JP2002072192A - 液晶シャッタ - Google Patents

液晶シャッタ

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JP2002072192A
JP2002072192A JP2001208736A JP2001208736A JP2002072192A JP 2002072192 A JP2002072192 A JP 2002072192A JP 2001208736 A JP2001208736 A JP 2001208736A JP 2001208736 A JP2001208736 A JP 2001208736A JP 2002072192 A JP2002072192 A JP 2002072192A
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voltage
polarizing plate
crystal shutter
transmittance
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JP2001208736A
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Yasushi Kaneko
金子  靖
Masaaki Matsunaga
正明 松永
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速応答で高コントラスト、中間調表示が可
能な液晶シャッタを提供する。 【解決手段】 180゜から260゜ツイストのねじれ
を持つ液晶素子に、吸収軸が80゜〜100゜の角度に
交差している偏光板を外側に配置する液晶シャッタで、
下偏光板の吸収軸13と中央液晶方向12とのなす角度
を±40゜〜±50゜の範囲とし、かつ、液晶のネジレ
ピッチPと、第1の基板と第2の基板の隙間dとの商で
あるd/Pを0.5〜0.9に設定する。また、液晶素
子の複屈折性を示すΔndを600nmから900nm
に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶光プリンタや
液晶光学素子に用いる高速応答を特徴とする液晶シャッ
タに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プリンタや、液晶光学素子に用いる
液晶シャッタとしては、高速応答で明るく高コントラス
トが得られ、かつ駆動方法も単純で、さらに階調表示が
可能なものが要求されているが、全てを満足するもの
は、まだ開発されていない。
【0003】現在までに開発されている液晶シャッタと
しては、使用する液晶材料によって、(1)一般のネマ
チック液晶を用いるものと、(2)周波数によって誘電
率の正負が異なる2周波駆動用ネマチック液晶を用いる
もの、(3)自発分極を持った強誘電性液晶を用いるも
のに大別される。
【0004】(2)の2周波駆動用ネマチック液晶を用
いた液晶シャッタは高速応答性を有するが、駆動電圧が
高くかつ駆動周波数も高いため、駆動回路が複雑にな
る。(3)の強誘電性液晶を用いた液晶シャッタは、2
周波駆動よりさらに速く、数十μ秒の応答時間で動作す
るが、スメクティック液晶相を用いているため配向安定
性に問題があり、また直流駆動が原因で表示パターンが
固定する焼付問題、原理的に階調表示の難しさがあり、
特殊用途以外では実用化していない。
【0005】一方、(1)の一般のネマチック液晶を用
いた液晶シャッタも、その動作原理より(a)入射した
光を回転する旋光性とよぶ性質を利用して白または黒表
示を行い、画素に電圧を印加して、液晶分子を基板にほ
ぼ垂直に立たせて旋光性を解除することで黒または白表
示をする、いわゆるTN(ツイステッド ネマチック)
液晶方式のもの、(b)入射した光に位相差を生じさせ
る複屈折性を利用して白または黒表示を行い、表示画素
に電圧を印加して複屈折性を可変として黒または白表示
を行う、いわゆるSTN(スーパー ツイステッド ネ
マチック)液晶方式ものが知られている。
【0006】(a)の一例として、特開昭62−150
330号公報に示されている。図10と図11を用い
て、従来例を説明する。図11は、従来のTN液晶シャ
ッタの断面図で、図10は、図11を上偏光板9側から
見たときの配置を表す平面図である。ITOからなる第
1の電極2と配向膜3を形成した第1の基板1と、IT
Oからなる第2の電極5と配向膜6を形成した第2の基
