JP2006178949A - コンピュータ生成ドキュメントにおけるデータの管理および使用 - Google Patents

Abstract

【課題】コンピュータ生成ドキュメントをいくつかのコンポーネントに分割し、コンポーネントが互いに明示的なリレーションシップを有する方法およびシステムを提供する。
【解決手段】リレーションシップ表現がドキュメントのコンポーネントについて生成される。ユーザは、コンポーネント間のリレーションシップをナビゲートすることにより、ドキュメントの性質およびそのコンポーネントを素早く理解し、およびユーザに重要であるドキュメントの特定の部分を探し出すことができる。加えて、ユーザは、ドキュメントの残りを別にして、ドキュメントを開くかまたは編集する必要なしに、ドキュメントの特定のコンポーネントを開き、編集し、かつ再利用することができる。
【選択図】図４

Description

本発明は、一般には、異なるコンピュータ生成ドキュメントに渡ってデータを管理することに関し、より詳細には、コンピュータ生成ドキュメントのコンポーネントの改善された管理および使用に関する。

本特許出願は、２００４年１２月２０日に出願した「File Formats, Methods, and Computer Program Products For Representing Documents」という名称の米国特許出願（整理番号６０００１．０４４１ＵＳ０１）、２００４年１２月２０日に出願した「File Formats, Methods, and Computer Program Products For Representing Presentations」という名称の米国特許出願（整理番号６０００１．０４４３ＵＳ０１）、および２００４年１２月２０日に出願した「File Formats, Methods, and Computer Program Products For Representing Workbooks」という名称の米国特許出願（整理番号６０００１．０４４７ＵＳ０１）に関し、ならびにこれらと共に出願され、これらのすべては本出願と同一の譲受人に譲渡される。前述の特許出願は、全体として、参照により明示的に本明細書に組み入れられる。

コンピュータ時代の到来とともに、コンピュータおよびソフトウェアのユーザは、ユーザフレンドリなソフトウェアアプリケーションに慣れてきており、これらのソフトウェアアプリケーションは、プレゼンテーションを書き表し、計算し、編成し、かつ準備し、電子メールを送信かつ受信し、音楽を作成するなどの役に立つ。例えば、現代の電子ワードプロセッシングアプリケーションは、様々な有用なドキュメントを用意することをユーザに可能にする。現代のスプレッドシートアプリケーションは、データを入力し、操作し、かつ編成することをユーザに可能にする。現代の電子スライドプレゼンテーションアプリケーションは、テキスト、ピクチャ、データまたは他の有用なオブジェクトを含んでいる様々なスライドプレゼンテーションを作成することをユーザに可能にする。

「Context Free Document Portions」、米国特許出願第１０／７３１９００号、２００３年１２月９日出願 「Context-Free Document Portions With Alternate Formats」、米国特許出願（整理番号６０００１．０４５３ＵＳＩ１、出願人案件番号３１０１５８．０１）

しかしながら、通常、このようなアプリケーションにより作成されたドキュメントは、ドキュメントの生成元であるアプリケーション以外のどんなアプリケーションでも使用することが困難であるという問題がある。

大部分のコンピュータ生成ドキュメントは、例えば、テキスト、テーブル、ピクチャ、挿入オブジェクトなど、情報またはデータの多数のストリームを含むが、通常、これらのドキュメントを生成するアプリケーションは、ドキュメントを個々の情報のストリームに分割しないという問題もある。

ユーザは、このようなドキュメントを、ドキュメントの生成元であるアプリケーション以外のアプリケーションを使用して、使用または処理することを望むことが多い。例えば、ユーザは、ドキュメントの一部を再利用すること、またはドキュメント全体を開く必要なしに、ドキュメントの一部に素早く変更を行うことを望むことが多い。特にこれは、協調環境において作業する複数のユーザに使用可能な共有コレクションにドキュメントが格納される場合の実情である。

本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、異なるアプリケーション型に渡ってデータを管理かつ使用するための、改善された方法およびシステムを提供することにある。

これらおよび他の考慮すべき事柄に関して、本発明がなされている。

本発明の実施形態は、コンピュータ生成ドキュメントをいくつかのデータのコンポーネントまたは部分に分割し、データのコンポーネントまたは部分が互いに明示的なリレーションシップを有するための方法およびシステムを提供することによって、上述および他の問題を解決する。ユーザは、データのコンポーネントまたは部分の間のリレーションシップをナビゲートして、ドキュメントの性質、ならびにドキュメントを構成するコンポーネントおよびデータを素早く理解することができる。ユーザに興味深いドキュメントの特定のコンポーネントまたは部分を、容易に探し出すことができる。加えて、ユーザは、ドキュメントの残りと別に、およびドキュメントを開くまたは編集する必要がなく、ドキュメントの特定の部分を開き、編集し、かつ再利用することができる。

本発明を特徴付けるこれらおよび他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読むこと、および関連する図面を精査することから明らかになるであろう。前述の全体的な説明および以下の詳細な説明は、例示的および説明のためのものでしかなく、および主張する本発明を制限しないことを理解されたい。

