JP2006185395A - 表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】処理内容を階層化し、アイコンを利用して表示する表示システムの使い勝手の向上と表示制御プログラムの開発コストの低減との少なくとも一方を図る。
【解決手段】スクリーン印刷機の作業を上位分類,下位分類,下位分類に対応する処理内容に階層化し、上位アイコン群表示領域320に上位分類作業を表す上位アイコン332を、下位アイコン群表示領域322に下位分類作業を表す下位アイコン342を、処理内容表示領域326に処理内容を表示する。選択した上位アイコン332の個別上位アイコン表示領域334と、作業中の下位分類作業を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344とを同じ色で表示し、上位アイコン332と下位アイコンとを関連付ける。表示装置300に補助ボード304を取り付け、上位アイコン説明カード374,下位アイコン説明カード376,マニュアル380を保持させ、アイコン等の意味をオペレータに教える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、表示システムに関するものであり、特に、コンピュータにより制御プログラムに従って制御される生産システムに関連する一連の作業を支援するための表示を行う表示システムに関するものである。
この種の表示システムは、例えば、特許文献1により既に知られている。特許文献1に記載の表示システムは、電子回路部品をプリント回路基板に装着するシステムに設けられ、作業者や管理者(表示システムの操作者として、システムオペレータと総称する)が表示システムを用いて電子回路部品装着装置に作業を行わせたり、データの確認等を行うようにされている。これら作業は、5段階に階層化されており、システムオペレータが上位階層から下位階層へ順次たどることにより、目的とする作業を表示画面に表示させ、電子回路部品装着装置に目的とする動作をさせるように構成されている。これら5段階の各階層における表示は、言葉で為されたり、アイコンにより為されたりする。この表示システムにおいては、第三階層の作業がアイコンで表示され、第一階層および第二階層の各作業と共に表示画面に表示される。第一,第二階層の各作業はそれぞれ言葉によって表示され、第二階層に含まれる複数の作業の1つが選択されることにより、その作業に含まれる第三階層の複数の作業をそれぞれ表すアイコンが、その意味の記載と共に表示画面に表示される。作業をアイコンにより表示すれば、アイコンの図柄によって作業内容がわかり、システムオペレータの使用言語を問わず、誰にでも作業内容がわかり、目的とする作業を選択することができる。アイコンの意味の記載が表示されれば、システムオペレータにより確実にアイコンの意味がわかる。アイコンの選択による第三階層の作業の選択により、表示画面は、アイコン表示に替わって、第四階層の複数の作業を表示させることができる画面に切り替わり、表示画面中の表示切替部の操作により、第四階層の複数の作業が表示画面に選択的に表示される。そして、更に、第四階層に属する複数の作業の1つが選択されることにより、表示画面は、別の表示切替部の操作により、第五階層の少なくとも1つの作業のうちの1つが表示画面に選択に表示される画面に切り替えられる。
特開2004−165522号公報
しかしながら、上記公報に記載の表示システムは、複数階層の作業のうち、アイコンで表示される階層は第三階層のみであり、使い勝手がよいとは言い難い。また、アイコンと共に、アイコンの意味の記載が表示されるため、例えば、表示システムが使用言語を異にする複数の国で使用される場合、アイコンの意味の記載を国毎の使用言語で表示することが必要であり、表示制御プログラムの開発工数,開発コストが増大する。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、コンピュータにより制御プログラムに従って制御される生産システムに関連する一連の作業を支援するための表示を行う表示システムであって、表示事項が複数階層に分類されるとともに、表示事項の表示にアイコンを利用した表示システムの使い勝手を向上させることと、表示制御装置の作動を制御する表示制御プログラムの開発工数,開発コストを低減させることとのの少なくとも一方を課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、コンピュータにより制御プログラムに従って制御される生産システムに関連する一連の作業を支援するための表示を行う表示システムを、(a)表示画面上に、複数の上位分類の各々を表す上位アイコンとそれら複数の上位分類の各々の下位の分類である複数の下位分類を表す下位アイコンとを互いの関連が理解できる状態で表示するアイコン群表示領域と、前記複数の下位分類の各々に対応する1つ以上の処理内容の各々を選択的に表示する処理内容表示領域とが設定された表示装置と、(b)その表示装置に接続され、前記上位アイコンの選択に応じてその選択された上位分類の下位分類を表す複数の下位アイコンを前記アイコン群表示領域に表示させるアイコン表示部と、それら複数の下位アイコンの1つの選択に応じてその選択された下位アイコンの処理内容を表す表示を前記処理内容表示領域に表示させる処理内容表示部とを含む表示制御装置とを含むものとしたことを特徴とする。
生産システムには、プリント回路板の生産工程の少なくとも一部に使用される対プリント回路基板作業システム、加工工具によって被加工物に加工を施す加工システム、製品を組み立てる組立システム等、種々のシステムが含まれる。
また、生産システムは、生産機械を1台含むシステムでもよく、生産機械を複数台含み、生産ラインを構成するシステムでもよい。複数台の生産機械は同種の生産作業を行う機械でもよく、異種の生産作業を行う機械でもよい。
本発明に係る表示システムにおいては、生産システムに関連する一連の作業が階層化されて表示されるのであるが、複数の上位分類の作業と、それら上位分類のうちの1つであって、選択された上位分類の複数の下位分類の作業と、選択された下位分類の作業に対応する1つ以上の処理内容とが同時に、かつ、上位アイコンと下位アイコンとが互いの関連が理解できる状態で表示画面に表示される。しかも、上位分類の作業および下位分類の作業はアイコンにより表されるため、システムオペレータは、上位分類の作業および下位分類の作業の内容を理解し易く、処理内容表示領域に表示されている処理内容と、下位分類の作業および上位分類の作業との関係を容易に把握し、現に行っている作業が全部の作業において占める位置を容易に把握することができ、作業を円滑に進めることができる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項と(14)項とを合わせたものが請求項1に相当し、(3)項と(14)項とを合わせたものが請求項2に、(4)項と(14)項とを合わせたものが請求項3に、(5)項と(14)項とを合わせたものが請求項4に、(10)項と(14)項とを合わせたものが請求項5に、(11)項と(14)項とを合わせたものが請求項6に、(15)項と(16)項とを合わせたものが請求項7に、(20)項が請求項8に、(14)項と(22)項と(23)項とを合わせたものが請求項9に、(24)項が請求項10に、(25)項が請求項11に、(14)項と(22)項と(28)項とを合わせたものが請求項12に、(35)項が請求項13にそれぞれ相当する。
請求項1ないし12のうち、複数の項の組合わせによる請求項の発明によれば、組合わせを構成する複数の項の各々に係る発明の作用および効果が得られる。
(1)表示画面上に、複数の上位分類の各々を表す上位アイコンとそれら複数の上位分類の各々の下位の分類である複数の下位分類を表す下位アイコンとを互いの関連が理解できる状態で表示するアイコン群表示領域と、前記複数の下位分類の各々に対応する1つ以上の処理内容の各々を選択的に表示する処理内容表示領域とが設定された表示装置と、
その表示装置に接続され、前記上位アイコンの選択に応じてその選択された上位分類の下位分類を表す複数の下位アイコンを前記アイコン群表示領域に表示させるアイコン表示部と、それら複数の下位アイコンの1つの選択に応じてその選択された下位アイコンの処理内容を表す表示を前記処理内容表示領域に表示させる処理内容表示部とを含む表示制御装置と
を含む表示システム。
本表示システムは、生産システムに限らず、上位分類,下位分類および下位分類に対応する処理内容に分類される処理が行われるシステムにおいて、アイコンによる表示等によりシステムオペレータの作業を支援し、処理の円滑な実行を可能とする。
表示システムは、システムオペレータがコンピュータによる作業のみを行うシステムについて、システムオペレータによる作業を支援するものでもよいのであり、例えば、データベースを作成するシステムのように、コンピュータがシステムオペレータにより入力されるデータをプログラムに従って分類する等の処理を行い、それら処理が上位分類,下位分類および下位分類に対応する処理内容に分類される場合、それらを表示画面に表示してシステムオペレータに示しつつ、必要に応じてシステムオペレータに作業を行わせるのである。
(2)前記表示画面が矩形を成し、前記複数の上位アイコンと前記複数の下位アイコンとがそれぞれ前記矩形の互いに隣接する2辺の各々に沿って表示される(1)項に記載の表示システム。
上位アイコンと下位アイコンとを区別し易く、また、処理内容表示領域を、表示画面の中央部に広く設けることができる。
さらに、上位アイコンおよび下位アイコンがそれぞれ、表示画面の縁部に表示されるため、例えば、後述するように、アイコンの意味が記載された説明カードを設ける場合、アイコンに近接させて配置し、アイコンとアイコンの意味の記載とを対応付けることが容易である。
(3)前記表示制御装置が、前記複数の下位アイコンを標準の選択順序に対応した順序で並べて表示する順序対応表示部を含む(1)項または(2)項に記載の表示システム。
標準の選択順序は、例えば、一つの処理が行われた後でなければもう一つの処理が実施できないというように、実施すべき順序が必然的に決まる複数の処理の順序や、必然的に決まるわけではないが、処理を能率よく行うために従った方がよい順序等、表示システムの製造メーカが標準と決めた処理順序であり、複数の下位アイコンが処理順序で並べて表示されることにより、例えば、システムオペレータが処理順序を意識しなくても、また、処理順序を知らない初心者でも、適切な順序で作業を行うことができる。下位アイコンの表示の仕方によっては、システムオペレータが作業の進行状況を把握することができるようにすることもできる。順序対応表示部は、標準選択順序教示部ないし処理進行状況表示部でもある。
(4)前記表示制御装置が、前記複数ずつの上位アイコンおよび下位アイコンの少なくとも一方について、あるアイコンに対応する処理がそのアイコンより前に並べて表示されているアイコンに対応する処理である先行処理をスキップして実行可能な処理である場合に、その先行処理をスキップして実行可能な処理に対応する少なくとも1つの先行処理スキップ可アイコンと、先行処理をスキップしては実行不可能な処理に対応する少なくとも1つの先行処理スキップ不可アイコンとを、互いに異なる態様で前記表示装置に表示させる先行処理スキップ可・不可表示部を含む(3)項に記載の表示システム。
スキップ可能な先行処理は、実行順序を変更可能な処理や、実行自体を省略することが可能な処理であり、後者の例としては、ある処理の実行が省略された場合には、その処理で設定されるべきであった値が自動でデフォルト値に設定される処理や、その処理自体が不可欠ではない処理がある。
本項の表示システムによれば、例えば、システムオペレータが上位あるいは下位分類のある処理について、その処理に先行する処理がスキップ可能なものであるか否かを知らなくても、アイコンの表示態様により判断することができ、表示システムの使い勝手が向上する。また、省略可能な処理を省略すれば、それだけシステムオペレータの作業能率が向上する効果が得られる。
(5)前記表示装置が、前記表示画面上に、前記複数の下位アイコンの各々に対応付けて、それら各下位アイコンの表す下位分類の各々に対応する前記1つ以上の処理内容と同数の代替図形を表示する代替図形表示領域が設定されたものであり、前記表示制御装置が、その代替図形表示領域に前記代替図形を表示させる代替図形表示部を含む(1)項ないし(4)項のいずれかに記載の表示システム。
代替図形表示部は、表示が予定されている代替図形のすべてを一律に表示するものとすることも可能であり、その場合でも各下位アイコンに対して予定されている処理がいくつあるかを知ることができる等の効果が得られる。しかし、代替図形が、処理がどこまで終了したかを表すようにしたり、表示画面の処理内容表示領域に表示されている処理内容の位置づけ、すなわち、その処理内容が対応する下位分類中における位置づけやその下位分類を含む上位分類中における位置づけを表すようにしたりする方が有効である。上記両者の違いは、処理内容表示領域における処理内容の表示が戻された場合に特に明瞭となる。前者においては、処理内容表示領域における処理内容の表示が戻されても代替図形の表示は変わらないのに対し、後者においては、処理内容表示領域における処理内容の表示が戻されるにつれて代替図形の表示も戻されるのである。
代替図形が、処理がどこまで終了したかや、処理内容表示領域に表示されている処理内容の位置づけ等を表すようにするためには、予定されている代替図形のすべては表示せず、上記目的に合致する代替図形のみが表示されるようにしても、予定されている代替図形のすべてが当初から表示されるが表示状態が上記目的に合致するものとしないものとで異ならされるようにしてもよい。代替図形の表示状態は、例えば、点灯、点滅、表示色を異ならせる等、種々の態様で異ならせることができる。
処理内容は、表示が1回で済む内容であることもあれば、完了までに複数の画面表示が必要であって、表示の切換えが行われる内容であることもある。後者の場合、1つの処理内容を更に複数に分けて、複数の代替図形により表示するようにしてもよい。
アイコンは、処理内容を表す図柄を有する図形であるのに対し、代替図形は処理内容は表さず、処理内容の存在,数,進行状況等、より単純な内容を表せばよく、アイコンより単純で小形かつ簡易な図形とすることができる。個々の下位アイコンより小さく表示することができるのであり、下位分類が複数の処理内容を含む場合でも、下位アイコンに対応付けて表示することができる。
複数の下位アイコンが標準の選択順序に対応した順序で並べて表示される場合には、上位分類中における処理の進行状況あるいは処理の位置づけをシステムオペレータが把握することができる。複数の下位アイコンのうち、現に処理が実行され、あるいは処理内容が表示されている下位アイコンの表示状態を他の下位アイコンの表示状態と異ならせることによっても、システムオペレータは処理内容の進行状況あるいは処理の位置づけを把握することができるが、代替図形を表示させれば、それよりも更に細かく進行状況等を把握することができ、表示システムの使い勝手がより向上する。
(6)前記代替図形表示部が、少なくとも現に前記処理内容表示領域に表示されている処理内容に対応する代替図形の表示状態を他の代替図形と異ならせる現処理指示部と、既に処理の済んだ複数の処理内容のうち少なくとも実行順序が最後である処理内容に対応する代替図形の表示状態を他の代替図形と異ならせる実行済み処理指示部との少なくとも一方を含む(5)項に記載の表示システム。
現処理指示部や実行済み処理指示部は、該当する処理に対応する代替図形のみの表示状態をそれ以外の代替図形の表示状態と異ならせるものとしても、該当する処理のみならず実行順序がその該当する処理より前であるすべての代替図形の表示状態をそれら以外の代替図形の表示状態とは異ならせるものとしてもよい。例えば、現に処理内容表示領域に表示されている処理内容に対応する代替図形のみが、表示状態を、他の代替図形(現に処理内容表示領域に表示されている処理内容より後の処理内容に対応する代替図形および前の処理内容に対応する代替図形)と異ならされてもよく、現に処理内容表示領域に表示されている処理内容に対応する代替図形およびその処理内容より前の処理内容に対応する代替図形の表示状態を、後の処理内容に対応する代替図形と異ならせてもよいのである。後者の場合、更に、現に処理内容表示領域に表示されている処理内容に対応する代替図形の表示状態と前の処理内容に対応する代替図形の表示状態とを異ならせてもよい。
さらに付言すれば、代替図形についても先行処理スキップ可代替図形と先行処理スキップ不可代替図形とを設け、下位アイコンに対応する1つ以上の処理内容の中で更に先行処理のスキップが為され得るようにしてもよい。代替図形は、アイコンのように処理内容を具体的に表さないが、熟練したシステムオペレータであれば、1つの下位アイコンに対する1つ以上の代替図形の位置によって、どの処理内容を代替しているかがわかり、目指す処理内容へスキップすることができる。この場合、下位アイコンに対応する1つ以上の処理内容が標準の選択順序で表示されるようにされ、処理内容をより細かくスキップすることができ、表示システムの使い勝手が更に向上する。
(7)1回操作される毎に、前記複数の上位アイコンと、前記複数の下位アイコンと、前記複数の代替図形と、前記処理内容表示領域に為される表示との少なくとも一つの選択を順次後順序のものに変更する順行操作部を含む(1)項ないし(6)項のいずれかに記載の表示システム。
例えば、現に表示されている処理内容を実行することなく、処理を次に進めたり、次の処理内容を確認したりすることができる。前者の場合、処理内容をスキップすることとなる。
本項の特徴が(4)項に記載の特徴と併せて採用された場合に特に表示装置の使い勝手が向上する。例えば、表示システムの表示により支援される処理をよく知っている上級のシステムオペレータであれば、上位あるいは下位アイコンにより表示される処理のスキップおよび順行操作部の操作による処理内容の進行により、処理を省略したり、目的とする処理内容に最短で到達したりして迅速に処理を行うことができる。
また、複数の上位アイコンと、複数の下位アイコンと、複数の代替図形と、処理内容の表示との少なくとも一つの選択が1つずつ為されるため、システムオペレータが初心者であっても、必ず全部の処理を処理内容表示領域に表示させることができ、特に、複数の上位あるいは下位アイコンが標準の選択順序に対応した順序で並べて表示される場合、システムオペレータに処理順がわかることと、表示が処理順に切り替えられることとにより、初心者であっても迷うことなく、処理を行うことができる。
表示システムは、1回操作される毎に、複数の上位アイコンと、複数の下位アイコンと、複数の代替図形と、処理内容表示領域に為される表示との少なくとも一つの選択を順次前順序のものに変更する逆行操作部を含むものとしてもよい。逆行操作部を設ければ、例えば、既に終了した処理内容を確認したり、修正したりすることが容易となり、表示システムの使い勝手が更に向上する。
順行操作部と逆行操作部との両方を設ければ、例えば、システムオペレータが任意の順序で処理を行うことも可能である。
(8)情報を記憶する記憶部と、システムオペレータにより操作可能な操作部と、その操作部と記憶部とに接続され、前記操作部の操作に対応した入力情報を前記記憶部に記憶させる情報取得装置とを含む(1)項ないし (7)項のいずれかに記載の表示システム。