板4と、ネマチック液晶7とからなる液晶素子と、吸収
軸が直交するように配置してある下偏光板8と上偏光板
9とからなる。ここで、液晶素子のツイスト角は90゜
であり、下偏光板の吸収軸13は第1の基板1の液晶の
配向方向である下液晶分子配向方向10と平行であり、
上偏光板の吸収軸14は第2の基板4の液晶の配向方向
である上液晶配向方向11と平行である。
【0007】電圧無印加の状態では、下偏光板8より入
射した直線偏光は、液晶の旋光性により90゜回転し、
上偏光板9より出射し、開状態となり、いわゆるポジ型
表示になっている。駆動周波数5kHzで15Vの電圧
を印加すると液晶分子が基板に垂直方向に立ち、旋光性
が無くなるので、下偏光板8により入射した直線偏光
は、そのまま液晶素子中を回転せずに進行し、上偏光板
9で遮られるため閉状態となる。
【0008】(b)の一例として、一般の液晶表示装置
に用いられているイエローモードと呼ばれているSTN
液晶表示装置がある。図12と図13を用いて、従来例
を説明する。図13は、従来のSTN液晶表示装置の断
面図で、図12は、図13を上偏光板9側から見たとき
の配置を表す平面図である。ITOからなる第1の電極
2と配向膜3を形成した第1の基板1と、ITOからな
る第2の電極5と配向膜6を形成した第2の基板4と、
ネマチック液晶7とからなる液晶素子と、吸収軸が60
゜に交差するように配置してある下偏光板8と上偏光板
9とからなる。ここで、液晶素子のツイスト角は240
゜であり、下偏光板の吸収軸13は第1の基板1の液晶
の配向方向である下液晶分子配向方向10と45゜の位
置であり、上偏光板の吸収軸14は第2の基板6の液晶
の配向方向である上液晶分子配向方向11と45゜の位
置である。従って、第1の基板1と第2の基板4の中間
の液晶分子配向方向にあたる中央液晶分子方向12と下
偏光板吸収軸13は、75゜の位置であり、中央液晶分
子方向12と上偏光板吸収軸14は、15゜の位置に配
置されている。
【0009】電圧無印加の状態では、下偏光板8より液
晶分子に対して45゜方向で入射した直線偏光は、液晶
の複屈折性により楕円偏光状態となり、上偏光板9より
黄色みを帯びた白色として出射する開状態となり、いわ
ゆるポジ型表示になっている。駆動周波数1〜5kHz
で3〜5Vの電圧を印加すると液晶分子7が基板に垂直
方向に立ち、液晶の複屈折性が減少し、下偏光板8によ
り入射した直線偏光は、楕円偏光の状態が変化し、上偏
光板9より青みを帯びた黒となり出射し、閉状態とな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(a)
の方式では、開状態から電圧を印加して閉状態にする応
答時間は数msと短いが、閉状態から電圧を除去して開
状態に戻す応答時間が10〜数十msと長いために、開
閉を繰り返す書き込み周期であるフレ−ム期間を長くせ
ねばならず、その結果、液晶プリンタでは書き込み時間
が長くなり、印字速度が低下し、また、フレ−ム期間と
して数msが必要な高速の液晶光学素子には応用できな
い。
【0011】また、前記公報の実施例中には、90゜ツ
イスト以外にも、270゜ツイストまたは450゜ツイ
スト状態の液晶素子は、開状態に戻す応答時間が短くな
りより好ましいと記載されている。確かに、270゜ツ
イストの方が90゜ツイストより応答時間は短くなる
が、配向安定性が難しく、高プレチルトが得られるSi
O斜方蒸着膜を用いる等の特殊な配向膜を使用しなけれ
ばならず、実用的ではない。
【0012】また、(b)の方式では、液晶素子に実用
的な225〜250゜ツイストのいわゆるSTN液晶素
子を用いることで、閉状態から開状態への応答時間は数
msと速くできるが、閉状態が液晶素子に電圧を印加し
て、青みを帯びた黒となっているため、コントラストが
10程度と低い上に、印加電圧をさらに高くしてゆく
と、楕円偏光状態が変化して再度明るくなってしまう
為、印加電圧をあまり高く設定できず、開から閉への応
答時間が10〜数十msと長くなり、液晶シャッタとし
ては、あまり用いられていない。
【0013】本発明の目的は、高速応答でかつ高コント
ラストが得られ、階調表示も可能な液晶シャッタを提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における液晶シャッタは、一対の基板の間に
ツイスト角が180度〜260度のネマチック液晶を狭
持してなる液晶素子と、この液晶素子をはさんで配置す
る一対の偏光板とを備え、これら一対の偏光板の吸収軸
のなす角度を80゜〜100゜の範囲とし、さらに偏光
