JP2006184661A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータ機構を増やさず、かつ、大型のカム機構を搭載しなくても、焦点調整機能およびズーム機能の双方を搭載可能なレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】 レンズ駆動装置1では、固定体20側のステータ30とレンズ保持体70側のロータマグネット35とのステッピングモータ3を利用して、レンズ保持体70を光軸L方向に移動させ、合焦動作を行う。また、ズーム動作を行う際も、ステッピングモータ3を利用して、レンズ保持体2を光軸L方向に移動させてカム筒40と第1のストッパ61とを当接させ、あるいはカム筒40と第2のストッパ62とを当接させて、カム筒40上で第1のレンズ体11および第2のレンズ体12をカム溝41、42に沿って広角方向あるいは望遠方向に移動させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタルカメラなどに用いられるレンズ駆動装置に関するものである。
カメラ付き携帯電話機やデジタルカメラなどに搭載される薄型カメラは、撮影時における焦点調整動作を行う際のレンズ移動距離が通常のカメラに比較して短いので、レンズを直接、磁気駆動するレンズ駆動装置が用いられている。
このような磁気駆動タイプのレンズ駆動装置としては、例えば、レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダの外周に取り付けられたリング状のマグネットと、マグネットに対向する駆動コイルとを有し、駆動コイルへの通電を制御することにより、レンズを光軸方向に直動させるものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−150759号公報
しかしながら、この種のレンズ駆動装置においては、焦点調整機能に加えて、ズーム機能を有するものが求められているが、ズーム機能を追加するためにモータ機構を追加するとレンズ駆動装置が大型化してしまい、デジルタルカメラ付き携帯電話機やデジタルカメラなどに搭載できなくなってしまうという問題点がある。かといって、共通のモータ機構によって、共通のカム軸を回転させ、その回転を各カム機構を介して伝達してレンズの焦点調整動作およびズーム動作を行うと、モータ機構が1つで済むが、カム機構が複雑で大型化してしまう。その結果、組立に多大な手間がかかり、かつ、デジルタルカメラ付き携帯電話機やデジタルカメラなどに搭載するにはサイズおよび重量面で好ましくないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、モータ機構を増やさず、かつ、大型のカム機構を搭載しなくても、焦点調整機能およびズーム機能の双方を搭載可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、固定体に保持された環状のステータと、前記ステータの内側に少なくとも第1のレンズ体および第2のレンズ体を保持するレンズ保持体に搭載され、前記ステータと周面同士が対向するロータマグネットと、光軸周りに回転する前記レンズ保持体を光軸方向に沿って移動させるガイド機構とを備えた焦点調整機構を有するレンズ駆動装置において、さらに、前記レンズ保持体上で前記第1のレンズ体および前記第2のレンズ体を各々広角方向および望遠方向に移動させるズーム機構を有し、当該ズーム機構は、前記レンズ保持体の内側で前記レンズ保持体と一体に光軸方向の移動および光軸回りの回転が可能で、かつ、当該レンズ保持体に対して周方向に相対回転可能なカム筒と、前記レンズ保持体が光軸方向の一方側に回転しながら移動してきたとき、前記レンズ保持体の回転を許容する一方、前記カム筒の回転を阻止する第1のストッパと、前記レンズ保持体が光軸方向の他方側に回転しながら移動してきたとき、前記レンズ保持体の回転を許容する一方、前記カム筒の回転を阻止する第2のストッパとを備え、前記第1のレンズ体および第2のレンズ体は、前記カム部材側において周方向に延びて当該第1のレンズ体および当該第2のレンズ体を各々広角方向および望遠方向に移動させる第1のカム溝および第2のカム溝と、前記レンズ支持体側において光軸方向に延びたガイド溝とに支持された状態で前記レンズ保持体に保持されていることを特徴とする。すなわち、焦点合わせに必要なレンズ保持体の移動範囲の両外側(光軸方向の一方側および他方側)において、焦点調整と同様、レンズ保持体の回転を利用してズーム切り替えを行うことを特徴とする。