簡潔に上述したように、本発明の実施形態は、ドキュメントの構成を素早く決定することをユーザに可能にするために、および互いに独立にドキュメントのコンポーネントの処理および再利用を可能にするために、コンピュータ生成ドキュメントをデータまたは他のコンテンツのいくつかのコンポーネントまたは部分に分割するための、およびドキュメントのコンポーネントの各々の間のリレーションシップを確立するための方法およびシステムを対象とする。本発明の精神または範囲から逸脱することなく、これらの実施形態を結合することができ、他の実施形態を利用することができ、および構造的な変更を行うことができる。したがって、以下の詳細な説明は、限定の意味において解釈されるべきではなく、および本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物により定義される。

いくつかの図を通じて同一の番号が同一の要素を示す図面を参照して、本発明の態様および例示的処理環境を説明する。図１および以下の説明は、本発明を実施することができる適切なコンピューティング環境の簡潔な全体的な説明を提供するように意図される。本発明を、パーソナルコンピュータ上のオペレーティングシステム上で実行するアプリケーションプログラムと共同して実行されるプログラムモジュールの一般的な文脈において説明するが、さらに本発明を、他のプログラムモジュールと結合して実装することができることを、当業者は理解するであろう。

一般に、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造体、および特定のタスクを実行するまたは特定の抽象データ型を実装する他の型の構造を含む。さらに、本発明を、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサに基づくまたはプログラム可能な家庭用電化製品、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含む他のコンピュータシステム構成により実施することができることを、当業者は理解するであろう。さらに本発明を、この環境では、通信ネットワークを介してリンクされるリモート処理デバイスによりタスクが実行される分散コンピューティング環境において実施することができる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、ローカルとリモートとの両方のメモリストレージデバイスに配置することができる。

図１を参照すると、本発明の様々な実施形態を実行するためのパーソナルコンピュータ２についての例示的アーキテクチャを説明する。図１に示すコンピュータアーキテクチャは、中央処理装置４（「ＣＰＵ」）、ランダムアクセスメモリ８（「ＲＡＭ」）および読み取り専用メモリ（「ＲＯＭ」）１０を含むシステムメモリ６、ならびにメモリをＣＰＵ４に連結するシステムバス１２を含む、従来のパーソナルコンピュータを例示する。基本入出力システムは、起動中など、コンピュータ内の要素の間で情報を転送するのに役立つ基本ルーチンを含み、ＲＯＭ１０に格納される。さらにパーソナルコンピュータ２は、オペレーティングシステム１６、アプリケーションプログラム２０５などのアプリケーションプログラム、およびデータを格納するための、大容量ストレージデバイス１４を含む。

大容量ストレージデバイス１４は、バス１２に接続された大容量ストレージコントローラ（図示せず）を介して、ＣＰＵ４に接続される。大容量ストレージデバイス１４および大容量ストレージデバイス１４に関連付けられたコンピュータ読取可能な媒体は、パーソナルコンピュータ２に不揮発性ストレージを提供する。本明細書に含まれるコンピュータ読取可能な媒体の説明は、ハードディスクまたはＣＤ−ＲＯＭドライブなど、大容量ストレージデバイスを引用するが、コンピュータ読取可能な媒体を、パーソナルコンピュータ２によりアクセスすることができるいかなる使用可能な媒体にすることもできることを、当業者は理解すべきである。

一例として、限定ではなく、コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータストレージメディアおよび通信媒体を含むことができる。コンピュータストレージメディアは、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を格納するためのいずれかの方法または技術において実施される、揮発性および不揮発性、取外し可能なおよび固定の媒体を含む。限定されないが、コンピュータストレージメディアは、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリもしくは他の固体素子のメモリ技術、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤもしくは他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、所望の情報を格納するために使用することができ、およびコンピュータによりアクセスすることができる他のあらゆる他の媒体を含む。

本発明の様々な実施形態にかかるパーソナルコンピュータ２は、インターネットなど、ＴＣＰ／ＩＰネットワーク１８を介したリモートコンピュータへの論理接続を使用した、ネットワーク化された環境において動作することができる。パーソナルコンピュータ２は、バス１２に接続されたネットワークインターフェイスユニット２０を介して、ＴＣＰ／ＩＰネットワーク１８に接続することができる。さらにネットワークインターフェイスユニット２０を利用して、他の種類のネットワークおよびリモートコンピュータシステムに接続することができることを理解すべきである。さらにパーソナルコンピュータ２は、キーボードまたはマウス（図示せず）を含む、いくつかのデバイスから入力を受信かつ処理するための入出力コントローラ２２を含むことができる。同様に、入出力コントローラ２２は、表示画面、プリンタ、または他の種類の出力装置に出力を提供することができる。