板の吸収軸と液晶素子の中央液晶分子方向とがなす角度
を±40゜〜±50゜の範囲としたことを特徴とする。
【0015】あるいは本発明における液晶シャッタは、
一対の基板の間にツイスト角が180度〜260度のネ
マチック液晶を狭持してなる液晶素子と、この液晶素子
をはさんで配置する一対の偏光板とを備え、これら一対
の偏光板の吸収軸のなす角度を80゜〜100゜の範囲
とし、さらにネマチック液晶の複屈折率Δnと、一対の
基板における隙間dとの積であるΔndを600〜90
0nmの範囲としたことを特徴とする。
【0016】また、偏光板の吸収軸と液晶素子の中央液
晶分子方向とがなす角度を±40゜〜±50゜の範囲と
し、さらにΔndを600〜900nmの範囲としても
よい。
【0017】また、ネマチック液晶のネジレピッチP
と、一対の基板における隙間dとの商であるd/Pを
0.5〜0.9の範囲とすることが好ましい。
【0018】(作用)本発明による液晶シャッタの作用
について、図3と図4を用いて説明する。図3の実線で
示す曲線20は、本発明に用いる液晶シャッタの印加電
圧に対する透過率変化を示す電圧−透過率曲線である。
比較の為に、従来のイエローモードのSTN液晶表示装
置の電圧−透過率を破線で示す曲線21で表す。どちら
も、240゜ツイストのSTN液晶素子で、Δndは8
00nmで等しく、偏光板交差角と偏光板配置のみが異
なっている。本発明の液晶シャッタでは、上下1組の偏
光板の吸収軸は直交しており、従来のイエローモードS
TN液晶素子では、上下1組の偏光板の吸収軸は60゜
に交差し、図12に示す配置となっている。
【0019】どちらも、電圧無印加時の開状態は、液晶
素子の複屈折性を用いている。しかし、従来のイエロー
モードの方が、複屈折性が大きくなるように偏光板が配
置されているため透過率は高いが、黄色く着色してい
る。一方、本発明の液晶シャッタも複屈折性を利用して
いるので、電圧無印加の初期透過率Y0では、僅かに黄
色く着色するが、電圧を印加すると最大透過率Ymに達
し、ほぼ無彩色になり、その後、透過率が低下する。こ
の電圧−透過率曲線20は、偏光板配置の影響を大きく
受け、最適化することで、明るく良好な特性を得られ
る。
【0020】図4は、本発明の液晶シャッタに用いる液
晶素子で、実験より求めた、偏光板の配置と透過率の関
係を示すグラフである。曲線23は、上下の偏光板吸収
軸交差角を90゜に固定したまま、第1の基板と第2の
基板の中間に位置する中央液晶分子方向から下偏光板吸
収軸を回転した時の電圧無印加の初期透過率Y0を示
し、曲線22は最大透過率Ymを示す。下偏光板吸収軸
を中央液晶分子方向に対して±45゜に配置すること
で、最も初期透過率Y0と最大透過率Ymを高くでき、
かつ、実測したところ、色彩も無彩色に近く、良好な特
性である。
【0021】また、イエローモードは、閉状態も複屈折
性を利用しているので、図3の破線で示す曲線21で示
したように3V程度の低電圧で黒特性が得られるが、青
みを帯び、透過率が完全には下がらず、コントラストは
低い。さらに電圧を印加すると、再度、透過率は上昇
し、さらにコントラストが低下するため、高電圧を印加
できず、開から閉への応答時間を速くできない。
【0022】しかし、本発明の液晶シャッタは、液晶素
子が基板に対してほぼ垂直に立って、複屈折性が無くな
った状態を閉状態に用いている。そのため、図3の実線
で示す曲線20に示すように、10V以上の高電圧が必
要であるが、高コントラストが得られ、同時に開から閉
への応答時間は1ms以下まで速くできる。
【0023】また、本発明の液晶シャッタの閉から開へ
の応答時間は、180゜から260゜ツイストの液晶素
子を用いているので、偏光板を液晶分子と平行に配置し
て旋光性を利用する90゜ツイストの従来のTN液晶シ
ャッタより非常に速く1〜3msであり、高速応答が可
能となる。
【0024】従って、本発明では、180゜から260
゜ツイストのねじれを持つ液晶素子を用い、開状態は偏
光板を液晶分子とずらして配置することで複屈折性を利
用し、閉状態は液晶が基板に対して垂直に立って、複屈
折性がほとんど無くなった状態を利用することで、高コ
ントラストでかつ高速応答の液晶シャッタを提供するこ
とが可能となる。
【0025】次に、良好な階調表示を得られる本発明の
液晶シャッタの駆動方法の作用について説明する。本発
明の液晶シャッタは、図3に示すように、電圧無印加の
初期透過率Y0から最大透過率Ymを経てから黒表示の
閉状態になる。初期透過率Y0では、黄色く着色してお