本発明では、カム筒を介して第1のレンズ体および第2のレンズ体をレンズ保持体に保持させ、固定体側のステータとレンズ保持体側のロータマグネットとのモータ機構を利用して、レンズ保持体を光軸方向に移動させる。すなわち、合焦動作を行う際、カム筒は、レンズ保持体とともに、回転しながら光軸方向に送り駆動される。ここで、レンズ保持体が光軸方向の一方側に移動してきたとき、第1のストッパは、カム部材の回転を阻止するが、レンズ保持体の回転を許容するため、第1のレンズ体および第2のレンズ体は、ガイド溝によって周方向に押圧されてカム筒の第1のカム溝および第2のカム溝に沿って広角方向および望遠方向の一方側に移動し、ズーム動作が行われる。これに対して、レンズ保持体が光軸方向の他方側に移動してきたとき、第2のストッパは、カム部材の回転を阻止するが、レンズ保持体の回転を許容するため、第1のレンズ体および第2のレンズ体は、ガイド溝によって周方向に押圧されてカム筒の第1のカム溝および第2のカム溝に沿って広角方向および望遠方向の他方側に移動し、ズーム動作が行われる。従って、本発明によれば、共通のモータ機構を駆動源とし、かつ、簡素なカム機構を用いるだけで、合焦動作およびズーム動作を行うことができる。
本発明において、前記ガイド溝は、例えば、前記レンズ保持体の内側に固着されたガイド筒に形成されている構成を採用することができる。
本発明において、前記ガイド機構は、例えば、前記レンズ保持体側と前記固定体側との間に構成されたネジ機構あるいはカム機構によって構成される。
本発明に係るレンズ駆動装置は、固定体側のステータとレンズ保持体側のロータマグネットとのモータ機構を利用して、レンズ保持体を光軸方向に移動させ、合焦動作を行う。また、ズーム動作を行う際も、固定体側のステータとレンズ保持体側のロータマグネットとのモータ機構を利用して、レンズ保持体を光軸方向の一方側あるいは他方側に移動させてカム筒と第1のストッパとを当接させ、あるいはカム筒と第2のストッパとを当接させて、カム筒上で第1のレンズ体および第2のレンズ体を第1のカム溝および第2のカム溝に沿って広角方向あるいは望遠方向に移動させる。すなわち、焦点合わせに必要なレンズ保持体の移動範囲の両外側(光軸方向の一方側および他方側)において、焦点調整と同様、レンズ保持体の回転を利用してズーム切り替えを行う。従って、本発明によれば、共通のモータ機構を駆動源とし、かつ、簡素なカム機構を用いるだけで、合焦動作およびズーム動作を行うことができる。よって、合焦機能およびズーム機能の双方を搭載したレンズ駆動装置の小型、軽量化を図ることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したレンズ駆動装置を説明する。
(全体構成、および合焦機構の構成)
図1(a)、(b)は、本発明を適用したレンズ駆動装置においてレンズが至近距離位置にある状態を示す断面図、およびレンズが無限遠位置にある状態を示す断面図である。図2は、本形態のレンズ駆動装置の要部の分解斜視図である。図3(a)、(b)、(c)はそれぞれ、カム筒の一部を切り欠いてカム溝の一部を示す説明図、このカム溝によってレンズが望遠位置および広角位置に移動する様子を示す説明図、およびロータマグネットの回転角と動作範囲との関係を示す説明図である。なお、図1(a)、(b)のいずれにおいても図面に向かって左半分にはレンズが望遠位置にある状態を示し、右半分には広角位置にある状態を示してある。
図1および図2において、本形態のレンズ駆動装置1は、固定体20として、撮像素子ホルダ21とキャップ22とを有しており、これらの部材のいずれにも、光路を確保するための開口が形成されている。本形態では、レンズ系として、光軸L方向に沿って被写体の側(物体側)から撮像素子の側(像側)に向かって、レンズ体10、前側の第1の移動レンズ体11、および後側の第2の移動レンズ体12を有しており、これらのレンズ体のうち、レンズ体10は、円筒形のレンズ保持体70に直接、保持され、第1のレンズ体および第2のレンズ体は、後述するカム筒40を介してレンズ保持体70に保持されている。レンズ保持体70において、レンズ体10より被写体側には、カバーガラス14が固着されている。また、第1の移動レンズ体11に対して撮像素子側には絞り部材15が固着されている。なお、撮像素子ホルダ21、キャップ22、レンズ体10、第1の移動レンズ体11、第2の移動レンズ体12、およびレンズ保持体70などは、例えば、POM、PA、AS、ABS、PEなどの樹脂で構成されている。
本形態において、固定体20の側、すなわち、キャップ22と撮像素子ホルダ21との間には、内ヨーク32、環状の駆動コイル31および外ヨーク33からなる2組のステータ30が光軸L方向に重ねて配置され、ステータ30の内周面には、内ヨーク32および外ヨーク33の極歯が周方向に交互に配列されている。これに対して、レンズ保持体70において下端側で広がるフランジ部71の外周縁には、その段部を利用して円筒状のロータマグネット35が固着され、ロータマグネット35の外周面はステータ30の内周面と対向する状態にある。ここで、ロータマグネット35は、周方向にN極とS極とが交互に形成されており、ロータマグネット35とステータ30とによってPM型のステッピングモータ3が構成されている。