簡潔に上述したように、いくつかのプログラムモジュールおよびデータファイルは、パーソナルコンピュータ２の大容量ストレージデバイス１４およびＲＡＭ８に格納され、ワシントン州レッドモンドの本願発明の特許出願人からのＷＩＮＤＯＷＳ（登録商標）オペレーティングシステムなど、ネットワーク化されたパーソナルコンピュータの処理をコントロールするために適切なオペレーティングシステム１６を含むことができる。さらに、大容量ストレージデバイス１４およびＲＡＭ８は、１つまたは複数のアプリケーションプログラムを格納することができる。特に、大容量ストレージデバイス１４およびＲＡＭ８は、様々な機能をユーザに提供するためのアプリケーションプログラム２０５を格納することができる。例えば、アプリケーションプログラム２０５は、ワードプロセッシングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、デスクトップパブリッシングアプリケーションなどの多くの種類のプログラムを含むことができる。本発明の一実施形態にかかるアプリケーションプログラム２０５は、いくつかの異なるソフトウェアアプリケーションからの機能を提供するための多機能ソフトウェアアプリケーションスイートを含む。アプリケーションスイート２０５になることがある個々のプログラムモジュールのいくつかは、ワードプロセッシングアプリケーション１２５、スライドプレゼンテーションアプリケーション１３５、スプレッドシートアプリケーション１４０、およびデータベースアプリケーション１４５を含む。このような多機能アプリケーションスイート２０５の例は、本願発明の特許出願人により製造されたＯＦＦＩＣＥである。図１に例示する他のソフトウェアアプリケーションは、電子メールアプリケーション１３０を含む。

図２は、本発明の実施形態にかかるテキストオブジェクト、スプレッドシートオブジェクト、およびスライドプレゼンテーションオブジェクトを有するワードプロセッシングドキュメントを例示する、簡易化されたブロック図である。図２に示すように、例えば、ワードプロセッシングドキュメント２２０は、組織の販売部長に対するメモを例示し、およびドキュメントは、様々なコンポーネントを含む。例えば、図２に例示するドキュメントは、２つのテキストコンポーネント２２５、スプレッドシートコンポーネント２３５、およびスライドプレゼンテーションコンポーネント２４０を含む。当業者により理解されるべきであるが、図２に例示するドキュメントは、例のためでしかなく、および本発明の処理または範囲の限定となるように意図されない。本発明の実施形態を、様々なドキュメントオブジェクトを含む膨大な数のコンピュータ生成ドキュメントに関して利用することができることを理解されよう。

図２を参照すると、ドキュメント２２０は、様々なコンポーネントで構成されている複合ドキュメントを表し、これらのコンポーネントの各々を、異なるフォーマット型に従って生成することができ、およびこれらのコンポーネントの各々は、いくつかの適用されたプロパティを有することができる。例えば、ドキュメント２２０は、ワードプロセッシングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、スライドプレゼンテーションアプリケーション、テキスト編集アプリケーションなどにより生成することができるテキストオブジェクト２２５を含む。スプレッドシートオブジェクトまたはコンポーネント２３５は、別個のスプレッドシートドキュメントからワードプロセッシングドキュメント２２０に埋め込まれているチャート、他のスプレッドシートリスト、またはテーブルを表す。スライドプレゼンテーションオブジェクトまたはコンポーネント２４０は、スライドプレゼンテーションアプリケーションドキュメントからワードプロセッシングドキュメントに埋め込まれているオブジェクトである。

図２に例示するワードプロセッシングドキュメントに埋め込まれた別個のコンポーネントの各々は、別個のソフトウェアアプリケーションにより生成されている場合がある。したがって、コンポーネントの各々は、生成元であるアプリケーションとは異なるアプリケーションに関連付けられた、異なるフォーマット型を有する場合がある。さらに、いくつかの異なるフォーマットプロパティを、例えば、スタイル、リスト型およびフォントを、ドキュメントのオブジェクトまたはコンポーネントの各々に、それぞれの生成アプリケーションによって適用することができる。

図３は、ソフトウェアアプリケーションと、ドキュメントのコンポーネント間のリレーションシップを示すファイルコンテナとの間のリレーションシップを例示する、簡易化されたブロック図である。本発明の実施形態にかかる、図２に例示するワードプロセッシングドキュメントなど、コンピュータ生成プログラム２２０は、ドキュメントを構成する個々の断片またはコンポーネントに分割され、およびドキュメントを構成する様々なコンポーネントまたは断片の各々は、メインファイルコンテナにおいて別個のコンポーネントとして格納される。

図３に例示するように、図２に例示するワードプロセッシングドキュメント２２０などのドキュメントのコンポーネントを含むメインファイルコンテナ３００と関連して動作するための、マルチアプリケーションソフトウェアスイート２０５を例示する。マルチアプリケーションソフトウェアスイート２０５は、いくつかの異なるアプリケーションを、例えば、ワードプロセッシングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、スライドプレゼンテーションアプリケーション、データベースアプリケーションなどを含むことができる。

