JP2013039840A - 鞍乗り型車両の車体後部構造 - Google Patents

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    • B62J15/00Mud-guards for wheels

Abstract

【課題】鞍乗り型車両の車体後部構造において、車体後部から下方に延びる後尾フェンダにライセンスランプ等の灯火器を効率よく設置可能とする。
【解決手段】後尾フェンダ42と別体をなして後尾フェンダ42と灯火器との間に介設されるランプ台座65を備え、ランプ台座65が、前方に向けて開放する容器形状をなし、後尾フェンダ42の上部に、その最後面42aに対して前方に向けて変位する凹部51が形成され、凹部51の底壁52に、後尾フェンダ42の上部を補強するリブ54が形成され、このリブ54がランプ台座65に後方から覆われる。
【選択図】図7

Description

本発明は、鞍乗り型車両の車体後部構造に関する。
従来、自動二輪車の車体後部構造において、車体後部かつ後輪上方に配置されたカバー部材(リアフェンダ本体)と、前記カバー部材と別体をなしてその内側から下方に延びる後尾フェンダとを備え、後尾カバーの後面にテールランプを固定すると共に、後尾カバー上端とカバー部材内面との間の隙間を覆う壁部を設けることで、カバー部材内に巻き上げた泥等がテールランプの配線に掛かることを防止した構造がある(例えば、特許文献1参照)。
実公平6−44787号公報
ところで、前記後尾フェンダにライセンスプレートを取り付ける場合、ライセンスプレートを明確に目立たせるために、テールランプとは別体のライセンスランプを後尾フェンダから後方に離間した位置に配置し、このライセンスランプによりライセンスプレートを照らすことがある。この場合、ライセンスランプ分の重量が増加することから、後尾フェンダの剛性を効率よく向上させる構成が望まれる。また、ライセンスランプの配線についても考慮する必要がある。
そこで本発明は、鞍乗り型車両の車体後部構造において、車体後部から下方に延びる後尾フェンダにライセンスランプ等の灯火器を効率よく設置可能とすることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、
車体フレーム(5)の後部に支持されて後輪(22)の上後方を覆うように下方へ延びる後尾フェンダ(42)と、前記後尾フェンダ(42)の上部後面側に支持される灯火器(27)とを備える鞍乗り型車両(1)の車体後部構造であって、
前記後尾フェンダ(42)と別体をなして前記後尾フェンダ(42)と前記灯火器(27)との間に介設されるランプ台座(65)を備え、前記ランプ台座(65)が、前方に向けて開放する容器形状をなし、前記後尾フェンダ(42)から後方に向けて突出するように前記後尾フェンダ(42)に取り付けられ、このランプ台座(65)の後端壁(66)に前記灯火器(27)が取り付けられ、前記後尾フェンダ(42)の上部に、その最後面(42a)に対して前方に向けて変位する底壁(52)を有する凹部(51)が形成され、前記凹部(51)の底壁(52)に前記後尾フェンダ(42)の上部を補強する補強部(54)が形成され、前記補強部(54)が前記ランプ台座(65)に後方から覆われることを特徴とする。
なお、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
請求項2に記載した発明は、
前記凹部(51)の底壁(52)の後面側に、前記補強部(54)としてのリブ(54)が形成されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、
前記灯火器(27)から延びる配線(27a)が前記ランプ台座(65)内に収容され、この配線(27a)が前記リブ(54)によって前記後尾フェンダ(42)上方の車体側に導かれることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、
前記灯火器(27)はライセンスランプ(27)であり、前記後尾フェンダ(42)における前記ライセンスランプ(27)よりも下方にライセンスプレート取り付け部(49)が設けられることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、