操作部は、例えば、マウス,タッチパネル等のポインティングデバイス,キーボード等の入力部、あるいはそれらの2つ以上の組合わせ等、種々の態様で構成される。
処理内容表示領域への表示に従って操作部が操作され、入力された情報は、記憶部に記憶され、例えば、処理内容の実行に使用される。
(9)前記表示画面に入力情報表示領域が設定され、前記表示制御装置が前記情報取得装置により取得された入力情報を入力情報表示領域に表示させる入力情報表示部を含む(8)項に記載の表示システム。
システムオペレータは、例えば、入力した情報を目視し、確認したり、訂正したりすることができる。
(10)前記上位アイコンが1個ずつ表示された個別上位アイコン表示領域と前記下位アイコンが1個ずつ表示された個別下位アイコン表示領域との少なくとも一方が、指で触れることによりそのアイコンにより表示される処理の選択を入力可能なタッチスイッチであり、その少なくとも一方が、横寸法より縦寸法が大きい縦長の形状を有する(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の表示システム。
個別上位アイコン表示領域および個別下位アイコン表示領域は、指で触れることにより上位アイコンおよび下位アイコンを選択することができる領域であり、必ずしも表示画面に表示されることは不可欠ではない。
システムオペレータが、アイコン表示領域に触れる際に指が縦方向に多少ずれても個別アイコン表示領域からはみ出すことがなく、確実にアイコンにより表示される処理を選択し、実行を指示することができる。
(11)前記複数の上位分類を表すアイコンと前記複数の下位分類を表すアイコンとが表示状態の同一性によって関連付けられた(1)項ないし(10)項のいずれかに記載の表示システム。
上位アイコンと下位アイコンとの関連が目視により容易にわかる。
(12)前記表示状態の同一性が、前記上位アイコンと前記下位アイコンとの色と、前記個別上位アイコン表示領域の色と前記個別下位アイコン表示領域の色と、それらアイコンと個別アイコン表示領域との一方の背景の色との少なくとも1つの同一性を含む(11)項に記載の表示システム。
色により、上位分類と、上位分類に属する下位分類とを対応付けることができ、システムオペレータによる関連性の理解も容易であり、上位アイコンと下位アイコンとの表示状態による同一性の関連付けも容易に行うことができる。
(13)前記表示制御装置が、前記上位アイコンと前記下位アイコンとの少なくとも一方と関連付けて、その一方のコード符号を前記表示装置に表示させるコード符号表示部を含む(1)項ないし(12)項のいずれかに記載の表示システム。
例えば、故障発生時に、故障発生状況をコード符号によって補修者に正確に伝達したり、記録したりすることができる。
(14)当該表示システムが、コンピュータにより制御プログラムに従って制御される生産システムに関連し、システムオペレータにより行われる複数の作業を支援するための表示を行うものである(1)項ないし(13)項のいずれかに記載の表示システム。
(15)前記生産システムがプリント回路板の生産工程の少なくとも一部に使用される対プリント回路基板作業システムであり、前記下位分類が、その対プリント回路基板作業システムに関連する作業を含む(14)項に記載の表示システム。
プリント回路基板には、未だ全く電子回路部品が装着されていないプリント配線板,プリント配線の一部に電子回路部品が装着されているのみで未だ電気的に接合されていないプリント配線板,両面の一方に電子回路部品が装着されるとともに、既に電気的に接合されて電子回路部品の実装が完了したプリント回路板,それらの間の過程にある半製品が含まれる。回路基板は電子回路部品が装着される部品装着基板でもあり、部品装着基板には更に、ガラス基板が含まれる。
対プリント回路基板作業システムに関連する作業は様々であるが、それら作業の実行が表示システムによる表示により支援され、システムオペレータは円滑にかつ迅速に作業を行うことができる。
(16)前記上位分類が、少なくとも、前記プリント回路板の生産のための制御プログラムの実行に必要なデータの入力,前記制御プログラムの選択,段取替え,試運転の少なくとも1つを含む「プログラム準備」と、前記制御プログラムに従った「自動運転」とを含む(15)項に記載の表示システム。
プログラム準備および自動運転は、対プリント回路基板作業システムにおいて不可欠な作業であり、それらが上位分類とされることにより、対プリント回路基板作業システムにおいて行われる多数の作業が、システムオペレータにより効率良く行われる分類に分けられる。
プログラム準備は、自動運転より先に行われるのが普通であり、それらを表す上位アイコンは、上位アイコンを表示する上位アイコン群表示領域において実行順に表示されることが望ましい。これらの他に上位分類が設定される場合にも、それらのうち、作業順序が決まっている作業があれば、それら上位分類を表す上位アイコンは、上位アイコン群表示領域に作業順序で並べて表示されることが望ましい。
(17)前記プリント回路板の生産工程の少なくとも一部が、プリント回路基板を支持するプリント回路基板支持装置と、電子回路部品を保持する部品保持ヘッドと、それらプリント回路基板支持装置と部品保持ヘッドとを相対移動させる第一相対移動装置とを備えた部品装着機により行われる部品装着工程を含み、前記複数の作業が、前記第一相対移動装置を制御する制御プログラムの選択,プリント回路基板の寸法設定,段取替え,プリント回路基板の基準マークの指定,試し装着の少なくとも1つを含む(16)項に記載の表示システム。
プリント回路基板への電子回路部品の装着に関連し、システムオペレータにより行われる複数の作業が表示システムによる表示により支援され、作業が容易になる。
(18)前記プリント回路板の生産工程の少なくとも一部が、プリント回路基板を支持するプリント回路基板支持装置と、そのプリント回路基板支持装置に支持されたプリント回路基板に印刷マスクを通してクリームはんだを印刷するスキージヘッドと、それらプリント回路基板支持装置とスキージヘッドとを相対移動させる第二相対移動装置とを備えたスクリーン印刷機により行われるはんだ印刷工程を含み、前記複数の作業が、前記第二相対移動装置を制御する制御プログラムの選択,プリント回路基板および印刷マスクの寸法設定,段取替え,プリント回路基板の基準マークの指定,試刷りおよび印刷条件設定の少なくとも1つを含む(16)項または(17)項に記載の表示システム。
プリント回路基板へのクリームはんだの印刷に関連し、システムオペレータにより行われる複数の作業が表示システムによる表示により支援され、作業が容易になる。
(19)前記プリント回路板の生産工程の少なくとも一部が、プリント回路基板を支持するプリント回路基板支持装置と、接着剤をスポット状に塗布する塗布ヘッドと、それらプリント回路基板支持装置と塗布ヘッドとを相対移動させる第三相対移動装置を備えた接着剤塗布機により行われる接着剤塗布工程を含み、前記複数の作業が、前記第三相対移動装置を制御する制御プログラムの選択,プリント回路基板の寸法設定,段取替え,プリント回路基板の基準マークの指定,試し塗布および塗布条件設定の少なくとも1つを含む(16)項ないし(18)項のいずれかに記載の表示システム。
プリント回路基板への接着剤の塗布に関連し、システムオペレータにより行われる複数の作業が表示システムによる表示により支援され、作業が容易になる。
(20)前記上位分類がさらに、前記プリント回路板の生産工程の少なくとも一部を実行する1台以上の作業機の各々の清掃を含む「後片づけ」と、前記1台以上の作業機の状態を設定する「装置設定」との少なくとも一方を含む(16)項ないし(19)項のいずれかに記載の表示システム。
例えば、表示システムが1台の作業機に設けられる場合、作業機を構成する複数の装置の各々において後片づけを行う個所があれば、上位分類として「後片づけ」を設定することにより、作業機構成装置の違いを越えて後片づけ作業がまとめられる。そのため、作業機構成装置を選択しなくても、個々の構成装置における後片づけ個所を選択することができ、複数の後片づけをまとめて能率良く行うことができる。
生産システムが複数の作業機を含み、表示システムがそれら作業機に共用される場合、各作業機における「後片づけ」をまとめて行うこともできる。
(21)前記作業機が、プリント回路基板を支持するプリント回路基板支持装置と、そのプリント回路基板支持装置に支持されたプリント回路基板に印刷マスクを通してクリームはんだを塗布するスキージヘッドと、それらプリント回路基板支持装置とスキージヘッドとを相対移動させる第二相対移動装置とを備えたスクリーン印刷機を含み、前記「後片づけ」が前記印刷マスクの清掃と前記スキージヘッドの清掃との少なくとも一方を含む(20)項に記載の表示システム。
印刷マスクの清掃とスキージヘッドの清掃との両方が行われる場合、それらをまとめて能率良く行うことができる。
(22)前記表示装置に、前記表示画面と関連付けて取り付けられ、表示画面による表示を補助する補助ボードを含む(1)項ないし(21)項のいずれかに記載の表示システム。
補助ボードがあれば、例えば、表示制御プログラムの開発工数および開発コストを削減しつつ、表示画面による表示の内容の理解が容易で使い勝手の良い表示システムが得られる。
(23)前記補助ボードを前記表示装置に着脱可能に取り付ける取付装置を含む(22)項に記載の表示システム。
取付装置は種々の態様で構成される。例えば、複数のボルトやねじにより補助ボードを取り付ける装置でもよく、1対のレールを備え、それらレールの間へ補助ボードを挿入して取り付ける装置でもよく、フックを備え、補助ボードに設けられた係合部をフックに係合させることにより取り付ける装置でもよく、マグネットと磁性材料製の被取付部とにより補助ボードを取り付ける装置でもよく、嵌合穴と嵌合突部との一方を備え、補助ボードに設けられた嵌合穴と嵌合突部との他方との嵌合により、補助ボードを取り付ける装置でもよく、表示画面の左右両側および下側にわたって延び、表示装置の前面との間に補助ボードを挿入可能な隙間を有して設けられたボード受け部を備え、補助ボードを受ける装置でもよい。
補助ボードは表示装置に着脱可能に取り付けられるため、例えば、交換したり、補助ボードが不要になれば外したりすることができる。
(24)前記補助ボードが、めくることが可能な複数頁に、説明が記載されたマニュアルと、そのマニュアルを着脱可能に保持するマニュアル保持部とを備えた(22)項または(23)項に記載の表示システム。
マニュアルには、例えば、処理内容表示領域に表示された処理内容の意味が記載される。表示システムにエラーが生じ、処理内容表示領域にエラーの種類が記号により表示される場合、エラーの意味がマニュアルに記載される。アイコンの意味が記載されてもよい。マニュアルを設ければ、例えば、表示画面における表示を文字を全く用いることなく行うことができ、例えば、表示制御プログラムの開発工数,開発コストを低減させることができる。
例えば、処理内容表示領域にエラーが表示される場合、複雑なエラー内容を表示画面上で説明しなくてよく、説明のための表示制御プログラムの開発が不要となる。
また、表示システムが日本のみならず、外国でも使用される場合、言語の違いにマニュアルにより対応すればよく、言語別の表示制御プログラムの開発が不要である。言語毎にマニュアルを作成することは、表示制御プログラムの開発に比較して容易であり、表示システムが使用される国の言語で書かれたマニュアルを表示システムに保持させればよい。同じ国でもシステムオペレータの使用言語が複数種類に異なる場合、その使用言語の違いにも、言語別のマニュアルにより対応することもできる。また、例えば、生産システムの制御プログラムをバージョンアップした場合、それに対応したマニュアルを言語別に作成して表示システムに保持させればよく、言語の違いに対応する表示制御プログラムの開発を待つことなく、表示システム、あるいは表示システムにより作業が支援される生産システムを早期にリリースすることができる。
また、表示システムが生産システムに設けられる場合、生産システムの導入時にシステムオペレータがマニュアルを参照することにより処理手順を学習し易く、作業性も向上する。
システムオペレータが熟練してきてマニュアルが不要になれば、補助ボードから容易に外すことができ、外した後のマニュアル保持部を、例えば、システムオペレータのメモホルダとし、日常のメンテナンスをメモに記録したりすることができる。
また、表示画面に処理内容等を表示させたままの状態で、表示システムから離れることなく、その場で意味を調べることができ、表示システムの使い勝手が向上する。
さらに、マニュアルはマニュアル保持部に着脱可能に保持されて簡単に交換可能であり、例えば、表示制御プログラムのバージョンアップに伴ってマニュアルもバージョンアップされた場合に最新のマニュアルに交換したり、システムオペレータの使用言語に合わせてマニュアルを交換したりすることができる。
これらの効果は、補助ボードが説明カードおよびカード保持部を備える場合にも同様に享受することができる。
(25)前記マニュアルが複数のタッグを有し、前記表示制御装置が、それら複数のタッグのうち、前記表示画面の処理内容表示領域に表示された前記1つ以上の処理内容と関係の有るタッグを指示するタッグ指示図形を前記表示装置に表示させるタッグ指示図形表示部を含む(24)項に記載の表示システム。
タッグは、例えば、マニュアルの複数頁の各々に少なくとも1つ設けられるとともに、全部のタッグは、その少なくとも一部が重なることがないように設けられる。したがって、タッグ指示図形は、その表示位置によってタッグを指示することができ、それにより、タッグが設けられた頁であって、システムオペレータが参照する頁が指示され、システムオペレータは自分で参照頁を探さなくてよく、迅速に説明を得ることができる。タッグは、説明内容を複数の単位に分類し、各単位毎に設けてもよい。その場合、タッグは少なくとも1頁について1つ設けられることとなる。
(26)前記マニュアルの少なくとも1頁の複数の領域の各々に1つずつの事項の説明が各事項ごとに異なる色または異なる色の背景で記載されており、前記タッグ指示図形表示部が、前記タッグを指示するタッグ指示図形とその背景とのいずれか一方を、現に前記表示装置の前記処理内容表示領域に表示されている事項と対応する説明の記載とその記載の色または背景の色と同じ色で表示させるものである(25)項に記載の表示システム。
色の一致により、タッグ指示図形によるタッグの指示によって教示された参照頁のうちのどの部分を見ればよいかが案内され、システムオペレータは迅速に説明を参照することができ、表示システムの使い勝手が更に向上し、表示システムの表示により処理が支援されるシステムの処理性が向上する。
(27)前記マニュアルにそのマニュアルのバージョンナンバが記載されており、前記表示制御装置が、その表示制御装置の作動を制御する表示制御プログラムのバージョンナンバを前記表示装置に表示させるバージョン表示部を含む(24)項ないし(26)項のいずれかに記載の表示システム。
本項の表示システムによれば、表示制御プログラムのバージョンナンバとマニュアルのバージョンナンバとを照合し、表示制御プログラムと同じバージョンナンバのマニュアルを使用することにより、説明が間違ったり、説明がマニュアルに記載されていない等の事態の発生が回避される。
特に、(25)項または(26)項に記載の表示システムにおいて表示制御プログラムは、そのバージョンに応じた制御による処理内容を説明するマニュアルについて、処理内容表示領域に表示された1つ以上の処理内容と関係のあるタッグを指示するタッグ指示図形を表示装置に表示させるため(特に、(26) 項に記載の表示システムにおいては、処理内容表示領域に表示された事項を説明するマニュアルの頁および説明個所をタッグ指示図形が指示するようにされるため)、マニュアルにバージョンナンバを記載することは有効である。
但し、表示制御プログラムについてバージョンアップが為されても、プログラムの主要部は変更されないことが多いため、表示制御プログラムのバージョンと同じバージョンのマニュアルを使用することは不可欠ではない。
後述する説明カードについてバージョンナンバを記載する場合も同様である。
(28)前記補助ボードが、前記表示画面に表示されるアイコンの意味が各アイコンとの関係を理解可能な状態で記載された説明カードと、その説明カードを着脱可能に保持するカード保持部とを備えた(22)項ないし(27)項のいずれかに記載の表示システム。
アイコンの意味は、例えば、アイコンの意味と共にアイコンを記載したり、アイコンの意味の記載を、アイコン群表示領域におけるアイコンの表示順序と同じ順序で記載することにより、アイコンとの関係を理解可能な状態で記載することができる。
本項の表示システムによれば、表示画面にアイコンと共にアイコンの意味を表示させなくてもシステムオペレータにアイコンの意味を教えることができる。アイコンは、処理内容を図柄で表し、説明が添付されていなくても、アイコンを見れば、その意味を理解できる場合が多いが、例えば、システムオペレータの熟練度や処理内容によっては、意味を正確に把握することができない場合があり、説明カードを設ければ、文字によって意味を教えることができ、システムオペレータはアイコンの意味を迅速にかつ正確に理解することができる。特に、アイコンの意味が複雑な場合や、エラーの発生が処理内容表示領域に表示され、エラーの内容が複雑な場合、図柄のみでは意味を正確に伝え難いが、説明カードの補助により正確に把握することが可能となる。また、説明カードによりシステムオペレータによるアイコンの意味の記憶が補助され、アイコンの意味を覚え易く、表示システムの表示により処理が支援されるシステムの導入時におけるアイコンの意味やシステム操作の学習が容易となる。説明カードは、カード保持部により着脱可能に保持され、容易に交換したりすることができる。
(29)前記説明カードにおいて、(i)前記複数のアイコンの色と、(ii)アイコンが1個ずつ表示された個別アイコン表示領域の色と、(iii)複数のアイコンの意味の記載の色と、(iv)アイコンと個別アイコン表示領域とのいずれか一方およびアイコンの意味の記載の背景の色との4つのうち少なくとも1つが互いに異ならされており、前記表示制御装置が、前記アイコン群表示領域の複数のアイコンの各々を、それらアイコンの色と、アイコンが1個ずつ表示された個別アイコン表示領域の色と、アイコンと個別アイコン表示領域とのいずれか一方の背景の色との少なくとも1つが、それらアイコンの各々に対応する前記説明カードの複数のアイコンの色と、個別アイコン表示領域の色と、複数のアイコンの意味の記載の色と、アイコンと個別アイコン表示領域とのいずれか一方およびアイコンの意味の記載の背景の色との少なくとも1つと同じ色となる状態で表示させるアイコン同一色表示部を含む(28)項に記載の表示システム。
例えば、説明カードに、アイコンの意味のみが記載される場合、複数のアイコンの意味の記載の色とそれら記載の背景の色とのいずれか一方が互いに異ならされ、アイコン同一色表示部は、複数のアイコンの各々を、それらアイコンの色または背景の色が、それらアイコンの各々に対応する複数の意味の記載または背景の色と同じ色になる状態で表示させる。
また、説明カードにアイコンの意味の記載と共にアイコンも記載される場合、アイコン群表示領域のアイコンを、説明カードのアイコンとアイコンの意味の記載との少なくとも一方の色と同じ色となる状態で表示させてもよく、アイコン群表示領域のアイコンの背景を、説明カードのアイコンおよびアイコンの意味の記載の背景の色と同じ色となる状態で表示させてもよい。
