JP2006182150A - 自動二輪車の収納ボックス配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、収納ボックス回りの外観を向上することができる自動二輪車の収納ボックスを提供することを課題とする。
【解決手段】 収納ボックス14は、開口178を有するケース76と、このケース76を覆う蓋151を備え、ケース76の後部161を後方に延長すると共に、ケース76の後部161をさらに延長する延長部162を設け、蓋151の外側にカバー152を設け、このカバー152の前部152aをケース76に係止し、カバー152の後部161をケース76の延長部162にロック可能に取付けたことを特徴とする。
収納ボックス14に備える蓋151の外側にカバー152を設け、収納ボックス14を係止し、且つ蓋151の外側をカバー152で覆い、ケースの開口178を二重に塞ぐようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動二輪車において、エンジンのシリンダ部とメインフレームの間に備える収納ボックスの配置構造に関する。
従来、自動二輪車のエンジンの上方に且つメインフレームの下方に備える収納ボックス(物入れ)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3308339号公報(図5)
特許文献1の図5は、従来の技術を適用した自動二輪車の全体側面図であり、物入れ20(符号は同公報のものを使用する。)は、自動二輪車のエンジン8の上方に且つメインフレーム4の下方に配置され、このメインフレーム4の下方にステー22を突出させ、このステー22に物入れ20の上方突部21を取付けるというものである。
物入れ20(以下、収納ボックスと云う。)の後方に設けたスペースには、インテークマニーホールド9及び気化器10が収容され、気化器10の後方に、エアクリーナケース12との間を連通するコンチューブ(以下、コネクティングチューブと云う。)11が配置される。
収納ボックス20の後方には、エアクリーナケース12を覆うサイドカバー14が配置されるが、収納ボックス20とサイドカバー14の間を覆うものはない。従って、コネクティングチューブ11や気化器10を覆うものはなく、収納ボックス20回りの外観性を考えると改良の余地がある。
そこで、本発明は、収納ボックス回りの外観を向上することができる自動二輪車の収納ボックスを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、メインフレームの下方にシリンダ部を前傾させてエンジンを懸架し、このエンジンのシリンダ部とメインフレームの間に収納ボックスを配置した自動二輪車において、エンジンに燃料供給装置を接続し、この燃料供給装置にコネクティングチューブ及びエアクリーナをこの順に接続して配置し、収納ボックスは、開口を有するケースと、このケースを覆う蓋を備え、ケースの後部を後方に延長すると共に、ケースの後部をさらに延長する延長部を設け、この延長部でコネクティングチューブの上方を覆うようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、収納ボックスに備える蓋の外側にカバーを設け、このカバーの前部をケースに係止し、カバーの後部をケースの延長部にロック可能に取付けることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、収納ボックスには、ケーブルをガイドするケーブルガイドを一体に備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ケースの後部をさらに後方に延長する延長部を設け、この延長部でコネクティングチューブの上方のスペースを覆うようにしたので、外方からコネクティングチューブを見え難くすることができる。この結果、収納ボックス回りの外観性を高めることができるという利点がある。
加えて、収納ボックスに備えるケースの後部を後方に延長したので、収納ボックスの容積を大きくとることができる。
請求項2に係る発明では、収納ボックスに備える蓋の外側にカバーを設け、収納ボックスを係止し、且つ蓋の外側をカバーで覆い、ケースの開口を二重に塞ぐようにした。
ケースの開口を二重に塞いだので、収納ボックスのシール性を上げることができる。
加えて、カバーの後部をケースの延長部にロック機構をロック可能に取付け、カバーの後部とケースの延長部との間でロックするようにした。
カバーの後部とケースの延長部は、ケースの開口の外にあるため、ロック機構をケースの開口の外に配置することができる。