り、階調表示を行うには、この状態を用いることは好ま
しくない。
【0026】一方、閉状態から電圧を除去した場合、透
過率は急激に上昇し、ある程度の時間、最大透過率Ym
の状態を保持してから初期透過率Y0に戻ることを実験
で確認した。従って、最大透過率Ymの状態を維持して
いる保持時間以内で開閉を繰り返せば、最大の明るさが
得られ、かつ一定の明るさを維持でき、さらに、着色の
無い、直線性の良好な階調表示が可能になる。
【0027】そこで、1回の書き込みを行うフレ−ム期
間を、全画素を閉状態にするリセット期間と、書き込み
を行う走査期間とから構成し、走査期間を最大透過率Y
mの状態を維持する保持時間より短くし、最大透過率Y
mから初期透過率Y0に戻る前にリセット期間で強制的
に閉状態にもどすことで、明るく、かつ、良好な階調表
示が可能な駆動方法を提供することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に本発
明を実施するための最適な実施形態における液晶シャッ
タの構成と液晶シャッタの駆動方法を図面に基づいて説
明する。図2は、本発明の第1の実施の形態における液
晶シャッタの構造を示す断面図であり、図1は図2を上
から見た様子を示す平面図である。以下、図1と図2と
を交互に用いて本発明の液晶シャッタの構成を説明す
る。
【0029】本実施の形態の液晶シャッタは、ITOか
らなる第1の電極2と配向膜3を形成した厚さ0.7m
mのガラスからなる第1の基板1と、ITOからなる第
2の電極5と配向膜6を形成した厚さO.7mmのガラ
スからなる第2の基板4と、ネマチック液晶7とから液
晶素子が形成されている。使用するネマチック液晶の複
屈折Δnは0.2で、第1の基板1と第2の基板6の隙
間dは4μmであるので、液晶素子としての、複屈折性
を示すΔnd値は800nmに設定する。
【0030】第1の基板1の配向膜3は、図1の下液晶
分子配向方向10にラビング処理をしてあり、第2の基
板4の配向膜6は、上液晶分子配向方向11にラビング
処理がなされている。粘度18cpのネマチック液晶に
は、カイラル材と呼ぶ旋回性物質を添加し、ネジレピッ
チPを8μmに調整し、d/P=0.5とし、左回り2
40゜ツイスト液晶素子を形成する。
【0031】下偏光板吸収軸13と上偏光板吸収軸14
が直交するように、液晶素子の両外側に下偏光板8と上
偏光板9とを配置してある。下偏光板吸収軸13は、ネ
マチック液晶7の第1の基板1と第2の基板4の中間部
の液晶配向方向を示す中央液晶分子方向12と左回り4
5゜の角度で配置され、上偏光板吸収軸14は、中央液
晶分子方向12と右回り45゜の角度で配置し、ポジ型
液晶シャッタを構成している。
【0032】電圧無印加の状態では、下偏光板8より入
射した直線偏光は、液晶の複屈折性により楕円偏光とな
り、上偏光板9より僅かに黄色く着色した白表示となっ
て出射する開状態となり、いわゆるポジ型表示になって
いる。直流または交流で10〜20Vの電圧を印加する
と液晶分子が基板に垂直方向に立ち、複屈折性が無くな
り、下偏光板8により入射した直線偏光は、そのまま液
晶素子中を進行し、上偏光板9で遮られるため黒表示の
閉状態となる。
【0033】図3の実線で示す曲線20は、本発明の液
晶シャッタの透過率−電圧曲線を示す。電圧無印加の初
期透過率Y0から、徐々に透過率が上昇し、印加電圧2
V付近で最大透過率Ymに達した後、透過率は減少して
ゆく。印加電圧10Vの透過率は初期透過率Y0の1/
50程度となり、コントラスト比は、50前後である
が、さらに高電圧の20Vを印加するとコントラスト比
は100以上得られる。
【0034】前述したように、電圧無印加で白表示する
開状態は、液晶素子の複屈折性を用いているので、偏光
板配置と液晶素子複屈折性を表すΔndの設定が重要
で、明るさと着色状態に大きく影響する。
【0035】図4に240゜ツイスト、Δnd=800
nmの液晶素子で、下偏光板吸収軸13と上偏光板吸収
軸14の交差角を90゜に固定したまま、中央液晶分子
方向から左回りに下偏光板8を回転した時の下偏光板配
置角と液晶シャッタの透過率を示す。実線で示す曲線2
2が最大透過率Ymと偏光板配置角の関係を表し、破線
で示す曲線23が電圧無印加の初期透過率Y0と偏光板
配置角の関係を示す。偏光板配置角度が−60゜の状態
では下液晶分子配向方向10と下偏光板吸収軸13とが
平行になる。偏光板配置角度が−45゜と+45゜の状
態では初期透過率Y0も最大透過率Ymも極大値を示
し、かつ着色も少なく、最も好ましい。