表示画面に表示されたアイコンと説明カードに記載されたアイコンの意味の記載とを色により照合し、迅速にかつ正確に目的とするアイコンの意味の記載を探し、意味を知ることができる。
(30)前記説明カードの、前記複数のアイコンの意味を記載した複数の領域が、それら領域の記載と対応するアイコンと互いに隣接する位置に設けられた(28)項または(29)項に記載の表示システム。
アイコンの隣に説明カードのアイコンの意味の記載があり、アイコンとアイコンの意味とが位置により対応付けられ、アイコンの意味の記載を探し易く、迅速にかつ正確に意味を知ることができる。
(31)前記説明カードに、前記複数のアイコンの各々と、それら各アイコンの意味の記載とが互いに隣接して記載された(28)項または(29)項に記載の表示システム。
アイコン群表示領域に表示されたアイコンと、説明カードに記載されたアイコンとの図柄の照合により、説明カードの中からアイコンの意味の記載を正確にかつ迅速に探し、説明を得ることができる。
(32)前記説明カードにその説明カードのバージョンナンバが記載されており、前記表示制御装置が、その表示制御装置の作動を制御する表示制御プログラムのバージョンナンバを前記表示装置に表示させるバージョン表示部を含む(28)項ないし(31)項のいずれかに記載の表示システム。
表示制御プログラムのバージョンと説明カードのバージョンとを一致させることができ、アイコンについて正しい説明を得ることができる。
上記(22)項ないし(32)項に記載の表示システムについて説明したように、表示システムを補助ボードを含むものとし、特に、補助ボードをマニュアルと説明カードとの少なくとも一方を備えたものとすることにより、物理的な補助ボードと、表示制御プログラムによる表示とを関連付けて表示をサポートすることができ、前述のように、表示制御プログラムの開発工数を削減する等、表示システムのユーザの要望に応じた表示システムが得られる。
(33)当該表示システムが、コンピュータにより制御プログラムに従って制御される生産システムに関連し、システムオペレータにより行われる複数の作業を支援するための表示を行うものであり、前記説明カードにその説明カードのバージョンナンバが記載されており、前記表示制御装置が、前記制御プログラムのバージョンナンバを前記表示装置に表示させるバージョン表示部を含む(28)項ないし(31)項のいずれかに記載の表示システム。
制御プログラムのバージョンと一致するバージョンの説明カードが使用されるようにすることができる。表示制御プログラムは、制御プログラムに合わせて作られるのが普通であり、説明カードは表示制御プログラムともバージョンが一致することとなる。
(34)(1)項ないし(33)項のいずれかに記載の表示システムと、
プリント回路基板を支持するプリント回路基板支持装置と、
そのプリント回路基板支持装置に支持されたプリント回路基板に予め定められた作業を施す作業ヘッドと、
それらプリント回路基板支持装置と作業ヘッドとを相対移動させる相対移動装置と、
それら作業ヘッドと相対移動装置とを予め定められた制御プログラムに従って制御する制御装置と
を含む対プリント回路基板作業システム。
作業ヘッドには、例えば、部品装着ヘッド,接着剤塗布ヘッド,マスク印刷ヘッド,ACF(Anisotropic Conductive Film ,異方性導電膜)貼付ヘッド,部品接合用加熱圧着ヘッド等がある。ACF貼付ヘッドは、例えば、液晶パネルのガラス基板等の部品装着基板にACFテープを貼付するヘッドであり、部品接合用加熱圧着ヘッドは、回路基板,ACFテープおよび電子回路部品を加熱圧着し、電子回路部品を回路基板に設けられた電子回路に電気的に接続するものである。
(1)項ないし(33)項にそれぞれ記載の表示システムの作用および効果が得られ、対プリント回路基板作業システムに関連し、システムオペレータにより行われる複数の作業が、表示システムによる表示により支援される対プリント回路基板作業システムが得られる。
(35)表示画面上に、複数のアイコンを表示するとともに、それら複数のアイコンの各々に対応した処理内容を表示する表示装置と、
その表示装置に接続され、前記複数のアイコンを表示させるとともに、それら複数のアイコンの選択に応じてその選択されたアイコンの処理内容を表示させる表示制御装置と、
前記表示装置に、前記表示画面と関連付けて取り付けられ、表示画面による表示を補助する補助ボードと
を含む表示システム。
前記(23)項ないし(33)項の各々に記載の特徴は、本項に係る発明にも適用可能である。
本項によれば、例えば、アイコンによる処理内容の表示が補助ボードにより補助され、使い勝手の良い表示システムが得られる。また、表示制御プログラムの開発工数,開発コストを削減することができる。
以下、請求可能発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1には、対プリント回路基板作業システムとしての対プリント配線板作業システムが図示されている。本プリント配線板作業システムは、上流側(図1においては左側)より下流側に向かって、クリームはんだをプリント回路基板としてのプリント配線板に塗布するはんだ塗布機としてのスクリーン印刷機10,接着剤をプリント配線板に塗布する接着剤塗布機12,プリント配線板に電子回路部品(以後、部品と略称する)を装着する2つの電子回路部品装着機14,16およびプリント配線板に装着された部品をはんだ付けするリフロー炉18を含み、プリント回路板を生産する。プリント回路板生産工程は、本実施例では、はんだ印刷工程,接着剤塗布工程および2種類の部品装着工程を含む。これら工程の各作業を行う作業機はそれぞれ、対プリント回路基板作業機たる対プリント配線板作業機であり、各作業機間には、それらの各々をつなぐ配線板搬送機20が配設されている。本対プリント配線板作業システムは、複数の作業機を含んでプリント回路板生産ラインを構成している。
スクリーン印刷機10,接着剤塗布機12,電子回路部品装着機14,16をそれぞれ、図面に基づいて簡単に説明する。
スクリーン印刷機10は、本実施例では、図2に示すように、プリント配線板搬送装置30,プリント配線板支持装置32,スキージ装置34,印刷マスク支持装置36およびプリント配線板支持装置昇降装置38を含む。これらプリント配線板搬送装置30等は、未だ公開されていないが、本出願人に係る特願2004−335816号の明細書に記載のスクリーン印刷機のプリント配線板搬送装置等と同様に構成されており、簡単に説明する。プリント配線板搬送装置30は、本実施例では、ベルトコンベヤ40によりプリント配線板42を搬送する装置とされており、1対のコンベヤベルト44,46がそれぞれ設けられたサイドフレーム48,50の一方が固定、他方がプリント配線板42の幅方向(プリント配線板40の搬送方向と直交する方向)に移動可能とされ、プリント配線板42の幅に合わせて配線板搬送幅が調節される。この調節は、例えば、サーボモータを駆動源とするサイドフレーム移動装置52によって可動のサイドフレーム50を移動させることにより、自動的に行われる。プリント配線板42は、固定のサイドフレーム48に固定のレール状の案内部材54と、可動のサイドフレーム48と共にフレーム移動装置52によって移動させられるレール状の案内部材56とにより、幅方向の両側から挟まれてクランプされる。プリント配線板42は、本対プリント配線板作業システムを構成する複数の作業機10等が並ぶ方向と平行な方向に搬送される。プリント配線板42の搬送方向をX軸方向とし、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。プリント配線板42の幅方向はY軸方向に平行である。
プリント配線板支持装置32は、本実施例では、複数の保持ピン58を備えるとともに、それら保持ピン58に負圧が供給され、プリント配線板42を負圧により吸着して保持するとともに、下方から支持する装置とされている。複数の保持ピン58は、固定支持部材60と、プリント配線板42の幅方向に移動可能であって、固定支持部材60に接近,離間可能に設けられた可動支持部材62とにそれぞれ設けられ、プリント配線板42の幅に合わせて可動支持部材62が移動させられ、支持幅が調節される。
プリント配線板搬送装置30により搬入されたプリント配線板42は、保持ピン58により支持されるとともに、案内部材54,56によりクランプされ、プリント配線板搬送装置30およびプリント配線板支持装置32がプリント配線板支持装置昇降装置38によって上昇させられことにより、マスク支持台68に設けられた開口69を通って、印刷マスク支持装置36により支持された印刷マスク64に密着させられる。印刷マスク64には、プリント配線板42のはんだ塗布位置に対応する位置に開口が設けられ、マスク枠66の下面に貼り付けられて保持されており、スクリーン印刷機10に設けられたマスク支持台68上に載置されるとともに、印刷マスク支持装置36により固定される。プリント配線板42には基準マーク(図示省略)が複数設けられており、プリント配線板支持装置32により支持されるとともに、案内部材54,56によりクランプされた後、基準マークが撮像装置により撮像されてプリント配線板42の位置決め誤差が演算される。印刷マスク支持装置36は、印刷マスク64をX軸方向およびY軸方向において位置決めし、位置決め位置を自動的に調節する機能を備えており、印刷マスク64は、プリント配線板42の位置決め誤差が解消される位置に位置決めされてマスク支持台68に固定される。
スキージ装置34は、スキージヘッド70,スキージヘッド移動装置72およびスキージ押圧装置74を備えている。スキージヘッド移動装置72は、移動部材76および移動部材駆動装置78を備え、移動部材76上に搭載されたスキージヘッド70を印刷マスク64に沿って移動させる。スキージヘッド70は、本実施例では密閉形とされており、収容室80内に収容された印刷剤としてのクリームはんだが加圧装置82により加圧され、一対のスキージ84の間から吐出され、その一部が印刷マスク64の開口に押し込まれてプリント配線板42に付着させられる。スキージ押圧装置74は、スキージヘッド昇降装置86および接触荷重制御装置88を備え、スキージヘッド70はスキージヘッド昇降装置86により昇降させられて印刷マスク64に接近,離間させられるとともに、接触荷重制御装置88によりスキージ84の印刷マスク64への接触荷重が制御され、接触圧が制御される。これらスキージ装置34等、スクリーン印刷機10を構成する各種装置は、制御装置90により制御される。制御装置90はコンピュータ92を主体として構成され、制御プログラムに従ってスキージ装置34等を制御し、プリント配線板42へのはんだの印刷等を行わせる。
スクリーン印刷機10においては、プリント配線板42が印刷マスク64の裏面に密着させられた状態で、スキージ84が所定の接触荷重で印刷マスク64に接触させられるとともに印刷マスク64に沿って移動させられ、はんだを印刷マスク64の開口に充填し、プリント配線板42に付着させる。印刷終了後、スキージヘッド70が上昇させられるとともに、プリント配線板42が下降させられて印刷マスク64から離間させられ、プリント配線板支持装置32による支持および案内部材54,56によるクランプが解除された後、プリント配線板搬送装置30により搬出される。本実施例において第二相対移動装置は、プリント配線板支持装置昇降装置38,スキージヘッド移動装置72およびスキージ押圧装置74を含む。
スクリーン印刷機10には表示システム100(図1参照)が設けられ、スクリーン印刷機10に関連する一連の作業、例えば、はんだのプリント配線板42への印刷や、印刷を行うためのプログラムの準備や後片づけ等であって、オペレータが関与し、実行する作業を支援するための表示を行うようにされている。表示システム100については後に詳細に説明する。
接着剤塗布装置12を図3および図4に基づいて説明する。本接着剤塗布装置12は、例えば、特開2002−239433号公報に記載の接着剤塗布装置と同様に構成されており、簡単に説明する。
接着剤塗布装置12は、プリント配線板搬送装置110,プリント配線板支持装置112,塗布ヘッド114および塗布ヘッド移動装置116を備えている。プリント配線板搬送装置110は、本実施例においてはベルトコンベヤを備え、プリント配線板42をX軸方向に搬送する。プリント配線板支持装置112は、例えば、複数の保持ピン(図示省略)を備え、プリント配線板搬送装置110により搬入されたプリント配線板42を下方から支持する。また、プリント配線板支持装置112は、本実施例においては、プリント配線板42をクランプする機能を備えている。
塗布ヘッド114は、本実施例では、スクリュ式の塗布ヘッドとされており、スクリュポンプ118のスクリュ120がスクリュ回転装置122によって回転させられることにより、吐出ノズル124から接着剤が設定量ずつ吐出され、プリント配線板42に塗布される。塗布ヘッド移動装置116は、図3に示すように、塗布ヘッド114を、X軸方向に移動させるX軸方向移動装置126と、Y軸方向に移動させるY軸方向移動装置128と、X軸方向およびY軸方向と直交するZ軸方向である上下方向に移動させるZ軸方向移動装置(図示省略)とを含み、塗布ヘッド114は水平面内の任意の位置へ移動させられて下降させられ、接着剤をプリント配線板42の接着剤塗布位置に塗布する。これらX軸方向移動装置126,Y軸方向移動装置128およびZ軸方向移動装置が第三相対移動装置を構成している。また、本接着剤塗布装置12は撮像装置130(図3参照)を備え、プリント配線板42に設けられた複数の基準マークを撮像するようにされている。これら基準マークの撮像データに基づいて接着剤塗布位置の位置誤差が求められ、塗布ヘッド114の移動位置を修正することにより修正される。
接着剤塗布機12は、コンピュータ134を主体とする制御装置136により制御される。コンピュータ134は、制御プログラムに従って塗布ヘッド移動装置116等を制御し、塗布ヘッド114による接着剤のプリント配線板42への塗布等を行わせる。接着剤塗布機12においても表示システム140(図1参照)が設けられ、接着剤塗布に関連する一連の作業であって、システムオペレータにより行われる作業を支援するための表示を行うようにされている。
電子回路部品装着機14を図5および図6に基づいて説明する。
本電子回路部品装着機14はロータリヘッド型の装着機であり、複数の部品保持ヘッドとしての装着ヘッド150がヘッド旋回装置152により一旋回軸線である鉛直軸線のまわりに旋回させられる部品装着装置154を備え、それら装着ヘッド150が部品取出位置,部品撮像位置,部品姿勢修正位置,部品装着位置等、複数の作業位置に順次停止させられて部品供給装置156からの電子回路部品の取出しおよびプリント配線板42への装着等を行う。電子回路部品装着機14は比較的小形の電子回路部品のプリント配線板42への装着を行い、部品装着装置154および部品供給装置156の他、プリント配線板支持装置158,配線板支持装置移動装置160,ヘッド昇降装置162,164,ヘッド回転装置(図示省略),部品撮像装置166,マーク撮像装置168等を含む。ロータリヘッド型の電子回路部品装着機は、例えば、特開平6−342998号公報,特開2001−345599号公報,特開2002−368494号公報等によりよく知られており、簡単に説明する。
プリント配線板支持装置158は、例えば、複数の保持ピンを備え、プリント配線板42を下方から支持する装置とされている。プリント配線板支持装置158はまた、本実施例においては、プリント配線板42をクランプする機能を備えている。配線板支持装置移動装置160は、X軸方向移動装置170およびY軸方向移動装置172を備え、プリント配線板支持装置158を水平面内の任意の位置へ移動させる。部品供給装置156は、複数の部品供給フィーダ176が搭載されたフィーダ支持台178を2台備えている。これらフィーダ支持台178はそれぞれ支持台移動装置180によりX軸方向に移動させられ、複数の部品供給フィーダ176が順次部品供給位置へ移動させられて電子回路部品を供給する。
ヘッド旋回装置152は、鉛直軸線まわりに回転可能に設けられたテーブル182およびテーブル回転装置(図示省略)を含む。前記複数の装着ヘッド150はそれぞれ、部品保持具としての吸着ノズル184を複数保持し、テーブル182に、その回転軸線のまわりに等角度間隔に搭載されており、テーブル182がテーブル回転装置によって間欠回転させられることにより、複数の装着ヘッド150が上下方向に移動させられつつ旋回させられ、前記部品取出位置等、複数の作業位置に順次移動させられる。
ヘッド昇降装置162,164はそれぞれ、部品取出位置および部品装着位置に設けられ、装着ヘッド150を昇降させて吸着ノズル184に部品供給フィーダ176から電子回路部品186を受け取らせ、プリント配線板42に装着させる。部品撮像装置166は部品撮像位置に設けられて、吸着ノズル184に保持された電子回路部品186を撮像し、マーク撮像装置168は部品装着位置に近接して設けられ、プリント配線板42に設けられた基準マークを撮像する。これら撮像に基づいて取得された吸着ノズル184による電子回路部品186の保持位置誤差(X軸方向,Y軸方向の各位置誤差および回転位置誤差を含む)および部品装着位置のX軸,Y軸方向の各位置誤差は、プリント配線板支持装置158の移動位置の修正および装着ヘッド150の回転により修正される。本実施例において第一相対移動装置は、ヘッド旋回装置152,配線板支持装置移動装置160およびヘッド昇降装置162,164を含む。
電子回路部品装着機14は、コンピュータ190を主体とする制御装置192により制御される。コンピュータ190は、制御プログラムに従ってヘッド旋回装置152等を制御し、装着ヘッド150による電子回路部品186のプリント配線板42への装着等を行わせる。電子回路部品装着機14においても表示システム200(図1参照)が設けられ、電子回路部品装着に関連する一連の作業であって、システムオペレータにより行われる作業を支援するための表示を行うようにされている。
電子回路部品装着機16を図7および図8に基づいて説明する。
本電子回路部品装着機16はXYロボット型の装着機であり、部品保持ヘッドとしての装着ヘッド220がヘッド移動装置222によってX軸方向およびY軸方向に移動させられる部品装着装置224を備え、例えば、比較的大形あるいは異形の電子回路部品をプリント配線板42に装着する。
電子回路部品装着機16は、部品装着装置224の他、プリント配線板搬送装置230,プリント配線板支持装置232,部品供給装置234,236,ヘッド昇降装置238,ヘッド回転装置240,部品撮像装置242およびマーク撮像装置244を含む。プリント配線板搬送装置230は、例えば、ベルトコンベヤによりプリント配線板42をX軸方向に搬送する装置とされ、プリント配線板支持装置232は、複数の保持ピンを備え、プリント配線板42を下方から支持する装置とされている。プリント配線板支持装置232はまた、本実施例では、プリント配線板42をクランプする機能を備えている。プリント配線板搬送装置230により搬入され、予め設定された作業位置に停止させられたプリント配線板42は、プリント配線板支持装置232により支持されるとともにクランプされる。