前記後尾フェンダ(42)の上方に、前記灯火器(27)とは別体の第二灯火器(26)を支持すると共に前記車体フレーム(5)に取り付けられるフェンダ基部(41)が一体形成され、前記ランプ台座(65)が、前記後尾フェンダ(42)と前記フェンダ基部(41)とに跨って取り付けられることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、
前記フェンダ基部(41)に、前記凹部(51)の底壁(52)に形成した補強部(54)と連続するように第二補強部(61)が形成されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ライセンスランプを後尾フェンダの後方へ突出させるように配置する場合にも容易に対応できると共に、部品点数の増加に応じた補強部を後尾フェンダの上部(基端側)に形成でき、かつ追加した補強部をランプ台座で隠すことで見栄えを向上できる。
請求項2に記載した発明によれば、リブにより後尾フェンダの上部を補強できると共に、リブをランプ台座内に隠すことで見栄えを向上できる。
請求項3に記載した発明によれば、灯火器の配線をランプ台座内に収容することで見栄えを向上できると共に、前記配線を新たな部品を設けることなく保持及び保護しながら車体側に導くことができる。
請求項4に記載した発明によれば、後尾フェンダの後方へ突出させるように配置したライセンスランプによって、その下方のライセンスプレートを効果的に照らし、ライセンスプレートの被視認性をより一層向上できる。
請求項5に記載した発明によれば、ランプ台座の取り付けによっても後尾フェンダを補強できる。
請求項6に記載した発明によれば、後尾フェンダとフェンダ基部とを高い剛性をもって一体化できる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体後端部の左側面図である。 上記車体後端部の後面図である。 上記車体後端部の前面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 上記車体後端部の後尾フェンダ及びランプ台座を左後方から見た分解斜視図である。 上記後尾フェンダを左前方から見た斜視図である。 上記後尾フェンダ及びランプ台座を左上方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1に示すオフロードタイプの自動二輪車(鞍乗り型車両)1において、その前輪2は左右フロントフォーク3の下端部に軸支され、左右フロントフォーク3の上部はステアリングステム4を介して車体フレーム5前端のヘッドパイプ6に操向可能に枢支される。ステアリングステム4の上部にはバータイプの操向ハンドル4aが取り付けられる。
車体フレーム5は、複数種の鋼材を溶接等により一体結合してなり、前記ヘッドパイプ6と、このヘッドパイプ6の上部から車体左右中央位置を斜め下後方に延びる単一のメインフレーム7と、このメインフレーム7の後端部から左右に分岐してメインフレーム7よりも急傾斜をなして斜め下後方に延びる左右一対のリアフレーム8と、ヘッドパイプ6の下部から車体左右中央位置をメインフレーム7よりも急傾斜をなして斜め下後方に延びる単一のダウンフレーム9とを有する。
また、車体フレーム5は、ダウンフレーム9の下端部から左右に分岐して斜め下後方に延びた後に後方に湾曲して略水平に延びる左右一対のロアフレーム11と、メインフレーム7の後端部とダウンフレーム9の上下中間部との間に渡る単一のガセットフレーム12と、左右リアフレーム8の上端部から後上がりに後方に延びる左右一対のシートフレーム13と、左右リアフレーム8の下端部から左右シートフレーム13の前後中間部に向けて斜め上後方に延びる左右一対のサポートフレーム14とを有する。
左右リアフレーム8の下端部と左右ロアフレーム11の後端部とは、左右一対の湾曲部8aを介してそれぞれ一体に連なる。左右湾曲部8aの内周側(前側)には、左右一対のピボットブラケット15が溶接接合される。左右ピボットブラケット15には、ピボット軸15aを介してスイングアーム21の前端部が上下揺動可能に枢支される。スイングアーム21の後端部には、駆動輪たる後輪22が軸支される。
なお、図中符号23はメインフレーム7後端とスイングアーム21前端側との間に渡るリアクッションを、符号24は左右シートフレーム13上に支持される乗員着座用のシートを、符号25はシート24の前方でメインフレーム7上に支持される燃料タンクをそれぞれ示す。