【0036】図5に240゜ツイストの液晶素子で、下
偏光板吸収軸13と上偏光板吸収軸14の交差角は90
゜とし、中央液晶分子方向12から左回りに下偏光板吸
収軸13を45゜回転させた位置に配置した状態におけ
る液晶素子のΔndと液晶シャッタの透過率を示す。実
線で示す曲線24が最大透過率Ymを表し、破線で示す
曲線25が電圧無印加の初期透過率Y0を示す。Δnd
=650nmで最大透過率Ymは最大になり、Δndが
大きくなってもあまり変化しないが、電圧無印加の初期
透過率Y0は徐々に低下するので、あまりΔndが大き
すぎると好ましくない。逆に、Δndが650nmより
小さいと、最大透過率Ymも小さくなるので、Δnd値
としては、600nmから900nmが良く、特に70
0nmから800nmが好ましい。
【0037】最適Δnd値は、ツイスト角により、多少
変動するが、ツイスト角180゜から260゜の範囲で
は、ほぼ600nmから900nmにおさまる。本実施
の形態では、ツイスト角を240゜で、Δnd=800
nmに設定したので、明るくかつ着色の比較的少ない白
表示の開状態が得られ、駆動電圧を20V印加した時の
コントラストは100以上得られる。
【0038】次に、本発明の第1の実施の形態の液晶シ
ャッタの応答時間と駆動方法について説明する。図6
は、本発明の液晶シャッタに、100Hz20Vの交流
信号を50ms印加した時の駆動波形30と透過率の時
間変化を表す透過率−時間曲線31である。電圧無印加
の開状態から交流信号を印加すると、一瞬透過率が上昇
後、黒くなる。オン応答時間26は、印加電圧の影響を
受け、高電圧を液晶シャッタに印加するほど早くなる。
本実施の形態の液晶シャッタには、20Vの高電圧を印
加しているので、オン応答時間26は1ms未満と非常
に高速である。
【0039】一方、閉状態から交流信号を0Vに戻す
と、約2msで最大透過率になった後、約20ms後に
初期透過率に戻る。閉から開へ戻る応答時間は、液晶ね
じれを戻す弾性力を用いているので、ツイスト角の大き
い液晶素子の方が早くなる。液晶素子としての本来の応
答時間の定義は、液晶分子変化が安定するまでの時間で
あり、図6においては20msとなるが、液晶シャッタ
として利用するのであれば、白表示の開状態に戻るまで
の時間が応答時間として有効であるので、240゜ツイ
ストである本発明の液晶シャッタのオフ応答時間27は
2msとなり、高速応答の液晶シャッタが得られる。
【0040】また、閉状態の黒から開状態の最大透過率
を示すまでは、比較的に着色が少なく青みを帯びた白表
示をする。最大透過率を維持している保持時間28であ
る約10msを過ぎた後は、多少黄色く着色しながら透
過率が低下する。従って、階調表示を行う為には、液晶
シャッタが最大透過率を維持している保持時間28以内
にリセット信号を印加して閉状態に戻し、閉状態と最大
透過率間の着色の少ない状態を利用することで、明る
く、かつ、階調表示を良好に行うことができる。
【0041】図7に、本発明の液晶シャッタをカラ−ビ
デオ液晶プリンタに応用した時の駆動波形32および透
過率−時間曲線33を示す。リセット期間Trをオン応
答時間26より長い1msに、走査期間Tsを保持時間
28の10msより短い4msに設定してある。1回の
書き込み期間に相当し、1つのリセット期間Trと1つ
の走査期間Tsで構成されるフレーム期間Tfを図7に
示す。図7の左端にあたる第1フレームは全開状態を、
中央の第2フレームは半開状態を、右端にあたる第3フ
レームは閉状態を示している。
【0042】リセット期間Trでは、全画素を閉状態に
するために、20Vの直流信号がリセット波形として印
加される。走査期間Tsで印加する走査波形として、全
開状態にする場合は、走査期間中全て0Vに、閉状態を
保つ場合は、走査期間中20Vに、中間調を出すために
半開状態では、走査期間Tsの1/2の2msの区間は
0Vにし、残りの2msの区間には20Vを印加する。
【0043】リセット波形と走査波形の極性を1フレー
ム毎に反転することで、液晶素子への長期間の直流電圧
の印加を抑制している。リセット期間Trで液晶シャッ
タの全画素を閉状態に戻した後、走査期間Tsで、印加
電圧を0Vにする時間を可変とすることで、所定の画素
のみを開閉または任意の階調表示状態にする。
【0044】走査期間Tsは4msに設定してあるの
で、閉状態から最大透過率Ymに達するオフ応答時間2
7の2msよりは長く、かつ、最大透過率Ymを維持す
る保持時間28の10msよりは短いので、色変化が少
なくかつ直線性の良好な階調表示が可能な液晶シャッタ