レンズ保持体70の胴部とロータマグネット35の内周面との間には環状空間が確保されており、この環状空間には、キャップ22の内周縁から光軸L方向の撮像素子側に向けて円筒部220が突き出している。ここで、レンズ保持体70の胴部の外周面には雄ネジ72(図2参照)が形成されている一方、キャップ22の円筒部220の内周面には雌ネジが形成されており、これらのネジ機構からなるガイド機構2によって、レンズ保持体70は、固定体20に対して光軸L周りに回転可能に支持され、かつ、光軸L周りに回転しながら光軸L方向に移動可能である。なお、ガイド機構2を構成するにあたっては、カム溝とカムピンとからなるカム機構を採用してもよい。
このようにして本形態では、ステッピングモータ3、レンズ保持体70、およびガイド機構2(ネジ機構)によって、焦点調整機構が構成されている。すなわち、焦点調整機構においては、ステータ30の駆動コイル31に給電すると、ロータマグネット35の回転力がレンズ保持体70に伝達される結果、レンズ保持体70は、レンズ体10、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12を保持したまま、ガイド機構2によってガイドされて光軸L周りに450°回転しながら、図1(a)に示す至近距離位置と、図1(b)に示す無限遠位置との間で往復移動する。
(ズーム機構の構成)
このように構成したレンズ駆動装置1において、レンズ体10は、レンズ保持体70の上端部に直接、固定されているが、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12はいずれも、レンズ保持体70の内側に配置された円筒状のカム筒40を介してレンズ保持体70に保持されている。
カム筒40は、円筒状の胴部48と、上端部で広がる上端側フランジ部46と、下端部で広がる下端側フランジ部47とを備えている。胴部48において、光軸L方向で離間した位置には、第1の移動レンズ体11から外周側に等角度間隔で突き出た3本の支持軸111が各々貫通する3条の第1のカム溝41と、第2の移動レンズ体12から外周側に等角度間隔で突き出た3本の支持軸121が各々貫通する3条の第2のカム溝42とが形成され、これらのカム溝41、42は、各々周方向における90°の角度範囲にわたって等角度間隔に形成されている。このため、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12は各々、第1のカム溝41および第2のカム溝42によってカム筒40に対して光軸L方向に支持され、かつ、支持軸111、121が第1のカム溝41および第2のカム溝42内で移動可能な角度範囲において光軸L回りにカム筒40に対して相対回転可能である。
図2および図3(a)、(b)に示すように、第1のカム溝41は、それを展開した状態で斜めに略直線的に延びており、本形態では、第1のカム溝41の両端部のうち、時計周りCW側に位置する端部411が第1の移動レンズ体11の望遠位置であり、反時計周りCCW側に位置する端部412が第1の移動レンズ体11の広角位置である。これに対して、第2のカム溝42は、それを展開した状態で長さ方向の中央部分が撮像素子側に湾曲した形状を有しており、本形態では、第2のカム溝42の両端部のうち、時計周りCW側に位置する端部421が第2の移動レンズ体12の望遠位置であり、反時計周りCCW側に位置する端部422が第2の移動レンズ体12の広角位置である。
再び図1および図2において、レンズ保持体70の胴部の内周面には、円筒状のガイド筒50が接着固定されており、本形態では、カム筒40の上端側フランジ部46は、ガイド筒50の上端部に被さった状態にある。また、カム筒40の下端側フランジ部47は、レンズ保持体70の下端側を覆い、さらに外周側に張り出している。従って、カム筒40は、レンズ保持体70と一体に光軸L方向に移動可能、かつ、レンズ保持体70と一体に光軸L周りに回転可能であるとともに、移動レンズ保持体70に対して周方向に相対回転可能な状態にある。
ここで、ガイド筒50の外周面では、光軸L方向に延びた3本のガイド溝51が等角度間隔に形成され、ガイド溝51には、第1の移動レンズ体11から外周側に突き出た3本の支持軸111の先端部、および第2の移動レンズ体12から外周側に突き出た3本の支持軸121の先端部が各々嵌まっている。このようにして、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12は、支持軸111、121がガイド溝51によって周方向で支持された状態でレンズ保持体70に保持されている。ここで、ガイド溝51は、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12が望遠位置および広角位置に移動可能な長さ寸法をもって形成されている。