ロック機構をケースの開口の外に配置したので、収納ボックスの容積を大きくすることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、収納ボックスは、ケーブルをガイドするケーブルガイドを一体に備えるので、ケーブルを収納ボックスの周囲にガイドして配置することでケーブルのずれ及びはずれを防止することができる。従って、ケーブルのずれ及びはずれを防止でき、且つケーブルをガイドする新たなガイド部材を追加する必要はない。
この結果、部品点数を減らすことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。以下、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向であり、Ftは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側、Tは上側、Bは下側を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、バーハンドル11の操舵角を規制するハンドルストッパ機構を改良するとともに、バーハンドル11の操舵をロックするハンドルロック装置の保護機能を向上させ、フロントカウル12の周囲の外観性を高め、燃料タンク13の下方に設けた収納ボックス14の容積を拡大するとともに収納ボックス14の周囲の外観性を高め、シート16の後部に乗員が着座したときの沈み込みを抑え、車体フレーム17の後部側に取付けたヘルメットホルダ18の配置の自由度を高めたことを特徴とする車両である。
自動二輪車10は、車体フレーム17を、前端を構成するヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方斜め下方に延ばしたメインフレーム22と、このメインフレーム22の後端部から後方へ延ばした左右一対のシートレール23、24(手前側の符号23のみ示す。)と、メインフレーム22の前端部からほぼ下方そして後方へ延ばした左右一対のダウンフレーム26、27と、メインフレーム22の後部から後方斜め下方そして下方に延ばすことでダウンフレーム26、27の後端部にそれぞれ連結した左右一対のセンタフレーム28、31(手前側の符号28のみ示す。)と、シートレール23、24及びセンタフレーム28、31のそれぞれに渡した左右一対のサブフレーム32、33(手前側の符号32のみ示す。)とから構成し、ヘッドパイプ21にフロントフォーク36を回動自在に取付け、メインフレーム22に燃料タンク13を取付け、センタフレーム28、31に取付けた左右一対のピボットプレート37、38(手前側の符号37のみ示す。)で、エンジン41及び変速機42からなるパワーユニット43を支持するとともにスイングアーム45を上下スイング自在に支持し、シートレール23、24でシート16及び後部左側方に設けた後部側方ガード部材46を支持した車両である。
フロントフォーク36は、左右一対のフォーク単体51、52(手前側の符号51のみ示す。)をトップブリッジ53及びこのトップブリッジ53の下方に配置したボトムブリッジ54で連結したものであり、トップブリッジ53にバーハンドル11及びハンドルロック装置56を取付け、これらのトップブリッジ53及びボトムブリッジ54にカウル支持ステー57を取付け、このカウル支持ステー57でフロントカウル12を支持するとともに、メータ58、インナカウル61、ウインカー支持ステー62及びフロント用のナンバープレート63を支持する。
ここで、65はフロントカウル12に取付けたヘッドランプ、66、67(手前側の符号66のみ示す。)はウインカー支持ステー62の左右に取付けた左右一対のフロントウインカー、68はフロントフォーク36の下端に取付けた前輪、71は前輪68の上方を覆うフロントフェンダである。
収納ボックス14は、メインフレーム22とエンジン41のシリンダ部73との間に位置し、メインフレーム22の下部にブラケット74を介して取付けたものであって、開口を備えるケース76及びその開口を塞ぐ蓋(不図示)とからなり、ケース76から後方へ延ばした延長部78で燃料タンク13の下方側方が覆われ、更に、両側方がそれぞれ左カバー81、右カバー(不図示)で覆われる。
シート16は、後部下部に設けた差込み部をシートレール23、24側の係合部に係合させ、前部下部に設けた左右一対の取付け片85、86(手前側の符号85のみ示す。)をシートレール23、24側にボルト止めした部材である。なお、87はシートレール23、24の後部に取付けたグラブレールである。
ヘルメットホルダ18は、後部側方ガード部材46の上部に取付けたものであり、シート16の後部に乗車した乗員の足の邪魔にならないように配置を考慮した施錠可能な部材である。なお、91、92(手前側の符号91のみ示す。)はサブフレーム32、33から後方斜め下方に延ばしたバー部材であり、下端にシート16の後部に着座した乗員のためのステップ93、94(手前側の符号93のみ示す。)をそれぞれ取付けるとともに、フレーム側ステー96を介して後部側方ガード部材46の下部に連結したものである。