が得られ、高画質のフルカラー画像プリントを得ること
ができた。
【0045】本実施の形態では、液晶素子として240
゜ツイストを用いたが、180゜から260゜ツイスト
のねじれを持つ液晶素子を用いることで、同様な効果を
得ることが可能である。また、上下偏光板の吸収軸はお
おむね90゜に交差していれば良く、偏光板配置角も中
央液晶分子方向と40゜〜50゜の間でも可能である。
【0046】また、本実施の形態では、偏光板吸収軸を
中央液晶分子方向に対して±45゜に配置し、液晶素子
のΔndを800nmにしたが、偏光板配置を±45゜
とし、液晶素子のΔndを800nm以外としても、あ
る程度の効果は得られる。また、液晶素子のΔndを6
00から900nmの範囲に設定し、偏光板配置を±4
5゜以外に設定しても、ある程度の効果は得られる。
【0047】また、本実施の形態では、走査期間Tsで
印加する電圧をオフ電圧である0Vに保持する時間を可
変とすることによって階調表示を行ったが、走査期間に
印加する電圧を0Vから変化させて、オフ応答時間27
を遅くすることで、電圧変調方式で階調表示を行うこと
も可能である。
【0048】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態として、第1の実施の形態で用いた液晶シャッタと
同一構成の液晶シャッタを用いた第2の駆動方法を、図
6と図8と図9とを用いて説明する。
【0049】図8は、本発明の液晶シャッタをカラ−ビ
デオ液晶プリンタに応用した時の室温での駆動波形34
および透過率−時間曲線35で、図9は、0゜Cでの駆
動波形36および透過率−時間曲線37を示す。図8に
おいて、室温でのリセット期間Trを1msに、走査期
間Tsを最大透過率を維持している保持時間28の10
msより短い4msに設定してある。1回の書き込み期
間に相当するフレ−ム期間Tfは、1つのリセット期間
Trと1つの走査期間Tsで構成される。図8の左端に
あたる第1フレームは全開状態で、第1フレームの右隣
の第2フレームは半開状態で、第2フレームの右隣の第
3フレームは閉状態を示し、これを2回繰り返して図示
してある。
【0050】室温でのリセット期間Trでは、全画素を
閉状態にするために、20Vで幅0.5msのパルスが
正負1組でリセット波形として印加される。走査期間T
sで印加する走査波形として、全開状態にする場合は、
走査期間Ts中全て0Vに、閉状態を保つ場合は、走査
期間Ts中20Vで幅0.5msのパルス波形が印加さ
れ、中間調を出すための半開状態では、走査期間Tsの
1/2の2msの区間は0Vにし、残りの2msの区間
には20Vで幅0.5mのパルス波形を印加する。
【0051】リセット波形と走査波形を正負の極性を持
つ0.5msのパルス波形で構成することで、液晶素子
への長期間の直流印加を抑制している。リセット期間T
rで液晶シャッタの全画素を閉状態に戻した後、走査期
間Tsで印加する電圧を0Vに保持する時間を可変とす
ることで、所定の画素のみを開閉または任意の階調表示
状態にする。
【0052】室温での走査期間Tsは4msに設定して
あるので、閉状態から最大透過率Ymに達する応答時間
2msよりは長く、かつ、最大透過率を維持している保
持時間28の10msよりは短いので、色変化が少なく
かつ直線性の良好な階調表示が可能な液晶シャッタが得
らる。
【0053】しかし、温度が低下すると、液晶素子の応
答時間が遅くなる。特に、閉から開状態へのオフ応答時
間27が遅くなるので、開状態の明るさが低下し、さら
に低温では、全く開状態を示さなくなる。そこで、本実
施の形態では、基板に温度センサーを設置し、基板温度
が5゜C以下になると、自動的に、リセット期間Trと
走査期間Tsを2倍にするようにした。
【0054】図9の0゜Cでの透過率−時間曲線37か
らもわかるように、0゜Cでの本発明の液晶シャッタの
応答時間は、開から閉へのオン応答時間26は1.5m
s、閉から開へのオフ応答時間27は4msと約2倍に
遅くなっている。また、0゜Cで保持時間28も約2倍
の20msとなる。しかし、0゜Cでの駆動波形36に
示すように、リセット期間Trを2ms、走査期間Ts
を8msと遅くしたので、充分な開状態が得られる。
【0055】本実施の形態の液晶シャッタを、液晶プリ
ンタに応用した場合、低温での印刷速度は、室温の半分
に低下するが、室温でも0゜Cでも、高画質のフルカラ
ー画像プリントを得ることができる。
【0056】本発明の第2の実施の形態では、低温状態
においてパルス幅は変化させずに、リセット期間Trと