ヘッド移動装置222は、X軸方向移動装置250およびY軸方向移動装置252を備え、装着ヘッド220をX軸方向およびY軸方向の任意の位置へ移動させる。装着ヘッド220は部品保持具としての吸着ノズル254を保持し、ヘッド移動装置222により移動させられるとともに、ヘッド昇降装置238により昇降させられて部品供給装置234あるいは部品供給装置236から電子回路部品を取り出してプリント配線板42に装着する。部品供給装置234は、複数の部品供給フィーダ256により電子回路部品を供給する装置とされ、部品供給装置236はトレイ258により電子回路部品を供給する装置とされている。
マーク撮像装置244は装着ヘッド220と共にヘッド移動装置222により水平面内の任意の位置へ移動させられ、プリント配線板42に設けられた基準マークを撮像する。部品撮像装置242は、例えば、X軸方向移動装置250のX軸移動部材に設けられ、吸着ノズル254に保持された電子回路部品を撮像する。これら撮像に基づいて取得されたプリント配線板42の部品装着位置の位置誤差および吸着ノズル254による電子回路部品の保持位置誤差は、装着ヘッド220の移動位置の修正および装着ヘッド220の回転により修正される。本実施例において第二相対移動装置は、ヘッド移動装置222およびヘッド昇降装置238を含む。
電子回路部品装着機16は、コンピュータ260を主体とする制御装置262により制御される。コンピュータ260は、制御プログラムに従ってヘッド移動装置222等を制御し、装着ヘッド220による電子回路部品のプリント配線板42への装着等を行わせる。電子回路部品装着機16においても表示システム270(図1参照)が設けられ、電子回路部品装着に関連する一連の作業がシステムオペレータによって行われるとき、それを支援するための表示を行うようにされている。
なお、図示は省略するが、スクリーン印刷機10等を集中管理するコンピュータを主体としたシステム制御装置が設けられている。
スクリーン印刷機10に設けられた表示システム100を図9ないし図12に基づいて説明する。
表示システム100は、図9および図12に示すように、表示装置300,表示制御装置302および補助ボード304を備えている。表示装置300は、装置本体310(図10参照)に設けられた表示画面312を備えている。表示画面312は、例えば、液晶パネルに代表される平面パネルにより構成される。CRTディスプレイにより構成してもよい。表示画面312は本実施例では矩形を成し、横長の姿勢で設けられている。表示画面312には、図9に示すように、上位アイコン群表示領域320,下位アイコン群表示領域322,代替図形表示領域324,処理内容表示領域326およびタッグ指示図形表示領域328が設定されている。
スクリーン印刷機10においては、スクリーン印刷機10を構成する種々の装置の作動による作業や、管理者や作業者であるシステムオペレータがスクリーン印刷機10の構成装置について直接行う作業や、コンピュータ92にプログラム制御を行わせるための作業等、種々の作業が行われる。スクリーン印刷機10の構成装置による作業であっても、その作業のためには、制御プログラムの設定やクリームはんだが印刷されるプリント配線板42の設定や、作業開始の指示等、システムオペレータの作業や関与に基づいて行われる。これら作業は、請求可能発明に係る表示システムを備えたシステムにおいて行われる処理の一種であり、表示システム100により支援される。そのため、本表示システム100においては、これら作業が3階層に分類されている。これら分類のうち、上位分類は、プログラム準備,自動運転,後片づけおよび装置設定を含み、これら4つの上位分類の各々は、下位の分類である下位分類を複数ずつ含む。また、複数の下位分類の各々について1つ以上の処理内容が対応している。処理内容表示領域326は、作業内容表示領域である。
プログラム準備は、はんだ印刷作業の前に行われる作業であり、準備作業であって、下位分類として、プログラム名選択・入力,基板・マスクサイズ設定,段取替え,マーク指定,試刷りおよび印刷条件設定を含む。自動運転は、はんだのプリント配線板42への印刷作業であり、下位分類として、プログラム選択,段取替え,試刷りおよび生産を含む。後片づけは、プリント配線板42へのはんだ印刷の終了後に行われる作業であり、下位分類として、スキージヘッド70の清掃および印刷マスク64の清掃を含む。装置設定は、スクリーン印刷機10を正常に作動させるための装置調整的な作業であり、下位分類として、グリスアップ,アイドル運転,シグナルタワー設定,時刻設定,ネットワーク設定およびパスワード設定を含む。これら下位分類の各々に対応する1つ以上の処理内容については後述する。上位分類は、スクリーン印刷機10について設けられた表示システム100における最上位の分類である。
4つの上位分類の各々は、図9に示すように、アイコン332により表され、これら上位アイコン332は表示画面312の上位アイコン群表示領域320に表示される。上位アイコン群表示領域320は、本実施例では、表示画面312の上下方向(縦方向)に平行な2辺のうちの一方であって、本実施例では向かって左側の辺に沿って設けられ、上下方向に長く、4つの上位アイコン332は、縦に1列に並べて表示される。本実施例では、4つの上位アイコン332は、上から作業順に表示され、表示システム100の電源投入後、表示されたままである。これら4つの上位分類の作業は、必ずしも順序通りに実行しなければならないわけではなく、必要に応じて所望の作業を選択して実行することができる。
上位アイコン332は、本実施例では、個別上位アイコン表示領域334内に1個ずつ表示される。個別上位アイコン表示領域334は、本実施例では、横寸法より縦寸法が大きい縦長の長方形状を成す。表示画面312は、本実施例では、タッチパネルとしての機能を備え、表示システム100の使用者であるシステムオペレータが表示画面312の上位アイコン332が表示された部分を押すことにより、その押された部分に表示された上位アイコン332が選択され、その上位アイコン332が表す作業の実行が指示される。上位アイコン332および個別上位アイコン表示領域334の少なくとも一部を押せば、上位アイコン332を選択することができる。上位アイコン332より大きい個別上位アイコン表示領域334は、上位アイコン選択可能領域ないし上位アイコン指示可能領域でもある。個別上位アイコン表示領域334が表示されていれば、システムオペレータに、上位アイコン332の選択のために表示画面312のどのあたりを押せばよいかが示されるが、個別上位アイコン表示領域334の表示は省略し、上位アイコン332のみを表示してもよい。その場合でも、上位アイコン選択可能領域として設定されている部分にシステムオペレータが触れば、上位アイコン332を選択することができる。また、個別上位アイコン表示領域334内には、上位アイコン332により表される作業を特定するコード符号336が表示される。本実施例では、コード符号336はアルファベットと数字との組合わせにより作成され、個別上位アイコン表示領域334の右下隅に横1列に表示される。コード符号336は、作業識別符号であり、個別上位アイコン表示領域334内に表示されることにより、その個別上位アイコン表示領域334内に表示された上位アイコン332について付されたコード符号であることがわかる。さらに、上位アイコン群表示領域320のうち、本実施例においては、最も下の部分に、表示制御装置302の作動を制御する表示制御プログラムのバージョンナンバ338が表示される。
下位アイコン群表示領域322は、表示画面312の上位アイコン群表示領域320が設けられた辺に隣接する辺であって、水平方向(横方向)に延びる2辺のうち、上側の辺に沿って設けられている。下位アイコン群表示領域322には、選択された上位アイコン332により表される上位分類に属する下位分類の作業を表す複数のアイコン342が表示される。これら複数の下位アイコン342は、下位アイコン群表示領域322が沿って設けられた辺に沿って1列に並べて表示される。
複数の下位アイコン342は、上位アイコン332と同様に、長方形状を成し、縦長の個別下位アイコン表示領域344内に1個ずつ表示されており、システムオペレータは下位アイコン342および個別下位アイコン表示領域344の少なくとも一部を押すことにより下位アイコン342を選択し、下位アイコン342により表される作業の実行を指示することができる。個別下位アイコン表示領域344内には、その右下隅に、下位アイコン342により表される作業を特定するコード符号346が表示される。
本表示システム100においては、複数の下位アイコン342について標準の選択順序が設定されている場合、それら下位アイコン342は下位アイコン群表示領域322に選択順序に対応した順序で並べて表示されるとともに、代替図形表示領域324に代替図形350が表示される。標準の選択順序は、表示システム100の製造メーカが標準と決めた処理順序であり、表示システム100においては、実施すべき順序が必然的に決まる複数の処理の順序である。
代替図形表示領域324は、下位アイコン群表示領域322の下側に沿って設けられている。代替図形350は、下位分類に対応する処理内容を代替して表す図形であり、アイコンのように作業内容がわかる図形ではなく、本実施例では、単純に個々の下位分類の作業に対応する処理内容の数を表すことができる図形とされ、例えば、矢羽形状とされている。代替図形350は、代替図形表示領域324上に、複数の個別下位アイコン表示領域344の各々の下側であって、複数の下位アイコン342の各々に対応付けて、それら各下位アイコン342の表す下位分類の作業の各々に対応する1つ以上の処理内容と同数、表示される。代替図形350は、処理内容の数を表すのである。これら代替図形350は、横1列に、かつ矢羽の先端が、複数の下位アイコン342について設定された標準選択順序が進む方向(プログラム準備の複数の下位分類作業を表す下位アイコン342については、プログラム名選択・入力を表すアイコン342から印刷条件設定を表す下位アイコン342に向かう方向)に向かう向きに表示される。複数の個別下位アイコン表示領域344の大きさはいずれも同じであり、処理内容数が多いほど、代替図形350は短い図形となる。代替図形表示領域324は下位アイコン群表示領域322の下側に近接して設けられており、下位アイコン群表示領域322の一部が代替図形表示領域324であると考えることもできる。代替図形350は、後述するように、処理進行状況も表し、処理進行状況表示図形でもあり、代替図形表示領域324は処理進行状況表示領域でもある。
タッグ指示図形表示領域328は、図9に示すように、表示画面312の縦の辺であって、向かって右側の辺(上位アイコン群表示領域320が設けられた側とは反対側の辺)に沿って設けられており、上下方向に長い長方形状を成す。タッグ指示図形表示領域328の用途は、後に説明する。表示画面312の上記表示領域320,322,324,328を除く部分であって、表示画面312の中央部を含む多くの部分が処理内容表示領域326とされている。処理内容表示領域326には、後述するように、処理内容に応じて、処理を実行するための具体的な指示等が文字,図形により表示される。但し、処理内容の意味が文字により説明されることはなく、文字の記載があっても、それは、例えば、数値入力項目等の項目名やエラーの種類を特定するコード符号等を表すための記載である。また、前記上位アイコン332および下位アイコン342についても、それらと共に意味の記載が上位アイコン群表示領域320および下位アイコン群表示領域322に表示されることはなく、図柄のみが表示され、意味は、後述する上位アイコン説明カード374,下位アイコン説明カード376およびマニュアル380の記載により説明される。
表示装置300の装置本体310にはまた、表示画面312の下側に電源投入スイッチ352,スタートスイッチ354およびストップスイッチ356が設けられている。
前記表示制御装置302は、図12に示すように、CPU360,ROM362,RAM364およびそれらを接続するバスを有するコンピュータ366を主体とするものであり、表示装置300に接続されている。バスには入出力インタフェース368が接続されており、制御回路370を介して表示画面312を制御するようにされている。表示画面312は、タッチパネルとしても機能するため、オペレータが表示画面312に触れることにより入力も為される。入出力インタフェース368にはまた、スタートスイッチ354およびストップスイッチ356が接続されるとともに、前記コンピュータ92が接続されている。また、ROM362には、表示制御プログラムが記憶されており、その表示制御プログラムに基づいて表示制御装置302の作動が制御され、表示画面312においてアイコンや処理内容等の表示が為される。制御装置90は、コンピュータ366からの指示に基づいて、スクリーン印刷機10を構成する各種装置を制御し、作動させる。
前記補助ボード304を説明する。
補助ボード304は、本実施例では、図9に示すように、上位アイコン説明カード374,下位アイコン説明カード376,補助ボード本体たるカード保持部材としてのカード保持ボード378,マニュアル380および補助ボード本体たるマニュアル保持部材としてのマニュアル台382を備えている。カード保持ボード378は薄い板状を成し、本実施例では合成樹脂により作られており、図9に示すように、装置本体310の表示画面312に対応する部分およびスイッチ352,354,356の各々に対応する部分にそれぞれ開口384,386,388,390が設けられており、開口384内に表示画面312が位置し、開口386,388,390にスイッチ352,354,356が嵌められた状態で複数のねじ392により装置本体310に着脱可能に固定されている。カード保持ボード378は表示画面312等を囲んで取り付けられているのである。
カード保持ボード378の開口386,388,390の周縁にはそれぞれ、スイッチ352,354,356の名称を記載したシール394,396,398が貼付されている。したがって、スイッチ352,354,356そのものには、その機能を表す図形が書かれているのみであるが、シール394,396,398の記載により、初心者等、表示システム100の使用に慣れない使用者にもスイッチ352,354,356の用途がわかる。また、表示システム100が使用される国の言語に応じて、その言語によりスイッチの名称が記載されたシール394,396,398が貼り付けられる。シール394,396,398も説明部材の一種である。
カード保持ボード378には、カード保持部としてのビニールポケット402,404が設けられている。一方のビニールポケット402は、カード保持ボード378の表示画面312の上位アイコン群表示領域320に隣接する位置に、上位アイコン群表示領域320に沿って上下方向に延びる状態で設けられ、表示画面312とは反対側の縁部に沿って上下方向に開口させられている。上位アイコン説明カード374は長手形状を成し、その長手方向の一端部である上端部に、突片406がアイコン説明カード374の長手方向と直角な方向に突出する状態で設けられており、その突片406を持って上位アイコン説明カード374をビニールポケット402に収容し、ビニールポケット402から出すことができる。上位アイコン説明カード374はビニールポケット402に着脱可能に収容されるのであり、突片406はビニールポケット402の外へ突出して上位アイコン説明カード374の出し入れを補助する。突片406は、カード出し入れ補助部たるカードつまみ部を構成している。カード出し入れ補助部は、上位アイコン説明カード376の上下方向のいずれの部分に設けてもよく、複数設けてもよい。また、ビニールポケットは、上方に開口し、上方から上位アイコン説明カードが出し入れされるものとしてもよい。ビニールポケット402は無色透明のビニールにより作られており、上位アイコン説明カード374がビニールポケット402に収容されたままの状態で、上位アイコン説明カード374の記載を読むことができる。ビニールポケット404および下位アイコン説明カード376についても同様である。
上位アイコン説明カード374には、前記4つの上位アイコン332およびその意味が記載されている。上位アイコン332の意味は、表示システム100が使用される国の言語で記載されている。表示システム100が使用言語を異にする複数人のシステムオペレータによって使用されるのであれば、現に表示システム100を使用するシステムオペレータの使用言語により説明が記載された上位アイコン説明カード374をビニールポケット402に収容すればよい。後述する下位アイコン説明カード376およびマニュアル380についても同様である。上位アイコン説明カード376はビニールポケット402に入れられるだけで、カード保持ボード378に保持させることができ、出し入れが簡単であり、容易に交換することができ、システムオペレータの使用言語やバージョンアップ等による上位アイコン説明カード374の変更等に容易に対応することができる。
4つの上位アイコン332はそれぞれ、図11に示すように、個別上位アイコン表示領域408内に記載されている。個別上位アイコン表示領域408は、本実施例では正方形状を成し、図11に示すように、個別上位アイコン表示領域408、すなわち上位アイコン332に隣接して、本実施例では、左右方向であって、表示画面312側に隣接して上位アイコン332の意味が記載されている。上位アイコン332,個別アイコン表示領域408および上位アイコン332の意味の記載を含む4つの上位アイコン意味記載領域410は、上位アイコン説明カード374に上下方向に1列に、かつ、上位アイコン群表示領域320に表示される4つの上位アイコン332と同じ順序で並んで記載されている。本実施例では、4つの上位アイコン意味記載領域410は、上位アイコン説明カード374の、上位アイコン説明カード374がビニールポケット402に収容された状態において、上位アイコン群表示領域320に表示される4つの上位アイコン332であって、対応する上位アイコン332と互いに隣接する状態となる位置に設けられている。したがって、上位アイコン意味記載領域410の記載により、上位アイコン群表示領域320に表示される4つの上位アイコン332の意味が迅速にかつ正確に説明されるとともに、その説明がいずれの上位アイコン332についての説明かを、上位アイコン332の図柄の照合により確認することができる。
また、上位アイコン説明カード374に記載された個別上位アイコン表示領域408および上位アイコン332の意味の記載の背景色は、上位アイコン群表示領域320の個別上位アイコン表示領域334の背景色と同じにされている。さらに、上位アイコン説明カード374には、その上位アイコン説明カード374のバージョンナンバ412が記載されている。バージョンナンバ412は、上位アイコン説明カード374の最下部であって、ビニールポケット402に収容された状態において、前記上位アイコン群表示領域320に表示されたバージョンナンバ338と互いに隣接した状態となる位置に記載されている。したがって、上位アイコン群表示領域320に表示させられる表示制御プログラムのバージョンナンバ338と、上位アイコン説明カード374のバージョンナンバ412とが一致しているか否かを容易に確認することができ、バージョンが一致する上位アイコン説明カード374を使用し、上位アイコン332の意味を正確に知ることができる。