簡潔に上述したように、図２に例示するドキュメント２２０など、ドキュメントが、本発明の実施形態にかかるコンポーネントのコレクションとして、まとめられかつ表示される場合、ドキュメントの各々のコンポーネントは、例えば、テキストオブジェクト、スプレッドシートオブジェクト、スライドプレゼンテーションオブジェクト、フォーマットオブジェクトなどは、メインファイルコンテナ３００に格納される個々のコンポーネントに分離される。本発明の一実施形態にかかるメインファイルコンテナ３００を、ｚｉｐファイルの形式にすることができる。したがって、単一のモノリシックエンティティとして格納されるドキュメントのコンポーネントのすべてを有するのではなく、ドキュメントは、ドキュメントを構成する別個のコンポーネントに分割され、コンポーネントの各々は、互いとの明示的なリレーションシップを有する。図３に例示するように、フォーマットプロパティオブジェクト２４５、スプレッドシートコンポーネントまたはオブジェクト２３５、スライドプレゼンテーションコンポーネントまたはオブジェクト２４０、およびテキストコンポーネント２２５とのリレーションシップを有するワードプロセッシングドキュメント２２０を例示する。

本明細書において説明するように、ドキュメントのコンポーネント間のリレーションシップは、ドキュメントにおける２つの特定のコンポーネント間の接続を定義する。一方のコンポーネントは、リレーションシップの「ソース」として知られ、およびもう一方のコンポーネントは、リレーションシップの「ターゲット」として知られる。リレーションシップは特定の「型」を有し、型は、リレーションシップがドキュメントにおいて果たす役割を説明する（例えば、あるリレーションシップ型を使用して、チャートをテキストの段落に接続することができる）。ドキュメントのコンポーネント間のリレーションシップの例は、もう一方の方向と同じくらい容易に、一方の方向にトラバースすることが可能である双方向リレーションシップを含む。このような双方向リレーションシップは、ソースコンポーネントとターゲットコンポーネントとの間の区別を除くことができる。コンポーネント間のリレーションシップの他の例は、複数のターゲットまたは複数のソースを考慮する。リレーションシップの他の例は、ドキュメントの外部に格納されたコンポーネントをポイントするリレーションシップを含む（例えば、ウェブサーバ上に格納されたピクチャとのリレーションシップを有するワードプロセッシングドキュメント）。他のリレーションシップは、追加のデータ（単なるソース、ターゲットおよび型以外）を伝えるリレーションシップを含む。このような「追加のデータ」の一例は、特定のリレーションシップへの曖昧でない参照を可能にする一意的な識別子を含む。さらにリレーションシップの他の例は、他のリレーションシップをポイントする。リレーションシップの他の例は、それらがポイントするターゲットコンポーネントの「サブコンポーネント」または「サブセット」についてのデータを伝え、例えば、単なる「スプレッドシートＡＢＣ」の代わりに「スプレッドシートＡＢＣのセルＢ３」をポイントするリレーションシップである。

与えられたドキュメントのコンポーネントに関連付けられたコンポーネント「型」は、ドキュメントのコンポーネント間のリレーションシップをナビゲートする場合、ドキュメントの、あるコンポーネントを効率的に発見することを考慮する。上述のように、リレーションシップ「型」は、特定のコンポーネントのコンテンツの型を識別しない代わりに、リレーションシップ型は、与えられたコンポーネントの親コンポーネントがどのようにそのコンポーネントを使用するかを識別する。すなわち、実際にコンポーネントを識別するのは、コンポーネントのコンテンツ型である。例えば、ドキュメントのイメージコンポーネントに対して、リレーションシップ型を「イメージ」にすることができるが、コンポーネントに関連付けられたコンテンツ型を「ＪＰＥＧ」または「ＧＩＦ」にすることができる。

図３に例示するように、本発明の実施形態にかかる、個々のコンポーネントのコレクションとしてドキュメントをまとめることにより、メインドキュメント２２０の生成元である特定のアプリケーションの外部の個々のコンポーネントの操作および処理を考慮する。例えば、図２に例示する実施例のドキュメント２２０は、ワードプロセッシングドキュメントであるが、本発明の実施形態にかかる、ワードプロセッシングドキュメントのコンポーネントを、望むとおりに、他のアプリケーションによりアクセスかつ管理または操作することができる。例えば、ユーザは、ワードプロセッシングドキュメント２２０のコンポーネント、およびそれらのコンポーネントの間のリレーションシップを公開するために、メインファイルコンテナ３００を選択することができる。ユーザがスプレッドシートコンポーネント２３５に変更を行うことを望む場合、ユーザは、例えば、データと、スプレッドシートコンポーネントに適用されたプレゼンテーションプロパティとに編集を行うために、スプレッドシートアプリケーションを使用して、スプレッドシートコンポーネント２３５を起動することができる。同様に、ユーザ／編集者は、例えば、スライドプレゼンテーションに変更を行うために、スライドプレゼンテーションアプリケーションを使用して、スライドプレゼンテーションコンポーネント２４０を開くことができる。同じく、メインドキュメント２２０のテキストコンポーネントに変更を行うために、ワードプロセッシングアプリケーション、テキスト編集アプリケーションなどを使用して、テキストコンポーネント２２５を開くことができる。加えて、他のオブジェクトに、例えば、フォーマットプロパティオブジェクト２４５に、それらのプロパティの個々の処理または操作を可能にするために、アクセスすることができる。

