンドを受けた場合もスレーブ認証回路11に対して、復帰パルスを送出する(ステップ304,311,312)。そしてその後でサーミスタ電圧測定コマンドを送出する(ステップ313)。いずれの場合も復帰パルスやコマンドは、入出力端子ライン53に送出され、バッテリ側の入出力端子13を介しスレーブ認証回路11へ送られる。
スレーブ認証回路11は、入力バッファ27を介し、図3に示す通信制御回路部81を経て、コントローラ82でマスタ認証回路52から送信されてきた復帰パルスを受け、低消費電力モードから通常モードに復帰する。即ち、スレーブ認証回路のコントローラ82はコマンド待ちの状態になる(図4のステップ401、402、403)。その後コントローラ82は、マスタ認証回路52から送信されてきたコマンドを解析し、認証開始コマンドか、サーミスタ電圧測定コマンドかを判断し、その判断結果に応じてそれぞれの処理を行う(ステップ404又は404,411)。
つまり、コントローラ82は、図示しないデコーダ回路とセレクタとを有する。具体的には、デコーダで認証開始コマンドと解読すると、セレクタで認証情報84を選択する。つまり、認証開始コマンドであれば、認証情報をスレーブ認証回路11からマスタ認証回路52へ送信する(ステップ405)。また、デコーダでサーミスタ電圧測定コマンドと解読すると、A/D制御回路部83を選択し、A/Dコンバータ25を動作させる制御信号をA/D制御回路部から送出し、A/Dコンバータ25を用いて分圧電圧を測定してデジタル出力させる(ステップ412)。そして、A/D制御回路部83はその測定結果、つまりデジタル変換された電圧情報をコントローラ82へ送出する。
コントローラ82は、そのデータを通信制御回路部81を経て出力バッファ28、入出力端子13、53及び入力バッファ63を介してマスタ認証回路52へ返送する(ステップ413)。なお、A/Dコンバータ25は一旦データを出力すると、その後に電圧測定コマンドを受けるまでは休止状態となるよう設定されている。
マスタ認証回路52は返送された情報により(ステップ307又は314)、CPU51に結果を返す。(ステップ308又は315)。CPU51は返された結果により、必要な機器の制御を行う。例えば、サーミスタの温度が異常に高温になっていたり、認証結果に異常があったりすれば、本体側電子機器から警報を出したり、バッテリの電源回路を遮断したりする。マスタ認証回路52ならびにスレーブ認証回路11は、自動的に低消費電力モード、つまり、待ち受け状態へ移行する。この場合、前述のようにA/Dコンバータ25も待ち受けモードになっている。これにより、一連の確認操作が一旦終了する(ステップ301、401)。この機能を有することで、消費電力を最小化することができ、バッテリの消耗を防ぐという効果を有する。
以上のように、本発明の第1の実施例によれば、端子の増加を行わずに認証機能を使用できる。背景技術においては、温度センサであるサーミスタの出力ともいうべき分圧電圧(アナログデータ)がそのまま入出力端子13に印加されていたが、本実施例においては、この出力、つまり分圧電圧は変換器を介しデジタルデータとして入出力端子13,53に加えられることになる。デジタルデータは、ハイレベル、ローレベルのいずれかで構成されているので、不定領域の電圧は有しない。従って、不定領域電圧が入出力端子に加わらないので認証回路の入力バッファ27,63に不定領域電圧が印加されることはない。このため、温度測定の際の認証回路の誤動作や、消費電流の異常などの問題が解消され、適切な温度測定が行える。
また、本発明を別の観点から捉えると、背景技術と異なり、温度センサの一種であるサーミスタの分圧電圧(端子電圧)は、入出力端子13と異なる端子18に印加され、変換器、つまり変換回路を介して入出力端子13に印加される。つまり、入出力端子に分圧電圧が直接加わらない様に構成しているので、認証回路の入力バッファ27,63に不定領域電圧が印加されることはないとも言える。このため、温度測定の際の認証回路の誤動作や、消費電流の異常などの問題が解消され、適切な温度測定が行える。更に認証回路は、コントローラ部、つまりコントローラ82と認証情報保持部、つまり認証情報84をその内部に有し、入出力端子13を介して受信した認証開始コマンド又は前記温度センサ出力コマンドに対応してコントローラ82が認証情報保持部に前記認証データの送出、又は前記変換器に前記出力データの送出の指示を行うことにより、端子の増加を伴わず、送受信が円滑にできるという付加的な効果も有する。
次に本発明の第2の実施例について図6を用いて説明する。本発明の第2の実施例は要説すると第1の実施例のマスタ認証回路52をCPU(中央処理装置)71に取り込み、マスタ認証回路72としたものである。なお、マスタ認証回路72自体の回路構成及び機能は、実施例1と同様であるので詳細な説明は省略する。また、図2に示されていた入力バッファ63,出力バッファ64と同様に入力バッファ、出力バッファがマスタ認証回路72と通信回路74の間に存在するが図示は省略している。第2の実施例では、通信回路64を介してスレーブ認証回路11からのデータを受け取り、マスタ認証回路72や温度判断回路76へ送信する。マスタ認証回路72は、入出力端子53から見て通信回路74よりも後ろにあり、CPU71に含まれる。つまり、実施例2の構成によれば、CPU1個、1チップで構成できる。従って、マスタ認証回路52とCPU61の2チップで構成していた実施例1に比べて面積的に有利となる。
本発明の第3の実施例について、その変形例も併せて図7(a)、(b)、(c)を用いて説明する。図7(a)は、要するに実施例1で用いた抵抗14及びサーミスタ13を半導体集積回路の中に取りこみ、バッテリ認証回路31として一体化したものである。従って抵抗24、サーミスタ22は半導体集積回路内の素子部分の一部に存在する。この抵抗24、サーミスタ22の構成は公知の手段に基づいて行うので詳細の記載は省略する。また、端子41は、通常、レギュレータ19(実施例1参照)に接続されるが、回路構成等によっては、必ずしもレギュレータは必要としない。また、実施例3はこのように、半導体集積回路1チップから構成されており、実施例1に比較して大幅に小型化できるという格別な効果を有する。その他の部分は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