走査期間Tsで構成されるフレーム期間Tfを2倍に長
くしたが、パルス幅も同時に2倍の幅に変化させても、
全く同一の効果が得られる。
【0057】本発明の第2の実施の形態では、フレーム
期間Tfをリセット期間Trと走査期間Tsで構成した
が、中間調表示が不要な場合、リセット期間Trを省
き、フレーム期間Tfを走査期間Tsのみで構成して
も、なんらさしつかえない。
【0058】本発明の第2の実施の形態では、走査期間
Tsで印加される電圧をオフ電圧である0Vに保持する
時間を可変とすることによって階調表示を行ったが、走
査期間に印加する電圧を0Vから変化させて、オフ応答
時間27を遅くすることで、電圧変調方式で階調表示を
行うことも可能である。
【0059】(第3の実施の形態)以下に本発明の第3
の実施形態における液晶シャッタの構成を図面を用いて
説明する。本実施の形態における液晶シャッタの構成
は、第1の実施の形態で説明した図2と同一であり、上
下の偏光板の配置角度と、ネマチック液晶のネジレピッ
チPが異なっている。図15は、本実施の形態における
液晶シャッタの平面図である。以下、図2と図15を交
互に用いて本発明の液晶シャッタの構成を説明する。
【0060】第1の基板1の配向膜3は、図15の下液
晶分子配向方向10にラビング処理をしてあり、第2の
基板4の配向膜6は、上液晶分子配向方向11にラビン
グ処理がなされている。粘度18cpのネマチック液晶
には、カイラル材と呼ぶ旋回性物質を添加し、ネジレピ
ッチPを5μmに調整し、d/P=0.8とし、左回り
240゜ツイスト液晶素子を形成する。
【0061】下偏光板吸収軸13と上偏光板吸収軸14
が84゜に交差するように、液晶素子の両外側に下偏光
板8と上偏光板9とを配置してある。下偏光板吸収軸1
3は、ネマチック液晶7の第1の基板1と第2の基板4
の中間部の液晶配向方向を示す中央液晶分子方向12と
左回り42゜の角度で配置され、上偏光板吸収軸14
は、中央液晶分子方向12と右回り42゜の角度で配置
し、ポジ型液晶シャッタを構成している。
【0062】ここで、上下の偏光板吸収軸の交差角度を
84゜と直角より狭めたのは、電圧無印加時の液晶シャ
ッタの色合いをさらに改善するためで、薄黄色が多少青
みをおびて白くなる。特に、本発明の液晶シャッタを発
光素子と組み合わせ、時間分割してカラ−表示を行うフ
ィールドシーケンシャルカラー表示装置に応用する場合
に、背景色を改善できる。しかし、閉状態の透過率が上
昇し、コントラストが低下するので、80゜より狭める
ことは好ましくない。
【0063】次に、液晶のネジレピッチと応答時間の関
係を説明する。図14は、液晶のネジレピッチPと、第
1の基板1と第2の基板6の間隔dの商であるd/P
と、室温における応答時間の関係を示すグラフであり、
実線で示す曲線26は20V印加時のオン応答時間で、
実線で示す曲線27は電圧0Vへのオフ応答時間であ
る。オン応答時間26は、d/Pの影響を受けず一定で
あるが、オフ応答時間27はd/Pが大きくなるほど速
くなる。
【0064】通常の240゜ツイストSTN液晶表示体
では、使用する配向膜6のチルト角にも依存するが、d
/Pの値が0.5より大きくなると、2V前後である動
作開始電圧付近の電圧を印加するとストライプドメイン
と呼ばれる配向不良が発生し、表示品位を著しく低下さ
せる。従って、STN液晶表示体のd/Pは0.45〜
0.5に設定している場合が多い。しかし、本発明の液
晶シャッタの印加電圧は、10V以上と動作開始電圧よ
り非常に大きいため、d/Pの値が0.5より大きくて
も配向不良は発生しないことを実験で確認できた。
【0065】従って、所望のツイスト角が得られる範囲
で、d/Pをできるだけ大きく設定することで、オフ応
答時間27を速くすることができる。ツイスト角をθと
するとd/P=(θ+90)/360までは、所望のツ
イスト角となり、それ以上では、所望のツイスト角+1
80゜になる。つまり、240゜ツイストの場合、d/
P=0.91までは240゜ツイストとなるが、それ以
上では420゜ツイストになってしまう。本実施の形態
では、配向安定性も考慮して、d/P=0.8に設定す
る。本実施の形態の液晶シャッタのオフ応答時間は1.
1msと第1の実施の形態で用いた液晶シャッタのオフ
応答時間27の約1/2にすることができる。
【0066】もちろん、d/Pの値を0.5以下にして
も、オフ応答時間は遅くなるが、液晶シャッタとして使
用することは可能である。d/Pの最小値は、(θ−9
0)/360で決まり、240゜ツイストの場合は0.