加えて、ちょうどメインドキュメントの別個のコンポーネントの各々を開き、操作し、またはそうでない場合に処理することができるように、コンポーネントの各々を、同様に他のアプリケーションドキュメントにおいて再利用することができる。例えば、スプレッドシートコンポーネント２３５を、異なるドキュメントに使用することが望まれる場合、そのコンポーネントは、異なるドキュメントにより容易にアクセスかつコピーされ、またはさもなければ異なるドキュメントに関連付けることができる。

特に、本発明のこれらの実施形態は、協調作業環境に対して有用である。例えば、ワードプロセッシングドキュメント２２０が販売組織の会社の副社長により生成されている場合、埋め込まれたオブジェクトの各々を、例えば、売上チャートオブジェクト２３５およびスライドプレゼンテーション図表２４０を、メインドキュメント２２０から切り離して、その組織の従業員により生成することができる。これらの生成オブジェクトの各々は、大きな組織におけるサーバなど、共有ワークスペース上で保持された別個のドキュメントの一部とすることができる。したがって、ドキュメントを構成する個々のコンポーネントの作者／編集者は、編集または変更を行うために、これらのコンポーネントにアクセスすることができる。

例えば、ワードプロセッシングドキュメント２２０の作者／編集者が、スライドプレゼンテーション図表オブジェクト２４０を、折れ線グラフではなく円グラフとして提供することを望むと仮定する。本発明の実施形態にかかる、ワードプロセッシングドキュメント２２０の作者／編集者、または、オブジェクト２４０の生成元である別の人物は、別個のアプリケーションを使用してオブジェクト２４０を起動することができ、およびオブジェクト２４０に変更を行い、オブジェクトのプレゼンテーションが折れ線グラフフォーマットとは対照的に円グラフフォーマットであるようにすることができる。メインドキュメント２２０がスライドプレゼンテーションオブジェクトと明示的なリレーションシップを有するので、およびメインドキュメント２２０がスライドプレゼンテーションコンポーネントまたはオブジェクト２４０をポイントするので、本発明の実施形態にかかるワードプロセッシングドキュメント２２０が次に起動されると、スライドプレゼンテーション図表オブジェクト２４０は、図２に例示する折れ線グラフではなく円グラフとして、ワードプロセッシングドキュメント２２０に提供されるようになる。したがって、協調作業環境またはチームの異なるメンバーは、個々のまたは全体的な変更をこれらのコンポーネントに行うために、与えられたドキュメントの異なるコンポーネントにアクセスすることができる。

さらに、個々のコンポーネントを開き、利用し、かつ編集する能力は、重要である。なぜならば、メインドキュメントが、例えば、ワードプロセッシングドキュメント２２０が、拡張可能マークアップ言語（ＸＭＬ）など、高度に構造化されたフォーマット言語によりフォーマットを作成される場合があるからである。例えば、メインドキュメントの作者／編集者は、複合ＸＭＬマークアップ構造をワードプロセッシングドキュメント２２０に適用している場合がある。本発明の実施形態にかかるドキュメントのコンポーネントの各々は、メインドキュメントを開き、およびメインドキュメントの高度に構造化された性質に対して潜在的にエラーを持ち込むまたはさもなければ変更することなく、アクセスおよび編集されることが可能である。

簡潔に上述したように、本発明の実施形態にかかるドキュメント２２０は、ドキュメントを構成するコンポーネントおよびオブジェクトのコレクションとしてまとめられ、かつ格納され、およびコンポーネントの各々の間の明示的なリレーションシップが生成される。与えられたドキュメントを構成するコンポーネントの各々は、「一列に」メインドキュメントに挿入されるのではない。そうではなく、メインドキュメントは、メインドキュメントを構成する個々のコンポーネントのロケーションをポイントする。理解すべきであるが、メインドキュメントのコンポーネントの各々は、メインドキュメントから独立して配置し、かつ格納することができる。特に、これは協調作業環境における場合であり、この環境では、メインドキュメントの異なるコンポーネントの異なるユーザは、互いから距離を置くことができる。例えば、メインドキュメントを、イントラネットなどの分散コンピューティング環境において、またはインターネットのコンポーネントを介して動作するコンピュータ上で生成かつ格納することができる。したがって、スプレッドシートコンポーネント２３５は、分散コンピューティング環境にわたってワードプロセッシングドキュメント２２０によりアクセス可能なコンピューティングサーバ上に配置することができる。したがって、ワードプロセッシングドキュメント２２０は、格納されたロケーションにおいてスプレッドシートコンポーネント２３５をポイントすることができる。同様に、ドキュメントの他のコンポーネントの各々を、別個に格納することができ、およびワードプロセッシングドキュメントによりポイントすることができる。