前記ビニールポケット404は、図9に示すように、カード保持ボード378の上部であって、下位アイコン群表示領域322の上側に、下位アイコン群表示領域322に沿って横長に設けられている。ビニールポケット404は上方に開口し、下位アイコン342の意味を説明する下位アイコン説明カード376が収容される。下位アイコン説明カード376は長手形状を成し、その長手方向の一端部である左端部に突片413が設けられ、カード出し入れ補助部たるカードつまみ部を構成しており、システムオペレータは突片413を持って、下位アイコン説明カード376を横長の姿勢でビニールポケット404に出し入れする。カード出し入れ補助部は、下位アイコン説明カード376の長手方向のいずれの部分に設けてもよく、複数設けてもよい。
下位アイコン説明カード376には、図11に示すように、全部の下位アイコン342およびその意味が、表示システム100が使用される国の言語で記載されている。下位アイコン342は、個別下位アイコン表示領域414内に記載されている。個別下位アイコン表示領域414は、本実施例では正方形状を成し、下位アイコン342の意味と個別下位アイコン表示領域414とは、左右方向に互いに隣接して記載され、上位分類の作業毎に横に1列に並んで記載されている。
上位分類の作業は本実施例では4つであり、下位アイコン説明カード376には、下位アイコン342,個別下位アイコン表示領域414および下位アイコン342の意味の記載が上下方向に4列並んで記載されている。下位アイコン説明カード376の個別下位アイコン表示領域414および下位アイコン342の意味の記載の背景の色は、列毎に、すなわち上位分類の作業の種類毎に互いに異ならされており、本実施例においては、下位アイコン群表示領域322に表示される複数の下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344の背景の色と一致させられている。したがって、上位アイコン332のうちの1つが選択され、選択された上位分類の作業の下位分類の作業を表す複数の下位アイコン342が下位アイコン群表示領域322に表示されるとき、それら下位アイコン342を囲む個別下位アイコン表示領域344および下位アイコン342の意味の記載の背景の色が、下位アイコン説明カード376の、表示された下位アイコン342の意味が記載された列の背景色と同じ色となる状態で表示される。そのため、例えば、下位アイコン群表示領域322に表示された下位アイコン342を囲む個別下位アイコン表示領域344の背景の色が赤色である場合、下位アイコン説明カード376のうち、背景色が赤色の部分を見れば、下位アイコン342の意味が記載されており、迅速に目的とする下位アイコン342の意味を知ることができる。下位アイコン説明カード376には、下位アイコン342の意味の記載と共に下位アイコン342が記載されているため、意味の記載がいずれの下位アイコン342についての説明かを確認することができ、下位アイコン342の意味を正確に知ることができる。また、各列において複数の下位アイコン342およびその意味の説明は、下位アイコン群表示領域322に表示される複数の下位アイコン342と同じ間隔で記載され、下位アイコン説明カード376がビニールポケット404に収容された状態において、下位アイコン説明カード376に記載の下位アイコン342と、下位アイコン群表示領域322に表示される下位アイコン342との左右方向における位置が一致する。下位アイコン説明カード376の、下位アイコン342の意味を記載した複数の領域が、それら領域の記載と対応する下位アイコン342と上下方向において互いに実質的に隣接する位置に設けられているのであり、それによっても下位アイコン342の意味がわかり易い。
さらに、下位アイコン説明カード376には、図11に示すように、バージョンナンバ416が記載されている。このバージョンナンバ416は、本実施例では、表示制御プログラムのバージョンナンバであり、下位アイコン説明カード376の右下隅に記載されている。表示画面312に表示されるバージョンナンバ338と同じバージョンナンバ416の下位アイコン説明カード376を使用することにより、表示された下位アイコン342の意味を正確に知ることができる。
なお、前記上位アイコン群表示領域320の個別上位アイコン表示領域334の背景の色と、処理内容表示領域326の色とは互いに異ならされるとともに、上位アイコン332の選択に応じて変わる下位アイコン群表示領域322の個別下位アイコン表示領域344の背景の色とも異ならされている。そのため、背景色により、表示されているアイコンが上位アイコン332であり、上位分類の作業を表すアイコンが表示されていることがわかる。
前記マニュアル380を説明する。
マニュアル380には、スクリーン印刷機10において行われる種々の作業やエラーの内容等についての説明が記載されており、図9に示すように、複数枚のカード426がコイル状の綴じ部材428により綴じられて、めくることが可能とされ、カード426により構成される各頁にそれぞれ説明が記載されている。説明は、表示システム100が使用される国やシステムオペレータの使用言語で記載されている。マニュアル380の複数の頁の複数の領域430の各々に1つずつの事項が説明され、各事項毎に異なる色の背景で記載されている。
本実施例では、複数枚のカード426の一部について、その長手方向に平行な外縁部にタッグ434が設けられている。マニュアル380の内容は、例えば、複数の単位、例えば、複数の章に分けられ、章毎の先頭のカード426にそれぞれタッグ434が設けられ、各カード426のタッグ434の位置は、カード426の長手方向において互いに異ならされている。タッグ434には、例えば、章に記載された事項を表す見出しが記載されている。また、全部の頁の各々にバージョンナンバ436が記載されている。このバージョンナンバ436は、本実施例では表示制御プログラムのバージョンナンバであり、本実施例では、例えば、カード426の下部に記載されている。
マニュアル台382は、本実施例では、合成樹脂により作られ、図10に示すように、横断面形状がL字形を成し、装置本体310の側面であって、表示画面312のタッグ指示図形表示領域328側の側面に、例えば、固定手段の一種であるボルト444により着脱可能に固定され、装置本体310の前面と同一平面内に位置するマニュアル受け面446を備えている。マニュアル受け面446は、装置本体310の前面よりやや前方へ突出していてもよく、後方へやや引っ込んでいてもよい。
マニュアル受け面446には、図9に示すように、1対の保持ピン448,450が設けられ、マニュアル保持部を構成している。保持ピン448,450は、上下方向に距離を隔てて同心に設けられ、下側の保持ピン450は、マニュアル受け面446に直角な板状の頭部452を備え、頭部452から上方へ突出させられた支持部454の突出端部は先端ほど細く尖らされて案内部456が設けられている。上側の保持ピン448の支持部460は、マニュアル受け面446に設けられた円筒状のピン嵌合部462に下向きに嵌合され、大径の頭部464においてピン嵌合部462に係合させられてピン嵌合部462からの抜け出しが阻止される。支持部460の先端部はピン嵌合部462から下方へ突出させられるとともに、先端ほど細く尖らされて案内部466が設けられている。
マニュアル380をマニュアル台382に保持させる場合には、綴じ部材428を保持ピン450の支持部454に嵌め、マニュアル380を保持ピン450の頭部452上に載せるとともに、マニュアル受け面446に受けさせる。そして、保持ピン448の支持部460をピン嵌合部462に嵌合するとともに綴じ部材428に嵌める。それにより、マニュアル380は、保持ピン448,450を軸として複数のカード426をめくり、見開き可能であって、表示画面312のタッグ指示図形表示領域328に隣接する状態でマニュアル台382により保持される。マニュアル380をマニュアル台382から取り外す場合には、保持ピン448をピン嵌合部462および綴じ部材428から外し、マニュアル380を保持ピン450から外す。本実施例においては、カード保持ボード378およびマニュアル台382は装置本体310を介して一体的に設けられており、本実施例では、補助ボード本体が複数の部材を含み、ビニールポケット402,404がカード保持部を構成し、保持ピン448,450がマニュアル保持部を構成している。また、ボルト444およびカード保持ボード378を装置本体310に固定する前記ねじ392が取付装置を構成している。
タッグ指示図形表示領域328には、図9に示すように、マニュアル380のタッグ434を指示するタッグ指示図形としてのタッグ指示矢印470が表示される。タッグ434の位置は、章毎に上下方向において互いに異ならされており、タッグ指示矢印470の表示位置によりタッグ434が指示され、マニュアル380の参照頁(参照章)が指示される。また、タッグ指示矢印470は、表示画面312の処理内容表示領域326に表示されている事項と対応するマニュアル380の説明の記載の背景の色と同じ色で表示される。図9では、色の表示として、領域430のうちの1つとタッグ指示矢印470とについてそれぞれ、網かけ状のハッチングが施されている。したがって、システムオペレータには、タッグ指示矢印470の位置により、マニュアル380のうちのいずれの頁を参照したらよいかがわかり、タッグ指示矢印472の色により、参照頁のうちのいずれの説明を参照したらよいかがわかり、処理内容表示領域326に表示された処理内容の意味を初心者でも迅速に理解することができる。マニュアル380においては、タッグ434は章毎に設けられており、1つの章の記載が複数のカード426にわたり、複数の頁に記載される場合、異なる事項についての説明であっても記載の背景の色が同じである場合がある。その場合でも、見開かれた2頁中には、背景の色が同じである記載がないようにされ、システムオペレータはタッグ指示矢印470の位置から参照章がわかり、頁をめくってタッグ指示矢印470の色から必要とする説明を得ることができる。また、処理内容表示領域326に為された表示であって、マニュアル380の参照を必要とする表示が、例えば、エラー表示のようにコード符号を含み、マニュアル380によりコード符号によって示される内容が説明される場合、説明と共にコード符号も記載されるため、1つの章に、背景の色が同じである説明が複数あっても、コード符号の照合により該当する説明を迅速にかつ正確に得ることができる。
スクリーン印刷機10における表示システム100の表示によるシステムオペレータの作業の支援を説明する。表示画面312には作業支援等のために種々の表示が為されるが、これら表示は表示制御装置302により表示制御プログラムに従って制御される。また、表示システム100の表示により支援される複数の作業のうち、スクリーン印刷機10を構成する装置の作動を伴う作業については、コンピュータ366からの指示に基づいてコンピュータ92が制御プログラムに従って装置の作動を制御する。
表示システム100は、電源が投入されれば、図13に示すように、表示画面312の上位アイコン群表示領域320に上位アイコン332が表示された後、図14に示すように、スタートスイッチ354を押すことを指示する表示が処理内容表示領域326に為される。スタートスイッチ354が押されれば、図15に示すように、下位アイコン群表示領域322にパスワードの入力を指示するアイコンが表示されるとともに、処理内容表示領域326に入力用のテンキーが表示される。前述のように、表示画面312はタッチパネルとしての機能を備えており、テンキーが表示された部分に触れることにより数値を入力したり、入力完了を指示したりすることができる。また、上位アイコン群表示領域320の4つの上位アイコン332のうち、プログラム準備を表す上位アイコン332の個別上位アイコン表示領域334の色が、他の上位アイコン332であって、ここでは実行されない作業に対応する上位アイコン332の個別上位アイコン表示領域334の色である作業非実行表示色(例えば、白色)とは異なる色である作業実行表示色、例えば、オレンジ色とされ、4つの上位分類の作業のうちのいずれが実行中であるかが色により表示される。パスワードの入力を指示するアイコンを囲む個別アイコン表示領域の色もオレンジ色で表示される。作業実行表示色および作業非実行表示色は、アイコン表示領域320,322の個別アイコン表示領域334,344の背景の色とは異なる色とされる。
パスワードが入力されれば、図16に示すように、下位アイコン群表示領域322に、プログラム準備作業の下位分類の作業を表す全部の下位アイコン342が標準の選択順序に対応した順序で並べて表示され、代替図形表示領域324に代替図形350が表示される。本実施例では、全部の下位アイコン342についてそれぞれ設定された全部の代替図形350が表示される。そのため、システムオペレータは、下位アイコン群表示領域322の表示に従えば、作業順序を知らなくても、容易にかつ確実に作業を進めることができる。
ただし、プログラム準備作業に属する6つの下位分類作業は、オペレータが全部を実行することは不可欠ではなく、スキップし、実行自体を省略することができる作業である被スキップ可処理としての被スキップ可作業が含まれる。この被スキップ可作業より標準選択順序が後の作業であって、先行する作業である被スキップ可作業をスキップして実行することができる作業が先行処理スキップ可処理としての先行作業スキップ可作業である。また、6つの下位分類作業には、先行作業をスキップしては実行不可能な作業である先行処理スキップ不可処理としての先行作業スキップ不可作業が含まれる。ここでは、対応する下位アイコン342が標準の選択順序で並べられた6つの作業のうち、プログラム名選択・入力が被スキップ可作業であり、基板・マスクサイズ設定が先行作業スキップ可作業であり、段取替え,マーク設定,試刷りおよび印刷条件設定が先行作業スキップ不可作業である。標準の選択順序に対応した順序で並べて表示された6つの下位アイコン342のそれぞれに対応する作業のうち、基板・マスクサイズ設定作業は、それが対応する下位アイコン342より前に並べて表示されている下位アイコン342に対応する作業であって、先行作業であるプログラム名選択・入力作業をスキップして実行可能な作業であり、下位アイコン342の並び順が先行作業スキップ可作業の後である4つの作業は、先行作業をスキップしては実行不可能な作業であるのである。
被スキップ可作業に対応する下位アイコン342は被スキップ可下位アイコン342であり、先行作業スキップ可作業に対応する下位アイコン342は先行処理スキップ可下位アイコン342であり、先行作業スキップ不可作業に対応する下位アイコン342は先行処理スキップ不可下位アイコン342である。本実施例では、被スキップ可下位アイコン342および先行処理スキップ可下位アイコン342は、個別下位アイコン表示領域344も含めて全体が濃い色で表され、アクティブ化されてシステムオペレータが選択し得るようにされ、先行処理スキップ不可下位アイコン342は、個別下位アイコン表示領域344も含めて全体がスキップ不可であることを表す色、例えば、グレーとされ(図11および図16〜図24においては、下位アイコン342等を破線で示すことにより下位アイコン342がグレーアウトしていることが表されている)、先行処理の実行が不可欠であることが表示されるとともに、先行処理が実行されない限り、下位アイコン342を押すことによる実行の指示を行うことができないようにされている。
プログラム名選択・入力作業をスキップせず、実行する場合を説明する。パスワードの入力により、表示画面312には、図16に示すように、プログラム名選択・入力作業を支援するための最初の画面が表示されるとともに、標準選択順序が1番であるプログラム名選択・入力を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344の色が、他の下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344の色および個別下位アイコン表示領域344の背景色とは異なる色である作業実行表示色であって、下位分類の作業が属する上位分類の作業を表す上位アイコン332の個別上位アイコン表示領域336の色と同じオレンジ色とされる。個別下位アイコン表示領域344の作業実行表示色による表示により、プログラム名選択・入力の実行中であることが表示されるとともに、上位アイコン332と下位アイコン334とが個別アイコン表示領域334,344の表示色の同一性によって関連付けられる。いずれの上位分類に属するいずれの下位分類作業が実行されているかがシステムオペレータにわかるように表示されるのである。また、プログラム名選択・入力を表す下位アイコン342に対応する代替図形350も処理内容の実行を表す色で表示され、処理内容実行表示色であるオレンジ色にされる。プログラム名選択・入力に対応する処理内容は1つであり、下位アイコン342に対応する代替図形350は1個である。パスワードの入力により、6つの下位アイコン342および全部の代替図形350は表示されるが、処理内容表示画面326には何も表示されず、システムオペレータがプログラム名選択・入力を表す下位アイコン342を押すことにより、処理内容表示画面326にプログラム名選択・入力を支援する表示が為されるとともに、その下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344および代替図形350がオレンジ色で表示されるようにしてもよい。
また、下位アイコン342は、個別下位アイコン表示領域344の背景の色が、下位アイコン説明カード376の最上段に記載された下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域414および下位アイコン342の意味の記載であって、プログラム準備に属する複数の下位分類作業を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域414および下位アイコン342の意味の記載の背景色と同じ色となる状態で表示される。そのため、作業者は下位アイコン群表示領域322に表示された下位アイコン342の意味がわからない場合には、下位アイコン説明カード376を見るが、迅速に目的とする下位アイコン342の意味を知ることができる。
処理内容表示領域326には、図16に示すように、制御プログラム名が複数、表示される。作業者は、これら制御プログラム名のうち、実行する制御プログラム名に触れて制御プログラムを選択し、実行を指示する。実行する制御プログラム名が表示されない場合には、システムオペレータは、図16に示すように、処理内容表示領域326に表示されたキーボード表示アイコン478に触れ、図17に示すように、処理内容表示領域326にキーボードを表示させ、所定のキーに触れて制御プログラム名を入力する。実行を指示され、あるいは入力された制御プログラム名は、処理内容表示領域326の下部に表示される。選択あるいは入力により制御プログラムが設定されれば、プログラム名選択・入力作業が終了する。制御プログラムが選択により設定されれば、それにより、表示画面312の表示は、図18に示す表示に移行する。制御プログラムが入力により設定された場合には、システムオペレータがキーボードのEnterキーに触れることにより表示画面312の表示が図18に示す表示に移行する。