車体フレーム5の内側には、自動二輪車1の原動機たるエンジン(内燃機関)30が搭載される。エンジン30は空冷単気筒エンジンであり、その下部を構成するクランクケース31上にシリンダ32を略垂直に立設してなる。エンジン30の出力は、クランクケース31の後部左側からチェーン式伝動機構(不図示)を介して後輪22に伝達される。
シリンダ32の後部にはスロットルボディ33が接続され、スロットルボディ33の後部にはエアクリーナ(不図示)が接続される。シリンダ32の前部には排気管34が接続される。排気管34は、車体右側に取り回された後に分岐し、車体後部両側に配置された左右一対のサイレンサ35に接続される。
車体フレーム5の周囲には、合成樹脂製の車体カバーが取り付けられる。具体的には、車体フレーム5の前部側方にはフロントサイドカバー36が取り付けられ、車体フレーム5の後部側方にはリアサイドカバー37が取り付けられる。シート24の後方にはリアエンドカバー38が取り付けられ、リアエンドカバー38の下方にはリアエンドアンダーカバー39が取り付けられる。
図2,3に示すように、リアエンドアンダーカバー39は、側面視でシートフレーム13の後部に沿うように後上がりに傾斜して配置されるカバー基部(フェンダ基部)41と、カバー基部41の前後中間部から後下方に向けて側面視で直線状に延びる後尾フェンダ42とを一体に有する。なお、図3他に示す線CLは車体左右中心線を示す。
図9を併せて参照し、カバー基部41は、上面視でリアエンドカバー38後部の外縁形状に沿うように前方に開放するU字形状をなす外枠部43と、外枠部43の両側部から後下方かつ左右内側に向けて延びる左右傾斜部44と、左右傾斜部44の下端部間に設けられるトレイ部45とを一体に有する。
トレイ部45は上面視矩形状をなし、前側ほど外周壁の高さを増すように設けられる。トレイ部45の左右両側方には、リアエンドアンダーカバー39をシートフレーム13に取り付けるための左右一対の締結部46が設けられる。トレイ部45の前壁45aは左右両側方に延長し、この延長部分が左右締結部46の前端にも一体化された左右一対の締結壁45bを形成する。
左右締結壁45bには、外枠部43の後部内側に配置されたテールランプ26の後端部が締結固定される。左右締結壁45bには、テールランプ26の後端両側から後方に突出するスタッドボルト(不図示)を挿通するボルト挿通孔45cがそれぞれ形成され、これら左右ボルト挿通孔45cを通じて前方に突出したスタッドボルトにナット(不図示)を螺着し締め込むことで、テールランプ26の後端部が左右締結壁45bに締結固定される。
図5を併せて参照し、テールランプ26の後端中央からは配線26aが延出し、この配線26aがトレイ部45の前壁45aの左右中央に形成された筒状の挿通孔45dを通じてトレイ部45内側に取り回される。なお、図中符号b1はテールランプ26のランプバルブを、図中符号b2は後述するライセンスランプ27のランプバルブをそれぞれ示す。
図1〜3を参照し、後尾フェンダ42は、シート24の下方に配置されたカバー内フェンダ(不図示)と共に、後輪22上部を上方から覆うリアフェンダを構成する。なお、後尾フェンダ42自体は後輪22の上部後側を上方から覆っている。カバー基部41の外枠部43の外側方には、左右一対のリアウインカ29が配置される。左右リアウインカ29は、それぞれブラケット29aを介してシートフレーム13の後端部に取り付けられる。後尾フェンダ42の下部後面側にはライセンスプレートPが配置され、このライセンスプレートPを照らすライセンスランプ27が後尾フェンダ42の上部後面側にランプ台座65を介して取り付けられる。
図2,3,7を参照し、後尾フェンダ42は、その上下端に渡って延びると共に前後に厚さを有するように配置された板状部47と、板状部47の左右側端縁から前方に起立する左右立壁48とを一体に有する。
板状部47は適宜凹凸形状を有し、後尾フェンダ42の剛性を高めると共に外観上のアクセントを形成する。
左右立壁48は上側ほど起立高さを増すように設けられ、その上端は左右傾斜部44の下端に一体に接続される。
後尾フェンダ42の上下中間部には、ライセンスプレートPの上端部両側を取り付け可能とする左右一対のプレート取り付け部49が形成される。左右プレート取り付け部49は、後尾リアフェンダの上部及び下部よりも左右外側に張り出すと共に後方に張り出して設けられる。後尾フェンダ42の下部(左右プレート取り付け部49よりも下方の部位)は、後尾フェンダ42の上部(プレート取り付け部49よりも上方の部位)よりも左右幅を広げて設けられる。