本発明の実施形態にかかるドキュメントのコンポーネントを、それらのネイティブフォーマットにおいてコンテナに格納することができる。例えば、与えられたコンポーネントは、バイナリフォーマット、ハイパーテキストマークアップ言語（ＨＴＭＬ）フォーマット、リッチテキストフォーマット（ＲＴＦ）などにより作成されている場合がある。情報をこのような各コンポーネントに関連付けて、メインドキュメントを生成および／または編集するために使用されたアプリケーション２０５に、個々のコンポーネントに関連付けられたフォーマットを通知して、アプリケーション２０５がコンポーネントをそれらのネイティブフォーマットに従って処理し、または、必要に応じてコンポーネントを適切なフォーマットに変換することができるようにすることができる。コンピュータ生成ドキュメントにおける様々なファイルフォーマットのドキュメント部分の利用の詳細な説明については、本明細書で十分に提示されているかのように、参照により本明細書に組み込まれるものを参照されたい（例えば、特許文献１および特許文献２参照）。

本発明の実施形態にかかる、メインドキュメントが表示または編集のために起動されると、ポイントされたコンポーネントの各々がメインドキュメントと共にマージされて、メインドキュメントを表示かつ編集することを可能にする。ちょうどコンポーネントの各々を別個にアクセスかつ編集することができるように、これらのコンポーネントの各々をメインドキュメントの一部として編集することができ、およびメインドキュメントにおいて行われた個々のコンポーネントへの編集または変更は、編集がメインドキュメントに行われると、これらの個々のコンポーネントのライブアップデートのために、個々のコンポーネントに元に伝えることができる。

簡潔に上述したように、メインドキュメントが別個のコンポーネントのコレクションとして生成かつ保存されると、コンポーネントの各々の間、およびコンポーネントとメインドキュメントとの間の明示的なリレーションシップが、リレーションシップ表現において確立される。図４は、本発明の実施形態にかかるドキュメントのコンポーネント間の明示的なリレーションシップを例示する、簡易化されたブロック図である。理解すべきであるが、図４に例示する階層リレーションシップ表現は、図３に例示するメインファイルコンテナ３００において例示されたリレーションシップのような、メインドキュメントのコンポーネント間のリレーションシップの、より複雑な表現である。

図４を参照すると、メインドキュメントコンテナ４００は、一実施例のスライドプレゼンテーションドキュメントのコンポーネント間のリレーションシップを表現するために例示される。メインドキュメントコンテナ４００は、ドキュメントプロパティフィールドおよびスタートポイントフィールドを含む。当業者により理解されるべきであるが、メインドキュメントコンテナは、メインドキュメントコンテナに関連付けられた様々なオブジェクトに、メインドキュメントコンテナを関係付けるための、様々な他のフィールドを含むことができる。メインドキュメントコンテナ４００のスタートポイントフィールドとのリレーションシップを、スライドプレゼンテーションオブジェクト４１５に示す。スライドプレゼンテーションオブジェクトでは、第１のリレーションシップフィールドは、スライドオブジェクト４２０にナビゲートする。スライドオブジェクト４２０を、拡張可能マークアップ言語に関連付けられたフォーマット型を有して示す。スライドオブジェクト４２０のリレーションシップフィールドは、スライドオブジェクト４２０のレイアウトに関連付けられたフォーマット型およびフォーマットプロパティの識別のためのフィールドを示す、スライドレイアウトオブジェクト４２５にマップする。

スライドオブジェクト４２０は、スライドオブジェクト４２０を第２のスライドオブジェクト４３０にマップするリレーションシップフィールドを含む。第２のスライドオブジェクト４３０を、ハイパーテキストマークアップ言語に関連付けられたフォーマット型を有して例示する。加えて、スライドオブジェクト４３０におけるリレーションシップフィールドは、テキストファイルオブジェクト４３５に対してポイントまたはマップする。メインドキュメントコンテナ４００に戻って参照すると、メインドキュメントコンテナ４００のドキュメントプロパティフィールドは、拡張可能マークアップ言語に関連付けられたドキュメントフォーマット型を示すドキュメントプロパティオブジェクト４１０をポイントする。

図４に例示するように、実施例のスライドプレゼンテーションドキュメントは、ドキュメントを構成する個々のコンポーネントおよびプロパティオブジェクトに分割されている。本発明の実施形態にかかるメインドキュメントコンテナ４００が起動されると、メインドキュメントコンテナのコンポーネントの各々を、例示されたこれらのコンポーネントとの明示的なリレーションシップとともに見ることができる。したがって、ユーザは、メインドキュメントコンテナのコンポーネントの階層表現をナビゲートして、コンポーネントの識別および性質を素早く知り、コンポーネントを編集するために、または別個のドキュメントにおいてコンポーネントを再利用するために、個々のコンポーネントにアクセスすることができる。図３を参照して上述したように、個々のコンポーネントの各々を、望むとおりに、他のアプリケーションによりアクセスすることができる。