42となり、180゜ツイストの場合は0.25となる
が、配向安定性を考慮し、0.4以上が好ましい。
【0067】本実施の形態では、ツイスト角を240゜
で、Δnd=800nmに設定し、偏光板の吸収軸配置
角度を84゜にしたので、明るくかつ良好な白表示の開
状態が得られ、かつ、駆動電圧を20V印加した時のコ
ントラストは50以上得られる。さらに、液晶のネジレ
ピッチPを短くし、d/P=0.8としたので、オフ応
答時間27が速くなり、低温でも良好なシャッタ−性能
が得られる。
【0068】電圧無印加時の液晶シャッタの色合いを改
善するための偏光板配置は、図15に示した以外にも、
図16に示すように上偏光板吸収軸14は右下がり配置
し、下偏光板吸収軸13は右上がりに配置することも可
能である。この場合、電圧無印加の色合いを改善するた
めには、上下偏光板の吸収軸の交差角は96゜と広げ
る。この場合も、上下偏光板の吸収軸の交差角を広げる
程、コントラストが低下するので、100゜以上にする
ことは好ましくない。正面の表示特性は、図15に示す
偏光板の配置でも、図16に示す偏光板の配置でも同一
であるが、図16に示す偏光板の配置にすることで液晶
シャッタの上下方向の視角特性が改善できる。したがっ
て、図16に示す偏光板の配置の方が好ましい。
【0069】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
液晶シャッタを用いることにより、高速応答で、明る
く、高コントラストの液晶シャッタを提供できる。ま
た、フレーム期間Tfの時間を動作温度によって変える
ことで、低温から高温まで安定したシャッタ特性を維持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における液晶シャッタの配置関係を示す
平面図である。
【図2】本発明における液晶シャッタを示す断面図であ
る。
【図3】本発明における液晶シャッタの印加電圧−透過
率曲線と、従来のイエローモードSTN液晶表示装置の
印加電圧−透過率曲線である。
【図4】本発明における偏光板配置角度と透過率の関係
を示すグラフである。
【図5】本発明における液晶素子のΔndと透過率の関
係を示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態を説明するための駆動波形
と透過率−時間曲線。
【図7】本発明における液晶シャッタの駆動波形と透過
率−時間曲線。
【図8】本発明における液晶シャッタの室温での駆動波
形と透過率−時間曲線。
【図9】本発明における液晶シャッタの低温での駆動波
形と透過率−時間曲線。
【図10】従来例におけるTN液晶シャッタの配置関係
を示す平面図である。
【図11】従来例におけるTN液晶シャッタを示す断面
図である。
【図12】従来例におけるSTN液晶表示装置の配置関
係を示す平面図である。
【図13】従来例におけるSTN液晶表示装置を示す断
面図である。
【図14】本発明における液晶ピッチと応答時間の関係
を示すグラフである。
【図15】本発明における液晶シャッタの配置関係を示
す平面図である。
【図16】本発明における液晶シャッタの配置関係を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第1の電極 3 配向膜 4 第2の基板 5 第2の電極 6 配向膜 7 液晶 8 下偏光板 9 上偏光板 10 下液晶分子配向方向 11 上液晶分子配向方向 12 中央液晶分子方向 13 下偏光板吸収軸 14 上偏光板吸収軸 26 オン応答時間 27 オフ応答時間 28 保持時間 32 駆動波形 33 透過率−時間曲線 Tr リセット期間 Ts 走査期間 Tf フレーム期間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板の間にツイスト角が180度
    〜260度のネマチック液晶を狭持してなる液晶素子
    と、該液晶素子をはさんで配置する一対の偏光板とを備
    え、前記一対の偏光板の吸収軸のなす角度を80゜〜1
    00゜の範囲とし、前記偏光板の吸収軸と前記液晶素子
    の中央液晶分子方向とがなす角度を±40゜〜±50゜
    の範囲としたことを特徴とする液晶シャッタ。
  2. 【請求項2】 一対の基板の間にツイスト角が180度
    〜260度のネマチック液晶を狭持してなる液晶素子
    と、該液晶素子をはさんで配置する一対の偏光板とを備
    え、前記一対の偏光板の吸収軸のなす角度を80゜〜1
    00゜の範囲とし、前記ネマチック液晶の複屈折率Δn
    と、一対の基板における隙間dとの積であるΔndを6
    00〜900nmの範囲としたことを特徴とする液晶シ
    ャッタ。
  3. 【請求項3】 一対の基板における隙間dとの積である
    Δndを600〜900nmの範囲としたことを特徴と
    する請求項1に記載の液晶シャッタ。
  4. 【請求項4】 前記ネマチック液晶のネジレピッチP
    と、一対の基板における隙間dとの商であるd/Pを
    0.5〜0.9の範囲としたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の液晶シャッタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100436801C (zh) * 2004-12-27 2008-11-26 本田技研工业株式会社 两轮摩托车的储备箱配置结构

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