後尾フェンダ42の上部には、その左右内側部を前方に変位させる凹部51が形成される。
凹部51は後面視矩形状をなし、後尾フェンダ42上部の最後面42aに対して前方に向けて変位する底壁52と、底壁52の左右側端縁から後方へ起立する左右側壁53とを有する。底壁52は、側面視で前記最後面42aよりも傾斜を寝かせると共に上方に凸の湾曲形状をなすように設けられる。
底壁52の後面側には、後方に起立する複数(例えば左右一対)のリブ54が一体形成される。各リブ54及び前記左右側壁53は左右方向と略直交する平板形状をなし、凹部51右側のリブ54及び側壁53の下端部間、及び凹部51左側のリブ54及び側壁53の下端部間には、それぞれ前後方向と略直交する平板形状かつ後面視矩形状をなす左右下締結壁55が形成される。左右下締結壁55の下方には、凹部51の下端縁に沿う段差部56が形成される。凹部51の左右外側方には、前記最後面42aに対して前方へ僅かに変位した平坦部57が左右一対に設けられ、その左右外側方には前記最後面42aが残存する。
図4〜6を併せて参照し、トレイ部45の後部下方には、下方に起立する中央垂下壁58及び左右垂下壁59が一体形成される。各垂下壁58,59は、前後方向と略直交する平板形状をなす後面視矩形状のもので、中央垂下壁58に対して左右垂下壁59が前方に変位して設けられる。各垂下壁58,59はトレイ部45(カバー基部41)の一部をなしている。
左右側壁53及び左右リブ54の上端部は、トレイ部45の後部下面に突き当たって一体に接続される。凹部51右側の側壁53及びリブ54の上端部間、及び凹部51左側の側壁53及びリブ54の上端部間には、左右垂下壁59がそれぞれ形成され、左右リブ54の上端部間には、中央垂下壁58が形成される。
図8を併せて参照し、トレイ部45の前部下方であって各垂下壁58,59の前方には、左右方向と略直交する平板形状をなす補強リブ61が左右に複数(例えば四つ)並んで形成される。各補強リブ61は、左右側壁53及び左右リブ54と同一の左右方向位置にあり、各補強リブ61と左右側壁53及び左右リブ54とが各垂下壁58,59を挟んで互いに一体に連なるように設けられる。
凹部51の下部前面の左右側端縁には、前方に起立する短リブ62が一体形成される。左右短リブ62は下側ほど起立高さを増すように設けられる。短リブ62の下方には、凹部51下端よりも下方に延びて左右プレート取り付け部49の前面に一体に接続される延長部63が連なる。左右外側の補強リブ61の外側方には、左右締結部46下面の外側端縁と板状部47上部後面の左右外側とに渡る外側リブ64が設けられる。
図2,3,5,6,7に示すように、板状部47の上部後方には、凹部51及び左右平坦部57を後方から覆うランプ台座65が取り付けられる。ランプ台座65は後尾フェンダ42とは別体の合成樹脂製のもので、前方に開放する容器形状をなし、その開放端を凹部51及び左右平坦部57に対向させる。
ランプ台座65は、前後方向と略直交する平板形状かつ後面視正方形状をなす後端壁66と、後端壁66の左右側端縁から前方に起立する左右側壁67と、後端壁66の上下端縁から前方に起立する上下壁68,69とを一体に有する。
後端壁66の上部はライセンスランプ27取り付け用の上段取り付け部66aとされ、後端壁66の下部はリフレクタ28取り付け用の下段取り付け部66bとされる。下段取り付け部66bは上段取り付け部66aよりも前方に変位して設けられる。
左右側壁67の上部は上段取り付け部66aの側縁前方に連なる上段側壁67aとされ、左右側壁67の下部は下段取り付け部66bの側縁前方に連なる下段側壁67bとされる。上段側壁67aは下段側壁67bよりも左右外側に張り出して設けられる。左右側壁67は、側面視における後尾フェンダ42の傾斜に合わせるように、下側ほど起立高さを減少させるように設けられる。
上段取り付け部66aには、ライセンスランプ27の後端部が締結固定される。上段取り付け部66aには、ライセンスランプ27の後端両側から後方に突出する左右一対のスタッドボルト(不図示)をそれぞれ挿通する左右一対のボルト挿通孔71が形成され、左右ボルト挿通孔71を通じて前方に突出した各スタッドボルトにナット(不図示)を螺着し締め込むことで、ライセンスランプ27の後端部が上段取り付け部66aに締結固定される。