エンジン41は、シリンダ部73に設けたシリンダヘッド101に吸気装置102及び排気装置103を取付けたものである。
吸気装置102は、シリンダヘッド101の上部に吸気管105を介して接続した燃料供給装置であるキャブレタ106と、このキャブレタ106にコネクティングチューブ107を介して接続したエアクリーナ108とからなり、エアクリーナ108を、シートレール23,24、センタフレーム28,31及びサブフレーム32,33で囲まれる空間に配置したものである。尚、上記キャブレタ106は、燃料噴射装置のインジェクタやスロットルボディであっても良いことは言うまでもない。
ここで、111はエアクリーナ108の吸気口、112はバーハンドル11に設けたスロットルグリップ(不図示)からキャブレタ106へ延ばしたスロットルケーブル、113はバーハンドル11に設けたクラッチレバーからパワーユニット43へ延ばしたクラッチケーブル、114はエアクリーナ108の奥側に配置したバッテリである。
排気装置103は、シリンダヘッド101の下部に取付けた排気管115と、この排気管115の後端に取付けたマフラ116とからなり、マフラ116を奥側のバー部材92及びバー部材92の先端に取付けたマフラステー117を介して支持したものである。
スイングアーム45は、ピボットプレート37、38にピボット軸121を介して取付けた部材であり、後端部に後輪122及び左右一対のリヤクッションユニット123、123(手前側の符号123のみ示す。)のそれぞれの下端を取付けたものである。なお、リヤクッションユニット123の上端は、シートレール23、24にそれぞれ取付けたレール下部ブラケット125、125(手前側の符号125のみ示す。)に取付けられる。126はチェーンカバーである。
ピボットプレート37、38は、パワーユニット43の上部及び後部を支持するためのパワーユニット支持部131〜133を設けた部材である。
ここで、137はスタンド、138はシートレール23、24及びレール下部ブラケット125、125に取付けることで後輪122の上方を覆うリヤフェンダ、141、142(手前側の符号141のみ示す。)はリヤフェンダ138に設けたウインカーステー143に取付けた左右一対のリヤウインカー、144、146はリヤフェンダ138に取付けたリヤカバー及びテールランプである。
すなわち、メインフレーム22の下方にシリンダ部73を前傾させてエンジン41を懸架し、このエンジン41のシリンダ部73とメインフレーム22の間に収納ボックス14を配置した自動二輪車10において、この自動二輪車10は、エンジン41の後方に燃料供給装置であるキャブレタ106を接続し、このキャブレタ106の後方にコネクティングチューブ107を接続し、このコネクティングチューブ107の後方にエアクリーナ108を接続したものである。
図2は本発明に係る収納ボックス配置構造の要部側面図であり、収納ボックス14を車体の右方向から見た図である。
収納ボックス14は、物を入れるケース76と、このケース76を覆う蓋151と、この蓋151をさらに覆うカバー152と、このカバー152の後部に取付けカバー152をロックするロック機構153と、ケース76の左側を覆う左カバー157とからなる。
そして、メインフレーム22から収納ボックス14を取付けるブラケット154を下ろし、このブラケット154にケース76から上方に延設した取付フランジ155を重ね、取付フランジ155とブラケット154を固定ボルト156により固定すると共に、メインフレーム22から収納ボックス14を取付ける小ブラケット164を下ろし、この小ブラケット164に、ケース76に備える延長部162から上方に延設した後部取付フランジ165を重ね、後部取付フランジ165と小ブラケット164を固定ボルト156により取付けるものである。
また、スロットルケーブル112が配置されるケース76の上面172には、スロットルケーブル112の動きを規制する上部ケーブルガイド173をケース76と一体に設ける。これと同様に、クラッチケーブル113が配置されるケース76の下面175には、クラッチケーブル113の動きを規制する下部ケーブルガイド176をケース76と一体に設ける。
図3は図2の3−3線断面図であり、本発明に係る収納ボックス14の内部構造を説明する図である。収納ボックス14以外の要素は省略した。
ケース76は、右側に開口178を備え、左側は閉じた構造をもち、ケースの開口178に右側から蓋151を被せ、この蓋151の外側から開閉可能にカバー152を取付ける。