ドキュメントのコンポーネント間の明示的な階層リレーションシップのために、ユーザは、いかなる個々のコンポーネントに行われた変更の性質をも素早く理解することができる。例えば、図４に例示する構造を素早く見直すことから、ユーザは、第１のスライドオブジェクト４２０に関連付けられたレイアウトへの変更に影響を及ぼすために、ユーザが変更に影響を及ぼすスライドレイアウトオブジェクト４２５にアクセスすることができることを、知ることができる。例えば、スライドオブジェクト４２０に含まれたテキストまたはイメージのフォントを編集する必要がある場合、ユーザは、スライドレイアウトに関連付けられたフォントプロパティに変更を行うために、スライドレイアウトオブジェクト４２５に素早くナビゲートすることができる。

同様に、ユーザが第２のスライドオブジェクトまたはコンポーネント４３０に関連付けられたテキストファイルに変更を行うことを望む場合、ユーザは、階層リレーションシップ表現を素早くナビゲートして、テキストファイルオブジェクトまたはコンポーネント４３５が第２のスライドオブジェクトまたはコンポーネント４３０に明示的に関係付けられることを決定することができる。ワードプロセッシングアプリケーションまたはテキスト編集アプリケーションを使用して、ユーザは、テキストファイルオブジェクトまたはコンポーネント４３５を起動して、テキストファイルに変更を行うことができる。ドキュメントコンテナ４００に関連付けられたメインドキュメントが、例えば、スライドプレゼンテーションドキュメントが後に起動された後、テキストコンポーネント４３５に行われた変更は、関係するスライドコンポーネント４３０において自動的に持続される。したがって、テキストファイルオブジェクトまたはコンポーネント４３５の編集者は、テキストファイルが関連付けられるスライドオブジェクト４３０の構造を変更せずに、テキストファイルへの変更に影響を及ぼしている。

本明細書において説明するように、本発明の実施形態は、ドキュメントを構成する個々のコンポーネントにコンピュータ生成ドキュメントを解析することを有する。個々のコンポーネントの各々は、メインファイルコンテナにより、格納、保持またはポイントされ、メインファイルコンテナでは、関連付けられたドキュメントのコンポーネントの各々の間の明示的なリレーションシップを示す階層リレーションシップ表現を保持する。本発明の範囲または精神から逸脱することなく、様々な修正または変形形態を本発明において作成することができることは、当業者に明らかになるであろう。本発明の他の実施形態は、本明細書において開示された本発明の明細書および実施の検討から、当業者に明らかになるであろう。

本発明の実施形態について例示的処理環境を提供するパーソナルコンピュータのアーキテクチャを示すブロック図である。 本発明の実施形態にかかる、テキストオブジェクト、スプレッドシートオブジェクト、およびスライドプレゼンテーションオブジェクトを有するワードプロセッシングドキュメントを例示する、簡易化されたブロック図である。 本発明の実施形態にかかる、ソフトウェアアプリケーションと、ドキュメントのコンポーネント間のリレーションシップを示すファイルコンテナとの間のリレーションシップを例示する、簡易化されたブロック図である。 本発明の実施形態にかかるドキュメントのコンポーネント間の明示的なリレーションシップを例示する、簡易化されたブロック図である。

符号の説明

４００ メインドキュメントコンテナ
４１０ ドキュメントプロパティ
４１５ スライドプレゼンテーション
４２０ スライド
４２５ スライドレイアウト
４３０ スライド２
４３５ テキストファイル

Claims (20)