ライセンスランプ27の後端中央からは配線27aが延出し、この配線27aが左右ボルト挿通孔71間の配線挿通孔72から凹部51内に進入し、凹部51における左右側壁53及び左右リブ54に適宜保持されつつ上方に導かれ、例えばトレイ部45の後部右側に形成された挿通孔45e(図9参照)を通じてトレイ部45内側に取り回される。トレイ部45内側に取り回された配線27aは、テールランプ26の配線26aと共にメインハーネス(不図示)に接続される。
下段取り付け部66bには、リフレクタ28の後面部が締結固定される。下段取り付け部66bには、リフレクタ28の後面中央から後方に突出するスタッドボルト(図5に簡易的に示す)を挿通するボルト挿通孔73が形成され、ボルト挿通孔73を通じて前方に突出したスタッドボルトにナット(図5に簡易的に示す)を螺着し締め込むことで、リフレクタ28の後面部が下段取り付け部66bに締結固定される。
図5を参照し、上壁68の前側には、後面視台形状をなして上方に張り出す上前突出部68aが形成される。上前突出部68aの内側には、ランプ台座65の上部を中央垂下壁58に取り付け可能とする上締結ボス74が前方に向けて突設される。上締結ボス74は中央垂下壁58に後方から当接し、この上締結ボス74に中央垂下壁58を前方から貫通したビス74aを螺着し締め込むことで、ランプ台座65の上部が中央垂下壁58(カバー基部41)に締結固定される。なお、テールランプ26の下端部には、上前突出部68aを避けるべく上方に凹むランプ凹部26bが形成される。
図6を参照し、下段取り付け部66bの前面側には、ランプ台座65の下部を左右下締結壁55に取り付け可能とする左右一対の下締結ボス75が前方に向けて突設される。左右下締結ボス75はそれぞれ左右下締結壁55に後方から当接し、これら左右下締結ボス75に左右下締結壁55を前方から貫通したビス75aを螺着し締め込むことで、ランプ台座65の下部が左右下締結壁55(後尾フェンダ42)に締結固定される。
このように、ランプ台座65は、計三箇所の締結固定により、カバー基部41及び後尾フェンダ42に跨って取り付けられ、このランプ台座65を介して、ライセンスランプ27及びリフレクタ28が後尾フェンダ42(リアエンドアンダーカバー39)に取り付けられる。
以上説明したように、上記実施形態における鞍乗り型車両の車体後部構造は、車体フレーム5の後部に支持されて後輪22の上後方を覆うように下方へ延びる後尾フェンダ42と、前記後尾フェンダ42の上部後面側に支持されるライセンスランプ27とを備える自動二輪車1に適用されるものであって、前記後尾フェンダ42と別体をなして前記後尾フェンダ42と前記ライセンスランプ27との間に介設されるランプ台座65を備え、前記ランプ台座65が、前方に向けて開放する容器形状をなし、前記後尾フェンダ42から後方に向けて突出するように前記後尾フェンダ42に取り付けられ、このランプ台座65の後端壁66に前記ライセンスランプ27が取り付けられ、前記後尾フェンダ42の上部に、その最後面42aに対して前方に向けて変位する底壁52と、底壁52の両側縁から後方へ立ち上がる側壁53と、底壁52の後面から後方へ立ち上がるリブ54とを有する凹部51が形成され、前記凹部51が前記ランプ台座65に後方から覆われるものである。
この構成によれば、ライセンスランプ27を後尾フェンダ42の後方へ突出させるように配置する場合にも容易に対応できると共に、部品点数の増加に応じた補強部を後尾フェンダ42の上部(基端側)に形成でき、かつ凹部51及びその底壁52に追加したリブ54をランプ台座65で隠すことで見栄えを向上できる。
また、上記車体後部構造は、前記ライセンスランプ27から延びる配線27aが前記ランプ台座65内に収容され、この配線27aが上下に延びる前記リブ54に沿って前記後尾フェンダ42上方の車体側に導かれることで、ライセンスランプ27の配線27aを目立たなくして見栄えを向上できると共に、前記配線27aを新たな部品を設けることなく保持及び保護しながら車体側に導くことができる。
また、上記車体後部構造は、前記後尾フェンダ42における前記ライセンスランプ27よりも下方にライセンスプレートP用のプレート取り付け部49が設けられることで、後尾フェンダ42の後方へ突出させるように配置したライセンスランプ27によって、その下方のライセンスプレートPを効果的に照らし、ライセンスプレートPの被視認性をより一層向上できる。