そして、ケース76の後部161の右側を後方に延長し、延長した後部161をさらに後方に延長させ延長部162を設け、カバー152に取付けたロック機構153に備える爪部材181をケース76の延長部162に引っ掛けることにより、カバー152とケース76との間でロック可能に構成する。
なお、ロック機構153の内方且つ延長部162の内側面162aに、爪部材181を動かすことにより、ロック機構153がいたずらにより開けられることを防止するため、目隠し用のキャップ182を取付ける。
ケース76の左側については、略円形凸状の位置決め部184を2箇所に設け、これらの位置決め部184に係合する係合部185を左カバー157の裏面に形成し、左カバーの係合部185とケースの位置決め部184を係合させ、左カバー157からケース76に取付ねじ186を締付けることで、ケース76に左カバー157を固定する。
すなわち、収納ボックス14は、開口178を有するケース76と、このケース76を覆う蓋151を備え、ケース76の後部161を後方に延長すると共に、ケース76の後部161をさらに延長する延長部162を設け、蓋151の外側にカバー152を設け、このカバー152の前部152aをケース76に係止し、カバー152の後部152bをケース76の延長部162にロック可能に取付けたことを特徴とする。
収納ボックス14に備える蓋151の外側にカバー152を設け、収納ボックス14を係止し、且つ蓋151の外側をカバー152で覆ったので、ケースの開口178を二重に塞ぐことができる。
ケースの開口178を二重に塞いだので、収納ボックス14のシール性を上げることができる。
加えて、カバーの後部152bをケースの延長部162にロック機構153でロック可能に取付け、カバーの後部152bとケースの延長部162との間でロックするようにした。
カバーの後部152bとケースの延長部162は、ケース76の外に配置するため、ロック機構153をケース76の外側に配置することができる。
図4は図2の4−4線断面図であり、前方視で収納ボックス14の内部構造を説明する図である。
メインフレーム22から下方にブラケット154を取付け、このブラケット154にケース76の上面172から上方に延設した取付フランジ155を重ね、固定ボルト156によりケース76をメインフレーム22側に固定し、このケース76の開口178を覆う蓋151を開閉可能に設けた。なお、蓋151の開閉機構についての詳細は後述する。
ケースの上面172の上方に配設したスロットルケーブル112と、ケースの下面175の下方に配設したクラッチケーブル113について、これらのクラッチケーブル113のずれ及びはずれを防止する上下のケーブルガイドの構造の詳細は後述する。
図5は本発明に係る収納ボックスの分解斜視図であり、ケース76の右側の構造及び作用を説明する図である。
先ず、ケース76の開口178の上下に係合部185を設け、この係合部185に係合する爪191を蓋151に設ける。そして、係合部185に爪191を係合させケース76の開口178を覆う。
次に、ケース76の前面192に前係合部187を設け、この前係合部187と係合する前爪191をカバー152の前部152aに延設すると共に、ケース76の後部161に備える延長部162に突片193を外側に向けて設け、この突片193に係合する後係合部188をカバー側に設ける。そして、前係合部187に前爪191を合わせ、突片193に後係合部188を係合させ、ケース76をカバー152で覆い係合する。
最後に、カバー152の後部152bに開けた穴194にロック機構153を取付け、このロック機構153と係合するロック穴201を設ける。そして、ロック機構153の爪部材181をケース側のロック穴201に引っ掛けることによりケース76に対しカバー152をロックする。
このようにして、ケース76を蓋151及びカバー152で開閉可能に覆うと共にロック可能にすることができる。195はカバー152にロック機構153を固定するクリップである。
以下、ケースの突部とカバーの延長部の構造及びケーブルガイドの構造を説明する。
図6は図2の6−6線断面図であり、ケース76の延長部に突片193を備え、この突片193と係合する後係合部188をカバー152に設け、後係合部188を突片193に係合させることを示す。
ケース76に備える突片193は、カバー152を保持する部材であり、突片193の先端部193aに、カバー152の車体幅方向の位置決めをする役割をもたせた。
図7は図2の7−7線断面図であり、ケース76に備える下部ケーブルガイド176の構造を説明する図である。
ケース76から左側に左ガイド片196を延設すると共に、ケース76の下面且つ左ガイド片196よりも後方の下面から下方に下ガイド片197を延設し、これらのガイド片196、197でクラッチケーブル113を囲むことにより、クラッチケーブル113の動きを一定範囲内に規制し、クラッチケーブル113のずれ及びはずれを防止するようにした。