図18に示すように、表示画面312において、プログラム名選択・入力を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344の表示が白色に戻され、替わって基板・マスクサイズ設定を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344がオレンジ色で表示されるとともに、基板・マスクサイズ設定を表す下位アイコン342に対応する代替図形350がオレンジ色で表示される。基板・マスクサイズ設定処理は、本実施例では、(a)プリント配線板42のX軸方向,Y軸方向,Z軸方向の各長さの入力およびプリント配線板搬送装置30により搬送されるプリント配線板42を停止させるストッパのX軸,Y軸方向の各位置の入力と、(b)プリント配線板42に設けられた基準マークの形状の指定およびマーク設置位置の指定と、(c)印刷マスク64のサイズ指定およびオフセット位置の入力との3つを含む。オフセット位置は、印刷マスク64のスキージヘッド移動方向における一端と、スキージ84が接触させられて印刷が開始される印刷開始位置との距離である。そのため、基板・マスクサイズ設定を表す下位アイコン342に対応する代替図形350は3つ設けられており、ここではそれらのうちの1つであり、3つの処理内容のうち、選択順序が1番である処理内容に対応する代替図形350であって、先行作業であるプログラム名選択・入力を表す下位アイコン342に対応する代替図形350に最も近い代替図形350がオレンジ色で表示される。プログラム名選択・入力を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344は白色に戻されるが、それに対応する代替図形350はオレンジ色で表示されたままであり、基板・マスクサイズ設定作業が終了したことを表す終了表示として機能する。
処理内容表示領域326にはまず、図18に示すように、プリント配線板42のX軸,Y軸およびZ軸方向の各長さの入力を支援するために、プリント配線板42および寸法入力欄が表示される。システムオペレータが寸法入力欄に触れれば、図19に示すように、処理内容表示領域326に寸法入力用のテンキーが表示され、そのうちの所定のキーにタッチすることにより寸法が入力される。
入力されたプリント配線板42のX軸,Y軸およびZ軸の各寸法は、寸法入力欄に表示される。入力終了後、プリント配線板42が切欠を備えているのであれば、図20に示すように、プリント配線板42が切欠と共に表示されるとともに、ストッパ位置入力欄が表示される。ストッパは、プリント配線板搬送装置30により搬送されるプリント配線板42を所定の印刷位置に停止させるものである。システムオペレータがストッパ位置入力欄に触れれば、図示は省略するが、処理内容表示領域326に寸法入力用のテンキーが表示され、そのうちの所定のキーにタッチすることにより寸法が入力される。1つの処理内容が行われるとき、画面表示が複数に切り換えられても、その処理が行われる間、その処理内容に対応する代替図形がオレンジ色で表示される。ストッパの位置が入力されれば、図21に示すように、処理内容表示領域326に基準マーク指定支援画面が表示され、プリント配線板42に設けられた基準マークの形状が選択されるとともに、形成位置が入力されるようにされる。これらが入力されれば、図22に示すように、印刷マスク64のサイズ入力支援画面が表示され、入力後、図23に示すように、オフセット位置入力支援画面が表示される。
このように基板・マスクサイズ設定作業は、3つの処理内容を含み、基板・マスクサイズ設定作業を表す下位アイコン342に対応して設けられた3つの代替図形350のうち、現に処理内容表示領域326に表示されている処理内容に対応する代替図形350がオレンジ色で表示される。処理内容が1つ進む毎にオレンジ色で表示される代替図形350が増加し、現に表示されている作業内容の、基板・マスクサイズ設定における位置づけや、プログラム準備における位置づけがシステムオペレータにわかる。
印刷マスク64のオフセット位置が入力され、基板・マスクサイズ設定作業がすべて終了すれば、次に段取替えが行われる。段取替えは、先行作業スキップ不可作業であり、段取替えに対応する下位アイコン342は、グレーアウトさせられているが、基板・マスクサイズ設定作業が終了すれば、図24に示すように、濃い色で表されるとともに、段取替えを表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344がオレンジ色で表示される。段取替えの後に行われる3つの先行作業スキップ不可作業にそれぞれ対応する下位アイコン342はグレーアウトさせられたままである。本実施例においては、4つの先行作業スキップ不可作業にそれぞれ対応する下位アイコン342は、各下位アイコン342に対応する作業の直前の下位分類の作業が終了する毎に、1つずつ選択可能な表示状態とされるのである。段取替えに対応する処理内容は、プリント配線板支持装置32および印刷マスク64の取外し、基板搬送幅の変更、プリント配線板支持装置32,印刷マスク64の取付けおよびプリント配線板42の有無の確認の4つを含む。システムオペレータが段取替えを表す下位アイコン342を押せば、処理内容表示領域326に段取替えを支援する最初の画面が表示される。段取替えを表す下位アイコン342の表示が濃い色に替えられるのと同時に、処理内容表示領域326に段取替えを支援する最初の画面が表示されてもよい。処理内容表示領域326には、上記4つの処理をそれぞれ支援する表示が順次為されるとともに、代替図形350のオレンジ色表示により作業の位置づけが表示される。
段取替えの次にマーク指定が行われる。そのため、段取替えが終了すれば、マーク指定を表す下位アイコン342が濃い色で表され、実行可能となる。マーク指定は、プリント配線板42に設けられた基準マークの実際の位置の取得であり、撮像装置を移動させ、基準マークを撮像させることにより行われる。そのため、撮像装置の移動およびマーク位置入力の2つの作業内容を含み、処理内容表示領域326には、撮像装置の移動指示等、処理内容を支援するための表示が為され、表示に従ってシステムオペレータは撮像装置を移動させ、基準マークの位置を指定する。マーク指定の次に試刷りが行われる。マーク指定が終了すれば、試刷りを表す下位アイコン342が濃い色で表され、実行可能となる。試刷りは、プリント配線板42のセット,スキージヘッド70のセット,試刷り,印刷されたはんだの撮像,印刷結果の検討の5つの作業を含み、処理内容表示領域326にはそれら作業を支援する表示が順次為され、作業者は表示に従って処理を行う。
マーク指定および試刷りの間も、実行される下位分類作業を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344がオレンジ色で表示されるとともに、代替図形350が処理内容表示領域326の進行に合わせてオレンジ色で表示される。次の印刷条件設定の場合も同様である。
試刷り後、印刷条件設定が行われる。試し刷りが終了すれば、図25に示すように、印刷条件設定を表す下位アイコン342および個別下位アイコン表示領域344が濃い色で表され、実行可能となる。印刷条件設定は、例えば、はんだ供給間隔の設定,印刷マスク64のクリーニング間隔の設定および印刷パラメータの設定等を含み、作業者は処理内容表示領域326に為される表示に従って設定を行う。印刷パラメータには、例えば、スキージヘッド70のように密閉型のスキージヘッドの場合、例えば、スキージ84のプリント配線板42への接触圧,加圧装置82によるクリームはんだの収容室80からの押出圧およびスキージヘッド70の移動速度が含まれる。
試刷り後、システムオペレータはプリント配線板42に印刷されたクリームはんだや印刷マスク64を見て、必要であれば、作業パラメータである印刷パラメータを変更する。印刷パラメータが不適切である場合、印刷結果に現われるからである。そのため、試刷りが終了すれば、処理内容表示領域326には、図25に示すように、印刷パラメータの変更を支援する表示が為されるが、処理内容表示領域326には、少なくとも1種類の作業不良、本実施例では3種類の印刷不良を表す印刷不良表示アイコン500,502,504が表示されるとともに、それらの各々と対応付けて印刷パラメータを変更するための印刷パラメータ設定部としての変更操作部506,508,510が表示される。印刷不良表示アイコン500は、印刷マスク64上からのクリームはんだの掻き残しを表し、印刷不良表示アイコン502は、ブリッジの発生を表し、印刷不良表示アイコン504は、かすれの発生を表す。変更操作部506,508,510はそれぞれ、プラスの変更キー514,マイナスの変更キー516,変更量表示スケール518および変更量指示カーソル520を含む。変更キー514,516は印刷パラメータ入力部であり、変更量表示スケールは、印刷パラメータ設定量表示部であり、変更量指示カーソルは印刷パラメータ設定量指示部であると考えることができる。いずれの変更操作部506,508,510においてもプラスの変更キー514は、印刷不良が改善されるように印刷パラメータの変更を指示するキーであり、マイナスの変更キー516は、印刷パラメータを微調整するキーである。プラスの変更キー514の操作あるいはマイナスの変更キー516の操作に合わせて変更量指示カーソル520が移動し、システムオペレータはそれを見ながら変更キー514あるいは変更キー516を操作して変更量を設定する。但し、スキージ84の印刷マスク64への接触圧が過大な場合は、印刷マスク64上のクリームはんだの掻き残しとは逆に、印刷マスク64の開口からのクリームはんだのえぐり出しが生ずるため、この印刷不良が生じている場合には、システムオペレータは、変更操作部506のマイナスの変更キー516を操作する。
システムオペレータによる変更操作部506,508,510の操作に応じて、スクリーン印刷機において印刷パラメータが変更されて、クリームはんだのプリント配線板42への印刷が行われる。スキージ84による印刷マスク64上からのクリームはんだの掻き残しの原因は、スキージ84の印刷マスク64への接触圧の不足であると推定され、変更操作部506のプラスの変更キー514が操作されれば、その操作量に応じてスキージ84のプリント配線板42への接触圧が増大させられる。また、ブリッジの原因は、クリームはんだの収容室80からの押出圧が過大であることであると推定され、変更操作部508が操作されれば、クリームはんだの収容室80からの押出圧が減少させられる。さらに、かすれの原因は、スキージ移動速度が速過ぎることであると推定され、変更操作部510が操作されれば、スキージ移動速度が遅くされる。したがって、システムオペレータは、印刷不良の原因および変更操作部506,508,510の操作により印刷パラメータがどのように変更されるかを熟知しなくても、印刷不良表示アイコン500,502,504のうち、発生している印刷不良に対応する変更操作部を操作し、印刷不良を改善することができる。表示制御装置302の設定された変更量に基づいて制御装置90に印刷パラメータの変更を指示する部分が印刷パラメータ変更部を構成していると考えることもでき、制御装置90の印刷パラメータの変更指示に基づいて印刷パラメータを変更する部分が印刷パラメータ変更部を構成していると考えることもできる。
なお、図示は省略するが、スキージヘッドが開放型であり、スキージを2つ備え、それら2つのスキージが交互に印刷マスクに接触させられて、印刷マスク上に載せられたクリームはんだ等の印刷剤を移動させつつ印刷マスクの貫通孔に押し込むスクリーン印刷機においても、同様に印刷不良が生ずる。そのため、スキージヘッドが開放型であっても、印刷パラメータの設定時には、処理内容表示領域326に図25に示す表示と同様の表示が為され、システムオペレータは、密閉型のスキージヘッドの場合と同様に、印刷結果に基づいて印刷不良に対応する変更操作部を操作し、印刷パラメータの変更を容易に指示することができる。
作業のスキップを説明する。
前述のように、プログラム準備作業においては、プログラム名選択・入力作業がスキップすることができる被スキップ可作業であり、システムオペレータは、この作業をスキップして基板・マスクサイズ設定を行うことができる。この場合、パスワードの入力後、図16に示すように、下位アイコン群表示領域322に下位アイコン342が表示されたならば、システムオペレータは、基板・マスクサイズ設定を表す下位アイコン342を押して、その実行を指示する。それにより、処理内容表示領域326には、基板・マスクサイズ設定のための表示が為され、システムオペレータはその表示に従って基板・マスクサイズ設定作業を行うことができる。また、基板・マスクサイズ設定作業を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344がオレンジ色で表示され、それに対応する代替図形350が作業の進行に合わせてオレンジ色で表示される。プログラム名選択・入力作業がスキップされるのであるが、この場合、本実施例では、プログラム名としてデフォルト値、すなわち初期設定されたプログラムが実行プログラムとして設定される。そのため、基板・マスクサイズ設定が実行されるときには、プログラム名選択・入力作業を表すアイコン342に対応する代替図形350は、プログラム名選択・入力作業が終わったものとしてオレンジ色で表示される。そして、基板・マスクサイズ設定作業が終了すれば、段取替えを表す下位アイコン342が濃い色で表され、段取替えの実行が可能となる。システムオペレータは、スキップにより、自身ではプログラム名選択・入力作業を行わなくてよく、作業を迅速に行うことができる。
プログラム名選択・入力をスキップして基板・マスクサイズ設定作業を行った後、プログラム名選択・入力作業を実行することもできる。この場合、オペレータはプログラム名選択・入力作業を表す下位アイコン342に触れて、その作業の実行を指示し、作業を行うのであるが、それにより、本実施例では、先に入力した基板・マスクサイズがキャンセルとなり、プログラム名選択・入力作業の終了後、システムオペレータは、再度、基板・マスクサイズ設定作業を行う。また、この場合、基板・マスクサイズ設定作業を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344は白色に戻され、プログラム名選択・入力作業を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344がオレンジ色で表示される。代替図形350も、基板・マスクサイズ設定作業に対応する代替図形350は白色に戻され、プログラム名選択・入力作業に対応する代替図形350がオレンジ色で表示される。
表示画面312には、図18に示すように、その下方に順行指示表示としての次実行指示矢印474および逆行指示表示として戻り実行指示矢印476が表示される。システムオペレータが次実行指示矢印474を1回押す毎に、処理内容表示領域326の表示が1つずつ先に進められ、順次後順序のものに変更され、戻り実行指示矢印476を1回押す毎に、表示が1つずつ戻され、順次先順序のものに変更される。システムオペレータが戻り戻り実行指示矢印476を押して表示を戻すことにより、例えば、先に設定したデータを変更したりすることができる。この場合、処理内容表示領域326の表示の逆行に伴って個別下位アイコン表示領域344および代替図形350の表示も戻される。例えば、基板・マスクサイズ設定作業中にシステムオペレータが表示を戻し、プログラム名選択・入力まで戻したならば、基板・マスクサイズ設定を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344およびそれに対応する代替図形350が白色に戻される。また、この場合、戻された分の作業はすべてキャンセルとなる。基板・マスクサイズ設定作業およびプログラム名選択・入力において設定されたデータはリセットされるのであり、オペレータは、再度、プログラム名選択・入力から行う。
また、次実行指示矢印474をオペレータが押して表示を進める場合、その間、システムオペレータが作業を行わなかった場合、作業内容がデータ入力であれば、デフォルト値が入力値として設定される。この場合、本実施例では、代替図形350は、画面表示の進行に伴って、現に表示された処理に対応するもの、および処理順序が現に表示されている処理より前である処理に対応する全部の代替図形350がオレンジ色で表示される。このように、本実施例においては、次実行指示矢印474および戻り実行指示矢印476の操作に従って処理内容表示領域326の表示が進められたり、戻されたりするとき、現に処理内容表示領域326に表示されている処理に対応する代替図形350および順序がそれより前の代替図形350が処理内容実行表示色で表示され、処理内容の位置づけが表わされるとともに、表示を進めるのみでもデフォルト値の設定により作業が終了したこととされ、表示を戻すのみでも既に入力されたデータのキャンセルにより作業が行われていないこととされるため、処理内容の進行状況も表される。また、個別下位アイコン表示領域344は、処理内容表示領域326に表示された処理内容を含む下位分類作業を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344がオレンジ色で表示される。矢印474,476によって表示を進める場合にも戻す場合にも、処理内容表示領域326の表示の切替えは、処理順序に従って1つずつ為され、処理が飛ばされて表示されることはなく、処理順序をよく知らないシステムオペレータであっても、迷うことなく処理を進めたり、戻したりしつつ作業を行うことができる。なお、次実行指示矢印474および戻り実行指示矢印476についてもそれぞれ、コード符号が表示される。
なお、次実行矢印474および戻り実行矢印476は、全部の画面表示について表示されるとは限らず、表示されない場合もあり、いずれか一方のみが表示される場合もある。例えば、表示を戻して既に行われた処理をキャンセルしたり、表示を進め、デフォルト値の設定により処理が済んだこととすることが、処理の内容上、望ましくなく、あるいは不可能であったりする場合、矢印474,476が表示されないようにされるのである。次実行矢印474および戻り実行矢印476の少なくとも一方が表示される場合、システムオペレータはそれらを操作して表示を進めたり、戻したりすることができる。
処理内容表示領域326には、必要に応じてオプション設定キー480が表示される。例えば、図18に示すように、プリント配線板42のサイズ入力支援画面が表示画面312に表示されるとき、処理内容表示領域326の左下隅にオプション設定キー480が表示される。オプション設定キー480は、その操作により、表示画面312の表示を、各作業に必須の作業および必須設定項目以外の設定画面であって、現に表示画面312に表示されている処理内容に関連する事項を設定する画面へ移行させるキーであり、オプション設定の内容をイメージし易い。
このように表示画面312に為される図形および数値入力欄等の表示に従ってシステムオペレータはデータを入力したり、スクリーン印刷機10について作業を行ったりすればよく、オペレータによるプログラム準備作業が支援され、作業を容易に行うことができる。この際、処理内容表示領域326に表示された処理内容についての説明がマニュアル380にあれば、タッグ指示図形表示領域328にタッグ指示矢印470が表示され、その表示位置および表示色によってマニュアル380のどのあたりの頁のどの部分に、処理内容表示領域326に表示されている処理内容に関する説明が記載されているかがわかり、システムオペレータは表示の意味を迅速に理解し、正確に処理を行うことができる。