さらに、本形態では、カム筒40の下端側フランジ部47では外周側に1つの突起45が突き出ている一方、撮像素子ホルダ21の内周面には、光軸L方向に離間する位置に第1のストッパ61および第2のストッパ62が突起として形成されている。これらのストッパのうち、光軸L方向の一方側(被写体側)に位置する第1のストッパ61は、自動焦点調整の際、レンズ保持体70が光軸L方向の一方側(被写体側)の至近距離位置に到達したとき、カム筒40の突起45と当接する位置に形成され、光軸L方向の他方側(撮像素子側)に位置する第2のストッパ62は、自動焦点調整の際、レンズ保持体70が光軸L方向の他方側(撮像素子側)の無限遠位置に到達したとき、カム筒40の突起45と当接する位置に形成されている。
なお、カム筒40やガイド筒50は、例えば、PC、PET、POM、PA、AS、ABS、PEなどの樹脂で構成されている。
(ズーム動作)
このように構成したレンズ駆動装置1において、ズーム動作は、自動焦点調整が行われる前に実施する。ここで、本形態のレンズ駆動装置1におけるロータマグネットの回転角と動作範囲との関係は図3(c)に示す通りである。
本形態では、まず、図1(b)の左半部に示すように、レンズ保持体70が無限遠位置にあって、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12が望遠位置にあるとする。
この状態から、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12を、広角位置に移動させる場合には、ステッピングモータ3においてロータマグネット35およびレンズ保持体70を反時計周りCCWに回転させて、レンズ保持体70を回転させながら至近距離位置に向けて移動させると、カム筒40の突起45の反時計周りCCW側に位置する側面451が第1のストッパ61の時計周りCW側に位置する側面611に当接する。従って、第1のストッパ61は、カム筒40の回転を阻止するが、レンズ保持体70の回転を許容するため、ステッピングモータ3がロータマグネット35およびレンズ保持体70をさらに90°反時計周りに回転させると、ガイド溝51は第1の移動レンズ体11の支持軸111および第2の移動レンズ体12の支持軸121を反時計周りCCWの方向に移動させるので、図1(a)の右半部に示すように、レンズ保持体70が至近距離位置にあって、かつ、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12が広角位置となる。
このようにしてズーム動作を行った後、ステッピングモータ3がロータマグネット35およびレンズ保持体70を時計周りに所定角度、回転させれば、レンズ保持体70を回転させながら光軸L方向に移動させることができるので、焦点調整動作を行うことができる。このような焦点調整動作を行う際、ステッピングモータ3がロータマグネット35およびレンズ保持体70を時計周りCWに回転させるが、カム筒40の突起45が第2のストッパ62に当接するまで、図1(b)の右半部に示すように、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12は広角位置にある。
これに対して、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12を望遠位置にする場合には、図1(b)の右半部に示す状態になった以降も、ステッピングモータ3によってロータマグネット35およびレンズ保持体70を時計周りCWに回転させて、レンズ保持体70を回転させながら無限遠位置に向かって移動させると、カム筒40の突起45の時計周りCW側に位置する側面が第2のストッパ62の反時計周りCCW側に位置する側面621に当接する。従って、第2のストッパ62は、カム筒40の回転を阻止するが、レンズ保持体70の回転を許容するため、ステッピングモータ3がロータマグネット35およびレンズ保持体70をさらに90°時計周りCWに回転させると、ガイド溝51は第1の移動レンズ体11の支持軸111および第2の移動レンズ体12の支持軸121を時計周りCWの方向に移動させるので、図1(a)の左半部に示すように、レンズ保持体70が無限遠位置にあって、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12が望遠位置となる。
このようにしてズーム動作を行った後、ステッピングモータ3がロータマグネット35およびレンズ保持体70を反時計周りCCWに所定角度、回転させれば、レンズ保持体70を回転させながら光軸L方向に移動させることができるので、焦点調整動作を行うことができる。このような焦点調整動作を行う際、ステッピングモータ3がロータマグネット35およびレンズ保持体70を反時計周りCCWに回転させるが、カム筒40の突起45が第1のストッパ61に当接するまで、図1(a)の左半部に示すように、第1の移動レンズ体11および第2の移動レンズ体12は望遠位置にある。