図8は図2の8矢視図であり、ケース76の上面172から右方に上ガイド部材198を延設し、さらに、この上ガイド部材198の上部から前方に上ガイド片199を延設することを示す。
図9は図8の9矢視図であり、ケース76(図4参照)の上面172から延設した上ガイド部材198及び上ガイド片199により囲むことにより、スロットルケーブル112の動きを一定範囲内に規制し、スロットルケーブル112のずれ及びはずれを防止する。
図2に戻って、ケーブルガイドの作用を説明する。
収納ボックス14は、ケーブル112、113をガイドするケーブルガイド173、176を一体に備えるので、ケーブルを収納ボックス14の周囲にガイドして配置することでケーブルのずれや外れを防止することができる。加えて、ケーブルをガイドする新たなガイド部材を追加する必要はない。この結果、部品点数を減らすことができる。
図10はケース延長部の作用を説明する図であり、ケース76の後部に延長部162を設けることにより、キャブレタ106及び、このキャブレタ106とエアクリーナ108(図1参照)を結ぶコネクティングチューブ107を見え難くすることができることを説明する。
コネクティングチューブ107を側方から見る場合において、真横から見る視線211により、コネクティングチューブ107の一部が見えてしまう。真横から見る視線211は、至近距離でかがむ又は車体から遠く離れるときの視線である。車体から遠く離れると、車体全体が視野に入るため、コネクティングチューブ107だけが目立つことはない。
通常は、側方の真横からでなく、矢印212に示す斜め上方から見る視線が大半であり、コネクティングチューブ107は、ケース76の後部に延長部162を設けこの延長部162でコネクティングチューブ107の上方のスペースを覆うように配置すれば、外方からコネクティングチューブ107は見え難い。
すなわち、ケース76の後部161(図2参照)をさらに後方に延長する延長部162を設け、この延長部162でコネクティングチューブ107の上方のスペースを覆うようにしたので、外方からコネクティングチューブ107を見え難くすることができる。この結果、収納ボックス14回りの外観性を高めることができる。
尚、請求項1において、収納ボックスの蓋の外側に取付けるカバーの設置は任意である。また、収納ボックスには、ケーブルガイドを付設してもしなくても良いものとする。
本発明は、自動二輪車に好適である。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 本発明に係る収納ボックス配置構造の要部側面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 本発明に係る収納ボックスの分解斜視図である。 図2の6−6線断面図である。 図2の7−7線断面図である。 図2の8矢視図である。 図8の9矢視図である。 ケース延長部の作用を説明する図である。
符号の説明
10…自動二輪車、14…収納ボックス、22…メインフレーム、41…エンジン、73…シリンダ部、76…ケース、106…キャブレタ、107…コネクティングチューブ、108…エアクリーナ、151…蓋、152…カバー、152b…カバーの後部、161…ケースの後部、162…延長部、176…下部ケーブルガイド、178…ケースの開口。

Claims (3)

  1. メインフレームの下方にシリンダ部を前傾させてエンジンを懸架し、このエンジンのシリンダ部と前記メインフレームの間に収納ボックスを配置した自動二輪車において、
    前記エンジンに燃料供給装置を接続し、この燃料供給装置にコネクティングチューブ及びエアクリーナをこの順に接続して配置し、
    前記収納ボックスは、開口を有するケースと、このケースを覆う蓋を備え、
    前記ケースの後部を後方に延長すると共に、前記ケースの後部をさらに延長する延長部を設け、この延長部で前記コネクティングチューブの上方を覆うようにしたことを特徴とする自動二輪車の収納ボックス配置構造。
  2. 前記収納ボックスに備える前記蓋の外側にカバーを設け、このカバーの前部を前記ケースに係止し、カバーの後部を前記ケースの延長部にロック可能に取付けることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の収納ボックス配置構造。
  3. 前記収納ボックスには、ケーブルをガイドするケーブルガイドを一体に備えることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の収納ボックス配置構造。
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