プログラム準備作業後、プリント配線板42へのはんだの印刷を開始するのであれば、作業者は4つの上位アイコン332のうち、自動運転を表す上位アイコン332を押して自動運転の開始を指示する。それにより、下位アイコン群表示領域322に、自動運転の下位分類作業、すなわちプログラム選択,段取替え,試し刷り,生産をそれぞれ表す下位アイコン342が標準の選択順序に対応した順序で並べて表示される。また、自動運転を表す上位アイコン332の個別上位アイコン表示領域334がオレンジ色で表示され、自動運転の実行中であることが表示される。そして、システムオペレータはプログラム準備時と同様に行われる処理内容表示領域326における作業支援表示に従って作業を行う。また、個別下位アイコン表示領域344および代替図形350のオレンジ色表示により、下位アイコン342が上位アイコン332と関連付けて表示されるとともに、作業の下位分類中における位置づけや上位分類中における位置づけが表わされる。
自動運転によるプリント配線板42へのはんだ印刷終了後、後片づけを行うのであれば、システムオペレータである作業者は後片づけを表す上位アイコン332を押し、後片づけの実行を指示する。後片づけは、スキージヘッド70の清掃および印刷マスク64の清掃を含む。そのため、下位アイコン群表示領域322には、スキージヘッド70の清掃を表すアイコンおよび印刷マスク64の清掃を表すアイコンが表示され、それらの清掃を支援するための表示が処理内容表示領域326に為され、システムオペレータはそれに従って清掃を行う。スキージヘッド70はスキージ装置34の構成部材であり、印刷マスク64は印刷マスク支持装置36により支持される部材であり、スクリーン印刷機10において配置される装置を異にするが、システムオペレータは表示に従って清掃作業をまとめて行うことができる。後片づけの場合にも、個別上位アイコン表示領域334および個別下位アイコン表示領域344のオレンジ色表示により、上位アイコン332と下位アイコン342とが関連付けて表示されるとともに、実行が表示される。なお、スキージヘッド70と印刷マスク64との清掃の順番は問わないため、本実施例では代替図形350は表示されない。
そして、装置設定作業を行うのであれば、管理者であるシステムオペレータは装置設定を表す上位アイコン332を選択する。装置設定は、スクリーン印刷機10の状態の設定であり、管理者によって行われる。装置設定作業には、グリスアップ等が含まれるが、作業順序は決まっておらず、いずれの作業から行ってもよいため、図26に示すように、代替図形350は表示されない。また、全部の下位アイコン342が選択可能な状態で表示される。
図26に基づいて、装置設定作業のうちグリスアップを代表的に説明する。
グリスアップは、スクリーン印刷機10を構成する装置のうち、例えば、ボールねじのナットに保持されたボール等の可動部にグリスを給油する作業である。スクリーン印刷機10においてグリス給油部位は複数設定されているが、グリス給油部位がその可動領域のいずれの位置にあってもオペレータが給油作業を行うことができるとは限らない。位置によっては、スクリーン印刷機の構成部材によりオペレータの作業が妨げられることがあるからであり、グリス給油時にグリス給油部位を、オペレータが給油口からのグリス給油作業を行い易いグリス給油位置へ移動させるとともに、そのグリス給油部位と同時にはグリスの給油が行われない他の可動部を、給油を妨げない位置へ退避させることが必要である。グリス給油位置は、複数のグリス給油部位の各々について予め設定されているが、本スクリーン印刷機10においては、全部のグリス給油部位を同時にグリス給油位置に位置させることは、構成上、できない。そのため、給油は複数回に分けて行われ、同時にグリス給油位置に位置させることができる複数のグリス給油部位について同じ回に給油が行われる。複数のグリス給油部位は、同時にグリス給油位置に位置させることができるか否かによりグループ化され、グループ毎に、グループを指定する指定データであるポジション番号と対応付けてコンピュータ366に記憶されている。また、グリス給油部位のグリス給油位置への移動に伴って退避位置へ退避させる可動部についての位置情報も対応付けて記憶されている。
装置設定を表す上位アイコン332が選択されれば、図26に示すように、個別上位アイコン表示領域334がオレンジ色で表示され、下位アイコン表示領域322には装置設定に含まれる複数の下位分類の作業を表す下位アイコン342が表示される。そして、グリスアップが選択されれば、グリスアップを表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344がオレンジ色で表示されるとともに、処理内容表示領域326には、グリスアップ作業支援表示が為される。
処理内容表示領域326には、ポジション番号入力領域550,グリス給油部位表示領域552およびスタートアイコン554が表示される。システムオペレータがポジション番号入力領域550に触れば、ポジション番号の入力が可能となる。ポジション番号が入力されれば、グリス給油部位表示領域552に、入力されたポジション番号により指定されるグループに属する複数のグリス給油部位が表示され、システムオペレータはグリス給油部位を確認することができる。オペレータはポジション番号を入力し、グリス給油を行うグリス給油部位を選択したならば、スタートアイコン554に触れ、グリス給油の開始を指示する。それにより、スクリーン印刷機10においては、コンピュータ366からの指示に基づいて、選択された複数のグリス給油部位がそれぞれ自動的にグリス給油位置へ移動させられるとともに、グリス給油部位のグリス給油位置での給油が可能となるように他の可動部が退避位置へ退避させられる。システムオペレータは、処理内容表示領域326に表示に従って入力を行うのみで、グリス給油部位を適切なグリス給油位置へ移動させることができるのであり、モータのインチング操作によってグリス給油部位を給油位置へ移動させる場合に比較して容易に給油作業を行うことができる。
全部の給油部位にグリスを給油するのであれば、オペレータは、ポジション番号の入力およびグリスアップ作業を繰り返し実行する。また、特定の給油部位のみにグリスを給油するのであれば、オペレータは、その給油部位が含まれるグループをポジション番号により指定してグリスアップの実行を指示し、特定の給油部位がグリス給油位置へ移動させられるようにする。接着剤塗布機12等におけるグリスアップも、スクリーン印刷機10と同様に行われる。
コンピュータ366の給油部位の給油位置への移動を指示する部分が、給油部位給油位置移動制御部を構成し、給油部位以外の可動部の退避位置への移動を指示する部分が、可動部退避位置移動制御部を構成している。これら移動制御部は、給油可能状態現出部である。また、コンピュータ366の複数の給油部位をグループ毎に選択的に処理内容表示領域326に表示させ、給油を行う給油部位を選択させる部分が給油部位選択表示型給油部位設定部を構成し、給油部位設定部により設定された給油部位の給油位置への移動を指示する部分が設定給油部位給油位置移動制御部を構成し、グループ化された給油部位を、グループを特定するデータと共に記憶する部分が給油部位記憶部を構成している。コンピュータ92の給油部位を制御して給油位置へ移動させる部分が給油部位給油位置移動制御部を構成していると考えることもできる。グリス給油部位を給油位置へ移動させる際に可動部を退避位置へ移動させなくてよく、可動部退避位置移動制御部を設けることは不可欠ではない。
全部の給油部位がグループ化された状態で同時に処理内容表示領域に表示され、給油が行われるグループがシステムオペレータにより選択されるようにしてもよい。この場合、給油部位設定部は全給油部位表示型給油部位設定部とされる。また、グループを特定するデータのみが表示,入力されて、給油が行われる給油部位が設定されるようにしてもよい。
このグリスアップのための給油部位の設定および給油部位の給油位置への自動的な移動等は、スクリーン印刷機,接着剤塗布機,電子回路部品装着機等、可動部を有する種々の作業機において、表示システムに関する発明とは独立して行うことができる。
このように本表示システム100においては、上位アイコン332,下位アイコン342および処理内容が同時に表示画面312に表示され、システムオペレータは実行する処理内容の作業全体における位置づけを容易に確認しつつ作業を行うことができる。表示システム100は、システムオペレータによる作業と、コンピュータにより制御される処理システムの一種である生産システムにおける処理,作業等とを結び付けるヒューマンマシンインタフェースとして機能する。また、上位アイコン説明カード374,下位アイコン説明カード376およびマニュアル380の使用により表示システムによる表示が補助され、表示システム100を勝手良く使うことができる。カード374,376はビニールポケット402,404に収容され、マニュアル380はマニュアル台382に載せられるとともに、保持ピン448,450によって保持されているのみであるため、着脱が簡単であり、例えば、表示制御プログラムがバージョンアップされ、アイコンが変更される場合、カード374,376が容易に交換され、差し替えられる。マニュアル380についても変更等があれば、容易に交換することができる。
以上、スクリーン印刷機10の表示システム100について説明したが、他の作業機である接着剤塗布機12および電子回路部品装着機14,16の各表示システム140,200,270においても、図示および詳細な説明は省略するが、表示システム100と同様に作業支援のための表示が行われる。
接着剤塗布機12について設けられた表示システム140は、表示システム100と同様に、表示装置,表示制御装置および補助ボードを備えている。接着剤塗布機12においては、プリント配線板42に接着剤を塗布する作業の他、前記第三相対移動装置を制御する制御プログラムの選択,プリント配線板42の寸法設定,段取替え,試し塗布および塗布条件の設定等、種々の作業が行われ、表示システム140においては、それら作業が表示システム100と同様に3階層に分類されている。上位分類は、例えば、プログラム準備,自動運転,後片づけ,装置設定の4つの作業を含み、上位分類の各々が複数の下位分類を含んでいる。例えば、プログラム準備は、プログラム名選択・入力,基板サイズ設定,段取替え,プリント配線板42の基準マークの指定,試し塗布および塗布条件設定を含み、表示画面の上位アイコン群表示領域には上位アイコンが表示され、下位分類作業に処理順序が設定される場合、上位アイコンの選択に応じて下位アイコン群表示領域に下位アイコンが標準の選択順序に対応した順序で並べて表示される。そして、下位アイコンの選択により、あるいは選択順序に従った作業の進行により、下位アイコンにより表される作業の実行が指示されれば、処理内容表示領域には、順次、処理内容が表示され、作業が支援される。また、個別上位アイコン表示領域および個別下位アイコン表示領域が作業実行表示色で表示されるとともに、代替図形表示領域に代替図形が処理実行表示色によって表示され、それにより、上位アイコンと下位アイコンとの関連性の表示や処理の位置付け,進行状況等の表示が為される。さらに、上位アイコン説明カード,下位アイコン説明カードおよびマニュアルがセットされ、それらによる説明およびタッグ指示図形表示領域328におけるタッグ指示矢印の表示によっても作業が支援される。
ロータリヘッド型電子回路部品装着機14について設けられた表示システム200も、表示システム100と同様に、表示装置,表示制御装置および補助ボードを備えている。ロータリヘッド型電子回路部品装着機14においては、プリント配線板42に電子回路部品を装着する作業の他、前記第一相対移動装置を制御する制御プログラムの選択,プリント配線板42の寸法設定,段取替え,プリント配線板42の基準マークの指定,試し装着,吸着ノズルの点検,清掃,撮像装置の点検等、種々の作業が行われる。表示システム200においては、それら作業が3階層に分類され、例えば、プログラム準備,自動運転,メンテナンスおよび装置設定の4つの上位分類に分けられるとともに、上位分類の各々が複数の下位分類を含み、下位分類はそれぞれ1つ以上の処理内容を含んでいる。例えば、プログラム準備は、プログラム名選択・入力,生産モード設定,リカバリ設定,ノズル配置設定,コンベヤ設定等を含み、下位分類の1つであるプログラム名選択・入力は、制御プログラムの選択および入力を含む。表示装置の表示画面には、上位アイコン,下位アイコン,代替図形,処理内容およびタッグ指示矢印等が表示され、個別上位アイコン表示領域等の作業実行表示色による表示,処理内容表示領域への処理内容の表示やカードおよびマニュアルの保持等により、システムオペレータによる作業の実行が支援される。
XYロボット型電子回路部品装着機16について設けられた表示システム270も、表示システム100と同様に、表示装置,表示制御装置および補助ボードを備えている。XYロボット型電子回路部品装着機16においては、ロータリヘッド型電子回路部品装着機14と同様に種々の作業が行われ、表示システム270においては、それら作業が3階層に分類され、例えば、4つの上位分類、各上位分類に属する複数の下位分類およびそれら下位分類の各々に対応する1つ以上の処理内容に分類される。そして、処理内容表示領域への処理内容の表示等によりシステムオペレータによる作業の実行が支援される。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、表示システム100,140,200,270の各表示制御装置302の、上位アイコン332の選択に応じて、その選択された上位アイコン332の個別上位アイコン表示領域334をオレンジ色で表示させるとともに、選択された上位分類作業に属する下位分類作業のうち、選択された下位分類作業を表す下位アイコン342の個別下位アイコン表示領域344をオレンジ色で表示させる部分および個別上位アイコン表示領域334,個別下位アイコン表示領域344がアイコン関連性表示部としての表示状態同一性依拠関連性表示部たる色同一性依拠関連性表示部を構成している。また、表示制御装置302の、選択された上位分類の下位分類を表す複数の下位アイコン342を下位アイコン群表示領域322に表示させる部分がアイコン表示部を構成し、処理内容表示領域326に処理内容を表示させる部分が処理内容表示部を構成し、下位アイコン群表示領域322に複数の下位アイコン342を標準の選択順序に対応した順序で並べて表示する部分が順序対応表示部を構成し、代替図形表示領域324に代替図形350を表示させる部分が代替図形表示部を構成している。さらに、表示制御装置302の、現に処理内容表示領域326に表示されている処理内容に対応する代替図形350および既に処理の済んだ全部の処理内容に対応する代替図形350をオレンジ色で表示させる部分が現処理指示部でもあり、実行済み処理指示部でもある。また、表示制御装置302の、下位アイコン群表示領域326に複数の下位アイコン342を、その表示色を濃い色とグレーとに異ならせて表示させる部分が先行処理スキップ可・不可表示部を構成し、次実行指示矢印474が1回触られる毎に、処理内容表示領域326の表示を1つずつ先に進める部分が順行操作部を構成し、戻り実行矢印476が1回触れられる毎に、表示を1つずつ前に戻す部分が逆行操作部を構成している。また、RAM364が情報を記憶する記憶部を構成し、タッチパネルとして機能する表示画面312が操作部を構成している。表示画面312には、テンキーが表示されたり、キーボードが表示される等、操作部が複数、表示され、処理内容表示領域326の操作部が表示される部分が操作部表示領域を構成し、コンピュータ366の、複数の操作部のタッチにより入力される情報をRAM364に記憶させる部分が情報取得装置を構成している。処理内容表示領域326の数値入力欄等が表示される領域が入力情報表示領域を構成し、表示制御装置302の操作部の操作により取得された入力情報を入力情報表示領域に表示させる部分が入力情報表示部を構成している。
さらに、表示制御装置302の表示装置300にコード符号336,346を表示させる部分がコード符号表示部を構成し、表示装置300にタッグ指示図形表示領域328にタッグ指示矢印470を、マニュアル380の参照章に設けられたタッグ434を指示する位置に、参照章中の参照事項を指示する色で表示させる部分がタッグ指示図形表示部を構成し、表示装置300に表示制御プログラムのバージョンナンバを表示させる部分がバージョン表示部を構成し、下位アイコン群表示領域322の個別アイコン表示領域344の背景の色を、下位アイコン説明カード376の、下位アイコン群表示領域322に表示された下位アイコン342について為された意味の記載の背景の色と同じ色で表示させる部分がアイコン同一色表示部を構成している。
なお、補助ボードがアイコン説明カードおよびカード保持部を備える場合、カード保持部は、ビニールポケットに限らず、例えば、カードを挿入するレールや、カードを掛けるフックや、カードを貼り付ける磁石等により構成してもよい。また、補助ボードと装置本体との間にスペーサを配設し、補助ボードと装置本体との間にカード挿入用ポケットが形成されるようにしてもよい。スペーサには、表示画面,各種スイッチに対応する部分に開口が形成されるとともに、カード挿入用ポケット構成部分に開口が設けられ、スペーサを挟んで補助ボードが装置本体に取り付けられた状態においてカード挿入用ポケットが形成される。補助ボードのカード挿入用ポケットを構成する部分には開口が設けられ、カード挿入用ポケットに入れられたカードの記載を読むことができる。この開口は、透明なカバーで覆ってもよく、あるいは補助ボードを透明板とし、特に、カード保持部を無色透明とし、カードの記載内容が読めるようにしてもよい。
また、アイコンの意味は、補助ボードに固定的に表示してもよい。例えば、補助ボードの本体を、レキサン(登録商標)製のフィルムにより作られた薄いボードとし、そのボードに、裏面からシルク印刷により上位アイコンおよび下位アイコンの意味を記載するようにしてもよい。補助ボードは説明ボードを含むこととなる。レキサン製のフィルムは、表から文字を書いたり、消したりすることができ、例えば、裏からのシルク印刷により鉛筆で記入する面を指定し、システムオペレータが熟練してマニュアルが不要になれば、マニュアル保持部がメモ部として機能するようにすることができる。さらに、表示装置の装置本体の側面にマニュアル収容部、例えば、マニュアル収容ポケットを設け、不要な場合にマニュアルを収納するようにしてもよい。この場合、説明ボードに、マニュアルが収納されていることを誘導する矢印を印刷してもよい。また、説明ボードにマニュアル保持部を設けてもよい。
また、マニュアル保持部材は、マニュアルを保持することができる部材であればよく、少なくとも一部が枠状を成す部材でもよい。
マニュアル保持部は、表示装置本体,カード保持ボードあるいは説明ボードの前面に設けられた譜面台状のマニュアル載せ台としてもよく、あるいはマニュアルを掛けるフックとし、マニュアルを係合部としての係合穴においてフックに掛けるようにしてもよい。これらマニュアル載せ台およびフックは、カード保持ボードあるいは説明ボードとは別体のマニュアル保持ボードに設けてもよい。
カード保持ボードあるいは説明ボードとマニュアル保持ボードとは一体に設けてもよい。