また、上記車体後部構造は、前記後尾フェンダ42の上方に、前記ライセンスランプ27とは別体のテールランプ26を支持すると共に前記車体フレーム5に取り付けられるカバー基部41が一体形成され、前記ランプ台座65が、前記後尾フェンダ42と前記カバー基部41とに跨って取り付けられることで、ランプ台座65の取り付けによっても後尾フェンダ42を補強できる。
また、上記車体後部構造は、前記カバー基部41に、前記凹部51の側壁53及びリブ54と連続するように補強リブ61が形成されることで、後尾フェンダ42とカバー基部41とを高い剛性をもって一体化できる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、底壁52の前面側に後尾フェンダ42の上部を補強するリブ等を形成してもよい。また、底壁52に形成する補強部は凹凸の何れによって形成してもよい。さらに、前記補強部は上下に延びるものに限らず、上下、左右及び斜め方向に延びたり網目状をなすものであってもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 車体フレーム
22 後輪
26 テールランプ(第二灯火器)
27 ライセンスランプ(灯火器)
27a 配線
41 カバー基部(フェンダ基部)
42 後尾フェンダ
42a 最後面
49 プレート取り付け部
51 凹部
52 底壁
53 側壁
54 リブ(補強部)
61 補強リブ(第二補強部)
65 ランプ台座
66 後端壁
P ライセンスプレート

Claims (6)

  1. 車体フレーム(5)の後部に支持されて後輪(22)の上後方を覆うように下方へ延びる後尾フェンダ(42)と、前記後尾フェンダ(42)の上部後面側に支持される灯火器(27)とを備える鞍乗り型車両(1)の車体後部構造であって、
    前記後尾フェンダ(42)と別体をなして前記後尾フェンダ(42)と前記灯火器(27)との間に介設されるランプ台座(65)を備え、
    前記ランプ台座(65)が、前方に向けて開放する容器形状をなし、前記後尾フェンダ(42)から後方に向けて突出するように前記後尾フェンダ(42)に取り付けられ、このランプ台座(65)の後端壁(66)に前記灯火器(27)が取り付けられ、
    前記後尾フェンダ(42)の上部に、その最後面(42a)に対して前方に向けて変位する底壁(52)を有する凹部(51)が形成され、前記凹部(51)の底壁(52)に前記後尾フェンダ(42)の上部を補強する補強部(54)が形成され、前記補強部(54)が前記ランプ台座(65)に後方から覆われることを特徴とする鞍乗り型車両の車体後部構造。
  2. 前記凹部(51)の底壁(52)の後面側に、前記補強部(54)としてのリブ(54)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の車体後部構造。
  3. 前記灯火器(27)から延びる配線(27a)が前記ランプ台座(65)内に収容され、この配線(27a)が前記リブ(54)によって前記後尾フェンダ(42)上方の車体側に導かれることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の車体後部構造。
  4. 前記灯火器(27)はライセンスランプ(27)であり、前記後尾フェンダ(42)における前記ライセンスランプ(27)よりも下方にライセンスプレート取り付け部(49)が設けられることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の鞍乗り型車両の車体後部構造。
  5. 前記後尾フェンダ(42)の上方に、前記灯火器(27)とは別体の第二灯火器(26)を支持すると共に前記車体フレーム(5)に取り付けられるフェンダ基部(41)が一体形成され、前記ランプ台座(65)が、前記後尾フェンダ(42)と前記フェンダ基部(41)とに跨って取り付けられることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の鞍乗り型車両の車体後部構造。
  6. 前記フェンダ基部(41)に、前記凹部(51)の底壁(52)に形成した補強部(54)と連続するように第二補強部(61)が形成されることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両の車体後部構造。
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