また、図7(b)のバッテリ認証回路は、図7(a)の変形例であり、半導体集積回路1チップから構成されている。このバッテリ認証回路32は端子41を有しない。そのため、内部構成が前述のバッテリ認証回路31と少し異なる。電源電圧とVREFが共通になっているデバイスに関しては、より有効な例であり、端子41が不要になる効果もある。(この場合、R24はVDDに接続されることとなる)
更に、図7(c)は、実施例1のレギュレータ19を半導体集積回路へ内蔵し、1チップとした別な変形例である。レギュレータが必要な場合にはこのバッテリ認証回路33の構成をとり、レギュレータ29として内蔵すれば小型化という点ではより効果が大きくなる。なお、抵抗24は、以上第3の実施例の変形例も含めた3つの具体例において図示していないが、外付けという選択を取ることができるのはいうまでもないことである。更に図示していないが、上記の3種類の実施例とも、半導体集積回路1チップでなく、複数のチップで構成しても良いことは勿論である。
デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯電話、プリンタ等の携帯型電子機器に装着されるバッテリパックの認証の用途に適用できる。
本発明の原理的・特徴的な構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施例に係るバッテリパックと携帯型電子機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るスレーブ認証回路11等の詳細なブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る本体側認証回路の動作フローである。 本発明の第1の実施例に係るバッテリ側認証回路の動作フローである。 本発明の第2の実施例に係る本体側のCPUの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例に係るバッテリ認証回路の構成を示すブロック図であり、 変形例も含めて(a)、(b)、(c)の3種類を示す。 従来の装置の認証回路における温度検出センサの伝送線と認証データの通信線とを共用する構成を示すブロック図である。 従来の装置の認証回路における温度検出センサの伝送線と認証データの通信線とを共用する構成を示すブロック図における他の例である。
符号の説明
10 31,32,33 バッテリ認証回路
51、71 CPU
52,72 マスタ認証回路
11 スレーブ認証回路
12 22 サーミスタ(温度センサ)
13 23 入出力端子(バッテリ側)
14 24 抵抗
15 バッテリ(BAT)
16 VDD(バッテリ側)
17 GND(バッテリ側)
18 サーミスタの分圧電圧の出力端
19 29 レギュレータ
25 A/Dコンバータ
27 63 入力バッファ
28 64 出力バッファ
51、71 CPU
53 入出力端子(本体側)
54 74 通信回路
55 76 温度判断回路
56 VDD端子(本体側)
57 GND端子(本体側)
59 75 認証結果処理回路
81 スレーブ認証回路11の通信制御回路部
82 スレーブ認証回路11のコントローラ
83 スレーブ認証回路11のA/D制御回路部
84 スレーブ認証回路11の認証情報部

Claims (8)

  1. 入出力端子と、
    前記入出力端子に接続される認証回路と、
    基準電源に接続される温度センサと、前記温度センサの出力をデジタル変換する変換器とを有し、
    前記変換器からの出力データの送出、及び認証データの送出が前記入出力端子を介して行われることを特徴とするバッテリ認証回路
  2. 請求項1において、前記認証回路はコントローラ部と認証情報保持部をその内部に有し、前記入出力端子を介して受信した認証開始コマンド又は前記温度センサ出力コマンドに対応して、前記コントローラ部が、前記認証情報保持部に前記認証データの送出、又は前記変換器に前記出力データの送出の指示を行うことを特徴とするバッテリ認証回路。
  3. 請求項1乃至2において、前記認証回路は、認証情報の送出及び温度測定に際し、前記入出力端子を介して受けた所定のコマンドにより、待機状態から動作状態へ移行することを特徴とするバッテリ認証回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか一に記載のバッテリ認証回路を有することを特徴とするバッテリパック。
  5. 請求項1〜3記載のバッテリ認証回路、または請求項4記載のバッテリパックに接続されて認証動作を行う携帯型電子機器であって、
    前記のバッテリ認証回路又は前記バッテリパックの前記入出力端子に接続される本体側入出力端子と、CPUとを有し、
    前記CPUは、前記バッテリ認証回路に前記所定のコマンドを送出することを特徴とする携帯型電子機器。
  6. 請求項5において、本体側にマスタ認証回路を更に有し、前記CPUの指示により、マスタ認証回路が前記バッテリの認証作業を行うことを特徴とする携帯型電子機器。
  7. 請求項5において、前記CPUは更にマスタ認証回路を内部に有し、前記マスタ認証回路が前記バッテリの認証作業を行うことを特徴とする携帯型電子機器。
  8. 請求項5〜7において、前記CPUの指示により、前記所定のコマンドが前記認証回路へ送出された後に所定の認証作業、温度判断作業が終了後、認証または温度判断回路は待機状態となることを特徴とする携帯型電子機器
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