マニュアル保持部材,カード保持部材および説明ボードは、固めの紙製としてもよい。
また、バージョンナンバは、上位アイコン説明カードと下位アイコン説明カードとマニュアルとのうち、いずれか1つに設けてもよく、いずれか2つに設けてもよい。マニュアルにバージョンナンバを記載する場合、表表紙あるいは裏表紙等、いずれか1箇所に記載してもよい。
さらに、操作部は、マウス等のポインティングデバイスあるいはキーボード等の入力装置を含んでもよい。
また、請求可能発明に係る表示システムが、複数の作業機を含む生産システムに設けられる場合、表示システムを設け、複数の作業機に共用としてもよい。この場合、表示システムは、最上位分類として複数の作業機毎の作業を含み、各作業機における上位分類の作業は、表示システムにおける最上位分類ではなくなる。システムオペレータは、表示システムにおいて、作業を行う作業機を選択し、選択した作業機における作業が表示システムによる表示によって支援されるようにされる。表示システムは、複数の作業機の各々とは別に設けられることとなる。
さらに、説明カードにアイコンを記載することは不可欠ではなく、アイコンの意味のみを記載してもよい。その場合にも、例えば、上位アイコン群表示領域における上位アイコンの表示順序および下位アイコン群表示領域における下位アイコンの表示順序と同じ順序でアイコンの意味が記載されれば、記載順序の同一性により、システムオペレータにアイコンの意味を知るために、どの説明を読んだらよいかがわかる。また、説明カードにおける説明の記載位置を、アイコン群表示領域におけるアイコンの表示位置と合わせることによっても、システムオペレータにアイコンの意味を知るために、どの説明を読んだらよいかがわかる。
また、マニュアルにより説明される内容が章等、複数の単位に分けられ、各単位の説明が複数の頁にわたって為される場合、1つの単位に含まれる複数の事項の全部について、記載の背景の色を互いに異ならせてもよい。また、マニュアルを構成する複数のカードの各々についてタッグを設けてもよい。これらタッグは、カードの互いに異なる位置に設けることが望ましい。
さらに、プリント配線板の寸法の入力を支援する際、プリント配線板は、その種類を表す図柄で処理内容表示領域に表示してもよい。表示されるプリント配線板の種類は、選択された制御プログラムにより決まる。プリント配線板の種類は、例えば、切欠の有無,一方の面に既に電子回路部品が装着されているか等により異なる。
また、上位アイコンと下位アイコンとの互いの関連性は、例えば、上位アイコンと個別上位アイコン表示領域との少なくとも一方を点滅させたり、複数の上位アイコンのそれぞれに対応付けて点灯表示部あるいは点滅表示部を設け、選択された上位アイコンについて対応する点灯表示部を表示させ、あるいは点滅表示部を点滅させてもよい。この場合、表示制御装置の選択された上位アイコンに対応する点灯表示部を点灯させ、あるいは点滅表示部を点滅させる部分および点灯表示部あるいは点滅表示部がアイコン関連性表示部を構成する。
さらに、個別アイコン表示領域の表示は省略してもよい。
また、作業機の制御と、その作業機におけるシーケンスオペレータの作業を表示により支援する表示システムの制御とは、1つのコンピュータにより行ってもよい。コンピュータの表示制御プログラムに基づいて表示装置を制御する部分および表示画面を制御する制御回路等が表示制御装置を構成する。
上記実施例において、被スキップ可処理については、スキップされた場合にデフォルト値が設定され、被スキップ可処理がシステムオペレータによって行われなくても、先行処理スキップ不可処理を行うことができるようにされていたが、これは不可欠ではなく、先行処理スキップ不可処理に先行する全部の被スキップ可処理および先行処理スキップ可処理が行われた後に先行処理スキップ不可処理が実行可能となるようにしてもよい。この場合、被スキップ可処理は実行順序変更可能処理であることとなる。先行処理スキップ可処理が実行された後、スキップされた被スキップ可処理が実行されれば、先行処理スキップ不可処理が実行可能となる。先行処理スキップ不可処理を表す下位アイコンは、全部の先行処理スキップ可処理および被スキップ可処理が終了するまで、濃い色とされず、実行可能とされない。
また、先行処理スキップ不可処理が複数ある場合、選択順序に従って、先行する直前の処理が終了する毎に1つずつ実行可能となるようにすることは不可欠ではなく、複数の先行処理スキップ不可処理のうちの複数の処理が同時に実行可能な状態とされてもよい。先行処理スキップ不可処理のうち、選択順序が連続している2つ以上の処理であって、互いに被スキップ可処理および先行処理スキップ可処理の関係にある処理があれば、それら処理を表すアイコンを濃い色とし、いずれも選択,実行可能とするのであり、選択順序が先である被スキップ可処理をスキップすることができる。
さらに、順行操作部あるいは逆行操作部の操作によって処理内容表示領域の表示を進め、あるいは戻す場合、システムオペレータがデータ入力等を行わなくてもデフォルト値が設定されたり、あるいは既に入力されたデータがキャンセルされるようにすることは不可欠ではなく、デフォルト値の設定やデータのキャンセルが行われないようにしてもよい。この際、代替図形表示領域が設定され、代替図形が表示される場合、表示制御装置が現処理指示部を含むのであれば、表示画面の表示の進行あるいは戻りに伴って代替図形の表示も進められ、あるいは戻されて、処理内容の位置づけがシステムオペレータに表示される。また、表示制御装置が実行済み処理指示部を含むのであれば、表示画面の表示が進められ、あるいは戻されても、代替図形の表示は変わらず、既に処理の済んだ複数の処理内容のうち少なくとも実行順序が最後である処理内容に対応する代替図形の表示状態が他の代替図形の表示状態と異ならされたままとされ、処理の進行状況がオペレータに表示される。
代替図形が表示されるにしても、されないにしても、表示が戻されても、既に入力されたデータ等があればそのままとされるのであれば、システムオペレータが画面表示により、既に入力したデータ内容を確認したり、所望のデータのみを変更したりすることができる。また、表示が進められても、システムオペレータによる入力がないデータについてデフォルト値が設定されないのであれば、システムオペレータは後の処理内容を画面表示により確認したりすることができる。
また、代替図形表示部を現処理指示部と実行済み処理指示部との両方を含むものとし、それら指示部による代替図形の表示態様が異なり、それぞれ現処理状態のみ、実行済み処理状態のみを指示する場合、代替図形表示領域を2つ、例えば、平行して設け、一方において現処理指示部に代替図形の表示を行わせ、他方において実行済み処理指示部に代替図形の表示を行わせるようにしてもよい。あるいは表示切替部を設け、1つの代替図形表示領域に、現処理指示部による代替図形の表示と、実行済み処理指示部による代替図形の表示とを選択的に行わせるようにしてもよい。
さらに、代替図形表示部は、現処理指示部と実行済み処理指示部とのいずれか一方を含むものとしてもよい。
また、システムオペレータが下位アイコンに触ることにより、画面表示を進めたり、戻したりするようにしてもよい。標準選択順序が設定され、下位アイコンがその順序で並べられている場合、順序を飛んで処理を進めたり、戻したりするようにするのである。下位分類の処理単位で処理を進めたり、戻したりすることができる。処理を戻す場合、表示を戻しても、既に終了した処理はキャンセルされないようにしてもよく、キャンセルされるようにしてもよい。また、処理を進める場合、表示が進んでも、デフォルト値が設定されるようにしてもよく、設定されないようにしてもよい。システムオペレータが複数の下位アイコンのうちから下位アイコンを選択し、その下位アイコンが対応する下位分類の処理を行ったり、既に行った処理を修正したりしてもよい。
さらに、複数の代替図形そのものを順行操作部あるいは逆行操作部として機能させるようにしてもよい。例えば、複数の下位アイコンが標準の選択順序に対応した順序で並べて表示され、それら複数の下位アイコンの各々に対応付けて代替図形が表示される場合、システムオペレータが代替図形に触れることにより、処理を進めたり、戻したりするようにするのである。処理を進める場合、デフォルト値が設定されるようにしてもよく、設定されないようにしてもよく、処理を戻す場合、既に入力されたデータがキャンセルされるようにしてもよく、キャンセルされないようにしてもよい。
また、下位アイコン群表示領域に表示される複数の下位アイコンについて、標準選択順序が設定されず、実行順序を問わない場合でも、下位アイコンに対応付けて代替図形を表示させてもよい。それにより、例えば、下位分類に対応する処理の数がシステムオペレータにわかり、あるいは、1つの下位分類中において、その下位分類に対応する複数の処理の進行状況や下位分類中における位置づけがシステムオペレータに示される。
請求可能発明の一実施例である表示システムを備えた複数の作業機により構成される対プリント配線板作業システムを概略的に示す正面図である。 上記対プリント配線板作業システムを構成するスクリーン印刷機を示す正面図(一部断面)である。 上記対プリント配線板作業システムを構成する接着剤塗布機を概略的に示す平面図である。 上記接着剤塗布機の塗布ヘッドを示す正面図(一部断面)である。 上記対プリント配線板作業システムを構成するロータリヘッド型電子回路部品装着機を概略的に示す平面図である。 上記ロータリヘッド型電子回路部品装着機の部品装着装置を示す側面図(一部断面)である。 上記対プリント配線板作業システムを構成するXYロボット型電子回路部品装着機を示す平面図である。 上記XYロボット型電子回路部品装着機を示す側面図である。 上記スクリーン印刷機に設けられた表示システムの表示装置を示す正面図である。 上記表示装置を示す底面図である。 上記表示装置の表示画面,上位アイコン説明カードおよび下位アイコン説明カードを示す正面図である。 上記表示システムの表示制御装置の構成を概略的に示すブロック図である。 上記表示システムの表示によるスクリーン印刷機におけるシステムオペレータの作業の支援を説明する図であって、スタートスイッチが押される前の表示画面を示す図である。 上記表示画面にスタートスイッチの操作支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面にパスワードの入力支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面にプログラム準備における制御プログラム名の選択・入力の支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面にキーボードが表示された状態を示す図である。 上記表示画面にプリント配線板の寸法入力の支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面にテンキーが表示された状態を示す図である。 上記表示画面にストッパ設置位置の入力支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面に基準マーク指定の支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面に印刷マスクの寸法入力の支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面に印刷マスクのオフセット位置入力の支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面に段取替えの支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面に印刷条件設定の支援表示が為された状態を示す図である。 上記表示画面に装置設定におけるグリスアップの支援表示が為された状態を示す図である。
符号の説明
10:スクリーン印刷機 12:接着剤塗布機 14:ロータリヘッド型電子回路部品装着機 16:XYロボット型電子回路部品装着機 32:プリント配線板指示装置 70:スキージヘッド 72:スキージヘッド移動装置 74:スキージ押圧装置 90:制御装置 100:表示システム 112:プリント配線板支持装置 114:塗布ヘッド 116:塗布ヘッド移動装置 136:制御装置 140:表示システム 150:装着ヘッド 152:ヘッド旋回装置 158:プリント配線板支持装置 162,164:ヘッド昇降装置 192:制御装置 200:表示システム 220:装着ヘッド 222:ヘッド移動装置 232:プリント配線板支持装置 238:ヘッド昇降装置 262:制御装置 270:表示システム 300:表示装置 302:表示制御装置 304:補助ボード 312:表示画面 320:上位アイコン群表示領域 322:下位アイコン群表示領域 324:代替図形表示領域 326:処理内容表示領域 328:タッグ指示図形表示領域 332:上位アイコン 336:コード符号 338:バージョンナンバ 342:下位アイコン 346:コード符号 350:代替図形 374:上位アイコン説明カード 376:下位アイコン説明カード 380:マニュアル 382:マニュアル台 402,404:ビニールポケット 412,416,436:バージョンナンバ 470:タッグ指示矢印 474:次実行指示矢印 476:戻り実行指示矢印

Claims (13)

  1. コンピュータにより制御プログラムに従って制御される生産システムに関連する一連の作業を支援するための表示を行う表示システムであって、
    表示画面上に、複数の上位分類の各々を表す上位アイコンとそれら複数の上位分類の各々の下位の分類である複数の下位分類を表す下位アイコンとを互いの関連が理解できる状態で表示するアイコン群表示領域と、前記複数の下位分類の各々に対応する1つ以上の処理内容の各々を選択的に表示する処理内容表示領域とが設定された表示装置と、
    その表示装置に接続され、前記上位アイコンの選択に応じてその選択された上位分類の下位分類を表す複数の下位アイコンを前記アイコン群表示領域に表示させるアイコン表示部と、それら複数の下位アイコンの1つの選択に応じてその選択された下位アイコンの処理内容を表す表示を前記処理内容表示領域に表示させる処理内容表示部とを含む表示制御装置と
    を含むことを特徴とする表示システム。
  2. 前記表示制御装置が、前記複数の下位アイコンを標準の選択順序に対応した順序で並べて表示する順序対応表示部を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記表示制御装置が、前記複数ずつの上位アイコンおよび下位アイコンの少なくとも一方について、あるアイコンに対応する処理がそのアイコンより前に並べて表示されているアイコンに対応する処理である先行処理をスキップして実行可能な処理である場合に、その先行処理をスキップして実行可能な処理に対応する少なくとも1つの先行処理スキップ可アイコンと、先行処理をスキップしては実行不可能な処理に対応する少なくとも1つの先行処理スキップ不可アイコンとを、互いに異なる態様で前記表示装置に表示させる先行処理スキップ可・不可表示部を含むことを特徴とする請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記表示装置が、前記表示画面上に、前記複数の下位アイコンの各々に対応付けて、それら各下位アイコンの表す下位分類の各々に対応する前記1つ以上の処理内容と同数の代替図形を表示する代替図形表示領域が設定されたものであり、前記表示制御装置が、その代替図形表示領域に前記代替図形を表示させる代替図形表示部を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の表示システム。
  5. 前記上位アイコンが1個ずつ表示された個別上位アイコン表示領域と前記下位アイコンが1個ずつ表示された個別下位アイコン表示領域との少なくとも一方が、指で触れることによりそのアイコンにより表示される処理の選択を入力可能なタッチスイッチであり、その少なくとも一方が、横寸法より縦寸法が大きい縦長の形状を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の表示システム。
  6. 前記複数の上位分類を表すアイコンと前記複数の下位分類を表すアイコンとが表示状態の同一性によって関連付けられたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の表示システム。
  7. 前記生産システムがプリント回路板の生産工程の少なくとも一部に使用される対プリント回路基板作業システムであり、前記下位分類が、その対プリント回路基板作業システムに関連する作業を含み、前記上位分類が、少なくとも、前記プリント回路板の生産のための制御プログラムの実行に必要なデータの入力,前記制御プログラムの選択,段取替え,試運転の少なくとも1つを含む「プログラム準備」と、前記制御プログラムに従った「自動運転」とを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の表示システム。
  8. 前記上位分類がさらに、前記プリント回路板の生産工程の少なくとも一部を実行する1台以上の作業機の各々の清掃を含む「後片づけ」と、前記1台以上の作業機の状態を設定する「装置設定」との少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項7に記載の表示システム。
  9. 前記表示装置に、前記表示画面と関連付けて取り付けられ、表示画面による表示を補助する補助ボードと、
    その補助ボードを前記表示装置に着脱可能に取り付ける取付装置と
    を含むことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の表示システム。
  10. 前記補助ボードが、めくることが可能な複数頁に、説明が記載されたマニュアルと、そのマニュアルを着脱可能に保持するマニュアル保持部とを備えたことを特徴とする請求項9に記載の表示システム。
  11. 前記マニュアルが複数のタッグを有し、前記表示制御装置が、それら複数のタッグのうち、前記表示画面の処理内容表示領域に表示された前記1つ以上の処理内容と関係の有るタッグを指示するタッグ指示図形を前記表示装置に表示させるタッグ指示図形表示部を含むことを特徴とする請求項10に記載の表示システム。
  12. 前記補助ボードが、前記表示画面に表示されるアイコンの意味が各アイコンとの関係を理解可能な状態で記載された説明カードと、その説明カードを着脱可能に保持するカード保持部とを備えたことを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の表示システム。
  13. 表示画面上に、複数のアイコンを表示するとともに、それら複数のアイコンの各々に対応した処理内容を表示する表示装置と、
    その表示装置に接続され、前記複数のアイコンを表示させるとともに、それら複数のアイコンの選択に応じてその選択されたアイコンの処理内容を表示させる表示制御装置と、
    前記表示装置に、前記表示画面と関連付けて取り付けられ、表示画面による表示を補助する補助ボードと
    を含むことを特徴とする表示システム。
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