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態に係るレンズ駆動装置1は、固定体20側のステータ30とレンズ保持体70側のロータマグネット35とのモータ機構を利用して、レンズ保持体70を光軸L方向に移動させ、合焦動作を行う。また、ズーム動作を行う際も、固定体20側のステータ30とレンズ保持体70側のロータマグネット35とのモータ機構を利用して、レンズ保持体70を光軸L方向の一方側あるいは他方側に移動させてカム筒40と第1のストッパ61とを当接させ、あるいはカム筒40と第2のストッパ62とを当接させて、カム筒40上で第1のレンズ体および第2のレンズ体をカム溝に沿って広角方向あるいは望遠方向に移動させる。すなわち、焦点合わせに必要なレンズ保持体70の移動範囲の両外側(光軸方向の一方側および他方側)において、焦点調整と同様、レンズ保持体70の回転を利用してズーム切り替えを行う。従って、本発明によれば、共通のモータ機構を駆動源とし、かつ、簡素なカム機構を用いるだけで、合焦動作およびズーム動作を行うことができる。よって、合焦機能およびズーム機能の双方を搭載したレンズ駆動装置1の小型、軽量化を図ることができる。
(その他の実施の形態)
上記形態では、レンズ保持体70の内側に固着したガイド筒50にガイド溝51を形成したが、レンズ保持体70自身にガイド溝51を形成してもよい。
(a)、(b)は、本発明を適用したレンズ駆動装置においてレンズが至近距離位置にある状態を示す断面図、およびレンズが無限遠位置にある状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の要部の分解斜視図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、図1に示すレンズ駆動装置において、カム筒の一部を切り欠いてカム溝の一部を示す説明図、このカム溝によってレンズが望遠位置および広角位置に移動する様子を示す説明図、およびロータマグネットの回転角と動作範囲との関係を示す説明図である。
符号の説明
1 レンズ駆動装置
2 ガイド機構
3 ステッピングモータ
10 レンズ体
11 第1の移動レンズ体
12 第2の移動レンズ体
20 固定体
21 撮像素子ホルダ
22 キャップ
30 ステータ
35 ロータマグネット
40 カム筒
41 第1のカム溝
42 第2のカム溝
50 ガイド筒
51 ガイド溝
61 第1のストッパ
62 第2のストッパ
70 レンズ保持体

Claims (3)

  1. 固定体に保持された環状のステータと、前記ステータの内側に少なくとも第1のレンズ体および第2のレンズ体を保持するレンズ保持体に搭載され、前記ステータと周面同士が対向するロータマグネットと、光軸周りに回転する前記レンズ保持体を光軸方向に沿って移動させるガイド機構とを備えた焦点調整機構を有するレンズ駆動装置において、
    さらに、前記レンズ保持体上で前記第1のレンズ体および前記第2のレンズ体を各々広角方向および望遠方向に移動させるズーム機構を有し、
    当該ズーム機構は、前記レンズ保持体の内側で前記レンズ保持体と一体に光軸方向の移動および光軸回りの回転が可能で、かつ、当該レンズ保持体に対して周方向に相対回転可能なカム筒と、前記レンズ保持体が光軸方向の一方側に回転しながら移動してきたとき、前記レンズ保持体の回転を許容する一方、前記カム筒の回転を阻止する第1のストッパと、前記レンズ保持体が光軸方向の他方側に回転しながら移動してきたとき、前記レンズ保持体の回転を許容する一方、前記カム筒の回転を阻止する第2のストッパとを備え、
    前記第1のレンズ体および第2のレンズ体は、前記カム部材側において周方向に延びて当該第1のレンズ体および当該第2のレンズ体を各々広角方向および望遠方向に移動させる第1のカム溝および第2のカム溝と、前記レンズ支持体側において光軸方向に延びたガイド溝とに支持された状態で前記レンズ保持体に保持されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1において、前記ガイド溝は、前記レンズ保持体の内側に固着されたガイド筒に形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 請求項1または2において、前記ガイド機構は、前記レンズ保持体側と前記固定体側との間に構成されたネジ機構あるいはカム機構によって構成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
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