1. ドキュメントの複数のコンポーネントを、電子ドキュメントコンテナにおいて別個のコンポーネントのコレクションとしてまとめるステップと、
   １つまたは複数のコンポーネントの各々が他のコンポーネントにどのように関係するかを示す、前記ドキュメントのリレーションシップ表現を生成するステップと、
   前記別個のコンポーネントのコレクションにある関係するコンポーネント間のリンクを、前記関係するコンポーネント間のリレーションシップにより確立するステップと、
   前記電子ドキュメントコンテナを選択すると、前記コンポーネントのコレクションの視覚的表現を提供し、前記コンポーネントのコレクションの各コンポーネントが前記コンポーネントのコレクションの他のコンポーネントにどのように関係するかの視覚的表現を提供するステップと
   を備えた、コンピュータ生成ドキュメントのコンポーネントを管理する方法。
2. 前記コンポーネントのコレクションの視覚的表現から前記ドキュメントの１つのコンポーネントの視覚的表現を選択すると、前記ドキュメントの１つのコンポーネントの選択された視覚的表現に関連付けられたドキュメントのコンポーネントへのアクセスを提供するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記選択された視覚的表現に関連付けられたドキュメントのコンポーネントへのアクセスを提供するステップは、前記ドキュメントの他のコンポーネントを別にして、前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントの操作を可能にするために、前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントを起動するステップを含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントの操作を可能にするステップは、前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントの編集を可能にするステップを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
5. 前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントの操作を可能にするステップは、前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントを、異なるドキュメントにコピーすることを可能にするステップを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
6. 前記ドキュメントを起動すると、前記ドキュメントのコンポーネントの各々の間のリレーションシップにより、前記ドキュメントを提示するために前記ドキュメントのコンポーネントのコレクションをマージするステップをさらに備えたことを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. ドキュメントの複数のコンポーネントを、電子ドキュメントコンテナにおいて別個のコンポーネントのコレクションとしてまとめるステップは、前記ドキュメントを、１つまたは複数の別個の実行可能コンポーネントとしてまとめるステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. ドキュメントの複数のコンポーネントを、電子ドキュメントコンテナにおいて別個のコンポーネントのコレクションとしてまとめるステップは、前記ドキュメントを、１つまたは複数のデータオブジェクトとしてまとめるステップを含むことを特徴とする請求項７に記載の方法。
9. ドキュメントの複数のコンポーネントを、電子ドキュメントコンテナにおいて別個のコンポーネントのコレクションとしてまとめるステップは、前記ドキュメントを、１つまたは複数のフォーマットプロパティオブジェクトとしてまとめるステップを含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. ドキュメントの複数のコンポーネントを、電子ドキュメントコンテナにおいて別個のコンポーネントのコレクションとしてまとめるステップは、前記コンポーネントのコレクションをｚｉｐフォーマットファイルにおいてまとめるステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
11. ドキュメントを、前記ドキュメントを構成する複数のコンポーネントに分割するステップと、
    前記ドキュメントのコンポーネントの各々を、電子ドキュメントコンテナにおいてまとめるステップと、
    前記ドキュメントの１つまたは複数のコンポーネントの各々が前記ドキュメントの他のコンポーネントにどのように関係するかを示す前記ドキュメントのコンポーネント間のリレーションシップを表現するステップと、
    前記ドキュメントを起動すると、前記ドキュメントのコンポーネントの各々の間のリレーションシップにより、前記ドキュメントのコンポーネントの各々をマージするステップと
    を備えた、コンピュータ生成ドキュメントのコンポーネントを管理する方法。
12. 前記ドキュメントの１つまたは複数のコンポーネントの各々が前記ドキュメントの他のコンポーネントにどのように関係するかを示す前記ドキュメントのコンポーネントの間のリレーションシップを表現するステップは、前記ドキュメントの各コンポーネント間のリンクを、前記ドキュメントの各コンポーネント間のリレーションシップにより確立するステップを含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
13. 前記ドキュメントの１つまたは複数のコンポーネントを、前記ドキュメントの他のコンポーネントから分離して、１つまたは複数のロケーションに格納するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
14. 前記電子ドキュメントコンテナにおいてまとめられたドキュメントの１つのコンポーネントを選択すると、前記選択されたコンポーネントを起動して、前記ドキュメントの他のコンポーネントを別にして、前記選択されたコンポーネントの編集を可能にするステップをさらに備えたことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
15. コンピュータにより実行されると、コンピュータ生成ドキュメントのコンポーネントを管理する方法を実行するコンピュータ実行可能命令を格納しているコンピュータ読取可能な媒体であって、
    ドキュメントの複数のコンポーネントを、電子ドキュメントコンテナにおいて別個のコンポーネントのコレクションとしてまとめるステップと、
    １つまたは複数のコンポーネントの各々が他のコンポーネントにどのように関係するかを示す前記ドキュメントのリレーションシップ表現を生成するステップと、
    前記別個のコンポーネントのコレクションにある関係するコンポーネント間のリンクを、前記関係するコンポーネント間のリレーションシップにより確立するステップと、
    前記電子ドキュメントコンテナを選択すると、前記コンポーネントのコレクションの視覚的表現を提供し、および前記コンポーネントのコレクションの各コンポーネントが前記コンポーネントのコレクションの他のコンポーネントにどのように関係するかの視覚的表現を提供するステップと
    を備えたことを特徴とするコンピュータ読取可能な媒体。
16. 前記コンポーネントのコレクションの視覚的表現から前記ドキュメントの１つのコンポーネントの視覚的表現を選択すると、前記ドキュメントの１つのコンポーネントの選択された視覚的表現に関連付けられたドキュメントのコンポーネントへのアクセスを提供するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
17. 前記選択された視覚的表現に関連付けられたドキュメントのコンポーネントへのアクセスを提供するステップは、前記ドキュメントの他のコンポーネントを別にして、前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントの操作を可能にするために、前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントを起動するステップを含むことを特徴とする請求項１６に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
18. 前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントの操作を可能にするステップは、前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントの編集を可能にするステップを含むことを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
19. 前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントの操作を可能にするステップは、前記選択された視覚的表現に関連付けられた選択されたコンポーネントを、異なるドキュメントにコピーすることを可能にするステップを含むことを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
20. 前記ドキュメントを起動すると、前記ドキュメントのコンポーネントの各々の間のリレーションシップにより、前記ドキュメントを提示するために、前記ドキュメントのコンポーネントのコレクションをマージするステップをさらに備えたことを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
    

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